JPH0752159Y2 - クレーン補助ジブのチルト角検出装置 - Google Patents

クレーン補助ジブのチルト角検出装置

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JPH0752159Y2
JPH0752159Y2 JP1988144986U JP14498688U JPH0752159Y2 JP H0752159 Y2 JPH0752159 Y2 JP H0752159Y2 JP 1988144986 U JP1988144986 U JP 1988144986U JP 14498688 U JP14498688 U JP 14498688U JP H0752159 Y2 JPH0752159 Y2 JP H0752159Y2
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JP
Japan
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crane
jib
tilt angle
auxiliary jib
crane auxiliary
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佐敏 澤藤
幸生 緒方
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はラフテレーンクレーン車のようなクレーン作
業のクレーン補助ジブを、自動で無段階にチルトするク
レーンに用いて好適なものである。
(従来の技術) 従来のこの種のクレーン補助ジブとして圧縮トラス構造
のものがあって、第9図に示すようにブームaの先端部
に起伏可能に連結されたクレーン補助ジブbのチルト角
θは段階的であって、設定した該チルト角θをクレーン
車の運転室内に設けられた過負荷防止装置パネルd(第
10図参照)の補助ジブ設定角度入力ブームd1から入力す
るようになっている。
なお第9図のcはテンションロッドである。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のようにクレーン補助ジブが自動的にチルトす
ることができず、かつチルト角が段階的にしか設定でき
ないと、クレーン補助ジブから吊下げられる吊下フック
により荷物を持ち上げ、この荷物を建物の屋上遠方に降
ろそうとするとき、主ブームを伏せにしても建物が邪魔
をして作業半径を増やせないため不便であった。
そこでこの考案の考案者の1人は、実願昭62-129251号
(実開平1-36396号)にて補助ジブの自動チルト装置を
提案したが、このようにクレーン補助ジブが自動でかつ
無段階にチルトするクレーンにおいて、そのチルト角を
検出して過負荷防止装置を作動させる検出装置が無かっ
た。
また、上記従来のような過負荷防止装置パネルでは、補
助ジブ設定角度入力部における角入力ミスを起こすこと
があった。
(課題を解決するための手段及び作用) この考案は上記課題を解決するためになされたものであ
って、ブームの先端部にクレーン補助ジブが自動でかつ
無段階に起伏可能に設けられたクレーン補助ジブのチル
ト装置において、該クレーン補助ジブのチルト角を検出
する手段を設けることにより、該チルト角を自動かつ無
段階に検出し、該検出信号を過負荷防止装置に入力する
ようにしたものである。
そしてクレーン補助ジブのチルト角検出手段としては、
先側ブームの前端側支持部にピン部材を介してポテンシ
ョメータに固定されたレバーを、クレーン補助ジブの側
面に固着されたブラケットに使用位置と格納位置とに回
動可能に装着されたピンと当接させ、クレーン補助ジブ
の回動によりレバーを回動してポテンショメータを作動
させ、クレーン補助ジブのチルト角を検出するようにし
てもよい。
さらに先側ブームの前端側の支持部の側面に装着したリ
ンクの長穴を支持部のピンにより枢着し、クレーン補助
ジブの側面にリンクと同時に回動するようにポテンショ
メータのレバーを結合し、リンク角度からチルト角を検
出するようにしてもよい。
またチルトシリンダに長さ検出器を装着し、測長ワイヤ
を介してピストンロッドの伸長寸法を検出することによ
り、クレーン補助ジブのチルト角を演算し、チルト角の
検出信号を過負荷防止装置に送るようにしてもよい。
(実施例) 次にこの考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は上記実願昭62-129251号において提案されたク
レーン補助ジブの自動チルト装置の一具体例の側面図、
第2図は第1図におけるII矢視図である。
図においてブーム1の先端部2の前端部の支持部5には
クレーン補助ジブ3の基端部が起伏可能にピン部材4に
より連結してある。
先端部2の前端側支持部5の上部は、テンションロッド
13,14の後側の取付部6,6になっている。
クレーン補助ジブ3の先端にはブラケット8が固設して
あり、このブラケット8にチルトシリンダ9の基端部が
ピン部材10で取付けてあり、このチルトシリンダ9のピ
ストンロッド11の先端部には係止部材12が設けてあっ
て、左右のテンションロッド13,14は取付部6,6と係止部
材12との間に連結されている。
そしてチルトシリンダ9を最大に伸長することによりク
レーン補助ジブ3は下方向きにチルトして3′で示した
状態になり、このときのチルト角はθmaxである。
この状態からチルトシリンダ9を最小に縮小動すること
によりクレーン補助ジブは3で示した元の状態にもどる
が、チルト角は0とθmaxとの間の任意の状態に保持で
きるようになっている。
従ってクレーン補助ジブ3の先端のシーブ16から繰り出
されたワイヤ17を介して吊り下げられた吊下げフック18
により、第7図及び第8図に示したように荷物19を吊持
してこの荷物19を持ち上げ、この姿勢でチルトシリンダ
9を仲長動してクレーン補助ジブ3を下方にチルトし、
荷物19を建物20の屋上に降ろすことができる。
第3図にこの考案によるクレーン補助ジブのチルト角検
出装置の第1実施例を示す。
第3図は第1図におけるIII部詳細図であって、先側部
2の前端側支持部5の側面に角度計31を装着し、クレー
ン補助ジブ3の側面に角度計32を装着し、角度計31と32
との差をクレーン補助ジブ3のチルト角θとして検出す
るものである。
第4図はこの考案によるクレーン補助ジブのチルト角検
出装置の第2実施例であって、第1図におけるIV-IV断
面図である。
先側部2の前端側の支持部5にピン部材4を介してポテ
ンショメータ41に固定されたレバー42は、クレーン補助
ジブ3の側面に固着されたブラケット44に使用位置と格
納位置に回動可能に装着されたピン43と当接するように
なっている。
そしてピン43は使用しないときには格納位置に納められ
るようになっており、走行時ジブを使用しないときには
格納位置にすることにより損傷等から防止できる。
クレーン補助ジブ3の回動によりピン43に当接している
レバー42が回動してポテンショメータ41を作動させ、ク
レーン補助ジブ3のチルト角θを検出するものである。
またピン43はスプリング45により作動時は図のようにレ
バー42と当接しているが、不要のときは43′に示す状態
にしてポテンショメータ41を作動させないようにするこ
とも可能である。
またこの逆にポテンショメータ41を補助ジブ3にピン43
をブーム先端ピン部材に装着することも可能である。
第5図はこの考案によるクレーン補助ジブのチルト角検
出装置の第3実施例であって、第1図におけるIII部詳
細図である。
図において先側部2の前端側支持部5の側面に装着した
リンク52の長穴521は支持部5の側面に設けたピン53に
より枢着され、クレーン補助ジブ3の側面に設けたポテ
ンショメータ54のレバー51はリンク52と同時に回動する
ように結合されてリンク角度αからチルト角θを演算す
るものである。
そして図において符号の右肩に′を付したものは補助ジ
ブ3が回動して3′の位置にきたときのそれぞれの位置
を示す。
また、レバー51は不要時は52″で示した状態に格納する
ことも可能である。
このようにジブを使用せず、ブーム横に格納された状態
では、レバー51をジブ側又は格納できるようになってい
る。
第6図はこの考案によるクレーン補助ジブのチルト角検
出装置の第4実施例であって、第1図におけるIV部詳細
図である。
図においてチルトシリンダ9に長さ検出器61を装着し、
測長ワイヤ611を介してピストンロッド11の伸長寸法を
検出することにより、クレーン補助ジブ3のチルト角θ
を演算するものである。
そしてこのようにして検出されたチルト角の検出信号を
過負荷防止装置(図示せず)に送って作動させることに
より、自動で無段階にチルトするクレーン補助ジブの過
負荷防止装置に対応が可能になると共に、チルト角を人
手により入力する際の入力ミスを防止することができ、
運転席から遠いところに検出装置を備えた場合は特に有
効である。
(考案の効果) この考案は以上詳述したようにして成り、請求項(1)
〜(3)記載の考案はいずれもブームの先端部にクレー
ン補助ジブが自動かつ無段階に起伏可能に設けられたク
レーン補助ジブのチルト装置において、このクレーン補
助ジブのチルト角を検出する手段を設けることにより、
このチルト角を自動かつ無段階に検出することができ
る。
またこのようにして検出されたチルト角の検出信号を過
負荷防止装置に送って作動させることにより、自動で無
段階にチルトするクレーン補助ジブの過負荷防止装置に
対応が可能となり、チルト角を人手により入力する際の
入力ミスを防止することができる。
そして請求項(1)に記載された考案ではポテンショメ
ータに固定されたレバーをピンと当接させ、ピンは使用
しないときは格納位置に収納し、従って走行時ジブを使
用しないときは格納位置にすることにより損傷等から防
止できる。
請求項(2)に記載された考案でもジブを使用せず、ブ
ーム横に格納された状態ではレバーをジブ側またはブー
ム側に格納できるようにすることによりレバーを損傷か
ら防止できる。
そして請求項(3)に記載された考案はワイヤの繰り出
し、引き込み長さを長さ検出器で電気的に検出するよう
にしたので、クレーン補助ジブのように運転席から遠い
ところに検出装置を備えた場合非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案が適用されるクレーン補助ジブの自動
チルト装置の一具体例の側面図、第2図は第1図におけ
るII矢視図、第3図、第4図、第5図、第6図はいずれ
もこの考案の実施例を示し、第7図及び第8図はクレー
ン補助ジブを備えたクレーンによる荷役作業の説明図、
第9図及び第10図は従来のものである。 1……ブーム 2……先側ブーム 3……補助ジブ 4……ピン部材 5……前端側支持部 9……チルトシリンダ 11……ピストンロッド 31……角度計 32……角度計 41……ポテンショメータ 42……レバー 43……ピン 51……レバー 52……リンク 521……長穴 54……ポテンショメータ 61……長さ検出器 611……測長ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−60598(JP,A) 特開 昭59−212388(JP,A) 特開 昭60−148892(JP,A) 特開 昭58−36893(JP,A) 特開 昭58−26212(JP,A) 実開 昭64−36396(JP,U) 実開 昭47−23872(JP,U)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブームの先端部にクレーン補助ジブが自動
    でかつ無段階に起伏可能に設けられたクレーン補助ジブ
    のチルト装置において、先側ブーム2の前端側支持部5
    にピン部材4を介してポテンショメータ41に固定された
    レバー42を、クレーン補助ジブ3の側面に固着されたブ
    ラケット44に使用位置と格納位置とに回動可能に装着さ
    れたピン43と当接させ、クレーン補助ジブ3の回動によ
    りレバー42を回動してポテンショメータ41を作動させ、
    クレーン補助ジブ3のチルト角θを検出するようにし
    た、クレーン補助ジブのチルト角検出装置。
  2. 【請求項2】ブームの先端部にクレーン補助ジブが自動
    でかつ無段階に起伏可能に設けられたクレーン補助ジブ
    のチルト装置において、先側ブーム2の前端側支持部5
    の側面に装着したリンク52の長穴521を支持部のピン53
    により枢着し、クレーン補助ジブ3の側面にリンク52と
    同時に回動するようにポテンショメータ54のレバー51を
    結合し、リンク角度αからチルト角θを検出するように
    した、クレーン補助ジブのチルト角検出装置。
  3. 【請求項3】ブームの先端部にクレーン補助ジブが自動
    でかつ無段階に起伏可能に設けられたクレーン補助ジブ
    のチルト装置において、チルトシリンダ9に長さ検出器
    61を装着し、測長ワイヤ611を介してピストンロッド11
    の伸長寸法を検出することにより、クレーン補助ジブの
    チルト角θを演算し、チルト角の検出信号を過負荷防止
    装置に送るようにした、クレーン補助ジブのチルト角検
    出装置。
JP1988144986U 1988-11-08 1988-11-08 クレーン補助ジブのチルト角検出装置 Expired - Lifetime JPH0752159Y2 (ja)

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JPH0266589U JPH0266589U (ja) 1990-05-18
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