JP3121831B2 - インクジェット用紙の製造方法 - Google Patents
インクジェット用紙の製造方法Info
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- JP3121831B2 JP3121831B2 JP02330231A JP33023190A JP3121831B2 JP 3121831 B2 JP3121831 B2 JP 3121831B2 JP 02330231 A JP02330231 A JP 02330231A JP 33023190 A JP33023190 A JP 33023190A JP 3121831 B2 JP3121831 B2 JP 3121831B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水性インク被記録材の製造に関する。さらに
詳しく述べるならば、本発明は、優れた発色、画質等の
特性を有し、上質紙と同様の風合と使用適性を持ち、安
価でインクの吸収性と印字の鮮明性が改良されたカラー
インクジェットプリンター用紙の製造方法に関するもの
である。
詳しく述べるならば、本発明は、優れた発色、画質等の
特性を有し、上質紙と同様の風合と使用適性を持ち、安
価でインクの吸収性と印字の鮮明性が改良されたカラー
インクジェットプリンター用紙の製造方法に関するもの
である。
水性インクとインクジェットプリンターの改良によっ
て、上質紙のような普通紙を基紙として用い、かなり鮮
明な画像と印字をインクジェットによる記録法で得るこ
とが可能になってきた。
て、上質紙のような普通紙を基紙として用い、かなり鮮
明な画像と印字をインクジェットによる記録法で得るこ
とが可能になってきた。
しかし一方では、プリントの彩度、解像度等をさらに
魅力あるものにするために、より高度な特性を有する被
記録用紙が要望されている。
魅力あるものにするために、より高度な特性を有する被
記録用紙が要望されている。
従来、インクの吸収性と乾燥性を改良するために、無
サイズ紙、低サイズ、等の吸収性の良い紙を用いたり、
シリカ、炭酸カルシウム等を含有する吸収性被覆層を設
けることが提案され(特公昭63−650037号公報)、イン
クの吸収性や発色濃度に改善が見られている。
サイズ紙、低サイズ、等の吸収性の良い紙を用いたり、
シリカ、炭酸カルシウム等を含有する吸収性被覆層を設
けることが提案され(特公昭63−650037号公報)、イン
クの吸収性や発色濃度に改善が見られている。
とりわけ、液体の吸収性が大きい低サイズ度の基紙
に、吸収性顔料を含有する被覆層を10g/m2以下の比較的
少ない量で設けた微塗工の基紙吸収タイプのインクジェ
ット用紙が、コスト、風合並びに性能のバランスが良い
と考えられている。
に、吸収性顔料を含有する被覆層を10g/m2以下の比較的
少ない量で設けた微塗工の基紙吸収タイプのインクジェ
ット用紙が、コスト、風合並びに性能のバランスが良い
と考えられている。
このような塗工タイプのインクジェット被記録用紙
は、外観が通常の上質紙と異なり、またコストが割高と
なるので、従来の普通紙と置き換えることは困難であっ
た。
は、外観が通常の上質紙と異なり、またコストが割高と
なるので、従来の普通紙と置き換えることは困難であっ
た。
一方、通常の上質紙は、インクの吸収が劣り、発色が
鮮明でない等の問題があり、上質紙そのものをインクジ
ェット被記録用紙として利用することは、不満足なもの
であった。
鮮明でない等の問題があり、上質紙そのものをインクジ
ェット被記録用紙として利用することは、不満足なもの
であった。
本発明者等は、かかる現状に鑑み種々研究した結果、
普通紙の感触及び風合いは塗工層を形成するための塗料
中の吸水性顔料の含有量を特定の範囲とし、塗料の塗布
量を少なくすることによって保持することができ、所望
の解像度は塗料の塗布量を一定以上に維持し、基紙の吸
水性を一定範囲に制御することによって得ることがで
き、さらにインクの乾燥性は基紙の吸収性と塗布量を特
定することによって所望の水準を達成できること、並び
に水溶性塗料を液体の吸収性が大きい基紙に塗布するに
は塗料の浸透性を制御すれば良いことを見い出し本発明
を完成するに致った。
普通紙の感触及び風合いは塗工層を形成するための塗料
中の吸水性顔料の含有量を特定の範囲とし、塗料の塗布
量を少なくすることによって保持することができ、所望
の解像度は塗料の塗布量を一定以上に維持し、基紙の吸
水性を一定範囲に制御することによって得ることがで
き、さらにインクの乾燥性は基紙の吸収性と塗布量を特
定することによって所望の水準を達成できること、並び
に水溶性塗料を液体の吸収性が大きい基紙に塗布するに
は塗料の浸透性を制御すれば良いことを見い出し本発明
を完成するに致った。
従って、本発明は、水性インクを用いるインクジェッ
トプリンターに使用する被記録用紙であって、優れた印
字性と乾燥性を示し、普通紙の感触を有するインクジェ
ット被記録用紙を安価に供給することを目的としてい
る。
トプリンターに使用する被記録用紙であって、優れた印
字性と乾燥性を示し、普通紙の感触を有するインクジェ
ット被記録用紙を安価に供給することを目的としてい
る。
本発明は、坪量64g/m2基準でステキヒトサイズ度が20
秒以下で坪量が50〜100g/m2の範囲の基紙の少なくとも
片面に、吸油量が、20〜300ml/100gの顔料を被覆層の全
固形分当り10〜50重量%及び接着剤を被覆層の全固形分
当り50〜90重量%を主成分として含有し、かつインク受
容性被覆層を構成する粘度が1Pa・s以上100Pa・s以下
の塗料を、ゲートロールコーター又は2本ロールサイズ
プレスにより、全固形分当り0.2〜10g/m2の割合で塗布
し、乾燥することを特徴とする水性インクジェット用紙
の製造方法である。
秒以下で坪量が50〜100g/m2の範囲の基紙の少なくとも
片面に、吸油量が、20〜300ml/100gの顔料を被覆層の全
固形分当り10〜50重量%及び接着剤を被覆層の全固形分
当り50〜90重量%を主成分として含有し、かつインク受
容性被覆層を構成する粘度が1Pa・s以上100Pa・s以下
の塗料を、ゲートロールコーター又は2本ロールサイズ
プレスにより、全固形分当り0.2〜10g/m2の割合で塗布
し、乾燥することを特徴とする水性インクジェット用紙
の製造方法である。
本発明に用いられる基紙は、針葉樹晒クラフトパル
プ、広葉樹晒クラフトパルプ或いはこれらのパルプの混
合物にクレー、タルク等の内填顔料、サイズ剤、歩留り
向上助剤、紙力増強剤等の製紙用薬品が添加された紙料
を用いて湿式長網抄紙機において湿紙を形成し、ヤンキ
ードライヤー或いは多筒式ドライヤーで乾燥して製造さ
れる。
プ、広葉樹晒クラフトパルプ或いはこれらのパルプの混
合物にクレー、タルク等の内填顔料、サイズ剤、歩留り
向上助剤、紙力増強剤等の製紙用薬品が添加された紙料
を用いて湿式長網抄紙機において湿紙を形成し、ヤンキ
ードライヤー或いは多筒式ドライヤーで乾燥して製造さ
れる。
基紙の厚みは、プリンターでの走行性と最終用途によ
り決めされるが、10〜200μm、坪量は、50〜100g/m2の
範囲内のものである。
り決めされるが、10〜200μm、坪量は、50〜100g/m2の
範囲内のものである。
基紙は吸収体として用いるので、64g/m2基準において
ステキヒトサイズ度で1〜20秒、好ましくは5〜15秒の
範囲内のものが用いられる。ステキヒトサイズ度が20秒
を越える基紙ではインクの基紙への吸収が阻害されるの
で、印字の鮮明性と乾燥性が損なわれるので好ましくな
い。
ステキヒトサイズ度で1〜20秒、好ましくは5〜15秒の
範囲内のものが用いられる。ステキヒトサイズ度が20秒
を越える基紙ではインクの基紙への吸収が阻害されるの
で、印字の鮮明性と乾燥性が損なわれるので好ましくな
い。
本発明の被覆層に用いられる顔料は吸水性及び顕色性
を示す無色または白色のものが望ましく、とりわけ合成
珪酸のような微粒子合成シリカで、適切な初期吸収性を
有し、つまり短時間内での水の吸収に必要な粒子間距離
を保持する1〜10μmの2次粒子径のシリカが好まし
い。
を示す無色または白色のものが望ましく、とりわけ合成
珪酸のような微粒子合成シリカで、適切な初期吸収性を
有し、つまり短時間内での水の吸収に必要な粒子間距離
を保持する1〜10μmの2次粒子径のシリカが好まし
い。
シリカ以外に、例えばカオリン、タルク、ゼオライ
ト、炭酸カルシウム、珪酸カルシウム、水酸化アルミニ
ウム、プラスチック顔料等が本発明のために利用可能で
ある。
ト、炭酸カルシウム、珪酸カルシウム、水酸化アルミニ
ウム、プラスチック顔料等が本発明のために利用可能で
ある。
これらの顔料の吸液量はJIS K 5101により測定される
吸油量によって表わされる。例えば、シリカでは吸油量
は100〜400ml/100gの範囲、炭酸カルシウムでは10〜100
ml/100gの範囲にあるが、本発明ではこの吸油量は20〜3
00ml/100gの範囲内の顔量が用いられる。
吸油量によって表わされる。例えば、シリカでは吸油量
は100〜400ml/100gの範囲、炭酸カルシウムでは10〜100
ml/100gの範囲にあるが、本発明ではこの吸油量は20〜3
00ml/100gの範囲内の顔量が用いられる。
吸油量が小さいと、インクの吸収性が悪くなり、印字
並びに画質が劣り、吸油量が大きすぎると、インクの吸
収量が多くなるので、インクのにじみによる印字の不鮮
明さが目立つので、好ましくない。
並びに画質が劣り、吸油量が大きすぎると、インクの吸
収量が多くなるので、インクのにじみによる印字の不鮮
明さが目立つので、好ましくない。
このような吸水性顔料が被覆層固形分の10〜50重量%
の範囲内で用いられ、10重量%未満ではインクの印字の
鮮明性が損なわれ、50重量%を越えると、基紙の普通紙
としての感触及び風合いが損なわれるので、望ましくな
い。
の範囲内で用いられ、10重量%未満ではインクの印字の
鮮明性が損なわれ、50重量%を越えると、基紙の普通紙
としての感触及び風合いが損なわれるので、望ましくな
い。
被覆層の接着剤としては、ポリビニルアルコール、カ
ゼイン、澱粉、その誘導体等の天然、若しくは合成の水
溶性高分子が吸水性顔料との接着性が良く、かつ水性イ
ンクとの親和性が良いため、望ましい。
ゼイン、澱粉、その誘導体等の天然、若しくは合成の水
溶性高分子が吸水性顔料との接着性が良く、かつ水性イ
ンクとの親和性が良いため、望ましい。
水溶性高分子の量は、被覆層固形分の50〜90重量%の
範囲であり、特に60重量%以上で、被覆層固形分の30重
量%以上がけん化度90%以下のポリビニルアルコールで
あると、画像の濃度が向上するので好ましい。この理由
は低けん化度のポリビニルアルコールが水溶性インクに
対して適切な溶解速度と溶液粘度を持っているためと考
えられる。
範囲であり、特に60重量%以上で、被覆層固形分の30重
量%以上がけん化度90%以下のポリビニルアルコールで
あると、画像の濃度が向上するので好ましい。この理由
は低けん化度のポリビニルアルコールが水溶性インクに
対して適切な溶解速度と溶液粘度を持っているためと考
えられる。
ポリエチレンイミンの4級アンモニウム塩誘導体、4
級アンモニウム基を共重合モノマーとして含むアクリル
またはメタクリル酸エステルの共重合体のようなカチオ
ン性水溶性高分子を、被覆層固形分の2〜25重量%添加
すると水性インク画像の耐水性が達成できる。
級アンモニウム基を共重合モノマーとして含むアクリル
またはメタクリル酸エステルの共重合体のようなカチオ
ン性水溶性高分子を、被覆層固形分の2〜25重量%添加
すると水性インク画像の耐水性が達成できる。
本発明の基紙は水を良く吸収し、被覆層を形成する塗
料は水溶性分散液であるため、塗料の粘度を1Pa・s以
上の100Pa・s以下とすることにより、塗料中の水媒体
の基紙への浸透を少なく保ち膨潤によるしわの発生を防
ぎながらインクジェット被記録用紙として適した高品質
の塗工シートが得られる。
料は水溶性分散液であるため、塗料の粘度を1Pa・s以
上の100Pa・s以下とすることにより、塗料中の水媒体
の基紙への浸透を少なく保ち膨潤によるしわの発生を防
ぎながらインクジェット被記録用紙として適した高品質
の塗工シートが得られる。
本発明に用いる粘度は、低ひずみ速度のB型粘度計で
測定したニュートニアン粘度に近いものである。この粘
度が、1Pa・s未満では塗工に際し、基紙への塗料の浸
透が、大きくなり、適切な塗工の実施が困難になる。こ
のような水性塗料と水性インクは同一の粘度範囲ではお
互いに厚紙における類似の浸透性を持っており、通常の
用いられるインクの粘度は、1mPa・s〜100mPa・sの範
囲にあるので、塗料の粘度をこれより十分大きくするこ
とでインクの厚紙に対する浸透性は良いままで塗料の厚
紙への極端な浸透を防止しながら塗工を容易に実施でき
るのである。
測定したニュートニアン粘度に近いものである。この粘
度が、1Pa・s未満では塗工に際し、基紙への塗料の浸
透が、大きくなり、適切な塗工の実施が困難になる。こ
のような水性塗料と水性インクは同一の粘度範囲ではお
互いに厚紙における類似の浸透性を持っており、通常の
用いられるインクの粘度は、1mPa・s〜100mPa・sの範
囲にあるので、塗料の粘度をこれより十分大きくするこ
とでインクの厚紙に対する浸透性は良いままで塗料の厚
紙への極端な浸透を防止しながら塗工を容易に実施でき
るのである。
塗工は、オンマシン及び/或いはオフマシンでゲート
ロールコーター及び2本ロールサイズプレスのような生
産性の良い、高濃度塗工方式で好適に実施でき、固形分
表示で0.2〜10g/m2の割合で塗工される。
ロールコーター及び2本ロールサイズプレスのような生
産性の良い、高濃度塗工方式で好適に実施でき、固形分
表示で0.2〜10g/m2の割合で塗工される。
被覆層が厚すぎる場合は被覆層が強度不足となる上普
通紙感触及び風合いに乏しくなり、薄すぎる場合はイン
クの鮮明な発色と、規則的なドット形状による高解像度
を得ることが困難となるので0.5〜5g/m2の範囲が好まし
い。
通紙感触及び風合いに乏しくなり、薄すぎる場合はイン
クの鮮明な発色と、規則的なドット形状による高解像度
を得ることが困難となるので0.5〜5g/m2の範囲が好まし
い。
本発明では、所定の塗料粘度を得て、かつ塗料の濃度
を適当な範囲に保つために、適切な分子量のポリビニル
アルコールのような水溶性高分子を選定することが慣用
である。耐水化剤も粘度に影響を与えるので、選定の際
に注意する必要がある。
を適当な範囲に保つために、適切な分子量のポリビニル
アルコールのような水溶性高分子を選定することが慣用
である。耐水化剤も粘度に影響を与えるので、選定の際
に注意する必要がある。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する
が、勿論本発明はこれによって限定されるものではな
い。尚、以下において部及び%とあるのは、すべて重量
部及び重量%を示す。
が、勿論本発明はこれによって限定されるものではな
い。尚、以下において部及び%とあるのは、すべて重量
部及び重量%を示す。
実施例1 広葉樹晒クラフトパルプ80部、針葉樹晒クラフトパル
プ20部、軽質炭酸カルシウム25部、カチオン澱粉(王子
ナショナル社製、ケートF)0.2部、紙力増強剤(荒川
化学工業社製、ポリマロン619)0.1部、アルキルケテン
ダイマー系サイズ剤(荒川化学工業社製、K619)0.08部
に水を加え、良く混合してスラリー濃度0.05%の紙料を
作成し、これを用いて公知の長網抄紙機で、湿紙を形成
し、多筒式ドライヤーで乾燥させた後、ゲートロール方
式の塗工部で塗料−1(固形分濃度15%、粘度5Pa・
s)を基紙の両面に固形表示で2g/m2ずつ塗布、乾燥
し、坪量74g/m2のインクジェット用紙を製造した。
プ20部、軽質炭酸カルシウム25部、カチオン澱粉(王子
ナショナル社製、ケートF)0.2部、紙力増強剤(荒川
化学工業社製、ポリマロン619)0.1部、アルキルケテン
ダイマー系サイズ剤(荒川化学工業社製、K619)0.08部
に水を加え、良く混合してスラリー濃度0.05%の紙料を
作成し、これを用いて公知の長網抄紙機で、湿紙を形成
し、多筒式ドライヤーで乾燥させた後、ゲートロール方
式の塗工部で塗料−1(固形分濃度15%、粘度5Pa・
s)を基紙の両面に固形表示で2g/m2ずつ塗布、乾燥
し、坪量74g/m2のインクジェット用紙を製造した。
厚紙のステキヒトサイズ度は10秒であった。
塗料−1 微粒子シリカ 30部 〔ファインシール(吸油量280ml/100g):徳山曹達社
製〕 澱粉 70部 (王子エースA:王子コーンスターチ社製) 実施例2 実施例1と同様にして、但し多筒式ドライヤーで水分
15%まで乾燥させ、2本のロールサイズプレスで塗料−
2(固形分濃度10%、粘度3Pa・s)を両面に固形分表
示で2g/m2ずつ塗工、乾燥し、水分8%まで乾燥させイ
ンクジェット用紙を製造した。
製〕 澱粉 70部 (王子エースA:王子コーンスターチ社製) 実施例2 実施例1と同様にして、但し多筒式ドライヤーで水分
15%まで乾燥させ、2本のロールサイズプレスで塗料−
2(固形分濃度10%、粘度3Pa・s)を両面に固形分表
示で2g/m2ずつ塗工、乾燥し、水分8%まで乾燥させイ
ンクジェット用紙を製造した。
厚紙のステキヒトサイズ度は15秒であった。
塗料−2 微粒子シリカ 30部 (ファインシール:徳山曹達社製) ポリビニルアルコール 70部 (224(けん化度、87%):クラレ社製) 比較例1 実施例1と同様にして、但しバーコーターを用いてイ
ンクジェット用紙を製造した。しかし、塗工製が悪く、
均一な画像が得られなかったので、塗料−1を濃度8
%、粘度50mPa・sに希釈して、塗工した。
ンクジェット用紙を製造した。しかし、塗工製が悪く、
均一な画像が得られなかったので、塗料−1を濃度8
%、粘度50mPa・sに希釈して、塗工した。
比較例2 実施例2と同様にして、但し表面に、塗料−2を粘度
50mPa・sに希釈してバーコーターで固形分表示で15g/m
2塗工した。
50mPa・sに希釈してバーコーターで固形分表示で15g/m
2塗工した。
これらの各用紙の目視による評価結果を第1表に示
す。
す。
インクジェットプリント特性の評価は、インクジェッ
トプリンター(ヒューレットパッカード社製 シンクジ
ェット)を用いインク吸収性、プリント印字の鮮明さに
ついて行ない、良いものから優、良、可、やや難で示し
た。
トプリンター(ヒューレットパッカード社製 シンクジ
ェット)を用いインク吸収性、プリント印字の鮮明さに
ついて行ない、良いものから優、良、可、やや難で示し
た。
普通紙性については、外観を評価し、表面強度につい
ては、指こすりによる粉落ちから判定した。
ては、指こすりによる粉落ちから判定した。
本発明のインクジェット用紙は、インク吸収性が良
く、印字が鮮明な普通紙とほぼ同一の外観を呈し、本発
明法によってインクジェット用紙を安価に製造できるの
で、産業界に寄与するところが大である。
く、印字が鮮明な普通紙とほぼ同一の外観を呈し、本発
明法によってインクジェット用紙を安価に製造できるの
で、産業界に寄与するところが大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−16078(JP,A) 特開 昭63−144077(JP,A) 特開 昭64−30780(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】坪量64g/m2基準でステキヒトサイズ度が20
秒以下で坪量が50〜100g/m2の範囲の基紙の少なくとも
片面に、吸油量が、20〜300ml/100gの顔料を被覆層の全
固形分当り10〜50重量%及び接着剤を被覆層の全固形分
当り50〜90重量%を主成分として含有し、かつインク受
容性被覆層を構成する粘度が1Pa・s以上100Pa・s以下
の塗料を、ゲートロールコーター又は2本ロールサイズ
プレスにより、全固形分当り0.2〜10g/m2の割合で塗布
し、乾燥することを特徴とする水性インクジェット用紙
の製造方法。 - 【請求項2】塗料をオンマシンのゲートロール方式で塗
布し、乾燥することを特徴とする請求項1記載のインク
ジェット用紙の製造方法。 - 【請求項3】接着剤が水溶性高分子接着剤である請求項
1又は2記載のインクジェット用紙の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02330231A JP3121831B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | インクジェット用紙の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02330231A JP3121831B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | インクジェット用紙の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04219267A JPH04219267A (ja) | 1992-08-10 |
JP3121831B2 true JP3121831B2 (ja) | 2001-01-09 |
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ID=18230325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02330231A Expired - Fee Related JP3121831B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | インクジェット用紙の製造方法 |
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---|---|
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---|---|---|---|---|
US6852422B2 (en) * | 2002-06-17 | 2005-02-08 | Appleton Papers, Inc. | Composite packaging materials and printable sheets, and methods of making |
EP1658993B1 (en) * | 2003-08-26 | 2008-05-21 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Process for producing inkjet recording medium |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP02330231A patent/JP3121831B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04219267A (ja) | 1992-08-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081020 Year of fee payment: 8 |
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