JPH07509493A - 三環式セフェムスルホン類 - Google Patents

三環式セフェムスルホン類

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JPH07509493A JP7500197A JP50019795A JPH07509493A JP H07509493 A JPH07509493 A JP H07509493A JP 7500197 A JP7500197 A JP 7500197A JP 50019795 A JP50019795 A JP 50019795A JP H07509493 A JPH07509493 A JP H07509493A
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フアルマシア・エ・アツプジヨン・エツセ・ピー・アー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 三環式セフェムスルホン類 本発明は、新規なセファロスポリンスルホン、その製造方法、並びにこれらを含 有する医薬組成物および獣医組成物に関するものである。
本発明で開示する化合物はフラン、チオフェンもしくはビロール環と融合したセ フェムスルホン骨格を特徴とする三環式β−ラクタム誘導体である。本発明によ れば、式(1)[式中、Rは水素またはハロゲンまたは適宜置換されたC1〜C アルキル、C−Cアルケニル、C−C6アルコキシ、C−Cアルキルチオ、C− 06アシルオキシもしくはC−Cカルボキンアミド基てあり。
Rは水素または適宜置換されたC −Cアルキル、03〜Cシクロアルキル、C 〜Cアリールもしくは07〜Cl4アラルキル基であり; Rは水素またはハロゲンまたは適宜置換された01〜C6アルキル、C−Cシク ロアルキル、07〜CI4アラルキル基もしくは適宜置換されたー(CH2)、 S (0) 、R5基であり、ここでmはOもしくは1であり、nは0.1もし くは2であり、さらにRは上記R2につき規定した基もしくは適装置換された複 素環式基であり;または弐〇〇OAの基であり、ここてAは水素または適宜置換 されたCI=CIGアルキル、C3〜Cシクロアルキル、C6〜C1oアリール もしくはC〜CI4アラルキルまたは複素環式基であり;Rは水素もしくは上記 R2として規定した基であり、またはR4はR3と一緒になってC2−06アル カンジイルまたは適宜メチルもしくはフェニルにより置換されるアルカンジイル 基を形成し; Xは酸素または硫黄またはNRであり、ここでR6は水素またはR2につき規定 した基である] の化合物、並びにその医薬上および獣医学上許容しうる塩が提供される。
ハロゲンという用語は好ましくは弗素、塩素もしくは臭素を包含する。
01〜C6アルキル基は直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基であり、たとえばメチ ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、5ec− ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルなどである。
C−Cアルケニル基は直鎖もしくは分枝鎖のアルケニルG 基、たとえばビニル、アリル、クロチル、2−メチル−1−プロペニル、1−メ チル−1−プロペニル、ブテニル、ペンテニルなどである。
01〜C6アルコキシ基は直鎖もしくは分枝鎖のアルコキシ基、たとえばメトキ シ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、インブトキシ 、5ec−ブトキシ、t−ブトキシ、n−ペントキシ、n−へキシルオキシなど である。
C,−C6アルキルチオ基は直鎖もしくは分枝鎖のアルキルチオ基、たとえばメ チルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソプロピルチオ、n−ブチルチオ 、イソブチルチオ、5ec−ブチルチオ、t−ブチルチオ、n−ペンチルチオ、 n−ヘキシルチオなどである。
01〜CGアシルオキシ基は直鎖もしくは分枝鎖のカルボキシルアシルオキシ基 、たとえばホルミルオキシ、アセトキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ 、イソブチリルオキシ、バレリルオキシなどである。
01〜06カルボキシアミド基は直鎖もしくは分枝鎖のカルボキシルアシルアミ ノ基、たとえばホルムアミド、アセタミド、プロピオンアミド、ブチルアミド、 イソブチルアミド、バレルアミドなどである。
03〜C6シクロアルキル基はモノシクロアルキル基、たとえばシクロプロピル 、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどである。
06〜010アリール基は単環式もしくは二環式の芳香族炭化水素基、たとえば フェニルおよびナフチルである。
07〜C14アラルキル基は、6〜10個の炭素原子を有する単環式もしくは二 環式芳香族炭化水素基に結合した1〜4個の炭素原子のアルキル基である。アラ ルキル基の例はベンジル、フェニルエチルおよびナフチルメチルである。
複素環式基は5−員もしくは6−員の飽和もしくは不飽和複素環であってOlS およびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を有し、これは適宜第2の 5−員もしくは6−員の上記飽和もしくは不飽和複素環式基に或いはC−C6シ クロアルキル基に或いはフェニル基に融合してもよい。
上記アルキル、アルケニル、アルコキシ、アルキルチオ、アリール、アラルキル 、複素環式基は未置換であっても或いは次の基から選択される1個もしくはそれ 以上の置換基により置換することもできる: ハロ(すなわちフルオロ、ブロモ、クロロもしくはヨード);アミノ(すなわち −N H2または−NHR’ もしくは−NR’ R’ )(ここでR′および R′は同一でも異なってもよ< C+〜C6の直鎖もしくは分枝鎖アルキル、フ ェニルもしくはベンジルである): ホルミル(すなわち−CHo)。
メルカプト(すなわち−3Hもしくは一3R’)(ここでR′は上記の意味を有 する); シアノ; カルボキシ(アルキル)(すなわち(CH2)、C0OHまたは(CH2)lC OOR′ (ここでR′は上記の意味を有し、tは0.1.2もしくは3である ));スルホ(すなわち−8O3H); アシル(すなわち−C(0)RM(ここでR′は上記の意味を有する)またはト リフルオロアセチル(すなわち−C(0)CF3); カルバモイル(すなわち−CONH2);N−メチルカルバモイル(すなわち− CONHCH3)もしくはN−カルボキシメチルカルバモイル(すなわち−CO NHCH2COOH);カルバモイルオキシ(すなわち−0CONH2);アシ ルオキシ(すなわち−〇C(0)R’ )(ここでR′は上記の意味を有する) またはホルミルオキシ(すなわち−〇〇(0)H); アルコキシカルボニルもしくはベンジルオキシカルボニル(すなわち−C(0) OR’ )(ここでR′は上記の意味を有する): アルコキシカルボニルオキシもしくはペンジルオキシカルボニルオキシ(すなわ ち−〇〇 (0)OR’ )(ここでR′は上記の意味を有する); アルコキシ、フェノキシもしくはベンジルオキシ(すなわち−OR’)(ここで R′は上記の意味を有する);アルキルチオ、フェニルチオもしくはベンジルチ オ(すなわち−3R’)(ここでR′は上記の意味を有する);アルキルスルフ ィニル、フェニルスルフィニルもしくはベンジルスルフィニル(すなわち−3( 0)R’)(ここでR′は上記の意味を有する): アルキルスルホニル、フェニルスルホニルもしくはベンジルスルホニル(すなわ ち−3(0)zR’)(ここでR′は上記の意味を有する)。
アシルアミノ(すなわち−NHC(0)R”もしくは−NHC(0)OR=)( ここでR/”C,〜C6の直鎖もしくは分枝鎖アルキル、フェニル、ベンジル、 CH2CH2cOoHもしくはCH2CH2CH2C0OHである);スルホン アミド(すなわち−NH3O2R’ )(ここでR′は上記の意味を有する)。
グアニジノけなわち−NHC(冨NH)NH2);C−Cアルキル、C2〜C4 アルケニルもしくはアルギニル; クロルメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、アミ ノメチル、ジメチルアミノメチル、アジドメチル、シアノメチル、カルボキシメ チル、スルホメチル、カルバモイルメチル、[2−メチル−5−オキソ−2,5 −ジヒドロ−5−ヒドロキシ−1,2,4−トリアジン−3−イル]−チオメチ ル、カルバモイルオキシメチル、ヒドロキシメチル、C”’−C4アルコキシカ ルボニルメチル、グアニジノメチル、カルバモイルオキシメチルから選択される 置換メチル。
ヒドロキシ保護基はたとえばトリメチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、t −ブチルジフェニルシリルのような低級アルキルシリル基;たとえばメトキシメ チルもしくは2−メトキシエトキシメチル、テトラヒドロピラニル基のような低 級アルコキシメチル基:たとえばベンジル、p−メトキシベンジル、3.4−ジ メトキシベンジル、0−ニトロベンジル、p−ニトロベンジル、ベンズヒドリル 、ビス(p−メトキシフェニル)メチル、トリチルのようなアラルキル基:たと えばホルミルもしくはアセチルのようなアシル基:たとえばt−ブトキシカルボ ニル、2,2.2−1−リクロルエトキシ力ルボニル、2−ヨードエトキシカル ボニルのような低級アルコキシカルボニル基;たとえば2−プロペニル−オキシ カルボニル、2−クロル−2−プロペニルオキシカルボニル、3−メトオキシカ ルボニル−2−プロペニルオキシカルボニル、2−メチル−2−プロペニルオキ シカルボニル、2−ブテニルオキシカルボニル、シンナミルオキシカルボニルの ようなアルケニルオキシカルボニル基;たとえばベンジルオキシカルボニル、p −メトキシベンジルオキシカルボニル、0−ニトロベンジルオキシカルボニル、 p−ニトロベンジルオキシカルボニルのようなアラルキルオキシカルボニル基と することができる。特に好適なものは2−プロペニルオキシカルボニル基、p− 二トロペンジルオキシカルボニル基、p−メトキンベンジルオキシカルボニル基 、t−ブトキシカルボニル基、2.2.2−1リクロルエトキシカルボニル基、 低級アルキルンリル基、たとえばトリメチルシリルもしくはt−ブチルジメチル シリル、t−ブチルジフェニルシリル基である。
必要に応じ存在するアミノ、ヒドロキシもしくはメルカプト保護基は一般にこの 種の機能につきペニシリンおよびセファロスポリンの化学にて使用されるものと することができる。たとえば、これらは適宜置換された(特にハロ置換された) アシル基、たとえばアセチル、モノクロルアセチル、ジクロルアセチル、トリフ ルオロアセチル、ベンゾイルもしくはp−プロモフヱナシル;トリアリールメチ ル基、たとえばトリフェニルメチル;シリル基、特にトリメチルシリル、ジメチ ル−t−ブチルシリル、ジフェニル−t−ブチルシリルまたはさらにたとえばt −ブトキシカルボニル、p−ニトロベンジルオキシカルボニル、2.2.2−1 −ジクロルエトキシカルボニル、ベンジルおよびピラニルのような基とすること もできる。
カルボキシル保護基はたとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピルもしく はt−ブチルのような低級アルキル基;たとえば2,2.2−トリクロルエチル もしくは2.2.2−トリフルオロエチルのようなハロゲン化された低級アルキ ル基;たとえばアセトキシメチル、プロピオニルオキシメチル、ピバロイルオキ シメチル、1−アセトキシエチル、1−プロピオニルオキシエチルのような低級 アルカノイルオキシアルキル基;たとえば1−(メトキシカルボニルオキシ)エ チル、1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル、1−(イソプロポキシカルボ ニルオキシ)エチルのような低級アルコキシカルボニルオキシアルキル基;たと えば2−プロペニル、2−クロル−2−プロペニル、3−メトキン−カルボニル −2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、2−ブテニル、シンナミルの ような低級アルケニル基;たとえばベンジル、p−メトキシベンジル、3.4− ジメトキシベンジル、0−ニトロベンジル、p−ニトロベンジル、ベンズヒドリ ル、ビス(p−メトキシフェニル)メチルのようなアラルキル基:たとえば(5 −メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソ−ルー4−イル)メチルのような(5 −一置換2−オキソー1.3−ジオキソ−ルー4−イル)メチル基;たとえばト リメチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、t−ブチルジフェニルシリル、ト リフェニルシリルのような低級アルキルシリル基;またはインダニル基;フタリ ジル基;ピラニル基;メトキシメチルもしくはメチルチオメチル基:2−メトキ シエトキシメチル基とすることができる。
特に好適なものは2−プロペニル基、p−ニトロベンジル基。
p−メトキシベンジル基、ベンズヒドリル基、t−ブチル基、t−ブチルジメチ ルシリル基もしくはt−ブチルジフェニルシリル基である。
本発明は塩生成基を有する式(1)の化合物の塩、特にカルボキシル基もしくは 塩基性基(たとえばアミノもしくはグアニジノ基)を有する化合物の塩を提供す る。これら塩は特に許容しうる塩、たとえばアルカリ金属およびアルカリ土類金 属塩(たとえばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウムおよびマグネシウ ム塩)、アンモニウム塩、並びに適する有機アミンもしくはアミノ酸との塩(た とえばアルギニン、プロカイン塩)、さらに適する有機もしくは無機酸、たとえ ば塩酸、硫酸、カルボン酸およびスルホン酸(たとえば酢酸、トリフルオロ酢酸 、p−トルエンスルホン酸)で生成される付加塩である。
さらに本発明は全ての可能な立体異性体および互変異性体、並びにそのラセミも しくは光学活性混合物をも包含する。
特に好適な化合物は式(I′) [式中、R1は水素または弗素もしくは塩素原子;またはメチル、エチル、プロ ピル、イソプロピル、n−ブチル、2−メチル−1−プロピル、アリル、メタリ ル(melhtl171) 、クロチル、3−メチル−2−ブテン−1−イル、 メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、メチルチオ 、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、n−ブチルチオ、ホルミルオ キシ、アセトキシ、プロピオニルオキシ、プチリルオキシ、ホルムアミド、アセ タミド、プロピオンアミドであり;R2は水素またはメチル、エチル、プロピル 、イソプロピル、ブチル、2−メチル−1−プロピル、ネオ−ペンチル、1.1 −ジメチルプロピル、ビニル、1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、 ベンジル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、p− t−ブチルフェニル、p−カルボキシフェニル、p−スルホフェニルであり;R 3は水素またはハロゲン(特にフルオロ、クロロもしくはブロモ)またはメチル 、エチル、メトキシカルボニルメチル、t−ブトキシカルボニルメチル、カルボ キシメチル、シアノメチル、アセトニル、メトキシメチル、メトキシエトキシメ チル、アセトキシメチル、ベンジル、4−メトキンベンジル、4−ニトロベンジ ルまたは−5(0)。−11st基であり、ここでnは0.1もしくは2であり 、1letは次の基カーら選VてさJするン夏素環式基であり: こ−でRは水素、メチル、エチル、アリル、ベンジルもしくはヒドロキシ保護基 であり、Rは水素またはメチル、エチル、アリル、ベンジルもしくはカルボキン 保護基であり:Rはメチル、エチル、メタリル、クロチル、メトキンカルボニル メチル、t−ブチI・キンカルボニルメチル、カルボキシメチル、シアノメチル 、アセトニル、メトキシメチル、メトキシエトキシメチル、アセトキンメチル、 ベンジル、4−メトキシベンジル、4−ニトロベンジル、ベンズヒドリルまたは 基であり、ここでRIvは上記の意味を有し;もしくはブチレン(−CII C 1I CI CH2−)基を形成し、これは適宜1個もしくは2個のメチルもし くはフェニル基により置換され; Xは式■の化合物につき上記した意味を有する〕により示されるもの、その医薬 上および獣医学上許容うる塩、並びに全ての可能な立体異性体および互変異性体 である。
好適化合物の特定例を表1に示す。
表1 に 【 l CI Bu’ 。 HH 2nの1會 3″BuI11 CH,Co2Bu’ 4 II CH2Co、H 9” G ” CH2Co、H IQ11Bu’、。
CH2の 11 0M、Oの 11 H の*フェニル基; Bu’ −t−フチル基;表 1(続き) 49 ” Bu’ S −CH,CH2−50雷+−CH2−C(Φ)2− 51 CM、OBu’ S CH,5−TET52 cH,OBu’ S CH 2の 53 ” CH7のp−Co、H 54C1の ” HH 55” Bu’ NH 36(H,() ++ ++ n 57 1− の II ++ 58 Bu’ ” CH。
59CHCO,Bu’ 60 CH,Co2H 61II (H2Φ 62 ++ −CH3CO,− 63” −CH,C(の)よ− 64” HCH2のp−Co、Bu’ 65 CH,のp−Co、H 66CH,5−TET 67 CH,のp−Co、H 68の ” HCH,Co、Bu’ 表 1(続き) 69 C1の NHHCH2Co2Bu’7 () n cH2co、ti 71 CH3011 72CI CH。
73 CH,O” 74 ++ CH2の 75C1”’會 76 −CH,C)(、− 77CH,O・1 78IIHCH2のp−Co、H 79” CH,Co、H 80” −CH,C(の)2 8L llH−CH2Co2Bu’ 表 1(続き) No R,R2X R3R4 −N 95 ° 聞 1 表 1(続き) No RIR2X R3R4 960CI(3Ph N−CH2C0OHHH97’ But 98 ・ N−C)12C(0)C(CI(3)3 − ・+08 ” ” N −CH2Co2CH2CH=cH2° ”109 ” But” no ” ” N−CH2co2c(cH3)3” ”114゛ N−Cl2C OOH” +15 − Ph 表 1(続き) NoR1R2XR3R4 ,2o++N−cr+、<I)coNHcH2co、o −121゛ 舒 ” 蒐22 ” −N−CH2’、テ巳===〒ミ>Co、CH2CH−CI(2+  1131 ” Ph ” 表 1(続き) No R,R2X R3R4 +34・−QC(0)Ph 135 ” Bu” +36 ・QC(0)But 菫39−Bu【一 本発明はさらに式(1)のセファロスポリンスルホンの製造に関する。したがっ て、本発明の化合物は:(i)式(■1) [式中、R、R2、R3、R4は上記の意味ををし、Lは基XH(ここでXは上 記の意味を有する)であるかまたは、ハロゲン原子、特にBrおよびI。
01〜C4アシルオキシ、特にホルミルオキシおよびアセトキン。
アルカン−もしくはアレーンースルホニルオキシ、特にメシルオキシCH5O2 0−およびp−トルエンスルホニルオキシC1+3−C6H4−3o20− よりなる群から選択される離脱基である〕の化合物を環化し。
(11)所望に応し、式(+)の1得られた化合物を上記工程(i)にてその医 薬上もしくは獣医学上許容しうる塩に変換することからなる方法により製造する ことができる。Lが基XHであれば式(1)の対応する化合物が得られるのに対 し、Lが上記の離脱基であればXが酸素である式(1)の化合物が得られる。
式(1)の化合物を得るための式(II)の化合物の環化は水性もしくは有機溶 剤中で或いは水と水溶性溶剤との混液中で一り0℃〜約110℃、好ましくは約 −5℃〜約+40℃の範囲の温度にて必要に応じ酸もしくは塩基触媒の存在下に 行われる。酸触媒はたとえばHCI、HSO2およびH3P O4のような鉱酸 ;たとえば蟻酸、酢酸およびトリフルオロ酢酸のようなカルボン酸:並びにたと えばメタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸およびp−トルエンスル ホン酸のようなスルホン酸の存在下に行うことができる。塩基触媒は無機塩基、 たとえばNaOH,KOHおよび有機塩基、たとえばトリエチルアミン(TEA )、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、1,5−ジアザビシクロ[4,3 ,0]ノン−5−エン(DBN) 、1.4−ジアザビシクロ[2,2,21オ クタン(DBO) 、1.8−ジアザビシクロC5,4,01ウンデセ−7−エ ン(DBU)を包含する。
式(I I)の中間体は公知であり、或いは公知化合物からそれ自体公知の方法 にしたがい作成することができる。たとえばLが0H10COCH3、Brであ る式(I I)の中間体は公知である(EP−A−0337704参照)、Lが sHである式(II)の中間体は、たとえばLがBrである対応の化合物から作 成することができる。これら製造で例示される好適手順はチオール酢酸(CH3 CO3H)との反応に続くメタツリシスにより或いはそれに続くトリフルオロメ タンスルホン酸銀およびHCI水溶液での処理を包含する。LがN Rt、であ る式(II)の中間体は、LがBrである対応の化合物から対応するアミンHN R6との反応またはアジド塩(たとえばAgN5)との反応に続くしがXH2で ある式(I I)の化合物への還元により、たとえばトリフェニルホスフィンで の処理により作成することができる。多くの場合、LがXHである式(If)の 中間体は単離する必要がない。何故なら、式(+)の対応化合物への縮合は一般 に極めて緩和な条件下で行われ、自然に生じうるからである。
上記方法において必要に応じ所望ならば、任意の官能基を常法によりマスクする と共に最終的に或いは都合のよい時点で脱マスクしうろことが了解されよう。さ らに基R1,R2、R3、R4およびRs Rr、は、常法により上記の範囲内 に含まれる種々異なる基まで所望に応じ上記方法の最後に或いは任意の段階で変 換させることができる。この変換または保護基のマスク/脱マスクはセファロス ポリン分野にて周知されている(たとえば「セファロスポリンおよびペニシリン J、E、H,フリン編参照)。
結合組織の破壊から生ずる症状の処置におけるプロテアーゼ阻害剤療法の可能性 が最近特に注目を集めている。肺気腫における主たる破壊剤であると共に恐らく リューマチ性関節炎に関与するヒト白血球エラスターゼ(HL E)の阻害剤の 関する探索に多くの努力が払われきた[J、C,パワー、アメリカン・レビュー ・レスピラトリー・デジーズ、第127巻、第854〜858頁(1983); C,H,ハサール等、FEBSLetfer+、第183巻、第2号、第201 頁(1985);G。
ワインバウムおよびV、V、ダミアノ、TIPS、第8巻、第6頁(1987) ;M、ベルバルト、Rhewsstol、I n t、、第1巻、第121頁( 1981)]。低分子量阻害剤は、植物もしくは動物源からの天然の高分子量プ ロテアーゼ阻害剤よりも多くの利点を有すると思われる。すなわち、(1)これ らは多量に得ることができ; (2)これらは合理的に設計もしくは最適化する ことができ、(3)これらは抗原性でなく: (4)これらは経口的またはエア ロゾルとして使用することができる。
これまで見出された多くの低分子量エラスターゼ阻害剤は反応性官能基(クロロ メチル、ケトン、イソシアネートなど)を含有し、さらにこれらは蛋白質の官能 基と反応することができ、したがって極めて有毒であると思われる。この点で、 β−ラクタム化合物は極めて興味が持たれており、これは、セリンプロテアーゼ に対する反応性を有するが、これらは周知のように極めて高い濃度にて無毒性で あるからである。
本発明の化合物はエラスターゼ、特にヒト白血球エラスターゼ(HLE)に対す る高い阻害活性を特徴とする。
その高いエラスターゼ阻害活性およびその全く無視しうる毒性により、本発明の 化合物はヒトを含む哺乳動物において蛋白質分解酵素に起因する炎症性疾患およ び消耗性(degene+gliマe)疾患の治療に使用することができる。こ れら化合物は、肺および結合組織の蛋白質分解に起因する病気の進行を予防もし くは停止させ、炎症および発熱を減少させ、さらに疼痛を緩和させるのに医薬品 を有用にすべく使用することができる。この種の病気は気腫、嚢胞性繊維症、急 性呼吸困難症候群、気管支炎症、慢性関節リューマチ、骨髄関節炎、感染性関節 炎、リューマチ熱、を椎炎、痛風、狼癒、乾量などである。さらに、これらは腫 瘍浸潤の抑制に有益に用いることもできる。
したがって本発明はさらに、適するキャリヤおよび/または希釈剤と活性成分と しての式Iの4−アシルセフェムスルホンまたはその医薬上もしくは獣医学上許 容しつる塩とを含有する医薬組成物および獣医組成物をも提供する。式■の化合 物またはその塩を含有する医薬組成物もしくは獣医組成物は、常法にて慣用の無 毒性医薬キャリヤもしくは希釈剤を用いて種々の投与形態又は投与方法に製剤化 することができる。特に、式lの化合物は次の方法で投与することができる:( A) won :たとえば錠剤、トローチ、ロゼンジ(lotenge) 、水性もし くは油性懸濁液、分散性粉末もしくは顆粒剤、乳液、硬質もしくは軟質カプセル 、またはシロップもしくはエリキシル。
経口使用を目的とした組成物は医薬組成物の製造に関する当業界で知られた任意 の方法により製造することができ、この種の組成物は甘味料、着香料、着色料お よび保存料よりなる群から選択される1種もしくはそれ以上の物質を含有して医 薬上上品でかつ味のよj製剤を提供することができる。
錠剤はその製造に適する無毒性の医薬上許容しうる賦形剤と混合して活性成分を 含有する。
これら賦形剤はたとえば不活性希釈剤、たとえば炭酸カルシウム、炭酸ナトリウ ム、乳糖、燐酸カルシウムもしくは燐酸ナトリウム;粒状化剤および崩壊剤、た とえばトウモロコシ澱粉またはアルギン酸;結合剤、たとえば澱粉、ゼラチンも しくはアラビアゴム;および滑沢剤、たとえばステアリン酸マグネシウム、ステ アリン酸またはタルクなどとすることができる。
これら錠剤は未被覆とすることができ、或いは公知技術により胃腸管内での崩壊 および吸収を遅延させることにより長期間にわたり持続作用を与えるべ(被覆す ることもできる。たとえばモノステアリン酸グリセリルもしくはジステアリン酸 グリセリルのような時間遅延材料を用いることができる。
経口使用のための組成物はさらに硬質ゼラチンカプセルとして提供することもで き、この場合は活性成分を不活性固体希釈剤、たとえば炭酸カルシウム、燐酸カ ルシウムもしくはカオリンと混合し、或いは軟質ゼラチンカプセルとして提供す ることもでき、この場合は活性成分を水もしくは油性媒体、たとえば落花生油、 液体パラフィンもしくはオリーブ油と混合する。
水性懸濁液は活性物質を水性懸濁液の製造に適する賦形剤と混合して含有する。
この種の賦形剤は懸濁剤、たとえばナトリウムカルボキシメチルセルロース、メ チルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム 、ポリビニルピロリドン、アラe′ア トラガカントガムおよび≠ψMゴムである。分散剤もしくは湿潤剤は天然ホスフ ァチド、たとえばレシチンまたは酸化アルキレンと脂肪酸との縮合生成物、たと えばステアリン酸ポリオキシエチレンまたは酸化エチレンと長鎖脂肪族アルコー ルとの縮合生成物、たとえばヘブタデ力エチレンオキシセタノール、または脂肪 酸とへキシトールとから誘導される部分エステルと酸化エチレンとの縮合生成物 、たとえばモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトール、または脂肪酸と無 水へキシトールとから誘導される部分エステルと酸化エチレンとの縮合生成物、 たとえばモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンとすることができる。前 記の水性懸濁液はさらに1種もしくはそれ以上の保存料(たとえばp−ヒドロキ シ安息香酸エチルもしくはn−プロピル)、1種もしくはそれ以上の着色料、1 種もしくはそれ以上の着香料または1種もしくはそれ以上の甘味料(たとえば蔗 糖もしくはサッカリン)をも含有することができる。油性懸濁液は、活性成分を 植物油(たとえば落花生油、オリーブ油、ゴマ油もしくはココナツツ油)または 鉱油(たとえば液体パラフィン)に懸濁させて処方することができる。油性懸濁 液は増粘剤、たとえば蜜ロウ、硬質パラフィンもしくはセチルアルコールを含有 することができる。たとえば上記したこともできる。これら組成物は、たとえば アスコルビン酸のような酸化防止剤を添加して保存することができる。水の添加 により水性懸濁液を製造するのに適した分散性粉末および顆粒剤は、活性成分を 分散剤もしくは湿潤剤、懸濁剤および1種もしくはそれ以上の保存料と混合して 得られる。
適する分散剤もしくは湿潤剤および懸濁剤は既に上記したものにより例示される 。
追加の賦形剤、たとえば甘味料、着香料および着色料も存在させることができる 。
さらに本発明の医薬組成物は水中油型エマルジョンとすることもできる。油相は 植物油たとえばオリーブ油もしくは落花生油、または鉱油たとえば液体パラフィ ン、またはこれらの混合物とすることができる。適する乳化剤は天然ゴム、たと えばアラビアゴムもしくはトラガカントゴム、天然ホスファチド、たとえば大豆 レシチンおよび脂肪酸と無水へキシトールとから誘導されるエステルもしくは部 分エステル、たとえばモノオレイン酸ソルビタン、並びら前記部分エステルと酸 化エチレンとの縮合生成物、たとえばモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビ タンとすることができる。エマルシランはさらに甘味料および着香料を含有する こともできる。
シロップおよびエリキシルは甘味料、たとえばグリセリン、ソルビトールもしく は蔗糖と共に処方することができる。
この種の組成物はさらに粘滑剤、保存料および着香料、並びに着色料を含有する こともできる。
(B) 非経口的:すなわち皮下、静服内、筋肉内もしくは胸骨内、または点滴技術:無 菌注射用水性もしくは油性懸濁液の形態で投与。これら医薬組成物は無菌の注射 用水性もしくは油性懸濁液とすることができる。
この懸濁液は上記したような適する分散剤もしくは湿潤剤および懸濁剤を用いて 公知技術にしたがい処方することができる。
無菌の注射製剤はさらに無毒性の非経口的に許容しうる希釈剤もしくは溶剤中の 無菌注射溶液もしくは懸濁液とすることができ、たとえば1.3−ブタンジオー ル溶液とすることができる。
使用できる許容しうるベヒクルおよび溶剤には水、リンゲル液および等優性塩化 ナトリウム溶液がある。さらに、無菌の固定油が溶剤もしくは懸濁媒体として慣 用される。
この目的で任意のブランド固定油、たとえば合成モノ−もしくはジ−グリセリド を用いることができる。さらに、たとえばオレイン酸のような脂肪酸を注射剤の 作成に使用することもできる。
(C) 譚メ、:噴霧器用のエアロゾルもしくは溶液の形態で投与。
(D) 111PM乃:常温にて固体であるが肛門内温度で液体となり、したがって肛門 内で溶融して薬物を放出する適する無刺激性賦形剤と薬物とを混合して作成され る座薬の形態で投与。この種の材料はカカオ脂およびポリエチレングリコールで ある。
(E) 4呵善:クリーム、軟膏、ゼリー、溶液もしくは懸濁物の形態で投与。
さらに本発明の他の目的は、治療上有効量の1種もしくはそれ以上の式Iに包含 される活性化合物を治療を必要とするヒトもしくは哺乳動物に投与することによ る炎症性疾患および変性疾患の抑制方法をも提供する。1日投与量は特定化合物 の活性、処置すべき患者の年齢、体重および症状、病気の種類および重症、並び に投与の頻度および経路に応じ体重1kg当り約0.1〜約50mgの範囲であ る。ヒトに対する1日の投与量は20mg〜2gの範囲である。キャリヤ材料と 組合せて単回投与形態物を作成しつる活性成分の量は、処置される患者および特 定の投与方式に応じて変化する。たとえばヒトに対する経口投与を目的とした処 方物は5mg〜2gの活性成分を適する便利な量のキャリヤ材料(これは全組成 物に対し約5〜約95%の範囲で変化することができる)と配合して含有するこ とができる。投与単位形態物は一般に約5mg〜約500mgの活性成分を含有 する。
実施例 以下、限定はしないが実施例により本発明をさらに説明する。
実施例1 4′−t−ブチル−(7α)−クロルフロ[3,4−c]セファム 1,1−ジ オキサイド(化合物1)ジオキサン(2mL)における3−アセトキシメチル− 4−1−ブチルカルボニル−(7α)−クロル−3−セフェム 1゜1−ジオキ サイド(54mg)と2N塩酸(1mL)との混合物を室温にて6時間撹拌し、 次いで酢酸エチル/水に注ぎ入れた。有機相をブラインで2回洗浄し、次いでN  a HCO3水溶液で洗浄した。Na2SO4で脱水した後、溶剤を減圧除去 した。粗製物質をシリカゲル上でのクロマトグラフにかけ、シクロヘキサン/  E t OA c混液で溶出させた。標記生成物が白色固体(34mg)として 得られた。
IR(KBr)1786cm’。
NMR(CDCI 、200MHz):δ1.37 (9H。
s);4.28 (2H,d、J=1.3Hz);4.81 (IH,d、J= 1.4Hz);5.30 (LH,d、J=1.4Hz) ;7. 15 (I H,t、J =t、3Hz) 。
実施例2 (7α)−メトキシ−4′−フェニルフロ[3,4−clセファム 1,1−ジ オキサイド(化合物11)酢酸エチル(5mL)における3−ブロモメチル−( 7α)−メトキシ−4−フェニルカルボニル−3−セフェム 1.1−ジオキサ イド(90mg)の溶液をトリエチルアミン(50mL)で処理した。室温にて 1時間静置した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、IN塩酸、次いでブライ ンにより洗浄した。Na2SO4で脱水した後、溶剤を減圧除去し、残留物をク ロマトグラフにかけた(S r 02 ;溶出剤としてEtOAc/シクロヘキ サン混液)。標記生成物が白色粉末として得られた。
IR(KBr)1784cm’。
NMR(CDCI 、200MHz):63.62 (3H,s);4.31  (2H,d、J=1.3Hz);4.83 (IH。
d、J=1.4Hz);5.20 (LH,d、J=1.4Hz);7.31  (IH,d、J=1.3Hz);7.3−7.8(5H,m)。
uv(EtOH)λ□!286nm0 実施例3 4′−動−ブチル−(7α)−メトキシフロ[3,4−clセファム 1,1− ジオキサイド(化合物12)ジクロルメタン(100mL)における3−ブロモ メチル−4−t−ブチルカルボニル−3−セフェム 1.1−ジオキサイド(1 ,85g)の撹拌溶液にN、N−シイ・ノブロピル−N−エチルアミン(0,8 6g> を滴下した。得られた溶液を室温にて2時間撹拌した(IR分光分析法 により1700cm’にてケトンバンドの消失を監視)。2%HCI水溶液で洗 浄した後、有機相をブラインで洗浄し、次0で脱水しく N a 2S04)、 さらに回転蒸発させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して 、標記生成物を白色固体(1g)として得た。
1R(KBr)1790cm O NMR(CDCI 、200MHz): δ1.37 (9H。
s);3.57 (3H,s);4.23 (2H,d、J=1.3Hz);4 .71 (IH,d、J=1.2)(z);5.16 (LH,d、J=1.2 Hz);7.13 (IH,t。
J=1. 3Hz) 。
実施例4 4′−t−ブチル−(7α)−メトキシ−(2α)−メチルフロ[3,4−Cl セファム 1.1−ジオキサイド(化合物アセトン(2mL)における4−t− ブチルカルボニル−3−ヒドロキシメチル−(7α)−メトキシ=(2α)−メ チル−3−セフェム 1.1−ジオキサイド(15mg)と水(1mL)との溶 液をp−1−ルエンスルホン酸−水塩(15mg)で処理した。室温にて3,5 時間撹拌した後、反応混合物をEtOAc/水に注ぎ入れた。有機相を脱水しく  N a 2S04)、次いで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーにより 精製した後、標記生成物が白色固体(10mg)として得られた。
IR(KBr)1782cm’。
実施例5 4′−t−ブチル−(7α)−メトキシ−(2β)−メチルフロ[3,4−Cl セファム 1.1−ジオキサイド(化合物アセトン(3mL)における3−ブロ モメチル−4−t−ブチルカルボニル−(7α)−メトキシ−(2β)−メチル −3−セフェム 1.1−ジオキサイド(40’mg)と水(1mL)との溶液 を銀トリフレート(30mg)で処理し、室温にて30分間撹拌した。次いで混 合物を酢酸エチル−4%NaHCO水溶液に注ぎ入れた。上相を分離し、脱水し く N a 2504)、次いで蒸発させた。残留物をシリカゲル上でのクロマ トグラフにかけ(シクロヘキサン/ E t OA c混液で溶出)、標記生成 物を白色固体(20mg)として得た。
TR(KBr)1795cm’O NMR(CDCI 、200MHz):δ1.37 (9H。
s); 3.60 (3H,s);4.27 (LH,dq、J=1.7および 6.7Hz);4.74 (IH,br−s);5.19 (IH,d、J=1 .1Hz);7.08 (IH,d。
(2α)−1−ブトキシカルボニルメチル−4’ −t−ブチル=(7α)−メ トキシフロ[3,4−Clセファム 1.1−ジオキサイド(化合物15) アセトニトリル(10mL)における3−ブロモメチル−(2α)−1−ブトキ シカルボニルメチル−4′−t−ブチル=(7α)−メトキシ−3−セフェム  1,1−ジオキサイド(18G]mg)の溶液をN、N−ジイソプロピル−N− エチルアミン(86μL)で処理し、室温にて30分間静置させた。
追加量のヒューニッヒ塩基(86μg)を添加し、混合物を6時間静置させた。
EtOAc−2% MCI水溶液に注ぎ入れた後、有機相を脱水しくNa2S0 4)、次いで濃縮した。得られたシロップをシリカゲル上でのクロマトグラフに かけ(EtOAc/ンクロヘキサン混液で溶出)、標記生成物を白色固体(11 0mg)として得た。
IR(KBr)1795.1730cm’。
NMR(CDCI 、200MHz):δ1.36 (9H。
s);1.43 (9H,s):2.81 (IH,dd、J=8.9および1 6.5Hz);3.13 (IH,dd、J=4.4および16.5l−1z) ;3.57 (3H,s);4.56 (IH,ddd、J=0.9,4.4お よび8.9Hz);4.75 (IH,d、J=1.3t(z);5.18(I H,d、J=1.3Hz);7.15 (IH,d、J=0、 9l−1z)  。
4′−t−ブチル−(2α)−カルボキシメチル−(7α)−メトキシフロ[3 ,4−clセファム 1.1−ジオキサイド(化合物16) ジクロルメタン(3mL)における(2α)−1−ブトキシカルボニルメチル− 4′−t−ブチル−(7α)−メトキシフロ[2,3−c]セファム 1.1− ジオキサイド(75mg)の溶液を順次にアニソール(200μL)およびトリ フルオロ酢酸(2mL)で処理し、室温にて90分間静置させた。溶剤を除去す ると共に残留物をジイソプロピルエーテル/石油エーテルで処理し、標記生成物 を白色固体(60mg)として単離した。
IR(KBr)3600−2500.1790.1715cm−■。 。
NMR(CDCI 、200MHz):δ1.36 (9H。
s);2.96 (IH,dd、J=9.0および17.2Hz);3.30  (1)1.dd、J=4.3および17.2Hz);3.57 (3H,s); 4.60 (LH,ddd、J=0.9,4.3および9.0Hz);4.74  (IH,d。
J=1. 3Hz) ;5. 19 (1)(、d、J=1. 3Hz) ;7 、 17 (IH,d、J=0. 9Hz) 。
方法B 3−アセチルチオメチル−4−t−ブチルカルボニル−(7α)−メトキシ−3 −セフェム 1,1−ジオキサイド(20mg)をメチルアルコール(2mL) に溶解し、銀トリフレート(50mg)で処理した。室温にて30時間撹拌した 後、アセトン(1mL)とIN塩酸(1,5mL)とを添加した。得られた混合 物を30分間撹拌し、次いでEtOAc/水に注ぎ入れ、方法Aに示したように 処理して標記生成物を白色粉末(12mg)として得た。
実施例8 4′−t−ブチル−(7α)−メトキシチェノ[3,4−c]セファム 1.1 −ジオキサイド(化合物42)方法A メチルアルコール(2,5mL)に溶解させた3−アセチルチオメチル−4−t −ブチルカルボニル−(7α)−メトキシ−3−セフェム 1.1−ジオキサイ ド(25mg)の溶液を37%塩酸(0,3mL)で処理した。室温にて18時 間静置した後、反応混合物をEtOAc/水に注ぎ入れた。有機相を脱水しく  N a S O4) 、次いで濃縮した。シリカゲルでのフラッシュクロマトグ ラフィー(溶出剤としてシクロヘキサン/酢酸エチル混液)の後、標記生成物を 白色固体(14mg)として得た。
IR(KBr)1782cm’。
NMR(CDCI 、200MHz):δ1.46 (9H。
s);3.59 (3H,s);4.0? (IH,dd、J=1.4および1 5.4Hz);4゜28 (IH,dd、1=1.2および15.4Hz);4 .58 (IH,t、J=〜1.4Hz);5.14 (IH,d、J=1.5 Hz);7.01 (IH,d、J=1.2Hz)。
FD−MS:315(M )。
実施例9 4′ −t−ブチル−(7α)−メトキシピロロ[3,4−clセファム 1. 1−ジオキサイド(化合物55)トリフェニルホスフィン(45mg)をジクロ ルメタン(8mL)における3−アジドメチル−4−t−ブチルカルボニル−( 7α)−メトキシ−3−セフェム 1.1−ジオキサイド(50mg)の溶液に 添加した。室温にて4時間撹拌した後、溶剤を減圧除去し、残留物をシリカゲル 上でのクロマトグラフ(シクロヘキサン/酢酸エチル混液で溶出)にかけた。標 記生成物が白色フオーム(32mg)として得られた。
1R(CHC13)3480.1785cm −NMR(CDCI 、200M Hz):δ1.39 (9H。
g);3.57 (3H,s):4.17 (IH,d、J=15.7Hz); 4.31 (IH,d、J=15.7Hz);4.65 (IH,br−s); 5.14 (IH,d、J=1.2Hz);6.44 (IH,d、J=3.0 Hz);8.03 (IH,ブロード)。
実施例10 7α−メトキシ−4’ −(4−フェニル)フェニル−フロ[3゜4−c]セフ ァム 1.1−ジオキサイド(化合物82)3−ブロモメチル−7α−メトキシ −4−(4−フェニル)フェニルカルボニル−3−セフェム 1,1−ジオキサ イドから出発すると共に実施例3に記載した手順にしたがい、標記生成物を白色 粉末として得た。
IR(KBr)v 1775cm−1゜NMR(CDCI 、200MHz)  : 63. 65 (3H。
s) ;4. 34 (2H,s) ;4. 86 (IH,d、J=IHz)  ;5. 24 (LH,d、J−1,0Hz) ;7. 2−7、 8 (I OH,m) 。
実施例11 4′−t−ブチル−7α−メトキシ−2−(1−メチル−1゜2.3.4−テト ラゾール−5−イル)チオ−フロ[3,4−C]セファム 1.1−ジオキサイ ド(化合物7)1:1のジオキサン/IN塩酸(10mL)における3−アセト キシメチル−4−t−ブチルカルボニル−7α−メトキシ−2−(1−メチル− 1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)千オー3−セフェム 1.1−ジオ キサイド(105mg)の溶液を60℃にて2時間加熱し、次いで室温まで冷却 し、EtOAc/水に注ぎ入れた。N a HCO3水溶液で洗浄した後、有機 相を脱水しくNa2S04)、さらに減圧下で回転蒸発させた。残留物をジクロ ルメタン/ジイソプロピルエーテル/n−ヘキサンで処理して、標記生成物を白 色粉末(80mg)として得た(6:4のエピマー混合物として得られた)。
IR(KBr)v 1790cm−’ ■1! NMR(CDCI 、200MHz):エピv−C−2プロトンはマルチブレッ トとして6.01δおよび6.096に出現実施例11に記載したと同様な手順 にしたがって、次の生成物を得た: 4′−1−ブチル−7α−メトキシ−2−ピバロイルオキシ−フロ[3,4−c ]セファム 1.1−ジオキサイド(化合物IR(KBr)v 1780.17 55cm−’。
II NMR(CDCI 、200MHz):δ1.25 (9H。
s);1.41 (9H,s);3.60 (3H,s);4.83 (IH, d、J=1.1Hz);5.19 (IH,d。
J=1.1Hz);6.49 (IH,s);7.35 (IH。
S)。
4′−t−ブチル−7α−メトキシ−2−(β−ナフトイルオキシ)−70[3 ,4−clセファム 1.1−ジオキサイド(化合物132) IR(KBr)v 1795.1735cm’。
m暑! NMR(CDCI 、200MHz): δ1.42 (9H。
s);3.64 (3H,s);5.18 (IH,d、J=1.3Hz);5 .26 (LH,d、J−1,3Hz);6.79 (LH,s);7.50  (IH,s);7.6−8、 8 (7H,m) 。
4′−t−ブチル−7α−メトキシ−2−(5−メチル−1゜3.4−チアジア ゾール−2−イル)チオ−フロ[3,4−cコセファム 1.1−ジオキサイド (1:1のエピマー混合物として得られる)(化合物83) IR(KBr)v 1790cm”。
II N M R(CD CI 3.200 M Hz ) : xピアーC−2プロ トンはマルチブレットとして6.13δおよび6.45δに出現する。
7α−メトキシ−2−(1−メチル−1,2,3,4−テトラゾール−5−イル )チオ−4′−フェニル−フロ[3,4−c]セファム 1.1−ジオキサイド (6:4のエピマー混合物として得られる)(化合物85) 200MHz):エピマーC−2プロトンはマルチブレットとして6.12δお よび6.18δに出現する。
7α−メトキシ−4′−フェニル−2−ピバロイルオキシ−フロ[3,4−c] セファム 1.1−ジオキサイド(化合物IR(KBr)v 1790,176 0cm−’01畠! NMR(CDCI 、200MHz):δ1.27(9H。
s);3.65 (3H,s);4.94 (IH,d、J=1.4Hz);5 .24 (IH,d、J=1.4Hz);6.55 (IH,s);7.57 (IH, s);7.3−7.7 (5H,m)。
実施例13 4′−t−ブチル−7α−メトキシ−2−(2−メチル−5−オキソ−2,5− ジヒドロ−5−ヒドロキシ−1,2,4−トリアジン−3−イル)チオ−フロ[ 3,4−cjセファム 1゜1−ジオキサイド(化合物8) 1:1のジオキサン/IN塩酸(20mL)における3−アセトキンメチル−4 −t−ブチルカルボニル−2−(5−ベンズヒドリルオキシ−2−メチル−5− オキソ−2,5−ジヒドロー1.2.4−トリアジン−3−イル)チオ−7α− メトキシ−3−セフェム 1.1−ジオキサイド(360mg)の溶液を40℃ にて4時間撹拌した。EtOAcを反応混合物に添加し、有機相を分離し、次い で重炭酸ナトリウム水溶液で抽出した。水層を塩酸で酸性化させ、EtOAcで 抽出した。脱水しく N a 2 S O4) 、溶剤を除去した後、残留物を イソプロピルエーテルで処理して標記生成物を黄色粉末(90mg)(6:4の エピマー混合物)として得た。
IR(KBr)v 1795.1670 am’。
−勘l NMR(CDCI 、200MHz):エビ?−C−2プロトンはマルチプレッ トとして6.626および6.89δに出現7α−メトキシ−2−(2−メチル −5−オキソ−2,5−ジヒドロ−5−ヒト゛ロキシー1.2.4−1リアジン −3−イル)チオ−4′−フェニル−フロ[3,4−c]セファム 1.1−ジ オキサイド(化合物86) 実施例13に記載した手順にしたがい、3−アセトキシメチル−2−(5−ベン ズヒドリルオキシ−2−メチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4− トリアジン−3−イル)チオ−7α−メトキシ−4−フェニルカルボニル−3− セフェム 1.1−ジオキサイドから出発すると共に標記生成物を白色粉末(6 :4のエピマー混合物)として得た。
IR(KBr)v 1790.1660cm−’1畠X NMR(CDCI 、200MHz):エビ?−C−210トンはマルチプレッ トとして6.716および7.016に出現7α−メトキシ−4′−フェニル− ピロロ[3,4−clセファム 1.1−ジオキサイド(化合物57)3−アジ ドメチル−7α−メトキシ−4−フェニルカルボニル−3−セフェム 1.1− ジオキサイドから出発すると共に実施例9に記載した手順にしたがい、標記生成 物を白色粉末として得た。
IR(KBr)v 3355,1775cm’。
−1! NMR(CDCI 、200MHz):δ3.60 (3H。
s);4.26 (1)(、d、J=12.3Hz);4.41(1M、d、J =12.3Hz);4.81 (IH,m);5.18 (IH,d、J=1. 6Hz);6.64 (IH。
m);7.3−7.5 (5H,m);8.3 (LH,brS)。
実施例16 7α−メトキシ−2−スピロ−[2’ −(1’ 、1’ −ジフェニルシクロ プロピル)]−4’−t−ブチル−ピロロ[3,4−C]セファム 1,1−ジ オキサイド(化合物63)ジクロルメタン(5mL)における3−アジドメチル −4−t−ブチルカルボニル−7α−メトキシ−2−スピロ−[2′−(1’  、1’−ジフェニルシクロプロピル)]−]3−セフェム1,1−ジオキサイド (130mg)とトリフェニルホスフィン(90mg)との溶液を室温にて20 時間にわたり静置させた。減圧下で溶剤を除去した後、残留物をクロマトグラフ にかけ(シリカゲル、溶出剤としてE t OA c / n−ヘキサン混液l 液)、標記生成物を白色粉末(60mg)として得た。
IR(KBr) ν 3250−3500.1765cm−’0II NMR(CDCI 、200MHz):δ1.37 (9H。
s);2.13 (IH,d、J=5.9Hz);2.80 (IH,d、J= 5.9Hz);3.52 (3H,s);4.72(IH,d、J=1. 4H z) ;5. 04 (IH,d、J=1、 4Hz) ;5. 11 (IH ,d、J=3. 1Hz) ;7、 1−7. 6 (IIH,m) 。
実施例17 7α−メトキシ−2−スピロ−[2’ −(1’ 、1’ −ジフェニルシクロ プロピル)]−4’−t−ブチル−フロ[3,4−C]セファム 1.1−ジオ キサイド(化合物30)アセトン(15mL)および水(5mL)における3− ブロモメチル−4−t−ブチルカルボニル−7α−メトキシ−2−スピロ−[2 ’ −(1’ 、1’−ジフェニルシクロプロピル)コー3−セフェム 1.1 −ジオキサイド(200mg)の溶液をトリフルオロメタンスルホン酸銀(20 0mg)で処理して白色沈殿物を生成させた。室温にて15分間撹拌した後、パ ラトルエンスルホン酸(100mg)を添加し、得られた混合物を90分間撹拌 し、次いでEtOAc/水に注ぎ入れた。有機層を飽和N a HCO3水溶液 およびブラインで2回洗浄し、次いで脱水しくNa2S04)、さらに回転蒸発 させた。残留物□をシリカゲルクロマトグラフィー(EtO’Ac/n−ヘキサ ン混液で溶出)により精製して、標記生成物を白色固体(110mg)として得 た。
IR(KBr)v 1770cm’。
■虐X 実施例18 6−(3,3−ジメチル−2−オキソ−ブチル)−2−メトキシ−3,3−ジオ キソ−7−フェニル−2,2a、4.6−テトラヒドロ−3−チア−6,7b− ジアザ−シクロブタ[e]インデン−1−オン(化合物98) アセトニトリル(2mL)における7α−メトキシ−4′−フェニル−ピロロ[ 3,4−clセファム 1.1−ジオキサイド(63mg)の溶液を1−ブロモ ビナコロン(0,1mL)および炭酸セシウム(80mg)で処理した。得られ た混合物を室温にて1晩撹赫した。EtOAcと水との間に分配させた後、有機 相を脱水しくNa2s04)、次いで減圧濃縮した。
残留物をフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/n−へキサン混液で溶出 )により精製して、標記生成物を淡桃色固体(55mg)として得た。
TR(KBr)v 1775,1720cm利。
+11! NMR(CDCI 、200MHz):δ0.05 (9H。
s);3.51 (3H,s);4.25 (IH,d、J=16、 1Hz)  ;4. 47 (IH,d、J=16. 1Hz) ;4、 52 (IH, d、J =18. 2Hz) ;4. 74 (IH。
m) ;4. 82 (IH,d、J=18. 2Hz) ;5. 09(IH ,d、J=1. 5Hz) ;6. 43 (IH,s) ;7、2−7. 5  (5H,m) 。
実施例19 実施例18に記載したと同様な手順にしたがい、次の生成物を得た。
2−メトキシ−6−(4−ニトロベンジル)−3,3−ジオキソ−7−フェニル ー2,2a、4.6−テトラヒドロ−3−チア−6,7b−ジアザ−シクロブタ [elインデン−1−オン(化合物100) IR(KBr)v 1780cm−10II NMR(CDCI 、200MHz):δ3.53 (3H。
s);4.26 (IH,d、J=16.1Hz);4.4’2(18,d、J =16.1Hz);4.75 (IH,m);5.00 (IH,d、J=17 .0Hz);5.08 (IH。
d、J=17.0Hz);5.10 (IH,d、J=1.4Hz);6.55  (IH,s);7.0−8.2 (9H,m)。
(2−メトキシ−1,3,3−トリオキソ−7−フェニル−1゜2.2a、4− テトラヒドロ−3−チア−6,7b−ジアザ−シクロブタ[e]インデン−6− イル)−酢酸アリルエステル(化合物108) IR(KBr)v 1780cm’。
+111 NMR(CDCI 、200MHz):δ3.52 (3H。
s);4.25 (IH,d、J=16.0Hz);4.42(LH,d、J= 16.0Hz);4.46 (18,d、J=17.5Hz);4.54 (i t(、d、J=17.5)(z);4.56 (2H,m);4.73 (IH ,m);5.09 (lH,d、J=1.5Hz); 5. 1−5.3 (2 t(、m);5.80 (LH,m);6.56 (IH,s);7.3−7. 5 (5H,m)。
4−(2−メトキシ−1,3,3−トリオキソ−7−フェニル−1,2,2a、 4−テトラヒドロ−3−チア−6,7b−ジアザ−シクロブタ[e]インデン− 6−イルメチル)−安息香酸アリルエステル(化合物123) IR(KBr)v 1780.1710cm−’。
1Hz 実施例20 (2−メトキシ−1,3,3−1−リオキソ−7−フェニルー1゜2.2a、4 −テトラヒドロ−3−チア−6,7b−ジアザ−シクロブタ[elインデン−6 −イル)−酢酸ナトリウム塩(化合物96) (2−メトキシ−1,3,3−1−リオキソ−7−フェニルー1.2,2a、4 −テトラヒドロ−3−チア−6,7b−ジアザ−シクロブタ[e]インデン−6 −イル)−酢酸アリルエステル(60mg)を1=1のジクロルメタン/テトラ ヒドロフラン(2mL)に溶解させ、次いでトリフェニルホスフィン(5m g )と2−エチルヘキサン酸ナトリウム(20mg)とテトラキストリフェニルホ スフィンパラジウム(0)(5mg)とで処理した。室温にて2時間撹拌した後 、ジイソプロピルエーテル(10mL)を添加した。沈殿物を逆相クロマトグラ フィー(Li−クロブレプRP C−18、水および次いで水/アセトニトリル 混液で溶出)により精製して、標記生成物を白色粉末(45mg)して単離した 。
TR(KBr) ν 1780.1610 c m−”0fill 実施例21 4−(2−メトキシ−1,3,3−1リオキソ−7−フェニル1.2.2a、4 −テトラヒドロ−3−チア−6,7b−ジアザ−シクロブタ[e]インデン−6 −イルメチル)−安息香酸ナトリウム塩(化合物119) 実施例20に記載したと同様な手順により得た:IR(KBr)v 1760. 1595.1550cm−’。
製造例1 4−t−ブチルカルボニル−3−ヒ・ドロキシメチル−(7α)−メトキシ−( 2α)−メチル−3−セフェム 1.1−ジオキサイド 工程A:4−t−ブチルカルボニル−(7α)−メトキシ−2−メチレン−3− メチル−3−セフェム 1.1−ジオキサイド ジオキサン(2・OmL)およびt−ブタノール(6mL)における4−t−ブ チルカルボニル−(7α)−メトキシ−3−メチル−3−セフェム 1.1−ジ オキサイド(1,2g、4ミリモル)および塩化N、N−ジメチルメチレンイン モニウム(0,8g、8.6ミリモル)との溶液を90”Cにて15時間加熱し た。混合物をEtOAcと水との間に分配させ、有機相を反復して水洗し、次い で脱水し、さらに濃縮した。残留物をエチルエーテルで処理した後、標記生成物 が白色粉末(1,19g、95%収率)として得られた。mp、195〜196 ℃。
IR(KBr)v 1780.1898cm−’。
■I寛 ’HNMR(CDCI 、200MHz):61.26 (9H,s)、 1. 81 (3H,s)、 3.55 (3H,s)。
4、77 (IH,d、 J=1.8Hz) ;5.23 (IH,d。
J=1.8Hz);5.91 (LH,d、J−2,0Hz);6.50 (I H,d、J=2.0Hz)。
工程B:4−t−ブチルカルボニル−(7α)−メトキシ−(2a、3)−ジメ チル−3−セフェム 1,1−ジオキサイドおよび4−t−ブチルカルボニル− (7α)−メトキシ−(2β、3)−ジメチル−3−セフェム 1,1−ジオキ サイド EtOAc (45mL)およびE tOH(5mL)における工程Aで作成し た2−メチレン−セフェム(500mg。
0.16ミリモル)の溶液をCa CO3上の5%パラジウム(500mg)で 処理し、加圧(4atm)下に室温にて5時間にわたり水素化した。触媒を濾過 によって除去し、濾液を減圧濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィーの後、2 種の主たる生成物を単離した。最初に溶出した生成物は2α−メチル異性体(2 00mg、40%収率)であることが示された。’mp。
120〜123℃。
IR(KBr)v 1770.1695cm’。
■1x ’HNMR(CDCI 、200MHz):61.24 (9H,s); 1. 64 (3H,d、J=7.3Hz);1.71(3H,s);3.29 (I H,Q、J=7.3Hz);3.53 (3H,s);4.69 (IH,d、 J=1.7Hz) ;5. 16 (IH,d、 J=1. 7Hz) 。
より遅く流出した生成物は2β−エピマーであった(24゜mg、48%収率) 、mp、145〜146℃。
IR(KBr)Ll 1790.1698cm−’。
1易X ’HNMR(CDCI 、200MHz):+51.24 (9H,s);1. 54 (3H,d、J=7.3Hz);1.63(3H,d、J=1.0Hz) ;3.55 (3H,s);3、82 (IH,m) ;4.64 (IH,d d、 J=1.5および1.6Hz);5.17 (IH,d、J=1.6Hz )。
工程C:3−ブロモメチル−4−t−ブチルカルボニル−(7α)−メトキシ− (2α)−メチル−3−セフェム 1.1−ジオキサイド CCl 4 (15m L )における4−t−ブチルカルボニル−(7α)− メトキシ−(2α、3)−ジメチル−3−セフェム1.1−ジオキサイド(15 0mg)の溶液をN−ブロモスクシンイミド(85mg)および触媒量のアゾビ ス−イソブチロニトリル(5mg)で処理し、次いで2.5時間にわたり加熱還 流させた。溶剤を除去した後、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(S i O2、E t OA C/シクロヘキサン混液で溶出)により精製して、標記生 成物を黄色フオーム(85mg)として得た。
1R(CHCI3 )1805.1705cm −NMR(CDCI 、200 MHz):δ1.29 (9H。
s);1.75 (3H,d、J=7.4Hz);3.54 (3H,s);3 .74 (IH,q、J=7.4Hz);3.78(IH,d、J=11.6H z);3.92 (IH,d、J=11.6Hz);4.79 (LH,d、J =1.9Hz);5.18 (18,d、J=1.9Hz)。
工程D:4−t−ブチルカルボニル−3−ヒドロキシメチル−(7α)−メトキ シ−(2α)−メチル−3−セフェム 1゜1−ジオキサイド アセトン(6mL)および水(2mL)おける3−ブロモメチル−(7α)−メ トキシ−(2α)−メチル−3−セフェム1.1−ジオキサイド(80mg)の 溶液を銀トリフレート(60mg)で処理した。白色沈殿物が直に生じた。室温 にて5分間撹拌した後、反応混合物をEtOAcおよび水に注ぎ入れた。Na2 SO4で脱水すると共に溶剤を蒸発させた後、粗製の標記生成物が黄色フオーム (52mg)として得られた。
TR(C)(C13)1800.1700cm 0製造例2 3−ブロモメチル−4−t−ブチルカルボニル−(7α)−メトキシ−(2β) −メチル−3−セフェム 1.1−ジオキサイド 四塩化炭素(12mL)における4−t−ブチルカルボニル−(7α)−メトキ シ−(2β)−メチル−3−メチル−3−セフェム 1.1−ジオキサイド(製 造例1、工程B参照)(130mg)の溶液をN−ブロモスクシンイミド(73 mg)と触媒量のアゾ−ビス−イソブチロニトリルとで処理した。還流下に2時 間加熱した後、混合物を減圧濃縮し、残留物をクロマトグラフ(シリカゲル;溶 出剤としてEtOAc/シクロヘキサン混液)にかけて、標記生成物を淡黄色フ オーム(95mg)として得た。
1R(CHCI3)1805.1700cm ONMR(CDCI 、200M Hz):δ1.30 (9H。
s);1.61 (3H,d、J=7.2Hz);3.55 (3H,s);3 .87 (2H,s);4.23 (IH,dq、J=1および7.2Hz); 4.7B (IH,m);5.22(IH,d、J=1.7Hz)。
製造例3 3−ブロモメチル−(2α)−1−ブトキシカルボニルメチル−4−t−ブチル カルボニル−(7α)−メトキシ−3−セフェム 1.1−ジオキサイド 四塩化炭素(80mL)および塩化メチレン(5mL)における(2α)−1− ブトキシカルボニルメチル−4−t−ブチルカルボニル−(7α)−メトキシ− 3−メチル−3−セフェム 1,1−ジオキサイド(35omg)とN−ブロモ スクシンイミド(190mg)とアゾ−ビス−イソブチロニトリル(5mg)と の混合物を2.5時間にわたり加熱還流させた。
室温まで冷却した後、反応混合物を順次にN a HS O3水溶液と水と次い でN a HCO3水溶液とで洗浄した。有機相を脱水しくNa2S04)、次 いで濃縮した。残留物を7ラツシユクロマトグラフにかけて標記生成物をワック ス状固体(200mg)として単離した。
IRK (KBr)1800,1730.1700cm’。
NMR(CDCI 、200MHz):δ1.28 (9H。
s);1.45 (9H,s);3.03 (IH,dd、J=5.7および1 8.4Hz);3.24 (IH,dd、J=3.3および18.4Hz);3 .54 (3H,s);3.75 (ill、d、J=11.7Hz);3.9 2 (IH。
m);3.96 (IH,d、J=11.7Hz);5.16(IH,d、J  =1.8Hz);5.30 (IH,d、J=1.8Hz)。
FD−MS:493(M )。
製造例4 3−アセチルチオメチル−4−t−ブチルカルボニル−(7α)−メトキシ−3 −セフェム 1.1−ジオキサイドアセトニトリル(5mL)における3−ブロ モメチル−4−t−ブチルカルボニル−(7α)−メトキシ−3−セフェム1. 1−ジオキサイドの溶液を順次に0℃にてチオ酢酸(107μm)とトリエチル アミンとで処理した。得られた溶液を室温にて30分間撹拌し、次いで酢酸エチ ル/水に注ぎ入れた。上相をN a S O4で脱水し、減圧濃縮した。残留物 をシクロヘキサン/酢酸エチル混液で溶出させるフラッシュクロマトグラフィー により精製した。標記生成物が白色固体(180m g )として得られた。
IR(KBr)1785.1697cm’。
NMR(CDCI 、200MHz):δ1.25 (9H。
s);2.36 (3H,s);3.41 (IH,d、J=14.4Hz); 3.53 (IH,d、J=14.4Hz);3.54 (3H,s);3.6 0 (LH,d、J=17.8Hz);3.94 (LH,dd、J=12およ び17.8Hz);4.67 (IH,m);5.14 (LH,d、J=1. 7Hz) 。
FD−MS : 375 (M” )。
製造例5 3−アジドメチル−4−t−ブチルカルボニル−(7α)−メトキシ−3−セフ ェム 1.1−ジオキサイドアセトニトリル(20mL)における3−ブロモメ チル−4−t−ブチルカルボニル−(7α)−メトキシ−3−セフェム1.1− ジオキサイド(190mg)の溶液を銀アジド(150mg)で処理した。室温 にて2.5時間撹拌した後、反応混合物をEtOAcと水との間に分配させた。
有機相をN a S O4で脱水し、さらに回転蒸発させて標記生成物を黄色固 体(170mg)として得た。
IR(KBr)2120.1770.1700cm”。
NMR(CDCI 、200MHz):δ1.26 (9H。
s);3.55・(3H,s);3.61 (LH,d、J=14.2Hz); 3.67 (IH,d、J=17.9Hz):3.81 (LH,d、J=14 .2Hz);4.00 (IH。
dd、J=1.1および17.9Hz);4.74 (IH。
m);5.18 (IH,d、J=1.7f(z)。
製造例6 製造例5に記載した方法にしたがい、次の生成物を得た:3−アジドメチルー7 α−メトキシ−4−フェニルカルボニル−3−セフェム 1.1−ジオキサイド IR(KBr) ν 2110,1780.1715cm−’。
■1! NMR(CDCI 、200MHz):63.52 (3H。
s);3.74 (IH,d、J=14.5Hz);3.82(IH,d、J= 18.0Hz);3.85 (IH,d、J=14.5Hz);4.07 (I H,dm、J=18.0Hz);4.87 (IH,m);5.21 (IH, d、J=1.7Hz);7.5−8.0 (5H,m)。
3−アジドメチル−4−t−ブチルカルボニル−7α−メトキシ−2−スピロ− [2’ −(1’ 、1’ −ジフェニルシクロプロピル)]−]3−セフェム 1.1−ジオキシドIR(KBr)v 2120.1800.1710cm−’ 。
ll 製造例7 製造例2に記載した方法にしたがい、次の生成物を得た:3−ブロモメチルー7 α−メトキシ−4−(4−フェニル)フェニルカルボニル−3−セフェム 1, 1−ジオキサイドIR(KBr)v 1795.1670cm’。
II NMR(CDCI 、200MHz): δ3.54 (3H。
s);3.82 (IH,d、J=11.3Hz);3.85(IH,d、J= 18Hz);3.97 (IH,d、J=11.3Hz);4.26 (IH, dm、J=18Hz);4.90 (IH,m);5.24 (IH,d、J= 1.9Hz) ;7. 4−8. 1 (9H,m) 。
3−ブロモメチル−4−t−ブチルカルボニル−7α−メトキシ−2−スピロ− [2’ −(1’ 、1’ −ジフェニルシクロプロピル)]−]3−セフェム 1.1−ジオキサイドIR(KBr)v 1790.1690cm”011! NMR(CDCI 、200MHz):δ1.33 (3t(。
s); 2.24 (IH,d、J=LL、3Hz);2.49(IH,d、J =7.7Hz);3.12 (IH,d、J=7.7Hz);3.17 (IH ,d、J=11.3Hz);3.48 (2t(、s); 4.98 (LH, d、J=2.1Hz);5.10 (1)1.d、J=2.1Hz);7.2− 7.6 (IOH,m)。
製造例8 3−アセトキシメチル−4−t−ブチルカルボニル−7α−メトキシ−2−(1 −メチル−1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)チオ−3−セフェム 1 .1−ジオキサイドジクロルメタン(100mL)における3−アセトキシメチ ル−4−t−ブチルカルボニル−7α−メトキシ−3−セフェム 1.1−ジオ キサイド(1,05g)の溶液を順次にN−ブロモスクシンイミド(575mg )とトリエチルアミン(0,4mL)とで処理した。室温にて15分間撹拌した 後、混合物を減圧濃縮した(浴温く25℃)。残留物をフラッシュクロマトグラ フにかけて3−アセトキシメチル−2−ブロモ−4−t−ブチルカルボニル−7 α−メトキシ−3−セフェム1.1−ジオキサイドを黄色固体(850mg)と して得た。
この物質の1部(130mg)をアセトニトリル(10mL)に溶解させ、2− メルカプト−1−メチル−1,2,3,4−テトラゾールナトリウム塩・二水塩 (130mg)で処理した。
混合物を室温にて1時間撹拌し、次いでEtOAc/水に注ぎ入れた。上層を脱 水しくNa2S04)、次いで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーによ利 残留物の精製して標記生成物を白色固体(105mg)として得た。
TR(KBr)v 1805,1750.1705cm 0■暑! NMR(CDCI 、200MHz):δ1.26 (9H。
s);2.14 (3H,s);3.57 (3H,s);4.08 (3H, s);4.32 (IH,d、J=13.2Hz);4.79 (LH,d、J =13.2Hz);5.15(IH,d、J=2Hz);5.22 (IH,d 、J=2Hz):5.35 (IH,s)。
製造例9 製造例8に記載したと同様な手順にしたがい、次の生成物を得た: 3−アセトキシメチル−4−t−ブチルカルボニル−2−(5−ベンズヒドリル オキシ−2−メチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,1−)リアジン −3−イル)チオ−7α−メトキシ−3−セフェム 1.1−ジオキサイドIR (KBr)v 1800,1750.1700 (sh)。
st 1680cm−1゜ NMR(CDCI 、200MHz):δ1.25 (9H。
s);2.12 (3H,s);3.57 (3H,s);3、 66 (3H ,s) ;4. 19 (IH,d、J=13. 3Hz) ;4. 76 ( IH,d、J=13. 3Hz) ;5. 14(IH,m) ;5. 23  (IH,d、J=2Hz) ;6. 0f(IH,s) ;6. 74 (IH ,s) ;7. 2−7. 5 (10H,m) 。
3−アセトキシメチル−2−(5−ベンズヒドリルオキシ−2−メチル−5−オ キソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−イル)チオ−7α−メ トキシ−4−フェニルカルボニル−3−セフェム 1.1−ジオキサイドIR( KBr)v 1800,1750.1680cm’。
−1! NMR(CDCI 、200MHz):δ1.97 (3H。
s);3.53 (3H,s);3.69 (3H,8) ;4.29 (IH ,d、J=13.6Hz);4.71 (IH。
d、J=13.6Hz);5.15 (IH,m);5.25(IH,d、J= 2.1Hz);6.23 (IH,br s);6.76 (IH,s);7. 2−8.0 (15H,m)。
3−アセトキシメチル−4−t−ブチルカルボニル−7α−メトキシ−2−(5 −メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)千オー3−セフェム 1. 1−ジオキサイド+R(KBr)v 1800,1750.1700cm’0− 1! NMR(CDCI 、200MHz) : δ 1. 23 (9H。
s) ;2. 12 (3H,s) ;2. 80 (3H,s) ;3、 5 7 (3H,s) ;4. 36 (IH,d、J=13. 3Hz) ;4.  77 (if(、d、J=13. 3Hz) ;5. 22(LH,d、J= 2. 1Hz) ;5. 31 (IH,d、J=2、 1Hz) ;5. 5 3 (IH,s) 。
3−アセトキシメチル−7α−メトキシ−2−(1−メチル−1,2,3,4− テトラゾール−5−イル)千オー4−フ二二ルカルボニル−3−セフェム 1. 1−ジオキサイドIR(KBr)v 1800,1750.1680cm”ON MR(CDCI 、200MHz):δ1.96 (3H。
s);3.55 (3H,s);4.09 (3t(、s);4.44 (LI T、d、J=13.6Hz);4.80 (IH。
d、J=13.6Hz);5.24 (LH,d、J=2Hz);5.26 ( IH,d、J=2Hz); 5.51 (IH,s);7.4−8.0 (5H ,m)。
製造例10 3−アセトキシメチル−4−t−ブチルカルボニル−7α−メトキシ−2−ピバ ロイルオキシ−3−セフェム 1,1−ジオキサイド 3−アセトキシメチル−2−ブロモ−4−t−ブチルカルボニル−7α−メトキ ン−3−セフェム 1.1−ジオキサイド(350mg)(製造例8に記載した ように作成)をアセトニトリル(10mL)に溶解させ、ピバリン酸銀(220 mg)で処理した。室温にて15分間撹拌した後、反応混合物を濾過し、濾液を 回転蒸発させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィーにかけた後、標記生成 物を白色粉末(250mg)としIR(KBr)v 1805.1760.17 05cm’。
II NMR(CDCI 、200Mt(z):δ1.27 (9H。
S);1.28 (9H,s);2.06 (3H,s);3.57 (3H, s);4.29 (IH,d、J=13.3Hz);4.50 (IH,d、J =13.3Hz);4.73(IH,d、J=2.1Hz);5.19 (IH ,d、J=2.1Hz);5.99 (LH,s)。
製造例11 3−アセトキシメチル−4−t−ブチルカルボニル−7α−メトキシー2−(β −ナフトイルオキシ)−3−セフェム 1゜1−ジオキサイド 製造例10に記載したと同様な手順により標記生成物を得た:IR(KBr)v  1805,1745.1700cm’0−易! NMR(CDCI 、200MHz):δ1.33 (9H。
s);1.88 (3H,s);3.59 (3H,s);4.45 (IH, d、J−13,5Hz);4.59 (IH。
d、J=13.5Hz);5.00 (IH,d、J=2.1Hz);5.25  (IH,d、J=2.1Hz);6..22(LH,s)、7.5−8.7  (7H,m)。
フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE) 、0A(BF、BJ、CF、CG、 CI、 CM、 GA、 GN、 ML、  MR,NE、 SN。
TD、 TG)、 AU、 BB、 BG、 BR,BY、 CA。
CN、 CZ、 FI、 HU、JP、 KP、 KR,KZ、 LK、 LV 、 MG、 MN、 MW、 NO,NZ、PL、RO、RU、SD、SK、U A、US、UZ、VN(72)発明者 ペローネ、エツトレ イタリー国、20010・ボツファロラ・テイチノ(ミラン)、ビア・アルド・ メオロ、覗 (72)発明者 リツツオ、ピンセンツオイタリー国、20020・アレセ(ミ ラン)、ビアツツア・ゾロ・スポルト、1/2

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式(I) ▲数式、化学式、表等があります▼(I)[式中、R1は水素またはハロゲンま たは適宜置換されたC1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C1〜C6ア ルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6アシルオキシもしくはC1〜C 6カルボキシアミド基であり;R2は水素または適宜置換されたC1〜C6アル キル、C3〜C6シクロアルキル、C6〜C10アリールもしくはC7〜C14 アラルキル基であり; R3は水素またはハロゲンまたは適宜置換されたC1〜C6アルキル、C3〜C 6シクロアルキル、C7〜C14アラルキル基もしくは適宜置換された−(CH 2)mS(O)nR5基であり、ここでmは0もしくは1であり、nは0、1も しくは2であり、さらにR5は上記R2として規定した基もしくは適宜置換され た複素環式基であり;または式OCOAの基であり、ここでAは水素または適宜 置換されたC1〜C10アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C6〜C10ア リールもしくはC7〜C14アラルキルまたは複素環式基であり;R4は水素も しくは上記R2として規定した基であり、またはR4はR3と一緒になってC2 〜C6アルカンジイルまたは適宜メチルもしくはフェニルにより置換されるアル ケンジイル基を形成し; Xは酸素もしくは硫黄またはNR6であり、ここでR6は水素またはR2につき 規定した基である] の化合物またはその医薬上もしくは獣医学上許容しうる塩。
  2. 2.式(I′) ▲数式、化学式、表等があります▼(I′)[式中、R1は水素または弗素もし くは塩素原子;またはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、 2−メチル−1−プロピル、アリル、メタリル、クロチル、3−メチル−2−ブ テン−1−イル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブト キシ、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、n−ブチル チオ、ホルミルオキシ、アセトキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、ホ ルムアミド、アセタミド、プロピオンアミドであり;R2は水素またはメチル、 エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−メチル−1−プロピル、ネオー ペンチル、1,1−ジメチルプロピル、ビニル、1−プロペニル、2−メチル− 1−プロペニル、ベンジル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル 、フェニル、p−t−ブチルフェニル、p−カルボキシフェニル、p−スルホフ ェニルであり;R3は水素またはハロゲンまたはメチル、エチル、メトキシカル ボニルメチル、t−ブトキシカルボニルメチル、カルボキシメチル、シアノメチ ル、アセトニル、メトキシメチル、メトキシエトキシメチル、アセトキシメチル 、ベンジル、4−メトキシベンジル、4−ニトロベンジルもしくは−S(O)n −Het基であり、ここでnは0、1もしくは2であり、Hetは次の基から選 択される複素環式基であり:▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式 、表等があります▼▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表等が あります▼▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表等があります ▼▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表等があります▼▲数式 、化学式、表等があります▼ここでR1は水素、メチル、エチル、アリル、ベン ジルもしくまヒドロキシ保護基であり、RIVは水素またはメチル、エチル、ア リル、ベンジルもしくはカルボキシ保護基であり;R4はメチル、エチル、メタ リル、クロチル、メトキシカルボニルメチル、t−ブトキシカルボニルメチル、 カルボキシメチル、シアノメチル、アセトニル、メトキシメチル、メトキシエト キシメチル、アセトキシメチル、ベンジル、4−メトキシベンジル、4−ニトロ ベンジル、ベンズヒドリルまたは基▲数式、化学式、表等があります▼ であり、ここでRIVは上記の意味を有し;またはR4はR3と一緒になってエ チレン(−CH2CH2−)もしくはブチレン(−CH2CH2CH2CH2− )基を形成し、これは適宜1個もしくは2個のメチルもしくはフェニル基により 置換され; Xは請求項1に記載の意味を有する] を有する請求項1に記載の化合物、またはその医薬上もしくは獣医学上許容しう る塩、または全ての可能な立体異性体もしくは互変異性体。
  3. 3.(i)式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II)[式中、R1、R2、R3、R4は 請求項1に記載の意味を有し、Lは基XH(ここでXは請求項1に記載の意味を 有する)であるかまたは、 ハロゲン原子; C1〜C4アシルオキシ; アルカン−もしくはアレーン−スルホニルオキシからなる群から選択される離脱 基である]の化合物を環化し; (ii)所望に応じ、式(I)の得られた化合物をその医薬上もしくは獣医学上 許容しうる塩に変換することを包含する、請求項1に記載の式(I)を有する化 合物またはその医薬上もしくは獣医学上許容しうる塩の製造方法。
  4. 4.式(I)の化合物を生成させるための式(II)の化合物の環化を水性もし くは有機溶剤中で、または水と水溶性溶剤との混液中で−20℃〜約110℃の 範囲の温度にて必要に応じ酸もしくは塩基触媒の存在下に行うことを特徴とする 請求項3に記載の方法。
  5. 5.適するキャリヤおよび/または希釈剤と、活性成分としての請求項1または 2に記載の化合物またはその医薬上もしくは獣医学上許容しうる塩とを含んでな る医薬もしくは獣医組成物。
  6. 6.ヒトを含む哺孔動物において蛋白質分解酵素に起因する炎症性疾患および消 耗性疾患の治療に使用するための請求項1または2に記載の化合物。
  7. 7.気腫、成人呼吸困難症候群、リューマチ熱、脊椎炎、痛風、狼瘡もしくは乾 癬の治療または腫瘍浸潤の抑制に使用するための請求項6に記載の化合物または 塩。
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