JPH0753146Y2 - 音響機器のモード選択カム駆動機構 - Google Patents

音響機器のモード選択カム駆動機構

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JPH0753146Y2
JPH0753146Y2 JP8357989U JP8357989U JPH0753146Y2 JP H0753146 Y2 JPH0753146 Y2 JP H0753146Y2 JP 8357989 U JP8357989 U JP 8357989U JP 8357989 U JP8357989 U JP 8357989U JP H0753146 Y2 JPH0753146 Y2 JP H0753146Y2
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JP
Japan
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mode selection
selection cam
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mode
drive mechanism
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JP8357989U
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一也 小山
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はテープレコーダー等における再生,録音,早
送り等のモード切替え機構を駆動するモード選択カムの
駆動機構に係わり、特に、ラックピニオンによりモード
選択カムを駆動するモード選択カム駆動機構において、
部品点数を少なくした機構に関する。
[従来の技術] 従来のラックピニオンによりモード選択カムを駆動する
モード選択カム駆動機構においては、ピニオンと噛合わ
なくなったラックをピニオンから離れるように手動さ
せ、またカムフォロアから加えられる力で移動しないよ
う保持する機構が必要であった。
[考案が解決しようとする問題点] 上記した従来のものにおいては、ラックをピニオンから
離し、またピニオンと噛合わない状態のラックを静止状
態に保持する機構が余分に必要であるため部品コストや
組立てのコストが高くなるというという欠点があった。
この考案は上記した点に鑑みてなされたものであって、
その目的とするところは、部品コストや組立てのコスト
の安いモード選択カム駆動機構を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この考案の音響機器のモード選択カム駆動機構は、欠歯
歯車の歯の部分とロッキングアークの組を異なる平面に
位相が互いに異なるように設けたモードギヤと、前記欠
歯歯車と噛合って駆動されまたロッキングアークで停止
状態に保持されるラックを有する第1および第2のモー
ド選択カムとを備え、第1および第2のモード選択カム
に設けた圧接部同士の押圧により一方のモード選択カム
が他方のモード選択カムを欠歯歯車と噛合うように導く
ものである。
また、前記第1および第2のモード選択カムのロッキン
グアークでロックされる歯の歯形をロッキングアークの
接線を含むようにしたものである。
[作用] この考案の音響機器のモード選択カム駆動機構によれ
ば、モードギヤの時計方向および反時計方向の回転に対
応して、夫々一方のモード選択カムとモードギヤとの噛
合いが外れるまで送られ、ラックの欠歯部にロッキング
アークが突入し、送られた反対方向の動きがロッキング
アークにより規制される。
その位置を移動行程の終端とすると、ロッキングアーク
により規制されたモード選択カムは静止状態に保持され
る。
一方のモード選択カムがモードギヤのロッキングアーク
でロックされているときは、他方のモード選択カムがモ
ードギヤの欠歯歯車と噛合っており、その動きにより圧
接部を介して、ロッキングアークでロツクされていたモ
ード選択カムをモードギヤの欠歯歯車と噛合うように導
くことができる。
このようにして夫々のモード選択カムはモードギヤのみ
によって、駆動されまた静止状態に保持される。
[実施例] この考案の実施例であるテープレコーダのモード選択カ
ム駆動機構を第1図に基づいて説明する。
図において1はモードギヤである。
モードギヤ1は図示していないシャーシに軸を介して回
転自在に支持されており、図示していないモータにより
ギヤ列を介して正逆方向に回転駆動される。
モードギヤ1には異なる平面上に欠歯歯車の歯の部分1a
および1cが形成されており、夫々の歯の刻まれていない
部分にはロッキングアーク1bおよび1dが形成されてい
る。
2は第1のモード選択カムである。
第1のモード選択カム2は第2のモード選択カム4と共
にピンチローラアーム,駆動リール台切替えアーム,磁
気ヘッド台等を分担して駆動し、再生,記録,早送り、
等のモードやテープ送り方向の変更に伴う機構部分の駆
動を行う。
第1のモード選択カム2に設けられたガイド溝2a,2aは
シャーシに固定されたガイドピン3,3に摺動自在に支持
されており、第1のモード選択カム2は長手方向に直線
往復動可能となっている。
第1のモード選択カム2に設けられたラック2bが欠歯歯
車の歯の部分1aと噛合っているときは、モードギヤ1の
時計方向および反時計方向の回転に伴い、第1のモード
選択カム2は夫々左方向および右方向に送られるが、第
1のモード選択カム2が左方向に送られ、ラック2bと欠
歯歯車の歯の部分1aとの噛合いが外れると、ラック2bの
右側の欠歯部分にロッキングアーク1bが突入し、第1の
モード選択カム2はロッキングアーク1bにより右方向の
動きが規制される。
第2のモード選択カム4に設けられたラック4bが欠歯歯
車の歯の部分1cと噛合っているときは、モードギ1の反
時計方向の回転に伴い、第2のモード選択カム4は右方
向に送られるが、第2のモード選択カム4が右方向に送
られラック4bと欠歯歯車の歯の部分1cとの噛合いが外れ
ると、ラック4bの左側の欠歯部分にロッキングアーク1d
が突入し、第2のモード選択カム4はロッキングアーク
1dにより左方向の動きが規制される。
第1および第2のモード選択カム2および4に夫々設け
られた圧接部2cおよび4cは互いに圧接するときは、一方
のモード選択カムの動きを他方のモード選択カムに伝え
る。
実施例は以上のように構成されているが、次にその作用
を説明する。
モードギヤ1が時計方向に回転すると、第1および第2
のモード選択カムは左方向に送られが、第1のモード選
択カムのラック2bと欠歯歯車の歯の部分1aとの噛合いが
外れると、ラック2bの右側の欠歯部にロッキングアーク
1bが突入し、第1のモード選択カムの右方向の動きがロ
ッキングアーク1bにより規制される。
その位置を第1のモード選択カム2の行程の左方向限界
としているので、第1のモード選択カム2は停止状態に
保たれる。
モードギヤ1がさらに時計方向に回転すると、第2のモ
ード選択カムはさらに左方向に送られ、圧接部2cと4cが
離れる。
第2のモード選択カムがモード変更機構部をその作動位
置とする所定の位置にくると、図示していないマイクロ
スイッチが作動し、モードギヤ1は停止し第2のモード
選択カムをその位置に保持する。
次に、モードギヤ1が反時計方向に回転すると、第2の
モード選択カムは右方向に送られ、圧接部4cと2cが圧接
状態となると、第2のモード選択カムにより圧接部4cと
2cを介して第1のモード選択カムが送られ回転している
モードギヤと噛合い状態に導かれる。
第2のモード選択カム2とモードギヤ1との相対位置関
係は一定であり、上記噛合いはスムースに行われる。
さらに、モードギヤ1が反時計方向に回転し、第2のモ
ード選択カム4のラック4bと欠歯歯車の歯の部分1cとの
噛合いが外れると、ラック4bの左側の欠歯部にロッキン
グアーク1dが突入し、第2のモード選択カム4の左方向
の動きがロッキングアーク1dにより規制される。
その位置を第2のモード選択カム2の行程の右方向限界
としているので、第2のモード選択カム4は停止状態に
保たれる。
モードギヤ1がさらに反時計方向に回転すると、第1の
モード選択カムはさらに右方向に送られ、圧接部2cと4c
が離れる。
第1のモード選択カムがモード変更機構部をその作動位
置とする所定の位置にくると、図示していないマイクロ
スイッチが作動し、モードギヤ1は停止し第1のモード
選択カム2をその位置に保持する。
次に、モードギヤ1が時計方向に回転するときは、第1
のモード選択カム2の動きが圧接部2cおよび4cを介して
第2のモード選択カム4に伝えられ、第2のモード選択
カム4がモードギヤ1と噛合うように導かれる。
上記構成において、ロッキングアークでロックされるラ
ックの歯形をロッキングアークの接線を含むようにし、
その接線部分でロッキングアークと接するようにする
と、ラックのロッキングアークと接触する部分の摩耗す
る厚みが減少し長期間の使用に耐えるようになる。
[考案の効果] この考案の音響機器のモード選択カム駆動機構によれ
ば、少ない部品点数でモード選択カムの駆動および保持
が可能となり、部品コストおよび組立てコストが安くな
る。
また、2つのモード選択カムが用いられ、一方の停止中
に他方を駆動することができるので設計の自由度を増大
させるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例であるテープレコーダのモー
ド選択カム駆動機構を示す分解斜視図である。 1……モードギヤ、1a……欠歯歯車の歯の部分、1b……
ロッキングアーク、1c……欠歯歯車の歯の部分、1d……
ロッキングアーク、2……第1のモード選択カム、2a…
…ガイド溝、2b……ラック、2c……圧接部、3……ガイ
ドピン、4……第2のモード選択カム、4a……ガイド
溝、4b……ラック、4c……圧接部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】欠歯歯車の歯の部分とロッキングアークの
    組を異なる平面に位相が互いに異なるように設けたモー
    ドギヤと、前記欠歯歯車と噛合って駆動されまたロッキ
    ングアークで停止状態に保持されるラックを有する第1
    および第2のモード選択カムとを備え、第1および第2
    のモード選択カムに設けた圧接部同士の押圧により一方
    のモード選択カムが他方のモード選択カムを欠歯歯車と
    噛合うように導くことを特徴とする音響機器のモード選
    択カム駆動機構。
  2. 【請求項2】前記第1および第2のモード選択カムのロ
    ッキングアークでロックされる歯の歯形をロッキングア
    ークの接線を含むようにした請求項1の音響機器のモー
    ド選択カム駆動機構。
JP8357989U 1989-07-18 1989-07-18 音響機器のモード選択カム駆動機構 Expired - Lifetime JPH0753146Y2 (ja)

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JP8357989U JPH0753146Y2 (ja) 1989-07-18 1989-07-18 音響機器のモード選択カム駆動機構

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JP8357989U JPH0753146Y2 (ja) 1989-07-18 1989-07-18 音響機器のモード選択カム駆動機構

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JPH0323832U JPH0323832U (ja) 1991-03-12
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Family

ID=31631366

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JP4999956B2 (ja) * 2010-04-13 2012-08-15 健市 鶴 ミネラル活性水の製造方法

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