JPH075290Y2 - 締付ナット - Google Patents

締付ナット

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JPH075290Y2
JPH075290Y2 JP6979989U JP6979989U JPH075290Y2 JP H075290 Y2 JPH075290 Y2 JP H075290Y2 JP 6979989 U JP6979989 U JP 6979989U JP 6979989 U JP6979989 U JP 6979989U JP H075290 Y2 JPH075290 Y2 JP H075290Y2
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Japan
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nut
bolt
screw hole
nut body
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JP6979989U
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JPH0312011U (ja
Inventor
秀雄 旗野
Original Assignee
内外マリアブル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は改良型の締付ナットに関するものである。
「従来の技術」 従来のナット61は、ナットの中心に螺孔62を設けてある
ため、ボルト12の先端から挿通した被締付部材15、16を
締付けて固定する場合、ボルト12の先端からナット61を
螺合して回動させることにより、被締付部材15、16をボ
ルトの頭部14に締付けて固定している。
しかしボルト12が長い場合にはナット61を所定位置まで
移動させるのに何回も回転させなければらなかった。
「考案が解決しようとする問題」 従来、ボルト12に螺合したナット61を移動させるには、
該ナットを回転させなければ所定の位置まで移動できな
いため、ボルトが長い場合にはボルト12の先端から螺合
するナット61を繰り返し回転させる必要があった。しか
し、ナット61を繰り返し回転させて移動させるには作業
者の作業量が厳しく、時間がかかって作業性が悪いとい
う問題点を有していた。
「問題点を解決するための手段」 本考案は上述の如き問題点に鑑みてなされたもので、そ
の構成はナット本体の中心に設けた螺孔の接線方向一側
に向かってボルトの外径よりやや大きい開口部を形成
し、ナット本体の上面に該螺孔より大径な凹入部を同心
円状に形成し、ナット本体の下面には前記凹入部内に回
動可能に係合する突出部を該螺孔と同心円状に形成した
ナットを複数組合せることを特徴とするものである。
「作用」 螺孔の直径部に接続した各接線の一側にボルトの外径よ
りやや大きい開口部を設け、複数のナットをボルトの側
方から夫々係合させて螺合でき、各ナットを数回回動さ
せるだけで締付けることができる。
「実施例」 本考案の第1実施例を第1〜7図に基づいて説明する
と、外形を角形に形成したナット本体1の中心に軸心方
向に螺孔2を形成する。ナット本体1の上面には、螺孔
2より大径な凹入部5を同心円状に形成し、ナット本体
の下面には、他のナットの上面に設けた凹入部と回動可
能に係合できるように突出部6を同心円状に形成してあ
る。
螺孔2の中心を通る軸線と直交させた直線7と、前記螺
孔の最大の外周円3との交点8、9を通って外周円3の
夫々の接線方向一側にナット本体1の側壁を切欠いて開
口部10を形成する。この場合、開口部10内の直線7の内
側に位置する1/2の螺孔2内の雌ねじ4は、前記直線8
との交点8、9まで形成してあるが、直線7より外側に
位置した雌ねじは削り取ってある。
開口部10の長さLは、長尺なボルト12の外径Dよりやや
広く形成してあるため、ボルト12に側面からナット11を
係合させて雌ねじ4をボルトの雄ねじ13に螺合できる。
ここで、ボルト12の外径をD、雄ねじ13のピッチをPと
し、また、ボルトに螺合するナット11のねじ山数をNと
し、螺孔2の切出し位置を交点9とした場合、ナットの
下面に設けた突出部6の高さEと、該突出部を除いたナ
ット11の軸方向の長さTとは、以下の式によって定める
ことができる。
T=P×N+1/2P … 1/2P≦E<T … 即ち、ナット11の長さTは、ナットの雌ねじ4の適当な
ピッチ数Nに、1/2ピッチの長さを加えた分を、ナット
の例えば突出部6側に設けることにより、第5図に示し
た2つのナット11、11aを互いに螺合させて締付ける場
合、互いの開口部10、10aが略180度ずれて反対側に位置
し、両開口部が重合することがない。
本実施例の作用について説明すると、長尺なボルト12に
複数の被締付部材15、16を挿通し、まずナット11を係合
させるにはボルト12の端部から螺合させる必要なく、ナ
ットの開口部10をボルト12の側方から係合し、ボルトの
雄ねじ13とナット11の雌ねじ4を係合させてナット11を
回転させることによりボルト12に沿って前進し、被締付
部材15、16を締付けてボルトの頭部14に固定する。
同様にして他のナット11aもボルト12の側方から係合し
て螺合し、回動前進させて前記凹入部5内に突出部6aを
係合させて締付ける。この場合、ナット11の上面には螺
孔より大径な凹入部5が形成してあり、ナット11aの底
面には凹入部5の内部に回動可能に収容する突出部6aを
設けてあるため、該突出部6aは凹入部5の内面にガイド
されながら回転し、ナット同士が互いに密着して締付け
固定する(第7図)が、突出部側の螺孔2を半ピッチ分
長く形成したことにより、互いの開口部10、10aは略180
度位置がずれるものである。
この場合、ナットが凹入部5と突出部6を有していない
と、ナット11の上に他のナット11aを回動させて接近さ
せる場合に半径方向に脱しやすく、そのため容易に回動
させることが出来ない。
被締付部材15、16を取り外す場合には、上方に位置した
ナット11aを逆方向に回転させてナット11aを弛め、突出
部6aをナット11の凹入部5から脱出させれば、ナット11
aをボルト12の先端まで回転させずに開口部10を利用し
てボルト12の側方に取り外すことができ、ナット11も同
様にボルトの側方から取り外すことができる。
このように、同一形状のナット11を複数用いる場合は、
量産効果によりコストダウンを図ることができるし、使
用するナットの形状を確認する必要がないので、作業性
が向上する。
本考案の第2実施例を第8〜14図について説明すると、
外形を角形に形成して中心に螺孔22を設けた第1のナッ
ト本体21の上面に螺孔より大径な凹入部25を同心円状に
形成し、螺孔22の中心を通る軸線と直交す直線27と、前
記螺孔の最大径である外周円23との交点28、29を通って
外周円の接線方向にナット本体の側壁を切欠いて開口部
30を形成する。この開口部の内部に設けた螺孔22内には
雌ねじ24を設けてあるが、開口部の内壁に突出させてい
ない。
前記第1のナット31と同じ外形に形成した第2のナット
本体41の下面には、前記凹入部25と回動可能に係合させ
るため同心円状に形成した突出部46を設け、螺孔42の中
心を通る軸線と直交する直線47と、前記螺孔の外周円43
との交点38、39を通って外周円の接線方向にナット本体
の側壁を切欠いて開口部50を形成し、螺孔42内に雌ねじ
44を設けて第2のナット51を形成する。
また第2のナット51の下面には、第1のナット31の上面
に存する凹入部25に係合できるように突出部46を同心円
状に形成してある。
本実施例の作用について説明すると、長尺なボルト12に
複数の被締付部材15、16を挿通し、第1のナット31の開
口部30をボルト12の側方から係合し、ボルト12の雄ねじ
13とナット31の雌ねじ24を係合させてナット31を回転
し、ボルト12に沿って前進させることにより被締付部材
15、16を締付ける。
次いで、同様に第2のナット51も開口部50を利用して側
方からボルト12に係合し、回転させることにより前進さ
せて第1のナット31の凹入部25内に突出部36を密着させ
て締付固定する(第14図)。
尚、第1のナット31の代わりに第15図に示した上面に前
記凹入部25と同形に形成した凹入部56を有し、中心にボ
ルトを挿通する通孔57を有した受座金55と、下面に突出
部46を有した第2のナット51とを組合せて締付けて固着
することも可能である。(第16図)。
「考案の効果」 本考案は以下のような効果を有している。
ナットの側方にボルトの外形よりやや大きい開口部
を有しているので、ボルトの先端から螺合して繰り返し
回動させて移動させる必要がない。
ナットの内面には、反開口部側に雌ねじを設けてあ
るため、ボルトの雄ねじと螺合して締付けることがで
き、長尺なボルトでもナットを数回回動させて締付ける
ことができ、作業性が向上する。
ナットの下面に突出部、上面に凹入部を夫々螺孔と
同心円状に大径に形成し、突出部を凹入部内に係合させ
ながら回動させることにより、ナットがボルトから外れ
ることはなく、容易に螺合させて締付けることができ
る。
ナットを繰り返し回動させる必要がないので、長尺
なボルトに挿通させた被締付部材の締付け及び取外しを
短時間に能率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例のナットの平面図、第2図は同底面
図、第3図は同斜視図、第4図は第1図A−A線断面
図、第5図はナット2ケを組合せた状態の断面図、第6
図は同平面図、第7図はボルトとナットで被締付部材を
固着した状態の断面図、第8図は第2実施例における第
1のナットの平面図、第9図は同底面図、第10図は第8
図B−B線断面図、第11図は第2のナットの平面図、第
12図は同底面図、第13図は第11図C−C線断面図、第14
図は第1及び第2のナットとボルトで被締付部材を固着
した状態の断面図、第15図は受座金の側面図、第16図は
第2のナットと受座金を組合せた状態の断面図、第17図
は一部省略したボルトの側面図、第18図は従来のナット
とボルトの固着した状態の断面図である。 1……ナット本体、2……螺孔、5……凹入部、6……
突出部、10……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナット本体の中心に設けた螺孔の接線方向
    一側に向かってボルトの外径よりやや大きい開口部を形
    成し、ナット本体の上面に該螺孔より大径な凹入部を同
    心円状に形成し、ナット本体の下面には前記凹入部内に
    回動可能に係合する突出部を該螺孔と同心円状に形成し
    たナットを複数組合せることを特徴とする締付ナット。
JP6979989U 1989-06-16 1989-06-16 締付ナット Expired - Lifetime JPH075290Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6979989U JPH075290Y2 (ja) 1989-06-16 1989-06-16 締付ナット

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JP6979989U JPH075290Y2 (ja) 1989-06-16 1989-06-16 締付ナット

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Publication Number Publication Date
JPH0312011U JPH0312011U (ja) 1991-02-07
JPH075290Y2 true JPH075290Y2 (ja) 1995-02-08

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JP6979989U Expired - Lifetime JPH075290Y2 (ja) 1989-06-16 1989-06-16 締付ナット

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59162285U (ja) * 1984-03-21 1984-10-30 高嶋 イツ子 筆記具用帽体兼補助ホルダ−
JP2001295824A (ja) * 2000-04-11 2001-10-26 Hideaki Oki ボルト固定構造

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JPH0312011U (ja) 1991-02-07

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