JP3122120B2 - Ff・rew機構 - Google Patents

Ff・rew機構

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JP3122120B2
JP3122120B2 JP02228447A JP22844790A JP3122120B2 JP 3122120 B2 JP3122120 B2 JP 3122120B2 JP 02228447 A JP02228447 A JP 02228447A JP 22844790 A JP22844790 A JP 22844790A JP 3122120 B2 JP3122120 B2 JP 3122120B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、カセットテープメカニズムに係り、特に、
テープ走行状態から、FFレバーまたはREWレバーを押圧
操作して、FFまたはREWを行うためのFF・REW機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車載用のカセットテープメカニズムとして
は、操作性の容易化の観点から、カセットパックのロー
ディングに続いて、自動的にプレイモードを行う機能を
有し、FFまたはREWを行う際にのみ、FFレバーまたはREW
レバーを押圧操作して、アイドラギヤを制御すると共
に、ヘッドをプレイ位置から後退させることにより、機
械的にFFまたはREWを行わせるように構成されたタイプ
のメカニズムが広く普及している。
【0003】 また、一般に、カセットテープメカニズムにおいて、
プレイ状態とFF・REW状態とでは、テープ走行の速度が
全く異なるため、従来は、複数のギヤからなる駆動力伝
達切換機構を設け、リールベースに対する駆動力の伝達
経路を切換えてプレイ状態とFF・REW状態のモード切換
を行っていた。
【0004】 これに対し、前述のような車載用のカセットテープメ
カニズムにおいては、設置スペースが限られていること
から小型化が要求される上に、バッテリ電源によって電
源供給がなされることから省エネルギータイプの機器が
要求されるため、近年では、以上のような個別の駆動力
伝達経路構成に代えて、プレイ状態とFF・REW状態との
駆動力の伝達経路を同一として、駆動モータ側の回転を
切換えることにより、駆動力伝達切換機構を省略して、
メカニズムの小型・簡略化を図った構成が開発されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにプレイ状態とFF・REW状態
との駆動力伝達経路を同一とした場合、プレイ状態から
FFへのモード切換を行う場合には、駆動モータの回転を
高速に切換えると共に、ヘッドを後退させるだけで、比
較的容易且つ迅速にFF状態に切換えられるが、REWを行
う場合には、一旦プログラムチェンジを行って、アイド
ラギヤを切換え、回転側のリールベースを切換えなけれ
ばならないので、モード切換時間が長くなる欠点があ
る。
【0006】 すなわち、一般に、プログラムチェンジ機構において
は、プログラムチェンジ開始指令により、チェンジギヤ
のロックを解除して、チェンジギヤを回転させ、この回
転に従って、チェンジプレートを直線移動または回動さ
せ、この移動方向に従い、ピンチローラの切換及びアイ
ドラギヤの切換を行っているため、動作時間としては、
チェンジギヤのロック解除、及びチェンジギヤの回転を
合せた比較的長い時間を要することになる。従って、RE
Wを行う場合には、このような比較的長時間を要するプ
ログラムチェンジ時間の分だけ、REW状態に切換えるた
めのモード切換時間が長くなるため、迅速なFF状態への
モード切換と対照的にREWへのモード切換の遅さが際だ
ってしまう。
【0007】 一方、プログラムチェンジ機構においては、チェンジ
プレートの動作により、ピンチローラの切換及びアイド
ラギヤの切換と共に、ヘッドチャネル切換スイッチを操
作して、ヘッドのチャネルを切換えているため、メカニ
ズムにオートプログラムコントロール(以下、APCと称
する)機能を付加した場合には、REW状態へのモード切
換に際して、自動的にヘッドチャネル切換がなされてし
まうことになる。従って、APC機能を付加するメカニズ
ムにおいては、REW状態へのモード切換に際して、ヘッ
ドチャネル切換スイッチを固定したままで、ピンチロー
ラの切換及びアイドラギヤの切換を行うためのスイッチ
固定機構などの機構が必要となり、その分だけ部品点数
が増え、構成が複雑化してしまう。
【0008】 本発明は、以上のような従来技術の課題を解決するた
めに提案されたものであり、その目的は、FFレバー及び
REWレバーの押圧操作により、FFまたはREWを行い、且つ
プレイ状態と、FF・REW状態との駆動力伝達経路を同一
としたタイプのカセットテープメカニズムに使用するFF
・REW機構において、REWを行う際に、プログラムチェン
ジを一旦行うことなくREW状態への切換を可能とするこ
とにより、REW状態へのモード切換を短い時間で且つヘ
ッドチャネル切換スイッチを静止状態に保持したままで
行うことができるような、操作性が高く、APC機能の付
加にも適合可能な、優れたFF・REW機構を提供すること
がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のFF・REW機構
は、左右のリールベースに噛合って駆動モータからの駆
動力を伝達する左右のアイドラギヤを制御すると共に、
ヘッドをプレイ位置から後退させることにより、テープ
の早巻き若しくは巻戻し走行を行わせるFF・REW機構に
おいて、 前記駆動モータに連結されて、前記左右のリールベー
スの近傍且つ中間に配置されたチェンジギヤと、 前記チェンジギヤの回動によって、テープの走行方向
を切り換えるように、フォワード側あるいはリバース側
に移動可能に設けられ、且つ第1の辺が前記左右のリー
ルベースの間に配置され、第2の辺の両端が左右のピン
チローラの近傍にそれぞれ配置された略T字型のチェン
ジプレートと、 フォワード側とリバース側の切換位置の間を往復動可
能に設けられるとともに、該移動方向に応じて前記アイ
ドラギヤを選択的に前記リールベースに噛合わせて制御
可能なように設けられ、且つ前記チェンジプレートの第
1の辺と交差するように配置されたFF/REWプレートと、 回動可能に設けられ、該回動方向に応じて、前記FF/R
EWプレートを選択的に前記フォワード側またはリバース
側の切換位置へ移動可能なように設けられたFF/REWリン
クと、 回動可能に設けられ、いずれか一方向の移動により、
前記ヘッドをプレイ位置から後退可能なように設けられ
たヘッド解除部材と、 往復動可能に設けられ、いずれか一方向の移動によ
り、前記FF/REWリンクをいずれか一方向に回動させると
共に前記ヘッド解除部材を前記ヘッドの後退方向に移動
させてFFまたはREWが可能なように設けられたFFレバー
及びREWレバーとが備えられ、 前記左右のアイドラギアは、キャプスタン軸と同軸に
設けられた回動可能なアイドラアームに支持され、ベル
トを介して前記駆動モータと連結されたホイールギアと
噛み合うように設けられ、且つ互いに他と前記チェンジ
プレートについて対向するようにそれぞれ前記左右のリ
ールベースの近傍に配置され、 前記チェンジプレートは、該第1の辺の先端部におい
て前記チェンジギヤと係合され、且つ該第2の辺の両端
部に、該チェンジプレートのフォワード側あるいはリバ
ース側への移動に応じて、対応するピンチローラの圧着
あるいは解除が規制可能なピンチローラ解除部がそれぞ
れ設けられ、 前記チェンジプレートの第1の辺と前記FF/REWプレー
トとは、前記チェンジプレートのフォワード側あるいは
リバース側への移動によって前記FF/REWプレートのフォ
ワード側あるいはリバース側の切換位置への移動が制御
されるのに対し、前記FF/REWプレートの移動による動力
が前記チェンジプレート側へは常時伝達されないよう
に、回動自在なスプリングを介して係合されているこ
と、を特徴とする。
【0010】
【作用】
以上のような構成を有する本発明のFF・REW機構にお
いて、プレイ状態からREWへのモード切換を行う場合に
は、テープの走行方向に応じたFFレバー(リバース走行
時)またはREWレバー(フォワード走行時)を押圧する
ことにより、FF/REWリンクを介してFF/REWプレートをプ
レイ状態とは反対側に移動させ、アイドラギヤを切換え
ると共に、解除部材を回動させてヘッドを後退させ、RE
W状態に切換えられる。従って、この時点で駆動モータ
を高速回転させることにより、REWを行うことができ
る。
【0011】 すなわち、本発明においては、プログラムチェンジ機
構のチェンジプレートから独立して、FF/REWプレートを
設け、これによってアイドラギヤの制御を行わせるよう
にしたことにより、チェンジプレートを動作させる必要
がなくなっており、従って、REWへのモード切換に際し
てプログラムチェンジ動作を省略できる分だけ、その切
換時間を格段に短縮できる。
【0012】 また、以上のようにREW状態へのモード切換に際して
プログラムチェンジが行なわれないことから、メカニズ
ムにAPC機能を付加した場合においては、REW状態へのモ
ード切換に際してヘッドチャネル切換スイッチは静止状
態にあるため、スイッチ固定機構などの機構が不要とな
り、構成が簡略化される。
【0013】 一方、プレイ状態からFF状態へのモード切換を行う場
合には、テープの走行方向に応じたFFレバー(フォワー
ド走行時)またはREWレバー(リバース走行時)を押圧
することにより、FF/REWリンク及びFF/REWプレートは動
作させず、従って、アイドラギヤの噛合いをプレイ状態
と同じ側に保持した状態において、解除部材を回動させ
てヘッドを後退させ、FF状態に切換える。従って、この
時点で駆動モータを高速回転させることにより、FFを行
うことができる。
【0014】
【実施例】 以下に、本発明によるFF・REW機構を適用してなるカ
セットテープメカニズムの一実施例について、図面を参
照して具体的に説明する。なお、第1図乃至第8図は、
本発明によるFF・REW機構を適用してなるカセットテー
プメカニズムの一実施例を示す図である。
【0015】 *実施例の構成* テープ駆動機構…第1図、第2図 まず、本実施例のテープ駆動機構について、第1図及
び第2図を参照して説明する。なお、第1図はフォワー
ドプレイ状態を示し、また、第2図はリバースプレイ状
態を示している。
【0016】 第1図及び第2図に示すように、駆動モータ(駆動
源)1の駆動力は、ベルト2を介して、一対のフライホ
イール3に伝達されるようになっている。一対のフライ
ホイール3には、ホイールギヤ4及びキャプスタン軸5
が固定され、フライホイール3と一体に回転するような
っている。一対のホイールギヤ4には、一対のアイドラ
ギヤ6が常時噛合っている。
【0017】 一対のアイドラギヤ6は、キャプスタン軸5と同軸に
回動可能に設けられたアイドラアーム7の一端に軸6aに
て回転可能に支持されており、FF/REWプレート8の制御
によって、アイドラギヤ6のいずれか一方が、対応する
リールベース9F,9Rに選択的に噛合い、回転力を伝達す
るようになっている。より詳細には、一対のアイドラギ
ヤ6(アイドラアーム7)は、共にリールベース9F,9R
との係合方向へ付勢されており、FF/REWプレート8の切
換動作に従い、そのいずれか一方の解除部8f,8rに、対
応するいずれか一方のアイドラギヤ6の軸6aが押圧され
ることにより、アイドラギヤ7が回動し、当該アイドラ
ギヤ6が対応するリールベース9Fまたは9Rから解除され
るようになっている。なお、FF/REWプレート8について
は、後述するプログラムチェンジ機構の欄で詳しく説明
する。
【0018】 一対のキャプスタン軸5には、フォワード側及びリバ
ース側のピンチローラ10F,10Rがそれぞれ圧着して回転
するようになっており、このフォワード側及びリバース
側のピンチローラ10F,10Rは、対応する一対のピンチロ
ーラケース11F,11R内にそれぞれ回動自在に保持されて
いる。一対のピンチローラケース11F,11Rは、図示しな
いベースプレート上面に、互いに対称的に且つ回動自在
に設けられている。
【0019】 また、一対のピンチローラケース11F,11R間には、ピ
ンチローラ10F,10Rを対応するキャプスタン軸5に圧着
させる方向に付勢する1本のピンチローラ圧着用スプリ
ング12がかけられている。また、このピンチローラケー
ス11F,11Rの下部には、係合突起11aが設けられており、
この係合突起11aが、第3図に示すヘッドプレート43
と、後述するチェンジプレート13の両方に係合可能とな
っている。
【0020】 すなわち、第3図に示すように、このピンチローラケ
ース11F,11Rの係合突起11aは、ヘッドプレート43が後退
している時には、ヘッドプレート43の係合孔43aに係合
し、一対のピンチローラ10F,10Rとキャプスタン軸5と
の係合(圧着)を解除する位置に保持されるようになっ
ており、また、ヘッドプレート43が前進した際には、ヘ
ッドプレート43との係合(従ってヘッドプレート43によ
る解除方向への強制)が解除され、代って、チェンジプ
レート13により、第1図及び第2図に示すように、選択
的に解除側に保持されるようになっている。
【0021】 なお、第1図及び第2図において、13はチェンジプレ
ート、14はチェンジギヤ、15は、チェンジプレート13及
びFF/REWプレート8に係合するスプリングであり、これ
らの部材については以下のプログラムチェンジ機構の欄
で詳しく説明する。また、第2図中100は、カセットパ
ックを示している。
【0022】 プログラムチェンジ機構…第1図及び第2図 本実施例のプログラムチェンジ機構について、第1図
及び第2図を参照して説明する。
【0023】 第1図及び第2図に示すように、チェンジプレート13
は、ピンチローラケース10F,10R下部側にて、ベースプ
レート上面に回動自在に設けられており、第1図に示す
ような図中反時計方向側のフォワード側切換位置と、第
2図に示すような図中時計方向側のリバース側切換位置
との間を移動し、各切換位置において、逆側となるピン
チローラケース11Fまたは11Rを解除側に位置規制する解
除部13f,13rを有している。また、チェンジプレート13
の解除部13f,13rと反対側には、後述するチェンジギヤ1
4に設けられた制御ピン14aと係合して、チェンジプレー
ト13をいずれか一方の切換位置に回動させるためのガイ
ド孔13aが設けられている。さらに、チェンジプレート1
3及びFF/REWプレート8の中央部には、スプリング係合
部13b,8bが設けられ、これらに、ベースプレートに回動
自在に設けられたスプリング15が係合している。チェン
ジプレート13は、このスプリング15を介して、FF/REWプ
レート8を制御し、一対のアイドラギヤ6のリールベー
ス9F,9Rとの係脱を制御するようになっている。
【0024】 FF/REWプレート8は、第1図に示すようなフォワード
側切換位置と第2図に示すようなリバース側切換位置と
の間を往復動可能に設けられている。このFF/REWプレー
ト8は、その両端に解除部8f,8rを有すると共に、後述
するFF/REWリンク42と係合する係合孔8aを有しており、
チェンジプレート13或いはFF/REWリンク42によって、い
ずれか一方の切換位置に制御され、第1図に示すような
フォワード側切換位置にあっては、その解除部8rによっ
てリバース側のリールベース9Rからアイドラギヤ6を解
除し、第2図に示すようなリバース側切換位置にあって
は、その解除部8fによってフォワード側のリールベース
9Fからアイドラギヤ6を解除するようになっている。
【0025】 チェンジギヤ14は、ベースプレートの下方、すなわち
前述のピンチローラ10F,10Rやチェンジプレート13が設
けられている側とは反対側の、別に設けられたプレート
(図示していない)に回転自在に設けられている。この
チェンジギヤ14の上面には、前述した通り、チェンジプ
レート13を回動させる制御ピン14aが設けられており、
この制御ピン14aは、ベースプレートに設けた図示しな
い孔部を貫通してチェンジプレート13のガイド孔13aに
係合している。
【0026】 また、チェンジギア14は、駆動モータ1に連結された
図示していないギヤと噛合って回転するように配設され
ると共に、その外周2箇所には、フォワード側及びリバ
ース側の間欠部14f,14rを有している。すなわち、チェ
ンジギヤ14は、プログラムチェンジ以外の通常時におい
ては、図示していないロック手段により、第1図に示す
ようなフォワード側の切換位置または第2図に示すよう
なリバース側の切換位置に保持されるようになってお
り、プログラムチェンジ時には、ロック解除され、図示
していない駆動モータ1側のギヤと噛合って図中時計方
向に半回転し、チェンジプレート13をプログラムチェン
ジ前とは逆方向の切換位置に回動させるようになってい
る。
【0027】 ヘッドプレート…第3図 本実施例のヘッドプレートについて、第3図を参照し
て説明する。なお、第3図はフォワード側のFF状態を示
している。
【0028】 ヘッドプレート43は、前述したように、ピンチローラ
ケース11F,11Rの係合突起11aと係合する係合孔43aと、
後述するリリースリンク41と係合する折曲げ部43bとを
有している。すなわち、ヘッドプレート43は、FF時或い
はREW時に、その折曲げ部43bによってリリースリンク41
に係合して、後退位置(FF・REW位置)に位置規制され
た際には、第3図に示すように、その係合孔43aによっ
て、両側のピンチローラケース11F,11Rを解除位置に保
持するようになっている。なお、図中51は、ヘッドプレ
ート43上に設置されたヘッド、44は、ヘッドプレートス
プリングであり、ヘッドプレート43は、このヘッドプレ
ートスプリング44によって、ヘッド51をテープに圧着さ
せる前進位置(プレイ位置)側に常時付勢されている。
【0029】 FF・REW機構…第4図乃至第7図 本実施例のFF・REW機構について、第4図乃至第7図
を参照して説明する。なお、第4図は、フォワード側の
FF状態、第5図はリバース側のFF状態、第6図はフォワ
ード側のREW状態、第7図はリバース側のREW状態をそれ
ぞれ示している。
【0030】 図中23はFFレバー、24はREWレバー、41はヘッドプレ
ート43を後退させるリリースリンク(解除部材)、42
は、FF・REWプレート8を移動させるFF/REWリンクであ
る。さらに、第4図乃至第7図においては、FFレバー23
及びREWレバー24の形状を明確に示すために、押圧側の
レバーのみを図示し、非押圧側のレバーについては、そ
の操作端部のみを示しており、また、ヘッドプレート43
については、その折曲げ部43bのみを示している。
【0031】 まず、第4図乃至第7図に示すように、FFレバー23及
びREWレバー24は上下に重ねられ、前述のヘッド51の上
部に設けられたプレート25の上に配設されている。
【0032】 FFレバー23は、往復動可能に設けられており、その中
央部に、プログラムチェンジ開始用の図示していない部
材と係合する係合孔23Aを有すると共に、その一端に、
マニュアル操作用の操作端部23Bを有しており、REWレバ
ー24と同時に押込まれた際には、図示しない構成を介し
て前述のチェンジギヤ14のロックを解除し、プログラム
チェンジを開始させるようになっている。
【0033】 このFFレバー23は、さらに、係合孔23Aの操作端部23B
側に設けられたリリースリンク用カム部23C、及び操作
端部23Bの他端に設けられたFF/REWリンク用カム部23Fを
有しており、フォワード側のFF時またはリバース側のRE
W時に、第4図に示すような所定のFF/REWストロークL3
だけ押込まれた際には、これらのカム部23C,23Fによっ
て、リリースリンク41及びFF/REWリンク42をそれぞれ駆
動制御するようになっている。
【0034】 REWレバー24は、FFレバー23と同様に、往復動可能に
設けられており、その中央部に、プログラムチェンジ開
始用の図示していない部材と係合する係合孔24Aを有す
ると共に、その一端に、マニュアル操作用の操作端部24
Bを有している。このREWレバー24も、前述のFFレバー24
と同様に、さらに、係合孔24Aの操作端部24B側に設けら
れたリリースリンク用カム部24C、及び操作端部24Bの他
端に設けられたFF/REWリンク用カム部24Rを有してお
り、フォワード側のREW時またはリバース側のFF時に、
所定のFF/REWストロークL3だけ押込まれた際には、これ
らのカム部24C,24Rによって、リリースリンク41及びFF/
REWリンク42をそれぞれ駆動制御するようになってい
る。
【0035】 リリースリンク41は、第4図乃至第7図に示すよう
に、ベースプレート上面に、リバース側のピンチローラ
ケース11R(第4図乃至第7図では示していない)と同
軸に回動自在に設けられている。このリリースリンク41
は、その上方に、FFレバー23及びREWレバー24のリリー
スリンク用カム部23Cまたは24Cと選択的に係合する切起
こし形の係合突起41aを有し、また、その下方に、ヘッ
ドプレート43の折曲げ部43bに係合する係合レバー部41b
を有しており、これらの係合突起41aと係合レバー部41b
とは、リバース側のピンチローラケース11Rを挟んでそ
の上下に設けられている。
【0036】 そして、リリースリンク41は、FFレバー23またはREW
レバー24がFF/REWストロークL3だけ押込まれた際に、リ
リースリンク用カム部23Cまたは24Cによってその係合突
起41aを押圧され、第4図乃至第7図に示すような、ヘ
ッドプレート43を後退側(FF・REW位置側)に駆動制御
する図中時計方向のリリース位置に駆動制御されるよう
になっている。なお、リリースリンク41は、FFレバー23
及びREWレバー24がいずれも押込まれない場合には、ヘ
ッドプレート43を前進側(プレイ位置側)に付勢するヘ
ッドプレートスプリング44の付勢力により、ヘッドプレ
ート43の折曲げ部43bに逆に押圧される形で、図中反時
計方向の復帰位置(図示していない)に保持されるよう
になっている。
【0037】 FF/REWリンク42は、第4図乃至第7図に示すように、
ベースプレート上面に、フォワード側のピンチローラケ
ース11F(第4図乃至第7図では示していない)と同軸
に回動自在に設けられている。このFF/REWリンク42は、
その上方に、FFレバー23及びREWレバー24のFF/REWリン
ク用カム部23Fまたは24Rと選択的に係合する切起こし形
の係合突起42aを有し、また、その下方に、FF/REWプレ
ート8の係合孔8aと係合する係合レバー部42bを有して
おり、これらの係合突起42aと係合レバー部42bとは、フ
ォワード側のピンチローラケース11Fを挟んでその上下
に設けられている。
【0038】 そして、FF/REWリンク42は、FFレバー23またはREWレ
バー24がFF/REWストロークL3だけ押込まれた際に、FF/R
EWリンク用カム部23Fまたは24Rによってその係合突起42
aを押圧され、第4図及び第7図に示すように、FF/REW
プレート8をフォワード側の切換位置に移動させる図中
反時計方向のフォワード位置、或いは、第5図及び第6
図に示すように、FF/REWプレート8をリバース側の切換
位置に移動させる図中時計方向のリバース位置に、選択
的に駆動制御されるようになっている。なお、FF/REWリ
ンク42は、FFレバー23及びREWレバー24がいずれも押込
まれない場合には、プログラムチェンジ機構の切換位置
に従うFF/REWプレート8の位置に対応する位置に保持さ
れるようになっている。
【0039】 ヘッドチャネル切換機構…第8図 本実施例のヘッドチャネル切換機構について、第8図
(A)及び(B)を参照して説明する。 第8図(A)及び(B)において、26はベースプレー
ト、52はヘッドチャネル切換スイッチ、53は、ヘッドス
イッチプレートである。
【0040】 ヘッドチャネル切換スイッチ52は、ヘッド51のチャネ
ルをフォワード側またはリバース側に選択的に切換える
スイッチであり、ヘッドスイッチプレート53の位置に従
って切換えられるようになっている。 ヘッドスイッチプレート53は、その一端にスイッチ操
作部53aを、別の一端に係合孔53bを有しており、係合孔
53bによってチェンジプレート13の係合突起13hと係合
し、チェンジプレート13の回動方向に応じて移動し、ス
イッチ操作部53aによってヘッドチャネル切換スイッチ5
2を操作するようになっている。
【0041】 *実施例の作用* 以上のような構成を有する本実施例のカセットテープ
メカニズムの作用は、以下の通りである。
【0042】 フォワード側のFF・REW動作…第4図及び第6図 フォワード方向でテープを走行させており、FFレバー
23及びREWレバー24が共に復帰位置にある(押込まれて
いない)状態においては、リリースリンク41は、反時計
方向の復帰位置に保持されており、また、FF/REWプレー
ト8がフォワード側の切換位置にあるため、FF/REWリン
ク42は、反時計方向のフォワード位置にある。
【0043】 このようなフォワード走行状態で、FFを行う場合に
は、FFレバー23を押圧操作する。すなわち、FFレバー23
をFF/REWストロークL3だけ押込むと、第4図に示すよう
に、リリースリンク41は、FFレバー23のリリースリンク
用カム部23Cによってその係合突起41aを押圧され、図中
時計方向のリリース位置に回動し、その係合レバー部41
bによってヘッドプレート43の折曲げ部43bを押圧し、ヘ
ッドプレート43を後退方向(FF・REW位置方向)に移動
させる。このヘッドプレート43の後退に伴い、ヘッドプ
レート43に設けられた係合孔43aによって、ピンチロー
ラ10F及び10Rが後退し、キャプスタン軸5から解除され
る。
【0044】 この場合、FFレバー23のFF/REWリンク用カム部23F
は、FF/REWリンク42の係合突起42aを押圧して、FF/REW
リンク42を反時計方向のフォワード位置側に回動させる
ように作用するが、前述した通り、FF/REWリンク42は、
押圧前からすでに反時計方向のフォワード位置に回動し
ているため、そのままの状態に保持される。
【0045】 従って、FFへの切換動作は、ヘッドプレート43を後退
させるだけの極めて簡潔な動作となり、この動作に従っ
てピンチローラ10F,10Rの圧着を解除できるため、これ
に続いて直ちにフォワード側のリールベース9Fを高速回
転させることにより、極めて迅速にFFを開始することが
できる。
【0046】 次に、フォワード走行状態で、REWを行う場合には、R
EWレバー24を押圧操作する。すなわち、REWレバー24をF
F/REWストロークL3だけ押込むと、第6図に示すよう
に、リリースリンク41は、REWレバー24のリリースリン
ク用カム部24Cによってその係合突起41aを押圧され、FF
時と同様に、図中時計方向のリリース位置に回動し、そ
の係合レバー部41bによってヘッドプレート43を後退さ
せ、このヘッドプレート43の後退に伴い、ピンチローラ
10F及び10Rが後退し、キャプスタン軸5から解除され
る。
【0047】 この場合、REWレバー24のFF/REWリンク用カム部24R
は、FF/REWリンク42の係合突起42aを押圧して、FF/REW
リンク42を、FF時とは逆に時計方向のリバース位置側に
回動させるように作用する。従って、フォワード位置に
あったFF/REWリンク42が、時計方向のリバース位置側に
回動し、その係合レバー部42bによって、FF/REWプレー
ト8を、スプリング15の付勢力に抗してリバース側の切
換位置に移動させる。
【0048】 すなわち、第4図及び第6図に示すように、フォワー
ド走行時においては、チェンジプレート13が、図中反時
計方向側のフォワード側切換位置にあり、FF/REWプレー
ト8は、スプリング15によって、フォワード側の切換位
置に付勢されているため、REWレバー24の押圧力によ
り、スプリング15の付勢力に抗してリバース側の切換位
置に強制的に移動させられることになる。この結果、FF
/REWプレート8の解除部8fによってフォワード走行時に
おけるフォワード側のリールベース9Fとアイドラギヤ6
との噛合いが外され、逆に、解除位置に制御されていた
リバース側のアイドラギヤ6が解除部8rから解放される
ため、このアイドラギヤ6がリバース側のリールベース
9Rと噛合わされる。従って、以上の動作に続いてリバー
ス側のリールベース9Rを高速回転させることにより、RE
Wを開始することができる。
【0049】 リバース側のFF・REW動作…第5図及び第7図 リバース走行状態においては、リリースリンク41は、
時計方向の復帰位置に保持されており、また、FF/REWプ
レート8がリバース側の切換位置にあるため、FF/REWリ
ンク42は、時計方向のリバース位置にある。
【0050】 このようなリバース走行状態で、FFまたはREWを行う
場合には、フォワード走行時とは逆側のレバーを押圧操
作する。すなわち、FFを行う場合にはREWレバー24を押
圧操作し、またREWを行う場合には、FFレバー23を押圧
操作する。
【0051】 まず、FFを行う場合には、REWレバー24をFF/REWスト
ロークL3だけ押込む。すると、第5図に示すように、リ
リースリンク41は、REWレバー24のリリースリンク用カ
ム部24Cによってその係合突起41aを押圧され、図中時計
方向のリリース位置に回動し、その係合レバー部41bに
よってヘッドプレート43を後退させ、ピンチローラ10F
及び10Rをキャプスタン軸5から解除する。
【0052】 この場合、REWレバー24のFF/REWリンク用カム部24R
は、FF/REWリンク42の係合突起42aを押圧して、FF/REW
リンク42を時計方向のリバース位置側に回動させるよう
に作用するが、前述した通り、FF/REWリンク42は、押圧
前からすでに時計方向のリバース位置に回動しているた
め、そのままの状態に保持される。
【0053】 従って、FFへの切換動作は、前述のフォワード側のFF
への切換動作と全く同様に、ヘッドプレート43を後退さ
せるだけの極めて簡潔な動作となり、この動作に従って
ピンチローラ10F,10Rの圧着を解除できるため、これに
続いて直ちにリバース側のリールベース9Fを高速回転さ
せることにより、極めて迅速にFFを開始することができ
る。
【0054】 また、REWを行う場合には、FFレバー23をFF/REWスト
ロークL3だけ押込む。すると、第7図に示すように、リ
リースリンク41は、FFレバー23のリリースリンク用カム
部23Cによってその係合突起41aを押圧され、図中時計方
向のリリース位置に回動し、その係合レバー部41bによ
ってヘッドプレート43を後退させ、ピンチローラ10F及
び10Rをキャプスタン軸5から解除する。
【0055】 この場合、FFレバー23のFF/REWリンク用カム部23F
は、FF/REWリンク42の係合突起42aを押圧して、FF/REW
リンク42を、FF時とは逆に反時計方向のフォワード位置
側に回動させるように作用する。従って、リバース位置
にあったFF/REWリンク42が、反時計方向のフォワード位
置側に回動し、その係合レバー部42bによって、FF/REW
プレート8をスプリング15の付勢力に抗してフォワード
側の切換位置に移動させる。
【0056】 すなわち、第5図及び第7図に示すように、リバース
走行時においては、チェンジプレート13が、図中時計方
向側のリバース側切換位置にあり、FF/REWプレート8
は、スプリング15によって、リバース側の切換位置に付
勢されているため、FFレバー24の押圧力により、スプリ
ング15の付勢力に抗してフォワード側の切換位置に強制
的に移動させられることになる。この結果、FF/REWプレ
ート8の解除部8rによってリバース走行時におけるリバ
ース側のリールベース9Rとアイドラギヤ6との噛合いが
外され、逆に、解除位置に制御されていたフォワード側
のアイドラギヤ6が解除部8fから解放されるため、この
アイドラギヤ6がフォワード側のリールベース9Fと噛合
わされる。従って、以上の動作に続いてフォワード側の
リールベース9Fを高速回転させることにより、REWを開
始することができる。
【0057】 プレイ状態への復帰動作 なお、前述したような各走行方向のFF状態において、
押込み状態にあるFFレバー23またはREWレバー24を復帰
位置に戻すと、そのリリースリンク用カム部23Cまたは2
4Cによる強制に対して、リリースリンク41が解放され
る。この結果、ヘッドプレートスプリング44の付勢力に
より、ヘッドプレート43のプレイ位置への前進に伴い、
リリースリンク41が復帰位置に回動し、プレイ状態に切
換えられる。
【0058】 また、各走行方向のREW状態において、押込み状態に
あるFFレバー23またはREWレバー24を復帰位置に戻す
と、そのリリースリンク用カム部23Cまたは24Cによる強
制に対して、リリースリンク41が解放されると共に、FF
/REWリンク用カム部23Fまたは24Rによる強制に対して、
FF/REWリンク42が解放される。この結果、ヘッドプレー
トスプリング44の付勢力により、ヘッドプレート43のプ
レイ位置への前進に伴い、リリースリンク41が復帰位置
に回動すると共に、スプリング15の付勢力によって、チ
ェンジプレート13の位置に応じたFF/REWプレート8の移
動に伴い、FF/REWリンク42が対応する方向に回動し、プ
レイ状態に切換えられる。
【0059】 プログラムチェンジ動作…第1図、第2図、第8図 プログラムチェンジを行う際には、FFレバー23及びRE
Wレバー24を同時に押込むことにより、チェンジギヤ14
のロックを解除し、このチェンジギヤ14を、駆動モータ
1側のギヤに噛合わせる。この結果、チェンジギヤ14が
半回転し、チェンジプレート13は、第1図に示すような
フォワード側切換位置から第2図に示すようなリバース
側切換位置に、或いはその逆方向に回動し、ピンチロー
ラ10F,10Rの圧着側・解除側の切換を行う。
【0060】 また、このようなチェンジプレート13の回動に従い、
FF/REWプレート8は、第1図に示すようなフォワード側
切換位置から第2図に示すようなリバース側切換位置
に、或いはその逆方向に移動し、リールベース9F,9Rに
噛合うアイドラギヤ6の切換を行う。
【0061】 さらに、チェンジプレート13の回動に従い、ヘッドス
イッチプレート53は、その係合突起13hによって係合孔5
3bの端部を押圧されることにより、チェンジプレート13
の回動方向に応じたフォワード側またはリバース側に移
動する。このヘッドスイッチプレート53の移動に伴い、
そのスイッチ操作部53aによってヘッドチャネル切換ス
イッチが切換えられ、ヘッドチャネル出力が、フォワー
ドまたはリバース側に切換えられる。
【0062】 *実施例の効果* 以上説明したように、本実施例においては、プログラ
ムチェンジ機構のチェンジプレート13から独立して、FF
/REWプレート8を設け、これによってアイドラギヤ6の
制御を行わせるようにしているため、従来のように、RE
Wへのモード切換に際して、チェンジプレート13を動作
させる必要がなくなっている。すなわち、本実施例にお
いては、REWへのモード切換に際して、従来必要であっ
たプログラムチェンジ動作を省略できる分だけ、その切
換時間が格段に短縮されており、操作性が向上してい
る。
【0063】 また、このようにREW状態へのモード切換に際してプ
ログラムチェンジが行なわれないことから、REW状態へ
のモード切換に際してヘッドチャネル切換スイッチ52は
静止状態にあるため、APC機能を付加する場合におい
て、従来必要であったスイッチ固定機構などの機構が不
要となり、その分だけ構成が簡略化される。
【0064】 *他の実施例* なお、本発明は前記各実施例の構成に限定されるもの
ではなく、具体的な各部材の形状及び配置構成は適宜選
択可能である。 例えば、前記実施例の変形例としては、FF/REWプレー
トを回動型のプレートに置き換えたり、また、FF/REWリ
ンクとFF/REWプレートとを、ピンを使用して係合させる
などの構成が考えられる。また、FFレバー及びREWレバ
ーの形状は適宜変更可能であり、FF/REWリンク及び解除
部材(リリースリンク)の形状及び配置箇所は、自由に
変更可能である。さらに、周辺の関連機構、例えば、プ
ログラムチェンジ機構の構成なども自由に選択可能であ
る。
【0065】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明においては、FFレバー及び
REWレバーの押圧操作により、FFまたはREWを行い、且つ
プレイ状態と、FF・REW状態との駆動力伝達経路を同一
としたタイプのカセットテープメカニズムに使用するFF
・REW機構において、プログラムチェンジ機構のチェン
ジプレートに対し、独立してFF/REWプレートを設け、こ
れによってアイドラギヤの制御を行なわせるようにした
ことにより、REWを行う際に、プログラムチェンジを一
旦行うことなくREW状態への切換が可能であるため、REW
状態へのモード切換を従来よりも格段に短い時間で且つ
ヘッドチャネル切換スイッチを静止状態に保持したまま
で行うことができるような、操作性が高く、APC機能の
付加にも適合可能な、優れたFF・REW機構を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のフォワードプレイ状態にあるテープ駆動機構及
びプログラムチェンジ機構を示す平面図
【図2】 第2図は、リバースプレイ状態にあるテープ駆動機構及
びプログラムチェンジ機構を示す平面図
【図3】 第3図は、フォワード側のFF状態にあるヘッドプレート
及びプログラムチェンジ機構を示す平面図である。
【図4】 第4図は、フォワード側のFF状態にあるFF・REW機構を
示す平面図
【図5】 第5図は、リバース側のFF状態にあるFF・REW機構を示
す平面図
【図6】 第6図は、フォワード側のREW状態にあるFF・REW機構を
示す平面図
【図7】 第7図は、リバース側のREW状態にあるFF・REW機構を示
す平面図
【図8】 第8図(A)及び(B)は、ヘッドチャネル切換機構を
示す平面図及び側面図
【符号の説明】
1……駆動モータ(駆動源) 2……ベルト 3……フライホイール 4……ホイールギヤ 5……キャプスタン軸 6……アイドラギヤ、6a……軸、 7……アイドラアーム 8……FF/REWプレート、8a……係合孔、8b……スプリン
グ係合部 8f,8r……解除部 9F,9R……リールベース 10F,10R……ピンチローラ 11F,11R……ピンチローラケース、11a……係合突起 12……ピンチローラ圧着用スプリング 13……チェンジプレート、13a……ガイド孔、13b……ス
プリング係合部 13f,13r……解除部、13h……係合突起 14……チェンジギヤ、14a……制御ピン、14f,14r……間
欠部 15……スプリング 23……FFレバー 23A……係合孔、23B……操作端部、23C……リリースリ
ンク用カム部 23F……FF/REWリンク用カム部 24……REWレバー 24A……係合孔、24B……操作端部、24C……リリースリ
ンク用カム部 24R……FF/REWリンク用カム部 25……プレート、25a……位置規制ピン 26……ベースプレート 41……リリースリンク、41a……係合突起、41b……係合
レバー部 42……FF/REWリンク、42a……係合突起、42b……係合レ
バー部 43……ヘッドプレート、43a……係合孔、43b……折曲げ
部 44……ヘッドプレートスプリング 51……ヘッド 52……ヘッドチャネル切換スイッチ 53……ヘッドスイッチプレート、53a……スイッチ操作
部、53b……係合孔 100……カセットパック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−252560(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/44 G11B 15/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右のリールベースに噛合って駆動モータ
    からの駆動力を伝達する左右のアイドラギヤを制御する
    と共に、ヘッドをプレイ位置から後退させることによ
    り、テープの早巻き若しくは巻戻し走行を行わせるFF・
    REW機構において、 前記駆動モータに連結されて、前記左右のリールベース
    の近傍且つ中間に配置されたチェンジギヤと、 前記チェンジギヤの回動によって、テープの走行方向を
    切り換えるように、フォワード側あるいはリバース側に
    移動可能に設けられ、且つ第1の辺が前記左右のリール
    ベースの間に配置され、第2の辺の両端が左右のピンチ
    ローラの近傍にそれぞれ配置された略T字型のチェンジ
    プレートと、 フォワード側とリバース側の切換位置の間を往復動可能
    に設けられるとともに、該移動方向に応じて前記アイド
    ラギヤを選択的に前記リールベースに噛合わせて制御可
    能なように設けられ、且つ前記チェンジプレートの第1
    の辺と交差するように配置されたFF/REWプレートと、 回動可能に設けられ、該回動方向に応じて、前記FF/REW
    プレートを選択的に前記フォワード側またはリバース側
    の切換位置へ移動可能なように設けられたFF/REWリンク
    と、 回動可能に設けられ、いずれか一方向の移動により、前
    記ヘッドをプレイ位置から後退可能なように設けられた
    ヘッド解除部材と、 往復動可能に設けられ、いずれか一方向の移動により、
    前記FF/REWリンクをいずれか一方向に回動させると共に
    前記ヘッド解除部材を前記ヘッドの後退方向に移動させ
    てFFまたはREWが可能なように設けられたFFレバー及びR
    EWレバーとが備えられ、 前記左右のアイドラギアは、キャプスタン軸と同軸に設
    けられた回動可能なアイドラアームに支持され、ベルト
    を介して前記駆動モータと連結されたホイールギアと噛
    み合うように設けられ、且つ互いに他と前記チェンジプ
    レートについて対向するようにそれぞれ前記左右のリー
    ルベースの近傍に配置され、 前記チェンジプレートは、該第1の辺の先端部において
    前記チェンジギヤと係合され、且つ該第2の辺の両端部
    に、該チェンジプレートのフォワード側あるいはリバー
    ス側への移動に応じて、対応するピンチローラの圧着あ
    るいは解除が規制可能なピンチローラ解除部がそれぞれ
    設けられ、 前記チェンジプレートの第1の辺と前記FF/REWプレート
    とは、前記チェンジプレートのフォワード側あるいはリ
    バース側への移動によって前記FF/REWプレートのフォワ
    ード側あるいはリバース側の切換位置への移動が制御さ
    れるのに対し、前記FF/REWプレートの移動による動力が
    前記チェンジプレート側へは常時伝達されないように、
    回動自在なスプリングを介して係合されていること、を
    特徴とするFF・REW機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7275401B2 (ja) 2020-09-02 2023-05-17 出光興産株式会社 ポリエーテルエーテルケトン及びポリエーテルエーテルケトンの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7275401B2 (ja) 2020-09-02 2023-05-17 出光興産株式会社 ポリエーテルエーテルケトン及びポリエーテルエーテルケトンの製造方法

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