JPH0751825Y2 - プリント基板用取付け具 - Google Patents
プリント基板用取付け具Info
- Publication number
- JPH0751825Y2 JPH0751825Y2 JP6104690U JP6104690U JPH0751825Y2 JP H0751825 Y2 JPH0751825 Y2 JP H0751825Y2 JP 6104690 U JP6104690 U JP 6104690U JP 6104690 U JP6104690 U JP 6104690U JP H0751825 Y2 JPH0751825 Y2 JP H0751825Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- umbrella
- shaped
- circuit board
- printed circuit
- shaped locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Combinations Of Printed Boards (AREA)
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、筐体等にプリント基板等を取り付ける際に使
用する取付け具に関し、ゴム等の弾性体を用い螺着、接
着、溶着等によらず嵌着のみによって複数箇所の保持を
可能としたものである。
用する取付け具に関し、ゴム等の弾性体を用い螺着、接
着、溶着等によらず嵌着のみによって複数箇所の保持を
可能としたものである。
従って、電子応用機器全般あるいは防振等を要する機器
等に利用できるものである。
等に利用できるものである。
(従来の技術) 従来、筐体へのプリント基板の取り付けは、第7図のよ
うな筒状取付け具、あるいは第8図のような樹脂製嵌着
式取付け具が多く使用されているが、防振等を必要とす
る用途においては、機能及びコストの面で不満があっ
た。
うな筒状取付け具、あるいは第8図のような樹脂製嵌着
式取付け具が多く使用されているが、防振等を必要とす
る用途においては、機能及びコストの面で不満があっ
た。
一方、ゴム等の弾性体を用いた係止機構を構成する場
合、第9図に示すように取付け具本体1の一端側に、係
止凹部2を介して弾力性を有する傘状係止体3を設け、
プリント基板嵌着穴6に、傘状係止体3を嵌着する方法
が一般的であるが、この時、取付け具本体1の他端側が
すでに固定されていると、全体をねじ込むように嵌入す
ることができないため、嵌着に際しプリント基板嵌着穴
6を傘状係止体3に押し付けることによって嵌入できる
ようにすることが必要であった。
合、第9図に示すように取付け具本体1の一端側に、係
止凹部2を介して弾力性を有する傘状係止体3を設け、
プリント基板嵌着穴6に、傘状係止体3を嵌着する方法
が一般的であるが、この時、取付け具本体1の他端側が
すでに固定されていると、全体をねじ込むように嵌入す
ることができないため、嵌着に際しプリント基板嵌着穴
6を傘状係止体3に押し付けることによって嵌入できる
ようにすることが必要であった。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の筒状取付け具は、ネジを用いて固定するため強固
であるが、生産性及びコストの面で問題があり、樹脂製
嵌着式取付け具は、生産性及びコストの面では有利であ
るが、防振等柔軟性を必要とする用途には使用できなか
った。
であるが、生産性及びコストの面で問題があり、樹脂製
嵌着式取付け具は、生産性及びコストの面では有利であ
るが、防振等柔軟性を必要とする用途には使用できなか
った。
また、弾性体を用いたプリント基板用取付け具は、嵌着
する際プリント基板嵌着穴6を傘状係止体3に押し付け
るだけでは、傘状係止体3の傘状部は下向きの応力を受
け押しつぶされて開くように変形するため嵌入できない
欠点があった。
する際プリント基板嵌着穴6を傘状係止体3に押し付け
るだけでは、傘状係止体3の傘状部は下向きの応力を受
け押しつぶされて開くように変形するため嵌入できない
欠点があった。
従って、弾性体を用いたプリント基板用取付け具におい
ては、複数箇所を保持するために嵌着により取付けるこ
とは極めて困難であり、螺着、接着、溶着等により保持
しなければならず、生産性及びコストの両面で大きな問
題があった。
ては、複数箇所を保持するために嵌着により取付けるこ
とは極めて困難であり、螺着、接着、溶着等により保持
しなければならず、生産性及びコストの両面で大きな問
題があった。
(問題を解決するための手段) 本考案は、従来のプリント基板用取付け具の問題点を解
決するもので、複数箇所を嵌着により取付け可能な、柔
軟性を有するプリント基板用取付け具であり、生産性及
びコストの両面の改善を計るものである。
決するもので、複数箇所を嵌着により取付け可能な、柔
軟性を有するプリント基板用取付け具であり、生産性及
びコストの両面の改善を計るものである。
すなわち、取付け具本体1の1箇所以上に、係止凹部2
を介して弾力性を有しかつ伸張変形する傘状係止体3を
突設し、1個以上の傘状係止体3の先端に嵌入方向に引
っ張る棒状挿入体4を連結してなるプリント基板用取付
け具である。
を介して弾力性を有しかつ伸張変形する傘状係止体3を
突設し、1個以上の傘状係止体3の先端に嵌入方向に引
っ張る棒状挿入体4を連結してなるプリント基板用取付
け具である。
(作用) プリント基板嵌着穴6に、棒状挿入体4を挿入し、さら
に傘状係止体3を押し付けるように嵌め込むと、傘状係
止体3は押しつぶされ、傘状部が開くように変形する
が、次にこの状態で、棒状挿入体4を嵌入方向に引っ張
ると、傘状係止体3も引っ張られ、傘状部がつぼむよう
に伸張変形する。この時、プリント基板嵌着穴6を傘状
係止体3にさらに押し付けるように力を加えることによ
り、傘状係止体3はプリント基板嵌着穴6を貫通し、プ
リント基板8が係止凹部2に嵌入する。
に傘状係止体3を押し付けるように嵌め込むと、傘状係
止体3は押しつぶされ、傘状部が開くように変形する
が、次にこの状態で、棒状挿入体4を嵌入方向に引っ張
ると、傘状係止体3も引っ張られ、傘状部がつぼむよう
に伸張変形する。この時、プリント基板嵌着穴6を傘状
係止体3にさらに押し付けるように力を加えることによ
り、傘状係止体3はプリント基板嵌着穴6を貫通し、プ
リント基板8が係止凹部2に嵌入する。
(実施例) 次に本考案の実施例について説明する。
第1図は2箇所に傘状係止体を設け、その一方に棒状挿
入体を連結したプリント基板用取付け具の斜視図で、柱
状の取付け具本体1の一端側に係止凹部2を設け、その
先端側に弾力性を有しかつ伸張変形する傘状係止体3を
設け、さらにこの傘状係止体3の先端側に嵌着の際嵌入
方向に引っ張るための棒状挿入体4を連結する。
入体を連結したプリント基板用取付け具の斜視図で、柱
状の取付け具本体1の一端側に係止凹部2を設け、その
先端側に弾力性を有しかつ伸張変形する傘状係止体3を
設け、さらにこの傘状係止体3の先端側に嵌着の際嵌入
方向に引っ張るための棒状挿入体4を連結する。
一方、取付け具本体1の他端側には、係止凹部2を設
け、その先端側に弾力性を有しかつ伸張変形する傘状係
止体3を設ける。
け、その先端側に弾力性を有しかつ伸張変形する傘状係
止体3を設ける。
この場合、取付け具は、傘状係止体3だけでなく、ゴム
または樹脂により一体成形して全体に弾力性をもたせて
も、または材質を異にした各部分を連結して一体に構成
してもよい。
または樹脂により一体成形して全体に弾力性をもたせて
も、または材質を異にした各部分を連結して一体に構成
してもよい。
このようにして構成される本取付け具は、まず第2図の
断面図に示すごとく、棒状挿入体4が連結していない側
の傘状係止体3を、筐体7の嵌着穴5に矢印の方向にね
じ込むように嵌着する。
断面図に示すごとく、棒状挿入体4が連結していない側
の傘状係止体3を、筐体7の嵌着穴5に矢印の方向にね
じ込むように嵌着する。
次にこの状態で、棒状挿入体4が連結している側の傘状
係止体3をプリント基板8に嵌入する状態を第3図及び
第4図により説明する。
係止体3をプリント基板8に嵌入する状態を第3図及び
第4図により説明する。
第3図はプリント基板嵌着穴6を傘状係止体3に押し付
けた状態の部分断面図で、プリント基板嵌着穴6は、傘
状係止体3より小さいため、このままではプリント基板
8を矢印方向に押し付けても、傘状係止体3の傘状部が
開くように変形し嵌入することができないが、第4図に
矢符で示すごとく、棒状挿入体4を上向きに引っ張る
と、傘状係止体3は傘状部がつぼむように伸張変形し、
またプリント基板8を下向き矢印方向に押し込む力と相
乗し容易に嵌入可能となる。
けた状態の部分断面図で、プリント基板嵌着穴6は、傘
状係止体3より小さいため、このままではプリント基板
8を矢印方向に押し付けても、傘状係止体3の傘状部が
開くように変形し嵌入することができないが、第4図に
矢符で示すごとく、棒状挿入体4を上向きに引っ張る
と、傘状係止体3は傘状部がつぼむように伸張変形し、
またプリント基板8を下向き矢印方向に押し込む力と相
乗し容易に嵌入可能となる。
傘状係止体3の嵌着後、棒状挿入体4は第5図に示すご
とく適当な位置から切り取ることにより不要な突起を無
くすことができる。また、これを残しておくことでプリ
ント基板8の取り外し、再装着が可能となる。
とく適当な位置から切り取ることにより不要な突起を無
くすことができる。また、これを残しておくことでプリ
ント基板8の取り外し、再装着が可能となる。
第6図は4箇所に傘状係止体3を設け、そのうち3箇所
に棒状挿入体4を連結したプリント基板用取付け具の実
施例である。この場合、棒状挿入体4の連結していない
傘状係止体3を前述の通り最初に筐体嵌着穴5等に嵌着
し、以後、前記実施例と同様に各棒挿入体4を引っ張り
ながら、各傘状係止体3をそれぞれの対象嵌着穴に挿貫
することによりプリント基板等に嵌着するものである。
に棒状挿入体4を連結したプリント基板用取付け具の実
施例である。この場合、棒状挿入体4の連結していない
傘状係止体3を前述の通り最初に筐体嵌着穴5等に嵌着
し、以後、前記実施例と同様に各棒挿入体4を引っ張り
ながら、各傘状係止体3をそれぞれの対象嵌着穴に挿貫
することによりプリント基板等に嵌着するものである。
(考案の効果) 本考案は、1個の取付け具本体の複数箇所を嵌着のみに
より取付けることのできる弾力性を有するプリント基板
用取付け具である。
より取付けることのできる弾力性を有するプリント基板
用取付け具である。
従って、防振、吸振、柔軟性等を必要とする用途におい
て、螺着、接着、溶着等が不要な取付け具として、電子
機器等の組立工程の生産性の向上を実現する実効を有す
る。
て、螺着、接着、溶着等が不要な取付け具として、電子
機器等の組立工程の生産性の向上を実現する実効を有す
る。
また、本取付け具は生産において、全てを同一の弾力性
を有する材質で一体成形することが可能であるから、イ
ンサート、後加工等を必要とせず一度の成形工程だけで
済み、さらに成形時に発生するスプルーを棒状挿入体と
して活用できるため、新たなコスト上昇を発生すること
なく製造が可能となり、低コスト、高生産性を実現でき
るものである。
を有する材質で一体成形することが可能であるから、イ
ンサート、後加工等を必要とせず一度の成形工程だけで
済み、さらに成形時に発生するスプルーを棒状挿入体と
して活用できるため、新たなコスト上昇を発生すること
なく製造が可能となり、低コスト、高生産性を実現でき
るものである。
添付図面は、本考案の実施例及び従来のプリント基板用
取付け具の例を示し、第1図は2箇所に傘状係止体を設
け、その一方に棒状挿入体を連結した本考案によるプリ
ント基板用取付け具の1実施例斜視図、第2図乃至第5
図は本考案の使用状態を示し、第2図は棒状挿入体が連
結していない側の傘状係止体の筐体への嵌着状態断面
図、第3図は棒状挿入体が連結している側の傘状係止体
にプリント基板嵌入穴を押し付けた状態の部分断面図、
第4図は棒状挿入体を引っ張り嵌入しつつある状態の部
分断面図、第5図は嵌着後の断面図、第6図は4箇所に
傘状係止体を設け、そのうち3箇所に棒状挿入体を連結
した本考案によるプリント基板用取付け具の他の実施例
斜視図、第7図は従来の筒状取付け具の斜視図、第8図
は従来の樹脂製嵌着式取付け具の斜視図、第9図は弾性
体を用いた従来のプリント基板用取付け具の斜視図であ
る。 図中、1は取付け具本体、2は係止凹部、3は傘状係止
体、4は棒状挿入体、5は筐体嵌着穴、6はプリント基
板嵌着穴、7は筐体、8はプリント基板を示す。
取付け具の例を示し、第1図は2箇所に傘状係止体を設
け、その一方に棒状挿入体を連結した本考案によるプリ
ント基板用取付け具の1実施例斜視図、第2図乃至第5
図は本考案の使用状態を示し、第2図は棒状挿入体が連
結していない側の傘状係止体の筐体への嵌着状態断面
図、第3図は棒状挿入体が連結している側の傘状係止体
にプリント基板嵌入穴を押し付けた状態の部分断面図、
第4図は棒状挿入体を引っ張り嵌入しつつある状態の部
分断面図、第5図は嵌着後の断面図、第6図は4箇所に
傘状係止体を設け、そのうち3箇所に棒状挿入体を連結
した本考案によるプリント基板用取付け具の他の実施例
斜視図、第7図は従来の筒状取付け具の斜視図、第8図
は従来の樹脂製嵌着式取付け具の斜視図、第9図は弾性
体を用いた従来のプリント基板用取付け具の斜視図であ
る。 図中、1は取付け具本体、2は係止凹部、3は傘状係止
体、4は棒状挿入体、5は筐体嵌着穴、6はプリント基
板嵌着穴、7は筐体、8はプリント基板を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】取付け具本体1の1箇所以上に、係止凹部
2を介して弾力性を有しかつ伸張変形する傘状係止体3
を突設し、1個以上の傘状係止体3の先端に嵌入方向に
引っ張る棒状挿入体4を先端に連結してなるプリント基
板用取付け具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6104690U JPH0751825Y2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | プリント基板用取付け具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6104690U JPH0751825Y2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | プリント基板用取付け具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0420284U JPH0420284U (ja) | 1992-02-20 |
JPH0751825Y2 true JPH0751825Y2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=31588948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6104690U Expired - Lifetime JPH0751825Y2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | プリント基板用取付け具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751825Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-08 JP JP6104690U patent/JPH0751825Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0420284U (ja) | 1992-02-20 |
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