JPH0753185B2 - 陸上競技場における縁石の取付構造 - Google Patents

陸上競技場における縁石の取付構造

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JPH0753185B2
JPH0753185B2 JP3266949A JP26694991A JPH0753185B2 JP H0753185 B2 JPH0753185 B2 JP H0753185B2 JP 3266949 A JP3266949 A JP 3266949A JP 26694991 A JP26694991 A JP 26694991A JP H0753185 B2 JPH0753185 B2 JP H0753185B2
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泰一 斎藤
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    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03FSEWERS; CESSPOOLS
    • E03F5/00Sewerage structures
    • E03F5/04Gullies inlets, road sinks, floor drains with or without odour seals or sediment traps
    • E03F2005/0412Gullies inlets, road sinks, floor drains with or without odour seals or sediment traps with means for adjusting their position with respect to the surrounding surface
    • E03F2005/0413Gullies inlets, road sinks, floor drains with or without odour seals or sediment traps with means for adjusting their position with respect to the surrounding surface for height adjustment

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  • Road Paving Structures (AREA)
  • Sewage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陸上競技場において、
走路とインフィールドとの境界部分に沿って設ける縁石
の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、陸上競技場における縁石
は、競技状の検定を受けるための測定定規として設ける
ものであり、公式陸上競技場としての認定を受けるため
には、走路の表面から縁石までの高さが規定値に設定さ
れていなければならず、高精度で縁石を設置する必要が
ある。また、サッカーやラグビー或いは走り高跳び等の
フィールド競技を当該陸上競技場において行う場合に
は、競技者がトラックを越えてインフィールド内に入る
際に縁石が邪魔になるため、必要に応じて縁石の取外し
を行えることが望ましい。これらの点に鑑みて、取外し
の可能な縁石の取付構造が種々提案されている。例えば
実開昭61−71605号公報においては、地中に埋設
された雌ネジソケットに、スタットボルトや支柱等を介
して縁石を取外し可能に固定する構成が開示されてお
り、この考案は、要求される精度を正確に長期間保持で
きる有用なものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記考
案においては、縁石の取付け及び取外し作業時に、多数
のボルトやナットの操作を行わなければならない点で、
縁石の取付け或いは取外し作業に多大な労力を要してい
た。また、縁石を取り外した場合には、取り外した縁石
を倉庫等の収納場所まで運び、縁石を取り付ける場合に
は、再び収納場所から縁石を運び出さなければならず、
これらの作業に多くの労力を要すると共に、キャリヤカ
ー等による運搬作業時に縁石が傷つくこともあり、しか
も取り外した縁石を一時的に収納するための十分なスペ
ースの確保が必要となる。そこで、縁石の取付け及び取
外し作業を容易に行うことができると共に、取り外した
縁石の収納作業および収納された縁石の取出し作業に要
する労力を極力減少させることができ、且つ運搬作業時
に縁石が損傷を受ける危険性を小ならしめ、しかも、取
り外した縁石を収納するために別途収納スペースを設け
る必要がない、陸上競技場における縁石の取付構造の開
発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、走路とインフィールドとの境界部分の下
方に埋設した排水用側溝(2)の流入部に下部を連通せ
しめて上部を地表に開口せしめた空隙部(3)と、上記
空隙部(3)よりも短い幅で、複数の支持体(9)を下
面に垂設した長尺な縁石(1)と、上記縁石(1)の支
持体(9)と係脱可能で、支持体(9)と係合させた際
には縁石(1)を地表から所定高さに保持するように空
隙部(3)内に設けた第1受部(例えば受部材8の係合
受部10)と、上記第1受部(10)と支持体(9)と
を係合させない状態で縁石(1)を空隙部(3)内に挿
入した際に、縁石(1)の上面が地表から突出しない状
態に支持するように空隙部(3)内に設けた第2受部
(例えば受部材8の係合受部10)と、から成るものと
した。
【0005】
【作用】トラック競技を行う際には、縁石の支持体を空
隙部内の第1受部に係合させることで、縁石を地表から
所定高さに保持した状態にする。そして、この状態では
空隙部の全幅が開放されるので、降雨時には走路やイン
フィールド上の雨水が空隙部から排水用側溝に流れ込ん
で排水処理できる。フィールド競技を行う際には、縁石
の支持体を第1受部から外し、縁石に設けた各支持体が
各第1受部に係合しない状態で縁石を空隙部内に挿入す
ることにより、縁石が空隙部内の第2受部に支持され、
縁石の上面が地表から突出しない状態に保持される。
して、この状態では空隙部内に挿入された縁石の両側に
隙間が生じるので、降雨時には走路やインフィールド上
の雨水が上記隙間を通って空隙部から排水用側溝に流れ
込んで排水処理できる。
【0006】
【実施例】次に、本発明に係る陸上競技上の縁石の取付
構造の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0007】陸上競技場は、直線路とコーナー路とを有
する長円形場の走路と、該走路により囲まれるインフィ
ールドと、走路の外側に位置するアウトフィールドとか
らなり、走路とインフィールドとの境界部分に沿って、
多数の縁石1…を長円形状に配設するものである。上記
縁石1は、アルミニウム等からなる断面矩形の押型材
で、持ち運び可能な長さ(例えば2〜4メートル程度)
に設定してある。なお、縁石1の外表面には弾性マット
等を装着する場合もある。
【0008】また、走路とインフィールドとの境界部分
の直下方には、排水用の側溝2を埋設してあり、該側溝
2の排水路2aと地表との間には、上記縁石1の幅より
も若干幅広な空隙部3を形成してある。この空隙部3
は、例えば側溝2の上部流入口2bの開口両側縁に沿っ
て一対のL型のアングル材4の内壁板4aを対向状に設
けることにより、上部を地表に開口せしめて下部を側溝
2の流入口2aに連通せしめた構成とするものとしてあ
る。なお、図面に示す実施例においては、プレキャスト
製の側溝2の上面にボルト5…を適数埋設しておくもの
とし、該ボルト5によってアングル材4の固定板4bを
側溝2の上面に固定するのである。
【0009】さらに、内壁板4aの上端が地表面と一致
するように調整した側溝2を埋め戻す際に、側溝2の上
面にはモルタル6を打設しておくことで、アングル材4
の内壁板4aが土圧を直接受けることを防ぎ、土圧によ
るアングル材4の変形によって、空隙部3の幅が減少す
るような事態が生ずることを防止するのである。また、
走路およびインフィールドの地表面にはウレタン層7を
形成してある。
【0010】なお、本実施例においては、走路とインフ
ィールドとの境界部分の直下方に側溝2を形成するもの
としたが、側溝の形成位置は走路とインフィールドとの
境界部分の近傍であればよく、例えば走路とインフィー
ルドとの境界部分よりもインフィールド側に側溝が形成
されている場合には、走路とインフィールドとの境界部
分における地表面から鉛直下方へ所要深さの空隙部を形
成すると共に、該空隙部の下端から側溝の側壁へ至る側
路を形成することで、地表に開口する空隙部と側溝とを
連通させるようにしても良い。
【0011】上記のようにして形成された空隙部3内に
は、縁石1…の各支持体9…と対応する位置に受部材8
…を設けてあり、該受部材8は、縁石1の下面に垂設し
た支持体9の係合突部9aと係合可能な係合孔10aを
有する係合受部10を備えるものとしてある。
【0012】そして、支持体9の係合突部9aを係合受
部10の係合孔10a内に係合させた際には、係合受部
10の開口上端面たる支持部10bが支持体9の下面を
支持し、縁石1が地表から所定高さまで突出した状態で
保持されるように、支持体9の高さ及び係合受部10の
配設位置を調整してある(図1および図2参照)。すな
わち、受部材8の係合受部10が、支持体9と係脱可能
で且つ縁石1を地表から所定高さに保持する第1受部と
して機能するのである。
【0013】一方、上記係合受部10の係合孔10aと
支持体9の係合突部9aとを係合させない状態で、縁石
1を空隙部3内に落とし込んだ際には、縁石1の下面を
係合受部10の支持部10bが縁石1の下面を支持する
ことによって、縁石1の上面が地表から突出しない状態
で、縁石1が空隙部3内に収納される(図3および図4
参照)。すなわち、受部材8の係合受部10が、縁石1
の上面が地表から突出しない状態に支持する第2受部と
して機能するのである。
【0014】上記受部材8は、例えば図5に示すよう
に、空隙部3の幅に略々等しい渡し板11と、該渡し板
11の左右両端部より延出して各アングル材4,4の内
壁板4a,4aに止着される止着板12,12とから成
る断面コ字状で、渡し板11より上方へ延出するように
係合受部10を形成してある。そして、各止着板12,
12に適宜穿設した止着孔12a…を介して内壁板4
a,4aにボルト13…で強固に固着し、縁石1の重量
を十分に支持可能なようにしてある。
【0015】なお、第1受部と第2受部の機能を併せ持
つ受部材8の形状や空隙部3内への固定方法等は、本実
施例に限定されるものではなく、縁石1の重量を支持可
能で、且つ側溝2への排水路2aへの水流入を許容する
ものであれば、どのように構成してもよい。例えば、何
れか一方の内壁板4aに支持体9…を沿わせた状態にし
て、縁石1を支持するようにしても良い。また、止着孔
12aを縦長な形状にして、受部材8を内壁板4a,4
aに止着する際の取付け位置を微調整可能なようにして
もよい。
【0016】上記係合受部10に係脱可能な係合突部9
aを有する支持体9は、図7に示すように、調整固定板
14を介して縁石1に固定されるものとしてある。該調
整固定板14は、例えば肉厚の板を屈曲して形成したも
ので、支持体9が取り付けられる支持体取付け部15
と、該支持体取付け部15の両端部に段部16,16を
介して形成された固着部17,17とから成る。
【0017】そして、固着板17,17をボルト18,
18で縁石1の下面に固着した際には、支持体取付け部
15と縁石1の下面との間に段部16,16の高さに等
しい間隙が生じ、この間隙内に調整ボルト19の頭部1
9aを位置させ、支持体9の上面より鉛直下向きに設け
た雌ネジ部9bに調整ボルト19の雄ネジ部19bを螺
合させることにより、支持体9…を縁石1…に垂設する
のである。斯くすれば、支持体9と支持体取付け部15
との間にワッシャ等を介在させることで、縁石1から延
出する支持体9の延出長を微調整できるので、経年に亘
る縁石1の支持により所謂弛れが生じた場合等に、極め
て簡便に縁石1…の高さを調整できるのである。また、
調整固定板14の段部16,16によって、縁石1と支
持体9との間の緩衝作用も期せる。
【0018】上記のように構成した支持体9…と受部材
8の係合受部10を係合させることによって、縁石1…
を地表から所定の高さに位置させるセット状態(図6、
図7参照)から、各支持体9…の係合突部9a…を各係
合受部10…の係合孔10a…から外すように一旦上方
へ持ち上げ、縁石1を空隙部3の連続する方向へ若干ず
らして空隙部3内へ落とし込めば、支持体9と係合受部
10とは係合せずに、縁石1の下面が受部材8の係合受
部10上に載置され、縁石1の上面が地表から突出しな
い状態に位置させる収納状態(図8、図9参照)に変換
できる。ここで、収納状態における縁石1の上面は、各
図面に示すように、地表と面一な状態になることが好ま
しいが、地表面よりも突出していなければ、歩行時の障
害とならない程度に地表より窪んだ状態となるように設
定しても良い。
【0019】なお、縁石1の収納状態において、縁石1
と内壁板4a,4aとの間には、雨水等を排水路2へ導
入可能で、且つ歩行の妨げとならない程度の間隙(例え
ば両側部に夫々3ミリ程度)を生ぜしめるものとしてあ
る。そして、例えばこの間隙から縁石1の下面に係止可
能な係止具(例えば鈎型の工具等)を挿入し、該係止具
を引き上げることによって、収納状態の縁石1を空隙部
3内から引き起こし、必要に応じて縁石1を再びセット
状態に変換するのである。
【0020】上述した如く、各縁石1…を同一方向へ順
次ずらして収納状態にする場合、コーナー路と直線路と
の交点たる変曲点Pにおける収納が問題となる。すなわ
ち、直線路における直線状の縁石1aをコーナー路側へ
ずらして収納するとした場合や、コーナー路における曲
線状の縁石1bを直線路側へずらして収納するとした場
合に、物理的な無理が生ずるのである。斯かる問題点を
解決する手段として、例えば縁石1をセット状態から収
納状態にする際にずらす移動量を極微少量とすると共
に、各変曲点P…における空隙部3を若干広く構成して
おく方法も考えられるが、空隙部3の地表開口部が広く
なるのは好ましくないので、以下に他の具体例を説明す
る。
【0021】例えば、直線路からコーナー路側に各縁石
1…を順次ずらす場合には、図10(a)に示す如く、
通常の縁石1よりも短尺に形成した直線状の補助縁石2
0aを変曲点Pと直線状の縁石1aとの間にセットして
おくのである。また、コーナー路から直線路側に各縁石
1…を順次ずらす場合には、図11(a)に示す如く、
通常の縁石1よりも短尺に形成した曲線状の補助縁石2
0bを変曲点Pと曲線状の縁石1bとの間にセットして
おくのである。
【0022】そして、セット状態の縁石1…を収納状態
にする際には、直線状の補助縁石20a(或いは曲線状
の補助縁石20b)を取外し、該補助縁石20aに隣接
していた縁石1a(或いは縁石1b)を変曲点Pまでず
らして収納する。一方、変曲点Pに端部が位置していた
曲線状の縁石1b(或いは直線状の縁石1a)は、変曲
点Pから遠ざかる方向にずらして収納されるために、こ
の変曲点Pと縁石1b(或いは縁石1a)との間に、縁
石が収納されていない収納空部が生じ、この収納空部を
曲線状の遮蔽部材21b(或いは直線状の遮蔽部材21
a)によって遮蔽するのである(図10(b)、図11
(b)参照)。なお、本実施例の如く遮蔽部材21a,
21bを盲板として別途設けずに、取り外した2本の直
線状の補助縁石20aと、2本の曲線状の補助縁石20
bを用いて、2カ所の直線状の収納空部と、2カ所の曲
線状の収納空部とを遮蔽するようにしてもよい。
【0023】また、変曲点Pにおける空隙部3内には、
収納状態の縁石1a(或いは縁石1b)の端部と遮蔽部
材21b(或いは21a)の端部を受けるためのストッ
パ22を配設してあり、該ストッパ22は、図13に示
すように、内壁板4aに止着される止着部23,23
と、両止着部23,23間に亙って水平方向に位置する
1対の載置部24,24と、両載置部24,24間に位
置する側方受部25とから構成してある。
【0024】上記ストッパ22の一方の載置部24上に
縁石1a(或いは縁石1b)の端部下面を載せると共
に、該縁石1a(或いは縁石1b)の端縁部を側方受部
25に当接させることで、変曲点Pへ一端部をずらして
収納する縁石1の位置決めを容易に行うことができる。
同様に、ストッパ22の他方の載置部24上に遮蔽部材
21の端部下面を載せると共に、該遮蔽部材21の側方
受部25に当接させることで、収納空部を遮蔽する遮蔽
部材21の位置決めを容易に行える。なお、セット時に
おける各縁石1…の端部間には、若干の隙間が生ずるよ
うに設計されるので、縁石1の収納時における変曲点P
においても、縁石1a(或いは縁石1b)の端部と遮蔽
部材21との間に適宜な幅(例えば1センチ程度)の隙
間が生ずるように、側方受部25を厚肉に形成してあ
る。また、他の部分における縁石1の収納に際しても、
各縁石1…間に所定の隙間が生ずるように、同様のスト
ッパを設けて位置決めするようにしてもよい。
【0025】上記補助縁石20a,20bは、通常の縁
石1…と同様な断面矩形の押型材で、その下面には調整
固定板14を介して通常の支持体9と長尺支持体26と
が固定されるものとしてある。補助縁石20a,20b
の変曲点P側に固定される長尺支持体26を係脱可能に
保持するための長尺支持体受部材27は、内壁板4a,
4aに止着される止着板12,12と、該止着板12,
12の両下端縁を接続する渡し板29と、該渡し板29
の板面より上方に延出する係合受部30とから構成して
あり、長尺支持体26の下端に設けた係合突部26aを
長尺支持体受部材27の係合受部30に開設した係合孔
30aに係合させた際には、補助縁石20a,20bが
地表から所定の高さに支持されるように、長尺支持体2
6の長さに応じて長尺支持体受部材27の配設位置を適
宜に調整してある。
【0026】このように、補助縁石20a,20bに長
尺支持体26を設けて、該長尺支持体26に係脱可能な
長尺支持体受部材27を通常の受部材8…よりも下方に
位置させることによって、一端部を変曲点Pに位置させ
た状態で収納する縁石1a(或いは1b)の変曲点P側
に位置する支持体9が長尺支持体受部材27に係合して
しまうことを防ぐのである(図12(a)〜(c)参
照)。なお、本実施例においては、縁石1a,1bの端
縁部から最初の支持体9の配設位置までの距離を、補助
縁石20a,20bの変曲点P側端縁部から長尺支持体
26の配設位置までの距離に等しく設定したので、長尺
支持体受部材27の係合受部30と係合しないようにす
る必要があったが、縁石1a,1bの収納時に、全ての
支持体9…が各係合受部材10と係合しないように、支
持体9および係合受部材10の配設位置を調整した場合
には、長尺支持体26や長尺支持体受部材27を設ける
必要はない。
【0027】また、図面に示す実施例においては、各縁
石1における支持体9…の配設間隔を補助縁石20a,
20bの長さよりも長くなるように設定してあるので、
収納空部に遮蔽部材21を配した際には、変曲点P側の
端部のみが受部材8に支持されることとなり、遮蔽部材
21の他端部は支持されない状態となってしまう。そこ
で、空隙部3内の所要位置に遮蔽部材受31を別途設け
ておき、遮蔽部材21を収納空部内に定置できるように
してある(図12(a)〜(c)参照)。なお、遮蔽部
材受31は、縁石1…のセット状態時に支持体9…と係
合受部10との係合状態を阻害しない形状であればよ
く、例えば図16に示すように、受部材8を遮蔽部材受
として用いても良い。無論、ストッパ22を遮蔽部材受
として用いても良い。
【0028】さらに、遮蔽部材21も縁石1や補助縁石
20a,20b等と同様に断面矩形の押型材から構成す
るものとしてあり、補助縁石と同サイズで、しかも支持
体を備えていないことから、遮蔽部材21は比較的軽量
となり、所謂ガタつきが生じ易い。そこで、横ずれ防止
具32,32を遮蔽部材21に装着し、一方の横ずれ防
止具32をストッパ22の側方に、他方の横ずれ防止具
32を遮蔽部材受として機能する受部材8の側方に夫々
位置させることで、遮蔽部材21のガタつきを防止する
ものとしてある(図16参照)。
【0029】以上本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明したが、本発明は上記した実施例に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
りどのようにでも実施することができる。例えば、上記
実施例においては、第1受部と第2受部としての機能を
併せ持つ受部材8…を空隙部3内に配設するものとした
が、第1受部としての受部材と第2受部としての受部材
とを別途設けるように構成しても良い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る陸上
競技場の縁石の取付構造においては、走路とインフィー
ルドとの境界部分と側溝とを連通する空隙部を設けるこ
とで、走路とインフィールドとの境界部分の地表を開口
させ、空隙部内に設けた第1受部と縁石の支持体を係合
させることで、空隙部から地表に突出する縁石の高さが
所定の値に保持され、陸上競技場としての認定を受ける
ために必要な精度で、縁石を設置することができる。ま
た、フィールド競技を行う際には、縁石の支持体を第1
受部から外し、縁石に設けた各支持体が各第1受部に係
合しない状態で縁石を空隙部内に落とし込むことで、縁
石が空隙部内の第2受部に支持され、縁石の上面が地表
から突出しない状態に保持される。よって、取り外した
縁石を空隙部内に収納することが可能となり、縁石収納
用のスペースを別途設ける必要がないと共に、収納場所
へ縁石を運ぶ作業も不要となり、運搬作業中に縁石が損
傷を受けることもない。しかも、空隙部は雨水が流入す
る隙間を残して閉塞されるので、地表に開口する空隙部
を設けたことによる危険性もない。したがって、多数の
ボルトやナットの操作を行うことなく、陸上競技場にお
ける縁石の取り付け及び取り外し作業を極めて簡便に行
うことができると共に、取り外した縁石の収納作業及び
収納された縁石の取り出し作業に要する労力を極力減少
させることができる。また、本願発明は、縁石を挿入す
る空隙部の下部を側溝の流入部に連通せしめたので、地
表に、排水用側溝の流入部と縁石挿入用の溝を別個に開
口させる必要がなくなる。したがって、排水用側溝の設
置工事と縁石の設置工事を一括して行うこととなり、工
事の労力を著しく軽減することができる。また、本願発
明では、空隙部よりも縁石の幅を短くしたので、縁石を
地表から突出させて所定高さに保持した状態は勿論のこ
と、縁石を空隙部内に収納して縁石の上面が地表から突
出しない状態に保持しても、走路やインフィールド上の
雨水を空隙部から側溝に流し込んで排水処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】セット状態の縁石と側溝の縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】収納状態の縁石と側溝の縦断面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】受部材の斜視図である。
【図6】セット状態の縁石の縦断面図である。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【図8】収納状態の縁石の縦断面図である。
【図9】図8のD−D線断面図である。
【図10】(a)直線状の補助縁石で構成した直線路と
コーナー路との交接部分におけるセット状態の縁石の一
部拡大平面図である。 (b)曲線状の遮蔽部材で構成した直線路とコーナー路
との交接部分における収納状態の縁石の一部拡大平面図
である。
【図11】(a)曲線状の補助縁石で構成した直線路と
コーナー路との交接部分におけるセット状態の縁石の一
部拡大平面図である。 (b)直線状の遮蔽部材で構成した直線路とコーナー路
との交接部分における収納状態の縁石の一部拡大平面図
である。
【図12】(a)〜(c)は直線路とコーナー路との交
接部分における縁石のセット状態から収納状態への変換
手順を示す説明図である。
【図13】(a)はストッパの斜視図である。 (b)は縁石の端部を支持した状態のストッパの斜視図
である。
【図14】セット状態の縁石と補助縁石の概略側面図で
ある。
【図15】図14のE−E線断面図である。
【図16】収納状態の縁石と一部を省略した遮蔽部材の
概略側面図である。
【符号の説明】
1 縁石 2 側溝 3 空隙部 8 受部材 9 支持体 10 係合受部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E03F 5/04 Z 9126−2D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走路とインフィールドとの境界部分の
    方に埋設した排水用側溝の流入部に下部を連通せしめて
    上部を地表に開口せしめた空隙部と、上記空隙部よりも
    短い幅で、複数の支持体を下面に垂設した長尺な縁石
    と、上記縁石の支持体と係脱可能で、支持体と係合させ
    た際には縁石を地表から所定高さに保持するように空隙
    部内に設けた第1受部と、上記第1受部と支持体とを係
    合させない状態で縁石を空隙部内に挿入した際に、縁石
    の上面が地表から突出しない状態に支持するように空隙
    部内に設けた第2受部と、から成ることを特徴とする陸
    上競技場における縁石の取付構造。
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