JPH0751205Y2 - ルータエンドミル - Google Patents
ルータエンドミルInfo
- Publication number
- JPH0751205Y2 JPH0751205Y2 JP2406990U JP2406990U JPH0751205Y2 JP H0751205 Y2 JPH0751205 Y2 JP H0751205Y2 JP 2406990 U JP2406990 U JP 2406990U JP 2406990 U JP2406990 U JP 2406990U JP H0751205 Y2 JPH0751205 Y2 JP H0751205Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nick
- end mill
- cutting edge
- router end
- tool body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Milling Processes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ニック付きのルータエンドミルに関し、特に
ニックの形状を改善して有効な外形加工が行なわれるよ
うにしたものである。
ニックの形状を改善して有効な外形加工が行なわれるよ
うにしたものである。
(従来の技術) 従来、この種のルータエンドミルは、ニックが工具本体
の軸方向に対し、略直角方向に切欠されるものと、主切
刃稜に対し略直角方向に切欠されるものがある。そし
て、前者では、ニックの形状が浅いU字状で実質的には
逃げ角が付与されていない。また後者は、ねじ状に形成
されるため、ニックの両端に形成されるフランク角が異
なっている。
の軸方向に対し、略直角方向に切欠されるものと、主切
刃稜に対し略直角方向に切欠されるものがある。そし
て、前者では、ニックの形状が浅いU字状で実質的には
逃げ角が付与されていない。また後者は、ねじ状に形成
されるため、ニックの両端に形成されるフランク角が異
なっている。
(考案が解決しようとする課題) したがって、これらのルータエンドミルでは、切削時に
ニックの一部で切削を行なってしまい、これに伴って切
屑の排出性が悪く、しかも切削抵抗を大きくするという
問題点があった。
ニックの一部で切削を行なってしまい、これに伴って切
屑の排出性が悪く、しかも切削抵抗を大きくするという
問題点があった。
このようなことから、本考案では、ニック形状を改善し
て有効な外形加工が行なわれるようにしたニック付きの
ルータエンドミルを提供するものである。
て有効な外形加工が行なわれるようにしたニック付きの
ルータエンドミルを提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、ニックは、
工具本体の軸方向に対する略直交方向に切欠され、しか
も前記主切刃稜に対するフランク角α,βが0°〜5°
で、直線状のフランク部の長さt2がニック深さt1の10〜
90%に設定されるように構成したものである。
工具本体の軸方向に対する略直交方向に切欠され、しか
も前記主切刃稜に対するフランク角α,βが0°〜5°
で、直線状のフランク部の長さt2がニック深さt1の10〜
90%に設定されるように構成したものである。
(作用) 本考案のルータエンドミルは、ニック形状を改善したこ
とから切刃強度が向上するように機能する。また、切削
抵抗も減少し、加工時に発生する熱も抑制できるもので
ある。
とから切刃強度が向上するように機能する。また、切削
抵抗も減少し、加工時に発生する熱も抑制できるもので
ある。
(実施例) 以下、本考案ルータエンドミルにおける一実施例につい
て図を参照しながら説明する。
て図を参照しながら説明する。
第1図において、(1)は、工具本体(2)およびシャ
ンク(3)からなるルータエンドミルであり、この工具
本体(2)の外周部分には、ねじれ溝(4)およびニッ
ク(5)を備えた主切刃稜(6)がそれぞれ形成されて
いる。この場合、ねじれ溝(4)は、通常23°〜32°に
設定される。
ンク(3)からなるルータエンドミルであり、この工具
本体(2)の外周部分には、ねじれ溝(4)およびニッ
ク(5)を備えた主切刃稜(6)がそれぞれ形成されて
いる。この場合、ねじれ溝(4)は、通常23°〜32°に
設定される。
前記ニック(5)は、第2図で明示されているように、
工具本体(2)の軸方向に対する略直交方向に形成さ
れ、喰付き部分における断面形状が第3図で明示されて
いる。
工具本体(2)の軸方向に対する略直交方向に形成さ
れ、喰付き部分における断面形状が第3図で明示されて
いる。
このルータエンドミル(1)は、プリント基板の外形加
工用として使用されるが、その刃先直径は、通常0.5〜
3.0φmmである。そして、前記ニック(5)の両端部分
には、直線状のフランク部(5a)が形成され、このフラ
ンク部(5a)におけるフランク角α,β,長さt2が所定
範囲に設定される。すなわち、フランク角α,βは、0
°〜5°で、フランク部(5a)の長さt2は、ニック
(5)の深さt1)の10〜90%にの設定される。
工用として使用されるが、その刃先直径は、通常0.5〜
3.0φmmである。そして、前記ニック(5)の両端部分
には、直線状のフランク部(5a)が形成され、このフラ
ンク部(5a)におけるフランク角α,β,長さt2が所定
範囲に設定される。すなわち、フランク角α,βは、0
°〜5°で、フランク部(5a)の長さt2は、ニック
(5)の深さt1)の10〜90%にの設定される。
これは、フランク角α,βが5°をこえるとニック
(5)の凹欠稜(5b)が弧状に近くなる傾向を示し、ま
た、フランク部(5a)の長さt1については、t2の10%未
満では、切削送り量t3との関係で好ましくなく、90%を
こえたときには、工具本体(2)の強度上好ましくない
からである。なお、ニック(5)の底面については、弧
状または浅いV字状に形成される。
(5)の凹欠稜(5b)が弧状に近くなる傾向を示し、ま
た、フランク部(5a)の長さt1については、t2の10%未
満では、切削送り量t3との関係で好ましくなく、90%を
こえたときには、工具本体(2)の強度上好ましくない
からである。なお、ニック(5)の底面については、弧
状または浅いV字状に形成される。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したようにニック(5)の断面形状
を改善したものであるから、切刃強度が向上し、また切
削抵抗の減少から、加工時に発生する熱も抑制できると
いう利点を有する。
を改善したものであるから、切刃強度が向上し、また切
削抵抗の減少から、加工時に発生する熱も抑制できると
いう利点を有する。
第1図は、本考案ルータエンドミルの一実施例を示す正
面図、第2図は、主切刃稜部分における一部拡大斜視
図、第3図は、切刃喰付き部における形状を示す一部拡
大断面図である。 (1)……ルータエンドミル、(2)……工具本体 (3)……シャンク部分、(4)……フルート溝 (5)……ニック、(6)……主切刃稜
面図、第2図は、主切刃稜部分における一部拡大斜視
図、第3図は、切刃喰付き部における形状を示す一部拡
大断面図である。 (1)……ルータエンドミル、(2)……工具本体 (3)……シャンク部分、(4)……フルート溝 (5)……ニック、(6)……主切刃稜
Claims (1)
- 【請求項1】工具本体(2)に設けられたねじれ溝
(4)に沿って主切刃稜(6)が形成され、この主切刃
稜(6)には、ニック(5)が備えられるようにしたル
ータエンドミルにおいて、 前記ニック(5)は、工具本体(2)の軸方向に対する
略直交方向に切欠され、しかも前記主切刃稜(6)に対
するフランク角α,βが0°〜5°で、直線状のフラン
ク部(5a)の長さt2がニック深さt1の10〜90%になつて
いることを特徴とするルータエンドミル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2406990U JPH0751205Y2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | ルータエンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2406990U JPH0751205Y2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | ルータエンドミル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03117523U JPH03117523U (ja) | 1991-12-04 |
JPH0751205Y2 true JPH0751205Y2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=31527045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2406990U Expired - Fee Related JPH0751205Y2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | ルータエンドミル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751205Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011051050A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Union Tool Co | 回転切削工具 |
-
1990
- 1990-03-09 JP JP2406990U patent/JPH0751205Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03117523U (ja) | 1991-12-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |