JPH0751899A - プレスのスライド下死点位置補正装置 - Google Patents

プレスのスライド下死点位置補正装置

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JPH0751899A
JPH0751899A JP20741493A JP20741493A JPH0751899A JP H0751899 A JPH0751899 A JP H0751899A JP 20741493 A JP20741493 A JP 20741493A JP 20741493 A JP20741493 A JP 20741493A JP H0751899 A JPH0751899 A JP H0751899A
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隆 八木
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T83/00Cutting
    • Y10T83/869Means to drive or to guide tool
    • Y10T83/8696Means to change datum plane of tool or tool presser stroke
    • Y10T83/87By varying length of tool stroke

Abstract

(57)【要約】 【目的】プレス運転中でもダイハイト調整ねじ機構をロ
ック状態としたままスライド下死点位置を迅速・安全か
つ正確に自動補正できるようにする。 【構成】スライドとダイハイト調整ねじ機構との間に
介装され軸線方向に伸縮可能な中空円筒部材20と,下
死点位置設定手段43と,スライドに関与してスライ
ド下死点位置を検出する下死点位置検出手段45と,中
空円筒部材20に伸縮力を付与して伸縮可能に形成され
た伸縮力付与手段(21,30,36等)と,検出され
た下死点位置を設定された下死点位置に合致させるよう
に伸縮力付与手段(21,30,36等)を駆動制御し
て中空円筒部材20を伸縮させてスライド下死点位置を
補正する補正制御手段(41,42)とを設けた構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレスのスライド下死
点位置補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上型をスライド側に、下型をボルスタ側
に取付け、スライドをクランク軸等によって上下ストロ
ーク運動させつつ加工するプレス機械では、温度変化等
により下死点位置が変化する。これを放置することは製
品精度悪化を招来するので許されない。
【0003】かかる下死点位置変化を極力小さくする従
来方法としては、温度変化に対し最も伸縮量が大きいコ
ネクティングロッドに一定温度に管理された油をかける
方法(例えば、特公平1−30569号公報)やスライ
ド側とボルスタ側とに対応配設されたストッパブロック
を利用する方法(例えば、特公平1−55056号公
報)が知られている。
【0004】また、積極的にスライド位置調整装置を用
いて下死点位置を補正する方法(例えば、特公平1−3
0569号公報)が行われている。スライド位置調整装
置は、図6に示す如く、コネクティングロッド11P側
とスライド4側との間に介装されたダイハイト調整ねじ
機構(調整ねじ軸16P,ウォームねじ軸18,ウォー
ムホイール19P等)を作動させてコネクティングロッ
ド11Pに対するスライド4の上下方向相対位置を調整
することにより、下死点位置を調整する構成とされてい
るのが一般的である。
【0005】より具体的には、ダイハイト調整ねじ機構
は、コネクティングロッド11Pにねじ11PS,12
PSを介して螺合された調整ねじ軸16Pと,この調整
ねじ軸16Pをロックするロックナット22Pと,調整
ねじ軸16Pの下端に設けられた球状体12PBと係合
する球面軸受17Bを有しスライド4に固定された円筒
体20Pと,この円筒体20Pの上部筒内に回転自在に
収容されたウォームホイール19Pと,このウォームホ
イール19Pと螺合するウォームねじ軸18と,このね
じ軸18を回転駆動するモータ(図示省略)と,前記球
状体12PBにウォームホイール19Pの縦溝19Lと
嵌挿するように取付けられたピン13とから構成されて
いる。
【0006】したがって、ロックナット22Pを緩めウ
ォームねじ軸18を回動させると、ウォームホイール1
9P,縦溝19L,ピン13を介して調整ねじ軸16P
(雄ねじ12PS)がコネクティングロッド11P(雌
ねじ11PS)に対して回動するので、クランク軸に連
結されたコネクティングロッド11Pに対してスライド
4を上下方向に移動させ、ダイハイトの増減調整(下死
点位置調整)を行うことができる。なお、調整後は、ロ
ックナット22Pを締付けてダイハイト調整ねじ機構を
作動不能なロック状態とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコネクティングロッドの温度管理方式では、油温調
整機を必要とし,下死点位置変化を定量的に調整する要
求がある場合は,それ相応の装置が必要となる。また、
ストッパブロックの剛性を利用する方法では、プレス荷
重やプレス機械ごとに異なる剛性のストッパブロックに
交換しなければならない場合も考えられ、かつ温度によ
る変形も考慮しなければならない。さらに、スライド位
置調整装置を用いる方法では、調整ねじ軸16Pをロッ
クナット22Pによるロックを解除してから回動させ、
しかる後に再びロックしなければならずプレス運転中の
補正が難しい。
【0008】このように、いずれの従来方法によっても
下死点位置変化を安定して迅速かつ正確に補正すること
には種々の問題があった。
【0009】本発明の目的は、プレス運転中でもダイハ
イト調整ねじ機構をロック状態としたままスライド下死
点位置を迅速・安全かつ正確に自動補正することのでき
るプレスのスライド下死点位置補正装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダイハイト調
整ねじ機構がロックナットによって作動不能に拘束され
かつプレス運転中か停止中かに拘わらずコネクティング
ロッド側のダイハイト調整ねじ機構とスライドとの間に
設けられた伸縮駆動部材を弾性伸縮させつつスライドの
下死点位置を自動補正できるように構成されている。
【0011】すなわち、本発明に係るプレスのスライド
下死点位置補正装置は、コネクティングロッド側とスラ
イド側との間に介装されたダイハイト調整ねじ機構を作
動させてコネクティングロッドに対するスライドの上下
方向位置を調整しつつダイハイトを調整可能とされかつ
調整後にロックナットを締付けてダイハイト調整ねじ機
構を作動不能なロック状態とするように形成されたプレ
スのスライド下死点位置補正装置であって、前記スライ
ドと前記ダイハイト調整ねじ機構との間に介装され軸線
方向に伸縮可能な伸縮駆動部材と、下死点位置設定手段
と、スライドに関与してスライド下死点位置を検出する
下死点位置検出手段と、該伸縮駆動部材に伸縮力を付与
して伸縮可能に形成された伸縮力付与手段と、検出され
た下死点位置を設定された下死点位置に合致させるよう
に伸縮力付与手段を駆動制御して該伸縮駆動部材を伸縮
させてスライド下死点位置を補正する補正制御手段とを
設けた、ことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成による本発明の場合、ロックナットを
緩めダイハイト調整ねじ機構を作動させてコネクティン
グロッドに対するスライドの上下方向相対位置を調整し
つつ使用する金型に応じたダイハイトに調整するととも
に、これに応じた当該スライド下死点位置を下死点位置
設定手段を用いてセットし、プレス運転に入る。温度変
化やspm切替等によりスライド下死点位置が変化する
と、下死点位置検出手段がその変化量を検出する。する
と、補正制御手段が働き伸縮力付与手段を駆動制御す
る。すなわち、伸縮駆動部材に伸縮力付与手段から伸縮
力を付与することにより弾性伸縮させて、検出されたス
ライド下死点位置を設定されたスライド下死点位置に合
致させる。
【0013】かくして、プレス運転中でもかつダイハイ
ト調整ねじ機構がロック状態にあっても、伸縮駆動部材
を弾性伸縮させることによって、実際のスライド下死点
位置を設定されたスライド下死点位置に自動補正でき
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (第1実施例)本下死点位置補正装置は、図1〜図3に
示す如く、伸縮駆動部材(20)と,伸縮力付与手段
(21,30,36等)と,補正制御手段(41,4
2)等を含み、伸縮駆動部材(20)を伸縮調整して下
死点位置変化を自動補正する構成とされている。なお、
従来例(図6)と共通する構成要素については同一の符
号を付し、その説明は省略もしくは簡略化する。
【0015】まず、本装置が設けられたプレス機械を図
3により説明する。同図において、1はクラウン,2は
コラム,3はベッドである。クラウン1内には、偏心部
10e,10eを有するクランク軸10が回転自在に保
持されている。クランク軸10には、フライホイール1
2,クラッチ13Cおよびブレーキ13Bが取り付けら
れており、クラッチ13Cを介して動力源(図示省略)
が連結されている。また、クランク軸10の偏心部10
eには、スライド4がコネクティングロッド11および
中空円筒部材20等を介して連結されている。また、ベ
ッド3上にはボルスタ5が設置されている。スライド4
の下面には上型(図示省略)が固定されている。一方、
ボルスタ5上には、下型(図示省略)が固定されてい
る。
【0016】上記スライド4は、公知スライド位置調整
装置(ダイハイト調整ねじ機構)によって、上下方向に
位置調整可能であり、調整後にロックされる。具体的に
は、ダイハイト調整ねじ機構は、図1に示す如く、コネ
クティングロッド11の下端に設けられた球状体11B
と係合する球面軸受17を備えウォームホイール19と
連結された調整ねじ軸16と,調整ねじ軸16をロック
するロックナット22と,ウォームホイール19と螺合
するウォームねじ軸18と,このねじ軸18を回転駆動
するモータ(図示省略)と,上部が調整ねじ軸16にね
じ16S,20Sを介して螺合しかつその下部がスライ
ド4にシリンダ装置30を介して固定された中空円筒部
材20とから構成されている。
【0017】したがって、後述するシリンダ室32内の
圧油を解放し,ボルト部材21による締付力を消失させ
ることによりロックナット22を締めウォームねじ軸1
8を回動させると、ウォームホイール19および当該ホ
イール19と調整ねじ軸16とにわたり挿入されている
ピン部材29を介して調整ねじ軸16(雄ねじ16S)
がスライド4に固定された中空円筒部材20(雌ねじ2
0S)に対して回動するので、スライド4を上下方向に
移動させて下死点位置調整を行うことができる。なお、
図1および図3中、15はケース,14はガイド部材で
ある。
【0018】さて、本下死点位置補正装置を構成する伸
縮駆動部材は、スライド4とダイハイト調整ねじ機構と
の間に配設され軸線方向に伸縮可能に形成されている。
この実施例では、伸縮駆動部材は、ダイハイト調整ねじ
機構を構成する中空円筒部材20から形成されている。
【0019】次に、下死点位置設定手段は、ダイハイト
をもって間接的に下死点位置を設定するものと形成され
ている。デジタルスイッチ等からなり、設定下死点位置
信号Psを出力する。
【0020】また、下死点位置検出手段45は、スライ
ド4に関与してスライド4の下死点位置を検出するもの
である。本実施例では、下死点位置検出手段は、公知の
高周波発振形のうず電流検出方式とされており、ボルス
タ5に対するスライド4の位置をアブソリュート方式の
電気信号として出力可能に形成されている。
【0021】また、伸縮力付与手段は、伸縮駆動部材
(中空円筒部材20)に伸縮力を付与して当該部材(2
0)を弾性伸縮させる手段で、ボルト部材21,シリン
ダ装置30および油圧供給手段(油圧供給口34,切替
制御弁36,図示しない油圧源等)から形成されてい
る。
【0022】シリンダ装置30は、スライド4に固着さ
れたシリンダ31と,このシリンダ31のシリンダ室3
2内に上下動可能に収容されたピストン33とから構成
されている。上記シリンダ31には、シリンダ室32内
の上部端面とピストン33との間に油圧を供給するため
の油圧供給口34が形成されている。
【0023】また、ボルト部材21は、中空円筒部材2
0に上下動自在に埋設され、その図2中下端はピストン
33に固着され、かつ他端は中空円筒部材20にロック
ナット22を介して一体的に連結されている。
【0024】また、油圧供給手段は、シリンダ装置30
のシリンダ室32内に所定圧力値(最小圧力Pr0〜最
大圧力Pr2)の油圧を供給可能に形成されており、図
示しない油圧源と,この油圧源とシリンダ31の油圧供
給口34とを接続する配管中に介装され電気入力信号に
比例してシリンダ室32内の内圧を制御する電気油圧式
サーボ機構(電気油圧式サーボバルブ36,圧力センサ
35,サーボ増幅器等)とから構成されている。
【0025】ここにおいて、シリンダ室32内に油圧を
供給すると、ボルト部材21はその他端を中空円筒部材
20に固定された状態で引っ張られて伸長し、中空円筒
部材20を押し縮める。これにより、スライド4は、中
空円筒部材20の収縮分だけ上方へ移動する。
【0026】シリンダ装置30内の内圧Priと中空円
筒部材20の伸縮量δとの関係は、図4に示す線図によ
って規定されている。すなわち、シリンダ室32内の内
圧Priが最小圧力値Pr0から最大圧力値Pr2まで
変動すると中空円筒部材20は最大変形量(b−a=δ
r)だけ変形する。したがって、シリンダ室32内に予
め上記Pr0とPr2との中間値(略中央値)を初期内
圧Pr1として掛けておき、その状態より内圧を増大す
ると、中空円筒部材20は当該内圧増加分だけ収縮す
る。また、逆に内圧Priを初期圧力Pr1より減少さ
せると、中空円筒部材20は当該内圧減少分だけ伸長す
る。
【0027】なお、任意の内圧Pri(Pr0≦Pri
≦Pr2)に対する中空円筒部材20の伸縮量δは、当
該内圧Priの値に基づき一義的に算出される。本実施
例では、上記した初期内圧Pr1は、中空円筒部材20
の最大伸長量および最大収縮量が等しくなるように選定
されている。これにより、下死点位置の上方向,下方向
の変動が大きくても的確に位置補正できる。
【0028】また、補正制御手段は、検出された下死点
位置を設定された下死点位置に合致させるように伸縮力
付与手段を駆動制御して伸縮駆動部材(中空円筒部材2
0)を伸縮させてスライド下死点位置を補正する手段
で、図2に示す制御盤40の制御部41および信号比較
手段42とから形成されている。
【0029】信号比較手段42は、下死点位置設定手段
43からの設定下死点位置信号Psと下死点位置検出手
段45からの実際下死点位置信号Piとを比較して、P
s>Piの場合には偏差信号(収縮信号)S1を出力
し、Ps<Piの場合には偏差信号(伸長信号)S2を
出力して、電気油圧式サーボ機構(35,36等)を駆
動するものであり、制御盤40に組込まれている。
【0030】なお、この信号比較手段42は、上記の場
合のみならず、前回の実際下死点位置信号をPi,今回
の実際下死点位置信号をPi+1とした場合、(Ps−
Pi)<{Ps−(Pi+1)}で偏差信号S1を、
(Ps−Pi)>{Ps−(Pi+1)}で偏差信号S
2を出力する。
【0031】信号比較手段42から偏差信号S1が出力
されると、サーボバルブ36が作動して、シリンダ装置
30のシリンダ室32内に偏差入力信号eに比例した圧
力値の油圧が供給される。このシリンダ室32の内圧P
riは、圧力センサ35によって検出され、当該偏差信
号S1に相応する圧力値(>Pr1)に達する[すなわ
ち、圧力センサ35からのフィードバック信号fiと偏
差信号S1との偏差(e)が0になる]と油圧供給が停
止されて、内圧Priは当該偏差信号S1に相応した圧
力値(>Pr1)に保持される。
【0032】また、信号比較手段42から偏差信号S2
が出力されると、シリンダ室32の油圧が当該信号S2
に相応する圧力値(<Pr1)に減少するまでサーボバ
ルブ36を介して排出される。
【0033】また、制御部41は、クランク角度が下死
点相当の設定クランク角度と等しくなった場合にラッチ
回路44にラッチ信号を出力して下死点位置検出手段4
5からの実際下死点位置信号(Pi)をラッチさせ比較
用実際下死点位置信号Piを確定する、とともに制御信
号を出力して信号比較手段42に比較実行させるものと
形成されている。したがって、実際の下死点において下
死点位置変化を迅速にかつスライドストローク毎に自動
補正できる。
【0034】次に、本実施例の作用を説明する。シリン
ダ室32内の圧油を解放しボルト部材21による締付力
を消失させることによりロックナット22を緩めてから
ダイハイト調整ねじ機構を作動させてコネクティングロ
ッド11に対するスライド4の上下方向相対位置を調整
しつつ使用する金型に応じたダイハイトに調整するとと
もに、これに応じた当該スライド下死点位置を下死点位
置設定手段43を用いてセットする。この場合、下死点
位置検出手段45の出力信号つまり実際下死点位置信号
Piが、下死点位置設定手段43から出力される設定下
死点位置信号Psと等しくなるように調整しておく。
【0035】さて、プレス運転に入ると、制御部41
は、クランク角度が設定クランク角度と等しくなると、
ラッチ回路44へラッチ信号を出力し下死点位置検出手
段45からの実際下死点位置信号(Pi)を比較用実際
下死点位置信号Piとしてラッチする、とともに信号比
較手段42へ制御信号を出力する。
【0036】すると、信号比較手段42は、設定下死点
位置信号Psと比較用下死点位置信号Piとを比較す
る。プレス運転後しばらくは温度変化がなくPs=Pi
であるから、偏差信号S1,S2は出力されない。した
がって、下死点における上型および下型間の隙間は、設
定値に保持され、所定精度の製品を円滑に生産できる。
【0037】次に、温度変化等により下死点位置が変化
した場合を考える。今、クランク角度が設定クランク角
度となった時に、スライド4の位置が所定位置よりも下
方に下った、つまりスライド4とボルスタ5との間隔が
設定値よりも縮小した場合を考えると、設定下死点位置
信号Psに対し実際下死点位置信号Piの値が小さく、
Ps>Piとなる。この状態のままだと下死点における
上型および下型間の所定隙間を保持できず製品精度が悪
くなる。
【0038】ここに本発明では、信号比較手段42が収
縮用の偏差信号S1を出力する。これを受けて、サーボ
機構(35,36等)が作動されてシリンダ室32内の
内圧Priが偏差信号S1に相応する圧力値(>Pr
1)となる。これにより、中空円筒部材20が押し縮め
られてスライド4が上方へ偏差信号S1に相応する分だ
け移動される。その結果、下死点位置変化を自動補正で
きる。この補正動作は、クランク角度が設定クランク角
度となるごとに、毎回行われる。
【0039】一方、プレス機械の温度急変、プレス運転
の一時停止あるいは電源電圧変動によるspm変化等が
あると、今まで下死点位置が下方に変化していたのに対
して、下死点位置が今度は上方に変化する場合がある。
【0040】かかる場合には、Pi<Pi+1となる。
つまり、今回の実際下死点位置信号の値Pi+1と設定
下死点位置信号Psとの差{Ps−(Pi+1)}の方
が前回の差(Ps−Pi)よりも小さくなる。よって、
信号比較手段42から伸長用の偏差信号S2が出力され
る。これを受けて、サーボ機構(35,36等)が作動
されてシリンダ室32の内圧Priが偏差信号S2に相
応する圧力値(<Pr1)となる。これにより、かかる
下死点位置変化に対しても、下死点における上型および
下型間の隙間を設定値に保持できる。
【0041】しかして、この実施例によれば、中空円筒
部材20と,伸縮力付与手段(ボルト部材21,シリン
ダ装置30,油圧供給手段)と,下死点位置設定手段4
3と,下死点位置検出手段45と,補正制御手段(4
1,42)とを設け、中空円筒部材20の伸縮量を調整
して下死点位置変化を自動補正する構成であるから、プ
レス運転中における下死点位置変化を定量的かつ自動的
に高精度で補正でき、所定製品精度を安定して一定に保
持できる。
【0042】また、下死点位置検出手段45は、下死点
位置設定手段43との関係において、スライド4とボル
スタ5との間隔を検出することにより、下死点位置変化
を間接的に検出する構成とされているので、製品精度に
直結した自動補正ができるとともに、温度変化による下
死点位置変化のみならずspm切替や変動によるいわゆ
る突込み量による変化を含み総合として補正できる。
【0043】また、中空円筒部材20は、図4に示すδ
r(=b−a)の範囲内で弾性伸縮されてスライド下死
点位置を補正する構成としたので、スライド4が際限な
く下降してしまうようなことはなく安全に下死点位置補
正を行える。
【0044】また、中空円筒部材20を伸縮させると、
当該中空円筒部材20の雌ねじ20Sと調整ねじ軸16
の雄ねじ16Sとは互いに軸線方向に圧力をおよぼしあ
い当該調整ねじ軸16はロックされる。したがって、本
下死点位置補正装置は、調整ねじ軸16のロック手段を
兼ねることができる。
【0045】なお、下死点位置検出手段45等の構成
は、上記開示例に限定されず、任意に選択して実施でき
る。また、プレス機械の構造も限定されない。
【0046】(第2実施例)第2実施例は図5に示され
る。本第2実施例に係る下死点位置補正装置は、伸縮駆
動部材(30)をピエゾ電気効果を発揮するピエゾアク
チュエータ30Aから形成するとともに、伸縮力付与手
段をピエゾアクチュエータ30Aに高圧電源を加えて強
制的に伸縮駆動するピエゾ駆動手段(高圧電源装置4
6,電荷注入回路47,電荷放出回路48)より形成
し、補正制御手段が下死点位置設定手段(43)にセッ
トされた設定下死点位置信号(Ps)と下死点位置検出
手段(45)で検出した実際下死点位置信号(Pi)と
を比較して電荷注入回路47,電荷放出回路48へ偏差
信号S2,S1を出力する信号比較手段42Aを含み、
偏差信号(S1,S2)に基づいてピエゾ駆動手段(4
6,47,48)を駆動させピエゾアクチュエータ30
Aの伸縮量を自動調整することによって下死点位置変化
を補正するように構成されている。
【0047】なお、本装置の他の構成要素、例えば中空
円筒部材20はボルト部材21と同様構成のボルト部材
によってスライド4に固定されており、当該スライド4
と中空円筒部材20との間にはシリンダ装置30の代わ
りにピエゾアクチュエータ30Aが介装される構成とさ
れている。
【0048】かかる構成により、ピエゾアクチュエータ
30Aが介装されたスライド4およびダイハイト調整ね
じ機構間の間隔が下死点位置変化を打消すように調整さ
れるので、第1実施例と同様にプレス運転中でもダイハ
イト調整ねじ機構をロック状態としたままスライド下死
点位置を迅速・安全かつ正確に自動補正することができ
る。
【0049】
【発明の効果】以上、本発明によれば、スライドとダイ
ハイト調整ねじ機構との間に介装され軸線方向に伸縮可
能な伸縮駆動部材と、下死点位置設定手段と、スライド
に関与してスライド下死点位置を検出する下死点位置検
出手段と、伸縮駆動部材に伸縮力を付与して伸縮可能に
形成された伸縮力付与手段と、検出された下死点位置を
設定された下死点位置に合致させるように伸縮力付与手
段を駆動制御して伸縮駆動部材を伸縮させてスライド下
死点位置を補正する補正制御手段とを設けた構成とした
ので、プレス運転中でもダイハイト調整ねじ機構をロッ
ク状態としたままスライド下死点位置を迅速・安全かつ
正確に自動補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部を説明するための断面図
である。
【図2】同じく、伸縮力付与手段を構成する油圧供給手
段と補正制御手段とを説明するための図である。
【図3】同じく、本下死点位置補正装置が適用されたプ
レス機械を説明するための図である。
【図4】同じく、シリンダ装置の内圧と中空円筒部材の
変形量との関係を説明するための図である。
【図5】本発明の第2実施例を説明するための図であ
る。
【図6】従来の下死点位置補正装置を説明するための断
面図である。
【符号の説明】
4 スライド 5 ボルスタ 11 コネクティングロッド 20 中空円筒部材(伸縮駆動部材) 21 ボルト部材(伸縮力付与手段) 22 ロックナット 30 シリンダ装置(伸縮力付与手段) 30A ピエゾアクチュエータ(伸縮駆動部材) 40 制御盤 41 制御部(補正制御手段) 42 信号比較手段(補正制御手段) 43 下死点位置設定手段 44 ラッチ回路 45 下死点位置検出手段 46 高圧電源装置(伸縮力付与手段) 47 電荷注入回路(伸縮力付与手段) 48 電荷放出回路(伸縮力付与手段) Ps 設定下死点位置信号 Pi 実際下死点位置信号 S1 収縮用偏差信号 S2 伸長用偏差信号
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 プレスのスライド下死点位置補正装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレスのスライド下死
点位置補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上型をスライド側に、下型をボルスタ側
に取付け、スライドをクランク軸等によって上下ストロ
ーク運動させつつ加工するプレス機械では、温度変化等
によりプレス機械の構成要素が上下方向にも伸縮するの
で、下死点位置が変化する。これを放置することは製品
精度悪化を招来するので許されない。
【0003】かかる下死点位置変化を極力小さくする従
来方法としては、温度変化に対し最も伸縮量が大きいコ
ネクティングロッドに一定温度に管理された油をかけ
温度変化を防止する温度管理方法(例えば、特公平1−
30569号公報)やスライド側とボルスタ側とに対応
配設されたストッパブロックを設けるとともにこのスト
ッパブロックの剛性を利用して機械的に位置規制する方
法(例えば、特公平1−55056号公報),また、積
極的にスライド位置調整装置を用いて下死点位置を補正
する方法(例えば、特公平1−30569号公報)が知
られている。
【0004】このスライド位置調整装置は、図6に示す
如く、コネクティングロッド11P側とスライド4側と
の間に介装されたダイハイト調整ねじ機構(調整ねじ軸
16P,ウォームねじ軸18,ウォームホイール19P
等)を作動させてコネクティングロッド11Pに対す
るスライド4の上下方向相対位置を調整することによ
り、下死点位置を調整する構成とされているのが一般的
である。
【0005】より具体的には、ダイハイト調整ねじ機構
は、コネクティングロッド11Pに当該ロッド11P側
の雌ねじ11PSと調整ねじ軸16P側の雄ねじ12P
を介して螺合された調整ねじ軸16Pと,雌ねじ1
2Pを調整ねじ軸16P側の雄ねじ12PSとを螺合さ
せて締付けコネクティングロッド11Pと調整ねじ軸1
6Pとをロックするロックナット22Pと,調整ねじ軸
16Pの下端に設けられた球状体12PBと係合する球
面軸受17B等を収容するためのスライド4に固定され
背低の円筒体20Pと,この円筒体20Pの上部筒内
に回転自在に収容されたウォームホイール19Pと,こ
のウォームホイール19Pと螺合するウォームねじ軸1
8と,このねじ軸18を回転駆動するモータ(図示省
略)と,前記球状体12PBにウォームホイール19P
の縦溝19Lと嵌挿するように取付けられたピン13と
から構成されている。
【0006】したがって、ロックナット22P(雌ねじ
12P)を緩めウォームねじ軸18を回動させると、ウ
ォームホイール19P,縦溝19L,ピン13を介して
調整ねじ軸16P(雄ねじ12PS)がコネクティング
ロッド11P(雌ねじ11PS)に対して回動する。こ
れにより、クランク軸に連結されたコネクティングロッ
ド11Pに対してスライド4を上下方向に移動させるこ
とができるから、ダイハイトの増減調整(下死点位置調
整)を行うことができる。なお、調整後は、ロックナッ
ト22Pを締付けてダイハイト調整ねじ機構を作動不能
なロック状態とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコネクティングロッドの温度管理方式では、油温調
装置を必要とし,下死点位置変化を定量的に調整する
要求がある場合は,多数の温度検出器,温度制御器等が
必要となるのでコスト高となる。しかも、これら装置を
設けても下死点位置を正確に調整することが難しい。特
に、spm(ストローク/分)の切替による下死点位置
変化を調整することができない。
【0008】また、ストッパブロックの剛性を利用する
方法では、プレス荷重やプレス機械ごとに異なる剛性の
ストッパブロックに交換しなければならず危険性を伴う
ことが考えられ、かつ温度によるストッパブロック自体
変形も考慮しなければならない。
【0009】さらに、スライド位置調整装置を用いる方
法では、調整ねじ軸16Pをロックナット22Pによる
ロックを解除してから回動させ、かつスライド位置調整
をした後に再びロックしなければならないので、微調整
が難しく長時間を必要とする。特に、プレス運転中の
ライド位置変化を調整することができないという致命的
欠陥がある
【0010】このように、いずれの従来方法を採用した
場合でもプレス運動中に下死点位置変化を安定して迅速
・安全かつ正確に補正することが非常に難しくかつ実用
性に欠けていた
【0011】本発明の目的は、プレス運転中でもダイハ
イト調整ねじ機構をロック状態としたままスライド下死
点位置を迅速・安全かつ正確に自動補正することのでき
るプレスのスライド下死点位置補正装置を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、コネクティン
グロッド側のダイハイト調整ねじ機構とスライドとの間
に伸縮駆動部材を設け、この伸縮駆動部材をダイハイト
調整ねじ機構がロックナットによって作動不能に拘束さ
た状態でかつプレス運転中か停止中かに拘わらず強制
的かつ定量的に弾性伸縮させつつスライドの下死点位置
を自動補正できるように構成し、前記目的を達成せんと
するものである
【0013】すなわち、本発明に係るプレスのスライド
下死点位置補正装置は、コネクティングロッド側とスラ
イド側との間に介装されたダイハイト調整ねじ機構を作
動させてコネクティングロッドに対するスライドの上下
方向位置を調整しつつダイハイトを調整可能とされかつ
調整後にロックナットを締付けてダイハイト調整ねじ機
構を作動不能なロック状態とするように形成されたプレ
スのスライド下死点位置補正装置であって、前記スライ
ドと前記ダイハイト調整ねじ機構との間に介装され軸線
方向に伸縮可能な伸縮駆動部材と、下死点位置設定手段
と、スライドに関与してスライド下死点位置を検出する
下死点位置検出手段と、該伸縮駆動部材に伸縮力を付与
して伸縮可能に形成された伸縮力付与手段と、検出され
た下死点位置を設定された下死点位置に合致させるよう
に伸縮力付与手段を駆動制御して該伸縮駆動部材を伸縮
させてスライド下死点位置を補正する補正制御手段と
を設けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】上記構成による本発明の場合、ロックナットを
緩め従来例の場合と同様にダイハイト調整ねじ機構を作
動させてコネクティングロッドに対するスライドの上
下方向相対位置を調整しつつ使用する金型に応じたダイ
ハイトに調整する。そして、このダイハイト調整に応じ
たスライド下死点位置を目標として下死点位置設定手段
を用いてセットし、プレス運転に入る。
【0015】プレス運転中に、温度変化やspm切替等
の影響によりスライド下死点位置が変化すると、下死点
位置検出手段がその変化量を検出する。すると、補正制
御手段が働き伸縮力付与手段を駆動制御する。すなわ
ち、伸縮駆動部材に伸縮力付与手段から伸縮力(伸長
力,収縮力)を付与することにより弾性伸縮(弾性伸
長,弾性収縮)させて、検出されたスライド下死点位置
を設定されたスライド下死点位置に合致させる。
【0016】かくして、プレス運転中でもかつダイハイ
ト調整ねじ機構がロック状態にあっても、伸縮駆動部材
を弾性伸縮させることによって、実際のスライド下死点
位置を設定されたスライド下死点位置に正確かつ迅速に
自動補正できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (第1実施例)本下死点位置補正装置は、図1〜図3に
示す如く、ダイハイト調整ねじ機構を従来例(図6)の
場合と同様な構造に形成し、さらに伸縮駆動部材(2
0)と,下死点位置設定手段43と,下死点位置検出手
段45と,伸縮力付与手段(21,30,36等)と,
補正制御手段(41,42)設け、伸縮駆動部材
(20)を伸縮調整してコネクティングロッド11に対
するスライド4の上下方向位置を調整しつつ下死点位置
変化を自動補正する構成とされている。なお、図1にお
いて、従来例(図6)と共通する構成要素(スライド4
等)については同一の符号を付し、その説明は省略もし
くは簡略化する。
【0018】まず、本装置が設けられたプレス機械を図
3により説明する。同図において、1はクラウン,2は
コラム,3はベッドである。クラウン1内には、偏心部
10e,10eを有するクランク軸10が回転自在に保
持されている。クランク軸10には、フライホイール1
2,クラッチ13Cおよびブレーキ13Bが取り付けら
れており、クラッチ13Cを介して動力源(図示省略)
クランク軸10に連結されている。また、クランク軸
10の偏心部10eには、スライド4がコネクティング
ロッド11および詳細後記の伸縮駆動部材を形成する
空円筒部材20等を介して連結されている。また、ベッ
ド3にはボルスタ5が設置されている。スライド
4の下面には上型(図示省略)が固定されている。一
方、ボルスタ5上には、下型(図示省略)が固定されて
いる。
【0019】上記スライド4は、スライド位置調整装置
(ダイハイト調整ねじ機構)によって、上下方向に位置
調整可能であり、調整後にロックされる。具体的には、
ダイハイト調整ねじ機構は、図1に示す如く、コネクテ
ィングロッド11の下端に設けられた球状体11Bと係
合する球面軸受17を備えウォームホイール19と連結
された調整ねじ軸16と,この調整ねじ軸16をロック
するロックナット22と,ウォームホイール19と螺合
するウォームねじ軸18と,このねじ軸18を回転駆動
するモータ(図示省略)と,上部が調整ねじ軸16に
ねじ16Sおよび雌ねじ20Sを介して連結されかつそ
の下部がスライド4にシリンダ装置30を介して固定さ
れた中空円筒部材20とから構成されている。
【0020】したがって、後述するシリンダ室32内の
圧油を解放しボルト部材21による締付力を消失さ
た状態において、ロックナット22をめウォームねじ
軸18を回動させると、ウォームホイール19および当
該ホイール19と調整ねじ軸16とを連結するピン部材
29を介して調整ねじ軸16(雄ねじ16S)が回動す
る。すなわち、調整ねじ軸16が、スライド4に固定さ
れた中空円筒部材20(雌ねじ20S)に対して回動す
るので、スライド4を上下方向に移動させて下死点位置
調整を行うことができる。なお、図1および図3中、1
5はケース,14はガイド部材である。
【0021】さて、伸縮駆動部材は、スライド4とダイ
ハイト調整ねじ機構との間に配設され軸線方向に伸縮可
な部材をいい、この実施例の場合、伸縮駆動部材は、
ダイハイト調整ねじ機構を構成する上記中空円筒部材2
0から形成されている。換言すれば、伸縮駆動部材を設
けるために、ダイハイト調整ねじ機構に長い中空円筒部
材を導入したのである。
【0022】次に、下死点位置設定手段43は、ダイハ
イトをもって間接的に下死点位置を設定するものと形成
されている。デジタルスイッチ等からなり、図2に示す
設定下死点位置信号Psを出力する。
【0023】また、下死点位置検出手段45は、スライ
ド4に関与してスライド4の下死点位置を検出するもの
である。本実施例では、下死点位置検出手段45は、高
周波発振形のうず電流検出方式とされており、ボルスタ
5に対するスライド4の位置をアブソリュート方式の
2に示す電気信号Piとして出力可能に形成されてい
る。
【0024】また、伸縮力付与手段は、伸縮駆動部材
(中空円筒部材20)に伸縮力を付与して当該部材(2
0)を図1で上下方向に弾性伸縮させる手段で、ボルト
部材21,シリンダ装置30および油圧供給手段(油圧
供給口34,切替制御弁36,図示しない油圧源等)か
ら形成されている。
【0025】シリンダ装置30は、図1に示す如く、
ライド4に固着されたシリンダ31と,このシリンダ3
1のシリンダ室32内に上下動可能に収容されたピスト
ン33とから構成されている。上記シリンダ31には、
シリンダ室32内とピストン33との間に油圧を供給す
るための油圧供給口34が形成されている。
【0026】また、ボルト部材21は、中空円筒部材2
0に上下動自在に嵌挿され、その図中下端はピスト
ン33に固着され、かつ上端部は中空円筒部材20の上
方端にロックナット22を介して一体的に連結されてい
る。
【0027】つまり、ピストン33の上下方向の変位を
ボルト部材21に伝達することで、中空円筒部材20に
伸縮力を加えるように装着されている。なお、図1で
は、作図上、左側に1本のボルト部材21を示してある
が、実際には複数本(例えば、3本)が等間隔に設けて
ある。
【0028】また、油圧供給手段は、シリンダ装置30
のシリンダ室32内に所定圧力値(最小圧力Pr0〜最
大圧力Pr2)の油圧を供給可能に形成されており、図
示しない油圧源と,この油圧源とシリンダ31の油圧供
給口34とを接続する配管中に介装され電気入力信号
に比例してシリンダ室32内の内圧を制御する電気油圧
式サーボ機構(電気油圧式サーボバルブ36,圧力セン
サ35,サーボ増幅器等)とから構成されている。
【0029】図1において、シリンダ室32内に油圧供
給口34から油圧を供給すると、ピストン33が下降す
る。すると、ボルト部材21は上端部が中空円筒部材2
の上方端に固定された状態で下方に引っ張られるので
伸長し、この伸長力で中空円筒部材20を押し縮める。
これにより、スライド4は、中空円筒部材20の収縮分
だけ上方へ移動する。
【0030】シリンダ装置30内の内圧Priと中空円
筒部材20の伸縮量δとの関係は、図4に示す線図によ
って規定されている。すなわち、シリンダ室32内の内
圧Priが最小圧力値Pr0から最大圧力値Pr2まで
変化すると中空円筒部材20は最大変形量(b−a=δ
r)だけ変形する。したがって、シリンダ室32内に予
め上記最小圧力値Pr0と最大圧力値Pr2との中間値
(中央値)を初期内圧Pr1として付加しておき、その
状態より内圧Priを増大すると、中空円筒部材20は
当該内圧増加分だけ収縮する。また、逆に内圧Priを
初期圧力Pr1より減少させると、中空円筒部材20は
当該内圧減少分だけ伸長する。
【0031】なお、任意の内圧Pri(Pr0≦Pri
≦Pr2)に対する中空円筒部材20の伸縮量δは、当
該内圧Priの値に基づき一義的に算出される。本実施
例では、上記した初期内圧Pr1は、中空円筒部材20
の最大伸長量および最大収縮量が等しくなるように選定
されている。これにより、下死点位置の上方向,下方向
の変動が大きくても的確に位置補正できる。
【0032】また、補正制御手段は、伸縮力付与手段
(36,37)を駆動制御して伸縮駆動部材(中空円筒
部材20)を伸縮させてスライド下死点位置を補正する
自動手段で、図2に示す制御部41および信号比較手段
42とから形成されている。すなわち、検出下死点(P
i)を設定下死点位置(Ps)に合致させて補正する。
【0033】信号比較手段42は、下死点位置設定手段
43からの設定下死点位置信号Psと下死点位置検出手
段45からの実際下死点位置信号Piとを比較して、P
s>Piの場合には偏差信号(収縮信号)S1を出力
し、Ps<Piの場合には偏差信号(伸長信号)S2を
出力して、電気油圧式サーボ機構(35,36,37
等)を駆動するものであり、制御盤40に組込まれてい
る。
【0034】なお、この信号比較手段42は、上記の場
合のみならず、前回の実際下死点位置信号をPi,今回
の実際下死点位置信号をPi+1とした場合、(Ps−
Pi)<{Ps−(Pi+1)}で偏差信号S1を、
(Ps−Pi)>{Ps−(Pi+1)}で偏差信号S
2をそれぞれ出力するように形成されている
【0035】信号比較手段42から偏差信号S1が出力
されると、電気油圧式サーボバルブ36が作動して、シ
リンダ装置30のシリンダ室32内にサーボ増幅器37
から出力された偏差入力信号eに比例した圧力値の油圧
が供給される。このシリンダ室32の内圧Priは、圧
力センサ35によって検出され、当該偏差信号S1に相
応する圧力値(>Pr1)に達するすなわち、圧力セ
ンサ35からのフィードバック信号fiと偏差信号S1
との偏差(e)が0になると油圧供給が停止されて、内
圧Priは当該偏差信号S1に相応した圧力値(>Pr
1)に保持される。
【0036】また、信号比較手段42から偏差信号S2
が出力されると、シリンダ室32の油圧が当該信号S2
に相応する圧力値(<Pr1)に減少するまでサーボバ
ルブ36を介して排出される。
【0037】また、制御部41は、クランク角度が下死
点相当の設定クランク角度と等しくなった場合にラッチ
回路44にラッチ信号を出力して下死点位置検出手段4
5からの実際下死点位置信号(Pi)をラッチさせ比較
用実際下死点位置信号Piを確定するとともに制御信
CNTを出力して信号比較手段42に比較実行させる
ものと形成されている。したがって、実際の下死点にお
いて下死点位置変化を迅速にかつスライドストローク毎
に自動補正できる。
【0038】次に、この第1実施例の作用を説明する。
シリンダ室32内の圧油を解放しボルト部材21による
締付力を消失させた状態において、ロックナット22を
緩めてからダイハイト調整ねじ機構(18,19,16
等)を作動させてコネクティングロッド11に対する
スライド4の上下方向相対位置を調整しつつ使用する金
型に応じたダイハイトに調整する。そして、このダイハ
イトに応じたスライド下死点位置を下死点位置設定手段
43を用いてセットする。この場合、下死点位置検出手
段45の出力信号つまり実際下死点位置信号Piが、下
死点位置設定手段43から出力される設定下死点位置信
号Psと等しくなるように調整しておく。
【0039】さて、プレス運転に入ると、制御部41
は、クランク角度が設定クランク角度と等しくなったこ
とを条件にラッチ回路44へラッチ信号を出力する。つ
まり、下死点位置検出手段45からの実際下死点位置信
号(Pi)を比較用実際下死点位置信号Piとしてラ
ッチさせるとともに信号比較手段42へ制御信号CNT
を出力する。
【0040】すると、信号比較手段42は、設定下死点
位置信号Psと下死点位置信号Piとを比較する。プレ
ス運転後しばらくは温度変化がなくPs=Piであるか
ら、偏差信号Si(S1,S2)は出力されない。した
がって、下死点における上型および下型間の隙間は、設
定値に保持され、所定精度の製品を円滑に生産できる。
【0041】次に、温度変化やspm切替の影響によ
り下死点位置が変化した場合を考える。今、クランク角
度が設定クランク角度となった時に、スライド4の位置
が所定位置よりも下方に下った、つまりスライド4とボ
ルスタ5との間隔が設定値よりも縮小した場合を考える
と、設定下死点位置信号Psに対し実際下死点位置信号
Piの値が小さく、Ps>Piとなる。この状態のまま
だと下死点における上型および下型間の所定隙間を保持
できず製品精度が悪くなる。
【0042】ここに本発明では、信号比較手段42が収
縮用の偏差信号S1を出力する。これを受けて、電気油
圧式サーボ機構(35,36等)が作動されてシリンダ
室32内の内圧Priが偏差信号S1に相応する圧力値
(>Pr1)となる。これにより、中空円筒部材20が
収縮されるので、スライド4が上方へ偏差信号S1に相
応する分だけ移動される。その結果、下死点位置変化を
自動補正できる。この補正動作は、クランク角度が設定
クランク角度となるごとに、繰返して行われる。
【0043】一方、プレス機械の温度急変、プレス運転
の一時停止あるいは電源電圧変動によるspm変化等が
あると、今まで下死点位置が下方に変化していたのに対
して、下死点位置が今度は上方に変化する場合がある。
【0044】かかる場合には、Pi<Pi+1となる。
つまり、今回の実際下死点位置信号の値Pi+1と設定
下死点位置信号Psとの差{Ps−(Pi+1)}の方
が前回の差(Ps−Pi)よりも小さくなる。よって、
信号比較手段42から伸長用の偏差信号S2が出力され
る。これを受けて、サーボ機構(35,36等)が作動
すると。すると、シリンダ室32の内圧Priが偏差信
号S2に相応する圧力値(<Pr1)となる。これによ
り、かかる下死点位置変化に対しても、下死点における
上型および下型間の隙間を設定値に保持できる。
【0045】しかして、この実施例によれば、中空円筒
部材20と,伸縮力付与手段(ボルト部材21,シリン
ダ装置30,油圧供給手段)と,下死点位置設定手段4
3と,下死点位置検出手段45と,補正制御手段(4
1,42)とを設け、中空円筒部材20の伸縮量を調整
して下死点位置変化を自動補正する構成であるから、プ
レス運転中における下死点位置変化を定量的かつ自動的
に高精度で補正でき、所定製品精度を安定して一定に保
持できる。
【0046】また、下死点位置検出手段45は、下死点
位置設定手段43との関係において、スライド4とボル
スタ5との間隔を検出することにより、下死点位置変化
を間接的に検出する構成とされているので、製品精度に
直結した自動補正ができるとともに、温度変化による下
死点位置変化のみならずspm切替や変動によるいわゆ
る突込み量による変化を含み総合として補正できる。
【0047】また、中空円筒部材20は、図4に示すδ
r(=b−a)の範囲内で弾性伸縮されてスライド下死
点位置を補正する構成としたので、スライド4が際限な
く下降してしまうようなことはなく安全に下死点位置補
正を行える。
【0048】また、中空円筒部材20を伸縮させると、
当該中空円筒部材20の雌ねじ20Sと調整ねじ軸16
の雄ねじ16Sとは互いに軸線方向に圧力をおよぼしあ
い当該調整ねじ軸16はロックされる。したがって、
ックナット22によるロック機能を補完することができ
る。
【0049】(第2実施例)第2実施例は図5に示され
る。本第2実施例に係る下死点位置補正装置は、第1実
施例の場合と比較して、伸縮力付与手段と補正制御手段
とをピエゾ電気効果を利用した構成としてある。
【0050】すなわち、この伸縮力付与手段は、ピエゾ
素子を含むピエゾアクチュエータ30Aと,ピエゾ駆動
手段とから形成してある。そして、ピエゾアクチュアエ
ータ30Aを、第1実施例のシリンダ装置30Aに代え
て、スライド4と中空円筒部材20との間に介装してあ
る。
【0051】ピエゾ駆動手段は、図5に示す高圧電源装
置46電荷注入回路47電荷放出回路48とから
され、ピエゾアクチュエータ30Aに高圧電源を印加
・解除してピエゾ素子を強制的に伸縮させることができ
る。
【0052】補正制御手段は、第1実施例の場合と同様
に、制御部41と信号比較手段42Aとから形成されピ
エゾ駆動手段(46,47,48)を駆動制御する。す
なわち、下死点位置設定手段(43)にセットされた設
定下死点位置信号(Ps)と下死点位置検出手段(4
5)で検出した実際下死点位置信号(Pi)とを比較し
て電荷注入回路47,電荷放出回路48へ偏差信号S
2,S1を出力して、ピエゾアクチュエータ30Aの伸
縮量を自動調整する。したがって、下死点位置変化を補
できる
【0053】かかる構成の第2実施例によれば、ピエゾ
アクチュエータ30Aが介装されたスライド4およびダ
イハイト調整ねじ機構間の間隔が下死点位置変化を打消
すように調整されるので、第1実施例と同様にプレス
運転中でもダイハイト調整ねじ機構をロック状態とした
ままスライド下死点位置を迅速・安全かつ正確に自動補
正することができる。さらに、伸縮力付与手段がピエゾ
アクチュエータ30Aを用いた構成とされているので、
小型・軽量化と一層の高精度補正ができる。しかも、補
正制御が非常に簡単に行え、プレス機械への組立もより
容易となる。
【0054】なお、下死点位置検出手段45等の構成
は、上記開示例に限定されず、任意に選択して実施でき
る。また、プレス機械の構造も限定されない。
【0055】
【発明の効果】以上、本発明によれば、スライドとダイ
ハイト調整ねじ機構との間に介装され軸線方向に伸縮可
能な伸縮駆動部材と、下死点位置設定手段と、スライド
に関与してスライド下死点位置を検出する下死点位置検
出手段と、伸縮駆動部材に伸縮力を付与して伸縮可能に
形成された伸縮力付与手段と、検出された下死点位置を
設定された下死点位置に合致させるように伸縮力付与手
段を駆動制御して伸縮駆動部材を伸縮させてスライド下
死点位置を補正する補正制御手段とを設けた構成とした
ので、プレス運転中でもダイハイト調整ねじ機構をロッ
ク状態としたままスライド下死点位置を迅速・安全かつ
正確に自動補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の機械部要部を説明するための
断面図である。
【図2】同じく、伸縮力付与手段と補正制御手段との関
を説明するための図である。
【図3】同じく、本下死点位置補正装置が採用されたプ
レス機械を説明するための図である。
【図4】同じく、伸縮力付与手段を形成するシリンダ装
置の内圧と伸縮駆動部材を形成する中空円筒部材の変形
量との関係を説明するための図である。
【図5】本発明の第2実施例を説明するための図であ
る。
【図6】従来の下死点位置補正装置を説明するための断
面図である。
【符号の説明】 4 スライド 5 ボルスタ 11 コネクティングロッド 20 中空円筒部材(伸縮駆動部材) 21 ボルト部材(伸縮力付与手段) 22 ロックナット 30 シリンダ装置(伸縮力付与手段) 30A ピエゾアクチュエータ(伸縮力付与手段35 圧力センサ(伸縮力付与手段) 36 電気油圧式サーボバルブ(伸縮力付与手段) 40 制御盤 41 制御部(補正制御手段) 42 信号比較手段(補正制御手段) 43 下死点位置設定手段 44 ラッチ回路 45 下死点位置検出手段 46 高圧電源装置(伸縮力付与手段) 47 電荷注入回路(伸縮力付与手段) 48 電荷放出回路(伸縮力付与手段) Ps 設定下死点位置信号 Pi 実際下死点位置信号 S1 収縮用偏差信号 S2 伸長用偏差信号
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクティングロッド側とスライド側と
    の間に介装されたダイハイト調整ねじ機構を作動させて
    コネクティングロッドに対するスライドの上下方向位置
    を調整しつつダイハイトを調整可能とされかつ調整後に
    ロックナットを締付けてダイハイト調整ねじ機構を作動
    不能なロック状態とするように形成されたプレスのスラ
    イド下死点位置補正装置であって、 前記スライドと前記ダイハイト調整ねじ機構との間に介
    装され軸線方向に伸縮可能な伸縮駆動部材と、下死点位
    置設定手段と、スライドに関与してスライド下死点位置
    を検出する下死点位置検出手段と、該伸縮駆動部材に伸
    縮力を付与して伸縮可能に形成された伸縮力付与手段
    と、検出された下死点位置を設定された下死点位置に合
    致させるように伸縮力付与手段を駆動制御して該伸縮駆
    動部材を伸縮させてスライド下死点位置を補正する補正
    制御手段とを設けた、ことを特徴とするプレスのスライ
    ド下死点位置補正装置。
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