JPH07516Y2 - 土留支保工用伸縮梁の注水カプラ - Google Patents
土留支保工用伸縮梁の注水カプラInfo
- Publication number
- JPH07516Y2 JPH07516Y2 JP886192U JP886192U JPH07516Y2 JP H07516 Y2 JPH07516 Y2 JP H07516Y2 JP 886192 U JP886192 U JP 886192U JP 886192 U JP886192 U JP 886192U JP H07516 Y2 JPH07516 Y2 JP H07516Y2
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- plug
- socket
- sleeve
- peripheral surface
- socket body
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、土留支保工用伸縮梁の
注水カプラに関する。
注水カプラに関する。
【0002】
【従来の技術】地面を開削する際にその掘削面が崩壊す
ることを防止するために土留支保工が施工される。土留
支保工は、例えば互いに対向する掘削面に矢板を当て、
更に矢板の内側に腹起こしを当て、腹起こしの間に切り
梁を挿入するという手順が採られる。切り梁としては、
水シリンダの両端に当接板を連結した伸縮梁が多用され
ている。
ることを防止するために土留支保工が施工される。土留
支保工は、例えば互いに対向する掘削面に矢板を当て、
更に矢板の内側に腹起こしを当て、腹起こしの間に切り
梁を挿入するという手順が採られる。切り梁としては、
水シリンダの両端に当接板を連結した伸縮梁が多用され
ている。
【0003】水シリンダを利用する伸縮梁は、水を出し
入れするためにシリンダの一端部に注水カプラのプラグ
が植設され、給水装置の給水ホースの端末に設けた注水
カプラのソケット、あるいは排水ホースの端末に設けた
排水カプラのソケットが着脱される。
入れするためにシリンダの一端部に注水カプラのプラグ
が植設され、給水装置の給水ホースの端末に設けた注水
カプラのソケット、あるいは排水ホースの端末に設けた
排水カプラのソケットが着脱される。
【0004】上記注水カプラのプラグは、他物との衝突
による破損を防止するため、例えば図4に示すように、
水シリンダ101の一端に連結されたブロック102と
水シリンダ101とにわたってカプラのプラグ104を
覆う保護枠103を設けたり、図5に示すように、水シ
リンダ201の一端を閉塞するブロック202にカプラ
のプラグ204の両側を覆う保護枠203を連設してい
る。
による破損を防止するため、例えば図4に示すように、
水シリンダ101の一端に連結されたブロック102と
水シリンダ101とにわたってカプラのプラグ104を
覆う保護枠103を設けたり、図5に示すように、水シ
リンダ201の一端を閉塞するブロック202にカプラ
のプラグ204の両側を覆う保護枠203を連設してい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来技術では、保護枠103あるいは203の何れか
一横側面あるいは両横側面が開放されているので、プラ
グ104あるいは204を他物との衝突から保護する上
で完全とは言えず、不安が残されている。
の従来技術では、保護枠103あるいは203の何れか
一横側面あるいは両横側面が開放されているので、プラ
グ104あるいは204を他物との衝突から保護する上
で完全とは言えず、不安が残されている。
【0006】そこで、例えば図6に示すように、水シリ
ンダ301の一端を閉塞するブロック302にプラグ3
04を植設し、このプラグ304の外周囲をプラグ30
4の突出端部全体にわたって取り囲む保護壁303をブ
ロック202と一体に形成することを考案した。
ンダ301の一端を閉塞するブロック302にプラグ3
04を植設し、このプラグ304の外周囲をプラグ30
4の突出端部全体にわたって取り囲む保護壁303をブ
ロック202と一体に形成することを考案した。
【0007】この先行考案は、まだ公表していないが、
市販のカプラを用いることを前提としてなされたもので
あり、カプラのプラグ304に嵌脱されるソケット30
5は、プラグに外嵌されるソケット本体306と、ソケ
ット本体306に径方向に進退可能に保持された係止球
307と、ソケット本体306にその軸心方向に進退可
能に外嵌されたスリーブ308と、スリーブ308を進
出付勢するばね309とを備える。
市販のカプラを用いることを前提としてなされたもので
あり、カプラのプラグ304に嵌脱されるソケット30
5は、プラグに外嵌されるソケット本体306と、ソケ
ット本体306に径方向に進退可能に保持された係止球
307と、ソケット本体306にその軸心方向に進退可
能に外嵌されたスリーブ308と、スリーブ308を進
出付勢するばね309とを備える。
【0008】スリーブ308の内周面310には、進出
時に係止球308の径方向外側の位置を制限する制限カ
ム面311が形成され、この制限カム面311はスリー
ブ308の進出時には係止球307をその一部分がプラ
グ304の周面に形成された係止溝312に突入する係
合位置に制限し、後退時には係止球307をその全体が
ソケット本体306の内周面よりも外側に位置する退避
位置に制限するように形成される。
時に係止球308の径方向外側の位置を制限する制限カ
ム面311が形成され、この制限カム面311はスリー
ブ308の進出時には係止球307をその一部分がプラ
グ304の周面に形成された係止溝312に突入する係
合位置に制限し、後退時には係止球307をその全体が
ソケット本体306の内周面よりも外側に位置する退避
位置に制限するように形成される。
【0009】ソケット305をプラグ304に接続する
時にはスリーブ308を手で後退さて持ち、そのままプ
ラグ304に押し込めば自動的にソケット305とプラ
グ304とを結合できる。
時にはスリーブ308を手で後退さて持ち、そのままプ
ラグ304に押し込めば自動的にソケット305とプラ
グ304とを結合できる。
【0010】このカプラを介して水シリンダ301に注
水して水シリンダ301を伸長させ、腹起こしを所定圧
以上の圧力で受け止めさせた後、ばね309に抗してス
リーブ308を後退させ、係止球307がソケット本体
306の内周面から径方向外側に自由に移動できるよう
にしてソケット305が引き抜かれる。
水して水シリンダ301を伸長させ、腹起こしを所定圧
以上の圧力で受け止めさせた後、ばね309に抗してス
リーブ308を後退させ、係止球307がソケット本体
306の内周面から径方向外側に自由に移動できるよう
にしてソケット305が引き抜かれる。
【0011】ところで、従来から使用している市販のカ
プラのソケット305は、図5に示すように、プラグ3
04と結合した状態ではプラグ304の先端の近傍まで
しか設けられていない。
プラのソケット305は、図5に示すように、プラグ3
04と結合した状態ではプラグ304の先端の近傍まで
しか設けられていない。
【0012】この先行考案によれば、保護壁303がプ
ラグ304の突出先端部全体を取り囲む高さに形成され
るので、プラグ304に嵌着されたソケット305のス
リーブ308がカプラ穴303内に位置し、上方からス
リーブ308に離脱作業棒を係合して揺動させることに
よりスリーブ308を後退させることができないという
難点がある。
ラグ304の突出先端部全体を取り囲む高さに形成され
るので、プラグ304に嵌着されたソケット305のス
リーブ308がカプラ穴303内に位置し、上方からス
リーブ308に離脱作業棒を係合して揺動させることに
よりスリーブ308を後退させることができないという
難点がある。
【0013】カプラ穴303の径を大きく形成し、その
中に離脱作業棒の先端部を挿入してスリーブ308に係
合し、離脱作業棒を揺動させてスリーブ308を操作で
きるようにすることは理論的には不可能ではないが、離
脱作業棒の先端部の形状を複雑に形成する必要がある
上、目視せずにカプラ穴303内で離脱作業棒の先端部
をスリーブ308に係合する作業は著しく困難であり、
また、非能率的で作業性が悪い。
中に離脱作業棒の先端部を挿入してスリーブ308に係
合し、離脱作業棒を揺動させてスリーブ308を操作で
きるようにすることは理論的には不可能ではないが、離
脱作業棒の先端部の形状を複雑に形成する必要がある
上、目視せずにカプラ穴303内で離脱作業棒の先端部
をスリーブ308に係合する作業は著しく困難であり、
また、非能率的で作業性が悪い。
【0014】本考案は、上記の事情を鑑みてなされたも
のであり、離脱作業棒の先端部の形状を単純に形成で
き、しかも、簡単な操作でスリーブの後退操作ができる
ようにした土留支保工用伸縮梁の注水カプラを提供する
ことを目的とする。
のであり、離脱作業棒の先端部の形状を単純に形成で
き、しかも、簡単な操作でスリーブの後退操作ができる
ようにした土留支保工用伸縮梁の注水カプラを提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本考案は、伸縮梁に植設
されるとともに、伸縮梁に固定された保護壁により周囲
を取り囲まれるプラグと、該プラグに着脱されるソケッ
トとを備え、上記プラグは伸縮梁から突出する端部の外
周面に係止溝を有し、上記ソケットはプラグに外嵌され
るソケット本体と、ソケット本体にその径方向に移動可
能に保持された係止球と、ソケット本体にその軸心方向
に進退可能に外嵌されるスリーブと、スリーブを進出付
勢するばねとを有し、上記スリーブはその内周面に形成
され、スリーブの進出時には係止球をその一部分がプラ
グの周面に形成された係止溝に位置する係止位置に制限
し、後退時には係止球がソケット本体の内周面よりも外
側に退避できるように制限するカム面を有する土留支保
工用伸縮梁の注水カプラを前提とするものであり、上記
の目的を達成するため、以下のような手段を講じてい
る。
されるとともに、伸縮梁に固定された保護壁により周囲
を取り囲まれるプラグと、該プラグに着脱されるソケッ
トとを備え、上記プラグは伸縮梁から突出する端部の外
周面に係止溝を有し、上記ソケットはプラグに外嵌され
るソケット本体と、ソケット本体にその径方向に移動可
能に保持された係止球と、ソケット本体にその軸心方向
に進退可能に外嵌されるスリーブと、スリーブを進出付
勢するばねとを有し、上記スリーブはその内周面に形成
され、スリーブの進出時には係止球をその一部分がプラ
グの周面に形成された係止溝に位置する係止位置に制限
し、後退時には係止球がソケット本体の内周面よりも外
側に退避できるように制限するカム面を有する土留支保
工用伸縮梁の注水カプラを前提とするものであり、上記
の目的を達成するため、以下のような手段を講じてい
る。
【0016】すなわち、本考案の第1の土留支保工用伸
縮梁の注水カプラにおいては、上記ソケットのスリーブ
が、ソケットをプラグに結合した状態で、上記保護壁の
先端外側に一定以上突出する位置まで延長され、該スリ
ーブの延長端部に離脱作業棒が係脱される係合部が形成
される。
縮梁の注水カプラにおいては、上記ソケットのスリーブ
が、ソケットをプラグに結合した状態で、上記保護壁の
先端外側に一定以上突出する位置まで延長され、該スリ
ーブの延長端部に離脱作業棒が係脱される係合部が形成
される。
【0017】また、本考案の第2の土留支保工用伸縮梁
の注水カプラにおいては、ソケットに保護壁の外周面よ
りも外側に突出し、保護壁の外側で離脱作業棒が係脱さ
れるピンを設ける一方、保護壁にその先端部から基端側
に凹入し、該ピンが挿通される挿通溝が形成される。
の注水カプラにおいては、ソケットに保護壁の外周面よ
りも外側に突出し、保護壁の外側で離脱作業棒が係脱さ
れるピンを設ける一方、保護壁にその先端部から基端側
に凹入し、該ピンが挿通される挿通溝が形成される。
【0018】
【作 用】本考案の第1の土留支保工用伸縮梁の注水カ
プラにおいては、ソケットをプラグに嵌着すれば、スリ
ーブの突起が保護壁の先端外側に一定以上突出するの
で、目視しながら離脱作業棒の先端を上方からスリーブ
の突起に係合させることができ、さらに、離脱作業棒を
揺動させることにより、スリーブをばねに抗して後退さ
せることができる。
プラにおいては、ソケットをプラグに嵌着すれば、スリ
ーブの突起が保護壁の先端外側に一定以上突出するの
で、目視しながら離脱作業棒の先端を上方からスリーブ
の突起に係合させることができ、さらに、離脱作業棒を
揺動させることにより、スリーブをばねに抗して後退さ
せることができる。
【0019】また、本考案の第2の土留支保工用伸縮梁
の注水カプラにおいては、ソケットをプラグに嵌着すれ
ば、ソケットのピンが保護壁の外周面よりも外側に突出
しているので、目視しながら離脱作業棒の先端を上方か
らソケットのピンに係合させることができ、さらに、離
脱作業棒を揺動させることにより、スリーブをばねに抗
して後退させることができる。
の注水カプラにおいては、ソケットをプラグに嵌着すれ
ば、ソケットのピンが保護壁の外周面よりも外側に突出
しているので、目視しながら離脱作業棒の先端を上方か
らソケットのピンに係合させることができ、さらに、離
脱作業棒を揺動させることにより、スリーブをばねに抗
して後退させることができる。
【0020】
【実施例】以下、本考案の一実施例に係る土留支保工用
伸縮梁の注水カプラを図1に基づき具体的に説明する。
伸縮梁の注水カプラを図1に基づき具体的に説明する。
【0021】図1の断面図に示すように、この実施例に
係る注水カプラは、プラグ4とこれに着脱されるソケッ
ト5とで構成され、上記プラグ4は伸縮梁1の一端に固
定されたブロック2に植設され、その突出端部の外周囲
全体が該ブロック2と鋳造により一体形成された保護壁
3により取り囲まれる。
係る注水カプラは、プラグ4とこれに着脱されるソケッ
ト5とで構成され、上記プラグ4は伸縮梁1の一端に固
定されたブロック2に植設され、その突出端部の外周囲
全体が該ブロック2と鋳造により一体形成された保護壁
3により取り囲まれる。
【0022】上記プラグ4は外周面に形成された係止溝
10と、先端開口を開閉する弁15と、この弁を閉弁付
勢する閉弁ばね16とを備えている。上記ソケット5は
プラグ4に外嵌されるソケット本体6と、ソケット本体
6にその径方向に進退可能に保持される係止球7と、ソ
ケット本体6にその軸心方向に進退可能に外嵌されるス
リーブ8と、スリーブ8を進出付勢するバネ9とを備え
る。
10と、先端開口を開閉する弁15と、この弁を閉弁付
勢する閉弁ばね16とを備えている。上記ソケット5は
プラグ4に外嵌されるソケット本体6と、ソケット本体
6にその径方向に進退可能に保持される係止球7と、ソ
ケット本体6にその軸心方向に進退可能に外嵌されるス
リーブ8と、スリーブ8を進出付勢するバネ9とを備え
る。
【0023】また、ソケット本体6内の中間部には弁座
17が形成され、この弁座17に接離してソケット本体
6内の流路を開閉する弁18と、この弁18を閉弁方向
に付勢する閉弁ばね19とが設けられる。
17が形成され、この弁座17に接離してソケット本体
6内の流路を開閉する弁18と、この弁18を閉弁方向
に付勢する閉弁ばね19とが設けられる。
【0024】上記スリーブ8の内周面には、係止球7
を、スリーブ8の進出時にはその一部分がプラグ4の周
面に形成された係止溝10に位置する係止位置に位置さ
せ、後退時にはソケット本体5の内周面11よりも外側
に退避できるように制限するカム面12が形成される。
を、スリーブ8の進出時にはその一部分がプラグ4の周
面に形成された係止溝10に位置する係止位置に位置さ
せ、後退時にはソケット本体5の内周面11よりも外側
に退避できるように制限するカム面12が形成される。
【0025】また、ソケット5のスリーブ8は、ソケッ
ト5をプラグ4に嵌着した状態で、保護壁3の先端外側
に一定以上突出する位置まで延長され、この延長端部に
離脱作業棒13の先端が係合されるフランジ14が形成
される。
ト5をプラグ4に嵌着した状態で、保護壁3の先端外側
に一定以上突出する位置まで延長され、この延長端部に
離脱作業棒13の先端が係合されるフランジ14が形成
される。
【0026】この注水カプラによれば、プラグ4にソケ
ット5を結合すると、プラグ4の弁15とソケット5の
弁18が互いに押し合って開弁される。また、スリーブ
8の端部のフランジ14はブロック2から伸縮梁1の内
側に一定以上突出する。
ット5を結合すると、プラグ4の弁15とソケット5の
弁18が互いに押し合って開弁される。また、スリーブ
8の端部のフランジ14はブロック2から伸縮梁1の内
側に一定以上突出する。
【0027】ソケット5をプラグ4から分離させる時に
は、伸縮梁1の上方から離脱作業棒13の先端とフラン
ジ14とを見ながら離脱作業棒13の先端をフランジ1
4に係合させ、ブロック2の上部を支点にして離脱作業
棒13を揺動させることにより、図1のカプラの中心線
よりも下側に示すように、ばね9に抗してソケット5を
後退させることができ、これにより、係止球7が係止溝
10からソケット本体5の内周面11よりも外側に退避
できるようになる。
は、伸縮梁1の上方から離脱作業棒13の先端とフラン
ジ14とを見ながら離脱作業棒13の先端をフランジ1
4に係合させ、ブロック2の上部を支点にして離脱作業
棒13を揺動させることにより、図1のカプラの中心線
よりも下側に示すように、ばね9に抗してソケット5を
後退させることができ、これにより、係止球7が係止溝
10からソケット本体5の内周面11よりも外側に退避
できるようになる。
【0028】この状態で、ブロック2の上部、ブロック
2に連結される当接板、あるいは当接板に連結される係
止枠を支点にして離脱作業棒13を更に揺動させると、
ソケット5がプラグ4から離脱し、プラグ4の弁15と
ソケット5の弁18がそれぞれ閉弁される。
2に連結される当接板、あるいは当接板に連結される係
止枠を支点にして離脱作業棒13を更に揺動させると、
ソケット5がプラグ4から離脱し、プラグ4の弁15と
ソケット5の弁18がそれぞれ閉弁される。
【0029】上記の実施例ではスリーブ8が一体に形成
されているが、例えば図2に示す本考案の他の実施例の
ように、スリーブ8を内外二重の筒8a・8bとこれら
を連結する小ねじ等の連結手段8cとで構成してもよ
い。
されているが、例えば図2に示す本考案の他の実施例の
ように、スリーブ8を内外二重の筒8a・8bとこれら
を連結する小ねじ等の連結手段8cとで構成してもよ
い。
【0030】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、これら
の説明は重複をさけるため省略し、また、図2中、図1
に示す各部分に対応する各部分には図1と同じ符号と名
称とを付している。
果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、これら
の説明は重複をさけるため省略し、また、図2中、図1
に示す各部分に対応する各部分には図1と同じ符号と名
称とを付している。
【0031】なお、上記の各実施例では、プラグ4がブ
ロック2の内側面に植設されているが、ブロック2の上
面にプラグ4を植設したり、伸縮梁1の水シリンダの周
面に植設したりすることも可能である。
ロック2の内側面に植設されているが、ブロック2の上
面にプラグ4を植設したり、伸縮梁1の水シリンダの周
面に植設したりすることも可能である。
【0032】また、上記の各実施例ではスリーブ8の延
長端部に係合部としてフランジ14が形成されている
が、このフランジ14に代えて、ピンを突設してもよ
い。更に、フランジ14、ピン等の突起に代えて、離脱
作業棒13の先端が嵌脱される孔で係合部を構成しても
よい。
長端部に係合部としてフランジ14が形成されている
が、このフランジ14に代えて、ピンを突設してもよ
い。更に、フランジ14、ピン等の突起に代えて、離脱
作業棒13の先端が嵌脱される孔で係合部を構成しても
よい。
【0033】図3は本考案のまた他の実施例の側面図で
あり、この実施例では、プラグ4がブロック2の内側面
に植設され、ブロック2とは別体に形成した円筒状の保
護壁3がブロック2の内側面に螺着される。
あり、この実施例では、プラグ4がブロック2の内側面
に植設され、ブロック2とは別体に形成した円筒状の保
護壁3がブロック2の内側面に螺着される。
【0034】また、ソケット5のスリーブ8の長さは市
販品のそれと同じであり、したがって、ソケット5をプ
ラグ4に結合した状態ではスリーブ8もまた保護壁3に
よって取り囲まれる。
販品のそれと同じであり、したがって、ソケット5をプ
ラグ4に結合した状態ではスリーブ8もまた保護壁3に
よって取り囲まれる。
【0035】このスリーブ8には保護壁3の外周面より
も外側に突出し、保護壁3の外側で離脱作業棒13が係
脱される1対のピン20が設ける。また、保護壁3には
その先端から基端側に凹入し、上記ピン20が挿通され
る1対の挿通溝21が形成される。
も外側に突出し、保護壁3の外側で離脱作業棒13が係
脱される1対のピン20が設ける。また、保護壁3には
その先端から基端側に凹入し、上記ピン20が挿通され
る1対の挿通溝21が形成される。
【0036】この実施例では、ソケット5をプラグ4に
結合した状態ではスリーブ8もまた保護壁3によって取
り囲まれるが、1対のピン20の先端はそれぞれ保護壁
3の外周面よりも外側に突出する。したがって、ソケッ
ト5をプラグ4から分離させる時には、伸縮梁1の上方
から離脱作業棒13の先端及びピン20を見ながら離脱
作業棒13の先端をピン20に係合させ、例えばブロッ
ク2の上部、ブロック2に連結される当接板、あるいは
当接板に連結される係止枠を支点にして離脱作業棒13
を揺動させることにより、図3に仮想線で示すように、
ばねに抗してソケット5のスリーブ8を後退させること
ができる。
結合した状態ではスリーブ8もまた保護壁3によって取
り囲まれるが、1対のピン20の先端はそれぞれ保護壁
3の外周面よりも外側に突出する。したがって、ソケッ
ト5をプラグ4から分離させる時には、伸縮梁1の上方
から離脱作業棒13の先端及びピン20を見ながら離脱
作業棒13の先端をピン20に係合させ、例えばブロッ
ク2の上部、ブロック2に連結される当接板、あるいは
当接板に連結される係止枠を支点にして離脱作業棒13
を揺動させることにより、図3に仮想線で示すように、
ばねに抗してソケット5のスリーブ8を後退させること
ができる。
【0037】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の各実施例のそれらと同様であるので、重複を
避けるためこれらの説明は省略する。
果は上記の各実施例のそれらと同様であるので、重複を
避けるためこれらの説明は省略する。
【0038】
【考案の効果】以上のように、この考案の第1の土留支
保工用伸縮梁の注水カプラによれば、フランジが保護壁
の先端外側まで延長され、その延長端部に離脱作業棒を
係脱できる突起が形成されている。
保工用伸縮梁の注水カプラによれば、フランジが保護壁
の先端外側まで延長され、その延長端部に離脱作業棒を
係脱できる突起が形成されている。
【0039】したがって、プラグに結合されたソケット
のフランジが保護壁の先端外側に突出するので、このフ
ランジと伸縮梁の上方から離脱作業棒の先端とを見なが
らフランジに係合させることができ、短時間内に、か
つ、簡単に離脱作業棒の先端をフランジに係合させるこ
とができ、作業性を高めることができる。
のフランジが保護壁の先端外側に突出するので、このフ
ランジと伸縮梁の上方から離脱作業棒の先端とを見なが
らフランジに係合させることができ、短時間内に、か
つ、簡単に離脱作業棒の先端をフランジに係合させるこ
とができ、作業性を高めることができる。
【0040】また、離脱作業棒の先端をフランジに係合
させた後、ブロック等を支点にして離脱作業棒を揺動さ
せる一連の動作でスリーブを後退させ、ソケットを引き
抜くことができるので、作業性を一層高めることができ
る。
させた後、ブロック等を支点にして離脱作業棒を揺動さ
せる一連の動作でスリーブを後退させ、ソケットを引き
抜くことができるので、作業性を一層高めることができ
る。
【0041】更に、離脱作業棒の先端の形状は上記フラ
ンジを係合できる形状に形成してあればよく、例えば先
端を単純に直線状に切断した板状や、先端を弦月形に凹
入させた板状など、単純な形状に形成できる。
ンジを係合できる形状に形成してあればよく、例えば先
端を単純に直線状に切断した板状や、先端を弦月形に凹
入させた板状など、単純な形状に形成できる。
【0042】加えて、ソケットを外した状態ではプラグ
全体がカプラ穴に収まり、その周囲が完全にブロックに
よって取り囲まれるので、他物がプラグの頭に衝突して
もプラグが折れたり、曲がったりするおそれは完全にな
くなる。
全体がカプラ穴に収まり、その周囲が完全にブロックに
よって取り囲まれるので、他物がプラグの頭に衝突して
もプラグが折れたり、曲がったりするおそれは完全にな
くなる。
【0043】この考案の第2の土留支保工用伸縮梁の注
水カプラによれば、ソケットのスリーブに保護壁の外周
面よりも外側に突出し、保護壁の外側で離脱作業棒が係
脱されるピンを設ける一方、保護壁にその先端部から基
端側に凹入し、該突起が挿通される挿通溝が形成され
る。
水カプラによれば、ソケットのスリーブに保護壁の外周
面よりも外側に突出し、保護壁の外側で離脱作業棒が係
脱されるピンを設ける一方、保護壁にその先端部から基
端側に凹入し、該突起が挿通される挿通溝が形成され
る。
【0044】したがって、プラグに結合されたソケット
のピンが保護壁の外周面の外側に突出するので、このピ
ンと伸縮梁の上方から離脱作業棒の先端とを見ながら離
脱作業棒の先端をピンに係合させることができ、短時間
内に、かつ、簡単に離脱作業棒の先端をピンに係合させ
ることができ、作業性を高めることができる。
のピンが保護壁の外周面の外側に突出するので、このピ
ンと伸縮梁の上方から離脱作業棒の先端とを見ながら離
脱作業棒の先端をピンに係合させることができ、短時間
内に、かつ、簡単に離脱作業棒の先端をピンに係合させ
ることができ、作業性を高めることができる。
【0045】また、離脱作業棒の先端をピンに係合させ
た後、ブロック等を支点にして離脱作業棒を揺動させる
一連の動作でスリーブを後退させ、ソケットを引き抜く
ことができるので、作業性を一層高めることができる。
た後、ブロック等を支点にして離脱作業棒を揺動させる
一連の動作でスリーブを後退させ、ソケットを引き抜く
ことができるので、作業性を一層高めることができる。
【0046】更に、離脱作業棒の先端の形状は上記ピン
を係合できる形状に形成してあればよく、例えば先端を
弦月形に凹入させた板状、二股状など、単純な形状に形
成できる。
を係合できる形状に形成してあればよく、例えば先端を
弦月形に凹入させた板状、二股状など、単純な形状に形
成できる。
【0047】加えて、ソケットを外した状態ではプラグ
全体がカプラ穴に収まり、その周囲が完全にブロックに
よって取り囲まれるので、他物がプラグの頭に衝突して
もプラグが折れたり、曲がったりするおそれは完全にな
くなる。
全体がカプラ穴に収まり、その周囲が完全にブロックに
よって取り囲まれるので、他物がプラグの頭に衝突して
もプラグが折れたり、曲がったりするおそれは完全にな
くなる。
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】本考案の他の実施例の断面図である。
【図3】本考案の他の実施例の断面図である。
【図4】従来例の側面図である。
【図5】他の従来例の側面図である。
【図6】未公表の先行考案の断面図である。
1 伸縮梁 2 ブロック 3 カプラ穴 4 プラグ 5 ソケット 6 ソケット本体 7 係止球 8 スリーブ 9 ばね 10 係止溝 11 内周面 12 カム面 13 離脱作業棒 14 フランジ 20 ピン 21 挿通溝
Claims (2)
- 【請求項1】 伸縮梁に植設されるとともに、伸縮梁に
固定された保護壁により周囲を取り囲まれるプラグと、
該プラグに着脱されるソケットとを備え、上記プラグは
伸縮梁から突出する端部の外周面に係止溝を有し、上記
ソケットはプラグに外嵌されるソケット本体と、ソケッ
ト本体にその径方向に移動可能に保持された係止球と、
ソケット本体にその軸心方向に進退可能に外嵌されるス
リーブと、スリーブを進出付勢するばねとを有し、上記
スリーブはその内周面に形成され、スリーブの進出時に
は係止球をその一部分がプラグの周面に形成された係止
溝に位置する係止位置に制限し、後退時には係止球がソ
ケット本体の内周面よりも外側に退避できるように制限
するカム面を有する土留支保工用伸縮梁の注水カプラに
おいて、 上記ソケットのスリーブが、ソケットをプラグに結合し
た状態で、上記保護壁の先端外側に一定以上突出する位
置まで延長され、該スリーブの延長端部に離脱作業棒が
係脱される係合部が形成されることを特徴とする、土留
支保工用伸縮梁の注水カプラ。 - 【請求項2】 伸縮梁に植設されるとともに、伸縮梁に
固定された保護壁により周囲を取り囲まれるプラグと、
該プラグに着脱されるソケットとを備え、上記プラグは
伸縮梁から突出する端部の外周面に係止溝を有し、上記
ソケットはプラグに外嵌されるソケット本体と、ソケッ
ト本体にその径方向に移動可能に保持された係止球と、
ソケット本体にその軸心方向に進退可能に外嵌されるス
リーブと、スリーブを進出付勢するばねとを有し、上記
スリーブはその内周面に形成され、スリーブの進出時に
は係止球をその一部分がプラグの周面に形成された係止
溝に位置する係止位置に制限し、後退時には係止球がソ
ケット本体の内周面よりも外側に退避できるように制限
するカム面を有する土留支保工用伸縮梁の注水カプラに
おいて、 ソケットのスリーブに保護壁の外周面よりも外側に突出
し、保護壁の外側で離脱作業棒が係脱されるピンを設け
る一方、保護壁にその先端部から基端側に凹入し、該ピ
ンが挿通される挿通溝が形成されることを特徴とする、
土留支保工用伸縮梁の注水カプラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP886192U JPH07516Y2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 土留支保工用伸縮梁の注水カプラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP886192U JPH07516Y2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 土留支保工用伸縮梁の注水カプラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068443U JPH068443U (ja) | 1994-02-04 |
JPH07516Y2 true JPH07516Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=11704488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP886192U Expired - Fee Related JPH07516Y2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 土留支保工用伸縮梁の注水カプラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07516Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-09 JP JP886192U patent/JPH07516Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH068443U (ja) | 1994-02-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |