JPH075094B2 - 前後輪操舵車両の後輪用ステアリング装置 - Google Patents

前後輪操舵車両の後輪用ステアリング装置

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JPH075094B2
JPH075094B2 JP3046590A JP3046590A JPH075094B2 JP H075094 B2 JPH075094 B2 JP H075094B2 JP 3046590 A JP3046590 A JP 3046590A JP 3046590 A JP3046590 A JP 3046590A JP H075094 B2 JPH075094 B2 JP H075094B2
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JP
Japan
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rear wheel
steering
wheel steering
gear box
shaft
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JP3046590A
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JPH02237872A (ja
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紀夫 鵜飼
満也 芹沢
泰晴 大山
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は前後輪操舵車両の後輪用ステアリング装置に関
する。
(従来の技術及びその問題点) 前後輪操舵車両においては、前後輪とも転舵可能なた
め、四輪全部のサスペンションアライメントを調整する
際に基準となる車輪がなく、前輪と後輪のトー量の関係
及び右輪と左輪のトー量の関係をそれぞれ調整するのに
時間を要していた。
(問題点を解決するための手段) 斯かる問題点を解決すべく本発明は、ハンドルの操作に
より前輪と後輪を転舵する前後輪操舵車両の後輪用ステ
アリング装置において、後輪用ステアリング装置は後輪
用ステアリング機構を内装する後輪用ステアリングギヤ
ボックスを備え、操舵中立位置に規制するロック手段を
前記後輪用ステアリングギヤボックスに下方から取付け
し得るようガイド孔を下面から垂直方向に設けるととも
に、操舵中立位置で前記ガイド孔に挿入された前記ロッ
ク手段と係合する係合部を前記後輪用ステアリング機構
に設けたことを特徴とする。
(作用) 操舵中立位置に規制するロック手段を後輪用ステアリン
グギヤボックスに下方から取付けし得るようガイド孔を
下面から垂直方向に設けるとともに、操舵中立位置でガ
イド孔に挿入されたロック手段と係合する係合部を後輪
用ステアリング機構に設けたので、組立ラインやメンテ
ナンス等の組立作業時における後輪用ステアリング機構
の中立出し、芯出し等が容易になる上、後輪のトー調整
を行った後、後輪を基準として通常の前輪操舵車両と同
様の前輪トー調整を行えば良く、ハンドルのスポーク角
調整と併せてトー調整が簡便、且つ短時間で行え、しか
も後輪用ステアリングギヤボックスの下面において、中
立ロックが行えるため、整備性が良い。
(実施例) 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
第1図は前後輪操舵装置の概略システム図で、ハンドル
(1)のステアリング軸(2)はラックピニオン式の前
輪用ステアリングギヤボックス(3)内に組込まれたピ
ニオン軸(4)に連結され、ピニオン軸(4)が噛合す
るラック軸(5)の両端と、前輪(6),(6)を支承
したナックルアーム(7),(7)とはタイロッド
(8),(8)にて連結される。更にラック軸(5)に
噛合する後輪操舵系への回転取出用ピニオン軸(9)が
設けられる。
一方、後輪(11),(11)を支承したナックルアーム
(12),(12)はタイロッド(13),(13)を介してジ
ョイント軸(14)の両端に連結され、ジョイント軸(1
4)は後輪用ステアリングギヤボックス(15)内に組込
まれる。このギヤボックス(15)内には回転入力軸(1
6)が組込まれ、回転入力軸(16)に偏心軸(17)が設
けられ、偏心軸(17)に係合して左右方向動のみを受け
る係合部(18)が前記ジョイント軸(14)に設けられ
る。
そして前輪用ステアリング機構からの回転取出用ピニオ
ン軸(9)と後輪用ステアリング機構の回転入力軸(1
6)とはリンケージ軸(19)を介して連結され、また前
記4本のタイロッド(8),(8),(13),(13)に
はそれぞれトー調整用ねじ(81),(81),(131),
(131)が備えられている。
後輪用ステアリングギヤボックス(15)の内部構造の詳
細は第2図及び第3図に示す如くで、回転入力軸(16)
に設けた偏心軸(17)上にはボール(21)…及びローラ
(22)…を介して筒部材(23)が回転自在に嵌合され、
筒部材(23)前部に設けたピニオン(24)はギヤボック
ス(15)内に固定したリングギヤ(26)に噛合し、筒部
材(23)後部に設けた偏心カム(25)上にはボール(2
7)…を介してスライドヨーク(28)が相対回転自在に
嵌合される。このスライドヨーク(28)は左右に垂直方
向のテーパ面(281),(281)を備え、各テーパ面(28
1),(281)と、ジョイント軸(14)に固定した係合部
(18)に備えられた同様のテーパ面(181),(181)と
の間にはローラ(29)…が介装される。そして回転入力
軸(16)は前後のボールベアリング(31),(31)を介
してギヤボックス(15)内に回転自在に支承され、各ボ
ールベアリング(31),(31)の外輪間にはディスタン
スカラー(32)が介設される。
以上において、回転入力軸(16)の後端外周にフランジ
(33)を形成し、回転入力軸(16)の操舵中立位置にお
いて最下位となるフランジ(33)の外周面部に第4図に
も示す如き係合凹部(34)を形成する。そして操舵中立
状態で後述するロック手段(41)と係合する係合部をな
すこの凹部(34)が臨むギヤボックス(15)の下面部に
は垂直方向のガイド孔(35)を貫通形成し、このガイド
孔(35)の下部開口端には雌ねじ(36)を形成する。
一方、ロック手段(41)は第5図に示す如くで、ロック
ピン(42)、レバー(43)、ホルダ(44)、コイルスプ
リング(45)及びプラグ(46)から成り、ロックピン
(42)をホルダ(44)内に摺動自在に組込み、ホルダ
(44)内のロックピン(42)周に設けたフランジ(47)
とホルダ(44)開口端に螺着したプラグ(48)間にコイ
ルスプリング(45)を縮装する。そして第6図にも示す
如くホルダ(44)開口端に突設した一対の取付片(4
9),(49)とロックピン(42)とレバー(43)の中間
部とをスプリングピン(51)にて結合し、ホルダ(44)
の先部外周には前記雌ねじ(36)に螺合する雄ねじ(5
2)を形成する。
斯かるロック手段(41)を後輪用ステアリングギヤボッ
クス(15)に取付けるには、ギヤボックス(15)に対
し、下方からそのガイド孔(35)内にロックピン(42)
先部を挿入し、レバー(43)を回転させてホルダ(44)
先部の雄ねじ(52)を雌ねじ(36)に螺着する。
而して回転入力軸(16)を回動調整してフランジ(33)
の係合凹部(34)が最下位に位置した時点で、コイルス
プリング(45)の弾発付勢によりフランジ(33)外周面
に圧接状態にあったロックピン(42)の先端が係合凹部
(34)内に前進し、この凹部(34)とピン(42)との係
合により回転入力軸(16)は操舵中立位置にロックされ
る。従って後輪用ステアリング機構は操舵中立状態に規
制される。
そして実施例では前輪用及び後輪用のステアリング装置
が機械的に連結されているので、メンテナンス時におけ
る前輪用ステアリング機構をも同時に操舵中立状態に規
制でき、前後輪のトー調整並びにハンドル(1)のスポ
ーク角調整も短時間で簡単に行える。
また車両の組立ライン上においては、前輪用ステアリン
グ機構にも同様のロック構造を採用することにより前後
の中立出し、芯出し、位相合せ等が容易になる。
ところで、以上は前後輪のステアリング装置を機械的に
連結した前後輪操舵車両を例示したが、車速及び前輪舵
角を基に後輪操舵を電気的に制御したり、油圧等で制御
するものにも本発明は適用され、更にロック手段の構造
も任意であり、係合部を凸部等としても良い。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、後輪用ステアリング機構
を操舵中立状態にロックできるため、組立ラインやメン
テナンス等の組立作業時における後輪用ステアリング機
構の中立出し、芯出し等が容易になる上、後輪のトー調
整を行った後、後輪を基準として通常の前輪操舵車両と
同様の前輪トー調整を行うことができ、ハンドルのスポ
ーク角調整と併せてトー調整を簡便、且つ短時間で行う
ことができ、しかも後輪用ステアリングギヤボックスの
下面において、中立ロックが行えるため、整備性でも優
れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は前後輪操舵装置の一例を示す概略システム図、
第2図は後輪用ステアリングギヤボックス内の横断面
図、第3図は同縦断面図、第4図は第3図IV-IV線断面
図、第5図はロック状態の縦断面図、第6図はロック手
段の部分斜視図である。 尚、図面中、(1)はハンドル、(6)は前輪、(11)
は後輪、(15)は後輪用ステアリングギヤボックス、
(16)は回転入力軸、(33)はフランジ、(34)は係合
部、(35)はガイド孔、(41)はロック手段、(42)は
ロックピン、(43)はレバー、(44)はホルダ、(45)
はスプリングである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルの操作により前輪と後輪を転舵す
    る前後輪操舵車両の後輪用ステアリング装置において、 後輪用ステアリング装置は後輪用ステアリング機構を内
    装する後輪用ステアリングギヤボックスを備え、 操舵中立位置に規制するロック手段を前記後輪用ステア
    リングギヤボックスに下方から取付けし得るようガイド
    孔を下面から垂直方向に設けるとともに、 操舵中立位置で前記ガイド孔に挿入された前記ロック手
    段と係合する係合部を前記後輪用ステアリング機構に設
    けたことを特徴とする前後輪操舵車両の後輪用ステアリ
    ング装置。
JP3046590A 1990-02-09 1990-02-09 前後輪操舵車両の後輪用ステアリング装置 Expired - Lifetime JPH075094B2 (ja)

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JPH02237872A JPH02237872A (ja) 1990-09-20
JPH075094B2 true JPH075094B2 (ja) 1995-01-25

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