JPH075112B2 - オ−トバイ用ハンドル - Google Patents
オ−トバイ用ハンドルInfo
- Publication number
- JPH075112B2 JPH075112B2 JP26183285A JP26183285A JPH075112B2 JP H075112 B2 JPH075112 B2 JP H075112B2 JP 26183285 A JP26183285 A JP 26183285A JP 26183285 A JP26183285 A JP 26183285A JP H075112 B2 JPH075112 B2 JP H075112B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- handlebar
- holes
- shaft
- handle holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はオートバイ用ハンドルの角度調整構成に関する
ものである。
ものである。
（従来技術） 従来からオートバイ用のハンドルとして前輪を支持する
フロントフォークにハンドルホルダーを介してハンドル
バーを角度調整可能に設けたものが知られている（例え
ば実開昭59-70889号公報）。ところが上記のごとき従来
装置ではフロントフォークに固定したハンドルホルダー
（クランプリング）の一端面と、このハンドルホルダー
に固定されるハンドルバーの一端面とに互いに対向する
半径方向歯部（いわゆるセレーション）を鍛造で形成し
ており、ハンドルバーの角度設定を微調節可能とするた
めには上記歯部を多数の細かいものに分ける必要があ
る。
フロントフォークにハンドルホルダーを介してハンドル
バーを角度調整可能に設けたものが知られている（例え
ば実開昭59-70889号公報）。ところが上記のごとき従来
装置ではフロントフォークに固定したハンドルホルダー
（クランプリング）の一端面と、このハンドルホルダー
に固定されるハンドルバーの一端面とに互いに対向する
半径方向歯部（いわゆるセレーション）を鍛造で形成し
ており、ハンドルバーの角度設定を微調節可能とするた
めには上記歯部を多数の細かいものに分ける必要があ
る。
しかしながら、そのように機械加工することは容易では
なく、したがって、調整角度の微調節化を図ることは困
難であった。また、上記ハンドルホルダーやハンドルバ
ーがアルミニウム材等で構成されている場合には、その
剛性強度の点から上記歯部を余りに細かく分けることは
適切でなく、したがって微調節化には限度があった。
なく、したがって、調整角度の微調節化を図ることは困
難であった。また、上記ハンドルホルダーやハンドルバ
ーがアルミニウム材等で構成されている場合には、その
剛性強度の点から上記歯部を余りに細かく分けることは
適切でなく、したがって微調節化には限度があった。
（発明の目的） 本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、ハ
ンドルホルダーとハンドルバーとをピンと穴との係合に
より結合させ、かつ両者の穴の間隔を異ならしめること
により、ハンドルの調整角度の微調節化が容易に可能
で、しかも機械加工製作の容易なオートバイ用ハンドル
を提供することを目的とする。
ンドルホルダーとハンドルバーとをピンと穴との係合に
より結合させ、かつ両者の穴の間隔を異ならしめること
により、ハンドルの調整角度の微調節化が容易に可能
で、しかも機械加工製作の容易なオートバイ用ハンドル
を提供することを目的とする。
（発明の構成） 本発明は、フロントフォークにハンドルホルダーを介し
てハンドルバーを角度調整可能に設けてなるオートバイ
用ハンドルにおいて、フロントフォークにハンドルホル
ダーを固定し、このハンドルホルダーに設けた軸と、ハ
ンドルバーに設けた軸孔との嵌合によりハンドルバーを
上記ハンドルホルダーに固定し、上記ハンドルホルダー
とハンドルバーの各々に突き合せ用の端面を設けるとと
もに、この端面に上記軸と軸孔の中心に対して円弧状に
所定間隔をおいて複数個の穴を配設し、かつ、この穴の
所定間隔をハンドルホルダー側とハンドルバー側とで異
ならしめ、これらの穴のいずれかにハンドルホルダー側
からハンドルバー側に亘ってピンを挿入して両者の角度
位置決めをしたものである。
てハンドルバーを角度調整可能に設けてなるオートバイ
用ハンドルにおいて、フロントフォークにハンドルホル
ダーを固定し、このハンドルホルダーに設けた軸と、ハ
ンドルバーに設けた軸孔との嵌合によりハンドルバーを
上記ハンドルホルダーに固定し、上記ハンドルホルダー
とハンドルバーの各々に突き合せ用の端面を設けるとと
もに、この端面に上記軸と軸孔の中心に対して円弧状に
所定間隔をおいて複数個の穴を配設し、かつ、この穴の
所定間隔をハンドルホルダー側とハンドルバー側とで異
ならしめ、これらの穴のいずれかにハンドルホルダー側
からハンドルバー側に亘ってピンを挿入して両者の角度
位置決めをしたものである。
この構成により、ピンが挿入されるハンドルホルダー側
とハンドルバー側の穴を適宜選定することによりハンド
ルの調整角度を微調節することができるものである。
とハンドルバー側の穴を適宜選定することによりハンド
ルの調整角度を微調節することができるものである。
（実施例） 本発明の一実施例につき第１図〜第５図により説明す
る。１は左右一対に設けられたフロントフォークで、こ
のフロントフォーク１の下端部には前輪２が枢支され、
上端部にはアッパーブラケット３とアンダーブラケット
４とがボルト5,6にて固定されている。このアッパーブ
ラケット３とアンダーブラケット４の中間部分間にはシ
ャフト７が取付けられ、このシャフト７がステアリング
ヘッドパイプ８に嵌合され、このステアリングヘッドパ
イプ８に車体フレーム９が固定されている。
る。１は左右一対に設けられたフロントフォークで、こ
のフロントフォーク１の下端部には前輪２が枢支され、
上端部にはアッパーブラケット３とアンダーブラケット
４とがボルト5,6にて固定されている。このアッパーブ
ラケット３とアンダーブラケット４の中間部分間にはシ
ャフト７が取付けられ、このシャフト７がステアリング
ヘッドパイプ８に嵌合され、このステアリングヘッドパ
イプ８に車体フレーム９が固定されている。
10はハンドルホルダー、11はハンドルブラケットで、こ
の両者はアッパーブラケット３とアンダーブラケット４
との間のフロントフォーク１にボルト12,12により固定
されている。上記ハンドルホルダー10にはフロントフォ
ーク１の軸に対して直角な軸10aおよびこの軸10aの裾周
囲に位置する端面10bを有している。
の両者はアッパーブラケット３とアンダーブラケット４
との間のフロントフォーク１にボルト12,12により固定
されている。上記ハンドルホルダー10にはフロントフォ
ーク１の軸に対して直角な軸10aおよびこの軸10aの裾周
囲に位置する端面10bを有している。
13は上記ハンドルホルダー10に固定されるハンドルバー
で、このハンドルバー13には上記軸10aが嵌合される軸
孔13aと上記端面10bに突き合わされる端面13bが設けら
れている。また、上記ハンドルホルダー10の端面10bに
は軸10aの中心に対し円弧状に所定間隔（角度α）をお
いて複数個の穴10cが設けられ、他方、ハンドルバー13
の端面13bには軸孔13aの中心に対して円弧状に所定間隔
（角度β）をおいて穴13cが配設されている。上記穴10c
と13cの所定間隔は互いに異ならしめている。
で、このハンドルバー13には上記軸10aが嵌合される軸
孔13aと上記端面10bに突き合わされる端面13bが設けら
れている。また、上記ハンドルホルダー10の端面10bに
は軸10aの中心に対し円弧状に所定間隔（角度α）をお
いて複数個の穴10cが設けられ、他方、ハンドルバー13
の端面13bには軸孔13aの中心に対して円弧状に所定間隔
（角度β）をおいて穴13cが配設されている。上記穴10c
と13cの所定間隔は互いに異ならしめている。
14は上記ハンドルホルダー10のいずれかの穴10cとハン
ドルレバー13のいずれかの穴13cとに亘って挿入される
ピンである。そして、上記ハンドルホルダー10に対する
ハンドルバー13の固定はハンドルホルダー10の軸10aに
ハンドルバー13の軸孔13aを嵌合させるとともに、ピン1
4をいずれかの穴10cと13cに挿入した状態にてボルト15
を締着することにより行なわれている。なお、上記ハン
ドルバー13の先端には乗員が握るグリップ16が取付けら
れている。
ドルレバー13のいずれかの穴13cとに亘って挿入される
ピンである。そして、上記ハンドルホルダー10に対する
ハンドルバー13の固定はハンドルホルダー10の軸10aに
ハンドルバー13の軸孔13aを嵌合させるとともに、ピン1
4をいずれかの穴10cと13cに挿入した状態にてボルト15
を締着することにより行なわれている。なお、上記ハン
ドルバー13の先端には乗員が握るグリップ16が取付けら
れている。
上記のごとくハンドルホルダー10の端面10bに角度αな
る所定間隔の穴10cを設け、ハンドルバー13の端面13bに
は角度βなる所定間隔の穴13cが設けられているので、
α−β＝γ（α＞β）とすると、ハンドルバー13の角度
調節は角度γごとに設定することが可能となる。
る所定間隔の穴10cを設け、ハンドルバー13の端面13bに
は角度βなる所定間隔の穴13cが設けられているので、
α−β＝γ（α＞β）とすると、ハンドルバー13の角度
調節は角度γごとに設定することが可能となる。
いま第４図（ａ）（ｂ）に示すごとく、穴10c,13cをそ
れぞれα＝18°，β＝15°の角度間隔において設けたと
すると、γ＝３°で設定角度は９°,12°,15°,18°,21
°,24°の６段階に調節することが可能となる。
れぞれα＝18°，β＝15°の角度間隔において設けたと
すると、γ＝３°で設定角度は９°,12°,15°,18°,21
°,24°の６段階に調節することが可能となる。
なお、上記実施例では穴10c,13cとして円弧状に一列設
けただけであるが、これを複数列設け、かつ、穴の配設
間隔を適宜選択することにより、より多くの設定角度に
微調節することができる。また上記のごとく端面10b,13
bに穴10c,13cを形成することは上述歯部（セレーショ
ン）を形成する場合に比べ、機械加工製作は容易で多数
の穴を設けて、微調節化を図ることが可能となる。しか
もハンドルホルダー10等の材質としてアルミニウム等を
用いたものであっても従来の歯部を用いたものに比べ、
剛性強度を確保することができる。
けただけであるが、これを複数列設け、かつ、穴の配設
間隔を適宜選択することにより、より多くの設定角度に
微調節することができる。また上記のごとく端面10b,13
bに穴10c,13cを形成することは上述歯部（セレーショ
ン）を形成する場合に比べ、機械加工製作は容易で多数
の穴を設けて、微調節化を図ることが可能となる。しか
もハンドルホルダー10等の材質としてアルミニウム等を
用いたものであっても従来の歯部を用いたものに比べ、
剛性強度を確保することができる。
（発明の効果） 以上のように本発明によれば、ハンドルホルダーに設け
た軸とハンドルバーに設けた軸孔との嵌合により両者を
固定し、かつ上記両者の突き合わせ用の端面に軸と軸孔
の中心に対して円弧状に両者の間隔を異ならしめた複数
個の穴を配設し、この穴にピンを挿入して両者の角度位
置決めを行なったことにより、ハンドルホルダー側とハ
ンドルバー側の穴を適宜選択することによりハンドルホ
ルダーに対するハンドルバーの設定角度を多数選べ、調
整角度の微調節化が可能となるとともに、機械加工製作
も容易となるものである。
た軸とハンドルバーに設けた軸孔との嵌合により両者を
固定し、かつ上記両者の突き合わせ用の端面に軸と軸孔
の中心に対して円弧状に両者の間隔を異ならしめた複数
個の穴を配設し、この穴にピンを挿入して両者の角度位
置決めを行なったことにより、ハンドルホルダー側とハ
ンドルバー側の穴を適宜選択することによりハンドルホ
ルダーに対するハンドルバーの設定角度を多数選べ、調
整角度の微調節化が可能となるとともに、機械加工製作
も容易となるものである。
第１図は本発明のオートバイ用ハンドルの一実施例を示
す要部破断平面図、第２図は同部の平面図、第３図は同
部の側面図、第４図（ａ）（ｂ）はそれぞれハンドルホ
ルダー10とハンドルバー13の突き合せ端面の平面図、第
５図は上記ハンドルが設けられたオートバイの全体斜視
図である。 １……フロントフォーク、10……ハンドルホルダー、10
a……軸、10b……端面、10c……穴、13……ハンドルバ
ー、13a……軸孔、13b……端面、13c……穴、14……ピ
ン。
す要部破断平面図、第２図は同部の平面図、第３図は同
部の側面図、第４図（ａ）（ｂ）はそれぞれハンドルホ
ルダー10とハンドルバー13の突き合せ端面の平面図、第
５図は上記ハンドルが設けられたオートバイの全体斜視
図である。 １……フロントフォーク、10……ハンドルホルダー、10
a……軸、10b……端面、10c……穴、13……ハンドルバ
ー、13a……軸孔、13b……端面、13c……穴、14……ピ
ン。
Claims (1)
- 【請求項１】フロントフォークにハンドルホルダーを介
してハンドルバーを角度調整可能に設けてなるオートバ
イ用ハンドルにおいて、フロントフォークにハンドルホ
ルダーを固定し、このハンドルホルダーに設けた軸と、
ハンドルバーに設けた軸孔との嵌合によりハンドルバー
を上記ハンドルホルダーに固定し、上記ハンドルホルダ
ーとハンドルバーの各々に突き合せ用の端面を設けると
ともに、この端面に上記軸と軸孔の中心に対して円弧状
に所定間隔をおいて複数個の穴を配設し、かつ、この穴
の所定間隔をハンドルホルダー側とハンドルバー側とで
異ならしめ、これらの穴のいずれかにハンドルホルダー
側からハンドルバー側に亘ってピンを挿入して両者の角
度位置決めをしたことを特徴とするオートバイ用ハンド
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26183285A JPH075112B2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | オ−トバイ用ハンドル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26183285A JPH075112B2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | オ−トバイ用ハンドル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62122884A JPS62122884A (ja) | 1987-06-04 |
| JPH075112B2 true JPH075112B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=17367353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26183285A Expired - Fee Related JPH075112B2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | オ−トバイ用ハンドル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH075112B2 (ja) |
-
1985
- 1985-11-21 JP JP26183285A patent/JPH075112B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62122884A (ja) | 1987-06-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |