JPH04219267A - インクジェット用紙の製造方法 - Google Patents

インクジェット用紙の製造方法

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JPH04219267A
JPH04219267A JP2330231A JP33023190A JPH04219267A JP H04219267 A JPH04219267 A JP H04219267A JP 2330231 A JP2330231 A JP 2330231A JP 33023190 A JP33023190 A JP 33023190A JP H04219267 A JPH04219267 A JP H04219267A
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晋 長谷川
Kazuaki Oshima
一晃 大島
Kenji Yasuda
保田 憲治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水性インク被記録材の製造に関する。
さらに詳しく述べるならば、本発明は、優れた発色、画
質等の特性を有し、上質紙と同様の風合と使用適性を持
ち、安価でインクの吸収性と印字の鮮明性が改良された
カラーインクジェットプリンター用紙の製造方法に関す
るものである。
〔従来の技術〕
水性インクとインクジェットプリンターの改良によって
、上質紙のような普通紙を基紙として用い、かなり鮮明
な画像と印字をインクジェットによる記録法で得ること
が可能になってきた。
しかし一方では、プリントの彩度、解像度等をさらに魅
力あるものにするために、より高度な特性を有する被記
録用紙が要望されている。
従来、インクの吸収性と乾燥性を改良するために、無サ
イズ紙、低サイズ紙等の吸収性の良い紙を用いたり、シ
リカ、炭酸カルシウム等を含有する吸収性被覆層を設け
ることが提案され(特公昭63−650037号公報)
、インクの吸収性や発色濃度に改善が見られている。
とりわけ、液体の吸収性が大きい低サイズ度の基紙に、
吸収性顔料を含有する被覆層を10g/m2以下の比較
的少ない量で設けた微塗工の基紙吸収タイプのインクジ
ェット用紙が、コスト、風合並びに性能のバランスが良
いと考えられている。
このような塗工タイプのインクジェット被記録用紙は、
外観が通常の上質紙と異なり、またコストが割高となる
ので、従来の普通紙と置き換えることは困難であった。
一方、通常の上質紙は、インクの吸収が劣り、発色が鮮
明でない等の問題があり、上質紙そのものをインクジェ
ット被記録用紙として利用することは、不満足なもので
あった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者等は、かかる現状に鑑み種々研究した結果、普
通紙の感触及び風合いは塗工層を形成するための塗料中
の吸水性顔料の含有量を特定の範囲とし、塗料の塗布量
を少なくすることによって保持することができ、所望の
解像度は塗料の塗布量を一定以上に維持し、基紙の吸水
性を一定範囲に制御することによって得ることができ、
さらにインクの乾燥性は基紙の吸収性と塗布量を特定す
ることによって所望の水準を達成できること、並びに水
溶性塗料を液体の吸収性が大きい基紙に塗布するには塗
料の浸透性を制御すれば良いことを見い出し不発明を完
成するに到った。
従って、本発明は、水性インクを用いるインクジェット
プリンターに使用する被記録用紙であって、優れた印字
性と乾燥性を示し、普通紙の感触を有するインクジェッ
ト被記録用紙を安価に供給することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、坪量64g/m2基準でステキヒトサイズ度
が20秒以下及び坪量が50〜100g/m2の範囲の
基紙の少なくとも片面に、吸油量が、20〜300ml
/100gの顔料を被覆層の全固形分当り10〜50重
量%及び水溶性高分子接着剤を被覆層の全固形分当り5
0〜90重量%を主成分として含有し、かつインク受容
性被覆層を構成する粘度が1Pa・s以上100Pa・
s以下の塗料を全固形分当り0.2〜10g/m2の割
合で塗布し、乾燥することを特徴とする水性インクジェ
ット記録用紙の製造方法である。
本発明に用いられる基紙は、針葉樹晒クラフトパルプ、
広葉樹晒クラフトパルプ或いはこれらのパルプの混合物
にクレー、タルク等の内填顔料、サイズ剤、歩留り向上
助剤、紙力増強剤等の製紙用薬品が添加された紙料を用
いて湿式長綱抄紙機において湿紙を形成し、ヤンキード
ライヤー或いは多筒式ドライヤーで乾燥して製造される
基紙の厚みは、プリンターでの走行性と最終用途により
決めされるが、10〜200μm、坪量は、50〜10
0g/m2の範囲内のものである。
基紙は吸収体として用いるので、64g/m2基準にお
いてステキヒトサイズ度で1〜20秒、好ましくは5〜
15秒の範囲内のものが用いられる。ステキヒトサイズ
度が20秒以上の基紙ではインクの基紙への吸収が阻害
されるので、印字の鮮明性と乾燥性か損なわれるので好
ましくない。
本発明の被覆層に用いられる顔料は吸水性及び顕色性を
示す無色または白色のものが望ましく、とりわけ合成珪
酸のような微粒子合成シリカで、適切な初期吸収性を有
し、つまり短時間内での水の吸収に必要な粒子間距離を
保持する1〜10μmの2次粒子径のシリカが好ましい
シリカ以外に、例えばカオリン、タルク、ゼオライト、
炭酸カルシウム、珪酸カルシウム、水酸化アルミニウム
、プラスチック顔料等が本発明のために利用可能である
これらの顔料の吸液量はJIS K 5101により測
定される吸油量によって表わされる。例えば、シリカで
は吸油量は100〜400ml/100gの範囲、炭酸
カルシウムでは10〜100ml/100gの範囲にあ
るが、本発明ではこの吸油量は20〜300ml/10
0gの範囲内の顔料が用いられる。
吸油量が小さいと、インクの吸収性が悪くなり、印字並
びに画質が劣り、吸油量が大きすぎると、インクの吸収
量が多くなるので、インクのにじみによる印字の不鮮明
さが目立つので、好ましくない。
このような吸水性顔料が被覆層固形分の10〜50重量
%の範囲内で用いられ、10重量%未満ではインクの印
字の鮮明性が損なわれ、50重量%を越えると、基紙の
普通紙としての感触及び風合いが損なわれるので、望ま
しくない。
被覆層の接着剤としては、ポリビニルアルコール、カゼ
イン、澱粉、その誘導体等の天然、若しくは合成の水溶
性高分子が吸水性顔料との接着性が良く、かつ水性イン
クとの親和性が良いため、望ましい。
水溶性高分子の量は、被覆層固形分の50〜90重量%
の範囲であり、特に60重量%以上で、被覆層固形分の
30重量%以上がけん化度90%以下のポリビニルアル
コールであると、画像の濃度が向上するので好ましい。
この理由は低けん化度のポリビニルアルコールが水溶性
インクに対して適切な溶解速度と溶液粘度を持っている
ためと考えられる。
ポリエチレンイミンの4級アンモニウム塩誘導体、4級
アンモニウム基を共重合モノマーとして含むアクリルま
たはメタクリル酸エステルの共重合体のようなカチオン
性水溶性高分子を、被覆層固形分の2〜25重量%添加
すると水性インク画像の耐水性が達成できる。
本発明の基紙は水を良く吸収し、被覆層を形成する塗料
は水溶性分散液であるため、塗料の粘度を1Pa・s以
上100Pa・s以下とすることにより、塗料中の水媒
体の基紙への浸透を少なく保ち膨潤によるしわの発生を
防ぎながらインクジェット被記録用紙として適した高品
質の塗工シートが得られる。
本発明に用いる粘度は、低ひずみ速度のB型粘度計で測
定したニュートニアン粘度に近いものである。この粘度
が、1Pa・s以下になると塗工に際し、基紙への塗料
の浸透が、大きくなり、適切な塗工の実施が困難になる
。このような水性塗料と水性インクは同一の粘度範囲で
はお互いに厚紙における類似の浸透性を持っており、通
常の用いられるインクの粘度は、1mPa・s〜100
mPa・sの範囲にあるので、塗料の粘度をこれより十
分大きくすることでインクの厚紙に対する浸透性は良い
ままで塗料の厚紙への極端な浸透を防止しながら塗工を
容易に実施できるのである。
塗工は、オンマシン及び/或いはオフマシンでゲートロ
ールコーター及び2本ロールサイズプレスのような生産
性の良い、高濃度塗工方式で好適に実施でき、固形分表
示で0.2〜10g/m2の割合で塗工される。
被覆層が厚すぎる場合は被覆層が強度不足となる上普通
紙感触及び風合いに乏しくなり、薄すぎる場合はインク
の鮮明な発色と、規則的なドット形状による高解像度を
得ることが困難となるので0.5〜5g/m2の範囲が
好ましい。
本発明では、所定の塗料粘度を得て、かつ塗料の濃度を
適当な範囲に保つために、適切な分子量のポリビニルア
ルコールのような水溶性高分子を選定することが肝要で
ある。耐水化剤も粘度に影響を与えるので、選定の際に
注意する必要がある。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが
、勿論本発明はこれによって限定されるものではない。
尚、以下において部及び%とあるのは、すべて重量部及
び重量%を示す。
実施例1 広葉樹晒クラフトパルプ80部、針葉樹晒クラフトパル
プ20部、軽質炭酸カルシウム25部、カチオン澱粉(
王子ナショナル社製、ケートF)0.2部、紙力増強剤
(荒川化学工業社製、ポリマロン619)0.1部、ア
ルキルケテンダイマー系サイズ剤(荒川化学工業社製、
K619)008部に水を加え、良く混合してスラリー
濃度0.05%の紙料を作成し、これを用いて公知の長
網抄紙機で、湿紙を形成し、多筒式ドライヤーで乾燥さ
せた後、ゲートロール方式の塗工部で塗料−1(固形分
濃度15%、粘度5Pa・s)を基紙の両面に固形分表
示で2g/m2ずつ塗布、乾燥し、坪量74g/m2の
インクジェット用紙を製造した。
厚紙のステキヒトサイズ度は10秒であった。
塗料−1 微粒子シリカ 30部 (ファインシール(吸油量280 ml/100g):徳山曹達社製) 澱粉 70部 (王子エースA:王子コーンスタ ーチ社製) 実施例2 実施例1と同様にして、但し多筒式ドライヤーで水分1
5%まで乾燥させ、2本のロールサイズプレスで塗料−
2(固形分濃度10%、粘度3Pa・s)を両面に固形
分表示で2g/m2ずつ塗工、乾燥し、水分8%まで乾
燥させインクジェットに用紙を製造した。
厚紙のステキヒトサイズ度は15秒であった。
塗料−2 微粒子シリカ 30部 (ファインシール:徳山曹達社製) ポリビニルアルコール 70部 (224(けん化度、87%): クラレ社製) 比較例1 実施例1と同様にして、但しバーコーターを用いてイン
クジェット用紙を製造した。しかし、塗工性が悪く、均
一な画像が得られなかったので、塗料−1を濃度8%、
粘度50mPa・sに希釈して、塗工した。
比較例2 実施例2と同様にして、但し表面に、塗料−2を粘度5
0mPa・sに希釈してバーコーターで固形分表示で1
5g/m2塗工した。
これらの各用紙の目視による評価結果を第1表に示す。
インクジェットプリント特性の評価は、インクジェット
プリンター(ヒューレットパッカード社製 シンクジェ
ット)を用いインク吸収性、プリント印字の鮮明さにつ
いて行ない、良いものから優、良、可、やや難で示した
普通紙性については、外観を評価し、表面強度について
は、指こすりによる粉落ちから判定した。
〔発明の効果〕
本発明のインクジェット用紙は、インク吸収性が良く、
印字が鮮明な普通紙とほぼ同一の外観を呈し、本発明法
によってインクジェット用紙を安価に製造できるので、
産業界に寄与するところが大である。
特許出願人 王子製紙株式会社 代理人 中本 宏 同 井上 昭 同 吉嶺 桂

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】坪量64g/m2基準でステキヒトサイズ
    度が20秒以下で坪量が50〜100g/m2の範囲の
    基紙の少なくとも片面に、吸油量が20〜300ml/
    100gの顔料を被覆層の全固形分当り10〜50重量
    %及び水溶性高分子接着剤を被覆層の全固形分当り50
    〜90重量%を主成分として含有し、かつ受容性被覆層
    を構成する粘度が1Pa・s以上100Pa・s以下の
    塗料を全固形分当り0.2〜10g/m2の割合で塗布
    し、乾燥することを特徴とする水性インクジェット記録
    用紙の製造方法。
  2. 【請求項2】塗料をオンマシンのゲートロール方式で塗
    布し、乾燥することを特徴とする請求項1記載のインク
    ジェット用紙の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6852422B2 (en) * 2002-06-17 2005-02-08 Appleton Papers, Inc. Composite packaging materials and printable sheets, and methods of making
EP1658993A1 (en) * 2003-08-26 2006-05-24 Nippon Paper Industries Co., Ltd. Process for producing inkjet recording medium

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