JPH0692190B2 - インクジェット用記録シ−ト - Google Patents
インクジェット用記録シ−トInfo
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- JPH0692190B2 JPH0692190B2 JP62233307A JP23330787A JPH0692190B2 JP H0692190 B2 JPH0692190 B2 JP H0692190B2 JP 62233307 A JP62233307 A JP 62233307A JP 23330787 A JP23330787 A JP 23330787A JP H0692190 B2 JPH0692190 B2 JP H0692190B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- ink
- recording sheet
- water
- copolymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
- B41M5/52—Macromolecular coatings
- B41M5/5245—Macromolecular coatings characterised by the use of polymers containing cationic or anionic groups, e.g. mordants
Landscapes
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はインクジェット用記録シートに関し、さらに詳
しくは水性インクを用いるインクジェット記録方式にお
いて、鮮明な発色に耐水性を持たせるための画像の耐水
性を付与したインクジェット記録用シートに関するもの
で、同時にインクの吸収速度が大きく、発色が鮮かで、
かつドット形状が円形でエッジがシャープな画像を与え
ることができ、かつシートの表面強度が大きく、通常の
紙と同様の触感、使用適性があり、高解像度の画像を記
録できる水性インクジェット用記録シートに関するもの
である。
しくは水性インクを用いるインクジェット記録方式にお
いて、鮮明な発色に耐水性を持たせるための画像の耐水
性を付与したインクジェット記録用シートに関するもの
で、同時にインクの吸収速度が大きく、発色が鮮かで、
かつドット形状が円形でエッジがシャープな画像を与え
ることができ、かつシートの表面強度が大きく、通常の
紙と同様の触感、使用適性があり、高解像度の画像を記
録できる水性インクジェット用記録シートに関するもの
である。
本発明のインクジェット用記録シートは水性インクを用
いる他のペンプロッターなどの記録、印刷、筆記に用い
ることもできる。
いる他のペンプロッターなどの記録、印刷、筆記に用い
ることもできる。
[従来の技術] 水性インク、親水性インクを用いる通常のインクジェッ
ト記録方式においては、高品位の記録画像を得るため
に、インクを受容する用紙の上に付着した水性インクが
その表面上に不規則に広がることなく、速やかにかつ真
円状にコントロールされて広がりながら吸収されるよう
にすること、及び、付着したインクの発色を増強するよ
うな表面構造とすることが重要な要件である。
ト記録方式においては、高品位の記録画像を得るため
に、インクを受容する用紙の上に付着した水性インクが
その表面上に不規則に広がることなく、速やかにかつ真
円状にコントロールされて広がりながら吸収されるよう
にすること、及び、付着したインクの発色を増強するよ
うな表面構造とすることが重要な要件である。
コスト、印刷用紙、事務用紙適性の点では、非塗工型イ
ンクジェット用紙が一般に用いられている。非塗工のイ
ンクジェット用紙を製造する為、シリカや重質炭酸カル
シウム等の吸液性顔料や抄紙時に内添することが知られ
ている。
ンクジェット用紙が一般に用いられている。非塗工のイ
ンクジェット用紙を製造する為、シリカや重質炭酸カル
シウム等の吸液性顔料や抄紙時に内添することが知られ
ている。
また、カラー用などの鮮明度を重視する用途には、前記
のドット形状と発色の鮮明度のために吸水性の優れた白
色顔料を主成分とする、塗工層を設けた塗工紙が用いら
れている。
のドット形状と発色の鮮明度のために吸水性の優れた白
色顔料を主成分とする、塗工層を設けた塗工紙が用いら
れている。
いずれのタイプの用紙も、水性インクを用いる限り、特
別な処理を行わなければ画像の耐水性が無い。このた
め、カチオン性界面活性化剤かカチオン性高分子物質に
よる耐水化処理が必要となる。
別な処理を行わなければ画像の耐水性が無い。このた
め、カチオン性界面活性化剤かカチオン性高分子物質に
よる耐水化処理が必要となる。
しかしながら、従来知られているインクジェット用画像
耐水化剤は、例えば特開昭57-120486、特開昭57-129778
ではポリエチレンイミン及びその共重合体が提案されて
いるが、これらは耐水性の効果が不十分であり、耐候性
に悪影響を与える傾向があった。又、特開昭58-8685号
には、水溶性高分子物質を塗布すること、特開昭58-552
83号には、ポリピロリドン及びヒドロキシエチルセルロ
ースを用いることが開示されているが、これらは、ドッ
トの形状が悪く、表面強度が十分ではないこと、耐候性
に悪影響を及ぼすことなどが指摘されていた。又、特開
昭59-20696、60-109894、61-74880号ではポリジアリル
ジメチルアンモニウムクロライドなどのカチオン性高分
子物質や水溶性金属塩を用いることが開示されている
が、これらも耐水性が不足していること、耐候性、特に
染色のけんろう性に悪影響を与えることの問題点があっ
た。
耐水化剤は、例えば特開昭57-120486、特開昭57-129778
ではポリエチレンイミン及びその共重合体が提案されて
いるが、これらは耐水性の効果が不十分であり、耐候性
に悪影響を与える傾向があった。又、特開昭58-8685号
には、水溶性高分子物質を塗布すること、特開昭58-552
83号には、ポリピロリドン及びヒドロキシエチルセルロ
ースを用いることが開示されているが、これらは、ドッ
トの形状が悪く、表面強度が十分ではないこと、耐候性
に悪影響を及ぼすことなどが指摘されていた。又、特開
昭59-20696、60-109894、61-74880号ではポリジアリル
ジメチルアンモニウムクロライドなどのカチオン性高分
子物質や水溶性金属塩を用いることが開示されている
が、これらも耐水性が不足していること、耐候性、特に
染色のけんろう性に悪影響を与えることの問題点があっ
た。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は水性インクを用いるインクジェット記録方式に
おいて、従来技術における耐水化処理とは異り、画像に
実用的な耐水性を付与しながら、しかも同時に高品位の
画像、例えばフルカラー画像を実現することを可能とす
るインクジェット用記録用紙を提供することを目的とす
るものである。
おいて、従来技術における耐水化処理とは異り、画像に
実用的な耐水性を付与しながら、しかも同時に高品位の
画像、例えばフルカラー画像を実現することを可能とす
るインクジェット用記録用紙を提供することを目的とす
るものである。
画像適性としては記録シート表面にすみやかに水性イン
クを吸収し、そのインクによる画像の発色が鮮かで、か
つインクドット形状が真円形でありドットの広がりが抑
えられ、エッジがシャープな画像の再現ができ、従って
高解像度の画像を高速度で記録することが要求される。
本発明は、前記従来技術である耐水化剤の欠点を解消
し、すぐれた画像適性と画像耐水性を同時に可能ならし
めるインクジェット用記録シートを提供することを目的
とするものである。
クを吸収し、そのインクによる画像の発色が鮮かで、か
つインクドット形状が真円形でありドットの広がりが抑
えられ、エッジがシャープな画像の再現ができ、従って
高解像度の画像を高速度で記録することが要求される。
本発明は、前記従来技術である耐水化剤の欠点を解消
し、すぐれた画像適性と画像耐水性を同時に可能ならし
めるインクジェット用記録シートを提供することを目的
とするものである。
本発明の記録シートはペンプロッター用など水性インク
を使用する他の記録用紙としても利用することができ
る。
を使用する他の記録用紙としても利用することができ
る。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、研究の結果、耐水化剤として、アクリル
アミドとジアリルジメチルアンモニウムクロライドとを
主要なモノマー単位とするアクリルアミド・ジアリルジ
メチルアンモニウムクロライド共重合体を使用し、イン
クジェット用記録シート中に含ませることにより、前記
の如き問題点を解決することができることを見出した。
アミドとジアリルジメチルアンモニウムクロライドとを
主要なモノマー単位とするアクリルアミド・ジアリルジ
メチルアンモニウムクロライド共重合体を使用し、イン
クジェット用記録シート中に含ませることにより、前記
の如き問題点を解決することができることを見出した。
本発明で、耐水化剤として使用するアクリルアミド・ジ
アリルジメチルアンモニウムクロライド共重合体は次の
構造式を有する共重合体である。
アリルジメチルアンモニウムクロライド共重合体は次の
構造式を有する共重合体である。
式中、xは0.5〜0.05、yは0.5〜0.95であり、nは20〜
2000である。とくにyが0.7〜0.9、nが100〜200の範囲
にあることが好ましい。この重合体は、アクリル酸アミ
ド と、式 を有するジアリルジメチルアンモニウムクロライドとを
ラジカル重合触媒を使用し、又は光によって重合させる
ことによって得ることができる。この重合体は、一般
に、平均重合量約140,000〜160,000の透明液体であり、
比重1.00〜1.10,pH2〜9、固有粒度(30℃,N/10 NaC
l)1.60〜2.00を有する。
2000である。とくにyが0.7〜0.9、nが100〜200の範囲
にあることが好ましい。この重合体は、アクリル酸アミ
ド と、式 を有するジアリルジメチルアンモニウムクロライドとを
ラジカル重合触媒を使用し、又は光によって重合させる
ことによって得ることができる。この重合体は、一般
に、平均重合量約140,000〜160,000の透明液体であり、
比重1.00〜1.10,pH2〜9、固有粒度(30℃,N/10 NaC
l)1.60〜2.00を有する。
本発明において、アクリルアミド・ジアリルジメチルア
ンモニウムクロライド共重合体を含ませるにあたって
は、基紙本体中に抄紙の際添加してもよく、基紙表面に
設ける塗工層中に含有させてもよく、又、基紙のサイズ
処理の際に添加してもよい。もちろんこれらを併用した
形で基紙、塗工層、表面サイズ層のそれぞれに含有させ
ることも可能である。
ンモニウムクロライド共重合体を含ませるにあたって
は、基紙本体中に抄紙の際添加してもよく、基紙表面に
設ける塗工層中に含有させてもよく、又、基紙のサイズ
処理の際に添加してもよい。もちろんこれらを併用した
形で基紙、塗工層、表面サイズ層のそれぞれに含有させ
ることも可能である。
該共重合体の添加量は、記録シートの重量を基準とし
て、抄紙の際には3〜30%、基紙のサイズ処理の際は2
〜30%とし、又、塗工層表面サイズ層中の該共重合体の
含有量は3〜30%の範囲とする。とくに好ましくは抄紙
の際は5〜17%、基紙のサイズ処理の際は10〜20%、塗
工層表面サイズ層の含有量は5〜11%の範囲とする。
て、抄紙の際には3〜30%、基紙のサイズ処理の際は2
〜30%とし、又、塗工層表面サイズ層中の該共重合体の
含有量は3〜30%の範囲とする。とくに好ましくは抄紙
の際は5〜17%、基紙のサイズ処理の際は10〜20%、塗
工層表面サイズ層の含有量は5〜11%の範囲とする。
本発明の記録用紙は、通常の方法で製造することができ
る。基紙製造のためのパルプは天然の木材から蒸解して
製造したパルプに漂白処理を行なって製造した晒し木材
パルプが好ましいが、白色度の高い合成高分子繊維、合
成パルプなどの1種又は2種以上を混合して用いること
もできる。基紙を抄紙するにあたって、白色性顔料を内
添するのが好ましい。とくに好ましい顔料としては、平
均粒子径が自然沈降法で0.5〜1.5μmのものを80%以上
含み比表面積が1〜20m2/g、吸油度が10〜80ml/100gで
あるカルサイトなどの軽質炭酸カルシウムが特に適して
いるが、目的に応じて他の白色顔料を用いてもよい。こ
れら白色顔料としては、微粒子シリカやコンペイトウ状
のカルサイト系軽質炭酸カルシウムなどの他、一般の紙
塗工に使用される白色顔料、例えば重質炭酸カルシウ
ム、天然又は合成のゼオライト、カオリンクレー、タル
ク、ケイソウ土、水酸化アルミニウム、二酸化チタン、
有機顔料(プラスチックピグメント)等が挙げられる。
る。基紙製造のためのパルプは天然の木材から蒸解して
製造したパルプに漂白処理を行なって製造した晒し木材
パルプが好ましいが、白色度の高い合成高分子繊維、合
成パルプなどの1種又は2種以上を混合して用いること
もできる。基紙を抄紙するにあたって、白色性顔料を内
添するのが好ましい。とくに好ましい顔料としては、平
均粒子径が自然沈降法で0.5〜1.5μmのものを80%以上
含み比表面積が1〜20m2/g、吸油度が10〜80ml/100gで
あるカルサイトなどの軽質炭酸カルシウムが特に適して
いるが、目的に応じて他の白色顔料を用いてもよい。こ
れら白色顔料としては、微粒子シリカやコンペイトウ状
のカルサイト系軽質炭酸カルシウムなどの他、一般の紙
塗工に使用される白色顔料、例えば重質炭酸カルシウ
ム、天然又は合成のゼオライト、カオリンクレー、タル
ク、ケイソウ土、水酸化アルミニウム、二酸化チタン、
有機顔料(プラスチックピグメント)等が挙げられる。
基紙中にアクリルアミド・ジアリルジメチルアンモニウ
ムクロライド共重合体を添加する場合5〜25重量%の割
合で抄紙原料に添加する。一般に抄紙に用いられる添加
剤である、紙力増強剤、歩留助剤、湿潤紙力増強剤、染
料なども併用可能である。シートの厚みは20〜200μ
m、坪量は20〜180g/m2、サイズ度が2〜25秒が好まし
い。ここでシートのステキヒトサイズ度を2秒より低く
すると耐久性が不足し、裏抜けが発生し、インクの広が
りが不規則となる。シートのステキヒトサイズ度を25秒
以上にすると、インク吸収速度を速くしたままで、イン
ク吸収容量を持たせ、インクの広がりをコントロールし
て、真円に近いドットを実現することは困難である。
ムクロライド共重合体を添加する場合5〜25重量%の割
合で抄紙原料に添加する。一般に抄紙に用いられる添加
剤である、紙力増強剤、歩留助剤、湿潤紙力増強剤、染
料なども併用可能である。シートの厚みは20〜200μ
m、坪量は20〜180g/m2、サイズ度が2〜25秒が好まし
い。ここでシートのステキヒトサイズ度を2秒より低く
すると耐久性が不足し、裏抜けが発生し、インクの広が
りが不規則となる。シートのステキヒトサイズ度を25秒
以上にすると、インク吸収速度を速くしたままで、イン
ク吸収容量を持たせ、インクの広がりをコントロールし
て、真円に近いドットを実現することは困難である。
インク吸収速度を速くしたままで、インク吸収容量を持
たせ、インクの広がりをコントロールして、真円に近い
ドットを実現するには、基紙表面への顔料塗工層を設け
るのが好ましい。この塗工層は、1〜25g/m2以下の塗工
量となるような割合で設けるのがよい。塗工層形成に使
用する顔料としては、高吸油量でかつ高比表面積を有す
るインク中の染料顕色性に優れた微粒子シリカなどが適
している。しかし目的に応じて各種の白色顔料を使用で
きる。これらの白色顔料としては、一般の紙塗工に使用
される顔料、例えば軽質及び重質炭酸カルシウム、天然
又は合成のゼオレックス、カオリンクレー、タルク、ケ
イソウ土、水酸化アルミニウム、二酸化チタン、有機顔
料(プラスチックピグメント)等が挙げられる。この
際、水溶性高分子物質を混合使用すると好ましい結果が
得られる。塗工層がない場合、ドット形状、発色が劣っ
ておりドットの大きさも制御し難いという欠点が生じ
る。
たせ、インクの広がりをコントロールして、真円に近い
ドットを実現するには、基紙表面への顔料塗工層を設け
るのが好ましい。この塗工層は、1〜25g/m2以下の塗工
量となるような割合で設けるのがよい。塗工層形成に使
用する顔料としては、高吸油量でかつ高比表面積を有す
るインク中の染料顕色性に優れた微粒子シリカなどが適
している。しかし目的に応じて各種の白色顔料を使用で
きる。これらの白色顔料としては、一般の紙塗工に使用
される顔料、例えば軽質及び重質炭酸カルシウム、天然
又は合成のゼオレックス、カオリンクレー、タルク、ケ
イソウ土、水酸化アルミニウム、二酸化チタン、有機顔
料(プラスチックピグメント)等が挙げられる。この
際、水溶性高分子物質を混合使用すると好ましい結果が
得られる。塗工層がない場合、ドット形状、発色が劣っ
ておりドットの大きさも制御し難いという欠点が生じ
る。
本発明のアクリルアミド・ジアリルジメチルアンモニウ
ムクロライド共重合体は、この顔料塗工層中に含ませる
場合にもっとも好結果を与える。
ムクロライド共重合体は、この顔料塗工層中に含ませる
場合にもっとも好結果を与える。
なお、インクジェットプリンターには表面平滑性の良好
なシートが必要である為、マシンカレンダー、又はスー
パーカレンダー処理などによって、ベック平滑度を50秒
以上にすることが好ましい。
なシートが必要である為、マシンカレンダー、又はスー
パーカレンダー処理などによって、ベック平滑度を50秒
以上にすることが好ましい。
[実 施 例] 実施例 1 填料としてカルサイト系軽質炭酸カルシウム(アルバグ
ロス ファイザー社)を15重量%含む、坪量65g/m2で、
白色度92%、ステキヒトサイズ度が15秒の上質紙を基紙
として、塗料‐1の塗工層を12g/m2の割合で塗工、乾燥
しスーパーカレンダーで平滑化処理を行ってインクジェ
ット記録用シートを作成した。ベック平滑度は110秒で
あった。
ロス ファイザー社)を15重量%含む、坪量65g/m2で、
白色度92%、ステキヒトサイズ度が15秒の上質紙を基紙
として、塗料‐1の塗工層を12g/m2の割合で塗工、乾燥
しスーパーカレンダーで平滑化処理を行ってインクジェ
ット記録用シートを作成した。ベック平滑度は110秒で
あった。
塗 料‐1 顔料 微粒子シリカ (ファインシール 徳山曹達) 100部 バインダー ポリビニルアルコール (R-2105 クラレ) 10部 (PVA-105 クラレ) 50部 アクリルアミド(80モル%)・ジアリルジメチルアンモ
ニウムクロライド(20モル%)共重合体 (PAS-J-41 日東紡) 20部 分散剤 ポリアクリル酸ソーダ 1部 実施例 2 実施例1と同一の基紙に、塗料‐2を同一の方法で2g/m
2の割合で塗工、乾燥しマシンカレンダーで平滑化処理
を行って顔料塗工層を持たないインクジェット記録用紙
を作成した。ベック平滑度は、55秒であった。
ニウムクロライド(20モル%)共重合体 (PAS-J-41 日東紡) 20部 分散剤 ポリアクリル酸ソーダ 1部 実施例 2 実施例1と同一の基紙に、塗料‐2を同一の方法で2g/m
2の割合で塗工、乾燥しマシンカレンダーで平滑化処理
を行って顔料塗工層を持たないインクジェット記録用紙
を作成した。ベック平滑度は、55秒であった。
塗 料‐2 ポリビニルアルコール (PVA-217 クラレ) 100部 アクリルアミド(50モル%)・ジアリルジメチルアンモ
ニウムクロライド(50モル%)共重合体 (PAS-J-11 日東紡) 20部 実施例 3 填料として六角柱状カルサイト系軽質炭酸カルシウム
(アルバグロス ファイザー社)を30重量%含む、坪量
65g/m2で、ステキヒトサイズ度が0.5秒の上質紙を基紙
として塗料‐1を12g/m2の割合で塗工、乾燥しスーパー
カレンダーで平滑化処理を行ってインクジェット記録用
シートを作成した。ベック平滑度は100秒であった。
ニウムクロライド(50モル%)共重合体 (PAS-J-11 日東紡) 20部 実施例 3 填料として六角柱状カルサイト系軽質炭酸カルシウム
(アルバグロス ファイザー社)を30重量%含む、坪量
65g/m2で、ステキヒトサイズ度が0.5秒の上質紙を基紙
として塗料‐1を12g/m2の割合で塗工、乾燥しスーパー
カレンダーで平滑化処理を行ってインクジェット記録用
シートを作成した。ベック平滑度は100秒であった。
実施例 4 填料として、タルクを7重量%含む、坪量65g/m2で、ス
テキヒトサイズ度が0.5秒の上質紙を基紙として塗料‐
3を12g/m2の割合で塗工、乾燥しスーパーカレンダーで
平滑化処理を行ってインクジェット記録用シートを作成
した。ベック平滑度は130秒であった。
テキヒトサイズ度が0.5秒の上質紙を基紙として塗料‐
3を12g/m2の割合で塗工、乾燥しスーパーカレンダーで
平滑化処理を行ってインクジェット記録用シートを作成
した。ベック平滑度は130秒であった。
塗 料‐3 顔 料:微粒子シリカ (ファインシール 徳山曹達) 100部 バインダー:アクリル共重合体エマルジョン (モビニール720 ヘキスト合成) 50部 耐水化剤:アクリルアミド(50モル%)・ジアリルジメ
チルアンモニウムクロライド(50モル%)共重合体 (PAS-J-11 日東紡) 20部 分散剤 ポリアクリル酸ソーダ 1部 比較例 1 実施例‐1の上質紙を基紙として、塗料‐4を12g/m2の
割合で塗工、乾燥しスーパーカレンダーで平滑化処理を
行ってインクジェット用シートを作成した。ベック平滑
度は100秒であった。
チルアンモニウムクロライド(50モル%)共重合体 (PAS-J-11 日東紡) 20部 分散剤 ポリアクリル酸ソーダ 1部 比較例 1 実施例‐1の上質紙を基紙として、塗料‐4を12g/m2の
割合で塗工、乾燥しスーパーカレンダーで平滑化処理を
行ってインクジェット用シートを作成した。ベック平滑
度は100秒であった。
塗 料‐4 顔 料:微粒子シリカ (ファインシール 徳山曹達) 100部 バインダー:ポリビニルアルコール (R-2105 クラレ) 10部 (PVA-105 クラレ) 50部 耐水化剤:ポリエチレンイミン 10部 比較例 2 実施例‐1の上質紙を基紙として、塗料‐5を12g/m2の
割合で塗工、乾燥しスーパーカレンダーで平滑化処理を
行ってインクジェット用シートを作成した。ベック平滑
度は100秒であった。
割合で塗工、乾燥しスーパーカレンダーで平滑化処理を
行ってインクジェット用シートを作成した。ベック平滑
度は100秒であった。
塗 料‐5 顔 料:微粒子シリカ (ファインシール 徳山曹達) 100部 バインダー:ポリビニルアルコール (R-2105 クラレ) 10部 (PVA-105 クラレ) 50部 耐水化剤:ジメチルジアリルアンモニウムクロリド(PA
S-H-35S 日東紡) 10部 比較例 3 実施例‐3の上質紙を基紙として、塗料‐6の塗工層を
2g/m2の割合で塗工、乾燥しマシンカレンダーで平滑化
処理を行ってインクジェット用シートを作成した。ベッ
ク平滑度は25秒であった。
S-H-35S 日東紡) 10部 比較例 3 実施例‐3の上質紙を基紙として、塗料‐6の塗工層を
2g/m2の割合で塗工、乾燥しマシンカレンダーで平滑化
処理を行ってインクジェット用シートを作成した。ベッ
ク平滑度は25秒であった。
塗 料‐6 ポリビニルアルコール(PVA-217 クラレ) 100部 これらの場合のインクジェット用紙の評価結果を第1表
に示す。
に示す。
記録適性評価法 前述の各塗工紙のインクジェット記録適性評価は市販の
インクジェットプリンターを用いインク吸収性インクの
発色および記録ドットの形状について行った。
インクジェットプリンターを用いインク吸収性インクの
発色および記録ドットの形状について行った。
インク吸収性評価にはプリント部分のインクのにじみが
乾燥するまでの時間(秒数)を測定して比較する方法を
用いた。
乾燥するまでの時間(秒数)を測定して比較する方法を
用いた。
ドットの形状はインクジェットプリンターによる用紙へ
のプリントドットを顕微鏡で、測定及び観察し形状の真
円に近いものから、〇,△,×で示した。
のプリントドットを顕微鏡で、測定及び観察し形状の真
円に近いものから、〇,△,×で示した。
耐水性はプリントした画像を流水中に5分間浸した後、
乾燥して全く変化のないもの(◎)から、ほとんど消失
したもの(×)まで比較した。
乾燥して全く変化のないもの(◎)から、ほとんど消失
したもの(×)まで比較した。
[発明の効果] 本発明の、水性インク記録用紙は水性インクによる画像
に耐水性を付与し、かつインクジェットプリンターでの
インク吸収性、ドット形状のいずれもが優秀なものであ
り、従来法の欠点を解消した、高解像度のインクジェッ
ト・フルカラー・プリンターを可能ならしめるものであ
る。
に耐水性を付与し、かつインクジェットプリンターでの
インク吸収性、ドット形状のいずれもが優秀なものであ
り、従来法の欠点を解消した、高解像度のインクジェッ
ト・フルカラー・プリンターを可能ならしめるものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保田 憲治 東京都江東区東雲1丁目10番6号 王子製 紙株式会社商品研究所内 (56)参考文献 特開 昭56−58869(JP,A) 特開 昭60−109894(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】アクリルアミドとジアリルジメチルアンモ
ニウムクロライドとを主要なモノマー単位とする共重合
体を含むことを特徴とする、インクジェット用記録シー
ト。 - 【請求項2】該共重合体を基紙中に含む特許請求の範囲
第1項記載のインクジェット用記録シート。 - 【請求項3】該共重合体を、基紙の少くとも片面に設け
た顔料塗工層中に含む特許請求の範囲第1項記載のイン
クジェット用記録シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62233307A JPH0692190B2 (ja) | 1987-09-17 | 1987-09-17 | インクジェット用記録シ−ト |
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JP62233307A JPH0692190B2 (ja) | 1987-09-17 | 1987-09-17 | インクジェット用記録シ−ト |
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Family Applications (1)
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-
1987
- 1987-09-17 JP JP62233307A patent/JPH0692190B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPS6475281A (en) | 1989-03-20 |
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