JPH075159Y2 - 型枠締付け金具 - Google Patents
型枠締付け金具Info
- Publication number
- JPH075159Y2 JPH075159Y2 JP1989083173U JP8317389U JPH075159Y2 JP H075159 Y2 JPH075159 Y2 JP H075159Y2 JP 1989083173 U JP1989083173 U JP 1989083173U JP 8317389 U JP8317389 U JP 8317389U JP H075159 Y2 JPH075159 Y2 JP H075159Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wedge member
- groove
- sides
- wedge
- fitted
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンクリートの型枠の外側に配置される型枠
押さえ用のパイプ等を保持する型枠締付け金具に関す
る。
押さえ用のパイプ等を保持する型枠締付け金具に関す
る。
従来の型枠締付け金具10、12を第３図、第４図に示す
が、図に示すように型枠となる板材14から突出し、両側
に受け板15が配置された雄ねじ棒16（通常、セパレータ
ーという）に螺入する締付けロッド17を螺着し、支持部
材となる角パイプ18（あるいは丸パイプ）を配置した
後、当て金20、22を夫々配置し、上記締付けロッド17に
コッターとなる板状の楔部材24、26を装着し、上部をハ
ンマー等で叩き、当て金20、22を各パイプ18（あるいは
丸パイプ）に押しつけ、型枠を保持するようにしてい
た。
が、図に示すように型枠となる板材14から突出し、両側
に受け板15が配置された雄ねじ棒16（通常、セパレータ
ーという）に螺入する締付けロッド17を螺着し、支持部
材となる角パイプ18（あるいは丸パイプ）を配置した
後、当て金20、22を夫々配置し、上記締付けロッド17に
コッターとなる板状の楔部材24、26を装着し、上部をハ
ンマー等で叩き、当て金20、22を各パイプ18（あるいは
丸パイプ）に押しつけ、型枠を保持するようにしてい
た。
上記楔部材24、26は当て金20、22とは別物であって紛失
し易いので、第３図、第４図に示すように鎖28、30で当
て金20、22と連結する構造となっていた。
し易いので、第３図、第４図に示すように鎖28、30で当
て金20、22と連結する構造となっていた。
ところが、これらの型枠締付け金具10、12を収納する場
合、楔28、30が絡まり取り出し難く、更には鎖28、30で
楔部材24、26と当て金20、22とが連結されているので、
取扱いが不便であるという問題点があった。
合、楔28、30が絡まり取り出し難く、更には鎖28、30で
楔部材24、26と当て金20、22とが連結されているので、
取扱いが不便であるという問題点があった。
本考案はこのような事情に鑑みなされたもので、鎖等を
使用せず、従って取扱いが容易な型枠締付け金具を提供
することを目的とする。
使用せず、従って取扱いが容易な型枠締付け金具を提供
することを目的とする。
上記目的に沿う請求の範囲第１項記載の型枠締付け金具
は、中央部に締付けロッドが嵌入する孔が形成された当
て金と、上記締付けロッドの所定の位置に形成された縦
孔に嵌入する板状の楔部材とを有してなる型枠締付け金
具において、上記楔部材に両側より楔作用方向に有底の
溝を設け、該溝に両側から溝方向に少しの長さを有する
ガイド体を嵌入させて構成されている。
は、中央部に締付けロッドが嵌入する孔が形成された当
て金と、上記締付けロッドの所定の位置に形成された縦
孔に嵌入する板状の楔部材とを有してなる型枠締付け金
具において、上記楔部材に両側より楔作用方向に有底の
溝を設け、該溝に両側から溝方向に少しの長さを有する
ガイド体を嵌入させて構成されている。
請求の範囲第１項記載の型枠締付け金具は、楔部材の両
側に有底の溝を設け、該溝に両側から当て金を嵌入させ
ているので、これによって楔部材と当て金とが分離する
ことがない。
側に有底の溝を設け、該溝に両側から当て金を嵌入させ
ているので、これによって楔部材と当て金とが分離する
ことがない。
また、楔部材の両側には楔作用方向に溝を設けているの
で、該楔作用方向に移動して締付け作業を行うことがで
きる。
で、該楔作用方向に移動して締付け作業を行うことがで
きる。
そして、上記楔部材に荷重がかかった場合であっても、
上記溝は有底となって連結部を有するので、溝が荷重に
よって曲がる心配がない。
上記溝は有底となって連結部を有するので、溝が荷重に
よって曲がる心配がない。
続いて、添付する図面を参照しつつ、本考案を具体化し
た実施例につき説明し、本考案の理解に供する。
た実施例につき説明し、本考案の理解に供する。
ここに、第１図は本考案の一実施例に係る型枠締付け金
具の斜視図、第２図は第１図における矢視Ａ−Ａ断面図
である。
具の斜視図、第２図は第１図における矢視Ａ−Ａ断面図
である。
第１図及び第２図に示すように、本考案の一実施例に係
る型枠締付け金具32は、角パイプ用であって角パイプ33
の上端から角パイプ34の下端まで支える当て金35と、該
当て金35の中央部に形成されている孔に嵌入されている
締付けロッド36の縦孔37に嵌入する板状の楔部材38とを
有して構成されている。以下、これらについて詳しく説
明する。
る型枠締付け金具32は、角パイプ用であって角パイプ33
の上端から角パイプ34の下端まで支える当て金35と、該
当て金35の中央部に形成されている孔に嵌入されている
締付けロッド36の縦孔37に嵌入する板状の楔部材38とを
有して構成されている。以下、これらについて詳しく説
明する。
上記当て金35は、上端及び下端において内側に屈曲し、
角パイプ33、34を抱えるようになっていると共に、上部
及び下部には縦方向に補強用のリブ39が、中間部には両
側に折り曲げ部40が形成されて全体を縦方向に補強する
ようになっている。一方、上記楔部材38の両側には第２
図にも示すように縦溝41、42が形成され、両側からガイ
ド体43、44を嵌入させている。このガイド体43、44はこ
の実施例においては、当て金35の中央部にプレス加工に
よって形成しているが、別に製造して溶接することも可
能である。
角パイプ33、34を抱えるようになっていると共に、上部
及び下部には縦方向に補強用のリブ39が、中間部には両
側に折り曲げ部40が形成されて全体を縦方向に補強する
ようになっている。一方、上記楔部材38の両側には第２
図にも示すように縦溝41、42が形成され、両側からガイ
ド体43、44を嵌入させている。このガイド体43、44はこ
の実施例においては、当て金35の中央部にプレス加工に
よって形成しているが、別に製造して溶接することも可
能である。
このガイド体43、44の間隔は楔部材38の厚みより小さく
なって、縦溝41、42から脱落しないようになっていると
共に、その幅は縦溝41、42の長さに比較して充分短く、
充分に楔部材38が移動できるようになっている。
なって、縦溝41、42から脱落しないようになっていると
共に、その幅は縦溝41、42の長さに比較して充分短く、
充分に楔部材38が移動できるようになっている。
なお、当て金35の中央部には、長孔45が形成され、横広
状となった締付けロッド36がある程度自由に嵌入できる
ようになっている。従って、この型枠締付け金具32を使
用する場合には、所定の位置に締付けロッド36を装着し
た後、角パイプを第１図のように配置し、楔部材38を上
部に上げた状態で当て金35を締付けロッド36に嵌入し、
楔部材38を下げて締付けロッド36の縦孔37に楔部材38を
嵌入させる。
状となった締付けロッド36がある程度自由に嵌入できる
ようになっている。従って、この型枠締付け金具32を使
用する場合には、所定の位置に締付けロッド36を装着し
た後、角パイプを第１図のように配置し、楔部材38を上
部に上げた状態で当て金35を締付けロッド36に嵌入し、
楔部材38を下げて締付けロッド36の縦孔37に楔部材38を
嵌入させる。
この後、適当に楔部材38の上端をハンマー等で叩いて締
付けを行う。
付けを行う。
請求の範囲第１項記載の型枠締付け金具は以上の説明か
らも明らかなように、楔部材と当て金とが鎖を用いるこ
となく連結されているので、鎖によって絡まるというこ
とがない。
らも明らかなように、楔部材と当て金とが鎖を用いるこ
となく連結されているので、鎖によって絡まるというこ
とがない。
また、楔部材に両側より楔作用方向に有底の溝を設け、
該溝に両側からガイド体を嵌入させているので、上記楔
部材を締付けロッドの縦孔に挿入することが容易となる
他、上記楔部材に過大な荷重がかかっても溝が押し潰さ
れて変形することがない。
該溝に両側からガイド体を嵌入させているので、上記楔
部材を締付けロッドの縦孔に挿入することが容易となる
他、上記楔部材に過大な荷重がかかっても溝が押し潰さ
れて変形することがない。
そして、ガイド体は溝方向に長さを有するので、楔部材
の移動方向が抜き差し方向のみとなり、従来の楔部材が
自由に動く型枠締付け金具に比較して操作が簡単とな
る。
の移動方向が抜き差し方向のみとなり、従来の楔部材が
自由に動く型枠締付け金具に比較して操作が簡単とな
る。
第１図は本考案の一実施例に係る型枠締付け金具の斜視
図、第２図は第１図における矢視Ａ−Ａ断面図、第３図
及び第４図は従来例に係る型枠締付け金具の斜視図であ
る。 〔符号の説明〕 32……型枠締付け金具、33、34……角パイプ、35……当
て金、36……締付けロッド、37……縦孔、38……楔部
材、39……リブ、40……折り曲げ部、41、42……縦溝、
43、44……ガイド体、45……長孔
図、第２図は第１図における矢視Ａ−Ａ断面図、第３図
及び第４図は従来例に係る型枠締付け金具の斜視図であ
る。 〔符号の説明〕 32……型枠締付け金具、33、34……角パイプ、35……当
て金、36……締付けロッド、37……縦孔、38……楔部
材、39……リブ、40……折り曲げ部、41、42……縦溝、
43、44……ガイド体、45……長孔
Claims (1)
- 【請求項１】中央部に締付けロッドが嵌入する孔が形成
された当て金と、上記締付けロッドの所定の位置に形成
された縦孔に嵌入する板状の楔部材とを有してなる型枠
締付け金具において、上記楔部材に両側より楔作用方向
に有底の溝を設け、該溝に両側から溝方向に少しの長さ
を有するガイド体を嵌入させたことを特徴とする型枠締
付け金具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989083173U JPH075159Y2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | 型枠締付け金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989083173U JPH075159Y2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | 型枠締付け金具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0324548U JPH0324548U (ja) | 1991-03-13 |
| JPH075159Y2 true JPH075159Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=31630615
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989083173U Expired - Fee Related JPH075159Y2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | 型枠締付け金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH075159Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07119295A (ja) * | 1993-10-25 | 1995-05-09 | Morimoto Komuten:Kk | 大型パネル用当り板 |
| JP7353691B1 (ja) * | 2022-06-29 | 2023-10-02 | 株式会社ビーイング・ワン | 型枠パネルの組立補助部材 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4945378U (ja) * | 1972-07-21 | 1974-04-20 | ||
| JPS5148537A (ja) * | 1974-10-23 | 1976-04-26 | Marui Sangyo Kk | Konkuriitogatawakushimetsukekanaguno zagu |
-
1989
- 1989-07-15 JP JP1989083173U patent/JPH075159Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0324548U (ja) | 1991-03-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |