JPH0751452Y2 - 横型製袋充填包装機の物品供給コンベヤ - Google Patents

横型製袋充填包装機の物品供給コンベヤ

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JPH0751452Y2
JPH0751452Y2 JP1991039023U JP3902391U JPH0751452Y2 JP H0751452 Y2 JPH0751452 Y2 JP H0751452Y2 JP 1991039023 U JP1991039023 U JP 1991039023U JP 3902391 U JP3902391 U JP 3902391U JP H0751452 Y2 JPH0751452 Y2 JP H0751452Y2
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conveyor
supply conveyor
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清 世古
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株式会社フジキカイ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、横型製袋充填包装機
の物品供給コンベヤに関し、更に詳細には、包装機本体
に対して物品供給コンベヤを着脱自在に連結し得るよう
構成し、該コンベヤの清掃やメンテナンス等の作業を容
易になし得るようにした物品供給コンベヤに関するもの
である。
【0002】
【従来技術】例えば、製袋器を通過して筒状に成形され
たフィルム中に被包装物を順次供給すると共に、この被
包装物を封入した筒状フィルムにおける長手方向両端縁
部の重合面に縦方向のセンターシールを施し、更に筒状
フィルムの被包装物を挟む前後に横方向のエンドシール
・切断を夫々施して、所要の包装体を連続的に製造する
ようにした横型製袋充填包装機が広く知られている。こ
の包装機には、被包装物を一定間隔毎に包装機本体に供
給する物品供給コンベヤが不可欠となっている。物品供
給コンベヤは、例えば無端チェンで構成され、この無端
チェンに所定間隔で取付けた多数のアタッチメントによ
り、被包装物を一定間隔で包装機本体に向け順次供給す
るようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記の横型製袋充填包
装機においては、物品供給コンベヤのみが被包装物と直
接接触する個所であるため、殊に食品等の包装に関して
は、衛生維持の観点から供給コンベヤを常に清潔に保つ
ことが不可欠であり、従来より蒸気洗浄や水洗い等の清
掃が頻繁に行なわれている。この場合において、包装機
本体に配設されるコンベヤを蒸気洗浄または水洗いする
際に、該蒸気や水が包装機本体側に飛散することは避け
られず、これが本体に配設された電気系統や駆動系統に
トラブルを来たす原因となっている。このため、蒸気洗
浄や水洗いを頻繁に行なう必要のある包装機では、包装
機本体に配設される電気系統や駆動系統を防水構造とす
る対策が採られる。しかし、蒸気や水が飛散するおそれ
のある部位の電気系統や駆動系統に防水対策を施すと、
製造コストが大幅に嵩む欠点が指摘される。
【0004】また、前記アタッチメントにより被包装物
を供給する場合、ユーザー側のオーダ変更によって、搬
送するべき被包装物の長さが大きく変化すると、直前の
オーダで使用していたアタッチメント間隔では追従し得
なくなる。この場合には、物品供給コンベヤから無端チ
ェンを取外し、別のアタッチメント間隔に設定した無端
チェンと交換する必要があり、この交換作業の間は包装
機の稼動を中止しなければならず、製造能率が低下する
問題があった。しかるに現今の如く、煩雑な小ロット生
産に伴なうオーダ変更に対応する必要がある包装業界で
は、その交換作業におけるサイクルタイムの短縮化が重
要であり、この点において従来の包装機はその要請に充
分に応えるものではなかった。
【0005】
【考案の目的】この考案は、前述した物品供給コンベヤ
に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決する
べく提案されたものであって、包装機本体に配設された
電気系統や駆動系統に防水対策を施すことなく、物品供
給コンベヤの洗浄を簡単に行なうことができ、併せてオ
ーダ変更に伴なう包装機の休止時間を短縮して製造能率
を向上させ得る物品供給コンベヤを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本考案は、筒状成形されるフィル
ム中に被包装物を順次供給し、この被包装物が封入され
たフィルムの長手方向端縁部を縦シールすると共に、筒
状フィルムの被包装物を挟む前後を横シールする横型製
袋充填包装機において、前記被包装物を一定間隔で包装
機本体に向けて供給する搬送体を備え、該本体と独立し
て着脱自在に連結される物品供給コンベヤと、前記物品
供給コンベヤに配設され、該コンベヤを包装機本体に連
結させるべく近接移動させた際に、包装機本体に設けた
案内部材に係合案内されて所定の位置決めがなされる案
内ローラと、前記物品供給コンベヤに配設され、該コン
ベヤを包装機本体に対して位置決めした際に、包装機本
体に設けた駆動系と係合して前記搬送体の動力伝達を可
能とする駆動伝達手段と、前記位置決め完了後に包装機
本体と物品供給コンベヤとを解除自在に固定する固定手
段とから構成したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】次に、本考案に係る横型製袋充填包装機の物
品供給コンベヤにつき、好適な実施例を挙げて、添付図
面を参照しながら以下説明する。なお、説明の便宜上、
「上流」、「下流」とは、物品供給方向に対して指称するも
のとする。
【0008】図1および図2に示す如く、横型製袋充填
包装機10における本体12の上流側端部には、本体1
2に設けた製袋器14により筒状に成形した筒状フィル
ム中に被包装物(何れも図示せず)を順次供給する物品供
給コンベヤ16が、本体12と独立して着脱自在に連結
されるよう構成されている。
【0009】包装機本体12の上流側端部には、図4に
示す如く、物品供給方向と交差する方向に所定間隔離間
する一対の装着部18,18が形成され、両装着部18,
18間に物品供給コンベヤ16の連結体20が嵌挿位置
決めされるよう構成されている。一方の装着部18にお
ける内側面(他方の装着部18を指向する面)には、図1
に示す如く、他方の装着部18に向けて突出する固定軸
22が配設され、この固定軸22に第1の従動歯車24
と第2の従動歯車26とが軸方向に並列的に枢支され、
固定軸22に対して両従動歯車24,26が一体的に回
転するよう構成されている。
【0010】また、当該装着部18における固定軸22
の配設位置の上部に、該固定軸22と平行な駆動軸28
が回転自在に枢支され、この駆動軸28の内側に突出す
る端部に、前記第2の従動歯車26と噛合する第3の従
動歯車30が一体回転可能に配設してある。更に、駆動
軸28の他方の端部に駆動歯車32が一体回転可能に配
設され、該駆動歯車32は本体12に配設した駆動モー
タ(図示せず)に適宜の手段を介して接続されている。す
なわち、駆動モータを駆動することにより、駆動歯車3
2,第3の従動歯車30を介して第2の従動歯車26お
よび第1の従動歯車24が回転する。
【0011】前記装着部18,18の対向面には、図4
に示す如く、前記固定軸22の配設位置より上流側に、
物品供給方向に所定長さに亘って延在する案内部材3
4,34が対向的に配設されている。案内部材34の上
面には、図6に示す如く、長手方向の略中央から上流側
に向けて下方傾斜するテーパ部34aと、該テーパ部3
4aの傾斜上端から水平に延在する水平部34bとが形
成されると共に、案内部材34の下流側端部には上方に
向けて突設した垂直部34cが形成される。そして、物
品供給コンベヤ16に配設したローラ36,36(後述)
は、両案内部材34,34の上面に沿って垂直部34c,
34cに当接する位置まで案内されるよう構成されてい
る(図4参照)。
【0012】前記物品供給コンベヤ16は、所定長さ寸
法のコンベヤ本体38と、該本体38の下流側端部に配
設した連結体20とから構成され、連結体20が前記装
着部18,18間に嵌挿されるようになっている。コン
ベヤ本体38には、図2に示す如く、物品供給方向に所
定間隔離間して脚40,40が垂設され、各脚40の下
端にキャスター42が配設されている。また図示しない
が、物品供給方向と交差する方向にも対応的にキャスタ
ー42を備えた脚40,40が配設され、コンベヤ本体
38は4個のキャスター42で移動自在に支持されるよ
うになっている。なお、下流側に位置する脚40の高さ
寸法は、上流側に位置する脚40の高さ寸法よりも短く
設定され、両脚40,40のキャスター42,42が床面
に接地している状態では、コンベヤ16の物品搬送面は
下流側に向かって下方傾斜するよう構成されている(図
3参照)。更に、上流側に位置するキャスター42に
は、固定および固定解除可能な公知のストッパー(図示
せず)が配設され、包装機本体12に物品供給コンベヤ
16を連結した際に、該コンベヤ16が容易に移動する
のを防止し得るようになっている。
【0013】図4に示す如く、コンベヤ本体38には、
その上面(物品搬送面)中央に物品供給方向の略全長に亘
って通路43が形成され、コンベヤ16に配設した無端
チェン64のアタッチメント50(後述)は、該通路43
から上方に突出した状態で走行するようになっている。
【0014】前記連結体20は、図1に示す如く、物品
供給方向と交差する方向に所定間隔離間し、上端部が相
互に対向する方向に水平に折曲された一対の側板44,
45から構成される。一方の側板45には、図1に示す
如く、他方の側板44に向けて突出する軸受体52が配
設され、該軸受体52に、前記包装機本体12に配設し
た固定軸22と平行な第1の従動軸54が回転自在に枢
支されている。この第1の従動軸54には、前記通路4
3の延長線の下方に臨む位置にスプロケット56が一体
回転可能に配設される。また、軸受体52の底部に別の
軸受体58が垂設され、該軸受体58に第1の従動軸5
4と平行な第2の従動軸60が回転自在に枢支されてい
る。第2の従動軸60における軸受体58から他方の側
板44に向けて突出する端部にスプロケット62が一体
回転可能に配設され、該スプロケット62および前記ス
プロケット56に無端チェン64が巻掛けられている。
なお、この無端チェン64は、コンベヤ本体38の上流
側端部に配設したスプロケット(図示せず)にも共通的に
巻掛けられ、該無端チェン64は、前記通路43の下方
を走行するよう構成されている。
【0015】図6に示す如く、無端チェン64には、走
行方向に一定間隔毎にアタッチメント50が配設され、
該アタッチメント50は、その上端部が前記通路43か
ら上方に突出した状態で走行するよう構成されている。
すなわち、コンベヤ16の物品搬送面に載置された被包
装物は、通路43から突出するアタッチメント50によ
り下流側に向けて移送される。
【0016】前記第2の従動軸60におけるスプロケッ
ト62の配設側と反対の端部に、連結歯車66が一体回
転可能に配設され、この連結歯車66は、物品供給コン
ベヤ16を包装機本体12に連結した際に、前記第1の
従動歯車24に噛合するよう構成されている(図6参
照)。従って、包装機本体12に配設した駆動モータを
駆動することにより、前記ギヤ列を介して第2の従動軸
60が回転し、スプロケット62に巻掛けられた無端チ
ェン64が走行する。
【0017】前記側板44,45の対向面には、前記軸
受体52の配設位置より上流側に、案内ローラ36が夫
々回転自在に枢支され、このローラ36,36は、前記
装着部18,18に配設した案内部材34,34の上面に
載置されるよう構成されている。また両案内ローラ3
6,36が、図6に示す如く、案内部材34,34の垂直
部34c,34cに当接した際に、前記第1の従動歯車
24に連結歯車66が噛合するよう設定されている。ま
たその際には、図2に示す如く、前記コンベヤ本体38
の下流側に配設したキャスター42が床面から上方に離
間すると共に、物品搬送面が水平となるよう設定してあ
る。なお、下流側のキャスター42が床面から離間する
ことにより、コンベヤ本体38における下流側の重量は
ローラ36,36で支持される。
【0018】前記コンベヤ本体38の物品供給方向と交
差する両側面には、図4および図5に示す如く、外方に
向かって傾斜状態で突出する固定板68が夫々配設さ
れ、この固定板68には外端縁で開放するスリット68
aが形成されている。また、前記包装機本体12におけ
る各装着部18の上流側端部には、各固定板68と対応
する固定板70が傾斜状態で配設され、前記ローラ36
が案内部材34の垂直部34cに当接した際に、対応す
る固定板68,70が相互に当接するよう構成されてい
る。装着部18の固定板70には、外端縁で開放するス
リット70aが形成されると共に、一端を枢支したボル
ト72が配設され、該ボルト72を固定板68,70の
スリット68a,70aに挿通してナット74を締付け
ることにより、両固定板68,70は強固に固定され
る。そしてこれにより、包装機本体12に対して物品供
給コンベヤ16を確実に位置決め固定し得るものであ
る。なお、包装機本体12に配設した固定板70,70
は、該本体12の装着部18,18間にコンベヤ16の
連結体20を挿入する際の案内としても機能する。
【0019】ここで、前記包装機10は、物品供給コン
ベヤ16を駆動する第1のモータと、包装用フィルムを
繰出す第2のモータと、筒状フィルムに横シールを施す
シール機構を駆動する第3のモータとを備え、各種の作
動機構を個別のモータによって同期駆動制御するよう構
成されている。この場合において、包装機本体12に対
して物品供給コンベヤ16を着脱した際には、該コンベ
ヤ16による被包装物の供給タンミングが、包装機本体
側の各種の作動機構とズレることがある。そこで、物品
供給コンベヤ16には、物品供給タイミングと各種作動
機構との同期を図る手段が設けられている。すなわち、
前記物品供給コンベヤ16の適宜位置に、図1に示す如
く、例えば投光器76aと受光器76bとからなる光電
式のタイミングセンサ76が配設され、このセンサ76
はアタッチメント50の通過を検出して、その信号を包
装機本体12の制御回路(図示せず)に入力するようにな
っている。そして、該信号により被包装物の供給タイミ
ングと、包装機本体側における各種の作動機構(例えば
横シール機構)との同期を図る制御が行なわれる。
【0020】また、物品供給タイミングと各種作動機構
との同期を図る別の手段としては、包装機本体12の所
定位置に目印を付しておき、該本体12に物品供給コン
ベヤ16を連結する際に、目印の位置に無端チェン64
に配設したアタッチメント50を一致させるようにす
る。これにより、各種作動機構とアタッチメント50に
よる物品供給タイミングとを同期させることが可能とな
る。なお、図1において符号78は、アタッチメント5
0により移送される被包装物の左右方向の位置規制を行
なうガイドであって、対向する両ガイド78,78は被
包装物の寸法によって位置調節し得るよう構成されてい
る。
【0021】
【実施例の作用】次に、実施例に係る物品供給コンベヤ
の作用につき説明する。物品供給コンベヤ16が製品カ
スにより汚れた場合には、先ず包装機本体12の駆動モ
ータを停止し、図6に示す如く、本体側に配設したギヤ
列を介して動力が伝達されている無端チェン64の走行
を停止させる。
【0022】次に、前記固定板68,70の固定を解除
すると共に、コンベヤ本体38の上流側に配設したキャ
スター42のストッパーによる固定を解除する。このコ
ンベヤ本体38を、包装機本体12から離間する方向に
移動させると、図7に示す如く、前記案内部材34の水
平部34bに載置されていた案内ローラ36がテーパ部
34aに移行することにより、該本体38の下流端部は
所定高さだけ下降し、下流側のキャスター42が床面に
接地する。これにより、包装機本体12から物品供給コ
ンベヤ16が取外されるので、該コンベヤ16を所定の
洗浄個所まで移動させて蒸気洗浄や水洗いを行なうこと
ができる。
【0023】次に、物品供給コンベヤ16の洗浄が完了
し、該コンベヤ16を包装機本体12に連結する場合
は、先ずコンベヤ16における連結体20を、図5に示
す如く、包装機本体12における両装着部18,18の
間に臨ませる。この状態で物品供給コンベヤ16を前進
(包装機本体12に向けて移動)させると、連結体20の
側板44,45に配設した一対の案内ローラ36,36
が、前記案内部材34,34のテーパ部34a,34aに
当接する(図7参照)。更に物品供給コンベヤ16を前進
させると、案内ローラ36は対応のテーパ部34aに沿
って移動し、水平部34bに到る。なお、案内ローラ3
6が水平部34bに位置した状態では、図2に示す如
く、コンベヤ本体38の下流側に配設したキャスター4
2は床面から上方に離れ、物品供給コンベヤ16の物品
搬送面は水平になる。また、コンベヤ16の下流側の重
量は案内ローラ36,36で支持されることとなる。
【0024】前記案内ローラ36が案内部材34の水平
部34bを移動して前記垂直部34cに当接すると、物
品供給コンベヤ16の移動が阻止され、包装機本体12
に対する物品供給コンベヤ16の位置決めがなされる。
また、コンベヤ16に配設した連結歯車66は、図6に
示す如く、包装機本体12の第1の従動歯車24と噛合
し、これにより駆動モータからの動力が無端チェン64
に伝達可能となる。
【0025】このように、包装機本体12に対する物品
供給コンベヤ16の位置決めがなされた後、前記固定板
68,70をボルト72およびナット74により固定す
ると共に、コンベヤ16のキャスターをストッパにより
固定する。これにより、物品供給コンベヤ16は包装機
本体12に確実に位置決め固定される。
【0026】次いで、包装機本体12に配設した駆動モ
ータを駆動することにより、前記ギヤ列を介してコンベ
ヤ16の無端チェン64に一定間隔毎に配設されたアタ
ッチメント50が走行し、前記タイミングセンサ76が
アタッチメント50の通過を検出してこれを制御回路に
入力する。この結果、コンベヤ16からの被包装物の供
給タイミグと、包装機本体12における各種作動機構と
の同期調整が行なわれる。
【0027】このように、包装機本体に対して物品供給
コンベヤを独立して着脱自在に連結し得るよう構成した
ので、例えばオーダ変更に伴なって無端チェンのアタッ
チメント間隔を変更する場合は、予めアタッチメント間
隔が異なる無端チェンを装着した別の物品供給コンベヤ
を準備しておき、オーダ変更に際しては物品供給コンベ
ヤ自体を交換することにより対応することができる。
【0028】(別実施例について)次に、図8〜図11は
本考案の別実施例を示すものであって、コンベヤ本体3
8の下流側端部の幅寸法は、前記包装機本体12の装着
部18,18間に嵌挿し得る寸法に設定されている。コ
ンベヤ本体38には、図8および図11に示す如く、複
数のステー98を介して一対の側板44,45が物品給
送方向に所定間隔離間して配設され、各側板44,45
は装着部18,18と平行に臨んでいる。そして、側板
44,45における対応する装着部18,18に指向する
外側面に、案内ローラ36が夫々回転自在に枢支されて
いる。また装着部18,18には、内側に向けて水平に
延出する支持板80,80が配設され、各支持板80の
先端に配設した案内部材34に、対応する案内ローラ3
6が載置されるよう構成されている。
【0029】案内部材34の上面には、図9に示す如
く、長手方向の上流側端部において上流側に向けて下方
傾斜するテーパ部34aが形成されると共に、該テーパ
部34aの傾斜上端から下流側に向けて水平に延在する
水平部34bが形成されている。また、水平部34bの
適宜位置に切欠部34dが形成され、案内部材34の上
面を移動する案内ローラ36は、最終的に該切欠部34
dに係合することにより位置決めされる。
【0030】ここで、別実施例に係るコンベヤ本体38
は、該本体38に配設した全て(4本)の脚40のキャス
ター42が床面に接地した状態で、物品搬送面が水平と
なるよう設定されている。このため、前記案内部材34
における切欠部34dの床面からの高さ寸法は、該切欠
部34dに案内ローラ36が係合した際に、コンベヤ本
体38に配設した全てのキャスター42が床面に接地す
るよう設定される。すなわち、物品供給コンベヤ16を
包装機本体12に連結した状態において、該コンベヤ1
6は4個のキャスター42で支持されるようになってい
る。
【0031】前記一方の側板45には、図11に示す如
く、コンベヤ本体38の下流側端部から外方に延出する
延出部45aが一体形成され、この延出部45aにブラ
ケット82が上下方向に位置調整自在に配設されてい
る。ブラケット82には、物品供給方向と交差する第1
の従動軸54が回転自在に枢支され、該従動軸54のコ
ンベヤ中心に臨む位置に、スプロケット56が一体回転
可能に配設されている。また、延出部45aにおけるブ
ラケット82の配設位置の下方に、第1の従動軸54と
平行な第2の従動軸60が回転自在に枢支してある。こ
の従動軸60の他方の側板44を指向する端部にスプロ
ケット62が配設され、該スプロケット62と前記スプ
ロケット56とにアタッチメント50を備えた無端チェ
ン64が巻掛けられるようになっている。
【0032】前記第2の従動軸60の装着部18を指向
する端部に、従動歯車84が該従動軸60を介して前記
スプロケット62と一体回転可能に配設されている。ま
た、側板45の延出部45aに第3の従動軸86が回転
自在に枢支され、該従動軸86の装着部18を指向する
端部に、従動歯車84と噛合する連結歯車88が一体的
に回転するよう配設される。
【0033】前記ギヤ列が配設される側板45の延出部
45aと対向する装着部18には、図10に示す如く、
駆動軸28が回転自在に枢支され、該駆動軸28の延出
部45aを指向する端部に、前記連結歯車88に噛合可
能な従動歯車90が一体的に回転するよう配設される。
そして、駆動軸28は、包装機本体12に配設した駆動
モータ(図示せず)により回転駆動されるようになってい
る。すなわち、駆動モータを駆動することにより、従動
歯車90を介して側板45に配設したギヤ列に駆動が伝
達され、前記無端チェン64を走行駆動するよう構成さ
れている。
【0034】図8に示す如く、包装機本体12の一方の
装着部18には、雌ねじ孔92aを形成したブラケット
92が適宜の手段を介して固定され、該雌ねじ孔92a
に、固定ハンドル94に形成した雄ねじ部94aが螺挿
されるよう構成されている。また、コンベヤ本体38に
は、物品供給コンベヤ16を包装機本体12に対して位
置決め(案内ローラ36が切欠部34aに係合した位置)
した際に、前記ブラケット92と対応する位置に固定板
96が配設される。この固定板96には、ブラケット9
2の雌ねじ孔92aと対応する切欠部96aが形成さ
れ、該切欠部96aと雌ねじ孔92aとが一致した状態
(図9参照)で、固定ハンドル94の雄ねじ部94aを固
定板96の切欠部96aに挿通した状態で雌ねじ孔94
aに螺着することにより、固定板96はブラケット92
に位置決め固定される。これにより、包装機本体12に
対する物品供給コンベヤ16の位置決め固定が確実にな
される。なお、実施例では前記固定ハンドル94による
固定手段を、包装機本体12の一側にのみ配設したが、
両側に設けてもよい。また、前記キャスター42にスト
ッパーを設けるようにしてもよい。
【0035】前記コンベヤ本体38の下流側端部には、
図11に示す如く、その幅方両端部にガイド体99,9
9が配設される。各ガイド体99における対応する装着
部18を指向する外側面には、下流側に向かうにつれて
装着部18から離間するテーパが形成され、このガイド
体99,99は、コンベヤ本体38を包装機本体12の
両装着部18,18間に嵌挿する際のガイドとして機能
する。
【0036】
【考案の効果】以上説明した如く、本考案に係る横型製
袋充填包装機の物品供給コンベヤによれば、物品供給コ
ンベヤを包装機本体に対して独立して簡単に着脱自在に
連結し得るよう構成したので、包装機本体から供給コン
ベヤを取外して蒸気洗浄または水洗いすることができ
る。すなわち、包装機本体側の電気系統や駆動系統に防
水対策を施す必要がなく、製造コストを低廉に抑えるこ
とができる。
【0037】また、被包装物のオーダ変更に伴ないサイ
ズ変更を行なう場合は、予め用意した予備の物品供給コ
ンベヤと交換するのみでよいので、オーダ変更に伴なう
包装機の休止時間を大幅に短縮して製造能率を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る横型製袋充填包装機における包装
機本体と物品供給コンベヤとの連結部を示す縦断正面図
である。
【図2】実施例に係る横型製袋充填包装機の側面図であ
る。
【図3】実施例に物品供給コンベヤの側面図である。
【図4】包装機本体と物品供給コンベヤとの連結部を示
す一部切欠平面図である。
【図5】包装機本体と物品供給コンベヤとの連結部を示
す概略斜視図である。
【図6】包装機本体と物品供給コンベヤとを連結した状
態で示す説明図である。
【図7】包装機本体と物品供給コンベヤとを外した状態
で示す説明図である。
【図8】別実施例に係る物品供給コンベヤの縦断正面図
である。
【図9】別実施例に係る物品供給コンベヤと包装機本体
とを連結した状態で示す説明図である。
【図10】別実施例に係る物品供給コンベヤと包装機本
体との動力伝達系を示す説明図である。
【図11】別実施例に係る物品供給コンベヤと包装機本
体との連結部を示す一部切欠平面図である。
【符号の説明】
10 横型製袋充填包装機 12 包装機本体 24 第1の従動歯車 26 第2の従動歯車 30 第3の従動歯車 32 駆動歯車 34 案内部材 36 案内ローラ 50 アタッチメント 62 スプロケット 64 無端チェン 66 連結歯車 68 固定板 70 固定板 72 ボルト 74 ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状成形されるフィルム中に被包装物を
    順次供給し、この被包装物が封入されたフィルムの長手
    方向端縁部を縦シールすると共に、筒状フィルムの被包
    装物を挟む前後を横シールする横型製袋充填包装機にお
    いて、前記被包装物を一定間隔で包装機本体に向けて供
    給する搬送体を備え、該本体と独立して着脱自在に連結
    される物品供給コンベヤと、前記物品供給コンベヤに配
    設され、該コンベヤを包装機本体に連結させるべく近接
    移動させた際に、包装機本体に設けた案内部材に係合案
    内されて所定の位置決めがなされる案内ローラと、前記
    物品供給コンベヤに配設され、該コンベヤを包装機本体
    に対して位置決めした際に、包装機本体に設けた駆動系
    と係合して前記搬送体の動力伝達を可能とする駆動伝達
    手段と、前記位置決め完了後に包装機本体と物品供給コ
    ンベヤとを解除自在に固定する固定手段とから構成した
    ことを特徴とする横型製袋充填包装機の物品供給コンベ
    ヤ。
JP1991039023U 1991-04-25 1991-04-25 横型製袋充填包装機の物品供給コンベヤ Expired - Lifetime JPH0751452Y2 (ja)

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JP2011241027A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Fuji Machinery Co Ltd 包装機における物品供給装置
JP2015157032A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 株式会社アイホー トレイ搬送装置および食器洗浄システム

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