JPH0751788Y2 - 複合部品 - Google Patents

複合部品

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JPH0751788Y2
JPH0751788Y2 JP1988040888U JP4088888U JPH0751788Y2 JP H0751788 Y2 JPH0751788 Y2 JP H0751788Y2 JP 1988040888 U JP1988040888 U JP 1988040888U JP 4088888 U JP4088888 U JP 4088888U JP H0751788 Y2 JPH0751788 Y2 JP H0751788Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、複合部品の改良に関するものである。
従来の技術 従来、コンデンサ,コイル或いはトランスを含む複合部
品を構成するには各部を個々に組み立て一つの基板に個
別に取り付けることが行なわれている。また、コンデン
サはチタン磁器、チタン酸バリウム等の誘電率が高い材
料で形成された基板をベースに構成されている。
この複合部品ではコンデンサとは別に、巻線をフェライ
ト磁性体の磁芯に巻装することによりコイル或いはトラ
ンスを組み立て、それを基板の板面に搭載し或いは基板
の切欠等に嵌め込むことからコンデンサと接続する必要
がある。従って、このような構造の複合部品では組立上
手間が掛りしかもコスト高になるばかりでなく、全体を
小形に形成するには限界がある。
考案が解決しようとする課題 本考案は、コンデンサとコイルまたはトランスとを共通
の磁芯で組み立てるよう改良した複合部品を提供するこ
とを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案の請求項1に係る複合部品においては、相対電極
を有する環状のフェライト磁性体でなる閉磁路構造の磁
芯を備えて、コンデンサを構成すると共に、絶縁材を介
して所望回数の巻線を該磁芯の内外周に掛けて巻装し、
コイルまたはトランスを前記コンデンサと一体に構成す
るようにされている。
本考案の請求項2に係る複合部品においては、相対電極
を両側の環状面に設けた磁芯と、導電パターンを片側の
板面に設け且つ引出し電極用の突片を有する二枚のプリ
ント基板とを備え、該磁芯の各電極と各プリント基板の
導電パターンを夫々対接接合すると共に、該プリント基
板の導電パターンが設けられていない他側の板面を絶縁
面とし、巻線を磁芯の内外周に掛けて巻装することによ
り構成されている。
本考案の請求項3に係る複合部品においては、相対電極
を形成する金属磁性材料の電極層とフェライト磁性材料
の薄膜層とを交互に積層形成した環状の磁芯を備え、引
出し電極用の突片を有する金属金具を該電極層と接続さ
せて磁芯の内外各周に取り付けると共に、該金属金具の
各周面に設けた絶縁被膜を介して巻線を磁芯の内外周に
掛けて巻装することにより構成されている。
作用 本考案の請求項1に係る複合部品では、磁芯が磁性体で
あると同時に誘電体の性質を兼ね備えるため、コンデン
サとコイルまたはトランスとを1つの磁芯のみで組み立
てることができる。その磁芯は閉磁路構造を有するとこ
ろから、複合部品としてインダクタンスを大きく設定す
ることもできる。
本考案の請求項2に係る複合部品では、相対電極を磁芯
の両環状面に設けてプリント基板の導電パターンを接合
することによりコンデンサの電極並びに引出し電極を簡
単な構造で構成できると共に、そのプリント基板を絶縁
材とし、巻線を磁芯の内外周に掛けて巻装することから
コンデンサと一体にコイルまたはトランスを1つの磁芯
で組み立てできる。
本考案の請求項3に係る複合部品では、相対電極を形成
する金属磁性材料の電極層とフェライト磁性材料の薄膜
層とを交互に積層形成した磁芯を備えることによりイン
ダクタンスを大きく設定でき、上述したと同様にコンデ
ンサと一体にコイルまたはトランスを1つの磁芯で組み
立てできる。また、引出し電極用の突片を有する金属金
具を電極層と接続させて磁芯の内外各周に取り付けるこ
とから、コンデンサの電極と共に引出し電極も簡単な構
造で構成することができる。
実施例 以下、添付図面を参照して説明すれば、次の通りであ
る。
図示の複合部品はLC複合部品を構成するものであり、閉
磁路構造を有する環状の磁芯1,10を用いて組み立てられ
ている。その磁芯1,10は、Ni−Znフェライト等の誘電率
が大きくしかも大きな抵抗を有するフェライト磁性体で
形成することができる。また、フェライト磁性体を外形
20mm,内径10mm,高さ2mm程度の小さな環状に研摩形成し
たものを用いることができる。
第1図のLC複合部品においては、同図aで示すように相
対電極2a,2bが導電性の塗膜層で磁芯1の両側の環状面
に設けられている。また、導電パターン3a,4aを片側の
板面に設けた環状のプリント基板3,4が二枚備えられて
いる。このプリント基板3,4は、導電パターン3a,4aを各
電極2a,2bと夫々対接接合させてコンデンサの両面電極
を形成するよう磁芯1に組み付けられている。そのプリ
ント基板3,4には、突片3b,4bが板外周より外方に連続さ
せて設けられている。この突片3b,4bは、導電パターン3
a,4aから連続する引出しパターンを片側の板面に形成す
ることによりコンデンサの引出し電極として設けられて
いる。そのプリント基板3,4は絶縁材料で形成されるた
め、第1図bで示すようにプリント基板3,4の電極2a,2b
が形成されていない他側の板面を絶縁面として巻線5が
磁芯1の内外周に掛けて所望数巻装されている。
このように構成するLC複合部品においては、磁芯1が誘
電体であると同時に磁性体でもあるところから、コンデ
ンサと共に、そのコンデンサと絶縁分離されたコイルま
たはトランスを一つの磁芯1で組み立てできる。この各
部は第2図で示すように直列に、或いは第3図で示す如
く並列に接続することによりLC共振素子として1個の磁
芯1で構成することができる。
そのLC共振素子をインダクタとして用いた場合のインダ
クタンスLと、QL、コンデンサとして用いた場合の容量
CとQCの周波数特性を測定した。この結果は、第4図の
L(●),QL,(○),C(●),QC,(○)のグラフに
て夫々示す通りである。それと比較するべく、100PFの
セラミックコンデンサの容量C100とQの周波数特性を測
定し、同図中にC100(▲),Q(△)のグラフにて示し
た。
このフェライトのQCは比較例として示した100PFのセラ
ミックコンデンサのQに比べて低周波では低いが、4MHz
以上では逆に高いQCを示すことが判った。それと共に、
LC共振素子の各回路が互いに直交しているため、各回路
の動作が他側の動作に影響を与えることなく、非常に安
定した回路構成のものになることも判った。
このLC複合部品は、磁歪の大きい材料で磁芯を形成すれ
ば各回路が相互に影響し合うから、種々のセンサー機能
を発揮可能に構成することができる。また、ノイズフィ
ルタや一般の共振形電子回路等として応用することがで
きる。
そのノイズフィルタや共振形電子回路等を組み立てるに
は、第5図aで示すように金属磁性材料で薄膜状に形成
した電極層10a…と、フェライト磁性材料の薄膜層10b…
とを交互に積層成形した磁芯10が用いられている。この
磁芯10には、電極層10a…と夫々接続する環状の金属金
具11,12を内外各周に嵌め合せ固定する。また、各金属
金具11,12には突片11a,12aを外方に連続突出させてコン
デンサの引出し電極が形成されている。その各金属金具
11,12には絶縁被膜13,14を外金具11の外周面並びに内金
具12の内周面に設け、第5図bで示すように該絶縁被膜
11,12を介して巻線15が磁芯10の内外周に掛けて巻装さ
れている。
このLC複合部品では、電極層10…の積層枚数を増やし或
いは誘電率の大きなフェライト磁性材料を用いることか
ら、必要な容量のものを容易に得るようにできる。この
L,Cとしては大きな値を実現できるばかりでなく、イン
ダクタとコンデンサを構成する磁芯10が同一材料で所定
の焼結温度で形成できるから製造上も極めて好ましい。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る複合部品に依れば、コンデン
サとコイルまたはトランスとを1個の磁芯で組み立てる
ことにより低コストで簡単にしかも極めて小型なものに
形成することができる。また、この磁芯が閉磁路構造を
有し、巻線を所望回数巻装することから必要に応じて容
量を適宜大きく設定することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の一例に係る複合部品の側面図、第1
図bは同部品の平面図、第2,3図は同部品の回路構成を
示す説明図、第4図は同部品と比較例の特性を示す周波
数グラフ、第5図aは本考案の別例に係る複合部品の側
断面図、第5図bは同部品の平面図である。 1:磁芯、2a,2b:電極、3,4:プリント基板(絶縁材)、3
a,4a:導電パターン、3b,4b:突片、5:巻線、10:磁芯、10
a…:金属磁性材料の電極層、10b…:フェライト磁性材
料の薄膜層、11,12:金属金具、11a,12a:突片、13,14:絶
縁被膜、15:巻線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8123−5E H01F 15/10 Z

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対電極(2a,2b、10a…)を有する環状の
    フェライト磁性体でなる閉磁路構造の磁芯(1,10)を備
    えて、コンデンサを構成すると共に、絶縁材(3,4、13,
    14)を介して所望回数の巻線(6,15)を該磁芯(1,10)
    の内外周に掛けて巻装し、コイルまたはトランスを前記
    コンデンサと一体に構成したことを特徴とする複合部
    品。
  2. 【請求項2】相対電極(2a,2b)を両側の環状面に設け
    た磁芯(1)と、導電パターン(3a,4a)を片側の板面
    に設け且つ引出し電極用の突片(3b,4b)を有する二枚
    のプリント基板(3,4)とを備え、該磁芯(1)の各電
    極(2a,2b)と各プリント基板(3,4)の導電パターン
    (3a,4a)を夫々対接接合すると共に、該プリント基板
    (3,4)の導電パターン(3a,4a)が設けられていない他
    側の板面を絶縁面とし、巻線(5)を磁芯(1)の内外
    周に掛けて巻装したことを特徴とする請求項1記載の複
    合部品。
  3. 【請求項3】相対電極を形成する金属磁性材料の電極層
    (10a…)とフェライト磁性材料の薄膜層(10b…)とを
    交互に積層形成した環状の磁芯(10)を備え、引出し電
    極用の突片(11a,12a)を有する金属金具(11,12)を該
    電極層(10a…)と接続させて磁芯(10)の内外各周に
    取り付けると共に、該金属金具(11,12)の各周面に設
    けた絶縁被膜(13,14)を介して巻線(15)を磁芯(1
    0)の内外周に掛けて巻装したことを特徴とする請求項
    1記載の複合部品。
JP1988040888U 1988-03-28 1988-03-28 複合部品 Expired - Lifetime JPH0751788Y2 (ja)

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JP1988040888U JPH0751788Y2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28 複合部品

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JPH01145120U JPH01145120U (ja) 1989-10-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5924533A (ja) * 1982-07-30 1984-02-08 Hashimoto Forming Co Ltd 中空材料の曲げ加工品の製造方法

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JPH01145120U (ja) 1989-10-05

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