JPH07509669A - 感圧記録紙用のcf−またはcb層を備えたウェブの製造方法 - Google Patents

感圧記録紙用のcf−またはcb層を備えたウェブの製造方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 感圧記録紙用のCF−またはCB層を備えたウェブの製造方法 本発明は、発色反応性の鉱物顔料または有機の染料受容材料を含有する塗工塗料 を塗布することによる感圧記録紙用のCF層を備えたウェブの製造方法に関する 。
本発明は、さらに、マイクロカプセル中に封入された染料前駆体溶液を含有する 塗工塗料を塗布することによる感圧記録紙用のCB層を備えたウェブの製造方法 にも関する。
最後に、本発明は、染料前駆体溶液を封入しているマイクロカプセルおよび染料 受容材料を一つの層中に含有するウェブを、マイクロカプセルおよび染料受容材 料を含有している塗工塗料の塗布により製造する方法にも関する。
CF層(coated front)とは、感圧記録紙において、いわゆる染料 受容層または顕色層と理解され、この層は通常、枚葉紙の表側に設けられており 、この層はいわゆる染料前駆体または色形成剤と接触する場合、発色反応を引き 起して画像を生じる。
CB層(Coiled back)とは、枚葉紙の裏側に設けられる層と理解さ れ、この層中には色形成剤または染料前駆体として表される化合物を含有し、こ の化合物′は染料受容材料と接触して発色反応を引き起こして画像を生じる。1 本発明の範囲内で、CB層はマイクロカプセル中に封入された染料前駆体を含有 するものと理解される。
染料受容材料として発色反応性の鉱物顔料がさらに普及しており これは通常、 酸性粘土等として表され、ベントナイト粘土に分類される。本M13’lの範囲 内で、発色反応性の鉱物顔料とは前記したような粘土、特に主要鉱物質がモンモ リロナイトであるような粘土、ならびに他の反応性粘土、たとえばアタパルジャ イトであると理解される。
有機の染料受容材料とは、本発明の範囲内で、一般に油溶性の酸性に反応する有 機物質であると理解され、この物質は塩基性の発色性化合物をベースとする適当 な染料前駆体と発色反応を引き起す。これには、フェノール系物質、たとえばフ ェノール、レゾルシン、ナフトールおよびサリチル酸が所属し、これはアルキル 置換されていてもよく、モノマー、オリゴマーまたはポリマー(樹脂)として存 在していてもよく、かつ金属変性、有利に亜鉛変性されていてもよい。ドイツ連 邦共和国特許(DE C3)第1421395号明細書からは、このために有機 の染料受容材料としてフェノールジーまたはトリオキシベンゼンおよび1−また は2−ナフトールが公知である。ドイツ連邦共和国特許出願公告(DE Bl) 第1275550号明細書には、有機の染料受容材料としてフェノールアルデヒ ドおよびフェノールアセチレンのポリマーが記載されており、一方、ドイツ連邦 共和国特許出願公告(DEB2)第2228431号明細書にはフェノール−ホ ルムアルデヒド樹脂酸塩の油溶性金属塩、たとえば亜鉛N I)−p−フェニル フェノールホルムアルデヒド樹脂が記載されている。ドイツ連邦共和国特許出願 公告(DE B2)第1671642号明細書は、フェノールカルボン酸アルキ ルエステルが挙げられており、ドイツ連邦共和国特許出願公告(DE B2)第 2130456号明細書によると、バナジウム塩または他の金属塩の添加下での フェノールアルデヒド樹脂が公知である。有機の染料受容材料のもう一つのグル ープは、サリチル酸およびその誘導体に該当し、これについてはドイツ連邦共和 国特許出願公開(DEAl)第21522763号明細書から芳香族カルボン酸 とアルデヒドまたはアセチレンとのポリマーの反応生成物、たとえばサリチル酸 −アルデヒドポリマーが公知である。ドイツ連邦共和国特許出願公告(DEB2 )第2147585号明細書は、金属化合物の添加下でのサリチル酸または誘導 体に関する。
発色反応性顔料として使用される粘土の共通の技術的問題は、塗工塗料の製造お よび加工の際の、常用の塗装用顔料、たとえばカオリンまたは炭酸カルシウムと の相反する流動挙動にある。ここでは部分的に高い固形物含量での作業が制限さ れる異常に高い粘度が生じる。経済的な観点で重要な問題は、発色反応性顔料が 高価であり、従って倹約して使用しなければならないことにある。それにより低 い塗工重量を施すことが強いられ、これは6〜6.5g/m2より低い塗工重量 は、通常の塗装方法、つまりドクターブレードおよびドクターローラーを用いた 均質塗布および調量を行う場合には、不十分な塗工原紙の被覆を引き起し、その 結果、塗装は不均一となり、塗工塗料の未被覆の箇所を生じてしまう。低い塗装 塗布重量の場合でも均質な塗装構造および紙表面の均質な被覆を達成するために 、しばしば固形物顔料およびCF塗工塗料の粘度を減少させることにより間に合 せていた。それによりこの塗工塗料は塗布後に塗工原紙に良好に均展するが、紙 中へ著しく吸収されてしまい、その結果塗布された塗装の表面でより少ない発色 反応性顔料が顕色のために使われ、複写の強度が所望の色の強さを達成しない。
塗工塗料のより高い水含量の結果、所定の乾燥能力において、生産速度の制限に つながる。塗工原紙のより良好な被覆を達成するために、すでに非発色反応性の 顔料、たとえば炭酸カルシウムまたはカオリンを塗工塗料に添加することが提案 されている。十分に高い色の強度を保証するためには、この場合、発色反応性の 顔料の必要な使用量を塗布しなければならないだけでなく、付加的な非発色反応 性顔料も塗布しなければならない。それにより塗工重量が上昇し、通常の塗工装 置の使用の際に塗工原紙表面の均質な被覆が行われる。
この場合の欠点は、増加する塗工重量により、この方法により製造されかつ用紙 セットで使用されるCFB枚葉紙の色の転写は悪化し、それにより良好に読むこ とができる複写はわずかな枚数しか行われない。
抄紙機でCF層を製造する方法は、ドイツ連邦共和国特許出願公告(DE B2 )第2623802号明細書により提案されている。この刊行物では、酸侵出性 ベントナイトを有する受容層の製造の問題は十分に議論されており、生じる問題 の回避のために発色反応性顔料、炭酸カルシウムおよび場合によりカオリンの混 合物を提案している。この塗布は塗工ナイフまたは当時の時点で公知のローラー 塗工装置を用いて行われる。一般に7000cpsまでの粘度および60重量% までの固形物含量が考慮され、たとえば5400cpsの粘度で約45重量%の 固形物含量が挙げられている。460m/分の範囲内の速度での公知の塗工塗料 の予想される加工性は今日ではもはや想像されず、さらに実際に前記した粘度範 囲の塗工塗料は均質な塗装構造および均一な塗布速度を達成することが困難であ ることが判明し、これがたとえばドクターナイフまたは一ロンドを取り除くこと になり、ひいてはより高い面積重量および不均一な塗装構造を生じさせることが 判明した。公知の提案により、不活性材料の有利に最小で25重量%〜最大で4 5重量%の添加されるべき量は、さらに、特に約4〜約6 g / m ”の範 囲内での塗布速度で発色反応性の顔料の比較的少ない割合を生じさせる。
欧州特許出願公開(EP Al)第0160106号明細書は、回様に、発色反 応性顔料を含有するCF塗工塗料の流動学的問題(ゲル形成)も取扱っており、 特別な発色反応性顔料を含有する塗工塗料へのビスフェノール化合物および炭酸 カルシウムの組合わせた添加を提案している。得られた粘度は著しく減少してい るにもかかわらず、特別な発色反応性顔料が必要であり、かつ必要な成分が多数 であるため塗工塗料の製造が比較的複雑であるという欠点がなお存在する。塗工 装置として、塗工ナイフを用いた塗装が提案されており、オンライン法での塗工 塗料の塗布は言及されていない。
欧州特許(EP Bl)第0153029号明細書により、ウェブの両面の被覆 方法が公知であり、この方法はCFB枚葉紙の製造の際にも使用することができ る。このため、ローラーの表面にCB塗工塗料を塗布し、ドクターブレードまた はドクターローラーで調量する。ウェブに塗布されるCB塗工塗料の転写はウェ ブをローラーの接線方向に案内することにより行われ、その際、転写はウェブの 他方の側に接する押え口−ラーで支持されている。CF塗工塗料をウェブのCB 層の反対側に塗布するために、もう一つの@装装置が用いられ、この装置では塗 工塗料はたとえば連行ローラーを用いて塗布されるかまたは吹付けられ(湿し塗 布(fountain applicx+o+))およびドクターブレードまた はドクターローラーで均される。公知の方法はウェブしわよりの回避のために優 れており、CF層の改善に関してはすでに公知の先行技術より上回る優れた他の 利点は提供されない。
公知の塗装装置のすでに記載した欠点に加えて、発色反応性顔料の塗布のために 次のような欠点が示される 6g/m’の塗工重量範囲内での均質でかつ良好に被覆する塗装塗布を維持する ことができるエアナイフ塗装装置は、今日通常の塗装速度では運転することがで きない、それというのも、この場合、塗工塗料の吹付けに起因するかまたは塗工 塗料が空気流動床形成により不均一に分配されるためである。エアナイフを用い て塗工塗料を均質に分配するためには、塗工塗料を流動性にしなければならず、 不都合にも塗工塗料が紙に著しく吸収され、その結果、発色反応のために表面で 発色反応性顔料があまり提供されず、複写の強さが明らかに悪化する。もう一つ の問題は、原紙への結合剤の著しい吸収にあり、これにより結合剤の高い配量が 必要となる。もう一つの欠点は、塗工塗料の高い水含量の結果、水の蒸発のため に必要な高いエネルギー需要にある。塗工機の乾燥能力が限られている場合には 、塗布された塗工塗料の十分な乾燥は機械速度の減速によってのみ可能であるに すぎない。
ドクターブレードおよびドクターローラー塗装装置は、紙の粗面性の結果、不均 一な塗布が生じてしまうという共通した欠点を有している。塗工重量が6〜6゜ 5g/m’を下回る場合、塗工塗料は紙の凹所を充填するにすぎず、凸部領域で は塗工塗料は被覆されない(パテ塗り効果)。この欠陥を有するCF層の場合、 まとまった複写は生じず、むしろミリメータ領域で何回も中断される。ここでは 単に、前記した欠点を受入れながら、すでに議論された非発色反応性顔料の混入 で問題解決を行っている。
ローラー被覆装置は、CF塗工塗料の塗布の場合、紙と着はローラーとの間の塗 膜分離の結果、一般に「オレンジビール構造」として表される不均一な塗装構造 が生じてしまう。
有機の染料受容材料のウェブへの塗布は、同様に、有機の染料受容材料材料の他 に1種以上の非発色反応性の鉱物性顔料、たとえば炭酸カルシウムまたはカオリ ン、結合剤、たとえばデンプン溶液またはラテックスならびに通常の助剤、たと えば分散剤、消泡剤または塗工塗料の粘度を調節する助剤を含有する水性塗工塗 料から行われる。有機の染料受容材料を無機の染料受容材料、発色反応性の鉱物 性顔料、たとえば酸性粘土と混合することもすでに提案されている。有機の染料 受容材料を含有する塗工塗料にとって、25〜60重量%の間の固形物含量は公 知である。有機の染料受容材料を含有する塗工塗料をエアナイフ塗工装置、ナイ フ塗工装置およびドクターローラーを用いて塗布することは公知である。この塗 工装置の使用は、有機の染料受容材料の塗布の場合、発色反応性の鉱物性含量の 塗布ですでに記載したと同様の欠点を生じてしまうナイフ−またはローラー塗工 装置を有機の染料受容材料を含有するCF塗工塗料の塗布のために使用する場合 、発色反応性含量を含有するCF塗工塗料との関連ですでに記載した欠点を生じ てしまう。
塗工塗料のドクターローラー均等化機構を有する塗工装置を使用する場合、速い 速度でおよび僅かな塗布重量では十分に均一な塗装構造が得られない。
染料形成剤が適当な油もしくは溶剤中の溶液としてマイクロカプセル中に封入さ れているCB層の塗布の場合も同様に、速い機械速度で均一な塗装構造を製造す る際になお一定の問題が生じる。たとえばタイプライタ−のタイピングによりマ イクロカプセルが破壊されることにより染料形成剤の溶液が染料受容材料と接触 し、所望の発色反応が行われるようなマイクロカプセルは特に注意深い穏やかな 取扱いが必要である。これは製造に対してだけでなくマイクロカプセルを含有す る塗工塗料の貯蔵および継続加工にも、ならびにいわゆるCB層を備えた枚葉紙 について、も通用する。
形成されたCB層の破壊に対する保護手段として、CB塗工塗料は、不溶性デン プン粒子または微細なセルロース繊維からなるいわゆる間隔保持剤が添加される 。マイクロカプセルを含有する塗工塗料の塗布のために、ドイツ連邦共和国特許 出願公開(DE Al)第2143636号明細書により、エアナイフ塗工装置 が提案されている。それにより塗工塗料の塗布は、マイクロカプセルに圧力を加 えずに可能となる。ここでも発色反応性の鉱物性または有機の染料受容材料の塗 布の際と同様の欠点が生じてしまう。
ドイツ連邦共和国特許出願公告(DE B2)第1906823号明細書はマイ クロカプセルを含有する液体についての塗布方法に関しており、被覆すべきウェ ブの被覆は2つのローラーの間で実施され、このローラの一方がバックアップロ ーラーとして機能し、他方が着はローラーとして機能する。着はローラーの表面 に小さな凹所が設けられており、この凹所はマイクロカプセルを含有する液体で 満たされており、ここからウェブに転写される。着はローラはマイクロカプセル の液体を有する容器に浸漬され、その表面は掻取装置を備えており、この装置は バックアップローラーとのスリットと、容器との間に設置されている。塗布すベ きマイクロカプセルの液体の最大固形物含量として24重量%が示されている。
この塗布技術の場合の欠点は、着はローラーの製造が高価であり、塗布重量が着 はローラーに設けられた凹所もしくはその模様のサイズに依存することである。
ドイツ連邦共和国特許出願公告(DE B2)第2143635号明細書には、 ウェブの一方の側にエマルション層として表されるマイクロカプセル分散液を、 他方の側に粘土懸濁物を負荷する方法が記載されている。この塗布は一方の供給 ローラから塗工塗料を負荷された彫込みを備えたローラーを用いて着はローラを 介してウェブに行われる。
ドイツ連邦共和国特許出願公開(DE Al)第223972号明細書から、ウ ェブの両面の同時被覆の方法が公知であり、この場合、一方の側にマイクロカプ セル層を、他方の側に染料受容材料層を設けることができる。マイクロカプセル 被覆の塗布のために、転写ローラーが利用され、その転写ローラーの表面に彫込 みを備えたローラーを用いてマイクロカプセル分散液が前もって調量される。ウ ェブの他方の面は選択的に同様に彫込みを備えたローラーを使用しながら、また はドクターブレード被覆方法を用いて染料受容材料層を設けることができる。
ドイツ連邦共和国特許出願公告(DE B2)第2159343号明細書による と、ウェブをマイクロカプセルで被覆する方法が公知であり、この場合、被覆材 料を過剰量で塗布し、固定の装置で加圧することにより過剰量を除去し、ウェブ 上に残留する被覆材料を均等にする。この加圧もしくは均等化は、この場合、対 向加圧ローラーに対して位置するドクターブレードを用いて、または調量ブレー ドを用いて行われ、このブレードはウェブに対してまたはウェブが巻付く対向加 圧ローラーに対して押し当てられる。記載された機械進行速度は100m/分よ りも遅い。ウェブにがけられる圧力により、特に連行ローラーを用いて塗布を行 った場合およびウェブがすでに湿らされている場合には、ウェブが破れる危険が ある。
CB層の製造の際のエアナイフおよびブレード掻取装置のもう一つの欠点は、間 隔保持剤として使用した不溶性デンプン粒子または微細なセルロース繊維と塗工 塗料との分離にある。
CF−またはCB塗工塗料の塗布の際に生じる問題は、マイクロカプセルならび に染料受容材料を含有する塗工塗料からなる記録層の製造を行う場合、いわゆる セルフコンテント紙(SC−紙)の製造の場合でもほとんど同様に生じる。
染料受容材料層(CF層)を備えたウェブの表側には、用紙セット中での最後の 枚葉紙として使用されない限り、その裏側にはCB層が設けられており、この場 合、いわゆるCFB層を形成している。記入の際に生じる圧力によりマイクロカ プセルが破壊され、色形成溶液が放出された場合、色形成溶液はCFB枚葉紙の 内側にも広がり、表側、つまりCF層にしみ通り、それによりここでは不所望な 発色反応が生じてしまう。
これを回避するために、相応する原紙は紙料の形で完全にサイズされ、その結果 、枚葉紙の内側に広がる染料前駆体溶液に対する遮断作用が得られる。同時に、 紙は吸収能力を失い、均質な塗装構造の達成は、約7g / m ”を下回るよ うな低い塗装量の場合、ならびにCF−およびCB塗工塗料の塗布の場合に困難 となる紙の強度の改善のためにしばしば、CF−またはCB層の塗布を予定して いるウェブに紙の強度を高める調製剤を添加することは通常である。裏側にCB 層が設けられている用紙セットの最初の枚葉紙の場合、このような調製剤は表側 の印字適性の改善に役立つ。表側にCF層が設けられている用紙セントの最後の 枚葉紙の場合、このような調製剤は裏面の印字適性の改善のために役立つ。大抵 は、このような調製剤、たとえばデンプン溶液は、公知の方法でサイズプレスを 用いてすでに抄紙機で塗布されている。CF層を同様に抄紙機中に設置された塗 工装置を用いて塗布すべき場合、乾燥装置の他にサイズプレス調製剤のためにC F層の乾燥のためにさらに他の乾燥装置が必要である。経済的な観点で、ならび に必要な装置にとっての必要な場所的要求の観点で、これによりもう一つの欠点 が生じてしまう。
前記した問題から出発して、本発明の課題は次に域げる要求を満たす方法を提供 することである・発色反応性の鉱物顔料をベースとするか有機の染料受容材料を ベースとするCF塗工塗料の塗布の際、ならびに通常のマイクロカプセルおよび 間隔保持剤を含有するCB塗工塗料の塗布の際に、高い機械速度でかつ紙料の形 で完全にサイズされた塗工原紙を使用する前提で均質な塗装構造の達成。
発色反応性の鉱物顔料を含有するCF塗工塗料に関して、特に本発明の課題は次 の点にある:僅かな塗装量で、不活性顔料を塗工塗料に添加せずに紙表面の均質 な被覆を達成し、同時に僅かな塗布重量でもCF層中に十分に多量の発色顔料が 存在するという条件を満たす: この方法は抄紙機中でも利用できる。
ウェブのCF層に対向する側で調製剤を同時に塗布する場合のCF塗工層の塗布 能力および共通の乾燥装置でのCF塗工塗料および調製剤の同時乾燥。
有機の染料受容材料を有するCF塗工塗料の塗布に関して、本発明の課題は特に 次の点にある。
僅かな塗工重量が塗布される前提条件下でも紙表面の良好な被覆が可能である。
なお湿ったCF塗工塗料のウェブ中への吸収を減少させる。
ウェブの片側にCF塗工塗料を塗布し、ウェブのもう一方に水性調製剤を同時に 塗布することを可能にし、その際、CF塗工塗料と水性調製剤との乾燥を共通の 乾燥装置で行う; この方法の適用性が抄紙機中でも可能である。
CB塗工塗料の塗布に関して、本発明の課題は次のものである、 CB塗工塗料の加工性を広い固形物範囲および粘度範囲でも可能にする。
間隔保持剤との分離の回避: この方法の適用性が抄紙機中でも可能である:CB層の塗布能力をウェブのCB 層とは反対側に調製剤を同時に塗布する場合にも可能にし、同時にCB塗工塗料 および調製剤を共通の乾燥装置中で乾燥することができる。
最終的に本発明のもう一つの課題は、マイクロカプセルならびに染料受容材料を 含有する塗工塗料をSc層(セルフコンテント層)の形成のためにウェブの片側 に塗布することができる方法を開発することにある。
前記の課題の解決のために、本発明は「スピードサイザー」という名称で公知の 、ドイツ国の刊行物rh。
chenbli口1ue+ Papierlabrikalion 23/24  (+987)+ 3゜+063 )IJおよびドイツ連邦共和国特許出願公開 (DE Al)第3417487号明細書に記載された装置にたちもどる。これ らの刊行物中には、サイズプレスとして公知の装置の塗工塗料の塗布のための使 用が示されているが、CFまたはCB枚葉紙の製造は記載されていない。
特に、染料受容材料として鉱物性の発色反応顔料を含有するCF塗工塗料の塗布 の際の特別な流動学的問題は記載されていない。
本発明は、染料受容材料が発色性の鉱物性顔料からなる塗工塗料を塗布すること により感圧記録紙のためのCF層を有するウェブを製造する方法において、次の 特徴の組合せを配慮する。
ウェブを完全にサイズするために紙料の形でサイズする: 塗工塗料の塗布を、ウェブがスリットまたは最小のプレス圧に調節した転写ロー ラーの間に案内される塗工装置を用いて行う; 転写ドラムから、回転可能でかつ駆動する表面に溝があるドクターロッドを用い て容量的にあらかじめ調量された塗工塗料を、CF層をウェブの片側に形成させ るために転写する; 同様に回転可能に駆動する表面に溝があるドクターロッドを用いて容量的にあら かじめ調量された水溶液を同時にウェブのもう一方の側に転写する。
乾燥されたCF層中の発色性顔料の量は、3.5〜5g/m2である。
有機の染料受容材料を含有する塗工塗料の塗布【こよる感圧記録紙のためのCF 層を有するウェブの製造方法の場合、本発明は次の特徴の組合せを配慮する゛ウ ェブを完全にサイズするために紙料の形でサイズする。
塗工塗料の塗布を塗工装置を用いて行り1、その際、ウェブをスリットまたは最 小のプレス圧に調節された転写ローラーの間に案内する; 転写ローラーから、回転可能でおよび駆動する表面に溝があるドクターロッドを 用し1て容量的にあら力1じめ調量された塗工塗料を、ウェブの片側(こCF層 を形成させるために転写する。
同様に、回転可能に駆動する表面に溝力;あるドクターロッドを用いて容量的に あらかじめ調量された水溶液を、同時にウェブのもう一方の側に同時【こ転写す る;乾燥したCF層中の有機の染料受容材料の量力t−0゜2〜2.0g/m2 である。
マイクロカプセル中に封入された染料前駆体溶液を含有するCB塗工塗料の使用 下で感圧記録使用のCB層を有するウェブの製造方法の場合、本発明1ま次lこ 記載する特徴の組合せに配慮する ウェブを完全にサイズするために紙料の形でサイズする。
塗工塗料の塗布を塗工装置を用ν)て行%)、その際、ウェブをスリットを調節 した転写ローラーの間開ご案内する。
転写ローラーから、回転可能でおよび駆動する表面に溝があるドクターロッドを 用いて容量的にあらかじめ調量された塗工塗料を、ウェブの片側にCF層を形成 させるために転写する: 同様に、回転可能に駆動する表面に溝があるドクターを用いて容量的にあらかじ め調量された水溶液または調製剤を、同時にウェブのもう一方の側に同時に転写 する。
染料前駆体溶液が封入されたマイクロカプセルおよび染料受容材料を層中に含有 するウェブを、マイクロカプセルおよび染料受容材料を含有する塗工塗料の塗布 により製造する方法において、本発明は次の特徴の組合せを配慮する ウェブを完全にサイズするために紙料の形でサイズする。
塗工塗料の塗布を塗工装置を用いて行い、その際、ウェブをスリットを調節した 転写ローラーの間に案内する。
転写ローラーから、回転可能でおよび駆動する表面に溝があるドクターロッドを 用いて容量的にあらかじめ調量された塗工塗料を、ウェブの片側にSC層を形成 させるために転写する: 同様に、回転可能に駆動する表面に溝があるドクターロッドを用いて容量的にあ らかじめ調量された水溶液または調製剤を、同時にウェブのもう一方の側に同時 に転写する。
請求の範囲および明細書において、ウェブの一方の側に塗工塗料を塗布し、ウェ ブの他方の側に水溶液または調製剤を塗布する関連で使用された「同時に」とい う表現とは、本発明の範囲内で、あらかじめ調量された塗工塗料または溶液を、 共働する対の転写ローラーからウェブへの転写が行われることと理解される。
転写ローラーのスリット中ヘウエブを垂直方向に案内する場合、転写ローラの周 壁にあらかじめ調量された塗工塗料または溶液の転写が同時に行われるが、ウェ ブの案内が垂直ではなく、ウェブが両方の転写ローラの一方の円周の一部に接す るように行われ、その結果、このローラを用いて転写されるべき塗工塗料または 溶液が最初に転写され、一方、第2の塗工塗料または溶液が対のローラーのスリ ット中へ進入する際に転写され、このように転写は絶対的に同時に行われるので はないが、本発明の目的のために重要ではない程度の短い時間的間隔で行われる 。ウェブの案内を変えることにより生じる転写の際の僅かな時間的ずれは、従っ て本発明において同様に含まれる。
CFm工塗料の塗布のための前記した方法の場合、両方の着はローラーの間で、 プレス圧は有利に10〜40kN/mに調節される。
もう一つの有利な実施態様によると、両方の着はローラーの間に調節されるスリ ットは、塗工していない紙の厚さよりも小さい。スリットの調節は、有利により 高い塗工重量の塗布の場合に行われ、低い塗工重量の場合では前記した範囲内の プレス圧が調節される。
マイクロカプセルを含有する塗工塗料を塗布する場合、スリット調節は同様に、 有利に、調節されるスリットが見塗工の紙の厚さよりも小さく行われる。
鉱物性の発色反応性顔料および有機の染料受容材料をベースとするCF塗工塗料 の塗布のために、本発明により、CF塗工塗料の固形物含量は〉40重量%、有 利に固形物含量〉42重量%および特に有利に45重量%に調節される。発色反 応性の鉱物性顔料を有する使用されるべきCF塗工塗料の粘度は、500〜50 00mPas、有利に2000mPa5より大きくなく、一方、有機の染料受容 材料を有する使用されるべき塗工塗料の粘度は、200〜2000mPa5の範 囲内にあることができる。
請求の範囲および明細書において本発明で使用される「完全にサイズする」との 表現は、サイズ度が18〜35’Cobbの範囲内にあると理解される。
明細書および請求の範囲に使用された概念のCB塗工塗料もしくはCB層とは、 マイクロカプセルの他に、ラテックスをベースとするまたはデンプンをベースと するこれらの結合剤を含有する水性塗工塗料であると理解される。デンプンとい う概念はこの場合デンプンエステルのようなデンプン誘導体も包含する。さらに マイクロカプセルを包含する塗工塗料は、なおいわゆる不溶性のデンプン粒子を ベースとするかまたは微細および短いセルロース繊維をベースとする間隔保持剤 を含有する。
間隔保持剤の直径は20〜60μmにある。CB塗工塗料の固形物含量は、有利 に15〜45重量%の範囲内にある。
本発明によりCF枚葉紙の裏側にまたはCB枚葉紙の表側に塗布される水性溶液 または調製剤は、単にウェブの巻込み傾向を制限するかもしくは阻止するために 水からなることもできる。しかし、水溶液として有利にはデンプン溶液が使用さ れ、このため、紙繊維のより良い結合の結果、印刷適性の改善も達成される。
本発明の範囲内では、デンプン誘導体、たとえばデンプンエーテルまたはデンプ ンエステルであってもよい。さらに、ポリビニルアルコールおよびCMCの溶液 も適している。
実施された試験では、染料受容材料が発色性の鉱物性顔料からなるCF層の4〜 5g/m’の範囲内の比較的低い塗布重量の場合でも、容量的にあらかじめ調量 することを表面に彫込みを有するドクターナイフを用いて行うことで、均質な塗 工塗布、均一な塗工重量および塗工原紙表面の良好な被覆を達成することができ ることが示された。今までは、たとえばウェブに隣接するドクターナイフまたは ドクターローラーを用いる塗工塗料の調量の場合、前記した範囲内にある塗工重 量の際に、悪い被覆が達成されたにすぎない。塗布の均質性は、今まで十分な塗 工均質性の調製のために必要であるとされていた不活性顔料、たとえば炭酸カル シウムとの混合を省くことができ、その結果、本発明による方法の場合、同時に 塗工重量を4g/m2まで低下させることができる。この低い面積重量の範囲に もかかわらず、無色の染料前駆体との発色反応のための発色反応性の鉱物性顔料 の十分な量が提供される。
有利に、CF塗工塗料は単に発色反応性の鉱物性顔料を含有し、他の非発色反応 性顔料は含有しない。非発色反応性顔料を塗工均質性の改善のために強制的には 必要でないにもかかわらず、これは依然としてCF塗工塗料もしくはCF層中に 存在することができる。本発明による方法は、総顔料含量に対して50重量%よ りも少ない発色反応性顔料の割合の場合でも、および僅かな塗工塗料量の場合で も行われるが、非発色性顔料の割合は有利には総顔料含量に対して30重量%よ りも少ない。高いpH値の安定化のために、CF塗工塗料に炭酸カルシウムを添 加することができる。CF層を備えた枚葉紙が引続きなお印刷されるべき場合、 カオリンまたはタルクを用いて表面を封鎖することにより印刷インキについての 吸収速度を緩慢にすることができる。タルクは、表面を疎水性にしかつ平滑にす るだめに使用され、それにより用紙セット中の染料前駆体溶液の転写は改善され る。硫酸バリウムおよび水酸化アルミニウムは、より高い下地白色およびCF層 の光学的増白を生じさせ、亜塩素酸塩はタルクに代って使用することができ、複 写の強度の改善を生じさせる。阻害デンプン、つまり溶解性において制限される かもしくは不溶性のデンプンは、塗膜不透明度の減少を生じさせ、その結果、原 紙の増白が著しくなる。
本発明により、最大の塗工塗料の量は9g/m”であるが、有利には4g/m2 より少なくなくおよび7g / m 2より多くなく塗布されるべきである。本 発明による方法により達成することができる均質な塗装構造は、意想外に、少な い塗工重量の際に、塗膜分離により引き起されるオレンジピールを減少させる点 で少ない塗工重量によって決定される。このオレンジビールは、縁結合剤に対し てデンプンもしくはデンプン誘導体の割合を、発色反応性の鉱物性顔料を有する CF塗工塗料において20重量%以下に調節する場合に減少させられる。
本発明により製造されたCF枚葉紙と、ドクターローラーを用いて塗工塗料の均 一化および調量を行い同じ金工塗料を用いて製造されたCF枚葉紙との対比によ り、本発明の本来の利点が僅かな塗工塗料重量でも均質な塗工構造ひいては塗工 原紙表面の良好な被覆が同じ塗工重量を維持する際に調節できることにある。
同じかもしくは減少した塗工重量の場合、本発明は塗工原紙表面の改善された被 覆の結果、染料前駆体と発色反応性の鉱物顔料との間での発色反応による面像形 成のより高い品質を可能とする。
次に記載する標準CF枚葉紙と本発明により製造されたCF枚葉紙との比較は、 塗工原紙表面が本発明により製造されたCF枚葉紙の場合、著しく良好に被覆さ れることが示される。両方の枚葉紙は、染料受容材料が発色反応性の鉱物性顔料 からなりおよび同じ塗工原紙の使用下で製造され、同じ塗工塗料を用いた製造条 件下で製造された。標準CF枚葉紙の製造は、通常のドクターローラーを備えた 塗工機で行った。塗工重量は標準枚葉紙の場合7g/m”であり1本発明による 場合は6.5g/m”で塗布された。異なる塗布品質もしくは塗工原紙表面の被 覆の検出のために、両方の製造された枚葉紙の表面を青色を生じる染料前駆体溶 液で着色し、その結果1枚葉紙に暗青色の着色が生じた。裸眼でもすでに本発明 によるCF枚葉紙の均質な着色が認められる。双方の製造された枚葉紙により、 通常の複写機で最大の明るさに調節された照射強さで透明なシートに複写し、製 造された複写物をKllaani社のフォーメーションテスター(Formal iolesler)で試験した。この試験のために、両方の試料からそれぞれ2 枚のコピーを使用し、その際、それぞれの複写物に関してフロックサイズの2回 の測定を行った。フロックサイズとはこの関連では黒色に着色した複写物の面積 であると理解される。次の表1は4回実施された測定について、全面積に関して >100mm’の黒色に着色されたフロックのパーセンテージでの割合を示す。
表1 標準 本発明 28.41 4.14 37.25 5.53 37.65 16.11 39.47 4..04 得られた結果は、すでに裸眼でも両方の試料の明らかな差異が確認される。
本発明の範囲内で使用すべき塗工原紙は、35〜50g/m”、有利に36〜4 6g/m”の範囲内の面積重量を有する。
有機の染料受容材料を含有するCF塗工塗料を用いて実施された塗工試験に示さ れたように、この場合比較的低い塗工重量でも、均質な塗工塗布、均一な塗工重 量および塗工原紙表面の良好な被覆が達成され、これは表面に彫込みを有するド クターロンドを用いて容量的にあらかじめ調量することに起因する。公知の手段 で有機の染料受容材料含有のCF塗工塗料、鉱物性の非発色反応性顔料、たとえ ば炭酸カルシウムまたはカオリンを混合することは、本発明による方法でも維持 される。鉱物性の顔料は、この場合、有機の染料受容材料のための担体として利 用され、染料受容の効果を改善する。鉱物性の非発色性顔料の、V+を合は、塗 工塗料の総固形物含量に対して90重量%までであることができる。有利には、 炭酸カルシウムの他に、カオリン、硫酸パリクム、タルク、亜塩素酸塩、沈降ケ イ酸、水酸化アルミニウムまたはこれらの物質の混合物も使用される。本発明の 本来の利点は、有機の染料受容材料を有するCF塗工塗料を著しく少ない塗工重 量で、有利に3〜6 g / m ”の範囲内で塗布する場合に、有機の染料受 容材料の十分な量をCF層中にもたらすことができ、ならびに十分に被覆された 紙表面を生じさせることにある。それにより、染料前駆体と染料受容材料との間 の反応により生じる画像の十分な強度が得られる。有利に、塗布された有機の染 料受容材料の量は0.4〜Ig/m’にある。
前記したように、本発明により同時に裏側に塗布すべきCB塗工塗料と共に、C B枚葉紙の表側は水溶液、たとえばデンプン溶液で負荷することができる。印刷 適性をさらに改善するためにウェブのCB層と反対側に、塗工工程の前にこの側 を少なくとも平滑にすることが特に有利であると判明した。このため本発明の範 囲内で、ウェブの片側または両側を平滑にすることができる全ての公知の装置を 使用することができる。この装置には複数の相互に接触する金属ローラーを用い て加工する装置ならびに金属ローラーと程度に差があるが弾性のローラーとが接 触するような装置が所属する。CB層の反対側の平滑性は、特にこの側がなおC F層で塗布されるべき場合に有利である。生じた平滑性がCF塗工塗料またはた とえばデンプン水溶液を用いる継続する塗工工程により損傷されるが、塗工原紙 の平滑はCB層およびCF層もしくはデンプン溶液の塗布の後でも望ましい強度 の画像が生じるために十分な平滑性がなお存在するように調節することができる 。
有利に、塗工工程の枚の平滑化は80Bekk seCの値に調節される。
特に経済的に重要であるのは、本発明の範囲内で、ウェブの片側へのCB塗工塗 料と、ウェブのもう一方の側へのCB塗工塗料との同時塗布である。CF塗工塗 料として、ウェブの他方の側へのCB塗工塗料の同時塗布において、発色反応性 の鉱物顔料または油溶性の酸性に反応する有機物質を有するようなものが挙げら れる。有利にこのCF塗工塗料の固形物含量は〉4011量%にある。本発明に より使用されるべきCB塗工塗料の固形物含量は有利に15〜45重量%の範囲 内にある。
本発明により使用されるべき塗工装置を今まで常用のサイズプレスの代りに抄紙 機に設置する場合、経済的観点で、唯一の乾燥装置中で表側に塗布されたCF塗 工塗料ならびに裏側に塗布されたデンプン溶液また特表千7−509669 ( jQ) はCB@工塗料を乾燥させることができるという特に良好な利点が生じる。抄紙 機中でのこの方法の実施(オンライン)は従って特に有利である。
本発明の請求の範囲中に記載されたドクターロッドの表面の彫込みとは、たとえ ば溝の形の凹所を意味し、この凹所はネジとして構成されていてもよく、その際 、このドクターロッドはそれ自体フライスにより彫込まれているか、もしくはド クターロッドはその彫込みをつくるためにワイヤーを巻付けることもできる。彫 込みの深さ、およびドクターと転写ローラとの間に調節されるプレス圧は、CF 塗工塗料の塗工量を調整する。
ドクターロッドの回転方向はウェブの進行方向に対向する。
次の表2中には、染料受容材料が発色反応性鉱物顔料からなる異なるCF塗工塗 料が記載されており、抄紙機中に設置された塗工装置を用いるパイロット試験で 得られる結果が記載されている。
主要成分の顔料および結合剤としてのラテックスもしくはデンプンエステルの他 に、塗工塗料はなお通常の助剤、たとえば粘度の調製のためのカルボキシメチル セルロース、約10.3のpH値の調節のための苛性ソーダ液ならびにステアリ ン酸カルシウムを3重量部を越えない量で含有する。この塗工塗料は水を用いて 表1に記載された固形物含量に調節される。
表 2 酸性粘土 70 95 100 100 95 80 70 90 60 50 炭酸カルシウム 30 5 − − 5 4025カオゾン 20−− A l (OH)コ − 30−25 阻害デンプ7 − − 10 ラテツクス 19 19 19 19 17.5 19 19 19 16 1 6デンプンエステル 3 3 3 塗工塗料の固形物 48 47 46 47 45.5 46 50 48 5 2 53含量 重量% CF層の塗工 6.8 ; 6.0 ; 5.7 + 4.5 : 5.2 ;  6.1 ; 6.8 : 5.2 : 8.9 ; 8.W 重量 g/m” CF層中の発色 反応性顔料 4.0.4.8 ; 4.8 ; 3.6 ; 4.3 ; 4. 1 ; 4.0 ; 3.9 ; 4.4 : 3.6g/m’ 粘度 〜I)++ 850 850 900 1.400 1.200 500  1.80(11,500780780塗工塗料のここの成分の割合についての 記載は乾燥重量の割合に関する。塗工構造は全ての試験において紙表面の良好な 被覆で均質であった。
表3中では、有機の染料受容材料を有する異なるCFm工層が記載されており、 このCF層は抄紙機中に設置された試験塗工装置で塗布された。
表 3 炭酸カルンウA 73 60 72 60 60 6ONa−^1−シリケート  20 20 20 20デンプンエステル 13 1613 6 6 6ポリ ビニルアルコール 6 5 5 粘度 mPa s 450 1.660 300 1.900 255 930 塗工塗料の個々の割合についての記載は乾燥重量の割合に関している。残りは水 である。塗工構造は全ての試験において均質である。
表2および3に記載された塗工塗料の塗布は、39g / m ”の面積重量の 普通にサイズした砕木不含の塗工原紙について600 m / M i nの速 度で行う。裏側に12%のデンプン溶液を塗布し、その結果、乾燥重量成分とし て計算して0.9g/m”の塗工重量が生じる。
表2および3に記載された粘度値はブロックフィールド粘度計を用いて1100 rpでスピンドル3で測定した。
いわゆるSC紙を製造するためのマイクロカプセルおよび発色反応性鉱物性顔料 を含有する塗工塗料は、次のように製造される: 酸性粘土 80 マイクロカプセル 71 間隔保持剤 28 塗工塗料の固形物含量 重量% 35 塗工重量 g/m” 11 塗布は表2および3に記載された塗工原紙に同じ方法条件下で行った。製造され たSC枚葉紙上に置かれる通常の筆記用紙に記入した場合、Sc枚葉紙上に良好 な可読性の印刷が生じた。製造されたsc枚葉紙の表側ならびに裏側は、良好に 被覆された紙表面および均質な塗工構造を有し、優れた印刷適性である。
図1〜3は次のものを示している: 図1はWocheoblu+ der Papietfsbrikxtion  23/24(+987)、 1.063頁以降から「スピードサイザー」として 公知の塗工装置の横側から見た略図である。
図2は、表1に記載された標準CF枚葉紙の写真である。
図3は、表1に記載された本発明によるCF枚葉紙の写真である。
図1につき本発明の方法を次に詳説する:第1の転写ローラー(2)の表面に、 水性デンプン溶液(5)のあらかじめ調量された層が存在し、もう一方の転写ロ ーラー(2′)の表面にCF層(4′)を形成するために用いられる塗工塗料( 4)があらかじめ調量されている。あらかじめの調量はデンプン溶液の場合に、 省略された形で示された溝を備えたドクター(3)を用いて、およびCF塗工塗 料(4)の場合に、溝を備えたドクター(3′)で行われる。両方のドクターは 転写ローラーの回転方向に対向する方向に駆動する。転写ローラーの表面から、 あらかじめ調量されたデンプン溶液(5)もしくはCF塗工塗料(4)のウェブ (1)への転写が行われる。図面の左側の部分では、図に示したようなドクター ホルダー(7)を包含する簡略化された図で装置が記載されている。デンプン溶 液(5)は転写ローラー(2)の表面に対して過剰にもたらされる。過剰のデン プン溶液は矢印に示されたように流動する。図面の右側部分では、同じドクター ホルダーもしくはインキ容器を設置することができる。ドクターホルダー、イン キ容器およびインキ導入装置は本発明の対象ではなく、従って他の適当な装置、 たとえばインキ着はローラーによって置換えることもできる。
塗布すべきCF塗工塗料の場合、染料受容材料は鉱物性の発色反応性顔料からな るか、もしくは有機の染料受容材料であることができる。
転写ローラーのスリット調節装置において、CB塗工塗料は塗布され、他方の側 でデンプン溶液またはCF塗工塗料が負荷される。
FIGUR1 FIGUR2 ム 77771 フロントベージの続き (51) Int、 C1,6識別記号 庁内整理番号BO5D 7100 F  7717−4D7/24 303 B 7717−4DD21H19/36 (31)優先権主張番号 P4224719.5(32)優先臼 1992年7 月27日(33)優先権主張国 ドイツ(DE)FI (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE) 、CA、FI、JP、US(72)発明者 フリーゼン、 ヴオルフラムドイツ 連邦共和国 D −41334ネッテタールーロツベリッヒ シュトラックヴエ ーク16

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.染料受容材料が発色反応性の鉱物性顔料からなる塗工塗料を塗布することに よる感圧性記録紙用のCF層を有するウェブの製造方法において、次の特徴: ウェブ(1)を完全なサイズを達成するために紙料の形でサイズする; 塗工塗料(4)の塗布を、ウェブ(1)が、スリットまたは最小のブレス圧を調 節する2つの転写ローラー(2;2′)の間に案内される塗工装置を用いて行う ; 転写ローラーから、回転可能に駆動する表面に彫込みを有するドクターロッド( 3′)を用いて容量的にあらかじめ調量された塗工塗料(4)をウェブ(1)の 片側にCF層(4′)を形成させるために転写する; および他方の同様に回転可能に駆動する表面に彫込みを有するドクターロッド( 3)を用いて容量的にあらかじめ調量された水溶液(5)をウェブのもう一方の 側に同時に転写する; 乾燥したCF層中の発色反応性顔料の量が3.5〜5g/m2である; の組合せを特徴とするCF層を有するウェブの製造方法。 2.有機の染料受容材料を含有する塗工塗料の塗布により感圧性記録使用のCF 層を有するウェブの製造方法において、次の特徴: ウェブ(1)を完全なサイズを達成するために紙料の形でサイズする; 塗工塗料(4)の塗布を、ウェブ(1)が、スリットまたは最小のブレス圧を調 節する2つの転写ローラー(2;2′)の間に案内される塗工装置を用いて行う ; 転写ローラーから、回転可能に駆動する表面に彫込みを有するドクターロッド( 3′)を用いて容量的にあらかじめ調量された塗工塗料(4)をウェブ(1)の 片側にCF層(4′)を形成させるために転写する; および他方の同様に回転可能に駆動する表面に彫込みを有するドクターロッド( 3)を用いて容量的にあらかじめ調量された水溶液(5)をウェブのもう一方の 側に同時に転写する; 乾燥したCF層中の有機の染料受容材料の量が0.2〜2.0g/m2である; の組合せを特徴とするCF層を有するウェブの製造方法。 3.マイクロカプセル中に封入された染料前駆体溶液を含有するCB塗工塗料の 塗布により感圧性記録紙用のCB層を有するウェブの製造方法において、次の特 徴: ウェブ(1)を完全なサイズを達成するために紙料の形でサイズする; 塗工塗料(4)の塗布を、ウェブ(1)が、スリットまたは最小のプレス圧を調 節する2つの転写ローラー(2;2′)の間に案内される塗工装置を用いて行う ; 転写ローラーから、回転可能に駆動する表面に彫込みを有するドクターロッド( 3′)を用いて容量的にあらかじめ調量された塗工塗料(4)をウェブ(1)の 片側にCB層(4′)を形成させるために転写する; および他方の同様に回転可能に駆動する表面に彫込みを有するドクターロッド( 3)を用いて容量的にあらかじめ調量された水溶液(5)をウェブのもう一方の 側に同時に転写する; の組合せを特徴とするCB層を有するウェブの製造方法。 4.マイクロカプセルおよび染料受容材料を含有する塗工塗料を塗布することに より、マイクロカプセル中に封入された染料前駆体溶液および染料受容材料を一 つの層中に有するウェブの製造方法において、次の特徴: ウェブ(1)を完全なサイズを達成するために紙料の形でサイズする; 塗工塗料(4)の塗布を、ウェブ(1)が、スリットまたは最小のプレス圧を調 節する転写ローラー(2;2′)の間に案内される塗工装置を用いて行う; 転写ローラーから、回転可能に駆動する表面に彫込みを有するドクターロッド( 3′)を用いて容量的にあらかじめ調量された塗工塗料(4)をウェブ(1)の 片側にSC層(4′)を形成させるために転写する; および他方の同様に回転可能に駆動する表面に彫込みを有するドクターロッド( 3)を用いて容量的にあらかじめ調量された水溶液または調製剤(5)をウェブ (1)のもう一方の側に同時に転写する;の組合せを特徴とするマイクロカプセ ル中に封入された染料前駆体溶液および染料受容材料を一つの層に含有するウェ ブの製造方法。 5.両方の着けローラー(2;2′)の間のブレス圧が10〜40kN/mに調 節される請求項1または2記載の方法。 6.両方の着けローラー(2:2′)の間のスリットが未被覆の紙の厚さより狭 いスリットである請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。 7.CF塗工塗料の固形物顔料が>40重量%である請求項1、2、5または6 項記載の方法。 8.水溶液が、デンプン溶液またはポリビニルアルコール溶液またはCMCの溶 液である請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。 9.CF塗工塗料が発色反応性鉱物性顔料の他に、乾燥重量割合として計算して 総顔料含有量に対して、炭酸カルシウム、カオリン、硫酸バリウム、タルク、亜 塩素酸塩、沈降ケイ酸、水酸化アルミニウムおよび阻害されたデンプンまたはこ れらの化合物の混合物のグルーブから選択される非発色反応性顔料を50重量% まで含有する請求項1、5、6、7または8項記載の方法。 10.CF塗工塗料が、発色性鉱物性顔料の他に、乾燥重量割合として計算して 総顔料含有量に対して、炭酸カルシウム、カオリン、硫酸バリウム、タルク、亜 塩素酸塩、沈降ケイ酸、水酸化アルミニウムおよび阻害されたデンプンまたはこ れらの化合物の混合物のグループから選択される非発色反応性顔料を30重量% まで含有する請求項1、5、6、7、8または9項記載の方法。 11.CF層が4〜9g/m2(乾燥重量割合として計算して)の塗布量で塗布 される請求項1、5、6、7、8、9または10項記載の方法。 12.CF塗工塗料が4〜7g/m2(乾燥重量割合として計算して)の塗布量 で塗布される請求項1、5、6、7、8、9、10または11項記載の方法。 13.CF塗工塗料が、有機の染料受容材料の他に、総固形物含有量に対して、 炭酸カルシウム、カオリン、硫酸バリウム、タルク、亜塩素酸塩、沈降ケイ酸、 水酸化アルミニウムまたはこれらの化合物の混合物のグルーブから選択される非 発色反応性顔料を90重量%まで含有する請求項2、5、6、7または8項記載 の方法。 14.CF塗工塗料が3〜6g/m2(乾燥重量割合として計算して)の量で塗 布される請求項2、5、6、7、8または13項記載の方法。 15.CB塗工塗料の固形物含有量が15〜45重量%である請求項3または6 記載の方法。 16.水性調製剤がCF塗工塗料である請求項3、6、14または15項記載の 方法。 17.CF塗工塗料が、染料受容材料として発色反応性鉱物性顔料または油溶性 の酸性に反応する有機物質を含有する請求項16記載の方法。 18.CF塗工塗料の固形物含有量が>40重量%である請求項16または17 記載の方法。 19.CB塗工塗料の塗布の前に、ウェブを少なくともCB塗工塗料の塗布のた めに配慮される側とは反対の側で平滑化させる請求項3、6、8または15記載 の方法。 20.抄紙機中で実施する請求項1から19までのいずれか1項記載の方法。
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