JPH0752939B2 - タイムラプス方式磁気再生装置 - Google Patents

タイムラプス方式磁気再生装置

Info

Publication number
JPH0752939B2
JPH0752939B2 JP62232330A JP23233087A JPH0752939B2 JP H0752939 B2 JPH0752939 B2 JP H0752939B2 JP 62232330 A JP62232330 A JP 62232330A JP 23233087 A JP23233087 A JP 23233087A JP H0752939 B2 JPH0752939 B2 JP H0752939B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
reading
writing
counter
audio signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62232330A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6477285A (en
Inventor
将 高橋
信雄 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP62232330A priority Critical patent/JPH0752939B2/ja
Publication of JPS6477285A publication Critical patent/JPS6477285A/ja
Publication of JPH0752939B2 publication Critical patent/JPH0752939B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コマ抜き録画された磁気記録媒体(磁気テー
プ)を再生するタイムラプス方式磁気再生装置に関す
る。
〔従来の技術〕
タイムラプス方式磁気再生装置は、タイムラプス方式磁
気記録装置により記録された磁気テープを再生するため
の装置である。タイムラプス方式磁気記録装置は、特開
昭58−62985号公報に記載されているように、入力映像
信号から一定のコマ数(例えば240コマ)ごとに1コマ
のフィールド映像信号を抜き出して磁気テープ上に記録
するもので、磁気テープをコマ抜きの周期(コマ抜き比
240の場合は4秒)と同じ周期で1トラックずつ間欠的
に送ることにより、コマ抜きされた映像信号を磁気テー
プ上につめて記録し、長時間記録を可能としている。例
えばコマ抜き比240の場合、2時間テープを用いて480時
間分の録画が可能である。そのため、監視カメラからの
映像の録画や大容量の静止画ファイルとして用いられて
いる。
コマ抜き比は、何段階かに切り替えることができ、それ
ぞれの場合の録画時間によりモードを区別している。例
えばコマ抜き比240(コマ抜き周期4秒)は480時間モー
ド、コマ抜き比120(コマ抜き周期2秒)は240時間モー
ドと呼ばれる。
一方、タイムラプス方式磁気再生装置は上記のようにし
て記録された磁気テープを記録時のコマ抜き周期と同じ
周期で1トラックずつ間欠的に送ることにより、紙芝居
的な再生映像を得る。再生装置の場合も記録装置と同
様、トラック送り周期4秒は480時間モード、トラック
送り周期2秒は240時間モードと呼ばれる。
以上のように従来の装置は、コマ抜き録画によって、コ
マ抜きを行わない通常の磁気記録・再生装置に比べ長時
間の記録・再生が可能であるが、音声の記録・再生につ
いては配慮されていなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
タイムラプス方式磁気記録装置および再生装置は、テー
プの走行を間欠的に行うため、リニア音声トラックを用
いての音声記録・再生はできない。そのため、従来は音
声の記録は行われていなかった。
また、静止画とその説明音声を記録・再生する場合を考
えると、磁気テープを一時停止してスチル再生する場合
に、再生されている静止画の説明音声が繰り返し流れる
事が望ましい。一般の動画像をコマ抜き録画したものを
スチル再生する場合も、その付近の音声が流れる方が映
像内容の理解を助けるので好ましい。しかしながら、従
来のタイムラプス方式磁気再生装置では、このような機
能は実現できなかった。また、コマ抜きを行わない通常
の磁気再生装置においても、スチル再生の場合に音声を
再生することはできなかった。
本発明の目的は、タイムラプス方式磁気再生装置におい
て音声の効果的な再生を可能にすることにあり、特にス
チル再生を含めた種々の再生トラック送り周期において
も、識別し易い音声の効果的な再生がなされるようにす
ること、にある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点解決のため、本発明では、予め磁気テープ上
の斜めトラックに記録された時間軸圧縮音声信号を再生
する手段と、音声信号を記憶する記憶手段と、記憶手段
の内容を常時読み出す読み出し手段と、新しい斜めトラ
ックを再生するごとに再生された時間軸圧縮音声信号を
記憶手段に書き込む書き込み手段と、書き込み速度の読
み出し速度に対する比が時間軸圧縮音声の圧縮比に等し
くなるように書き込み速度および読み出し速度を設定す
る速度設定手段と、を備えた。
〔作用〕
速度設定手段の働きにより記憶手段に入来した時間軸圧
縮音声信号は元の時間軸に伸張されて出力される。
通常再生時は、書き込み手段により次々と時間軸圧縮音
声信号が記憶手段に書き込まれ、それが読み出し手段に
よって常時読み出されることにより連続した再生音声が
得られる。
スチル再生時は、スチル再生へ移行する直前に書き込み
手段により書き込まれた時間軸圧縮音声信号が記憶手段
に保持されているので、読み出し手段によってそれが繰
り返し再生される。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例の全体ブロック図である。
同図を参照する。磁気テープ1には映像用回転磁気ヘッ
ド2および2′ならびに音声用回転磁気ヘッド3が高速
摺動されている。映像用回転ヘッド2および2′の出力
はそれぞれ映像用再生アンプ4および4′を通して切替
回路5へ供給されている。切替回路5の出力は、ハイパ
スフィルタ6およびローパスフィルタ7へ供給されてい
る。ハイパスフィルタ6の出力はFM復調回路8およびデ
ィエンファシス回路9を通して加算器10へ供給されてい
る。また、ローパスフィルタ7の出力は周波数変換回路
11を通して加算器10へ供給されている。
一方、音声用回転ヘッド3の出力は音声用再生プリアン
プ13、FM復調回路14、ディエンファシス回路15およびメ
モリ回路16を通して音声出力端子17へ供給されている。
メモリ回路16へは書込回路18および読出回路19から制御
信号が供給され、書込回路18および読出回路19へは伸張
比切替回路20からクロックが供給されている。
システムコントロール回路21からは書込回路18および伸
張比切替回路20およびモータドライブ回路22へ制御信号
が供給されている。モータドライブ回路22はキャプスタ
ンモータ23を駆動し、キャプスタンモータ23は磁気テー
プ1を走行させる。
第2図は磁気テープ1のトラックパタン図である。201,
202,203および204はコマ抜きされたフィールド映像信号
が記録されている斜め映像トラックであり、輝度信号は
FM変調,色信号は低域周波数変換されて記録されてい
る。301,302,303および304は時間軸圧縮音声がFM変調さ
れて記録されている斜め音声トラックである。
時間軸の圧縮比βは記録時のコマ抜き周期分の流さの音
声信号が1トラック以内に圧縮されるようになってい
る。例えば480時間モード記録(コマ抜き周期4秒)の
時はβ=256、240時間モード記録(コマ抜き周期2秒)
の時はβ=128という具合である。そして、隣り合う斜
め音声トラック同士間では同じ内容をオーバーラップし
て記録してある。
なお、斜め映像トラックと斜め音声トラックはクロスト
ークを防ぐためにアジマス角を違えてある。
次に本実施例の動作を説明する。映像用回転ヘッド2お
よび2′は斜め映像トラックを再生し、音声用回転ヘッ
ド3は斜め音声トラックを再生する。音声用回転ヘッド
3は映像用回転ヘッド2あるいは2′が斜め映像トラッ
クを再生している時にちょうど斜め音声トラックを再生
するよう、映像用回転ヘッド2および2′に対して第2
図中に示す段差hを持たせてある。映像用回転ヘッド2
および2′の出力からは、ハイパスフィルタ6によりFM
輝度信号が取り出され、FM復調回路8によりFM復調さ
れ、ディエンファシス回路9により記録時に高域強調さ
れていた周波数特性が元に戻されて輝度信号が再生され
る。
一方、ローパスフィルタ7により低域周波数変換色信号
が取り出され、周波数変換回路11により元の周波数に戻
されて色信号が再生され、両者が加算されてフィールド
映像信号となる。
さらに、切替回路5によってテープに接している方のヘ
ッドが選択されることにより、映像出力端子12には、同
じフィールド映像信号がくり返し得られる。通常再生
時、システムコントロール回路21からモータドライブ回
路22へは第3図(a)に示すような周期Tでハイレベル
となる制御信号dが送られ、モータドライブ回路22はこ
の制御信号dがハイレベルの間にキャプスタンモータ23
を駆動し、磁気テープ1を第2図中に示した距離Wだけ
走行させる。
このトラック送り周期Tは、再生モードが記録モードに
等しくなるように設定する。例えば、480時間モード記
録のものを再生する時はT=4秒、240時間モード記録
のものを再生する時はT=2秒とする。トラック送り周
期Tの設定は、ユーザが手動で行っても良いし、記録的
に記録モードを判別する信号を多重記録しておき、再生
時にこれを検出して自動的に設定するようにしても良
い。
以上により、磁気テープ1上に記録されているフィール
ド映像信号が時間Tずつ順次再生される。
一方、音声用回転ヘッド3の出力はFM復調回路14により
FM復調され、ディエンフアシス回路15により記録時に高
域強調されていた周波数特性が元に戻され、メモリ回路
16により時間軸伸張されて音声出力端子17より出力され
る。
書込回路18および読出回路19はそれぞれメモリ回路16の
書き込みおよび読み出しを制御する回路で、それぞれ伸
張比切替回路20より供給されるサンプリングクロックf
SWおよびfSRで決定されるサンプリングレートで書き込
みおよび読み出しを行う。時間軸の伸張比はサンプリン
グクロックfSWとfSRの周波数比に等しくなる。
伸張比切替回路20はシステムコントロール回路21から伸
張比設定信号γを受け、時間軸の伸張比βがその記録モ
ードの時間軸の圧縮比に等しくなるように、サンプリン
グクロックfSWおよびfSRの周波数を設定する。記録時の
圧縮比の判別は、ユーザが行っても良いし、モード判別
信号を検出して自動判別するようにしても良い。これに
より、音声出力端子17には時間軸が元に戻された音声信
号が出力される。
通常再生時、書込回路18はシステムコントロール回路21
から第3図(b)に示すような再生ゲートパルスPGを受
け、このパルスがハイレベルの間のみメモリ回路16への
書き込みを行う。再生ゲートパルスPGの周期はトラック
送り周期Tに等しい。
また、再生される時間軸圧縮音声信号にはオーバーラッ
プ分が含まれており、再生ゲートパルスPGの幅ΔTは、
最低限このうちの時間Tの長さの音声に対応する時間軸
圧縮音声信号の長さ分あれば良い。すなわち、時間軸伸
張比をβとするとΔT>T/βで良い。例えば480時間モ
ード記録(T=4秒),β=256の場合、ΔT>1/64秒
であれば良い。再生ゲートパルスPGと音声用再生アンプ
13の出力であるFM音声の関係は第3図(b)および
(c)のようになる。
以上により次々と新しい時間軸圧縮音声信号が書き込ま
れ、これが常に読み出されて音声出力端子17には連続し
た再生音声が得られる。メモリ回路16の容量は、最低限
時間長Tの音声信号を記憶できる容量であれば良い。
スチル再生時にはdおよびPGがローレベルのまま保持さ
れ、映像出力端子12には同じフィールド映像信号がくり
返し出力され、音声出力端子17にはメモリ回路16の内容
がくり返し出力される。
第4図はメモリ回路16,書込回路18,読出回路19および伸
張比切替回路20の詳細ブロック図である。
ディエンファシス回路15からの入力信号はA/D変換器163
を通りデータDWとなって3ステートバッファ165に入力
され、3ステートバッファ165の出力Dはメモリ161の入
出力およびラッチ166の入力と接続されている。ラッチ1
66の出力DRは、D/A変換器164を通して音声出力端子17へ
の出力信号となる。カウンタ181および191の出力AWおよ
びARがセレクタ162に入力され、セレクタ162の出力Aは
メモリ161に入力されている。またカウンタ191の出力は
カウンタ181にも入力されている。パルス発生回路167か
らは、A/D変換器163およびラッチ166へ制御信号CK1,D/A
変換器164へ制御信号CK2,3ステートバッファ165へ制御
信号,メモリ161へ制御信号▲▼および▲
▼,セレクタ162へ制御信号SEL,ゲート183へ制御信号▲
▼,分周回路201,カウンタ181および波形処理回路1
82へサンプリングクロックfSWが供給されている。
伸張比設定信号γが分周比切替回路202へ供給され、分
周比切替回路202からは分周回路201へ制御信号が供給さ
れ、分周回路201からはサンプリングクロックfSRがカウ
ンタ191へ供給されている。再生ゲートパルスPGが波形
処理回路182およびゲート183へ供給され、波形処理回路
182からカウンタ181へ制御信号▲▼が供給され、ゲ
ート183からメモリ161へ制御信号▲▼が供給されて
いる。
各部の信号のタイミングチャートを第5図に示す。第5
図(a)に示す▲▼はメモリ161の基本動作クロッ
クで、このパルスが立ち下がった時のアドレスAの値で
指定されるメモリ内のセルに書き込みあるいは読み出し
を行う。
本実施例では、図中にWおよびRで示したように書き込
みサイクルと読み出しサイクルを交互に行う。セレクタ
162は第5図(c)に示すSELがハイレベルの時に書き込
みアドレスAW,ローレベルの時に読み出しアドレスAR
選択して出力する。したがって、アドレスAは第5図
(d)のようになる。カウンタ181は第5図(b)に示
すサンプリングクロックfSWをクロックとしてAWの値を
カウントアップする。したがって書き込みサイクルでは
1サイクルごとにアドレスが進められる。カウンタ191
はfSWを分周回路201により分周したfSRをクロックとし
てARをカウントアップする。したがって読み出しサイク
ルでは分周比に応じた回数だけ同じアドレスのデータが
くり返し読み出される。この分周比が時間軸伸張比とな
る。分周比切替回路202は伸張比設定信号γを受け、そ
の記録モードにおける時間軸圧縮比と同じ値になるよう
に分周回路201の分周比を切り替える。
次に信号の流れを説明する。A/D変換器163は第5図
(e)に示すCK1をクロックとして入力信号をサンプリ
ングし、ディジタルデータに変換して同図(f)に示す
DWを出力する。3ステートバッファ165はこれを受け、
同図(g)に示すがローレベルの期間にそのまま出力
し、ハイレベルの期間は高インピーダンス出力とする。
一方、メモリ161の入出力端子は同図(h)に示す▲
▼がローレベルの期間に読み出したデータが出力さ
れ、ハイレベルの期間は高インピーダンス状態となる。
したがって、メモリ161の入出力端子のデータDは同図
(i)のようになる。W1,W2,W3は3ステートバッファ16
5の出力データ、R0,R1,R2はメモリ161からの読み出しデ
ータである。ゲート183は、再生ゲートパルスPGはハイ
レベルの期間に同図(j)に示す▲▼をそのまま▲
▼として出力し、ローレベルの期間は▲▼をハ
イレベルとする。メモリ161は▲▼の立ち下がり
で、データDの内容を書き込む。ラッチ166は同図
(k)に示すCK1をクロックとしてデータDをラッチ
し、メモリからの読み出しデータR0,R1,R2,……のみを
取り出して同図(l)に示すDRを出力する。D/A変換器1
64はこれを受け、同図(m)に示すCK2をクロックとし
てアナログ信号に変換し、出力信号とする。
以上により、PGでハイレベルの期間にサンプリングクロ
ックfSWでメモリ161への書き込みが行われ、サンプリン
グクロックfSRで常時読み出しが行われる。
次に書き込みと読み出しのアドレスの関係について説明
する。まずはじめに、カウンタ181および191はメモリ16
1の最高アドレス値までカウントすると次のクロックで
0に戻る構成となっており、メモリ161はアドレスの不
連続点のない有限容量のメモリと見なすことができる。
第6図は書き込み・読み出し動作のタイミングチャート
である。書き込み信号は第6図(c)に示すようにな
る。波形処理回路182は、第6図(a)に示すPGを受
け、これとサンプリングクロックfSWとから同図(b)
に示すようなPGの立ち上がりでローレベルとなる▲
▼を生成する。カウンタ181は▲▼がローレベルの
時にカウンタ191の出力ARの値をロードし、その出力AW
とする。すなわち、PGの立ち上がりに応じて、AWの値は
ARと同じ値にセットされる。したがって書き込み信号は
メモリ161内の現在読み出しを行っているアドレス以降
に書き込まれるので、書き込まれた信号はすぐさまその
先頭から読み出され、同図(d)に示すような読み出し
信号となる。書き込みは時間長Tの音声より余分に行わ
れるが、先頭から時間長Tだけ読み出された時点で次の
書き込みが行われるので余った分は読み捨てられる。以
上のようにして連続した再生音声が得られる。
通常再生からスチル再生へ移行するとPGがなくなって書
き込みが停止し、メモリ161の内容がくり返し読み出さ
れる。メモリ161内の音声信号は連続しているので、メ
モリ容量分の連続音声がくり返し出力される。メモリ16
1に蓄えることのできる音声の時間長を第6図中に示す
T′とすると、同図(d)に示すBの部分の音声がくり
返される。T′の値はTの値に何ら依存せず、メモリ16
1の容量とサンプリングクロックfSRの値のみで決定され
る。例えば、fSR=28KHz,メモリ161を128Kワード×nbit
構成(nは任意)とすればT′≒4.7秒となる。さらに
メモリ161の容量を倍にすれば9.4秒、3倍にすれば14.1
秒というように、メモリ容量を増やすことによって任意
の長さの音声をくり返し再生するようにできる。
また、従来のタイムラプス方式磁気再生装置において、
記録モードと異なるモードで再生するということがしば
しば行われていた。例えば480時間モード記録のものを2
40時間モード再生あるいは24時間モード再生していた。
このようにすると、2倍速あるいは20倍速のサーチがで
きるからである。本実施例においても第3図に示した制
御信号dおよびPGの周期Tを変えることによって上記の
ような異モード再生を行うことができる。そして、本実
施例では、この異モード再生時においても音声を再生す
ることができる。
例えば480時間モード記録(コマ抜き周期4秒)のもの
を240時間モード再生(T=2秒)する場合、第6図に
示した動作タイミングチャートから明らかなように書き
込んだ音声信号のうち頭の2秒を再生した時点で次の書
き込みを行い、残りは読み捨てられるので、必要な4秒
間の音声のうちの頭の2秒だけがつなぎ合わされた間引
き音声が再生される。
以上述べたように本実施例によればタイムラプス方式磁
気再生装置の音声再生が可能で、しかもスチル再生的に
も一定時間の音声をくり返し出力することができる。ま
た、スチル再生時にくり返される音声の長さはメモリの
容量次第でいくらでも長くすることができる。さらに、
異モード再生時にも音声ピッチが不変で聞き易い音声再
生を行うことができる。
前記実施例において、第7図に示すように分周回路201
の分周比を固定し、fSWも分周回路203により分周して生
成するようにして分周回路203の分周比を分周比切替回
路202で切り替えるようにしてもよい。このようにする
と、例えばメモリ容量を128Kワードとした場合、前記実
施例では次の第1表に示すように記録モードが短かくな
るにつれてスチル再生時にくり返される音声の時間長
T′が短かくなるのに比べ、本実施例では第2表に示す
ようにfSR周波数が変わらないため、T′が変わらない
という利点がある。
次にトラック送り周期Tおよび時間軸伸張比βの設定方
法について述べる。前述のように異モード再生において
音声ピッチが不変で聞き易い音声再生を行うためには、
時間軸伸張比βを一定に保ったままトラック送り周期を
Tを変えれば良い。
一方、再生モードを記録モードに合わせるためにはトラ
ック送り周期Tと時間軸伸張比βの両方を変えて合わせ
る必要がある。
これら2つの要求を満たす方法として、ユーザがトラッ
ク送り周期Tと時間軸伸張比βを独立に変えることがで
きるようにすることが考えられる。しかしこのようにす
ると、モードの数が多い場合に組み合わせ数が非常に多
くなり再生モードを記録モードに合わせる作業が煩雑に
なるという問題が生じる。
この問題を解決するためには、トラック送り周期Tを切
り変える手段と時間軸伸張比βをトラック送り周期Tと
連動して切り替えるか固定するかを選択する手段を備え
れば良い。
第8図はその実施例の再生モード設定部のブロック図で
ある。モード切替ボタン26の出力がモード切替回路24に
入力され、モード切替回路24からシステムコントロール
回路21へモード切替信号mが供給されている。また、伸
張比固定ボタン27の出力が伸張比固定回路25に入力さ
れ、伸張比固定回路25からシステムコントロール回路21
へ伸張比固定指示信号fが供給されている。ユーザが伸
張比固定ボタン27を操作し、伸張比固定を指示すると伸
張比固定指示信号fがハイレベルになる。逆に伸張比連
動を指示するとfはローレベルになる。
一方、ユーザがモード切替ボタン26を操作し、モードの
切り替えを指示すると、モード切替回路24はモードを切
り替えるべくモード切替信号mを発生する。これを受け
たシステムコントロール回路21は、制御信号dおよびPG
の周期Tを切り替える。またこの時伸張比固定指示信号
fがハイレベルであれば伸張比設定信号γは不変とし、
fがローレベルであれば伸張比βがトラック送り周期が
Tである記録モードにおける圧縮比と等しくなるように
伸張比設定信号γを切り替える。
このようにすればユーザはまず伸張比固定ボタン27によ
り伸張比連動を指示してモード切替ボタン26のみの操作
で記録モードに再生モードを合わせてから、伸張比固定
ボタン27で伸張比固定に切り替えてモード切替ボタン26
を操作して異モード再生を楽しむことができる。再生モ
ードを記録モードに合わせる際には、記録時に記録映像
信号に記録モードの表示を重畳しておきその再生画を見
ながら合わせても良いし、再生音声を聞きながら音声ピ
ッチが合うように合わせても良い。本実施例によれば、
簡単な操作で再生モードを記録モードに合わせることが
できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、音声信号を記憶する手段に間欠的に時
間軸圧縮音声を書き込み、それを常時読み出すので、タ
イムラプス方式磁気再生装置の音声再生が可能であり、
特にスチル再生時においても一定時間長の音声出力が可
能である。さらに、記録時と違った周期でトラック送り
を行う場合にも、音声ピッチが不変で聞き易い音声再生
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体ブロック図、第2図は
磁気テープのトラックパタン図、第3図は第1図に示し
た実施例の動作タイミング図、第4図は本発明の一実施
例における時間軸伸張部の詳細ブロック図、第5図およ
び第6図はその動作タイミング図、第7図は本発明の別
実施例の伸張比切替部の詳細ブロック図、第8図は本発
明の別実施例の再生モード切り替え部のブロック図、で
ある。 符号の説明 1……磁気テープ、3……音声用回転ヘッド、13……音
声用再生アンプ、14……FM復調回路、15……ディエンフ
ァシス回路、16……メモリ回路、18……書込回路、19…
…読出回路、20……伸張比切替回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録媒体上でその走行方向に対して斜
    めに配置され、かつ予めフイールド映像信号が記録され
    ている複数本の映像トラックのうち、1本のトラックか
    らフイールド映像信号を再生する映像再生手段と、前記
    磁気記録媒体を走行させることにより前記映像再生手段
    をして前記斜め映像トラックを順々に再生せしめるトラ
    ック送り手段と、から成るタイムラプス方式磁気再生装
    置において、 (a)前記磁気記録媒体上でその走行方向に対して斜め
    に配置され、かつ予め時間軸圧縮音声信号が記録されて
    いる複数本の音声トラックのうち、1本のトラックから
    時間軸圧縮音声信号を再生し、前記トラック送り手段の
    働きにより磁気記録媒体が走行せしめられるのにつれ
    て、前記斜め音声トラックを所定の時間間隔で順々に再
    生するようにした音声再生手段と、 (b)少なくとも前記所定の時間間隔に等しい時間長の
    音声信号を記憶することのできる記憶手段と、 (c)再生された時間軸圧縮音声信号を前記所定の時間
    間隔毎に前記記憶手段に書き込む書き込み手段と、 (d)前記記憶手段からそこに記憶されている音声信号
    を常時読み出す読み出し手段と、 (e)書き込み速度の読み出し速度に対する比が時間軸
    圧縮音声信号の圧縮比に等しくなるように前記書き込み
    手段による書き込み速度および読み出し手段による読み
    出し速度を設定する速度設定手段と、を具備し、かつ (f)前記速度設定手段は、 前記書き込み手段による書き込み時の書き込みアドレス
    を発生する第1のカウンタに供給するカウントクロック
    と、前記読み出し手段による読み出し時の読み出しアド
    レスを発生する第2のカウンタに供給するカウントクロ
    ックとの、各クロック周期の比が前記時間軸圧縮音声信
    号の圧縮比に等しくなるように、前記各カウンタに供給
    するカウントクロックを分周する分周回路から成る手段
    であり、かつ (g)前記第1及び第2の各カウンタは、前記記憶手段
    の最高アドレス値までカウントすると次のクロックでス
    タート値に戻って再びカウントを開始する構成のカウン
    タから成り、かつ (h)前記音声再生手段が斜め音声トラックを所定の時
    間間隔で順々に再生する、その時間間隔のタイミング
    で、前記第2のカウンタにおけるカウント値、即ち読み
    出しアドレスを前記第1のカウンタにロードしてやるこ
    とにより、第1のカウンタから出力される書き込みアド
    レスが、前記記憶手段内でその時点で読み出しを行って
    いるアドレスの次のアドレス及びそれ以降のアドレスを
    順次表わすようにするためのカウント値ロード手段と、 (i)通常再生からスチル再生に動作を切り替えたと
    き、前記書き込み手段による書き込みを停止させ、前記
    読み出し手段による読み出しを続行させる手段と、 を具備したことを特徴とするタイムラプス方式磁気再生
    装置。
  2. 【請求項2】磁気記録媒体上でその走行方向に対して斜
    めに配置され、かつ予めフイールド映像信号が記録され
    ている複数本の映像トラックのうち、1本のトラックか
    らフイールド映像信号を再生する映像再生手段と、前記
    磁気記録媒体を走行させることにより前記映像再生手段
    をして前記斜め映像トラックを順々に再生せしめるトラ
    ック送り手段と、から成るタイムラプス方式磁気再生装
    置において、 (a)前記磁気記録媒体上でその走行方向に対して斜め
    に配置され、かつ予め時間軸圧縮音声信号が記録されて
    いる複数本の音声トラックのうち、1本のトラックから
    時間軸圧縮音声信号を再生し、前記トラック送り手段の
    働きにより磁気記録媒体が走行せしめられるのにつれ
    て、前記斜め音声トラックを所定の時間間隔で順々に再
    生するようにした音声再生手段と、 (b)少なくとも前記所定の時間間隔に等しい時間長の
    音声信号を記憶することのできる記憶手段と、 (c)再生された時間軸圧縮音声信号を前記所定の時間
    間隔毎に前記記憶手段に書き込む書き込み手段と、 (d)前記記憶手段からそこに記憶されている音声信号
    を常時読み出す読み出し手段と、 (e)書き込み速度の読み出し速度に対する比が時間軸
    圧縮音声信号の圧縮比に等しくなるように前記書き込み
    手段による書き込み速度および読み出し手段による読み
    出し速度を設定する速度設定手段と、を具備し、かつ (f)前記速度設定手段は、 前記書き込み手段による書き込み時の書き込みアドレス
    を発生する第1のカウンタに供給するカウントクロック
    と、前記読み出し手段による読み出し時の読み出しアド
    レスを発生する第2のカウンタに供給するカウントクロ
    ックとの、各クロック周期の比が前記時間軸圧縮音声信
    号の圧縮比に等しくなるように、前記各カウンタに供給
    するカウントクロックを分周する分周回路を含むほか 更に、記録時のコマ抜き比と異なるコマ抜き比を採って
    再生を行う異モード再生時に備えて、前記トラック送り
    手段によるトラック送り周期を切り替え、それに連動し
    て前記書き込み速度の読み出し速度に対する比が、前記
    切り替え後のトラック送り周期と同じトラック送り周期
    を持つ記録モードにおける時間軸圧縮音声の圧縮比と等
    しくなるように前記書き込み速度および読み出し速度を
    切り替える手段と、前記連動を阻止して前記書き込み速
    度および読み出し速度を固定する手段と、を含む手段で
    あり、かつ (g)前記第1及び第2の各カウンタは、前記記憶手段
    の最高アドレス値までカウントすると次のクロックでス
    タート値に戻って再びカウントを開始する構成のカウン
    タから成り、かつ (h)前記音声再生手段が斜め音声トラックを所定の時
    間間隔で順々に再生する、その時間間隔のタイミング
    で、前記第2のカウンタにおけるカウント値、即ち読み
    出しアドレスを前記第1のカウンタにロードしてやるこ
    とにより、第1のカウンタから出力される書き込みアド
    レスが、前記記憶手段内でその時点で読み出しを行って
    いるアドレスの次のアドレス及びそれ以降のアドレスを
    順次表わすようにするためのカウント値ロード手段と、 を具備したことを特徴とするタイムラプス方式磁気再生
    装置。
JP62232330A 1987-09-18 1987-09-18 タイムラプス方式磁気再生装置 Expired - Lifetime JPH0752939B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62232330A JPH0752939B2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18 タイムラプス方式磁気再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62232330A JPH0752939B2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18 タイムラプス方式磁気再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6477285A JPS6477285A (en) 1989-03-23
JPH0752939B2 true JPH0752939B2 (ja) 1995-06-05

Family

ID=16937506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62232330A Expired - Lifetime JPH0752939B2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18 タイムラプス方式磁気再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0752939B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5558807A (en) * 1978-10-20 1980-05-01 Pioneer Electronic Corp Video signal recording and reproduction unit
JPS5953603A (ja) * 1982-09-20 1984-03-28 Toyo Soda Mfg Co Ltd 金属クロムの活性焼結法
JPS60175210A (ja) * 1984-02-21 1985-09-09 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> デイジタル音声信号の記録再生方式
JPS6174483A (ja) * 1984-09-20 1986-04-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像・音声記録再生装置
JPS61237205A (ja) * 1985-04-12 1986-10-22 Victor Co Of Japan Ltd 磁気記録再生装置
JPS62125785A (ja) * 1985-11-26 1987-06-08 Sony Corp タイムラプスvtr
JPS63242078A (ja) * 1987-03-30 1988-10-07 Toshiba Corp タイムラプスビデオテ−プレコ−ダの長時間音声記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6477285A (en) 1989-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4816928A (en) Apparatus for recording reproducing a still image and corresponding audio information in respective tracks on a disk with the audio compressed on segments of a track
JPH056753B2 (ja)
JPS58194162A (ja) 回転ヘツド型磁気記録再生装置
JPS6166278A (ja) 映像記録再生装置
EP0214343B1 (en) Reproducing apparatus
JP2553031B2 (ja) ビデオテ−プレコ−ダの特殊再生装置
JPH0752939B2 (ja) タイムラプス方式磁気再生装置
JPS61168101A (ja) 記録装置
JP2678063B2 (ja) ディジタル信号の信号処理装置
JP2644383B2 (ja) 多チャンネルvtrのキャプスタン位相補正装置
JPS6231869B2 (ja)
JPH01120975A (ja) 再生装置
JPS595963B2 (ja) ビデオ信号長時間記録方式
JPS63158986A (ja) 磁気記録再生装置
JPS63242078A (ja) タイムラプスビデオテ−プレコ−ダの長時間音声記録装置
JP2543845B2 (ja) 電子スチルカメラ
JPH03791Y2 (ja)
JPH06326955A (ja) ビデオ記録装置
JPS61182383A (ja) ビデオテ−プレコ−ダのスロ−再生装置
JPS63158985A (ja) 磁気記録再生装置
JPH04355273A (ja) ディジタルデータの記録再生装置
JPS58179076A (ja) 動画処理装置用コントロ−ラ
JPS61104303A (ja) 磁気記録再生装置
JPS6145283B2 (ja)
JPS62168483A (ja) 磁気再生装置