JPH0751026Y2 - 浴 槽 - Google Patents

浴 槽

Info

Publication number
JPH0751026Y2
JPH0751026Y2 JP1988108051U JP10805188U JPH0751026Y2 JP H0751026 Y2 JPH0751026 Y2 JP H0751026Y2 JP 1988108051 U JP1988108051 U JP 1988108051U JP 10805188 U JP10805188 U JP 10805188U JP H0751026 Y2 JPH0751026 Y2 JP H0751026Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upper edge
edge surface
corners
reinforcing ribs
bathtub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988108051U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0228681U (ja
Inventor
忠慈 皆見
靜雄 酒井
Original Assignee
東陶機器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東陶機器株式会社 filed Critical 東陶機器株式会社
Priority to JP1988108051U priority Critical patent/JPH0751026Y2/ja
Publication of JPH0228681U publication Critical patent/JPH0228681U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0751026Y2 publication Critical patent/JPH0751026Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は浴槽に関し、更に詳しくは浴槽本体における上
縁面の四隅コーナー部分の改良に関する。
(従来の技術とその問題点) 一般的に浴槽は、実公昭53-45808号公報に開示される如
く、浴槽本体周縁に周設した上縁面下に適宜間隔をもっ
て補強リブを一体成形することで、上縁面にかかる外的
負荷(入浴者の荷重等)を槽壁に分散して上縁面の耐久
性を向上するようになっている。
ところで、上記した様な浴槽によれば、上縁面の四隅コ
ーナーがその輸送時や施工現場への搬入時に外的衝撃を
受けて損傷し易く、上縁面の耐久性をより向上させるに
は、その四隅コーナーに設ける補強リブを厚肉化してそ
の耐衝撃性をアップさせることが最も簡単で経済的かつ
確実な手段である。
ところが、金属や合成樹脂にて一体成形した浴槽におい
ては、補強リブを上縁面より厚くすると、その材料がも
つ硬化収縮率,硬化収縮時に発生する熱等の相違によっ
て上縁面における補強リブ形成箇所直上に引けが生じ、
浴槽としての商品価値がなくなってしまうという不具合
があった。
そこで、この引けの発生を防ぐ為に上縁面を全周にわた
って厚肉化することも考えられるが、この場合四隅コー
ナー以外の箇所が無駄になり経済性が低下するという問
題点が生じる。
(考案が解決しようとする課題) 以上の問題点を解決するための本考案の課題は、上縁面
に引けが発生して浴槽としての商品価値が低下するよう
な虞れなく、且つ上縁面全周を厚肉化するような非経済
的な手段を採用することなく、更に上縁面表面の外観を
損なうことなく、上縁面四隅コーナー部分の耐衝撃性を
アップさせることにある。
(課題を達成する為の手段) 以上の課題を達成する為の本考案の手段は、浴槽本体上
縁に周設した上縁面と、該上縁面下面に適宜間隔をおい
て形成した複数の補強リブを備えた浴槽において、前記
上縁面の四隅コーナー部分のみを該上縁面下面方向に向
けて厚肉に形成すると共に、該厚肉部に形成する補強リ
ブの肉厚を該厚肉部の肉厚とほぼ同厚にしたことを特徴
とする。
(作用) 以上の手段によれば、上縁面の四隅コーナー部分と、該
コーナー部分下面に形成する補強リブが厚肉状になるの
で、浴槽における上縁面四隅コーナーの耐衝撃性が向上
する。また、厚肉化された上縁面四隅コーナー部分と、
その下面の補強リブとがほぼ同厚であることから、成形
時において上縁面に引けが生ずる虞れもない。さらに、
上縁面における四隅コーナー部分のみを厚肉化すると共
に、該四隅コーナー部分下面に形成する補強リブのみを
厚肉化するので、上縁面全周を厚肉化したり、上縁面下
面に設ける全ての補強リブを厚肉化する場合に比べ、経
済性にも優れている。また、上縁面の四隅コーナー部分
のみを該上縁面下面方向に向けて厚肉に形成するため、
上縁面表面方向に突出物が形成されることがない。
(考案の効果) 本考案は以上の様に構成したことにより以下の効果を有
する。
上縁面四隅コーナー部分を厚肉化すると共に同コーナー
部分に形成する補強リブの厚みを増厚し、それら厚肉化
された部分の相乗効果によって、輸送時や施工現場への
搬入時に外的衝撃を受け易い上縁面四隅コーナーの耐衝
撃性をアップさせることができる。
また、厚肉化された上縁面四隅コーナー部分と、その下
面の補強リブとがほぼ同厚であることから、成形時にお
いて上縁面に引けが生ずる虞れがなく、浴槽の商品価値
が低下するような問題なく前記効果を得ることができ
る。
さらに、上縁面における四隅コーナー部分のみを厚肉化
すると共に該四隅コーナー部分下面に形成する補強リブ
のみを厚肉化するので、上縁面全周を厚肉化したり上縁
面下面に設ける全ての補強リブを厚肉化するような非経
済的な手段を採用することなく、経済性にも優れてい
る。
さらにまた、上縁面の四隅コーナー部分のみを該上縁面
下面方向に向けて厚肉に形成するため、上縁面表面方向
への突出がなく外観も良い。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
浴槽(A)はFRP等の合成樹脂又は所望の金属材等でも
って一体に成形され、側壁(1)上縁全周にわたって水
平に周設した上縁面(2),この上縁面(2)下面に適
宜間隔をおいて一体に形成した補強リブ(3)を備え、
上縁面(2)の四隅コーナー(2a)に厚肉部(4)を形
成すると共に、この四隅コーナー(2a)に形成されるコ
ーナー補強リブ(5)を厚肉部(4)と同厚程度に形成
して構成されている。
上縁面(2)は側壁(1)厚より若干厚く、例えば4mm
程度の厚みをもって、側壁(1)上縁全周にわたって水
平に周設され、その外端には、この上縁面(2)と略同
厚程度の厚みを備え下方に向けて折曲する垂下面(2b)
を一体に設けて形成されている。
補強リブ(3)は前記上縁面(2)と略同厚程度の厚み
を備え、前記側壁(1)と上縁面(2)及び垂下面(2
b)との間にわたって形成されている。
厚肉部(4)は前述した上縁面(2)厚より厚肉に、例
えば5.5mm程度の厚みをもって、上縁面(2)の四隅コ
ーナー(2a)及び同コーナー(2a)に連続する側壁コー
ナー(1a)の上端部分を裏面方向に向けて突出せしめて
形成されている。
コーナー補強リブ(5)は厚肉部(4)と略同厚程度の
厚みを備え、第2図及び第3図に示す如く、従来のコー
ナー補強リブの下半部を削除した形状を呈している。即
ち、垂下面(2b)から側壁コーナー(1a)に向けて上縁
面(2)の四隅コーナー(2a)と平行に延設した平行部
(5a),平行部(5a)の側壁コーナー(1a)側の端部か
ら側壁コーナー(1a)に向けて傾斜状に延設した傾斜部
(5b)を連設して形成され、その傾斜部(5b)の先端は
側壁コーナー(1a)の厚肉部(4)に接続している。さ
らに、夫々直線状を呈する平行部(5a)と傾斜部(5b)
の下縁同士の接合部(5c)を湾曲状に形成することで上
縁面(2)の四隅コーナー(2a)及びその垂下面(2b)
に加わる衝撃を分散させて、側壁コーナー(1a)への応
力の集中を防ぐようになっている。
以上のように構成した本実施例の浴槽によれば、厚肉部
(4)とコーナー補強リブ(5)によって上縁面(2)
の四隅コーナー(2a)が補強され、同コーナー(2a)の
耐衝撃性が向上する。
また、厚肉部(4)とコーナー補強リブ(5)とがほぼ
同厚であることから、成形時において上縁面の四隅コー
ナー(2a)に引けが生ずる虞れがなく、浴槽(A)の商
品価値が低下するような問題なく前記効果を得ることが
できる。
さらに、上縁面(2)における四隅コーナー(2a)部分
のみを厚肉化すると共に該部分下面に形成するコーナー
補強リブ(5)のみを厚肉化するので、上縁面(2)全
周を厚肉化したり上縁面(2)下面に設ける全ての補強
リブを厚肉化するような非経済的な手段を採用すること
なく前記効果が得られ、経済性にも優れている。
さらにまた、上縁面(2)の四隅コーナー(2a)部分の
みを上縁面(2)下面(裏面)方向に向けて厚肉に形成
するため、上縁面(2)表面方向への突出がないことか
ら外観も良く、浴槽(A)全体の美観を損なうことなく
前述の効果を得ることができる。
本実施例においては、コーナー補強リブ(5)を厚肉化
したことでその面積を従来のコーナー補強リブより縮少
しても従来と同様かそれ以上の補強効果を得ることがで
き、よってコーナー補強リブ(5)形成時の経済性を向
上することができる。さらに、上述した傾斜部(5b)の
先端が厚肉部(4)に接続していること及び接合部(5
c)によって側壁コーナー(1a)への応力の集中を防い
で上縁面(2)四隅コーナー(2a)の耐久性をより向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は浴槽の平面図
で一部切欠して示し、第2図は第1図の(2)−(2)
線拡大断面図、第3図は第1図の(3)−(3)線拡大
断面図である。 尚、図中 (2):上縁面、(4):厚肉部 (2a):四隅コーナー (5):コーナー補強リブ とする。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽本体上縁に周設した上縁面と、該上縁
    面下面に適宜間隔をおいて形成した複数の補強リブを備
    えた浴槽において、 前記上縁面の四隅コーナー部分のみを該上縁面下面方向
    に向けて厚肉に形成すると共に、該厚肉部に形成する補
    強リブの肉厚を該厚肉部の肉厚とほぼ同厚にしたことを
    特徴とする浴槽。
JP1988108051U 1988-08-16 1988-08-16 浴 槽 Expired - Lifetime JPH0751026Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988108051U JPH0751026Y2 (ja) 1988-08-16 1988-08-16 浴 槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988108051U JPH0751026Y2 (ja) 1988-08-16 1988-08-16 浴 槽

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0228681U JPH0228681U (ja) 1990-02-23
JPH0751026Y2 true JPH0751026Y2 (ja) 1995-11-22

Family

ID=31343021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988108051U Expired - Lifetime JPH0751026Y2 (ja) 1988-08-16 1988-08-16 浴 槽

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0751026Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5224768A (en) * 1975-08-20 1977-02-24 Kubota Ltd Cast porcelain bathtub
JPS6015514U (ja) * 1983-07-11 1985-02-01 北海道農材工業株式会社 建築用横孔セラミツクブロツク

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0228681U (ja) 1990-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2268644C (en) Shelving system
KR870009689A (ko) 온장고 팬(pan)
US2821754A (en) Prefabricated inside and/or outside corner insert for edge molding strips
JPH0751026Y2 (ja) 浴 槽
JPH0139642Y2 (ja)
JPS5915535Y2 (ja) 断熱パネルの接続構造
JPS6019616Y2 (ja) 縁保護材
JP3035309U (ja) プランター
JPH046043A (ja) 把手付プラスチックボトル
JPS644638Y2 (ja)
JPH038566Y2 (ja)
JPS6032291Y2 (ja) 床点検口枠
JPH0513732Y2 (ja)
JPH0729864Y2 (ja) 天板の縁構造
JPS6022740Y2 (ja) 配線用ダクト
JPS61177214A (ja) 発泡金型
JP2585945Y2 (ja) 中空円形状の縦横連結部材の連結構造
JPH0443072Y2 (ja)
JPH0721431Y2 (ja) 自動二輪車のフレームカバー
JPS6346524Y2 (ja)
JPS604475Y2 (ja) 浴槽
JPS608864Y2 (ja) 洗濯機
JPS6243013Y2 (ja)
KR20230122863A (ko) 선박용 몰딩
JPH0712245Y2 (ja) 包装容器