JP2000077110A - 端子台 - Google Patents

端子台

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JP2000077110A
JP2000077110A JP10256127A JP25612798A JP2000077110A JP 2000077110 A JP2000077110 A JP 2000077110A JP 10256127 A JP10256127 A JP 10256127A JP 25612798 A JP25612798 A JP 25612798A JP 2000077110 A JP2000077110 A JP 2000077110A
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washer
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、配線の接続や取り外しの作業を簡
素化することのできる端子台を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 基台3aに、この基台との間に固定螺子
1の長さよりも短い間隔をおいて弾性カバー5を設け、
この弾性カバーに、前記固定螺子の螺子部の外径よりも
小さな内径を有する貫通孔5aを形成するとともに、前
記固定螺子の頭部が当接させられた際に、前記貫通孔を
拡径させて前記頭部の通過を許容するスリット8を形成
してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源線あるいは信
号線等が接続される端子台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の端子台として、たとえ
ば、図8および図9に示す構造のものが知られている。
図8において、この端子台3は、その基台3aの一面側
に多数の螺子穴3bを形成しておき、この螺子穴3b
に、配線Lの先端に圧着された環状の圧着端子(端子)
9を固定螺子1によって固定して、前記配線Lの多数本
を個々に固定するようにしている。
【0003】そして、このような従来の端子台3におい
ては、未接続の個所においては、前記螺子穴3bに、ワ
ッシャ(スプリングワッシャ)2が嵌挿された固定螺子
1を螺着して固定した状態に保持されており、配線Lを
固定する際には、前記固定螺子1を、前記基台3aから
ワッシャ2とともに取り外した後に、固定螺子1をワッ
シャ2へ挿通するとともに配線Lの先端に固定されてい
る端子9へ挿通し、ついで、この固定螺子1を基台3a
の螺子穴3bへ螺合することにより行っている。また、
必要箇所への配線Lの接続を完了した後においては、前
記基台3aの、前記固定螺子1が装着されている側の面
を覆うようにして、電気絶縁用のカバー4を装着するよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術には以下に掲げる問題点があった。すなわ
ち、配線Lを取り外すには、まず、カバー4を取り外し
て固定螺子1の頭部を露出させた後にこの固定螺子1を
緩め、ついで、この固定螺子1をワッシャ2および端子
9とともに基台3aから取り外し、さらに、固定螺子1
から端子9のみを取り外した後に、固定螺子1およびワ
ッシャ2を基台3aへ螺着するといった手順を必要とす
るが、固定螺子1を基台3aから取り外した状態におい
て、この固定螺子1のみならずワッシャ2や端子9の保
持力が解除される。このために、固定螺子1を基台3a
から取り外した状態において、何等かの手段によって固
定螺子1やワッシャ2を保持してないと、これらが落下
してしまい、紛失してしまうことが想定されるといった
問題点である。
【0005】また、配線Lを接続する場合等、固定螺子
1を基台3aに螺着する場合においては、固定螺子を1
螺子穴3bに対して位置合わせし、かつ、ワッシャ9を
係止した状態で固定螺子1の螺着操作を行わなければな
らず、このために、作業が煩雑化しているといった問題
点も有している。
【0006】さらに、固定螺子1を着脱する度にカバー
4を脱着しなければならないから、前述した問題点との
相乗作用により、作業を一層煩雑なものとしている。
【0007】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、配線の接続や取り
外しの作業を簡素化することのできる端子台を提供する
点にあり、また、他の目的は、配線の接続や取り外しの
作業中における構成部品の紛失を極力防止することので
きる端子台を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の端子台は、前述した目的を達成するために、配線が接
続される基台と、前記配線の先端部に固定される端子
と、この端子を貫通して装着されるとともに、前記基台
に形成された螺子穴に螺合させられることにより、前記
端子を基台に固定する固定螺子とを備えた端子台であっ
て、前記基台に、この基台との間に前記固定螺子の長さ
よりも短い間隔をおいて弾性カバーを設け、この弾性カ
バーに、前記固定螺子の螺子部の外径よりも小さな内径
を有する貫通孔を形成するとともに、前記固定螺子の頭
部が当接させられた際に、前記貫通孔を拡径させて前記
頭部の通過を許容するスリットを形成してなることを特
徴とする。本発明の請求項2に記載の端子台は、配線が
接続される基台と、前記配線の先端部に固定される端子
と、この端子を貫通して装着されるとともに、前記基台
に形成された螺子穴に螺合させられることにより、前記
端子を基台に固定する固定螺子とを備えた端子台であっ
て、前記基台に、この基台との間に前記固定螺子の長さ
よりも長い間隔をおいてカバーを設け、このカバーに、
前記螺子穴を同軸状の貫通孔を形成するとともに、前記
固定螺子を吸着する磁石を設けてなることを特徴とす
る。本発明の請求項3に記載の端子台は、請求項1また
は請求2に記載の前記固定螺子に、この固定螺子の頭部
と前記端子との間に介装されるワッシャを設けたことを
特徴とする。本発明の請求項4に記載の端子台は、請求
項3に記載の前記ワッシャと基台との間に、前記ワッシ
ャの離脱を防止する離脱防止機構を設けたことを特徴と
する。また、本発明の請求項5に記載の端子台は、請求
項4に記載の前記離脱防止機構を、前記ワッシャに一体
に設けられ、前記基台に対して固定螺子の螺合方向に摺
動可能に嵌合された連結脚と、この連結脚に一体に設け
られ、前記ワッシャが基台から所定距離離間した際に、
この基台に係合させられる係止片とによって構成したこ
とを特徴とする。さらに、本発明の請求項6に記載の端
子台は、請求項4に記載の前記離脱防止機構を、前記基
台に、固定螺子の螺着方向に沿って突設されるととも
に、前記ワッシャが摺動自在に装着されるガイドロッド
と、このガイドロッドに装着されて、ワッシャが基台か
ら所定距離離間した際に、このワッシャが係合させられ
る係止突起とによって構成したことを特徴とする。
【0009】本発明の請求項1に記載の端子台によれ
ば、カバーに形成されている貫通孔内にドライバを挿入
して固定螺子を緩めると、この固定螺子の頭部がカバー
を弾性変形させて貫通孔を拡径させることにより、この
頭部がカバーの外表面に突出させられる。そして、この
ように固定螺子の頭部がカバーの外表面に突出させられ
た状態において、カバーが自らの弾性により元の位置に
復帰して、固定螺子の螺子部を弾性的に保持し、これに
よって、固定螺子は、基台から取り外された状態におい
てもカバーを介して基台に保持され、したがって、固定
螺子の落下を防止することができるとともに、その紛失
を防止することができる。また、固定螺子を再度基台に
固定する場合に合っては、この固定螺子がカバーによっ
て基台に対して所定位置に保持されて、基台に形成され
た螺子穴に対して位置決めされた状態に保持されている
ことから、これらの位置決め操作が簡便であり、また、
カバーの脱着を行う必要がなく、固定螺子の再螺合を円
滑にすることができる。本発明の請求項2に記載の端子
台によれば、カバーに形成された貫通孔内にドライバを
挿入して固定螺子を緩め、この固定螺子を基台から離間
させた際に、この固定螺子の頭部がカバーに設けられて
いる磁石に吸着されることにより、基台に対して所定位
置に保持され、これによって固定螺子の離脱を防止する
とともにその紛失を防止することができる。そして、前
記貫通孔が基台の螺子穴に対して同軸状に形成されてい
ることから、固定螺子がカバーに吸着保持された状態に
おいて、この固定螺子が螺子穴に位置決めされおり、こ
の結果、再度螺着操作を行う際に、その位置決めが容易
で、固定螺子の着脱操作を簡便なものとすることができ
る。また、カバーを脱着する必要がないことから、前述
の作用と相俟って、着脱操作を一層簡便なものとするこ
とができる。本発明の請求項3に記載の端子台によれ
ば、端子を、固定螺子に装着したワッシャを介して固定
することにより、その固着力を高めることができる。本
発明の請求項4ないし請求項6に記載の端子台によれ
ば、固定螺子を基台から離間させた状態において、離脱
防止機構によってワッシャの基台からの離脱が防止さ
れ、これによって、ワッシャの紛失を防止することがで
きる。また、端子接続時においては、ワッシャを基台か
ら所定距離離間させてその間への端子の挿入を可能とし
て、この端子の接続を可能にする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図6に基づき説明する。なお、以下の説明中、従
来と共通する部分については同一符号を付して説明を簡
略化する。
【0011】これらの図において符号3で示す本実施形
態に係わる端子台は、配線が接続される基台3aと、配
線の先端部に固定される端子9と、この端子9を貫通し
て装着されるとともに、基台3aに形成された螺子穴3
bに螺合させられることにより、前記端子9を基台3a
に固定する固定螺子1とを備えており、基台3aに、こ
の基台3aとの間に前記固定螺子1の長さよりも短い間
隔をおいて弾性を有するカバー5を設け、このカバー5
に、固定螺子1の螺子部の外径よりも小さな内径を有す
る貫通孔5aを形成するとともに、前記固定螺子1の頭
部が当接させられた際に、前記貫通孔5aを拡径させて
前記頭部の通過を許容するスリット8(図2参照)を形
成した基本構成となっている。
【0012】ついで、これらの詳細について説明すれ
ば、前記カバー5は、天然ゴムあるいは合成樹脂製ゴム
等の弾性を有しかつ電気絶縁性を有する材料によって形
成されており、基台3aに取り付けられたスペーサ11
により支持されて、前記螺子穴3bの端部から所定距離
離間した状態に保持されている。
【0013】また、本実施形態においては、基台3aの
上面に、螺子穴3bと同軸状に環状の平ワッシャ(ワッ
シャ)10が装着されており、このワッシャ10の側部
には、一対の連結脚12が一体に設けられ、これらの連
結脚12は、基台3aを、固定螺子1の螺合方向に沿っ
て摺動自在に貫通させられており、その先端部には、ワ
ッシャ10が基台3aから所定距離離間させられた際
に、この基台3aと係合して、連結脚12の離脱すなわ
ちワッシャ10の離脱を防止する係止片13が一体に連
設されている。そして、本実施形態においては、前記連
結脚12と係止片13とによって離脱防止機構が構成さ
れている。
【0014】このように構成された本実施形態において
は、端子9を取り外す際には、カバー5の貫通孔5a内
にドライバを挿入して固定螺子1の頭部に嵌合させた後
に回動操作することにより、固定螺子1を緩める方向に
回動させて、図4に矢印で示すように基台3aから離間
させる。このようにして固定螺子1を基台3aから離間
させる操作を継続すると、固定螺子1が、図5に鎖線で
示すように、カバー5の内面に当接させられ、さらなる
回動操作の継続により、カバー5が固定螺子1の頭部に
よって押し上げられる。ここで、カバー5の貫通孔5a
には、多数のスリット8が設けられていることにより、
カバー5の貫通孔5a回りが、図5に示すように、開く
ように弾性変形させられて、貫通孔5aが拡径させら
れ、これによって、固定螺子1の頭部が、図6に鎖線で
示すように、カバー5を貫通してその外部へ突出させら
れるとともに、このような固定螺子1の頭部の突出と同
時に、カバー5がその弾性によって元の位置に復帰し
て、貫通孔5aの内面が固定螺子1の螺子部に接触させ
られる。この結果、固定螺子1がカバー5の弾性によっ
て保持されるが、この保持機能は、固定螺子1が基台3
aから取り外された状態においても維持され、また、押
圧力が解除されたワッシャ10も連結脚12や係止片1
3の作用によって基台3aからの離脱が防止されている
ことから、固定螺子1の落下や紛失が防止される。そし
て、固定螺子5を基台3aから切り離した状態で端子9
を引き抜くことによって配線Lが切り離される。
【0015】一方、配線Lを接続する場合には、前述の
ように固定螺子1を基台3aから切り離した状態に保持
し、ワッシャ10を基台3aから浮かしつつその間に端
子9を挿入した後に、前記固定螺子1を基台3aの螺子
穴3bへ捩じ込む。このとき、固定螺子1がカバー5に
よって螺子穴3bに対して位置決めされた状態に保持さ
れているとともに、固定螺子1の基台3aへ向けた押圧
時に、カバー5が弾性変形させられることによって、固
定螺子1が容易に螺子穴3bへ合致させられる。また、
ワッシャ3aが、連結脚12や係止片13の作用によ
り、螺子穴3bに対して所定位置に保持されていること
から、端子9の位置のみを調整しておくことにより、固
定螺子1がワッシャ10ならびに端子9へ容易に嵌合さ
せられる。したがって、簡便な操作によって配線Lの着
脱が可能となるとともに、構成部材の紛失が確実に防止
される。
【0016】なお、前記実施形態において示した各構成
部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基
づき種々変更可能である。たとえば、前記実施形態にお
いては、固定螺子1を基台3aから切り離した状態にお
いて、この固定螺子1をカバー5の弾性により所定位置
に保持するようにした例について示したが、これに代え
て、図7に示すように、カバー5の内側で貫通孔5aを
取り囲む位置に磁石6を装着しておき、基台3aから取
り外された固定螺子1を磁石6によって吸着するように
してもよい。また、ワッシャ10の離脱防止機構を、連
結脚12と係止片13とによって構成した例について説
明したが、これに代えて、基台3aに、固定螺子1の螺
着方向に沿ってガイドロッドを突設して、このガイドロ
ッドにワッシャを摺動自在に装着し、かつ、ガイドロッ
ドに、ワッシャが基台から所定距離離間した際に、この
ワッシャが係合させられる係止突起を設けることによっ
て離脱防止機構を構成することも可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
または請求項2の何れかに記載の端子台によれば、固定
螺子を基台から切り離した状態において、この固定螺子
をカバーにおいて保持し、これによって、固定螺子の落
下を防止することができるとともに、その紛失を防止す
ることができる。また、固定螺子を再度基台に固定する
場合に合っては、この固定螺子をカバーによって基台に
対して所定位置に保持し、基台に形成された螺子穴に対
して位置決めされた状態に保持することができるので、
これらの位置決め操作を簡便なものとし、また、カバー
の脱着を不要にして、固定螺子の着脱すなわり配線の着
脱を円滑にすることができる。そして、本発明の請求項
3に記載の端子台によれば、端子を、固定螺子に装着し
たワッシャを介して固定することにより、その固着力を
高めることができ、請求項4ないし請求項6に記載の端
子台によれば、固定螺子を基台から離間させた状態にお
いて、離脱防止機構によってワッシャの基台からの離脱
を防止して、ワッシャの紛失をも防止することができ
る。また、端子接続時においては、ワッシャを基台から
所定距離離間させてその間への端子の挿入を可能とし
て、端子の接続に支障をきたすようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すもので、カバーの平
面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示すもので、端子の平面
図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す縦断面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す縦断面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す縦断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す縦断面図である。
【図8】一従来例を示す外観斜視図である。
【図9】一従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 螺子(固定螺子) 2 スプリングワッシャ(ワッシャ) 3 端子台 3a 基台 3b 螺子穴 4 カバー 5 (弾性)カバー 5a 貫通孔 7 磁石 8 スリット 9 圧着端子(端子) 10 ワッシャ 11 スペーサ 12 連結脚(離脱防止機構) 13 係止片(離脱防止機構)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月26日(1999.7.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の端子台は、前述した目的を達成するために、配線が接
続される基台と、前記配線の先端部に固定される端子
と、この端子を貫通して装着されるとともに、前記基台
に形成された螺子穴に螺合させられることにより、前記
端子を基台に固定する固定螺子とを備えた端子台であっ
て、前記基台に、この基台との間に前記固定螺子の長さ
よりも短い間隔をおいて弾性カバーを設け、この弾性カ
バーに、前記固定螺子の螺子部の外径よりも小さな内径
を有する貫通孔を形成するとともに、前記固定螺子の頭
部が当接させられた際に、前記貫通孔を拡径させて前記
頭部の通過を許容するスリットを形成し、前記端子を取
り外す際に前記固定螺子を緩める方向に回動して前記固
定螺子の頭部が前記カバーを貫通して前記カバーの外部
へ突出し、前記カバーがその弾性によって元の位置に復
帰して前記貫通孔の内面が前記固定螺子の螺子部に接触
し前記固定螺子が前記カバーの弾性によって保持される
ことを特徴とする本発明の請求項2に記載の端子台
は、請求項1に記載の前記固定螺子に、この固定螺子の
頭部と前記端子との間に介装されるワッシャを設け、こ
のワッシャと基台との間に、前記ワッシャの離脱を防止
する離脱防止機構を設けたことを特徴とするまた、本
発明の請求項3に記載の端子台は、請求項2に記載の前
記離脱防止機構を、前記ワッシャに一体に設けられ、前
記基台に対して固定螺子の螺合方向に摺動可能に嵌合さ
れた連結脚と、この連結脚に一体に設けられ、前記ワッ
シャが基台から所定距離離間した際に、この基台に係合
させられる係止片とによって構成したことを特徴とす
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】本発明の請求項1に記載の端子台によれ
ば、カバーに形成されている貫通孔内にドライバを挿入
して固定螺子を緩めると、この固定螺子の頭部がカバー
を弾性変形させて貫通孔を拡径させることにより、この
頭部がカバーの外表面に突出させられる。そして、この
ように固定螺子の頭部がカバーの外表面に突出させられ
た状態において、カバーが自らの弾性により元の位置に
復帰して、固定螺子の螺子部を弾性的に保持し、これに
よって、固定螺子は、基台から取り外された状態におい
てもカバーを介して基台に保持され、したがって、固定
螺子の落下を防止することができるとともに、その紛失
を防止することができる。また、固定螺子を再度基台に
固定する場合に合っては、この固定螺子がカバーによっ
て基台に対して所定位置に保持されて、基台に形成され
た螺子穴に対して位置決めされた状態に保持されている
ことから、これらの位置決め操作が簡便であり、また、
カバーの脱着を行う必要がなく、固定螺子の再螺合を円
滑にすることができる。本発明の請求項2および請求項
3に記載の端子台によれば、端子を、固定螺子に装着し
たワッシャを介して固定することにより、その固着力を
高めることができ、また、固定螺子を基台から離間させ
た状態において、離脱防止機構によってワッシャの基台
からの離脱が防止され、これによって、ワッシャの紛失
を防止することができる。また、端子接続時において
は、ワッシャを基台から所定距離離間させてその間への
端子の挿入を可能として、この端子の接続を可能にす
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すもので、カバーの平
面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示すもので、端子の平面
図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す縦断面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す縦断面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す縦断面図である。
【図7】一従来例を示す外観斜視図である。
【図8】一従来例の縦断面図である。
【符号の説明】 1 螺子(固定螺子) 2 スプリングワッシャ(ワッシャ) 3 端子台 3a 基台 3b 螺子穴 4 カバー 5 (弾性)カバー 5a 貫通孔 8 スリット 9 圧着端子(端子) 10 ワッシャ 11 スペーサ 12 連結脚(離脱防止機構) 13 係止片(離脱防止機構)
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】削除

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線が接続される基台と、前記配線の先
    端部に固定される端子と、この端子を貫通して装着され
    るとともに、前記基台に形成された螺子穴に螺合させら
    れることにより、前記端子を基台に固定する固定螺子と
    を備えた端子台であって、前記基台に、この基台との間
    に前記固定螺子の長さよりも短い間隔をおいて弾性カバ
    ーを設け、この弾性カバーに、前記固定螺子の螺子部の
    外径よりも小さな内径を有する貫通孔を形成するととも
    に、前記固定螺子の頭部が当接させられた際に、前記貫
    通孔を拡径させて前記頭部の通過を許容するスリットを
    形成してなることを特徴とする端子台。
  2. 【請求項2】 配線が接続される基台と、前記配線の先
    端部に固定される端子と、この端子を貫通して装着され
    るとともに、前記基台に形成された螺子穴に螺合させら
    れることにより、前記端子を基台に固定する固定螺子と
    を備えた端子台であって、前記基台に、この基台との間
    に前記固定螺子の長さよりも長い間隔をおいてカバーを
    設け、このカバーに、前記螺子穴を同軸状の貫通孔を形
    成するとともに、前記固定螺子を吸着する磁石を設けて
    なることを特徴とする端子台。
  3. 【請求項3】 前記固定螺子に、この固定螺子の頭部と
    前記端子との間に介装されるワッシャを設けたことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の端子台。
  4. 【請求項4】 前記ワッシャと基台との間に、前記ワッ
    シャの離脱を防止する離脱防止機構を設けたことを特徴
    とする請求項3に記載の端子台。
  5. 【請求項5】 前記離脱防止機構を、前記ワッシャに一
    体に設けられ、前記基台に対して固定螺子の螺合方向に
    摺動可能に嵌合された連結脚と、この連結脚に一体に設
    けられ、前記ワッシャが基台から所定距離離間した際
    に、この基台に係合させられる係止片とによって構成し
    たことを特徴とする請求項4に記載の端子台。
  6. 【請求項6】 前記離脱防止機構を、前記基台に、固定
    螺子の螺着方向に沿って突設されるとともに、前記ワッ
    シャが摺動自在に装着されるガイドロッドと、このガイ
    ドロッドに装着されて、ワッシャが基台から所定距離離
    間した際に、このワッシャが係合させられる係止突起と
    によって構成したことを特徴とする請求項4に記載の端
    子台。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009212681A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Sony Corp 撮像装置
JP2015521227A (ja) * 2012-06-01 2015-07-27 ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェンHenkel AG & Co.KGaA スルホンアミド基を有する接着促進剤を有する接着剤

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