JPH0333901Y2 - - Google Patents
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- JPH0333901Y2 JPH0333901Y2 JP10980287U JP10980287U JPH0333901Y2 JP H0333901 Y2 JPH0333901 Y2 JP H0333901Y2 JP 10980287 U JP10980287 U JP 10980287U JP 10980287 U JP10980287 U JP 10980287U JP H0333901 Y2 JPH0333901 Y2 JP H0333901Y2
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Landscapes
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は老朽化したプールの側壁を改修するそ
の構造に関するものである。
の構造に関するものである。
従来、プールの材質はコンクリート製,金属
製,FRP製,に大別できるが、長期間の使用に
よりコンクリート製の場合はひび割れや、風化浸
食による表面の凹凸化が発生し使用不能となつた
り、金属製の場合はプールに使用される塩素滅菌
剤の影響も受け特に溶接部分で激しく局部腐蝕が
起ると共に、地面との電位差との関係で腐蝕が促
進され漏水を生じ、さらにFRP製の場合は前記
塩素滅菌剤や紫外線により表面色が退色したり、
傷や微細なひび割れが発生し、漏水はないものの
外観上見苦しいという問題がありいずれの場合も
改修が必要となる。
製,FRP製,に大別できるが、長期間の使用に
よりコンクリート製の場合はひび割れや、風化浸
食による表面の凹凸化が発生し使用不能となつた
り、金属製の場合はプールに使用される塩素滅菌
剤の影響も受け特に溶接部分で激しく局部腐蝕が
起ると共に、地面との電位差との関係で腐蝕が促
進され漏水を生じ、さらにFRP製の場合は前記
塩素滅菌剤や紫外線により表面色が退色したり、
傷や微細なひび割れが発生し、漏水はないものの
外観上見苦しいという問題がありいずれの場合も
改修が必要となる。
これ等諸欠陥は主にプール底部分に発生する
が、例外なくプール側壁部分にも発生する。この
プール側壁を改修する場合、プール側壁の全体に
亘つて不飽和ポリエステルやエポキシ系の樹脂を
塗布し、この上にガラス繊維を敷いて脱泡し、ま
た上記の樹脂を塗布するという作業が何回も繰り
返される方法が主として行なわれている(これに
より形成されるものが所謂FRPである)。
が、例外なくプール側壁部分にも発生する。この
プール側壁を改修する場合、プール側壁の全体に
亘つて不飽和ポリエステルやエポキシ系の樹脂を
塗布し、この上にガラス繊維を敷いて脱泡し、ま
た上記の樹脂を塗布するという作業が何回も繰り
返される方法が主として行なわれている(これに
より形成されるものが所謂FRPである)。
しかしこのような先行技術の場合、作業が繁雑
で手間がかかり、従つて工期を要するためコスト
が高くなるという問題点がある。
で手間がかかり、従つて工期を要するためコスト
が高くなるという問題点がある。
本考案の技術的課題は老朽化したプール側壁の
改修に際し、短い工期で手間のかからない経済的
なプール側壁の改修構造を提供する為に、FRP
等の合成樹脂製ライニング材の塗布面積を最小限
度に抑えることにある。
改修に際し、短い工期で手間のかからない経済的
なプール側壁の改修構造を提供する為に、FRP
等の合成樹脂製ライニング材の塗布面積を最小限
度に抑えることにある。
本考案の技術的手段は平面四角状を呈し裏面に
充填材を塗布したFRP等の合成樹脂製側壁仕上
パネルと、断面形を呈し裏面に充填材を塗布し
たFRP等の合成樹脂製デツキボーダー仕上パネ
ルとを用意し、上記側壁仕上パネルをプール側壁
全長に渉り平行に圧着すると共に、その側壁仕上
パネル上端との間に充填材の洩材確認間隔をおい
てプール側壁全長にわたり間隔を介して夫々平行
に圧着すると共に、その間隔内にFRP等の合成
樹脂製ライニング材内のガラス繊維の落下を防止
するテープ状物を上記間隔上域部を残してほぼ全
長にわたつて配設することによつてその上域部分
に充填材の流入空間を形成し、該流入空間内に治
具を抜差自在に設け、該側壁仕上パネル相互間の
テープ状物上及び治具上にFRP等の合成樹脂製
ライニング材を埋込固定し、その側壁仕上パネル
上端との間に洩材確認間隔をおいてプール側壁全
長にわたりデツキボーダー仕上パネルを端縁を当
接させて平行に圧着して上記流入空間内に充填し
たことである。
充填材を塗布したFRP等の合成樹脂製側壁仕上
パネルと、断面形を呈し裏面に充填材を塗布し
たFRP等の合成樹脂製デツキボーダー仕上パネ
ルとを用意し、上記側壁仕上パネルをプール側壁
全長に渉り平行に圧着すると共に、その側壁仕上
パネル上端との間に充填材の洩材確認間隔をおい
てプール側壁全長にわたり間隔を介して夫々平行
に圧着すると共に、その間隔内にFRP等の合成
樹脂製ライニング材内のガラス繊維の落下を防止
するテープ状物を上記間隔上域部を残してほぼ全
長にわたつて配設することによつてその上域部分
に充填材の流入空間を形成し、該流入空間内に治
具を抜差自在に設け、該側壁仕上パネル相互間の
テープ状物上及び治具上にFRP等の合成樹脂製
ライニング材を埋込固定し、その側壁仕上パネル
上端との間に洩材確認間隔をおいてプール側壁全
長にわたりデツキボーダー仕上パネルを端縁を当
接させて平行に圧着して上記流入空間内に充填し
たことである。
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
図面は既設プールとしてアルミ製のプールを示
している。このプールはデツキa1−1を上端に水
平に延設したアルミ製の側壁パネルa1−2多数枚
を溶接等で接合することによつて形成したプール
側壁a1の下端にアルミ製の底用パネルa2−1多数
枚を敷設してプール底a2が形成されている。
している。このプールはデツキa1−1を上端に水
平に延設したアルミ製の側壁パネルa1−2多数枚
を溶接等で接合することによつて形成したプール
側壁a1の下端にアルミ製の底用パネルa2−1多数
枚を敷設してプール底a2が形成されている。
この既設プールにおいてプール側壁a1はデツキ
a1−1を改修するデツキボーダー仕上パネル1
と、プール側面a1−3を改修する側壁仕上パネル
2と、その側壁仕上パネル2,2相互間に配設さ
れるテープ状物9と、そのテープ状物9上に埋込
固定されるFRP等の合成樹脂製のライニング材
5とを用いて改修され、プール底a2は底壁仕上パ
ネル3及び上記と同様なテープ状物9,ライニン
グ材5を用いて改修されている。
a1−1を改修するデツキボーダー仕上パネル1
と、プール側面a1−3を改修する側壁仕上パネル
2と、その側壁仕上パネル2,2相互間に配設さ
れるテープ状物9と、そのテープ状物9上に埋込
固定されるFRP等の合成樹脂製のライニング材
5とを用いて改修され、プール底a2は底壁仕上パ
ネル3及び上記と同様なテープ状物9,ライニン
グ材5を用いて改修されている。
デツキボーダー仕上パネル1は既設プールのデ
ツキa1−1を仕上げるデツキ面部1−1と、その
デツキ面部1−1先端から垂設しプール側面a1−
3上端部分を仕上げる上隅面部1−2とで形成さ
れたFRP等の合成樹脂製のもので、長さ数十cm
〜数m,デツキ面部1−1の幅を50〜100mm,上
隅面部1−2の高さを20〜50mm程度にしてなり、
デツキ面部1−1の長さ方向に125mm等の適当な
ピツチ間隔をもつて逆円錐台状の凹所1−3を多
数凹設すると共に、デツキ面部1−1と、上隅面
部1−2とのコーナー裏面を既設プールのデツキ
a1−1とプール側面a1−3との境界部の曲率より
も小さくしてその部分に図示するように全長に渉
つて隙間10が形成されるようにすると共に上隅
面部1−2裏面下縁部分にプール内方向に傾斜す
る傾斜面11を形成している。
ツキa1−1を仕上げるデツキ面部1−1と、その
デツキ面部1−1先端から垂設しプール側面a1−
3上端部分を仕上げる上隅面部1−2とで形成さ
れたFRP等の合成樹脂製のもので、長さ数十cm
〜数m,デツキ面部1−1の幅を50〜100mm,上
隅面部1−2の高さを20〜50mm程度にしてなり、
デツキ面部1−1の長さ方向に125mm等の適当な
ピツチ間隔をもつて逆円錐台状の凹所1−3を多
数凹設すると共に、デツキ面部1−1と、上隅面
部1−2とのコーナー裏面を既設プールのデツキ
a1−1とプール側面a1−3との境界部の曲率より
も小さくしてその部分に図示するように全長に渉
つて隙間10が形成されるようにすると共に上隅
面部1−2裏面下縁部分にプール内方向に傾斜す
る傾斜面11を形成している。
側壁仕上パネル2は上記デツキボーダー仕上パ
ネル1の上隅面部1−2下縁と相対する上縁を除
く他3縁に一段低い取付鍔部2−1を段設すると
共に裏面にクツシヨン材7を収容する所定高さの
凹部2−2を凹設した所望長さで且つ、その巾を
プールの深さに準じた所望巾とするFRP等の合
成樹脂で成形されたシート状物であり、裏面上縁
部分に上記上隅面部1−2の傾斜面11とでハの
字を形成する傾斜面2−3を形成し、上縁近傍部
分に長さ方向全長にわたつて125mm等の適当なピ
ツチ間隔をもつて逆円錐台状の凹所2−4が多数
凹設されている。
ネル1の上隅面部1−2下縁と相対する上縁を除
く他3縁に一段低い取付鍔部2−1を段設すると
共に裏面にクツシヨン材7を収容する所定高さの
凹部2−2を凹設した所望長さで且つ、その巾を
プールの深さに準じた所望巾とするFRP等の合
成樹脂で成形されたシート状物であり、裏面上縁
部分に上記上隅面部1−2の傾斜面11とでハの
字を形成する傾斜面2−3を形成し、上縁近傍部
分に長さ方向全長にわたつて125mm等の適当なピ
ツチ間隔をもつて逆円錐台状の凹所2−4が多数
凹設されている。
斯る側壁仕上パネル2はクツシヨン材7部分を
除く裏面全面あるいは、デツキボーダー仕上パネ
ル1の上隅面部1−2に近接する上域面裏面のみ
に充填材6を塗布し、この充填材6が固化する前
にプール側面a1−3長さ方向に必要枚、間隔Yを
おいて夫々平行に圧着し、更に凹所2−4内及び
取付鍔部2−1をリベツト8でプール側壁a1−3
に縫着することによつて固定する。
除く裏面全面あるいは、デツキボーダー仕上パネ
ル1の上隅面部1−2に近接する上域面裏面のみ
に充填材6を塗布し、この充填材6が固化する前
にプール側面a1−3長さ方向に必要枚、間隔Yを
おいて夫々平行に圧着し、更に凹所2−4内及び
取付鍔部2−1をリベツト8でプール側壁a1−3
に縫着することによつて固定する。
この時圧着行為に伴なつて側壁仕上パネル2の
四方から充填材6が洩れ出るか、あるいは上縁面
のみから溢れ出るが、そのまま放置しておいても
良いが、上縁面部分を残して他3縁からの洩材は
ふき取る。
四方から充填材6が洩れ出るか、あるいは上縁面
のみから溢れ出るが、そのまま放置しておいても
良いが、上縁面部分を残して他3縁からの洩材は
ふき取る。
また、側壁仕上パネル2,2間の上記間隔Y内
には取付鍔部2−1厚とほぼ同厚のテープ状物9
を上域部を残してほぼ全長にわたつて貼着する。
には取付鍔部2−1厚とほぼ同厚のテープ状物9
を上域部を残してほぼ全長にわたつて貼着する。
テープ状物9は発泡性のポリエチレン,ウレタ
ン等の材料で成形され、側壁仕上パネル2,2の
取付鍔部2−1,2−1間に、埋込固定するライ
ニング材5内のガラス繊維が間隔Y内に落下する
のを防止する為のものであり、側壁仕上パネル
2,2の取付鍔部2−1,2−1上域部分を若干
残して貼着することによつてその部分に充填材6
の流入空間100を形成する。
ン等の材料で成形され、側壁仕上パネル2,2の
取付鍔部2−1,2−1間に、埋込固定するライ
ニング材5内のガラス繊維が間隔Y内に落下する
のを防止する為のものであり、側壁仕上パネル
2,2の取付鍔部2−1,2−1上域部分を若干
残して貼着することによつてその部分に充填材6
の流入空間100を形成する。
この流入空間100には治具101が抜差自在
に差し込まれ、差し込んだ状態でテープ状物9上
及び治具101上にライニング材5の埋込作業を
遂行する。
に差し込まれ、差し込んだ状態でテープ状物9上
及び治具101上にライニング材5の埋込作業を
遂行する。
ライニング材5は、従来周知の如く、硬化剤,
促進剤等の添加剤を含む不飽和ポリエステルやエ
ポキシ系の熱硬化性樹脂剤とガラス繊維より成つ
ている。
促進剤等の添加剤を含む不飽和ポリエステルやエ
ポキシ系の熱硬化性樹脂剤とガラス繊維より成つ
ている。
治具101は上記ライニング材5の半硬化状態
で抜き取り、その部分に充填材6用の流入空間1
00を形成する。
で抜き取り、その部分に充填材6用の流入空間1
00を形成する。
デツキボーダー仕上パネル1は裏面及び前記隙
間10内にシリコン等の充填材6を充填した状態
で、この充填材6が固化する前に側壁仕上パネル
2上縁との間に2〜3mm程度の洩材確認間隔4を
確保する位置に上縁を位置させてデツキa1−1長
さ方向に必要枚圧着し、更に凹所1−3内をリベ
ツト8でデツキa1−1に縫着することによつて固
定する。
間10内にシリコン等の充填材6を充填した状態
で、この充填材6が固化する前に側壁仕上パネル
2上縁との間に2〜3mm程度の洩材確認間隔4を
確保する位置に上縁を位置させてデツキa1−1長
さ方向に必要枚圧着し、更に凹所1−3内をリベ
ツト8でデツキa1−1に縫着することによつて固
定する。
この圧着行為に伴なつて側壁仕上パネル2の四
方から充填材6が洩れ出るか、あるいは上縁面の
みから溢れ出るが、洩材確認間隔4から洩材が溢
れると少なくともデツキボーダー仕上パネル1
と、側壁仕上パネル2との接続部分においては完
全にシールされたことが確認されたことになり溢
れた洩材はその場でふき取ることとし、また、洩
材が溢れ前記流入空間100内にも進入してその
場、即ちライニング材5の裏側で硬化し、強力な
接続部となる。
方から充填材6が洩れ出るか、あるいは上縁面の
みから溢れ出るが、洩材確認間隔4から洩材が溢
れると少なくともデツキボーダー仕上パネル1
と、側壁仕上パネル2との接続部分においては完
全にシールされたことが確認されたことになり溢
れた洩材はその場でふき取ることとし、また、洩
材が溢れ前記流入空間100内にも進入してその
場、即ちライニング材5の裏側で硬化し、強力な
接続部となる。
尚、圧着行為に伴ないデツキボーダー仕上パネ
ル1の他3方からも充填材6が溢れ出るがふきと
ることとする。
ル1の他3方からも充填材6が溢れ出るがふきと
ることとする。
底壁仕上パネル3は周縁に取付鍔部3−1を残
して裏面に所定高さの凹部3−2を設けることに
よつて周縁部に段部3−3(間隙)を間接的に形
成し、プール底a2の短手巾に対して所望長さで且
つ所望巾とするFRP等の合成樹脂等で成形した
平面矩形状のシート状物であり、凹部3−2内に
クツシヨン材7を収容した状態で取付鍔部3−1
をリベツト8止めすることによつてプール底a2全
面に、それぞれ平行に敷設固定されている。
して裏面に所定高さの凹部3−2を設けることに
よつて周縁部に段部3−3(間隙)を間接的に形
成し、プール底a2の短手巾に対して所望長さで且
つ所望巾とするFRP等の合成樹脂等で成形した
平面矩形状のシート状物であり、凹部3−2内に
クツシヨン材7を収容した状態で取付鍔部3−1
をリベツト8止めすることによつてプール底a2全
面に、それぞれ平行に敷設固定されている。
クツシヨン材7は若干の弾力性を有する合成樹
脂等の発泡材料を用いて、上記凹部2−2,3−
2の高さよりやや高い高さを有するシート状に形
成したもので、凹部2−2,3−2内に粘着収容
するか或は図示するように側壁仕上パネル2底壁
仕上パネル3が敷設される箇所に予め配置し、そ
のパネル2,3を敷設した際、自動的にその凹部
2−2,3−2内に収容できるようにする。
脂等の発泡材料を用いて、上記凹部2−2,3−
2の高さよりやや高い高さを有するシート状に形
成したもので、凹部2−2,3−2内に粘着収容
するか或は図示するように側壁仕上パネル2底壁
仕上パネル3が敷設される箇所に予め配置し、そ
のパネル2,3を敷設した際、自動的にその凹部
2−2,3−2内に収容できるようにする。
この底壁仕上パネル3,3相互間及び底壁仕上
パネル3と側壁仕上パネル2との相互間において
も側壁仕上パネル2,2相互間と同様に発泡性の
ポリエチレン,ウレタン等のテープ状物9を全長
に渉つて貼着してライニング材5を塗布する。
パネル3と側壁仕上パネル2との相互間において
も側壁仕上パネル2,2相互間と同様に発泡性の
ポリエチレン,ウレタン等のテープ状物9を全長
に渉つて貼着してライニング材5を塗布する。
尚、12は凹部1−3,2−4内に充填する充
填材、13はライニング材5上に塗布するゲルコ
ート層であり、14は段差をうめる為の樹脂製パ
テであり、この樹脂製パテ14を前記テープ状物
9の代りに充填し、その上にFRPライニング材
5を埋め込んでもよい。
填材、13はライニング材5上に塗布するゲルコ
ート層であり、14は段差をうめる為の樹脂製パ
テであり、この樹脂製パテ14を前記テープ状物
9の代りに充填し、その上にFRPライニング材
5を埋め込んでもよい。
ちなみに、本実施例においては底壁仕上パネル
3,側壁仕上パネル2,デツキボーダー仕上パネ
ル1の全高Xは全て6mmとし、改修壁を形成した
際、その改修壁が面一になるようになつており、
そして側壁仕上パネル2,デツキボーダー仕上パ
ネル1を圧着する際に、裏面の充填材6の反発圧
によつて側壁仕上パネル2自体が波をうつような
変形を起こすことがないように配慮され、また、
前記隙間10内にも充填材6が充填されて固化す
るから、永年使用によつて裏面の充填材に万が一
折損等が生じても、その隙間10内の厚肉な充填
材6部分が堰として作用し、プール水の流出や、
デツキa1−1に溢流した水の流入を阻止する利点
がある。
3,側壁仕上パネル2,デツキボーダー仕上パネ
ル1の全高Xは全て6mmとし、改修壁を形成した
際、その改修壁が面一になるようになつており、
そして側壁仕上パネル2,デツキボーダー仕上パ
ネル1を圧着する際に、裏面の充填材6の反発圧
によつて側壁仕上パネル2自体が波をうつような
変形を起こすことがないように配慮され、また、
前記隙間10内にも充填材6が充填されて固化す
るから、永年使用によつて裏面の充填材に万が一
折損等が生じても、その隙間10内の厚肉な充填
材6部分が堰として作用し、プール水の流出や、
デツキa1−1に溢流した水の流入を阻止する利点
がある。
尚、プール側壁コーナーの改修については、図
面に示すように平面L形を呈するデツキボーダー
仕上パネル1,側壁仕上パネル2を用いること言
うまでもなく、実施例ではアルミ製のプールを対
象として説明しているが、コンクリート製や、そ
の他の金属製プール,FRP製プールも対象とし
ていること言うまでもない。
面に示すように平面L形を呈するデツキボーダー
仕上パネル1,側壁仕上パネル2を用いること言
うまでもなく、実施例ではアルミ製のプールを対
象として説明しているが、コンクリート製や、そ
の他の金属製プール,FRP製プールも対象とし
ていること言うまでもない。
更に、本実施例ではプール全体の改修について
説明を加えているが、プール側壁のみの改修の場
合には、テープ状物9或いは樹脂製パテ14を側
壁仕上パネル2下縁と、既設プールにおけるプー
ル側壁a1と、プール底a2との境界部に貼着し、そ
の上をライニング材5を埋込固定するに止めれば
良い。
説明を加えているが、プール側壁のみの改修の場
合には、テープ状物9或いは樹脂製パテ14を側
壁仕上パネル2下縁と、既設プールにおけるプー
ル側壁a1と、プール底a2との境界部に貼着し、そ
の上をライニング材5を埋込固定するに止めれば
良い。
本考案は以上のように平面四角状を呈し裏面に
充填材を塗布したFRP等の合成樹脂製側壁仕上
パネルと、断面形を呈し裏面に充填材を塗布し
たFRP等の合成樹脂製デツキボーダー仕上パネ
ルとを用意し、上記側壁仕上パネルをプール側壁
全長にわたり間隔を介して夫々平行に圧着すると
共に、その間隔内にFRP等の合成樹脂製ライニ
ング材内のガラス繊維の落下を防止するテープ状
物を上記間隔上域部を残してほぼ全長にわたつて
配設することによつてその上域部分に充填材の流
入空間を形成し、該流入空間内に治具を抜差自在
に設け、該側壁仕上パネル相互間のテープ状物上
及び治具上にFRP等の合成樹脂製ライニング材
を埋込固定し、その側壁仕上パネル上端との間に
洩材確認間隔をおいてプール側壁全長にわたりデ
ツキボーダー仕上パネルを端縁を当接させて平行
に圧着して上記流入空間内に充填材を充填したの
で、下記の作用効果がある。
充填材を塗布したFRP等の合成樹脂製側壁仕上
パネルと、断面形を呈し裏面に充填材を塗布し
たFRP等の合成樹脂製デツキボーダー仕上パネ
ルとを用意し、上記側壁仕上パネルをプール側壁
全長にわたり間隔を介して夫々平行に圧着すると
共に、その間隔内にFRP等の合成樹脂製ライニ
ング材内のガラス繊維の落下を防止するテープ状
物を上記間隔上域部を残してほぼ全長にわたつて
配設することによつてその上域部分に充填材の流
入空間を形成し、該流入空間内に治具を抜差自在
に設け、該側壁仕上パネル相互間のテープ状物上
及び治具上にFRP等の合成樹脂製ライニング材
を埋込固定し、その側壁仕上パネル上端との間に
洩材確認間隔をおいてプール側壁全長にわたりデ
ツキボーダー仕上パネルを端縁を当接させて平行
に圧着して上記流入空間内に充填材を充填したの
で、下記の作用効果がある。
側壁仕上パネル相互間にライニング材を埋込
み固定すれば、改修側壁を形成できるから、ラ
イニング材の塗布面積が最小ですむ。
み固定すれば、改修側壁を形成できるから、ラ
イニング材の塗布面積が最小ですむ。
従つて、プール側壁の改修作業が容易であ
り、従来のように含浸,脱泡操作を有する
FRPのライニング材塗布作業を全面に渉つて
繰り返して行なう作業に比べて手間がかから
ず、工期が短くてすみ、経済的である。
り、従来のように含浸,脱泡操作を有する
FRPのライニング材塗布作業を全面に渉つて
繰り返して行なう作業に比べて手間がかから
ず、工期が短くてすみ、経済的である。
側壁仕上パネルとデツキボーダー仕上パネル
とに分割しているから、嵩ばらず、対象とする
改修用プールが室内設置型であつても楽に出入
口から搬入でき、持ち運び作業が簡単である。
とに分割しているから、嵩ばらず、対象とする
改修用プールが室内設置型であつても楽に出入
口から搬入でき、持ち運び作業が簡単である。
更に、デツキボーダー仕上パネルと、側壁仕
上パネルは夫々デツキボーダー部分及びプール
側面部分に洩材確認間隔をおいて圧着される
が、その際、その洩材確認間隔から洩材が洩れ
でることを確認できるようにしているので、プ
ール水の流出や、デツキ面へ溢流した水の流入
に最も機能する側壁仕上パネル上縁と、デツキ
ボーダー仕上パネル下縁との接続部のシール度
を確認できる。
上パネルは夫々デツキボーダー部分及びプール
側面部分に洩材確認間隔をおいて圧着される
が、その際、その洩材確認間隔から洩材が洩れ
でることを確認できるようにしているので、プ
ール水の流出や、デツキ面へ溢流した水の流入
に最も機能する側壁仕上パネル上縁と、デツキ
ボーダー仕上パネル下縁との接続部のシール度
を確認できる。
側壁仕上パネル相互間に埋込まれるライニン
グ材の裏側に形成される充填材の流入空間内に
デツキボーダー仕上パネルをデツキに圧着する
際に溢れでる充填材が流入して硬化する為、ラ
イニング材との結合面積が、増大するので、ラ
イニング材と、充填材との結合力が増し、両材
料が相互剥離することもなければ漏水の危険性
も確実に防止できる。
グ材の裏側に形成される充填材の流入空間内に
デツキボーダー仕上パネルをデツキに圧着する
際に溢れでる充填材が流入して硬化する為、ラ
イニング材との結合面積が、増大するので、ラ
イニング材と、充填材との結合力が増し、両材
料が相互剥離することもなければ漏水の危険性
も確実に防止できる。
依つて、所期の目的を達成できる。
図面は本考案プール側壁の改修構造の一実施例
を示し、第1図は断面斜視図で一部切欠して示
す、第2図は2−2断面図で一部省略して示す、
第3図は3−3断面図で流入部内に治具を差し込
み、ライニング材を塗布した状態を示す、第4図
は同3−3断面図で、デツキボーダー仕上パネル
を圧着する前の状態を示す、第5図は同3−3断
面図で改修後を示す、第6図,第7図は6−6,
7−7断面図である。 尚図中、a1……プール側壁、a2……プール底、
6……充填材、2……側壁仕上パネル、1……デ
ツキボーダー仕上パネル、4……洩材確認間隔、
5……ライニング材、9……テープ状物、101
……治具、100……流入空間、Y……間隔。
を示し、第1図は断面斜視図で一部切欠して示
す、第2図は2−2断面図で一部省略して示す、
第3図は3−3断面図で流入部内に治具を差し込
み、ライニング材を塗布した状態を示す、第4図
は同3−3断面図で、デツキボーダー仕上パネル
を圧着する前の状態を示す、第5図は同3−3断
面図で改修後を示す、第6図,第7図は6−6,
7−7断面図である。 尚図中、a1……プール側壁、a2……プール底、
6……充填材、2……側壁仕上パネル、1……デ
ツキボーダー仕上パネル、4……洩材確認間隔、
5……ライニング材、9……テープ状物、101
……治具、100……流入空間、Y……間隔。
Claims (1)
- 平面四角状を呈し裏面に充填材を塗布した
FRP等の合成樹脂製側壁仕上パネルと、断面
形を呈し裏面に充填材を塗布したFRP等の合成
樹脂製デツキボーダー仕上パネルとを用意し、上
記側壁仕上パネルを、プール側壁全長にわたり間
隔を介して夫々平行に圧着すると共に、その間隔
内にFRP等の合成樹脂製ライニング材内のガラ
ス繊維の落下を防止するテープ状物を上記間隔上
域部を残してほぼ全長にわたつて配設することに
よつてその上域部分に充填材の流入空間を形成
し、該流入空間内に治具を抜差自在に設け、該側
壁仕上パネル相互間のテープ状物上及び治具上に
FRP等の合成樹脂製ライニング材を埋込固定し、
その側壁仕上パネル上端との間に洩材確認間隔を
おいてプール側壁全長にわたりデツキボーダー仕
上パネルを端縁を当接させて平行に圧着して上記
流入空間内に充填材を充填したことを特徴とする
プール側壁の改修構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10980287U JPH0333901Y2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10980287U JPH0333901Y2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6414860U JPS6414860U (ja) | 1989-01-25 |
JPH0333901Y2 true JPH0333901Y2 (ja) | 1991-07-18 |
Family
ID=31346381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10980287U Expired JPH0333901Y2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0333901Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-07-16 JP JP10980287U patent/JPH0333901Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6414860U (ja) | 1989-01-25 |
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