JP2531557Y2 - スローアウェイ式エンドミル - Google Patents

スローアウェイ式エンドミル

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JP2531557Y2
JP2531557Y2 JP8759390U JP8759390U JP2531557Y2 JP 2531557 Y2 JP2531557 Y2 JP 2531557Y2 JP 8759390 U JP8759390 U JP 8759390U JP 8759390 U JP8759390 U JP 8759390U JP 2531557 Y2 JP2531557 Y2 JP 2531557Y2
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JP
Japan
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forming
tip
cutting edge
ridge
angle
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JP8759390U
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JPH0445617U (ja
Inventor
和之 宇野
信文 小木曽
Original Assignee
東芝タンガロイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、軸方向のすくい角を大きく設定したスロー
アウェイ式エンドミルに関し、特に直角壁面の加工が高
精度に行なえるようにしたものである。
(従来の技術) 従来、スローアウェイ式エンドミルは、その外周切刃
稜が直線稜のまま軸方向のすくい角を大きく設定する
と、直角壁面の加工において、弧状の凸曲面を形成する
ものである。これは、ねじれ刃の切削軌跡に対し、直線
稜の切削軌跡では、両端側で削りすぎてしまうことから
である。
(考案が解決しようとする課題) したがって、従来のエンドミルは、直線状をなす外周
切刃稜では、大きな正の軸方向すくい角が切れ味良好で
あるにもかかわらず、前述した切削現象から設定できな
いという問題点があった。
このようなことから、本考案では、大きな正の軸方向
すくい角を設定できるよう改善したものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、円柱状を
なす工具本体のチップ座内には、略平行四辺形板状をな
すポジ形式の切刃チップが取付けられ、しかも長辺側が
位置する工具本体の軸方向では、大きな正のすくい角α
が構成されるようにしたスローアウェイ式エンドミルを
前提にして切刃チップの形状等を改善したものである。
すなわち、前記切刃チップは、長辺側および短辺側の
側面が逃げ角θを有する傾斜面によって形成されるも
のであり、チップ座内への取付けは、中央取付け穴の利
用によりねじ止めされるものである。
また、切刃チップの長辺側には、前記逃げ角θより
も小さい逃げ角θで設定される大きな曲率半径Rによ
る帯状面によって外周切刃稜が形成されるものである。
これは、前述した凸曲面を呈する壁面加工形状を直角に
近づける配慮である。
さらに、切刃チップで鋭角を構成する対角方向のコー
ナ部分には、小さな接続稜を形成する傾斜面および水平
刃稜を構成する四辺形状の傾斜面が形成されるものであ
る。これに対し、鈍角を構成する対角方向のコーナ部分
には、小さな接続稜を構成する傾斜面が形成されるよう
にしたものである。
(作用) 本考案のスローアウェイ式エンドミルは、軸方向のす
くい角αが大きな正のすくい角を構成することから、切
削抵抗を減少させるとともに良好な切れ味を有するもの
である。
また、本考案のスローアウェイ式エンドミルは、軸方
向では、帯状面の形成により、本来のねじれ刃に近似す
ることから、壁面加工における凸曲面形状を減少させる
ものである。
(実施例) 以下、本考案スローアウェイ式エンドミルの一実施例
について、図を参照しながら説明する。
第1図および第2図において、(1)は、円柱状をな
す工具本体であり、その後端には、シャンク部分(2)
が一体的に連設されている。そして、工具本体(1)の
先端側部には、フルート溝(3)が形成され、その底面
側には、切刃チップ(4)を受入れるチップ座(5)が
設けられている。
前記切刃チップ(4)は第3図(a)〜(c)で明示
されているように、略平行四辺形板状を呈するもので、
チップ座(5)内では、中央取付け穴(6)の利用によ
り止めねじ(7)によって固定される。
また、この切刃チップ(4)は、長辺側の傾斜側面
(8a)には、大きな曲率半径Rによって帯状面(9)が
形成される。この場合、帯状面(9)の存在は、外周切
刃稜(10)をねじれ刃に近似させることにより壁面加工
の直角度を修正する配慮であり、その逃げ角θは、長
辺側および短辺側の傾斜側面(8a)(8b)の逃げ角θ
よりも小さくなるように設定される。そして帯状面
(9)の中央に位置する最小幅δは、δ=0.1mm以上
で、前述した逃げ角θは、13°以上であり、逃げ角θ
はθ+1°以上に設定される。
さらに、切刃チップ(4)のコーナ部分は、対角方向
で鋭角コーナおよび鈍角コーナを構成するが、鋭角コー
ナでは、小さな接続稜(11)を形成する傾斜面(12)お
よび水平刃稜(13)を構成する四辺形状の傾斜面(14)
が形成される。これに対し、切刃チップ(4)の鈍角コ
ーナでは、小さな接続稜(15)を構成する傾斜面(16)
が形成される。そして、この切刃チップ(4)は、チッ
プ座(5)の2つの傾斜支持面(17a)(17b)に対し、
長辺側および短辺側の傾斜側面(8a)(8b)がそれぞれ
当接される。
このようにして構成された本考案のスローアウェイ式
エンドミルは、この刃先径D、切刃長さLに対して、軸
方向の正のすくい角αおよび帯状面(9)の曲率半径R
は、次表のような範囲内で設定される。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように、略平行四辺形板状の
切刃チップ(4)が工具本体(1)に対し、軸方向すく
い角αが正の大きなすくい角を構成するように組込まれ
るとともに、帯状面(9)によって外周切刃稜(10)の
構成を改善したものである。したがって、壁面加工が高
精度に行なえるとともに、切削抵抗が減少して高能率な
加工が行なえるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案スローアウェイ式エンドミルの一実施
例を示す正面図、第2図は、その側面図、第3図は、第
2図中のIII-III線に沿って得られる断面図、第4図
は、(a)〜(c)は、切刃チップを示す図で、第4図
(a)は、正面図、第4図(b)は、側面図、第4図
(c)は、一部底面図である。 (1)……工具本体、(3)……フルート溝 (4)……切刃チップ、(5)……チップ座 (6)……中央取付け穴、(8a)(8b)……傾斜側面 (9)……帯状面、(10)……外周切刃稜 (11)……接続稜、(12)……傾斜面 (13)……水平刃稜、(14)……傾斜面 (15)……接続稜、(16)……傾斜面 (17a)(17b)……傾斜支持面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円柱状をなす工具本体(1)には、フルー
    ト溝(3)が形成され、その底面側に設けられたチップ
    座(5)内には、略平行四辺形板状をなすポジ形式の切
    刃チップ(4)が取付けられ、しかも長辺側が位置する
    工具本体(1)の軸方向では、大きな正のすくい角αが
    構成されるようにしたスローアウェイエンドミルにおい
    て、 前記切刃チップ(4)は、工具本体(1)のチップ座
    (5)内では、逃げ角θ1を有する短辺側および長辺側
    の傾斜側面(8a)(8b)が2つの傾斜支持面(17a)(1
    7b)に当接されるようにして、中心取付け穴(6)の利
    用によりねじ止めされるとともに、長辺側には、前記逃
    げ角θ1よりも小さい逃げ角θ2で設定される大きな曲
    率半径Rによる帯状面(9)によって外周切刃稜(10)
    が形成され、また鋭角を構成する対角方向のコーナ部分
    には、小さな接続稜(11)を形成する傾斜面(12)およ
    び水平刃稜(13)を構成する四辺形状の傾斜面(14)が
    形成され、さらに鈍角を構成する対角方向のコーナ部分
    には、小さな接続稜(15)を構成する傾斜面(16)が形
    成されるようになっていることを特徴とするスローアウ
    ェイ式エンドミル。
JP8759390U 1990-08-22 1990-08-22 スローアウェイ式エンドミル Expired - Lifetime JP2531557Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0445617U JPH0445617U (ja) 1992-04-17
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US7261497B2 (en) 2005-08-08 2007-08-28 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. Throw-away insert and milling cutter using throw-away insert

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US7261497B2 (en) 2005-08-08 2007-08-28 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. Throw-away insert and milling cutter using throw-away insert

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JPH0445617U (ja) 1992-04-17

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