JPH075163Y2 - プールにおける側壁の改修構造 - Google Patents
プールにおける側壁の改修構造Info
- Publication number
- JPH075163Y2 JPH075163Y2 JP7316888U JP7316888U JPH075163Y2 JP H075163 Y2 JPH075163 Y2 JP H075163Y2 JP 7316888 U JP7316888 U JP 7316888U JP 7316888 U JP7316888 U JP 7316888U JP H075163 Y2 JPH075163 Y2 JP H075163Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pool
- side wall
- repair
- surface finishing
- finishing panel
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は老朽化したアルミ製を除く鋼板製,ステンレス
製,FRP製,コンクリート製等の既設プールにおける側壁
の改修構造に関するものである。
製,FRP製,コンクリート製等の既設プールにおける側壁
の改修構造に関するものである。
従来、鋼板製,ステンレス製,FRP製,コンクリート製の
プールの改修は、プール表面全体に亘って不飽和ポリエ
ステルやエポキシ系の樹脂を塗布し、この上にガラス繊
維を敷いて脱泡し、また、上記樹脂を塗布するという作
業を何回も繰り返す方法が主として行なわれていた。
プールの改修は、プール表面全体に亘って不飽和ポリエ
ステルやエポキシ系の樹脂を塗布し、この上にガラス繊
維を敷いて脱泡し、また、上記樹脂を塗布するという作
業を何回も繰り返す方法が主として行なわれていた。
尚、言うまでもないが、改修を必要とする理由は、鋼
板,ステンレス製の場合は、長期間の使用によって地面
やその他との電位差との関係で局部腐蝕が起こり、コン
クリート製の場合には地盤沈下等による亀裂の発生等で
共に漏水があり、FRP製の場合には漏水はないものの、
退色,変色が起こり外観的美感を損い放置しておくと漏
水の危険性があるからである。
板,ステンレス製の場合は、長期間の使用によって地面
やその他との電位差との関係で局部腐蝕が起こり、コン
クリート製の場合には地盤沈下等による亀裂の発生等で
共に漏水があり、FRP製の場合には漏水はないものの、
退色,変色が起こり外観的美感を損い放置しておくと漏
水の危険性があるからである。
しかし、前記旧来技術は作業が繁雑で手間がかかり、工
期を要するためコストが高くなる問題がある為、平面四
角状を呈するFRP等の表面仕上パネルを、裏面にスペー
サーを固着した状態でプール本体(既設プール)の底部
及び側壁部に夫々平行に敷設し、更にパネル相互間の間
隙にFRPのライニング材を埋め込み固定することによっ
て防水層を形成して、表面仕上パネルの敷設作業を主体
とすることによってライニング材の塗布面積を小さくし
て短い工期で手間がかからず既設プールを改修する構造
が本願出願人の手によって既に出願されている(実願昭
62-100334号)(後述では先行技術と称す)。
期を要するためコストが高くなる問題がある為、平面四
角状を呈するFRP等の表面仕上パネルを、裏面にスペー
サーを固着した状態でプール本体(既設プール)の底部
及び側壁部に夫々平行に敷設し、更にパネル相互間の間
隙にFRPのライニング材を埋め込み固定することによっ
て防水層を形成して、表面仕上パネルの敷設作業を主体
とすることによってライニング材の塗布面積を小さくし
て短い工期で手間がかからず既設プールを改修する構造
が本願出願人の手によって既に出願されている(実願昭
62-100334号)(後述では先行技術と称す)。
ところで、今日鋼板製,ステンレス製,コンクリート製
のプールの場合にはプールを設置する言わば土台との接
触部である底部に漏水箇所が発生すること、FRP製のプ
ールの場合には塩素滅菌剤(錠剤)が停滞し易い底部の
退色,変色が激しく放置しておくと漏水の危険性がある
こと、側壁部については鉄製,ステンレス製,コンクリ
ート製,FRP製を問わず長期使用による若干の退色,変色
が生じる程度であり、突発的なものを除いて耐用年数ま
で漏水に至る欠陥は発生しないと予測されること、等が
改修を対象とするプールの長期に亘る分析によって初め
て明らかになった。
のプールの場合にはプールを設置する言わば土台との接
触部である底部に漏水箇所が発生すること、FRP製のプ
ールの場合には塩素滅菌剤(錠剤)が停滞し易い底部の
退色,変色が激しく放置しておくと漏水の危険性がある
こと、側壁部については鉄製,ステンレス製,コンクリ
ート製,FRP製を問わず長期使用による若干の退色,変色
が生じる程度であり、突発的なものを除いて耐用年数ま
で漏水に至る欠陥は発生しないと予測されること、等が
改修を対象とするプールの長期に亘る分析によって初め
て明らかになった。
斯る観点にたち、先行技術のように表面仕上パネル間を
ライニング剤で埋め込み固定して完全な防水層を側壁部
の改修層として形成する必要がないことに着目して退
色,変色のみの改修を行なうに際し、乾式作業で施工す
る点を課題として設定し、本考案に至った。
ライニング剤で埋め込み固定して完全な防水層を側壁部
の改修層として形成する必要がないことに着目して退
色,変色のみの改修を行なうに際し、乾式作業で施工す
る点を課題として設定し、本考案に至った。
本考案の技術的課題は既設プールの側壁を乾式作業のみ
によって改修することである。
によって改修することである。
上記技術的課題を達成する為に講じた技術的手段は、裏
面に緩衝材を設けた合成樹脂製表面仕上げパネル必要枚
の端面相互を近接もしくは当接させて既設プール側壁全
域に亘り機械的に固着することにより改修層を構成した
ことである。
面に緩衝材を設けた合成樹脂製表面仕上げパネル必要枚
の端面相互を近接もしくは当接させて既設プール側壁全
域に亘り機械的に固着することにより改修層を構成した
ことである。
本考案の技術的手段による作用は次の通りである。
既設のプール側壁全面に亘って近接もしくは当接さ
せて固着されるFRP等の表面仕上パネル必要枚がプール
側壁表面の退色,変色を隠す新規な改修層として形成さ
れる。
せて固着されるFRP等の表面仕上パネル必要枚がプール
側壁表面の退色,変色を隠す新規な改修層として形成さ
れる。
各表面仕上パネル裏面に設けた緩衝剤が、既設プー
ルにおける側壁の退色,変色が経時的に進行すると発生
する表層部分の表面色を形成する塗膜の剥離による凹凸
を吸収する。
ルにおける側壁の退色,変色が経時的に進行すると発生
する表層部分の表面色を形成する塗膜の剥離による凹凸
を吸収する。
次に、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
図面は鉄製,ステンレス製,FRP製の既設プールの基本形
態を示している。
態を示している。
この既設プールは、上記鉄製,ステンレス製,FRPせいの
側壁用パネル(b′)を多数枚突き合せ継ぎすることに
よって形成したプール側壁(b)の下端に鉄製,ステン
レス製,FRP製の底用パネル(a′)多数枚を多数枚突き
合せ継ぎすることによって形成したプール底(a)を形
成している。
側壁用パネル(b′)を多数枚突き合せ継ぎすることに
よって形成したプール側壁(b)の下端に鉄製,ステン
レス製,FRP製の底用パネル(a′)多数枚を多数枚突き
合せ継ぎすることによって形成したプール底(a)を形
成している。
前記プール側壁(b)は必要枚の合成樹脂製の表面仕上
パネル(1)…,各表面仕上パネル(1)裏面に設けた
緩衝材(100),各表面仕上パネル(1)…を固着する
機械的手段であるリベット(200)を用いて形成された
改修層(A)でその表面上が改修されている。
パネル(1)…,各表面仕上パネル(1)裏面に設けた
緩衝材(100),各表面仕上パネル(1)…を固着する
機械的手段であるリベット(200)を用いて形成された
改修層(A)でその表面上が改修されている。
表面仕上パネル(1)…は周端部の100mm程度範囲を10m
m程度の厚みとする厚肉部(11)とすると共にその厚肉
部(11)に囲まれた中途部(21)を2〜3mm程度の厚み
として間接的にその中途部(21)下に充填材(2)の収
容凹部(2′)とした平面四角形状を呈し、FRP等の合
成樹脂材を用いて成形され、厚肉部(11)に適宜間隔を
おいて凹窪部(31)内を挿通するリベット(200)を利
用して収容凹部(2′)内に充填材(2)を収容した状
態でプール側壁(b)全域に亘り端面を近接若しくは当
接させて夫々平行に固着されている。
m程度の厚みとする厚肉部(11)とすると共にその厚肉
部(11)に囲まれた中途部(21)を2〜3mm程度の厚み
として間接的にその中途部(21)下に充填材(2)の収
容凹部(2′)とした平面四角形状を呈し、FRP等の合
成樹脂材を用いて成形され、厚肉部(11)に適宜間隔を
おいて凹窪部(31)内を挿通するリベット(200)を利
用して収容凹部(2′)内に充填材(2)を収容した状
態でプール側壁(b)全域に亘り端面を近接若しくは当
接させて夫々平行に固着されている。
リベット(200)は改修される既設プールと同材質のも
のを使用する。それは、既設プールとの電位差による両
者間で発生する腐蝕を阻止する為である。
のを使用する。それは、既設プールとの電位差による両
者間で発生する腐蝕を阻止する為である。
充填材(2)は若干の弾性力を有する合成樹脂等の発泡
材料を用いて、上記収容凹部(2′)の高さと同じかや
や高い厚みを有するシート状に形成したもので、遊泳者
の泳者の蹴込力の衝撃を緩和する役目をもつ。
材料を用いて、上記収容凹部(2′)の高さと同じかや
や高い厚みを有するシート状に形成したもので、遊泳者
の泳者の蹴込力の衝撃を緩和する役目をもつ。
緩衝材(100)は、耐蝕性を有する塩化ビニール系のも
のを使用するのが最も好ましく、表面仕上パネル(1)
裏面周端部に粘着剤等を利用して貼着しておき、リベッ
ト(200)止めによって表面仕上パネル(1)を固着す
ると同時に緩衝材(100)を挿通してプール側壁(b)
に縫着されるリベット(200)の貫通孔をシールするよ
うになっている。
のを使用するのが最も好ましく、表面仕上パネル(1)
裏面周端部に粘着剤等を利用して貼着しておき、リベッ
ト(200)止めによって表面仕上パネル(1)を固着す
ると同時に緩衝材(100)を挿通してプール側壁(b)
に縫着されるリベット(200)の貫通孔をシールするよ
うになっている。
(3)はリベット(200)止め後凹窪部(31)を塞ぐゲ
ルコートペーストであり、(4)は厚肉部(11)上端と
プール側壁(b)との小間隙及び各表面仕上パネル
(1)…間、更にはこの改修層(A)とプール底(b)
の後述する防水層(B)との間を隠蔽する目地機能付の
コーキング材である。
ルコートペーストであり、(4)は厚肉部(11)上端と
プール側壁(b)との小間隙及び各表面仕上パネル
(1)…間、更にはこの改修層(A)とプール底(b)
の後述する防水層(B)との間を隠蔽する目地機能付の
コーキング材である。
尚、前記緩衝材(100)はあえて表面仕上パネル(1)
裏面周端部にエンドレスに設けずに同周端部上に適宜間
隔をおいて設け、この適宜間隔をおいて設けられた緩衝
材(100)を挿通するリベット(200)で縫着すると同時
にリベット(200)の貫通部分をシールするようにして
も任意である。
裏面周端部にエンドレスに設けずに同周端部上に適宜間
隔をおいて設け、この適宜間隔をおいて設けられた緩衝
材(100)を挿通するリベット(200)で縫着すると同時
にリベット(200)の貫通部分をシールするようにして
も任意である。
上記実施例が、デッキ部分を改修しなかった例であるの
に対し、第7図はデッキ部分をも改修した例である。
に対し、第7図はデッキ部分をも改修した例である。
周端部に厚肉部(11)を形成したデッキボーダー用の表
面仕上パネル(1′)(合成樹脂等のFRP製)を、前記
実施例と同様に長さ方向に適宜間隔をおいて凹設した凹
窪部(31)…を挿通してリベット(200)止めし、この
デッキボーダー用の表面仕上パネル(1′)と前記プー
ル側壁(b)改修用の表面仕上パネル(1)との間を金
属接着用パテ(5)で被塞することによって形成した防
水層(A)のデッキボーダー用の表面仕上パネル
(1′)…の厚肉部(11)裏面端部には粘着剤等を利用
して前記緩衝材(100)を貼着しておく。
面仕上パネル(1′)(合成樹脂等のFRP製)を、前記
実施例と同様に長さ方向に適宜間隔をおいて凹設した凹
窪部(31)…を挿通してリベット(200)止めし、この
デッキボーダー用の表面仕上パネル(1′)と前記プー
ル側壁(b)改修用の表面仕上パネル(1)との間を金
属接着用パテ(5)で被塞することによって形成した防
水層(A)のデッキボーダー用の表面仕上パネル
(1′)…の厚肉部(11)裏面端部には粘着剤等を利用
して前記緩衝材(100)を貼着しておく。
尚、このデッキボーダー用の表面仕上パネル(1′)
(1′)相互間は無論前記コーキング材(図示せず)で
隠蔽する。
(1′)相互間は無論前記コーキング材(図示せず)で
隠蔽する。
ちなみに、前記プール側壁(b)を改修する表面仕上パ
ネル(1)の上端にデッキ部分を改修するパネル部を同
一体に成形した断面形の仕上パネル…を用い、プール
側壁(b),デッキ部分を一緒に改修しても勿論任意で
ある。その際、裏面周端部にエンドレス状或いは適宜間
隔をおいて緩衝材(100)を設けること,リベット(20
0)止めすること、各パネル間をコーキング材で隠蔽す
ること同様である。
ネル(1)の上端にデッキ部分を改修するパネル部を同
一体に成形した断面形の仕上パネル…を用い、プール
側壁(b),デッキ部分を一緒に改修しても勿論任意で
ある。その際、裏面周端部にエンドレス状或いは適宜間
隔をおいて緩衝材(100)を設けること,リベット(20
0)止めすること、各パネル間をコーキング材で隠蔽す
ること同様である。
次に、プール側壁(b)下端域、即ちプール底(a)と
の境界部及びプール底(a)を改修する防水層(B)に
ついて説明する。
の境界部及びプール底(a)を改修する防水層(B)に
ついて説明する。
この防水層(B)は、合成樹脂製の表面仕上パネル
(1″),ライニング材(6),既設プールと同材質の
リベット(200)等を用いてプール底(a)上及びプー
ル側壁(b)との境界部上に施層する。
(1″),ライニング材(6),既設プールと同材質の
リベット(200)等を用いてプール底(a)上及びプー
ル側壁(b)との境界部上に施層する。
表面仕上パネル(1″)は、周縁に取付鍔部(7)を残
して裏面に所定高さの凹部(8)を設けることによって
周縁部に段部(9)(間隙)を間接的に形成し、プール
底(a)の短手巾に対して1/2の長さで且つ横巾を2m等
の所望巾とする平面四角形状のFRP製のシート状物であ
り、凹部(8)内に充填材(2)を収容した状態で取付
鍔部(7)をリベット(200)止めすることによってプ
ール底(a)全面に、夫々平行に敷設固定されている。
して裏面に所定高さの凹部(8)を設けることによって
周縁部に段部(9)(間隙)を間接的に形成し、プール
底(a)の短手巾に対して1/2の長さで且つ横巾を2m等
の所望巾とする平面四角形状のFRP製のシート状物であ
り、凹部(8)内に充填材(2)を収容した状態で取付
鍔部(7)をリベット(200)止めすることによってプ
ール底(a)全面に、夫々平行に敷設固定されている。
表面仕上パネル(1″)の内、プール底(a)において
最外周の表面仕上パネル(1″)はプール側壁(b)側
の端部に湾曲面(10)を介して100mm程度高さの立上げ
面(12)を一体に延設して、この立上げ面(12)をプー
ル側壁(b)下端域に固着することによってプール底
(a)のプール側壁(b)との境界部を改修するように
なっている。
最外周の表面仕上パネル(1″)はプール側壁(b)側
の端部に湾曲面(10)を介して100mm程度高さの立上げ
面(12)を一体に延設して、この立上げ面(12)をプー
ル側壁(b)下端域に固着することによってプール底
(a)のプール側壁(b)との境界部を改修するように
なっている。
湾曲面(10)はあえて予め湾曲状に形成しておかずに立
上げ面(12)をプール側壁(b)の下端域に当接させる
ことによって弾性変形して自動的に形成されるように構
成しても任意である。
上げ面(12)をプール側壁(b)の下端域に当接させる
ことによって弾性変形して自動的に形成されるように構
成しても任意である。
立上げ面(12)は図示するように10mm程度の厚肉に形成
れ、表面に適宜間隔をおいて凹設した凹窪部(31)内を
挿通するリベット(200)を利用してプール側壁(b)
下端域全周に亘って介装される帯状のパッキン(101)
を押圧するようにリベット(200)止めすることによっ
て水密状に固着する。
れ、表面に適宜間隔をおいて凹設した凹窪部(31)内を
挿通するリベット(200)を利用してプール側壁(b)
下端域全周に亘って介装される帯状のパッキン(101)
を押圧するようにリベット(200)止めすることによっ
て水密状に固着する。
パッキン(101)は、発泡率2〜10倍の塩化ビニール系
のものを使用し、予め粘着剤等を利用して表面仕上パネ
ル(1″)の立上げ面(12)と相対するプール側壁
(b)下端にエンドレス状に周設しておく。
のものを使用し、予め粘着剤等を利用して表面仕上パネ
ル(1″)の立上げ面(12)と相対するプール側壁
(b)下端にエンドレス状に周設しておく。
(3)はリベット(200)止め後、凹窪部(31)を塞ぐ
ゲルコートペーストである。
ゲルコートペーストである。
ライニング材(6)は、従来周知の如く、硬化剤,促進
剤等の添加剤を含む不飽和ポリエステルやウレタン系等
の熱硬化性樹脂剤とガラス繊維より成っており、この樹
脂剤を前記段部(9)下部における取付鍔部(7)上に
埋め込み、この上にガラス繊維をのせて脱泡し、再び上
記樹脂剤を埋め込む操作を繰り返し、前記段部(9)に
埋め込むことによってパネル(1″)(1″)端部を接
続し且つパネル(1″)(1″)間を水密状に塞ぐ。
剤等の添加剤を含む不飽和ポリエステルやウレタン系等
の熱硬化性樹脂剤とガラス繊維より成っており、この樹
脂剤を前記段部(9)下部における取付鍔部(7)上に
埋め込み、この上にガラス繊維をのせて脱泡し、再び上
記樹脂剤を埋め込む操作を繰り返し、前記段部(9)に
埋め込むことによってパネル(1″)(1″)端部を接
続し且つパネル(1″)(1″)間を水密状に塞ぐ。
このライニング材(6)が固化した後、サンディングを
施し、更に、隣接する仕上パネル(1″)と同色に着色
した樹脂(6′)を塗布して表面色を形成する。
施し、更に、隣接する仕上パネル(1″)と同色に着色
した樹脂(6′)を塗布して表面色を形成する。
尚、(15)は湾曲面(10)裏の隙間をうめるウレタン系
のシーリング材である。
のシーリング材である。
而して、本実施例におけるプールの改修構造の作用を説
明する。
明する。
プール側壁(b)において、その全面は端面相互が近接
若しくは当接する表面仕上パネル(1)(1′)…必要
枚で被覆される改修層(A)で改修され、リベット(20
0)の貫通部分も緩衝材(100)で封じられシールされ
る。
若しくは当接する表面仕上パネル(1)(1′)…必要
枚で被覆される改修層(A)で改修され、リベット(20
0)の貫通部分も緩衝材(100)で封じられシールされ
る。
プール底(a)において、平行に敷設固定される表面仕
上パネル(1″)(1″)個々間及びリベット(200)
止め部は段部(9)内に充填されるライニング材(6)
で改修され、プール底(a)とプール側壁(b)との境
界部においては、最外周の表面仕上パネル(1″)から
立上げ形成し、パッキン(101)を介してリベット(20
0)止めされる立上げ面(12)に連設する下位の湾曲面
(10)及びパネル(1″)(1″)相互を接続するライ
ニング材(6)で改修され、共に水漏れはない。
上パネル(1″)(1″)個々間及びリベット(200)
止め部は段部(9)内に充填されるライニング材(6)
で改修され、プール底(a)とプール側壁(b)との境
界部においては、最外周の表面仕上パネル(1″)から
立上げ形成し、パッキン(101)を介してリベット(20
0)止めされる立上げ面(12)に連設する下位の湾曲面
(10)及びパネル(1″)(1″)相互を接続するライ
ニング材(6)で改修され、共に水漏れはない。
第8図はコンクリート製のプールの改修構造を示してい
る。
る。
前記実施例の鉄製,ステンレス製,FRP製のプールの改修
構造の場合のリベット(200)を、アンカーボルト(20
0″)に代えた点であり、他の構造は全て同一である
為、同一符号を付して省略している。
構造の場合のリベット(200)を、アンカーボルト(20
0″)に代えた点であり、他の構造は全て同一である
為、同一符号を付して省略している。
本考案は以上のように構成したので下記の利点がある。
FRP等の表面仕上パネル必要枚をプール側壁全面に
亘って近接若しくは当接させるゆに固着することによっ
て改修されるから、乾式作業のみにてその作業を終了し
得、手間は勿論のこと、改修期間の大巾な短縮化,改修
コストの大巾な低廉化が図り得る。
亘って近接若しくは当接させるゆに固着することによっ
て改修されるから、乾式作業のみにてその作業を終了し
得、手間は勿論のこと、改修期間の大巾な短縮化,改修
コストの大巾な低廉化が図り得る。
各表面仕上パネル裏面に設けた緩衝材がプール側壁
の退色,変色が経時的に進行すると発生する表層分の表
面色を形成する塗膜の剥離による凹凸を吸収して表面仕
上パネルを固着させるから、改修層面に凹凸が生ぜず美
麗に改修できる。
の退色,変色が経時的に進行すると発生する表層分の表
面色を形成する塗膜の剥離による凹凸を吸収して表面仕
上パネルを固着させるから、改修層面に凹凸が生ぜず美
麗に改修できる。
依って、所期の目的を達成し得る。
図面は本考案プールにおける側壁の改修構造の実施例を
示し、第1図は改修後におけるプールの概略図で短辺方
向を縦断して示す、第2図は同状態の概略図で長辺方向
を縦断して示す、第3図は改修後における要部の斜視
図、第4図は改修後における要部の拡大断面図、第5図
は(5)−(5)断面図、第6図は(6)−(6)断面
図、第7図は他例の実施例の要部の拡大断面図、第8図
はコンクリート製プールの改修構造の要部の拡大断面図
である。 尚図中、 (A):改修層(プール側壁) (B):防水層(プール底) (1):表面仕上パネル、(b):プール側壁 (100):緩衝材、(a):プール底 (200):リベット
示し、第1図は改修後におけるプールの概略図で短辺方
向を縦断して示す、第2図は同状態の概略図で長辺方向
を縦断して示す、第3図は改修後における要部の斜視
図、第4図は改修後における要部の拡大断面図、第5図
は(5)−(5)断面図、第6図は(6)−(6)断面
図、第7図は他例の実施例の要部の拡大断面図、第8図
はコンクリート製プールの改修構造の要部の拡大断面図
である。 尚図中、 (A):改修層(プール側壁) (B):防水層(プール底) (1):表面仕上パネル、(b):プール側壁 (100):緩衝材、(a):プール底 (200):リベット
Claims (1)
- 【請求項1】裏面に緩衝材を設けた合成樹脂製表面仕上
げパネル必要枚の端面相互を近接もしくは当接させて既
設プール側壁全域に亘り機械的に固着することにより改
修層を構成したことを特徴とするプールにおける側壁の
改修構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7316888U JPH075163Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | プールにおける側壁の改修構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7316888U JPH075163Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | プールにおける側壁の改修構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01179959U JPH01179959U (ja) | 1989-12-25 |
JPH075163Y2 true JPH075163Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=31298314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7316888U Expired - Lifetime JPH075163Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | プールにおける側壁の改修構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075163Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-05-31 JP JP7316888U patent/JPH075163Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01179959U (ja) | 1989-12-25 |
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