JPH075114Y2 - バランスリフター構造 - Google Patents

バランスリフター構造

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JPH075114Y2
JPH075114Y2 JP14077088U JP14077088U JPH075114Y2 JP H075114 Y2 JPH075114 Y2 JP H075114Y2 JP 14077088 U JP14077088 U JP 14077088U JP 14077088 U JP14077088 U JP 14077088U JP H075114 Y2 JPH075114 Y2 JP H075114Y2
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JP
Japan
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loading platform
air cylinder
guide rail
work
fuel tank
Prior art date
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JP14077088U
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JPH0261895U (ja
Inventor
国夫 井嶋
Original Assignee
日産車体株式会社
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Publication date
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、例えば、自動車のアンダーフロアへ燃料タ
ンク等の重量物(ワーク)を取り付ける際に用いられる
バランスリフター構造に関するものである。
従来の技術 例えば、第4図に示すように、自動車の車体1の後部下
面に燃料タンク2を取り付ける作業を行う場合にリフタ
3が用いられることがある。
上記リフタ3は、キャスタ4が設けられた台枠5に荷台
ガイドレール6が立設され、荷台ガイドレール6に沿っ
て上下動可能な荷台7が荷台ガイドレール6に取り付け
られている。
上記荷台7の下面にはリンク8が枢支され、リンク8の
下端にはリンク9が枢支され、このリンク9が台枠5に
枢支されている。そして、リンク9の中途部分と台枠5
との間にエアシリンダ10が取り付けられ、エアシリンダ
10の伸縮作動によって上記荷台7は上記荷台ガイドレー
ル6に沿って昇降可能にされている。
尚、11は燃料タンク2のマウントバンドを示す。
考案が解決しようとする課題 上記燃料タンク2を車体1に取り付ける作業を行うにあ
たり、上記エアシリンダ10によって荷台7をある程度の
高さまで上昇させた後に、更に所定の高さまで上げるた
めには微調整、即ち、エアシリンダ10に送るエアーを調
整しながら少しづつ上昇させる必要があり、作業性が悪
いという問題がある。
また、上記荷台7を少しづつ上昇させるためには、エア
シリンダ10をわづかづつ伸張させる小刻みなスイッチン
グ操作が必要となり、よってこのスイッチを燃料タンク
2の近傍、即ち荷台7の近傍に配置しなければならず、
その結果エアー配管の配索が装置構造を複雑化させてし
まうという問題がある。
そこで、この考案は、小さな力でワークを昇降あるいは
静止させ取付作業等の容易化を可能とできると共に装置
構造の簡素化を図れるバランスリフター構造を提供する
ものである。
課題を解決するための手段 台枠に荷台ガイドレールが立設され、荷台ガイドレール
に沿って上下動可能な荷台が荷台ガイドレールに取り付
けられ、上記荷台はスプリングバランサにより上方に付
勢されている。また上記荷台はエアシリンダによって上
方あるいは下方に付勢され、この切替えを行うための切
替バルブが設けられ、エアシリンダと切替バルブとの間
に流量調整弁が設けられている。
作用 荷台上にワークを載置した状態で切替バルブを切替える
とエアシリンダは荷台を上方向に付勢する。したがっ
て、エアシリンダと前記スプリングバランサによる上方
向の入力により合力によりワークは吊り合い状態で支持
される。
一方、荷台上にワークを載置していない状態で、切替バ
ルブを切替えると上記エアシリンダが荷台を下方向に付
勢する。したがって、エアシリンダの下方向の付勢力と
スプリングバランサの上方向の付勢力とが吊り合って荷
台はバランスされる。
実施例 以下、この考案の一実施例を図面と共に説明する。尚、
前記従来の構成と基本的に同一な部分には同一符号を付
す。
第1〜3図において、台枠12に荷台ガイドレール13が立
設されている。
上記台枠12は下側にキャスタ4が設けられたものであ
り、横枠14にパイプ材等から成る縦枠15が取り付けられ
て構成され、上記横枠14に逆U字状の荷台ガイドレール
13が立設した状態で取り付けられている。
上記荷台ガイドレール13には、この荷台ガイドレール13
に沿って上下動可能な荷台16が取り付けられている。
上記荷台16は荷台ガイドレール13を両側から挟むブラケ
ット17内に図外のローラを有し、各ブラケット17に取り
付けられたアーム18上に燃料タンク2を支持する支持ア
ーム19が取り付けられたものである。
したがって、支持アーム19間は開放され、燃料タンク2
を支持した状態で下側からの作業は容易に行える。
上記荷台16のアーム18の各内側面には略U字状のリンク
20の端部が回動自在に支持され、更にこのリンク20にそ
の下側辺部(取手Tとして機能する)の両側に略H字状
のリンク21の各端部が回動自在に支持され、このリンク
21の下側端部が前記縦枠15、具体的には荷台16の下方に
位置する縦枠15に回動自在に支持されている。
そして、上記リンク21の縦アーム22と縦枠15との間には
スプリングバランサ23が支持され、このスプリングバラ
ンサ23のワイヤ24が前記荷台ガイドレール13の上側辺部
に設けられたローラ25に掛け渡されて前記リンク20の取
手Tに取り付けられている。
上記スプリングバランサ23はワイヤ24を所定の力で巻き
取る方向に力(具体的には引張力)を付与するものであ
り、したがって、このスプリングバランサ23によってリ
ンク20,21を介し荷台16は常時上方に付勢されている。
そして、上記スプリングバランサ23が取り付けられたリ
ンク21の縦アーム22と縦枠15との間には一対のエアシリ
ンダ26が取り付けられている。
上記エアシリンダ26は第2図に示すように、空圧源27に
空圧調整器28,切替バルブ29,流量調整弁30を介して接続
されている。
上記空圧調整器28はフィルタ31,リリーフバルブ32等か
ら成り、この空圧調整器28によって圧送される空気は、
切替バルブ29を経由し、流量調整弁30を経て、各エアシ
リンダ26に送られる。
上記切替バルブ29の切替レバー33は前記荷台ガイドレー
ル13の上側辺部に取り付けられ、この切替レバー33をa
方向に切替えると、エアシリンダ26に縮退方向(荷台16
を下げる方向)の力を付与し、逆にb方向に切替えると
エアシリンダ26に伸張方向(荷台16を上げる方向)の力
を付与する。
そして、上記荷台16上には燃料タンク2が載置可能にさ
れ、この燃料タンク2が取り付けられている車体1には
マウントバンド11が設けられている。
尚、この実施例では、スプリングバランサ23によって荷
台16に上方へ7.5kgの力が付与され、エアシリンダ26に
よって付与される力も荷台16の上方あるいは下方へ7.5k
gとし、燃料タンク2の重量を15kgとする。
次に作用について説明する。
先ず、バランスリフターを車体1下方の所定位置まで移
動させる。移動は台枠12のキャスタ4によってスムーズ
に行える。
次に、下方に位置した荷台16上に燃料タンク2を載置
し、切替レバー33を第2図に示す状態からb方向に切替
える。すると、スプリングバランサ23により上方に7.5k
gで付勢されている荷台16は空圧源27から圧送される空
気によって伸張するエアシリンダ26により更に上方向に
7.5kgで付勢され、したがって荷台16上の燃料タンク2
(重量15kg)は上方向の15kgの合力と吊り合い静止状態
となる。
そして、取手Tを作業者が上方へ軽く上げればリンク2
0,21が立ち上がり荷台ガイドレール13に沿って荷台16即
ち、燃料タンク2がスムーズかつ簡単に所定の高さ位置
(上限H)まで持ち上げられる。
したがって、小刻みなスイッチング操作等も必要なく簡
単に燃料タンク2を車体1下面の所定の場所に位置決め
できるため燃料タンク2が不測にして車体1に衝接する
ような事態が生じないのである。
このようにして、位置決めした後、燃料タンク2の配管
類を接続しマウントバンド11で燃料タンク2を支持固定
して取付作業を終了する。
このとき、上記荷台16の各支持アーム19間が空間部分と
なっているため上記マウントバンド11の取付作業等の下
方からの作業を行う際に上記空間部分が作業空間とな
り、作業が行い易いものとなる。
そして、作業終了後、切替レバー33を第2図に示すa側
に切替えると、エアシリンダ26の縮退方向、即ち荷台16
が下方向に7.5kgで付勢され、この力がスプリングバラ
ンサ23によって作用する上方向の付勢力7.5kgと吊り合
うため、前述と同様に作業者は取手Tを軽く下げるだけ
で、簡単に荷台16を下側位置(下限L)に下げることが
できる。ここで、上記取手Tを操作する際にエアシリン
ダ26内から送り出される空気は大気に開放される。
尚、この考案は上記実施例に限られるものではなく、燃
料タンク以外のワークにも適用することができる。
また、エアシリンダの数は2個に限られるものではな
い。
考案の効果 以上説明してきたように、この考案によれば、荷台にワ
ークを載置した場合に、切替バルブの操作によりエアシ
リンダに上方向の付勢力を付与してスプリングバランサ
との合力によってワークをバランスさせた状態で支持す
ることができるため、ワークを載置した荷台を小さな力
でかつスムーズに上昇させ作業の容易化を図ることがで
きるという効果がある。
また、上記荷台を任意の位置で静止させることができる
ため、ワークを取り付ける作業を行う場合の位置決め作
業が容易なものとなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の斜視図、第2図は同空圧回
路図、第3図は同側面図、第4図は従来技術の第3図相
当側面図である。 12……台枠、13……荷台ガイドレール、16……荷台、23
……スプリングバランサ、26……エアシリンダ、29……
切替バルブ、30……流量調整弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】台枠に荷台ガイドレールが立設され、荷台
    ガイドレールに沿って上下動可能な荷台が荷台ガイドレ
    ールに取り付けられ、上記荷台はスプリングバランサに
    より上方に付勢され、かつエアシリンダにより下方ある
    いは上方に付勢可能にされ、上記エアシリンダによる荷
    台の付勢方向を切替る切替バルブが設けられ、エアシリ
    ンダと切替バルブとの間に流量調整弁が設けられている
    ことを特徴とするバランスリフター構造。
JP14077088U 1988-10-28 1988-10-28 バランスリフター構造 Expired - Lifetime JPH075114Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14077088U JPH075114Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 バランスリフター構造

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JP14077088U JPH075114Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 バランスリフター構造

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Publication Number Publication Date
JPH0261895U JPH0261895U (ja) 1990-05-09
JPH075114Y2 true JPH075114Y2 (ja) 1995-02-08

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ID=31405248

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JP14077088U Expired - Lifetime JPH075114Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 バランスリフター構造

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