JP2011241027A - 包装機における物品供給装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】定速回転する回転体12に所定の角度間隔で支持されるアーム20を有していて、回転体12が回転中において前記アーム20を回動させて、物品を吸着した吸着具25を、前記支持位置より前記回転体12の中心に近づけてから、該吸着具25を第2コンベヤ2の搬送方向に向けて移動させて物品を載置した後、該物品を載置したときの前記回転体の中心と支持位置16とを結ぶ線分に対するアームの角度より大きく広がるようにアーム20を回動させて、前記物品保持領域物品の物品を吸着する。
【選択図】図1
Description
先行技術文献(特開2006−160416号公報)には、CCDカメラ等の撮像手段で撮像した情報に基づき、1つのアームを回動させて、搬送方向における左右前後に不規則な間隔で搬送される物品の中から、特定の物品を吸着して、物品が同じ方向を向くように第2コンベヤに移すことが示されている。
物品の効率的な受け渡しを行うためには、最高処理能力を備えた水平多関節ロボットなどを使用しても、包装機の処理能力が、例えば、200包/分以上の高速仕様の場合、確実に物品を包装機に載置することは困難である。
そこで、本願発明は、搬送方向における左右前後に不規則な間隔で搬送される第1コンベヤ上の物品を、高速で、確実に下流に設置の第2コンベヤに載置し得る包装機における物品供給装置を提供するものである。
回転体が回転中において前記アームが各支持位置より前記回転体の中心に近くなる位置になる角度に回動した吸着具を、第2コンベヤの搬送方向に沿って移動させて物品を載置すると共に、物品を載置したときの角度より大きくアームを回動させて、前記物品保持領域の物品を吸着保持する。
物品供給装置についての図1(a)の略平面図,図1(b)の第2コンベヤの略正面図、図2の略正面図を参照して説明すると、物品供給装置は、搬送方向における左右前後に不規則な間隔で、例えば、煎餅などの欠けやすい略円盤状の物品や方向性を有した形状の物品など、所定速度で搬送するベルトからなる第1コンベヤ1と、所定間隔ごとに配設されている仕切り部材30の間に1個の物品を載置して筒状のフィルム中に供給する第2コンベヤと、第1コンベヤ上の物品を吸着具25で吸着して第2コンベヤ上に載置するロボット10を備える。
前記各支持部13にはサーボモータ15が固定してあり、このサーボモータ15によって、回転体12に設置の軸受け体18で軸支されている回動軸16を回動する。また、この回動軸16には、サーボモータ21で昇降可能なアーム20が取り付けてある。
尚、サーボモータ15によって、アーム20は前記回動軸16を中心に水平方向に回動軸16と共に所定角度を回動し、該回動角は、隣接するアーム20に接触しないように設定してある。
物品保持領域(C)は、回転体12の回転によりアーム20が移動しながら、アーム20自身が所定角度の範囲で回動して物品Pを吸着保持し得ることと、吸着した物品Pを第2コンベヤ2に載置する準備を完了し得る条件を加味して、物品認識領域(E)より面積が狭く、第1コンベヤ1の左右に広がった物品をいずれも吸着保持し得る領域に設定されている。
物品認識領域(E)においては、前後左右不規則に広がって搬送されてくるそれぞれの物品Pの状態が物品検出手段(図示略)によって検出され、ロボットコントローラに送信される。なお、物品検出手段としては、CCD、ラインセンサ,X線などのいずれかの検出方式を採用することが望ましい。
尚、物品検出手段で検出された複数の物品Pの処理順序は、高速処理のため、それぞれのアーム20の支持位置より回転体12の中心に近くなる後述する最小角度θ1より大きな角度にアーム20を回動させて、物品保持領域(C)内の複数の物品Pのうち、アーム20の回動軌跡において隣り合う物品Pと接触することがなく、且つ、回転体12の回転方向で最も遠い物品Pから順次、吸着具25で吸着保持するように決定される。
例えば、配列された物品Pが4個の場合、図3(A)(B)(C)に示すように、番号を付した順であり、吸着する物品Pは、回転体12の回転方向において最も遠い物品Pからであり、回転体12が高速回転を継続しても、物品Pを吸着する瞬間や物品Pを上昇させる瞬間に物品同士の衝突を回避し得る。
このとき、吸着具25は、アーム20を回動させた際に、第1コンベア1上の物品Pにぶつからない程度の高さに位置が変更されている。
なお、本例では、回転体12が高速回転しているため、吸着具25が物品Pに接触する際に、物品Pが回転方向に跳び出さないように、アーム20が吸着予定の位置(Xk,Yk)に対応する回動角θより、回転体12の回転方向における前方側に進んだ回動角(θ+α)(例えば、αは5°:図1(a)の準備完了位置(B)参照)に回動され、位置(Xk,Yk)で吸着する前後のタイミングで、図4に示すように、アーム20が回動角(θ+α)から回動角(θ−α)に回動される。このことで、吸着具25と物品の相対速度は、相殺、あるいは低減されることになり、物品Pを安定して吸着保持し得るようになる。
このため、吸着具25が物品Pに接触したとき、先端が折れ曲がることなく確実に吸着することができる。さらには、吸着具25の蛇腹状に形成された先端部分が、物品吸着によって縮んだときに、両側のバネ材28が物品Pに当接して物品姿勢を安定させることによって、物品Pが確実に吸着保持される。
この速度の減速は、第2コンベヤ2が各物品を搬送するタイミングに同期させるためであり、且つ、第2コンベヤ2上の物品Pの載置位置のばらつきを低減させるために重要なことである。
その後、吸着具25は、直線移動終了時点のアーム20の角度を維持した状態で、回転体12の回転によって次の物品Pを吸着保持するために、開始位置(A)に移動する。
このように、それぞれの吸着具25によって吸着された物品Pが、第2コンベヤ2の各仕切り部材30の間に連続して載置されることによって、高速処理においても空袋の発生防ぐことができる。
また、吸着具25の中心が第2コンベヤ2の搬送方向に沿って移動しながら、吸着を解除し、物品Pを開放することによって、左右に位置ずれすることなく、物品Pを第2コンベヤ2上に載置することができる。よって、筒状フィルムの開口の大きさに余裕をもたせなくても、筒状フィルムに物品Pを供給して、適切にフィルムを消費しながら高速でフィルム包装することが可能になる。
また、物品Pを載置して開始位置(A)に移動するときのアーム20の角度を基点に、アーム20を該角度より大きく回動させることから、物品保持領域(C)を広く設定することができると共に、基点と物品を吸着保持する位置までの位置関係が求めやすくなるので高速処理が可能になる。
すなわち、本実施の形態は、一定方向に常時、定速回転する回転体12に対して回動可能なアーム20の先端側に配設された吸着具25で物品Pを吸着するロボット10を用いるため、関節を有さないタイプの既存のロボット(アーム20に相当する腕を有さず、回転体12に吸着手段が配設されたロボット)に比べた場合、物品Pを吸着するときは、吸着具25が第1コンベヤ1の広範囲を、比較的、高速で移動して物品Pを吸着し、物品Pを載置するときには、比較的、減速して第2コンベヤ2に物品Pを確実に載置し得ることから、前後左右不規則に搬送される第1コンベヤ1上に載置の物品Pを、高速で吸着して、確実に物品を第2コンベヤ2に載置して包装することができる。
また、本実施の形態では、基点における角度より、大きな角度にアーム20を回動させて、物品保持領域(C)における複数の物品Pのうち、アーム20の回動軌跡において隣り合う物品Pと接触することがなく、且つ、回転体12の回転方向で最も遠い物品Pから順次、吸着具25で吸着保持することから、物品Pを吸着する瞬間や物品Pを上昇させる瞬間に物品同士の衝突を回避することができる。
また、本実施の形態では、第2コンベヤ2上に物品Pを載置するにあたって、吸着具25が、物品Pを吸着保持した状態で移動中の仕切り部材30を追い越した後に、仕切り部材30の搬送方向前方に降下することで、吸着具25を第2コンベヤ2の搬送方向に沿って移動させて載置することができ、また、載置するまでの距離を短くすることができるので、特に、欠けやすい物品Pなどに有利であり、載置位置を安定させることができる。
また、本実施の形態では、傾斜した状態で取着されている吸着具25を回動可能とし、吸着具25の先端を、回転体12の回転方向における前方側として物品Pに遅れて接触するように、第2コンベヤ2に載置される物品Pが、常に同じ向きになるように吸着具25を回転させることで確実に物品Pを載置することができる。
また、アーム20の回動角は隣接するアーム20に接触しないように限定しているが、アームの長さ、取り付け位置により、必ずしも限定する必要はなく、アームの回動角度の規制をはずしてもよい。
また、回転体12に回動支持されるそれぞれのアーム20に、更に、別のアームを接続して、別のアームを回動駆動させて物品Pを吸着保持させてもよい。
また、第1コンベヤ1に対して第2コンベヤ2を平行して配設したが、吸着具25の移動軌跡の接線上を支持部材が移動する関係であれば第1コンベヤ1に対して第2コンベヤ2を、例えば、直角などに向けて配置してもよい。
また、アーム20と吸着具25を一緒に昇降させたが、吸着具25だけを昇降させる昇降手段でもよい。この場合、サーボモータに替えて、エアシリンダなどで吸着具を昇降させてもよい。
第2コンベヤ2の仕切り部材30のピッチを変更する場合は、アーム20の回動角を変更すると共に、吸着具25の移動軌跡の接線上を仕切り部材30が移動する関係にすればよい。
また、物品保持領域(C)で物品Pを吸着する順序は、物品保持領域(C)に置かれた物品Pの中で、障害物がない最も外側から順に吸着すればよく、本例とは逆外側からでもよい。また、搬送方向に物品Pが複数個並ぶ物品保持領域(C)においては、障害物がない最も外側のうち、下流側から吸着すればよい。また、アーム20に支持位置から回転体12の中心までの距離を長くして、隣のアーム20と干渉しないようにすれば、各アーム20の回動する方向を自由に設定してもよい。
また、包装機は第2コンベヤ2に載置した物品Pを筒状フィルム中に供給して、フィルム包装する横形製袋充填機に限定されるものではなく、例えば、第2コンベヤ2によって搬送される物品Pを箱詰めする箱詰め包装機などでもよい。
本発明の趣旨に反しない範囲で適宜変更可能であり、種々の構成を採用し得ることができる。
2 第2コンベヤ
10 ロボット
11 サーボモータ
12 回転体
15 サーボモータ
16 回動軸
20 アーム
21 サーボモータ
24 ガイド体
25 吸着具
27 サーボモータ
30 仕切り部材
P 物品
特許文献1には、CCDカメラ等の撮像手段で撮像した情報に基づき、1つのアームを回動させて、搬送方向における左右前後に不規則な間隔で搬送される物品の中から、特定の物品を吸着して、物品の搬送向きが同じになるように第2コンベヤに移すことが示されている。
物品の効率的な受け渡しを行うためには、最高処理能力を備えた水平多関節ロボットなどを使用しても、包装機の処理能力が、例えば、200包/分以上の高速仕様の場合、確実に物品を包装機に載置することは困難である。
そこで、本願発明は、搬送方向における左右前後に不規則な間隔で搬送されるコンベヤ上の物品を、下流に設置のコンベヤに高速で、確実に載置し得る包装機における物品供給装置を提供することを目的とする。
回転体が回転中において前記アームを回動させて、物品を吸着した前記吸着具を前記支持位置より前記回転体の中心に近づけてから、該吸着具を第2コンベヤの搬送方向に向けて移動させて物品を載置した後に、物品を載置したときの前記回転体の中心と支持位置とを結ぶ線分に対するアームの角度より大きく広がるようにアームを回動させて、前記物品保持領域の物品を吸着する。
物品供給装置は、図1、図2に示すように、搬送方向における左右前後に不規則な間隔で、例えば、煎餅などの欠けやすい略円盤状の物品や搬送向きの方向性を有した形状の物品など、所定速度で搬送するベルトからなる第1コンベヤ1と、所定間隔ごとに配設されている仕切り部材30の間に1個の物品を載置して筒状のフィルム中に供給する第2コンベヤと、第1コンベヤ上の物品を吸着具25で吸着して第2コンベヤ上に載置するロボット10を備える。
前記各支持部13にはサーボモータ15が固定してあり、このサーボモータ15によって、回転体12に設置の軸受け体18で軸支されている回動軸16を回動する。また、この回動軸16には、サーボモータ21で昇降可能なアーム20が取り付けてある。
尚、サーボモータ15によって、アーム20は前記回動軸16を中心に水平方向に回動軸16と共に所定角度を回動し、該回動角は、隣接するアーム20に接触しないように設定してある。
物品保持領域Cは、回転体12の回転によりアーム20が移動しながら、アーム20自身が所定角度の範囲で回動して物品Pを吸着し得ることと、吸着した物品Pを第2コンベヤ2に載置する準備を完了し得る条件を加味して、物品認識領域Eより面積が狭く、第1コンベヤ1の左右に広がった物品をいずれも吸着し得る領域に設定されている。
物品認識領域Eにおいては、前後左右不規則に広がって搬送されてくるそれぞれの物品Pの状態が物品検出手段(図示略)によって検出され、ロボットコントローラに送信される。なお、物品検出手段としては、CCD、ラインセンサ,X線などのいずれかの検出方式を採用することが望ましい。
尚、物品検出手段で検出された複数の物品Pの処理順序は、高速処理のため、それぞれのアーム20の支持位置16より吸着具25が回転体12の中心Qに近くなる後述する最小角度θ1よりアーム20が大きく広がるように大きな角度にアーム20を回動させて、物品保持領域C内の複数の物品Pのうち、アーム20の回動軌跡において隣り合う物品Pと接触することがなく、且つ、回転体12の回転方向で最も遠い物品Pから順次、吸着具25で吸着するように決定される。
例えば、配列された物品Pが4個の場合、図3(a)(b)(c)に示すように、番号を付した順であり、吸着する物品Pは、回転体12の回転方向において最も遠い物品Pからであり、回転体12が高速回転中に、物品Pを吸着する瞬間や物品Pを上昇させる瞬間に物品同士の衝突を回避し得る。
即ち、回転体12の回動軸16(アーム20の支持位置16)が物品保持領域Cより手前の準備完了位置Bに到るまでに、アーム20の角度が物品保持領域Cへ進入後の角度に既に変更され、吸着具25は、第1コンベア1上の物品Pにぶつからない程度の高さに位置が既に変更されている。
なお、本例では、回転体12が高速回転しているため、吸着具25が物品Pに接触する際に、物品Pが回転方向に飛び出さないように、アーム20が吸着予定の位置(Xk,Yk)に対応する回動角θより、回転体12の回転方向における前方側に進んだ回動角(θ+α)(例えば、αは5°:図1(a)の準備完了位置B参照)に回動され、位置(Xk,Yk)で吸着する前後のタイミングで、図4に示すように、アーム20が回動角(θ+α)から回動角(θ−α)に、2α分回動される。このことで、吸着具25と物品Pの相対速度は、相殺、あるいは低減されることになり、物品Pを安定して吸着し得るようになる。
このため、吸着具25が物品Pに接触したとき、吸着具25の先端が折れ曲がることなく確実に吸着することができる。さらには、吸着具25の蛇腹状に形成された先端部分が、物品吸着によって縮んだときに、両側のバネ材28が物品Pに当接して物品姿勢を安定させることによって、物品Pが確実に吸着される。
アーム20の角度を角度θ1にして回転速度を最も遅くする理由は、第2コンベヤ2が各物品を搬送するタイミングに同期させるためであり、且つ、第2コンベヤ2上の物品Pの載置位置のばらつきを低減させるために重要なことである。
吸着具25は、直線移動終了時点のアーム20の角度θn(θnはθ1より僅かに大きい角度で、回転体12の中心Qから回動軸16までの距離より短い位置に吸着具25が位置する)を維持した状態で、回転体12の回転によって次の物品Pを吸着するために、開始位置Aに向けて移動する。
このように、それぞれの吸着具25によって吸着された物品Pが、第2コンベヤ2の各仕切り部材30の間に連続して載置されることによって、高速処理においても横形製袋充填機での空袋の発生を防ぐことができる。
また、吸着具25の中心が第2コンベヤ2の搬送中心に沿って移動しながら、吸着具25が吸着を解除し、物品Pを開放することによって、左右に位置ずれすることなく、物品Pを第2コンベヤ2上に載置することができる。よって、筒状フィルムの開口の大きさに余裕をもたせなくても、筒状フィルムに物品Pを供給して、適切にフィルムを消費しながら高速でフィルム包装することが可能になる。
また、物品Pを載置したときのアーム20の角度θnを基点に、物品Pを吸着するときは、アーム20を該角度θnより大きく広がるようにアーム20を回動させることから、関節を有さないタイプの既存のロボットで物品を吸着する場合に比して、物品保持領域Cを広く設定することができると共に、基点θnと物品Pを吸着する位置までの位置関係が、演算処理し易くなるので高速処理が可能になる。
すなわち、本実施の形態は、一定方向に常時、定速回転する回転体12に対して回動可能なアーム20の先端側に配設された吸着具25で物品Pを吸着するロボット10を用いるため、関節を有さないタイプの既存のロボット(アーム20に相当する腕を有さず、回転体12に吸着手段が配設されたロボット)に比べた場合、物品Pを吸着するときは、吸着具25が第1コンベヤ1の広範囲を、高速で移動して物品Pを吸着し、物品Pを載置するときには、吸着するときの速度より減速して第2コンベヤ2に物品Pを確実に載置し得ることから、前後左右不規則に搬送される第1コンベヤ1上に載置の物品Pを、吸着して、確実に物品を第2コンベヤ2に載置して高速で包装することができる。
また、本実施の形態では、基点における角度θnより、大きな角度にアーム20を回動させて、物品保持領域Cにおける複数の物品Pのうち、アーム20の回動軌跡において隣り合う物品Pと接触することがなく、且つ、回転体12の回転方向で最も遠い物品Pから順次、吸着具25で吸着することから、物品Pを吸着する瞬間や物品Pを上昇させる瞬間に物品同士の衝突を回避することができる。
また、本実施の形態では、第2コンベヤ2上に物品Pを載置するにあたって、吸着具25が、物品Pを吸着した状態で移動中の仕切り部材30を追い越した後に、仕切り部材30の搬送方向前方に降下することで、吸着具25を第2コンベヤ2の搬送方向に沿って移動させて載置することができ、また、載置するまでの距離を短くすることができるので、特に、欠けやすい物品Pなどに有利であり、載置位置を安定させることができる。
また、本実施の形態では、傾斜した状態で取着されている吸着具25をガイド体24と共に回転可能とし、吸着具25の先端を、回転体12の回転方向における前方側として物品Pに遅れて接触するように、物品Pを吸着し、搬送向きの方向性を有する物品の場合には、第2コンベヤ2に載置される物品Pが、常に同じ向きになるように吸着具25を回転させることで確実に物品Pを載置することができる。
また、回転体12に回動支持されるそれぞれのアーム20に、更に、別のアームを接続して、別のアームを回動駆動させて物品Pを吸着させてもよい。
また、第1コンベヤ1に対して第2コンベヤ2を平行して配設したが、吸着具25の移動軌跡の接線上を支持部材が移動する関係であれば第1コンベヤ1に対して第2コンベヤ2を、例えば、直角などに向けて配置してもよい。
また、アーム20と吸着具25を一緒に昇降させたが、吸着具25だけを昇降させる昇降手段でもよい。この場合、サーボモータに替えて、エアシリンダなどで吸着具を昇降させてもよい。
第2コンベヤ2の仕切り部材30のピッチを変更する場合は、アーム20の回動角を変更して、回転体12の中心Qから第2コンベヤ2の搬送中心に沿って移動する吸着具25の中心までの距離を変更すればよい。吸着具25の移動軌跡の接線上を仕切り部材30が移動する関係にすればよい。
また、物品保持領域Cで物品Pを吸着する順序は、物品保持領域Cに置かれた物品Pの中で、障害となる物品がない最も外側から順に吸着すればよく、本例とは逆外側からでもよい。また、搬送方向に物品Pが複数個並ぶ物品保持領域Cにおいては、障害となる物品がない最も外側のうち、下流側から吸着すればよい。また、アーム20の支持位置から回転体12の中心までの距離を長くして、隣のアーム20と干渉しないようにすれば、各アーム20の回動する方向を自由に設定してもよい。
また、包装機は第2コンベヤ2に載置した物品Pを筒状フィルム中に供給して、フィルム包装する横形製袋充填機に限定されるものではなく、例えば、第2コンベヤ2によって搬送された物品Pを箱詰めする箱詰め包装機などでもよい。
その他、本実施の形態で例示した具体的構成については、本発明の趣旨に反しない範囲で適宜変更可能であり、種々の構成を採用し得ることができる。
2 第2コンベヤ
10 ロボット
12 回転体
15 サーボモータ
16 回動軸(支持位置)
20 アーム
25 吸着具
30 仕切り部材
P 物品
Q 回転体中心
C 物品保持領域
Claims (8)
- 前後左右に不規則な間隔で搬送される第1コンベヤ上の物品の状態を物品検出手段を介して得た情報に基づいて、ロボットのアームに配設された吸着具を昇降させて、左右に広がった第1コンベヤ上の物品保持領域における物品を吸着保持して第2コンベヤに所定の間隔で載置して搬送する包装機における物品供給装置であって、
前記ロボットは、鉛直軸周りに一定方向に定速回転する回転体と、その回転体に所定の角度間隔で支持されるアームとサーボモータを有し、
前記それぞれのアームは、前記回転体の中心から同じ距離だけ離れた各支持位置で、サーボモータによって独立して水平方向に所定角度の回動が可能であり、
回転体が回転中において、前記アームが各支持位置より前記回転体の中心に近くなる位置になる角度に回動した吸着具を、第2コンベヤの搬送方向に沿って移動させて物品を載置すると共に、物品を載置したときの角度より大きくアームを回動させて、前記物品保持領域の物品を吸着保持することを特徴とする包装機における物品供給装置。 - 前記物品を載置したときのアームの角度を前記所定角度の最小角度とし、前記各アームを、該最小角度から隣のアームに干渉することがない範囲だけ定方向に回動させて、前記物品保持領域の物品を吸着保持することを特徴とする請求項1の包装機における物品供給装置。
- それぞれのアームの支持位置で前記物品を載置したときのアームの角度より大きな角度にアームを回動させて、前記物品保持領域内の複数の物品の内、アームの回動軌跡において隣り合う物品と接触することがなく、且つ、回転体の回転方向で最も遠い物品から順次、吸着具で吸着保持することを特徴とする請求項1又は請求項2の包装機における物品供給装置。
- 前記吸着具が物品保持領域内に進入する前に、アームが進入後の角度に変更されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項の包装機における物品供給装置。
- 前記回転体の中心からアームの支持位置より遠い位置で前記物品保持領域の物品を前記吸着具で吸着保持する際に、回転体の回転方向とは逆方向にアームを回動させて物品に対する吸着具の相対速度を小さくすることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項の包装機における物品供給装置。
- 前記第2コンベヤには仕切り部材が所定間隔ごとに配設されており、吸着具が物品を吸着保持した状態で搬送方向に移動中の仕切り部材を追い越して、該仕切り部材の搬送方向前方に降下した後に、吸着具と物品との吸着を解除して物品を載置することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項の包装機における物品供給装置。
- 該吸着具は傾斜した状態で取着されており、蛇腹状に形成された先端が物品保持領域で回転体の回転方向における前方側が物品に遅れて接触すると共に、第2コンベヤに対して載置される物品の向きが常に同じになるように吸着具を回転させることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項の包装機における物品供給装置。
- 第2コンベヤは横形製袋充填機の供給コンベヤであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項の包装機における物品供給装置。
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