JPH0344877Y2 - - Google Patents

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JPH0344877Y2
JPH0344877Y2 JP17530385U JP17530385U JPH0344877Y2 JP H0344877 Y2 JPH0344877 Y2 JP H0344877Y2 JP 17530385 U JP17530385 U JP 17530385U JP 17530385 U JP17530385 U JP 17530385U JP H0344877 Y2 JPH0344877 Y2 JP H0344877Y2
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mounting member
protrusion
joint
convex portion
engaging
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JP17530385U
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JPS6285598U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、トンネルのシールド工事用の組立セ
グメントの接合部構造に関する。
〔従来の技術〕
かかるセグメントを接合して組立てる方法には
従来種々のものが存在するが、例えばセグメント
の内周面にボルト挿通孔を穿設したかき抜け(い
わゆる中子)を形成して、この中子に手を差込ん
で工具でボルト締めすることでセグメントを接合
しており、一例として第6図、第7図に示すよう
にセグメント20の接合面に、アンカー筋21a
を溶接したチヤンネル状のボルトボツクス21を
埋込み、ボルト締めによつて接合している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような接合部構造では、手作業によるボル
トの締め付け作業を要し、しかも各部均一に締め
付ける必要があり組立ての作業能率が悪く、組立
て後ボルトがゆるむおそれもある。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、
手作業によるボルト締めが不要で接合がワンタツ
チ式に行え簡単で、しかも接合後はこれがゆるむ
おそれがないシールドセグメントの接合部構造を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、セグメント
の接合面の一方に係合凹部を形成し、この係合凹
部内に内側に係止部を形成した取付部材を挿着
し、他方の接合面には前記取付部材の係止部に嵌
合する係止部を設けた係合凸部を形成し、かつ該
係合凸部の根元部周辺に抑え突片を配設し、前記
取付部材内に係合凸部を差込み抑え突片で取付部
材を係合凸部に押付けて固定することを要旨とす
るものである。
〔作用〕
本考案によれば、セグメントの接合面の一方に
設けた取付部材に、他方の接合面に設けた係合凸
部が差込まれることで、取付部材の係止部に係合
凸部の係止部が係合しかつ抑え突片により取付部
材が係合凸部側に押し付けられて両接合面が接合
される。そして、かかる接合作業は係合凸部を取
付部材に挿入するだけでワンタツチ式に行える。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案のシールドセグメントの接合部
構造の実施例を示す縦断正面図、第2図は第1図
のA−A矢視図、第3図は同上B−B矢視図で、
図中1はセグメント、1a,1bはその接合面を
示し、一方の接合面1aには穴2を形成し、ここ
に鋼製の受け部材3と内側に係止部として横溝4
を複数形成した同じく鋼製の取付部材5を順次挿
着し、受け部材3と取付部材5のそれぞれの底部
を内側からボルト6、ナツト7によりセグメント
1に同時に締付固定しておく。なお、取付部材5
は、その底部は受け部材3に密着するようにする
が、周面は受け部材3との間の隙間8が形成され
るよう受け部材3よりも1回り小さ目に形成し、
かつ縦方向に適宜間隔でスリツト5aを設ける。
もう一方の接合面1bには鋼製の基板9を埋込
み、この基板9に周面に係止部としての突条10
を複数形成した係合凸部となる円柱条の突起11
を一体的に突設し、該突起11の根元部周辺には
彎曲板状の抑え突片12を適宜間隔で配設した。
なお、前記円柱状の突起11の頂部には、前記ボ
ルト6の頭部とナツト7とが収納されるスペース
となる窪み13を設けておく。
次に動作及び使用法について説明すると、セグ
メント1,1を接合するには、接合面1a,1b
を向い合わせて、接合面1b側の突起11を他方
の接合面1a側の取付部材5内に押込めば突条1
0が横溝4に係合して突起11は取付部材5内に
嵌り込む。
そして、突起11の押込みと同時に抑え突片1
2が受け部材3と取付部材5との間の隙間8内に
これを押し広げるようにして挿入され、第4図に
示すように取付部材5を突起11側へと押し付け
る。この際、取付部材5はスリツト5aにより分
割されているから抑え突片12により押圧力は突
起11へと良好に伝わる。
また、取付部材5内に突出しているボルト6の
頭部及びナツト7は突起11の頂部に形成した窪
み13内に収まるから、ボルト6やナツト7が突
起11の挿入を妨げることはない。
このようにして、突起11を取付部材5内へ押
込むことでワンタツチ式にセグメント1,1の接
合面1a,1bを接合して組立てることができ
る。
なお、前記実施例では受け部材3と取付部材5
との間の隙間8は均等巾に形成され、また抑え突
片12も均等な厚さに形成してあるが、第2実施
例として第5図に示すように抑え突片14の先細
りのテーパー状に形成し、受け部材15の開口部
近くにテーパー状の段部15aを形成して隙間1
6の開口を広くしておけば、抑え突片14の隙間
16への挿入がスムーズにできるとともに、挿着
状態では抑え突片14の巾広の根元部が取付部材
5を押圧することとなり、大きな押付力が得られ
る。
また、第3実施例として第6図に示すように受
け部材3と取付部材5との間に隙間を形成せず
に、受け部材17の開口部を肉厚部17aに形成
し、ここに開口を巾広にした凹部17bを設け、
ここに前記第2実施例で示したと同様の先細りの
テーパー状の抑え突片14を挿入するようにして
もよい。この場合は抑え突片14が凹部17bを
押し広げることで、肉厚部17aを取付部材5側
へと押し付ける。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案のシールドセグメント
の接合部構造は、一方の接合面に形成された係合
凹部内に他方の接合面に設けた係合凸部を押し入
れるだけでセグメントを接合できるから、手作業
によるボルト締めなどの面倒な作業が不要とな
り、ワンタツチ式に簡単に接合作業が行え、しか
も接合後にしつかりと接合され接合がゆるむおそ
れもないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のシールドセグメントの接合部
構造の実施例を示す縦断正面図、第2図は第1図
のA−A矢視図、第3図は同上B−B矢視図、第
4図は接合状態を示す縦断正面図、第5図は第2
実施例を示す縦断正面図、第6図は第3実施例を
示す縦断正面図、第7図は従来のシールドセグメ
ントの斜視図、第8図は同上要部の斜視図であ
る。 1……セグメント、1a,1b……接合面、2
……穴、3……受け部材、4……横溝、5……取
付部材、5a……スリツト、6……ボルト、7…
…ナツト、8……隙間、9……基板、10……突
条、11……突起、12……抑え突片、13……
窪み、14……抑え突片、15……受け部材、1
5a……段部、16……隙間、17……受け部
材、17a……肉厚部、17b……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. セグメントの接合面の一方に係合凹部を形成
    し、この係合凹部内に内側に係止部を形成した取
    付部材を挿着し、他方の接合面には前記取付部材
    の係止部に嵌合する係止部を設けた係合凸部を形
    成し、かつ該係合凸部の根元部周辺に抑え突片を
    配設し、前記取付部材内に係合凸部を差込み抑え
    突片で取付部材を係合凸部に押付けて固定するこ
    とを特徴としたシールドセグメントの接合部構
    造。
JP17530385U 1985-11-14 1985-11-14 Expired JPH0344877Y2 (ja)

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JP17530385U JPH0344877Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17530385U JPH0344877Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

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JPS6285598U JPS6285598U (ja) 1987-06-01
JPH0344877Y2 true JPH0344877Y2 (ja) 1991-09-20

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JP17530385U Expired JPH0344877Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

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JP2004251047A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Tokorozawa Keigokin Kk 継手金具及び該継手金具を用いた被接続部材の接続構造

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Publication number Publication date
JPS6285598U (ja) 1987-06-01

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