JPS59212388A - ジブ付クレ−ンのジブ起伏角補正装置とそのジブ起伏角補正方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えばトラ、ククレーンなどのジブ付クレ
ーンに適用されるジグ起伏角補正装置とそのジグ起伏角
補正方法に関する。

トラッククレーンなどのノブ付クレーンには、そのブー
ム先端にジブを起伏自在に支持して張シ出すとともに、
仁のジブのブームに対する起伏角を油圧シリンダの伸縮
によシ調整するようにしたものがある。しかしながら、
この油圧シリンダ゛を用いるものには、ズームに大きな
曲げ力が加ってそのノブのたわみが大となり、またこの
ことからジブによる吊上性能も低いものである。

このようなことから、ブーム先端に起伏自在にジブを連
結するとともに、とのジブの先端側にウィンチから繰り
出したワイヤを連結して上記ノブを支持するようにし、
一方ウインチを駆動してワイヤの巷き取シもしくは繰シ
出しによシップの起伏角を調兼するようにしたものがあ
る。

しかしながら、このワイヤによりジブを支持するものに
は、このジブの張シ出し状態で、ブームの起伏角または
そのブーム長が調棺されてブームの作業姿勢が変位され
ると、この変位に伴ってジブの起伏角も変位する欠点が
ある。すなわち、これはウィンチから繰シ出されている
ワイヤ長が一定であるため、ブームにおける作業姿勢の
変位がジグの起伏角変位で吸収されるためである。しだ
がって、このようにブームの作業姿勢変位に伴ってジグ
の起伏角が変位された場合には、あらためてウィンチを
駆動してジグの起伏角を調整しなおさなければならない
不具合がある。また、この場合にはジブの起伏角変位に
起因してこのジブが他の建造物などと接触するおそれも
あり、クレーン作業中の安全性を確保する上で好ましい
ものではない。

この発明はこのような事情にもとづいてなされたもので
、その目的とするところは、ウィンチから繰シ出したワ
イヤでジブの張シ出しを保持するようにしたジグ付クレ
ーンにおいて、このジブの張シ出し状態でブームの作業
姿勢が変位されても、ブームに対するジブの起伏角を予
め定めた所定の値に補正して維持するととのできるジグ
付クレーンのノブ起伏角補正装置とそのノブ起伏角補正
力法を提供することにある。

すなわちこの発明は、ブームの作業姿勢変位に起因する
ジグの起伏角変位を角度検出器で検出し、この起伏角変
位にもとづいてワイヤ長の長さを補正することによシ、
ジブの起伏角を予め定めた値に維持させることを特徴と
する。

以下この発明の一実施例を図面にもとづき説明する。

第１図にはジブ付クレーンとしてのトラッククレーンが
示されている。このトラッククレーンを簡単に駅、明す
れば、図中１はその車体であって、この車体ノには基台
としての旋回台２が旋回可能に設けられている。この旋
回台２には枢軸３を介して多段伸縮ブーム４が起伏自在
に枢支されておシ、このブーム４は起伏シリンダ５によ
り起伏されるようになっている。また、ブーム４の伸縮
はその内部に収容した伸縮シリンダ（図示しない）にニ
ジなされる。なお、６は旋回台２上に配置されたクレー
ン作業用の作業キャブ、７は車体Ｊの走行運転室、また
８・・・はクレーン作業時に車体ノから張シ出されてこ
の車体１を支持するアウトリガを示す。

そして、ブーム４の先端にはジブ９が取シ付けられてい
る。この実施例の場合、ジブ９は第１及び第２ジブ１０
，１１からなシ、第１ジブ１０はブーム４の先端に着脱
可能に固定されている。一方、第２ジグ１ノは第１ジブ
１０の先端に回動軸Ｊ２を介して起伏自在に連結されて
いる。第２ジグ１ノの先端部には、旋回台２に配置した
ジブ張シ出し用ウインチノ３から繰シ出されるワイヤ１
４が連結されておシ、これによシ＠２ジブ１１の張シ出
し姿勢が保持されるようになっている。また、上記ウィ
ンチ１３を駆動してワイヤ１４の巻き取りもしくは繰シ
出しをなすことによυ、ブーム４の４ＩＩＩ線に対する
第２ジブ１ノの起伏角αを想像線で示す如く調整可能と
なっている。すなわち、この実施例の場合、上記ウイン
チノ３はワイヤ長司変機構をオＩ４成してい石。

なお、第１図中において、ノ５・・・は上記ワイヤノ４
を案内する案内具、ノロは第２ノブ１ノのシーズ、１７
は主巻ウィンチ、１８は補巻ウィンチ、ノ９はその補巻
ワイヤ、２０はその補巻フックをそれぞれ示す。

しかして、このようなツブ９付のトラ、ククレーンには
第２図に示すような第２ジグ１ノのジブ起伏角補正装置
が備えられている。ここで、このジグ起伏角補正装置を
第２図にもとづいて説明すれば、第２図中２１は前記ウ
ィンチ１３を駆動する油圧モータである。この油圧モー
タ２ノは４ボ一ト３位置の手動式方向切換弁２２を介し
て図示しない油圧ポンプに接続されている。したがって
、この手動式方向切換弁２２を切換え操作することによ
シ、油圧モータ２ノすなわちウィンチ１３の正逆転駆動
を制御して第２ジブ１ノの起伏角αを調整できるように
なっている。

そして、２３は角度検出器であってこの角度検出器２３
は例えばポテンショメータからなる。

角度検出器２３は前記回動軸１２と同軸的に取ｐ句けら
れて第２ジブｌノの起伏角を検出可能となっている。こ
の角度検出器２３で検出した起伏角信号はＡ／Ｄ変換器
２４を介して比較回路２５に入力され、この比較回路２
５において処理される。比較回路２５はｅ−ト２６、ア
ンドク′　−ト　４　０　、　　ノ　ッ　　ト　り１°
　−ト　　４　　ノ　、　　オ　ア　り′−ト２２、記
憶部２８及び比較器２９からなシ、上記起伏角信号はま
ずｒ−ト２６を介して記憶部２８に入力可能となってい
る。この記憶部２８に記憶された起伏角信号は常に比較
器２９に向りて出力される。また、この比較器２９には
ｒ−ト２６及び記憶部２８をパイ・ぐスして常に起伏角
信号が入力されるようになっている。そして、オアＰ　
−ト２７は手動式方向切換弁３０・３ノの作動を検知す
る作動検知スイッチ３２゜３３にそれぞれ接続されてい
るとともに、このオアゲート２７はアンドｒ−ト４０を
介して上記ｆ−ト２６に接続されている。ここで、手動
式方向切換弁３０は前記起伏シリンダ５の作動を制御し
、また手動式方向切換弁３ノは前記伸縮シリンダの作動
を制御するものである。一方、手動式方向切換弁２２の
作動を検知する作動検知スイッチ３４はノットＦ”−１
−４１を介してアンドダート４θに接続されている。な
お、これら検知スイッチ３２　、　Ｊ　、？　、　３４
はそれぞれリミットゝスイッチよシなる。

そして、比較器２９はウィンチ１３の補正駆動機構に接
続されている。この補正駆動機構は４ポ一ト３位置の電
磁方向切換弁３５からなシ翫この電磁方向切換弁３５は
前記油圧モータ２ノと油圧ポンプとの間に前記手動式方
向切換弁２２をバイパスして設けられている。したがっ
て、比較器２９からの比較信号にもとづき、電磁方向切
換弁３５が切換制御されることによシ、油圧モータ２ノ
すなわちウインチノ３を手動式方向切換弁２２の切換操
作とは独立して駆動できるようになっている。

なお、角度検出器２３からの起伏角信号は比較回路２６
とは別にクレーンの過負荷防止回路３６にもデータとし
て入力されるようになっている。

次に、上記構成のジブ起伏角補正装置を用いたその起伏
角補正方法を説明する。

まず、プーム４の先端からはジグ９が張シ出されておシ
、その第２ジブ１ノの起伏角は第１図に示すようにαと
なっている。このとき、角度検出器２３からはその起伏
角αにもとづく起伏角信号Ａが比較器２９に入力されて
いる。この場合、各方向切換弁３０．３１のいづれも操
作されていないので、その作動検知スイッチ３２．３３
はともにオフでアシ、オアｒ−）２７からアンドｒ−’
）４０に信号が発せられることはない。またこのとき、
方向切換弁２２の作動検知スイッチ３４もオフのため、
フッ１１’−ト４ノを介してアンＰｃ−）４（７に信号
が発せられている。したがって、このような状態におい
ては、上記アンドｒ−ト４０からｆｆ−ト２６に信号が
発せられず、このｆ−ト２６は開いた状態にある。これ
により、角度検出器２３からの上記起伏角（ｇ号Ａは、
またｒ　−）　２６及び記憶部２８を介して比較器２９
に入力されている。このとき、起伏角信号Ａは記憶部２
８において記憶される。この結果、上記各方向切換弁２
２，３０．３１がいづれも操作されていない場合、つま
シプーム４の作業姿勢に変位がなくかつウィンチ１３が
手動で操作されていない場合には、上記比較器２９にお
いては同一の起伏角信号Ａが入力されていることから、
比較器２９からは例の比較信号も電磁方向切換弁３５に
向けて出力されることはなく、油圧モータ２ノすなわち
ウィンチ１３は停止状態となっている。

そして、このような状態にあるときから、手動式方向切
換弁、？１７．．９Ｊの両方またはそのいづれか一方が
操作されると、その作動検知スイッチ３２．３３または
その一方からの信号がオアｒ−ト２７を介してアンドｅ
−ト４０に入力される。このとき、このアンドダート４
０には上述したように作動検知スイッ≠３４からの信号
がノットｆ−ト４１を介して入力されていることから、
上記アンドｒ−）４（７からｒ−ト２６に向って４１号
が発せられ、このｒ−ト２６は閉じた状態となる。した
がって、この場合、上記方向切換弁３０．３１の操作に
よシプーム４の作業姿勢が変位され、この変位に伴って
第２ジブｌ）の起伏角もまた変位されると、角度検出器
２３からは第２ジブ１ノの変位起伏角にもとづく起伏角
信号Ｂが比較器２９に入力される。しかし、このとき、
上記ｒ　−）　２６は閉じた状態にあることから、上記
起伏角信号Ｂがｒ−ト２６及び記憶部２８を介して上記
比較器２９に入力されることはない。この結果、この場
合、比較器２９においては、記憶部２８に記憶されてい
る初期状態の起伏角信号Ａと上記起伏角信号Ｂとが比較
され、その差分に応じた比較信号が電磁方向切換弁３５
に向けて出力される。このようにして比較器２９から比
較信号が出力されると、これに応じて電磁方向切換弁３
５の切換作動がなされ、油圧ポンプ２ノすなわちウイン
チノ３はその手動式方向切換弁２２の切換作動とは独立
して正転もしくは逆転駆動される。

したがって、このウィンチ１３の補正駆動によシ、ワイ
ヤＪ４の巻き取シもしくは繰シ出しがなされ、第２ジブ
１ノの起伏角はその初期状態のα゛に近づく方向に補正
変位される。また、この補正変位中においても、角度検
出器２３からは常に検出した起伏角信号が比較器２９に
向けて出力され、この起伏角信号が初期状態のＡと一致
したとき、比較器２９からの比較信号が停止して、油圧
モータ２ノすなわちウィンチ１３の駆動が停止される。

したがって、このようにジブ９の張υ出し状態において
プーム４０作業姿勢が変位された場合でも、この変位に
伴う第２ジブＩノの起伏角変位を補正してこの第２ジグ
１ノをその初期状態に自動的に復帰させることができる
。この結果、第２ジブ１ノの起伏角変位を手動によシ補
正する必要はなく、またその起伏角変位によって不用意
に第２ジブ１ノが他の建造物などと接触するのを防止し
てクレーン作業中の安全性を高めることができる。

なお、ウィンチＪ３の手動式方向切換弁２２が操作され
ると、その作動検知スイッチ３４からアンドダート４０
に信号が発せられることはなく、したがってｒ−ト２６
はオアルート、？７の状態にかかわシなく常に開いた状
態となる。

この結果、比較器２９においては常に同一の起伏角信号
を比較することとなって、この比較器２９から電磁方向
切換弁３５に向けて比較信号が出力されることはなく、
通常の状態で第２ジブ１ノの起伏角を調整できる。

上記一実施例では各方向切換弁２２，３０゜３ノの作動
検知にリミ、トスイ、チを使用したが、例えば油圧回路
中に設けた圧力スイッチで起伏シリンダ５、伸縮シリン
ダ及び油圧モータ２ノの作動を検知するようにしてもよ
い。また、電磁方向切換弁３５は単に流体の方向のみな
制御するものに限らず、例えば比較器２９がらの信号に
応じてその開度が調整される比例制御弁であってもよい
。

さらに、ワイヤ長可変機構はウィンチを′用いるものに
限らず、例えば油圧シリンダの伸縮によシそのワイヤ長
を可変するものであってもよい。

そし゛て、この発明はトラッククレーンに限らずジグを
備えたクレーン一般に適用可能であり、またとのジブも
２段式のものに限らず１段ジブであってもよい。

以上説明したようにこの発明は、ブームの作業変位に起
因するジブの起伏角変位を角度検出器で検出して、この
検出した起伏角信号と予め設定された設定信号とを比較
し、この比較信号によシワイヤ長を補正してジブの起伏
角を初期状態に保持するようにしたことを特徴とする。

したがって、ブームの作業姿勢変位に伴うジブの起伏角
変位を自動的に補正できるとともに、この起伏角変位に
よってジブが不用意に他の建造物などと接触する危険性
も防止でき、クレーン作業の安全性を高める上でその効
果は大である。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図はトラックク
レーンの側面図、第２図はジブ起伏角補正装置の回路図
である。 ２・・・旋回台（基台）、４・・・ブーム、９・・・ジ
ブ、１０・・・第１ジグ、ｌノ・・・第２ジブ、１３・
・・ウィンチ、２３・・・角度検出器、２５・・・比較
回路、３５・・・電磁方向切換弁（ウィンチ補正駆動機
構）。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　基台にゲームを起伏用能に設けるとともに、
   このブームの先端にジグを起伏自在に張シ出し、とのジ
   グの先端側にワイヤを導いて連結することによυ、上記
   ジブの張シ出し姿勢を保持するとともに、上記ワイヤの
   長さを可変するワイヤ長可変機構によって、ジグのブー
   ムに対する起伏角を調整するようにしたジブ付クレーン
   において、上記ジグの起伏角を検出する角度検出器を設
   けるとともに、ジブの張シ出し状態において上記ブーム
   の作業姿勢が変位された場合、上記角度検出器からの起
   伏角信号が入力され、この起伏角信号を予め設定された
   ジブの程伏角初期値化号と比較して比較信号を出力する
   比較回路を設け、この比較回路からの比較信号にもとづ
   き上記ワイヤ長可変機構を補正駆動して上記ジブの姿勢
   を上記起伏角初期値信号に対応する姿勢に補正する補正
   駆動機構を設けたことを特徴とするジブ付クレーンのジ
   グ起伏角補正装置。
2. （２）　　ゲームの先端から起伏自在に張シ出されたノ
   ブの先端側にワイヤを導いて連結することによって、上
   記ジブを支持するとともに、上記ワイヤの長さを可変し
   てジブのブームに対スる起伏角を調整するようにしたジ
   グ付クレーンのジグ張シ出し方法において、ジグが張シ
   出されたとき、ジグの起伏角初期値を予め求めておくと
   ともに、とのジブの張シ出し状態でズームの作業姿勢が
   変位されたとき、ジブの変位起伏角を検出してこの変位
   起伏角と上記起伏角初期値とを比較し、この比較値にも
   とづき上記ワイヤ長を補正して上記ジブの姿勢を上記起
   伏角初期値に対応する姿勢に維持することを特徴とする
   ジブ付クレーンのジブ起伏角補正方法。