JP2001295824A - ボルト固定構造 - Google Patents

ボルト固定構造

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JP2001295824A JP2000109937A JP2000109937A JP2001295824A JP 2001295824 A JP2001295824 A JP 2001295824A JP 2000109937 A JP2000109937 A JP 2000109937A JP 2000109937 A JP2000109937 A JP 2000109937A JP 2001295824 A JP2001295824 A JP 2001295824A
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Hideaki Oki
秀明 隠岐
Kurachi Shimodaira
くらち 下平
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 部材を挿通したボルトをナットの締め付けに
よって固定するボルト固定構造の改良。 【解決手段】 ナット10のボルト貫通孔11を大小の
半円が連続したひょうたん形に形成し、その内壁を大き
い半円部についてはボルトの外周と摺動可能な平滑面と
し、小さい半円部についてはボルトのネジ山と噛み合う
ネジ面とすると共に、該ナットのボルト貫通孔の小さい
半円部と係止したときのボルトを包囲抑止して両者の係
止状態を維持する円環状の立ち壁を一体に備えたガイド
部材を組み合わせ用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、部材を挿通したボル
トをナットの締め付けによって固定するボルト固定構造
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
部材を挿通したボルトを、ボルトに嵌めたナットの締め
付けによって固定するには、ボルトの先端に嵌めたナッ
トを回しながら所要の位置まで送らねばならないので、
これに手間と時間を要して作業能率の上らない一原因と
なっていた。そこで本発明者は、この従来の方法を改善
して、部材に挿通したボルトの固定に作業を容易にする
ナット及び座金の改善を提案した(特願平11−114
299号)。
【0003】すなわち、ナットのボルト貫通孔を、ボル
トが摺動する大きい半円部と、ボルトが係止するネジ面
を有する小さい半円部とが連続したひょうたん形に形成
し、このナットをボルトに嵌入装着してその小半円部と
ボルトとが係止したとき、その係止状態を保持するた
め、ナット底面に設けた円盤状凹部に嵌入してボルトを
包囲抑止するリング状壁を一体に備えたガイド部材、あ
るいはナット周囲と同時にボルトを抑止する図7に示す
ようなガイド座金を組み合わせて用いるものである。
【0004】あるいは、ナットに係止した後のボルトを
抑止するためのリング状ガイド立ち爪をボルト挿通部材
のボルト挿通孔の周囲に予め切り起こして設けるもので
ある。またさらに、ボルト挿通部材に、前記ナットを倒
立状態に埋め込むと共に、ボルト上端に固着した円盤状
のガイド片を、ナットのボルト貫通孔上端に設けた円盤
状凹部に嵌入してボルトと小さい半円部との係止状態を
保持するようにする。
【0005】以上の各手段により、ナットによるボルト
の固定作業は、格段に能率化されるが、ボルトの固定に
別のガイド座金を用いる結果、なお、今一つの不確実性
が予想されるので、本発明はこれをさらに改善すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、 本発明は、
部材を挿通したボルトを、ボルトの先端から嵌めたナッ
トの締め付けによって固定するボルト固定構造におい
て、ナットのボルト貫通孔を大小の半円が連続したひょ
うたん形に形成し、その内壁を大きい半円部については
ボルトの外周と摺動可能な平滑面とし、小さい半円部に
ついてはボルトのネジ山と噛み合うネジ面とすると共
に、ボルトがナットのボルト貫通孔の小さい半円部と係
止したとき、該ボルトを包囲抑止して両者の係止状態を
維持するリング状の壁をナットのボルト貫通孔の周縁よ
り一定巾立ち上げて設け、底面には上記壁が嵌入する円
盤状凹部を設け、該ナットの一対を重ねてボルトに装着
することによりボルトを固定するものである。なお、ナ
ットの底面に、凹凸を設けると共に、上面には、これに
噛み合う凹凸を設ければナット相互の密接な位置決めの
ために好ましい。
【0007】また、本発明は、部材を挿通したボルト
を、ボルトに嵌めたナットの締め付けによって固定する
ボルト固定構造において、ナットのボルト貫通孔を、内
壁がボルト外周のネジ山と噛み合うネジ面とした半円部
と、該半円部に続き、内壁をボルトが摺動する平滑面と
した矩形部とにより形成すると共に、該矩形部の終端部
を、ナット外に開口することによりボルト貫通孔を湾入
状に形成して、ナットをボルトの側面から直接装着出来
るようにし、かつ、このナットの一対を互いに近接して
ボルトに装着した後、上位のナットを締め付けるか、又
は、上下のナット相互を反対方向に締め付けることによ
ってボルトを部材に固定するようにするものである。
【0008】さらにまた、本発明は、重ねた二つの部材
の上の部材を貫通し、下の部材を盲貫したボルトを、ボ
ルトに嵌めたナットの締め付けによって固定するボルト
固定構造において、下の部材内に、連続した大小の半円
部より成るボルト貫通孔を備えたナットを予め埋め込む
か、又はボルト貫通孔を直接刻設し、かつ、ボルト貫通
孔の内壁を大きい半円部についてはボルトの外周と摺動
可能な平滑面とし、小さい半円部についてはボルト外周
のネジ山と噛み合うネジ面とすると共に、上記ボルト貫
通孔の大きい半円部の最下端近くの壁面に隆起部を設け
ることにより、ボルトの先端角部が該隆起部に係止した
とき、ボルトに横方向の応力が加わって、小さい半円部
のネジ面への圧接係止を確実にするものである。
【0009】
【実施例】 以下、図面に従って本発明の第1の実
施例を説明する。すなわち、図1(A)は、ナットの平
面図、図1(B)は、図(A)中のT−T断面図である。
こゝで両図において、11は、大小の半円12、13を
連続させて形成したナット10のボルト貫通孔である。
その内壁はそれぞれ、大きい半円部12についてはボル
ト50の外周と摺動可能な平滑面で、小さい半円部13
についてはボルトのネジ山と噛み合うネジ面16となっ
ている。ナット10の上面には、ボルト貫通孔11の周
縁に立ち上げたリング状凸部14が設けられている。ま
た、ナット底面には上面の上記リング状凸部14が嵌入
する円盤状凹部15が設けられている。そして、このよ
うに構成されたナットの一対10a、10bを、図2
(B)に示すように、部材を挿通したボルト50に順次
重ねて装着し、半円部13がボルト50と仮係止した状
態で図3(A)に示すように、上位のナット10aを回
して締め付けを完了する。その結果、、図3(B)に示
すように、両ナットの向きが互いに反対となってボルト
50を完全に包囲抑止するが、この際、上位のナット1
0a底面の円盤状凹部15に、下位のナット10a上面
のリング状凸部14が嵌入することにより両ナットが一
体と成ってボルトの締め付けを強固にする。
【0010】次に、第2の実施例を示す。すなわち、図
4(A)は、該実施例の平面を、同図(B)は、同図
(A)中のT−T断面を示す。両図において、20は、
湾入状のボルト貫通孔21を備えたほゞ正六角形状のナ
ットである。すなわち、そのボルト貫通孔21は、半円
部22と、矩形部23とが連続して形成されており、半
円部22の内壁はボルト外周のネジ山と噛み合うネジ面
26となっているが、矩形部23の対向する内壁23
a、23bはボルトが摺動する平滑面となっている。
【0011】矩形部23は、延長してナット外方に開口
して同ボルト貫通孔を湾入状に形成している。従って、
ナット20は、矩形部33を介してボルトの側面から所
要個所に直接装着することが出来る。また、24はナッ
ト20の上面に設けたボルト貫通孔21を囲むリング状
凸部であり、これに対して底面には該リング状凸部24
が嵌入する円盤状凹部25を備えている。
【0012】従って、図5(A)に示すように、部材を
挿通したボルトに一対のナット20a、20bを上下近接
してボルト50に装着し、それぞれの半円部22がボル
ト50と仮係止した状態で、上位のナット20aを回し
て図5(B)に示すように、両ナットが対向する位置と
なるように締め付けると、それぞれの半円部22がボル
ト50に両側から係止する結果、ボルト全体を二つのナ
ットを介して部材に固定することとなって強固な固定が
得られることとなる。 なおその際、図5(B)に示すよ
うに、上位のナット20a底面の円盤状凹部25に、下
位のナット20b上面のリング状凸部24が嵌入するこ
とにより両ナットが一体と成ってボルトの締め付けを強
固にする。
【0013】次に、図6に基づいて第3の実施例を示
す。すなわち、図6(B)は、重ねた二つの部材A、Bと、
その連結に用いるボルト50及びナット30より成るボ
ルト固定構造の側断面を示す。
【0014】こゝでねじ込みによって両部材を固定する
ボルト50は、上の部材Aを貫通し、かつ、下の部材Bを
盲貫している。30は、部材A、B内に予め埋め込まれた
ナットで、同図(C)に平面を示すようなボルト貫通孔
41を備えている。該ボルト貫通孔は、連続した大小の
半円より成り、その内壁は、大きい半円部32について
はボルト50の外周と摺動可能な平滑面となっており、
小さい半円部33についてはボルト50外周のネジ山と
噛み合うネジ面36となっている。従って、ボルト50
は、大きい半円部32とスライドして部材A、Bを軽く挿
通した後、頭部のガイド円盤部37により小さい半円部
33に導かれてそれと係止して固定される。
【0015】さらに、本実施例においては、ボルト貫通
孔31の最下端近くで大きい半円部32の壁面に、隆起
部35を設けている。その結果、該隆起部は、ボルト5
0がナットの小さい半円部33と係止後ネジ込まれて最
下端近くに達したとき、そのボルト50の先端角部51
に当接してボルト50に横(X)方向の応力を加えて、該
ボルトを半円部33のネジ面36に圧接する。このよう
に、ボルト50とナットの小さい半円部43との係止
は、ガイド円盤部37と、隆起部35の二ヶ所の支持に
よって行われるから完全なものとなる。
【0016】なお、部材A,Bが金属の場合は、ナットを
埋め込むことなく、ボルト貫通孔を直接刻設してもよ
い。
【発明の効果】本発明のボルト固定構造は、ボルト締め
付けに用いるナットのボルト貫通孔を大小の半円が連続
したひょうたん形に形成し、その内壁を大きい半円部に
ついてはボルトの外周と摺動可能な平滑面とし、小さい
半円部についてはボルトのネジ山と噛み合うネジ面とす
ると共に、該ナットのボルト貫通孔の小さい半円部と係
止したボルトを抑止して両者の係止状態を維持するた
め、ナットの上面にはリング状凸部を、底面にはこれが
嵌入する円盤状凹部をそれぞれ設け、そのナットを一対
として用いるものであるから、部品が単一のもので済む
結果、制作費用及び作業能率の点で実施コストを大幅に
節約出来る。あるいは、ナットのボルト貫通孔を湾入状
に形成してボルトの側面から直接装着出来るようにした
から作業能率の向上に寄与するところが大きい。さら
に、ボルト貫通孔の最下端近くの壁面に、隆起部を設け
ている結果、該隆起部は、ボルトがネジ込まれて最下端
近くに達したとき、その先端角部に当接してボルトを横
(X)方向に押圧する結果、該ボルトを小さい半円部のネ
ジ面に圧接する。従って、ボルトとナットの小さい半円
部との係止は、ガイド円盤部と、隆起部の二ヶ所に依っ
て行われるから、ボルトの固定がきわめて確実で、緩む
ことが絶対になく、作業能率の向上及び経費の節減に資
する効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、第1の実施例の平面図、(B)は、
その縦断面図、(C)は、上面斜視図、(D)は、底面
斜視図である。
【図2】(A)は、第1の実施例における一対のナット
の斜視図、(B)は、ボルトへ仮装着した後の縦断面図
である。
【図3】(A)及び(B)は、第1の実施例における上
位ナット締め付け完了後の斜視図及び縦断面図である。
【図4】(A)は、第2の実施例の平面図、(B)は、
その縦断面図である。
【図5】(A)は、第2の実施例をボルトに仮装着した
後の縦断面図、(B)は締め付け完了後の縦断面図であ
る。
【図6】(A)は、第3の実施例の平面図、(B)は、
同図(B)のS−S断面図である。(C)は、同図
(B)のY−Y断面図である。
【図7】従来例を示し、(A)はナットの斜視図、(B)
はガイド座金の斜視図である。
【符号の説明】
10、10a、10b、20、30: ナット 11、21、31: ボルト貫通孔 12、32: 大きい半円部 13、33: 小さい半円部 14: リング状凸部 15: 円盤状凹部 16、26、36: ネジ面 22: 半円部 23: 矩形部 23a、23b: 内壁 24: リング状凸部 25: 円盤状凹部 35: 隆起部 36: ネジ面 37: ガイド円盤部 A、B: 部材 50: ボルト 70: 71: 72: 80:
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月13日(2000.4.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】すなわち、ナットのボルト貫通孔を、ボル
トが摺動する大きい半円部と、ボルトが係止するネジ面
を有する小さい半円部とが連続したひょうたん形に形成
し、このナットをボルトに嵌入装着してその小半円部と
ボルトとが係止したとき、その係止状態を保持するた
め、ナット底面に設けた円盤状凹部に嵌入してボルトを
包囲抑止するリング状壁を一体に備えたガイド部材、あ
るいはナットの周囲と同時にボルトを抑止する図7
(B)に示すようなガイド座金を組み合わせて用いる
ものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】あるいは、図8(A)に示すように、ナッ
トに係止した後のボルトを抑止するため、リング状ガイ
ド立ち爪g1をボルト挿通部材のボルト挿通孔の周囲に
予め切り起こして設るものである。またさらに、同図
(B)に示すように、ボルト挿通部材mに、ナット
倒立状態に埋め込むと共に、ボルト上端に固着した円盤
状のガイド片を、ナットのボルト貫通孔上端に設けた円
盤状凹部に嵌入してボルトと小さい半円部との係止状態
を保持するようにする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】次に、第2の実施例を示す。すなわち、図
4(A)は、該実施例の平面を、同図(B)は、同図
(A)中のX−X断面を示す。両図において、20は、
湾入状のボルト貫通孔21を備えたほゞ正六角形状のナ
ットである。すなわち、そのボルト貫通孔21は、半円
部22と、矩形部23とが連続して形成されており、半
円部22の内壁はボルト外周のネジ山と噛み合うネジ面
26となっているが、矩形部23の対向する内壁23
a、23bはボルトが摺動する平滑面となっている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】こゝでねじ込みによって両部材を固定する
ボルト50は、上の部材Aを貫通し、かつ、下の部材B
盲貫している。30は、部材A、B内に予め埋め込まれた
ナットで、同図(C)に平面を示すようなボルト貫通孔
31を備えている。該ボルト貫通孔は、連続した大小の
半円より成り、その内壁は、大きい半円部32について
はボルト50の外周と摺動可能な平滑面となっており、
小さい半円部33についてはボルト50外周のネジ山と
噛み合うネジ面36となっている。従って、ボルト50
は、大きい半円部32とスライドして部材A、Bを軽く挿
通した後、頭部のガイド円盤部37により小さい半円部
33に導かれてそれと係止して固定される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】追加
【補正内容】
【図8】さらに他の従来例(A)及び(B)を示す。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 10、10a、10b、20、30: ナット 11、21、31: ボルト貫通孔 12、32: 大きい半円部 13、33: 小さい半円部 14: リング状凸部 15: 円盤状凹部 16、26、36: ネジ面 22: 半円部 23: 矩形部 23a、23b: 内壁 24: リング状凸部 25: 円盤状凹部 35: 隆起部 37: ガイド円盤部 A、B: 部材 50: ボルト 51: 先端角部
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部材を挿通したボルトを、ボルトの先端
    から嵌めたナットの締め付けによって固定するボルト固
    定構造において、 ナット(10)のボルト貫通孔(11)を大小の半円が
    連続したひょうたん形に形成し、その内壁を大きい半円
    部(12)についてはボルト(50)の外周と摺動可能
    な平滑面とし、小さい半円部(13)についてはボルト
    のネジ山と噛み合うネジ面とすると共に、 ボルト(50)がナットのボルト貫通孔(11)の小さ
    い半円部(13)と係止したとき、ボルト(50)を包
    囲抑止して両者の係止状態を維持するリング状の壁(1
    4)をナット(10)のボルト貫通孔(11)の周縁に
    立ち上げて設けると共に、ナット(10)の底面には上
    記壁(14)が嵌入する円盤状凹部(15)を穿設し、 かつ、該ナット(10)の一対を重ねてボルトに装着し
    て用いることを特徴とするボルト固定構造。
  2. 【請求項2】 部材を挿通したボルトを、ボルトに嵌め
    たナットの締め付けによって固定するボルト固定構造に
    おいて、 ナット(20)のボルト貫通孔(21)を、内壁がボル
    ト(50)外周のネジ山と噛み合うネジ面とした半円部
    (23)と、該半円部に続き、対向する内壁(23
    a)、(23b)をボルトが摺動する平滑面とした矩形部
    (24)とにより形成すると共に、 該矩形部(24)の終端部(23′)を、ナット外部に
    開口させることによりボルト貫通孔(21)を湾入状に
    形成して、ナット(20)をボルト(50)の側面から
    直接装着出来るようにし、 かつ、このナットの一対(20a)、(20b)を互いに
    近接してボルトに装着した後、両者を順次締め付けるこ
    とを特徴とするボルト固定構造。
  3. 【請求項3】 重ねた二つの部材の、上の部材(A)を貫
    通すると同時に、下の部材(B)を盲貫したボルトを締
    め付けて固定するボルト固定構造において、 連続した大小の半円より成るボルト貫通孔(31)を備
    えたナット(30)を、両部材(A)、(B)に亘って予
    め埋め込みか、又は、直接刻設し、 ボルト貫通孔(31)の内壁を、大きい半円部(32)
    についてはボルト(50)の外周と摺動可能な平滑面と
    し、小さい半円部(33)についてはボルト(50)外
    周のネジ山と噛み合うネジ面(36)とすると共に、 ボルト貫通孔(31)の大きい半円部(32)の最下端
    近くの壁面に隆起部(30)を設け、ボルト(50)が
    ナットの小さい半円部(33)に係止したとき、隆起部
    (40)がボルト(50)の先端角部(37)に当接し
    て該ボルトを横(Y)方向に押圧することにより、該ボ
    ルトとネジ面(36)との係止状態を確保することを特
    徴とするボルト固定構造。
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