JPH0751868B2 - 折畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置 - Google Patents
折畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置Info
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- JPH0751868B2 JPH0751868B2 JP24662491A JP24662491A JPH0751868B2 JP H0751868 B2 JPH0751868 B2 JP H0751868B2 JP 24662491 A JP24662491 A JP 24662491A JP 24662491 A JP24662491 A JP 24662491A JP H0751868 B2 JPH0751868 B2 JP H0751868B2
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- frame
- moving
- rail
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- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は折畳み戸に関し，特にそ
の軌条枠の側壁を自動的に封鎖しまた解放し得るように
した折畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置に関する。
の軌条枠の側壁を自動的に封鎖しまた解放し得るように
した折畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば横引きシャッターや縦引きパネル
シャッターとして用いられる折畳み戸は，シャッターパ
ネルを蛇腹状折畳み自在に連結し又は分離重畳状折畳み
自在に係合したものとして構成され，軌条枠間において
伸張折畳みを行うものとされる。
シャッターとして用いられる折畳み戸は，シャッターパ
ネルを蛇腹状折畳み自在に連結し又は分離重畳状折畳み
自在に係合したものとして構成され，軌条枠間において
伸張折畳みを行うものとされる。
【０００３】従ってこれら折畳み戸の軌条枠は，折畳み
戸端部封鎖用のものにあってはその長手方向に封鎖側壁
を備え，折畳み部位において側壁を部分的に欠除して折
畳み戸端部を該欠除部分で軌条枠外に脱出させるように
折畳むものとし，また非封鎖用のものにあっては，この
種の側壁を設けないか，設けても折畳み戸のパネルと衝
接しない位置までとするのが一般である。
戸端部封鎖用のものにあってはその長手方向に封鎖側壁
を備え，折畳み部位において側壁を部分的に欠除して折
畳み戸端部を該欠除部分で軌条枠外に脱出させるように
折畳むものとし，また非封鎖用のものにあっては，この
種の側壁を設けないか，設けても折畳み戸のパネルと衝
接しない位置までとするのが一般である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし前者の封鎖用の
ものにあっては，折畳み部位は，段差状に側壁が欠除し
た状態となり外観を損うことになるとともに該部位の封
鎖が不充分で，特にこれが室外側に位置する場合には風
雨の吹き込みが生じたりする。
ものにあっては，折畳み部位は，段差状に側壁が欠除し
た状態となり外観を損うことになるとともに該部位の封
鎖が不充分で，特にこれが室外側に位置する場合には風
雨の吹き込みが生じたりする。
【０００５】また後者の非封鎖用のものはそれ自体気密
性，水密性等開口部材として求められる性態を確保し難
く，従ってその設置使用箇所が限定されたりすることに
なる。
性，水密性等開口部材として求められる性態を確保し難
く，従ってその設置使用箇所が限定されたりすることに
なる。
【０００６】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たものであって，その解決すべき課題とする処は，折畳
み機能を損うことなく，且つ折畳み戸の開閉動に伴い自
動的に端部等の封鎖開放を行い得る折畳み戸の軌条枠側
壁自動封鎖開放装置を提供するにある。
たものであって，その解決すべき課題とする処は，折畳
み機能を損うことなく，且つ折畳み戸の開閉動に伴い自
動的に端部等の封鎖開放を行い得る折畳み戸の軌条枠側
壁自動封鎖開放装置を提供するにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は折畳み戸の開閉
動に伴い，軌条枠長手方向部分的又は全長に亘って回動
自在に設けた回動側壁を，折畳み戸側の軌条走行枠にそ
の外方に向けて突設した移動突起と，回動側壁の螺旋係
合部によって強制回動させて封鎖及び開放を行うように
したものであって，即ち本発明は軌条走行枠にその外方
に向けて突設した移動突起と，軌条枠長手方向部分的又
は全長に亘って回動自在に設けた回動側壁と，該回動側
壁の軌条走行枠側に上記移動突起と係合するように設け
た螺旋係合部とを備えてなることを特徴とする折畳み戸
の軌条枠側壁自動封鎖開放装置（請求項１），請求項１
の螺旋係合部を移動突起の移動範囲長手方向全長的に配
設してなることを特徴とする折畳み戸の軌条枠側壁自動
封鎖開放装置（請求項２），請求項１の螺旋係合部を移
動突起の移動範囲長手方向部分的に配設してなることを
特徴とする折畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置（請
求項３），請求項３の移動範囲残余部分に螺旋係合部に
連続する移動突起の移動係合部を追加的に配設せしめて
なることを特徴とする折畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開
放装置（請求項４），請求項１乃至４の螺旋係合部を，
移動突起と係合する溝状又はリブ状に形成してなること
を特徴とする折畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置
（請求項５），請求項１乃至５の螺旋係合部を，移動突
起との係合ストローク当り９０°の回動範囲をなすよう
に配設してなることを特徴とする折畳み戸の軌条枠側壁
自動封鎖開放装置（請求項６）及び請求項１乃至６の軌
条走行枠にその外方に向けて突設した移動突起に代え
て，折畳み戸のパネル幅方向中央位置の軌条係合部にそ
の外方に向けて突設した移動突起を用いてなることを特
徴とする折畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置（請求
項７）に係り，且つこれらをそれぞれ発明の要旨として
上記課題の解決手段とするものである。
動に伴い，軌条枠長手方向部分的又は全長に亘って回動
自在に設けた回動側壁を，折畳み戸側の軌条走行枠にそ
の外方に向けて突設した移動突起と，回動側壁の螺旋係
合部によって強制回動させて封鎖及び開放を行うように
したものであって，即ち本発明は軌条走行枠にその外方
に向けて突設した移動突起と，軌条枠長手方向部分的又
は全長に亘って回動自在に設けた回動側壁と，該回動側
壁の軌条走行枠側に上記移動突起と係合するように設け
た螺旋係合部とを備えてなることを特徴とする折畳み戸
の軌条枠側壁自動封鎖開放装置（請求項１），請求項１
の螺旋係合部を移動突起の移動範囲長手方向全長的に配
設してなることを特徴とする折畳み戸の軌条枠側壁自動
封鎖開放装置（請求項２），請求項１の螺旋係合部を移
動突起の移動範囲長手方向部分的に配設してなることを
特徴とする折畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置（請
求項３），請求項３の移動範囲残余部分に螺旋係合部に
連続する移動突起の移動係合部を追加的に配設せしめて
なることを特徴とする折畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開
放装置（請求項４），請求項１乃至４の螺旋係合部を，
移動突起と係合する溝状又はリブ状に形成してなること
を特徴とする折畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置
（請求項５），請求項１乃至５の螺旋係合部を，移動突
起との係合ストローク当り９０°の回動範囲をなすよう
に配設してなることを特徴とする折畳み戸の軌条枠側壁
自動封鎖開放装置（請求項６）及び請求項１乃至６の軌
条走行枠にその外方に向けて突設した移動突起に代え
て，折畳み戸のパネル幅方向中央位置の軌条係合部にそ
の外方に向けて突設した移動突起を用いてなることを特
徴とする折畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置（請求
項７）に係り，且つこれらをそれぞれ発明の要旨として
上記課題の解決手段とするものである。
【０００８】なお本発明にあって軌条走行枠とは，軌条
枠内を走行する折畳み戸端部の吊元框，走行框等の端部
走行枠及びパネル連結枠のうち軌条枠内を走行する隔設
交互一方の連結枠又はその部分を含む意味に用い，また
軌条枠とは軌条を備えた枠である上枠，下枠，縦枠又は
その部分を意味するように用いる。
枠内を走行する折畳み戸端部の吊元框，走行框等の端部
走行枠及びパネル連結枠のうち軌条枠内を走行する隔設
交互一方の連結枠又はその部分を含む意味に用い，また
軌条枠とは軌条を備えた枠である上枠，下枠，縦枠又は
その部分を意味するように用いる。
【０００９】
【作用】本発明にあってはいずれも，折畳み戸の手動乃
至電動の開閉動に伴い，軌条走行枠又は軌条係合部の移
動突起が軌条枠長手方向に移動し，これと係合した回動
側壁の螺旋係合部を回動させることによって回動側壁を
封鎖方向又は開放方向に強制回動せしめる。
至電動の開閉動に伴い，軌条走行枠又は軌条係合部の移
動突起が軌条枠長手方向に移動し，これと係合した回動
側壁の螺旋係合部を回動させることによって回動側壁を
封鎖方向又は開放方向に強制回動せしめる。
【００１０】
【実施例】以下実施例を示す図面に従つて本発明を更に
説明すれば，図１乃至７においてＡはアルミニウム合金
製にして上吊り式の横引シャッター，Ｂはシャッター
枠，Ｃは折畳み戸，Ｄは自動封鎖開放装置を示す。
説明すれば，図１乃至７においてＡはアルミニウム合金
製にして上吊り式の横引シャッター，Ｂはシャッター
枠，Ｃは折畳み戸，Ｄは自動封鎖開放装置を示す。
【００１１】シャッター枠Ｂは，上枠１０，下枠２０，
吊元縦枠３０及び戸当り縦枠３５を備え，これらを枠組
みしてなる。
吊元縦枠３０及び戸当り縦枠３５を備え，これらを枠組
みしてなる。
【００１２】上枠１０は，前後一対の封鎖側壁１１とこ
れら封鎖側壁１１間上方の水平ガイド１２及び下方の垂
直ガイド１３を備えて，折畳み戸Ｃ用の上方水平の軌条
枠とされてなる。
れら封鎖側壁１１間上方の水平ガイド１２及び下方の垂
直ガイド１３を備えて，折畳み戸Ｃ用の上方水平の軌条
枠とされてなる。
【００１３】また下枠２０は外枠２１と該外枠２１内に
嵌挿された内枠２２とを備え，内枠２２の側壁戸車２４
が外枠２１の山型溝状ガイド付きブロック２５に案内さ
れることによって，折畳み戸Ｃの開閉動を受けて，折畳
み戸Ｃの閉成時にはこの内枠２２が外枠２１から外手方
向傾斜方向に上方突出し，開成に際しては逆に内枠２２
が外枠２１に嵌挿没入されるようにしてあり，併せて該
内枠２２が溝ガイド２３を備えることによって折畳み戸
Ｃの軌条枠とされてなる。
嵌挿された内枠２２とを備え，内枠２２の側壁戸車２４
が外枠２１の山型溝状ガイド付きブロック２５に案内さ
れることによって，折畳み戸Ｃの開閉動を受けて，折畳
み戸Ｃの閉成時にはこの内枠２２が外枠２１から外手方
向傾斜方向に上方突出し，開成に際しては逆に内枠２２
が外枠２１に嵌挿没入されるようにしてあり，併せて該
内枠２２が溝ガイド２３を備えることによって折畳み戸
Ｃの軌条枠とされてなる。
【００１４】吊元縦枠３０は面内方向に向けた深溝３１
を備え，閉成した折畳み戸Ｃが深溝３１のクリアランス
分シャッター枠Ｂ内で移動走行し得るようにして，上記
下枠２０における内枠２２の傾斜方向突没動に必要な移
動分を確保するようにしてある。
を備え，閉成した折畳み戸Ｃが深溝３１のクリアランス
分シャッター枠Ｂ内で移動走行し得るようにして，上記
下枠２０における内枠２２の傾斜方向突没動に必要な移
動分を確保するようにしてある。
【００１５】折畳み戸Ｃはシャッターパネル４０を隔設
交互に配設した２種の蝶番連結枠４１ａ，４１ｂによっ
て蛇腹状折畳み自在とする一方，一側端部に吊元框４
２，他側端部に走行框４３を同じく蝶番連結して形成さ
れてなる。そして上記隔設交互一方の蝶番連結枠４１
ａ，吊元框４２及び走行框４３の上端には軌条係合部と
してのガイド軸４４を介して，上記上枠１０の水平ガイ
ド１２に載置転動するガイドローラー４５が付設されて
これら蝶番連結枠４１ａ，吊元框４２，走行框４３がい
ずれも軌条走行枠とされ，またこれらの下端にはガイド
軸４６を介して，上記下枠２０における内枠２２の溝ガ
イド２３に常時係合する水平ローラー４７が付設されて
いる。一方，隔設交互他方の蝶番連結枠４１ｂの上端及
び下端には，上端において上枠１０の垂直ガイド１３に
係合し，下端において上記内枠２２の溝ガイド２３に，
該内枠２２の突出時に係合するように各フレ止め用の水
平ローラー４８が直付状に付設されている。
交互に配設した２種の蝶番連結枠４１ａ，４１ｂによっ
て蛇腹状折畳み自在とする一方，一側端部に吊元框４
２，他側端部に走行框４３を同じく蝶番連結して形成さ
れてなる。そして上記隔設交互一方の蝶番連結枠４１
ａ，吊元框４２及び走行框４３の上端には軌条係合部と
してのガイド軸４４を介して，上記上枠１０の水平ガイ
ド１２に載置転動するガイドローラー４５が付設されて
これら蝶番連結枠４１ａ，吊元框４２，走行框４３がい
ずれも軌条走行枠とされ，またこれらの下端にはガイド
軸４６を介して，上記下枠２０における内枠２２の溝ガ
イド２３に常時係合する水平ローラー４７が付設されて
いる。一方，隔設交互他方の蝶番連結枠４１ｂの上端及
び下端には，上端において上枠１０の垂直ガイド１３に
係合し，下端において上記内枠２２の溝ガイド２３に，
該内枠２２の突出時に係合するように各フレ止め用の水
平ローラー４８が直付状に付設されている。
【００１６】自動封鎖開放装置Ｄは，本例の横引シャッ
ターＡにおいて回動側壁５０，螺旋係合部５５及び移動
突起６０を備えてなる。
ターＡにおいて回動側壁５０，螺旋係合部５５及び移動
突起６０を備えてなる。
【００１７】回動側壁５０は，上枠１０の長手方向一側
端部側における折畳み戸Ｃの折畳み部位に，折畳み戸Ｃ
の折畳み代にパネル４０の幅２枚分を加えた長さを有す
るように配設せしめてある。即ち，上枠１０は該部に折
畳み戸Ｃのパネル４０及び他方の蝶番連結枠４１ｂ脱出
用に一側の封鎖側壁１１を切欠いた側壁切除部分を備
え，これを上記折畳み部位としてあり，回動側壁５０
は，この側壁切除部分を覆うように軌条枠である上枠１
０に部分的に設けたものとしてある。
端部側における折畳み戸Ｃの折畳み部位に，折畳み戸Ｃ
の折畳み代にパネル４０の幅２枚分を加えた長さを有す
るように配設せしめてある。即ち，上枠１０は該部に折
畳み戸Ｃのパネル４０及び他方の蝶番連結枠４１ｂ脱出
用に一側の封鎖側壁１１を切欠いた側壁切除部分を備
え，これを上記折畳み部位としてあり，回動側壁５０
は，この側壁切除部分を覆うように軌条枠である上枠１
０に部分的に設けたものとしてある。
【００１８】回動側壁５０は端部に軸受用ピース金具５
１を備え，未切欠の封鎖側壁１１に設けた支軸５２をこ
のピース金具５１に嵌入することによって，上記上枠１
０に対して回動自在としてある。
１を備え，未切欠の封鎖側壁１１に設けた支軸５２をこ
のピース金具５１に嵌入することによって，上記上枠１
０に対して回動自在としてある。
【００１９】回動側壁５０の内側，即ち後述の軌条走行
枠たる吊元框４２側には上記螺旋係合部５６を設けてあ
り，本例にあってこの螺旋係合部５６は，回動側壁５０
とは別体のアルミニウム合金製乃至合成樹脂製の中空成
型材５３を回動側壁５０に固定し，且つこれに溝開口５
４を刻設することによって，該成型材５３長手方向の吊
元側及び非吊元側にそれぞれ段差水平状とした移動係合
部５５を形成するとともにこれら移動係合部５５間を連
続するように部分的に設けられており，これら移動係合
部５５及び螺旋係合部５６の全長長さは，上記移動突起
６０の後述する移動幅に相応したものとしてある。
枠たる吊元框４２側には上記螺旋係合部５６を設けてあ
り，本例にあってこの螺旋係合部５６は，回動側壁５０
とは別体のアルミニウム合金製乃至合成樹脂製の中空成
型材５３を回動側壁５０に固定し，且つこれに溝開口５
４を刻設することによって，該成型材５３長手方向の吊
元側及び非吊元側にそれぞれ段差水平状とした移動係合
部５５を形成するとともにこれら移動係合部５５間を連
続するように部分的に設けられており，これら移動係合
部５５及び螺旋係合部５６の全長長さは，上記移動突起
６０の後述する移動幅に相応したものとしてある。
【００２０】本例の螺旋係合部５６は，数ｃｍの長さを
有するものとしてあり，この係合ストローク当り，中空
成型材５３の１／４円，即ち９０°に亘るものとして刻
設し，中空部と上記溝開口５４によって単一にして溝状
のものとして形成せしめてある。
有するものとしてあり，この係合ストローク当り，中空
成型材５３の１／４円，即ち９０°に亘るものとして刻
設し，中空部と上記溝開口５４によって単一にして溝状
のものとして形成せしめてある。
【００２１】一方，移動突起６０は，上記各軌条走行枠
中，本例において吊元框４２に，特にその軌条係合部を
なす上端ガイド軸４４に外方に向けて突設するように貫
通固着したものとしてあり，先端の球形係合部６１を上
記移動係合部５５及び螺旋係合部５６の全長に亘って移
動自在に嵌入係合せしめたものとしてある。
中，本例において吊元框４２に，特にその軌条係合部を
なす上端ガイド軸４４に外方に向けて突設するように貫
通固着したものとしてあり，先端の球形係合部６１を上
記移動係合部５５及び螺旋係合部５６の全長に亘って移
動自在に嵌入係合せしめたものとしてある。
【００２２】即ち，本例の横引シャッターＡにおいて
は，折畳み戸Ｃの折畳み伸張に際して，吊元框４２は上
記吊元縦枠３０の深溝３１における内枠２２の傾斜突没
動分に応じて，伸張状態で移動することになり，またこ
れをもって足りるから，吊元框４２，即ち移動突起６０
の移動範囲はこの深溝３１の深さ幅に略対応することに
なる。そして，上記移動係合部５５及び螺旋係合部５６
の長さ幅はこの移動突起６０の移動幅に相応したものと
してあるから，移動突起６０をこれらに係合した状態で
折畳み戸Ｃを開閉させることにより，移動突起６０は軌
条枠である上枠１０長手方向に水平に定位置移動すると
ともに部分的に設けた螺旋係合部５６において回動側壁
５０を９０°の範囲で強制回動させ，折畳み開始時には
これを開放させ，パネル１０及び連結蝶番枠４１ｂを上
枠１０より脱出させ，また伸張完了時には折畳み扉Ｃの
該当上端部分を覆うようにこれを封鎖することができ
る。
は，折畳み戸Ｃの折畳み伸張に際して，吊元框４２は上
記吊元縦枠３０の深溝３１における内枠２２の傾斜突没
動分に応じて，伸張状態で移動することになり，またこ
れをもって足りるから，吊元框４２，即ち移動突起６０
の移動範囲はこの深溝３１の深さ幅に略対応することに
なる。そして，上記移動係合部５５及び螺旋係合部５６
の長さ幅はこの移動突起６０の移動幅に相応したものと
してあるから，移動突起６０をこれらに係合した状態で
折畳み戸Ｃを開閉させることにより，移動突起６０は軌
条枠である上枠１０長手方向に水平に定位置移動すると
ともに部分的に設けた螺旋係合部５６において回動側壁
５０を９０°の範囲で強制回動させ，折畳み開始時には
これを開放させ，パネル１０及び連結蝶番枠４１ｂを上
枠１０より脱出させ，また伸張完了時には折畳み扉Ｃの
該当上端部分を覆うようにこれを封鎖することができ
る。
【００２３】図８は同一の横引シャッターＡにおける他
の例を示したもので，本例にあっては同じく吊元框４２
の移動突起６０が係合する螺旋係合部５６を上記中空成
型材５３の長手方向全長に亘るように緩勾配に設け，こ
の長さを上記移動突起６０の移動範囲に合わせ，その長
手方向全長的に設けたものとして構成したものである。
本例にあって自動封鎖開放装置Ｄは，折畳み戸Ｃの開閉
動に伴う上記吊元框４２，即ち移動突起６０の移動に応
じて，その間回動側壁５０が緩やかに上記開放又は封鎖
を行うことになる。
の例を示したもので，本例にあっては同じく吊元框４２
の移動突起６０が係合する螺旋係合部５６を上記中空成
型材５３の長手方向全長に亘るように緩勾配に設け，こ
の長さを上記移動突起６０の移動範囲に合わせ，その長
手方向全長的に設けたものとして構成したものである。
本例にあって自動封鎖開放装置Ｄは，折畳み戸Ｃの開閉
動に伴う上記吊元框４２，即ち移動突起６０の移動に応
じて，その間回動側壁５０が緩やかに上記開放又は封鎖
を行うことになる。
【００２４】図示した例は以上のとおりとしたが，本発
明の実施に当っては，回動側壁を，上記例えば所定の折
畳み戸折畳み部位に部分的に設ける他，軌条枠の全長に
一連一体に或いは複数に分割区分して連続的に設けるこ
とができる。
明の実施に当っては，回動側壁を，上記例えば所定の折
畳み戸折畳み部位に部分的に設ける他，軌条枠の全長に
一連一体に或いは複数に分割区分して連続的に設けるこ
とができる。
【００２５】これらの場合を含めて，移動突起は軌条枠
内を走行する，前記例えば蝶番連結枠等他の軌条走行枠
或いは折畳み戸を構成するパネルの幅方向中央位置のガ
イド軸等既存の又は新設した軌条係合軸に外方に向けて
突設せしめ，対応する螺旋係合部と常時係合させ，又は
係脱自在に係合させるようにすればよい。
内を走行する，前記例えば蝶番連結枠等他の軌条走行枠
或いは折畳み戸を構成するパネルの幅方向中央位置のガ
イド軸等既存の又は新設した軌条係合軸に外方に向けて
突設せしめ，対応する螺旋係合部と常時係合させ，又は
係脱自在に係合させるようにすればよい。
【００２６】蝶番連結枠等の軌条走行枠を単独に用い又
は上記端部軌条走行枠と併用して用いることにより，例
えば長尺の回動側壁を複数乃至多数位置で同時に強制回
動させて開閉動に対する重量を分散化させたりすること
も可能であり，また蛇腹状折畳み自在とするも軌条枠の
双方向にパネルが脱出する，従来封鎖を断念していた折
畳み戸についても一側又は両側の封鎖側壁を設置するこ
とが可能となる。
は上記端部軌条走行枠と併用して用いることにより，例
えば長尺の回動側壁を複数乃至多数位置で同時に強制回
動させて開閉動に対する重量を分散化させたりすること
も可能であり，また蛇腹状折畳み自在とするも軌条枠の
双方向にパネルが脱出する，従来封鎖を断念していた折
畳み戸についても一側又は両側の封鎖側壁を設置するこ
とが可能となる。
【００２７】螺旋係合部は回動側壁と一体に成型し，又
は上記の如くに別部材を用いて回動側壁に一体的に固定
することができ，後者の場合，回動側壁に部分的乃至断
続的に設置して，所定の移動突起と係合させるようにす
ればよい。更にこの場合，係脱を必要とするときは，螺
旋係合部又はこれに続く移動係合部に移動突起が係合し
易いように係合ガイド部を，例えば拡開溝状に形成した
りすることが好ましい。
は上記の如くに別部材を用いて回動側壁に一体的に固定
することができ，後者の場合，回動側壁に部分的乃至断
続的に設置して，所定の移動突起と係合させるようにす
ればよい。更にこの場合，係脱を必要とするときは，螺
旋係合部又はこれに続く移動係合部に移動突起が係合し
易いように係合ガイド部を，例えば拡開溝状に形成した
りすることが好ましい。
【００２８】螺旋係合部又はこれに連続する移動係合部
は，これをＵ字状溝状としたり，リブ状としたり適宜に
形成でき，この場合，移動突起側をこれに合わせて係合
可能な形状に構成すればよい。またこれらの場合に複数
の溝状，リブ状等として例えば複数の移動突起と歯合状
に係合するようにすることももとより可能である。
は，これをＵ字状溝状としたり，リブ状としたり適宜に
形成でき，この場合，移動突起側をこれに合わせて係合
可能な形状に構成すればよい。またこれらの場合に複数
の溝状，リブ状等として例えば複数の移動突起と歯合状
に係合するようにすることももとより可能である。
【００２９】螺旋係合部は，移動突起との係合ストロー
ク当り，１／４円，即ち９０°の回動範囲とすることに
よって，回動側壁を垂直，水平間で外観よく封鎖，開放
し得るが，回動範囲は折畳み戸との関係で，その折畳み
伸張時の衝接を回避でき得れば，例えば４５°程度と減
少したり，また逆に軌条枠に添わせるように１８０°程
度と増加したりすることが出来，回動範囲の設定は必要
に応じてこれをなし得る。
ク当り，１／４円，即ち９０°の回動範囲とすることに
よって，回動側壁を垂直，水平間で外観よく封鎖，開放
し得るが，回動範囲は折畳み戸との関係で，その折畳み
伸張時の衝接を回避でき得れば，例えば４５°程度と減
少したり，また逆に軌条枠に添わせるように１８０°程
度と増加したりすることが出来，回動範囲の設定は必要
に応じてこれをなし得る。
【００３０】以上からも当業者に判明するように，更に
本発明を縦引パネルシャッター等室内用，室外用の他の
構造に係る折畳み戸に適用すること，両開きの折畳み戸
に複数設置すること，螺旋係合部を成型品又は鋳造品と
して部分的に構成し，これに別製の移動係合部を連結す
ること，螺旋係合部を，例えばアルミニウム合金成型材
に捩り方向の外力を付加して構成すること，螺旋係合部
を下向きとし，移動係合部を上向きＬ字状等として構成
すること，移動係合部を軌条走行枠自体に設置すること
等を含めて，本発明の実施に当って，折畳み戸，軌条
枠，軌条走行枠，軌条係合部，移動突起，回動側壁，螺
旋係合部の具体的構造，形状，材質，寸法，数量，これ
らの関係或いはこれらに対する付加等はこれを適宜に変
更し或いは設定できるものであって，以上に具体的に図
示し，説明したものに限定するには及ばない。
本発明を縦引パネルシャッター等室内用，室外用の他の
構造に係る折畳み戸に適用すること，両開きの折畳み戸
に複数設置すること，螺旋係合部を成型品又は鋳造品と
して部分的に構成し，これに別製の移動係合部を連結す
ること，螺旋係合部を，例えばアルミニウム合金成型材
に捩り方向の外力を付加して構成すること，螺旋係合部
を下向きとし，移動係合部を上向きＬ字状等として構成
すること，移動係合部を軌条走行枠自体に設置すること
等を含めて，本発明の実施に当って，折畳み戸，軌条
枠，軌条走行枠，軌条係合部，移動突起，回動側壁，螺
旋係合部の具体的構造，形状，材質，寸法，数量，これ
らの関係或いはこれらに対する付加等はこれを適宜に変
更し或いは設定できるものであって，以上に具体的に図
示し，説明したものに限定するには及ばない。
【００３１】
【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したので，
折畳み戸の開閉動に伴い，軌条走行枠又は軌条係合部の
移動突起が軌条枠長手方向に移動し，これに係合した回
動側壁の螺旋係合部を回動させることによって回動側壁
を折畳み戸の折畳み機能を損うことなく強制回動させ
て，軌条枠の封鎖又は開放を自動的に行わしめる折畳み
戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置を提供することができ
る。
折畳み戸の開閉動に伴い，軌条走行枠又は軌条係合部の
移動突起が軌条枠長手方向に移動し，これに係合した回
動側壁の螺旋係合部を回動させることによって回動側壁
を折畳み戸の折畳み機能を損うことなく強制回動させ
て，軌条枠の封鎖又は開放を自動的に行わしめる折畳み
戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置を提供することができ
る。
【００３２】従って，封鎖側壁を有する軌条枠の折畳み
用側壁欠除部分や，一般に封鎖側壁を設置し難い軌条枠
と折畳み戸端部間を自動的に封鎖，開放し，水密性，気
密性を向上し，外観を向上するとともに折畳み戸の揺動
を部分的又は全長に亘って防止する。
用側壁欠除部分や，一般に封鎖側壁を設置し難い軌条枠
と折畳み戸端部間を自動的に封鎖，開放し，水密性，気
密性を向上し，外観を向上するとともに折畳み戸の揺動
を部分的又は全長に亘って防止する。
【００３３】また本発明は構造が簡単であるから，故障
を生じたりすることを防止し易く，可及的に耐久性を備
えたものとすることができる。
を生じたりすることを防止し易く，可及的に耐久性を備
えたものとすることができる。
図１ 横引シャッターの正面図 図２ 横引シャッターの縦断面図 図３ 横引シャッターの横断面図 図４ 要部を示す拡大正面図 図５ 要部を示す拡大縦断面図 図６ 要部を示す拡大縦端面図 図７ 要部を示す斜視図 図８ 他の例を示す斜視図
Ａ 横引シャッター Ｂ シャッター本体 Ｃ 折畳み戸 Ｄ 自動封鎖開放装置 １０ 上枠 ４２ 吊元框 ４４ ガイド軸 ５０ 回動側壁 ５５ 移動係合部 ５６ 螺旋係合部 ６０ 移動突起
Claims (7)
- 【請求項１】軌条走行枠にその外方に向けて突設した移
動突起と，軌条枠長手方向部分的又は全長に亘って回動
自在に設けた回動側壁と，該回動側壁の軌条走行枠側に
上記移動突起と係合するように設けた螺旋係合部とを備
えてなることを特徴とする折畳み戸の軌条枠側壁自動封
鎖開放装置。 - 【請求項２】 請求項１の螺旋係合部を移動突起の移動
範囲長手方向全長的に配設してなることを特徴とする折
畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置。 - 【請求項３】 請求項１の螺旋係合部を移動突起の移動
範囲長手方向部分的に配設してなることを特徴とする折
畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置。 - 【請求項４】 請求項３の移動範囲残余部分に螺旋係合
部に連続する移動突起の移動係合部を追加的に配設せし
めてなることを特徴とする折畳み戸の軌条枠側壁自動封
鎖開放装置。 - 【請求項５】請求項１乃至４の螺旋係合部を，移動突起
と係合する溝状又はリブ状に形成してなることを特徴と
する折畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置。 - 【請求項６】 請求項１乃至５の螺旋係合部を，移動突
起との係合ストローク当り９０°の回動範囲をなすよう
に配設してなることを特徴とする折畳み戸の軌条枠側壁
自動封鎖開放装置。 - 【請求項７】請求項１乃至６の軌条走行枠にその外方に
向けて突設した移動突起に代えて，折畳み戸のパネル幅
方向中央位置の軌条係合部にその外方に向けて突設した
移動突起を用いてなることを特徴とする折畳み戸の軌条
枠側壁自動封鎖開放装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24662491A JPH0751868B2 (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 折畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24662491A JPH0751868B2 (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 折畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0559867A JPH0559867A (ja) | 1993-03-09 |
| JPH0751868B2 true JPH0751868B2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=17151174
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24662491A Expired - Lifetime JPH0751868B2 (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 折畳み戸の軌条枠側壁自動封鎖開放装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0751868B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6297890B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2018-03-20 | 株式会社Ｌｉｘｉｌ | 折れ戸 |
-
1991
- 1991-08-31 JP JP24662491A patent/JPH0751868B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0559867A (ja) | 1993-03-09 |
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