JPH07508314A - 真空遮断および作成材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 真空遮断および作成材料 １、　発明の技術分野 本発明は、遮断（口ｏ１ａｌｔｏｎ　）および製作材料に関する。−面において 本発明は、断熱および防音に使用される材料に関する。他面において本発明は、 真空遮断材料、すなわち圧力が大気圧よりも低い密閉空間を有する遮断材料に関 するものである。さらに他面において本発明は、圧力が大気圧よりも低い密閉空 間を有する製作材料に関するものである。他面において本発明は、超軽量の製作 材料に関する。さらに他面において本発明は、真空遮断材の製造に関する。さら に他面において本発明は、圧力が大気圧よりも低い密閉空間を有する製作材料の 製造にも関するものである。

２、　従来技術の説明 真空遮断技術は、断熱材および防音材の両者につき種々の用途で使用することが 知られている。この種の材料は、材料内に包封された減圧チャンバ内に減少個数 の分子を有して大気圧もしくはそれ以上の圧力のガスを包封したチャンバを有す る材料と比較し、熱もしくは音の伝達を減少させるという利点を利用する。明ら かに、減圧チャンバ内の圧力減少が大きい程、チャンバを介する熱もしくは音エ ネルギーの伝達に対するバリヤ効果も大となり、開放空間と支持構造体との比が 増大しても遮断材を介する熱もしくは音の伝達が減少する。

真空遮断材の製造には幾つかの手法も試みられているが、最も一般的な方式は緩 く詰めた充填剤により内部がら支持される気密な密閉構造体を作成することに依 存し、充填剤は構造体からガスを排気しても構造体自身が崩壊するのを防止する が、ガスを抜きうる充填剤のユニット間に隙間を形成する。ガスを排気した後、 構造体を封止して減圧が維持される。

他の製造手法は、単一の気密な外側構造体の内部に複数の長い比較的偏平な気密 の袋構造体または長いソーゼージ状の気密な比較的小直径の構造体のいずれかを 包囲し、そのいずれかを微孔質の遮断材料により内部に支持する。ガスを個々の 充填構造体から抜取り、それぞれを個々に封止した後、複数の構造体を気密な外 側構造体の内部に密閉して外側構造体を封止する。

上記の方法により形成される真空遮断は効果的であるが、充填剤支持された構造 体の減圧および封止は面倒かつコスト高となりうる。

本発明は、充填剤支持された構造体からガスを排気する必要性を排除すると共に 、切断または機械加工した後にもその減圧特性を保持しうる材料を提供する。

真空遮断を形成すべく使用されるここに説明する技術を本発明の方法により用い て製作材料（すなわち用いる材料の本質的強度により気泡を内蔵する形状まで成 形して内蔵ガスを大気圧よりも低い圧力にしつる材料）を生産することができる 。この種の製作材料は材料の軽さと強度との組合せが有利である製品の作成に有 用である。

この種の製品には自動車、飛行機、宇宙船およびボートがある。

大気圧よりも低い内圧を有する気泡は、構造体における固体材料と得られる製品 が流体、液体もしくは気体にて浮力を有する一層高い密度の包封材料との合計量 に対し充分高い比にて製作材料に混入しうろことが容易に理解される。

本発明の目的で、「気泡」という用語は、密閉材料により包囲される全ての空間 を包含することに注目すべきである。この用語はボイド、チャンバ、ポケット、 隙間、空間領域など同様な用語と同意義に使用される。さらに、少なくとも１個 の密閉チャンバを有するとして本発明の詳細な説明する表現は、典型的には多数 のチャンバを有し或いは複数のチャンバが充填された材料を意味することにも注 目すべきである。

従って本発明の目的は、真空遮断材の改良製造方法を提供することにある。

本発明の他の目的は、本発明の方法により作成される真空遮断材を提供すること にある。

さらに本発明の他の目的は、遮断材構造体からガスを排気する必要性を排除する 真空遮断材の製造方法を提供するこきにある。

本発明の他の目的は、改良された構造を有する真空遮断材を提供することにある 。

さらに本発明の他の目的は、内部に包封されてその圧力が大気圧よりも低い気泡 もしくはポケットを有する製作材料およびその製造方法を提供することにある。

本発明のこれらおよび他の目的、並びに利点は以下の説明および図面を参照して 当業者には明かとなるである第１図は積層された反射性の層を有する気密材料の マトリックス内に大気圧より低い気泡が包封されてなる蜂巣組織の遮断材の切断 試料図であり、第２図は気密でない材料のマトリックス内に大気圧より低い気泡 が包封されるき共に遮断材のマトリックスが気密材料に包封されてなる遮断材の 切断試料図である。

発明の要点 本発明においては、固体の気密な包封材料により密閉された少なくとも１個のチ ャンバからなり、（ａ）前記少なくとも１個のチャンバ内における圧力が大気圧 より低く、さらに（ｂ）包封材料が前記少なくとも１個のチャンバの一体性およ び減圧特性を維持するのに充分な強度を有する製品の作成方法が提供され、この 方法は大気圧より低い環境にて（１）材料を処理して内部に少なくとも１個の密 閉されたチャンバを１する処理された固体材料を形成させ、前記少なくとも１個 の密閉チャンバを大気圧より低くし、（２）前記少なくとも１個の密閉チャンバ を、この少なくとも１個の密閉チャンバの一体性および減圧特性を維持するのに 充分な強度を有する固体の気密な包封材料に包封することを特徴とする、本発明 の好適モードにおいて、製品は液体材料を大気圧より低い環境で処理して大気圧 より低い少なくとも１個の密閉チャンバを有する処理された固体材料を形成させ ることにより作成され、処理された材料は固化すると気密になって、少なくとも １個のチャンバの減圧特性を維持すると共に製品まで成形した際に少なくとも１ 個のチャンバの一体性を維持するのに充分な強度を有する。

上記技術の変法においては、材料を処理して大気圧より低い或いは若干減圧下に ある気泡を形成させ、次いで少なくとも１個の密閉チャンバを有する材料をより 高い減圧の環境に移して、密閉チャンバを膨張させることにより密閉チャンバ内 の圧力を減少させた後、材料を硬化させて気密なチャンバのエンクロージャを形 成させる。

他面において本発明は、（１）溶融材料を処理して内部に少なくとも１個のチャ ンバを形成させ、（２）まだ溶融状態にある際に少なくとも１個のチャンバを有 する材料を金型中へ導入し、（３）この材料を金型内で溶融温度より低くまで冷 却することにより、固化した成形物品を形成し、（４）この成形物品を金型から 取出すことを含む。

さらに他面において本発明は、（ａ）金属、ガラス、プラスチックおよびコンク リートよりなる群から選択される発泡性材料と、（ｂ）複数の気泡を形成する発 泡剤との発泡性組成物を発泡させることを含み、前記気泡は発泡製品にて大気圧 より低い。

発明の詳細な説明 本発明によれば、大気圧より低い環境にて（１）材料を処理して、少なくとも１ 個の密閉チャンバが大気圧よりも低いような少なくとも１個の密閉チャンバを有 する処理材料を形成させ、（２）少なくとも１個の密閉チャンバを、この少なく とも１−個の密閉チャンバの一体性および減圧特性を維持するのに充分な強度を 有する固体の気密な包封材料に包封することにより、圧力が大気圧よりも低い少 なくとも１個の密閉チャンバを有する気密な包封物品を形成させることを含む製 品の作成方法が提供される。

上記の方法を用いることにより、（１）チャンバ壁部を形成する材料により密閉 されて、前記チャンバ壁部を形成する材料がチャンバの構造の一体性を維持する のに充分な強度を有すると共に、少なくとも幾つかのチャンバ内の圧力を大気圧 よりも低くする複数のチャンバと、（２）これら複数のチャンバを密閉する気密 なカバーとが存在する製品を提供することができる。

さらに本発明によれば、大気圧よりも低い環境で溶融包封材料を処理して、内部 の圧力が大気圧よりも低い少なくとも１個の密閉チャンバを有する処理された溶 融包封材料を形成し、この処理された包封材料は固化すると（１）気密になって 少なくとも１個のチャンバの減圧特性を維持すると共に、（２）少なくとも１個 のチャンバの一体性を維持するのに充分な強度を有し、内部の圧力が大気圧より も低い少なくとも１個のチャンバを含む気密な物品を形成する方法が提供される 。

上記の方法は、チャンバ壁部を形成する材料により気密包封にて密閉された複数 のチャンバを有する製品を提供することができ、チャンバ壁部を形成する材料は 前記チャンバの構造の一体性を維持するのに充分な強度を有すると共に少なくと も幾つかの前記チャンバ内の圧力は大気圧よりも低い。

さらに本発明によれば、発泡性材料を発泡させると共に発泡した材料を気密であ りかっ包封発泡材料の一体性を維持するのに充分な強度を有する固体材料に包封 する方法も提供され、大気圧よりも低い環境にて発泡と包封との両者を完結させ 、次いで大気圧の環境中へ包封発泡材料を移して、内部の圧力が大気圧より低い 少なくとも１つの密閉チャンバを有する気密カバーに包封された材料を形成する 。

製品が、発泡操作の終了時点で気密な気泡のエンクロージャを形成し或いは発泡 操作で形成された減圧空間を形成する発泡材料を用いて作成される場合、この生 産物は形成された気泡もしくはボイドが発泡材料自身により気密包封にて密閉さ れると共に包封された気泡もしくはボイド内の圧力が大気圧より低い発泡材料と して説明される。

製品が上記した方法により発泡操作の終了時点で発泡操作に際し形成された気泡 の気密なエンクロージャを与えない発泡性材料を用いて作成され、したがってそ の後に発泡材料を気密な包封を与える他の材料で包封せねばならない場合、この 生産物は（１）形成した気泡が発泡材料により密閉されると共に密閉気泡内の圧 力が大気圧より低い発泡材料と、（２）発泡材料を包封する気密なカバーとで構 成されると説明される。

内部の開放もしくは気体空間を有する製品を作成しうる減圧環境が本発明に必須 である。この種の環境を与える手段は、エアロツタおよび内圧制御により所望の 減圧状態を与えうる充分な寸法の生産チャンバを用いることを必要とする。この 環境を与える手段は当業者に周知されている。完全な真空に充分近い減圧程度は 、液体における気泡の形成が阻害されるような地上表面での設備にて維持しうる かどうか疑わしい。生産環境を制御する圧力は、したがって形成される気泡内の 圧力が低い程、遮断程度が大になるという知識、および生産設備における高程度 の減圧を維持するという実用的配慮に基づいて決定される。

一般に実用上の理由から、仕上製品における気泡内の圧力は約１０　〜約７６０ 　ｍ　ｍ　Ｈｇの範囲、好ましくは約１０〜約１０’ｍｍＨｇ、特に好まシ＜ハ 約１０一４〜約１０’ｍｍＨＨの範囲である。

本発明は減圧環境における気泡、ボイドもしくは減圧空間の形成がこれらを作成 する外部環境と相対的に同じ内圧を有する空間領域を形成するという知見に基づ く。

この事実が異なる方法で利用される。減圧の環境にて、（１）気泡を吹込み或い は各気泡をそれ自身で気泡の気密封入をもたらす包封材料の内部に形成すること ができ、或いは（２）気泡をそれ自身では気密でない材料に形成させ、これを気 密な封入材の内部に包封し、次いで気密包封まで工程（１）または工程（２）の 気泡を減圧環境から大気圧の環境まで除去する。さらに気泡は上記（１）もしく は（２）におけると同様に大気圧よりも低い圧力でない環境にて生成させること もでき、材料を硬化させる前に減圧環境に移して気泡を膨張させる。硬化の後、 材料は気泡を包封する。

大気圧より低い圧力で成形した気泡を有する気密な包封物品を大気圧の環境に移 す際、気泡の内圧は気泡が形成された減圧に留まる。気泡を包囲する構造体の強 度により、外圧と気泡内の圧力との差は構造体を崩壊させない。外部の大気圧に 対し、物品は内部に減圧が存在するチャンバを有し、或いは大気圧よりも低いチ ャンバを有すると説明することができる。

本発明は、宇宙空間にて生産ステーションを使用したり或いはロボットを使用す るような技術を利用することができる。宇宙ステーションは本発明に要する減圧 の環境を容易に形成することができる。宇宙における生産チャンバは、地上表面 における同様な作業箇所よりも容易に所望の大気圧以下の操作圧力を与えること ができる。

プログラミングされたロボットは、宇宙ステーションでも地上でも減圧の環境に て効果的に操作することができる。本発明の方法により作成しつる有用な製品に は次のものがある： （１）所望に応し機械加工などによりスライスまたは成形しうる遮断材料のモノ リス； （２）ハウジング、冷凍機、オーブンおよび他の組立物品の壁部に組込むのに適 した遮断材シート。

（３）たとえば魔法瓶ライナー、断熱カップ、組立体の特定領域に適合するよう 成形した物品など通常の成形物品； （４）中空壁部もしくは充填ボックスの遮断におけると同様に、緩い充填物とし て使用するのに適した各種の比較的小寸法を有する個々のスフエロイドまたはス フェロイド群。

（５）元来の製作または現存する壁部へのその後の施用のためのコンクリートま たは他の建設材料に混入するのに適した自己支持性の発泡もしくは気泡材料また はそのクラスタ： （６）市価、室内装飾なとて使用するための布地に混入しうる気泡材料または織 込気泡ビーズのストリング；（７）気泡を有する或いは発泡させた柔軟なシーツ もしくは毛布材； （８）パイプおよび導管のための押出された中空円筒遮断材： （９）軽量の工業材料、および （１０）たとえば少なくとも１つの表面に積層された反射性材料の層など他の材 料を有する上記（１）、（２）、（３）、（７）、（８）および（９）に示した 材料。

本発明の製品を作成するのに最も有用な材料には次のものがある：　（１）本発 明の目的で真正液、溶融材料または液体スラリーを包含しうる液体：　（２）少 なくとも１個の気泡を内部に密閉するよう処理しうる材料；および（３）固化さ せて少なくとも１個の気泡を気密なエンクロージャ内に包封しうる材料。有用な 材料は特に金属、合金、高分子材料（予備生成ポリマー）、ガラス、ガラス−セ ラミック、金属ガラス、ワックス、コンクリートおよびその混合物を包含する。

これら群における材料は必要な構造強度と、気密封入を与える能力と、所望製品 まで処理しうる能力とを与えることができる。

金属、ガラスおよび熱可塑性プラスチックは所望の形状まで溶融かつ成形するこ とができ、溶融状態にて気泡を吹込み、或いは処理して気泡を内部に分散させる ことができる。充分急速に冷却すれば、これら材料は全て気泡の一体性を維持す ると共に気泡の気密包封を与える構造にて固化することができる。本発明に有用 な成形物品を製造する技術は当業界で周知されており、本発明の新規な特徴を構 成しない。

本発明の１好適具体例において、フオームの作成に際し気泡を気密封入しないフ オームを作成するのに有用な材料を大気圧より低い圧力の環境で発泡させること ができ、次いで発泡した生成物またはその任意の部分をまだ大気圧より低い圧力 の環境にある際に気密な被覆材料で包封することができる。この本発明の具体例 に適する発泡材料にはポリウレタン、ゴムラテックス、ポリオレフィンおよびビ ニルポリマーのような軟質プラスチックフオーム；たとえばポリスチレン、ポリ ウレタン、ポリエポキシおよびポリ塩化ビニルのような硬質プラスチックフオー ムがある。遊離型として或いは成形した形状としてフオームを製造する技術は当 業界で周知されている。

上記材料は、内部に形成された気泡の少なくとも１部が発泡の際の発泡材料の気 密エンクロージャに包封されるよう形成することができる。この種の材料にはゴ ムラテックス、ポリオレフィンおよびビニルポリマーの軟質フオーム；ポリスチ レン、ポリエポキシおよびポリ塩化ビニルの硬質フオームがある。

溶融しうると共に、その後に少なくとも】個の気泡を形成するよう処理すること ができ、固化して少な（とも１個の気泡を気密包封で保持しうる任意の材料が本 発明の方法に有用である。これらの同じの材料が、発泡材料を包封するため本発 明の方法に有用である。これら材料にはガラス、金属および熱可塑性プラスチッ クがある。

本発明に有用な成る種の熱可塑性プラスチックはポリオレフィン、ナイロン、ア クリル樹脂、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリ（アリーレンスルフィド）、そ の誘導体およびその混合物である。気泡を形成させうる或いは発泡材料の気密包 封を形成するよう施しうる熱硬化性材料も本発明の方法に使用することができる 。有用な熱硬化性材料にはフェノール樹脂、アルキド樹脂、アミノ樹脂、架橋性 ポリオレフィン、ポリエステル、エポキシド、シリコーン、天然ゴムおよびその 混合物がある。

作成に使用しうる金属または金属と合金における他の添加物との組合せも本発明 の目的に適しているが、これらのうち最も好適なものはアルミニウム、マグネシ ウムおよび鋼材（炭素鋼を含む）である。本発明の方法により生産される作成材 料として使用するのに適した材料は、同様に作成される製品よりも優秀な断熱お よび防音特性を有するが、ただし内部圧力が高い気泡を有するものを除くことを 強調すべきである。

密閉チャンバにおける圧力が大気圧よりも低い気密包封材料により包囲された少 なくとも１個のチャンバを形成する方法には次の技術がある：　（１）気密包封 を形成する材料を使用し、（ａ）溶融材料を処理して、たとえば撹拌もしくは通 気に続き内部に気泡を有する溶融材料を成形すると共に成形材料を気泡がまだ保 持されている間に固化させ、（ｂ）溶融材料の個々の気泡もしくは気泡ストリン グを吹込み、次いで包封材料を固化させ、（ｃ）気泡または気泡群をたとえば蒸 発性キャリヤ液におけるプラスチックのようなキャリヤ材料におけるプラスチッ クの混合物から形成させ、そこから固化した気泡をキャリヤの除去に際し生ぜし め、さらに（ｄ）発泡性材料を発泡させる方法、および（２）気密包封を形成し ない材料を使用し、（ａ）発泡性材料を発泡させ、次いで発泡材料をたとえば噴 霧、塗装、浸漬などの被覆法により気密包封材料内に密閉し、さらに（ｂ）経済 的利点があれば個々の気泡もしくは気泡群をそれ自身では気密包封を形成しない 材料から形成させ、次いでこれら気泡を被覆法により気密包封材料に密閉する方 法。

以下、図面を参照すれば第１図において絶縁材料１は包封用マトリックス５で構 成され、このマトリックスは気密であって大気圧よりも低い内圧を有する複数の チャンバ７を分散させると共に、たとえばアルミニウム箔のような反射性材料の 層９を積層させる。

第２図において、遮断材料１は気密性でない包封用マトリックス５で構成され、 ここには大気圧よりも低い内圧を有する複数のチャンバ７が分散されると共にマ トリックス５が気密材料の包封層に封入される。

以下、限定はしないが実施例により、本発明の方法を実施する現在層も良好な具 体例につき説明する。これら実施例は本発明の範囲を限定するものと解釈しては ならない。

実施例１ １０’ｍｍＨｇに調節された内圧を有するチャンバにて、ビーカー内における１ ０１００Ｏのナイロンの温度を２２３℃の溶融温度を越える２３０℃の温度まで 上昇させた。チャンバから溶融材料中へ気泡を導入する撹拌バネにより溶融ナイ ロンを撹拌し、溶融材料が気泡を保持する間に材料を矩形棒状の金型に注ぎ入れ 、急速に冷却して気泡構造を保持するナイロンを固化させた。冷却されかつ固化 したナイロン棒を金型から取出した。気泡を含有するナイロン棒を減圧チャンバ から周囲条件中へ、形成材料が内部に大気圧より低い複数のチャンバを含有した 際に取出した。この形成材料を半分に切断して、内側チャンバを切断縁部に出現 させた。切断縁部の１つを研磨して棒体の切断端部に丸味をっけ、他のチャンバ をさらに出現させて研磨により開放させた。この実施例は、大気圧より低いチャ ンバを有する成形棒を気密材料で作成し、次いでこれを切断し或いはさらに成形 しうろこと１０−２ｍｍＨＨに調節された内圧を有するチャンバにてガラスピー ズが充填された１００ｍ１の鋼材坩堝の温度を約１１００℃の溶融温度を越える １　２００℃の温度まで上昇させた。溶融ガラスにはチャンバからガスを小気泡 の形態で溶融材料中へ導入することにより通気し、溶融材料が気泡を保持する間 に材料を矩形棒状の金型に注ぎ入れ、ガラスを冷却固化させて気泡構造を保持し た。

冷却かつ固化したガラス棒を金型から取出した。気泡を含有するガラス棒を減圧 チャンバから周囲条件へ、形成材料が大気圧より低い複数のチャンバを有する際 に取出した。この実施例は、大気圧より低いチャンバを有する成形棒をガラスで 作成しうろことを示す。

実施例ｌｌ１ １０’ｍｍＨｇに調節された内圧を有するチャンバにてアルミニウムビーズが充 填された１０１００Ｏの鋼材坩堝の温度を約６６０℃の溶融温度を越える７００ ℃の温度まで上昇させた。溶融アルミニウムにはチャンバからのガスを小気泡と して溶融材料中へ導入することにより通気し、溶融材料が気泡を保持する間に材 料を矩形棒状の金型に注ぎ入れ、アルミニウムを冷却固化させて気泡構造を保持 した。冷却かつ固化したガラス棒を金型から取出した。気泡を有するアルミニウ ム棒を減圧チャンバから周囲条件へ、形成材料が内部に大気圧より低い複数のチ ャンバを有する際に取出した。この実施例は、大気圧より低いチャンバを有する 成形棒を金属で作成しう１、０　’ｍ　ｍ　Ｈｇに調節された内圧を有するチャ ンバにて、ポリプロピレングリコールを水および錫石鹸触媒の存在下にジイソシ アネートで処理してポリウレタンフォームを作成した。このフオームは気泡構造 を有し、材料が気密でないためチャンバの圧力における気泡を有した。

１０インチ×３インチ×３インチの棒をフオームから切除し、１／１６インチの ナイロンラップに封入して棒体の周囲で熱シールすることにより気密エンクロー ジャを形成させた。封止した棒体を減圧チャンバから大気圧に移した。次いで、 この棒体を一方の側にはアルミニウム箔で積層させて減圧で発泡した棒体を形成 させると共に、気密封止層で覆い、さらに他面側には反射性表面を積層実施例Ｉ Ｖにおけると同様にポリウレタンフォームを作成したが、ただしフオームを大気 圧で生成させた。次いで非気密性フオームを１０−４ｍｍ　Ｈｇに調節された内 圧を有するチャンバに移し、内圧と外圧とを平衡させた。

１０インチ×３インチ×３インチの棒体をフオームから切除し、１／１６インチ のナイロンラップに封入して棒体の周囲で熱シールすることにより気密エンクロ ージャを形成させた。封止した棒体を減圧チャンバから大気圧１０’ｍｍＨｇに 調節された内圧を有するチャンバにて、溶融ナイロンに気泡を吹込んだ。気泡を 吹込む際、気泡の内部における圧力は外圧と平衡して大気圧より低い内圧を与え た。約１ｍｍ直径の気泡を吹込んで個々の気泡として分離させることができ、或 いは連続ストリングを形成するよう吹込むこともできる。いずれの場合にも、個 々の気泡または連続気泡ストリングの部分を固化させて気泡の空気封入を与える ことができ、さらに大気圧の環境に移し、充填型遮断材として多量に使用される 。

以上、本発明の詳細な説明したが、本発明の思想および範囲を逸脱することなく 多くの改変をなしうろことが当業者には了解されよう。

フロントページの続き （５１）　Ｉｎｔ、　Ｃ１，’　識別記号　庁内整理番号Ｃ０４Ｂ　３８１００ 　３０４　Ｚ　７３５１−４ＧＩ

Claims (34)

【特許請求の範囲】
1. １．固体の気密な包封材料により密閉された少なくとも１個のチャンバからなり 、（ａ）前記少なくとも１個のチャンバ内における圧力が大気圧より低く、さら に（ｂ）前記包封材料が前記少なくとも１個のチャンバの一体性および減圧特性 を維持するのに充分な強度を有する製品の作成方法において、大気圧より低い環 境にて（１）液体材料を処理して少なくとも１個の密閉されたチャンバを有する 処理された固体材料を形成させ、前記少なくとも１個の密閉されたチャンバは大 気圧より低く、（２）前記少なくとも１個のチャンバを、この少なくとも１個の 密閉されたチャンバの一体性および減圧特性を維持するのに充分な強度を有する 固体の気密な包封材料に包封して、大気圧より低い少なくとも１個の密閉された チャンバを有する気密な包封物品を形成させることを特徴とする製品の作成方法 。
2. ２．工程（１）における液体材料を固体材料の溶融により作成する請求項１に記 載の方法。
3. ３．液体材料を金属、合金、高分子材料（予備生成ポリマー）、ガラス、ガラス ーセラミック、金属ガラス、ワックス、コンクリートおよびその混合物よりなる 群から選択する請求項１に記載の方法。
4. ４．溶融された包封材料を大気圧より低い環境で処理して大気圧より低い少なく とも１個の密閉チャンバを有する処理された材料を形成させ、前記処理材料は固 化すると気密になって前記少なくとも１個のチャンバの減圧特性と前記少なくと も１個のチャンバの一体性を維持するのに充分な強度とを維持して、大気圧より 低い少なくとも１個のチャンバを有する気密な物品を形成することを特徴とする 製品を作成するための請求項１に記載の方法。
5. ５．（１）溶融材料を処理して内部に少なくとも１個のチャンバを形成させ、（ ２）まだ溶融状態にある際に少なくとも１個のチャンバを有する前記材料を金型 中へ導入し、（３）前記材料を前記金型内で溶融温度より低く冷却することによ り、固化した成形物品を形成し、（４）前記成形物品を前記金型から取出すこと からなる請求項４に記載の方法。
6. ６．工程（１）が前記溶融材料内に複数の気泡を形成させることからなる請求項 ５に記載の方法。
7. ７．工程（１）が前記溶融材料を撹拌することからなる請求項６に記載の方法。
8. ８．工程（１）が前記溶融材料に通気することからなる請求項７に記載の方法。
9. ９．溶融材料を処理して内部に少なくとも１個のチャンバを形成させる工程が気 泡を吹込むことからなり、前記気泡内の圧力を大気圧より低くすると共に、前記 気泡を吹込まれた装置から分離して内部のチャンバを密閉する請求項４に記載の 方法。
10. １０．溶融材料を処理して内部に少なくとも１個のチャンバを形成させる工程が 連鎖として合体した一連の気泡を吹込むことからなり、前記気泡内の圧力を大気 圧より低くする請求項４に記載の方法。
11. １１．工程（１）が（ａ）発泡性材料と（ｂ）複数の気泡を形成する発泡剤との 発泡性組成物を発泡させることからなり、前記気泡内の圧力が発泡製品にて大気 圧より低い請求項１に記載の方法。
12. １２．前記発泡性材料を高分子材料およびコンクリートよりなる群から選択する 請求項１１に記載の方法。
13. １３．前記発泡性材料が、製品まで発泡する際に少なくともその外周に気密な気 泡エンクロージャを有する請求項１１に記載の方法。
14. １４．前記発泡性材料が、発泡する際に少なくとも幾つかの前記気泡の気密なエ ンクロージャを形成する発泡製品を形成する請求項１２に記載の方法。
15. １５．前記発泡性材料が、発泡する際に少なくとも前記気泡の大半よりなる気密 なエンクロージャを形成する発泡製品を形成する請求項１２に記載の方法。
16. １６．前記発泡製品には、この発泡製品の浸漬、噴霧および被覆よりなる群から 選択される方法により気密なカバーを設ける請求項１３に記載の方法。
17. １７．（１）気泡または気泡群を蒸発性キャリヤ材料におけるプラスチックの混 合物中に形成させ、（２）前記キャリヤを蒸発させることにより固化したプラス チック気泡またはプラスチック気泡群を回収することかなる請求項１に記載の方 法。
18. １８．請求項１に記載の方法により作成される製品。
19. １９．請求項２に記載の方法により作成される製品。
20. ２０．請求項３に記載の方法により作成される製品。
21. ２１．請求項４に記載の方法により作成される製品。
22. ２２．請求項５に記載の方法により作成される製品。
23. ２３．請求項９に記載の方法により作成される製品。
24. ２４．請求項１０に記載の方法により作成される製品。
25. ２５．請求項１１に記載の方法により作成される製品。
26. ２６．請求項１３に記載の方法により作成される製品。
27. ２７．請求項１４に記載の方法により作成される製品。
28. ２８．請求項１７に記載の方法により作成される製品。
29. ２９．金属、合金、高分子材料、ガラス、ガラスーセラミック、金属ガラス、ワ ックスおよびコンクリートよりなる群から選択される発泡材料からなり、形成さ れた気泡が発泡材料により気密包封にて密閉されると共に、包封された気泡内の 圧力が大気圧より低いことを特徴とする製品。
30. ３０．（１）形成した気泡が発泡材料により密閉されると共に、密閉気泡内の圧 力が大気圧より低い発泡した高分子材料と、（２）金属、合金、高分子材料、ガ ラス、ガラスーセラミック、金属ガラスおよびワックスよりなる群から選択され て前記発泡した材料を包封する気密なカバーとからなることを特徴とする製品。
31. ３１．複数のチャンバを含み、これらチャンバがチャンバ壁部を形成する材料に より気密包封にて密閉され、前記チャンバ壁部を形成する前記材料が前記チャン バの構造の一体性を維持するのに充分な強度を有すると共に少なくとも幾つかの 前記チャンバ内の圧力が大気圧より低いことを特徴とする製品。
32. ３２．チャンバ壁部を形成する前記材料が金属、合金、高分子材料、ガラス、ガ ラスーセラミック、金属ガラス、およびワックスよりなる群から選択される請求 項２９に記載の製品。
33. ３３．チャンバ壁部を形成する材料により密閉され、前記チャンバ壁部を形成す る前記材料が前記チャンバの構造の一体性を維持するのに充分な強度を有すると 共に少なくとも幾つかの前記チャンバ内の圧力が大気圧よりも低い複数のチャン バと、（２）前記複数のチャンバを密閉する気密なカバーとからなることを特徴 とする製品。
34. ３４．チャンバ壁部を形成する前記材料と前記気密なカバーとが金属、合金、高 分子材料、ガラス、ガラスーセラミック、金属ガラスおよびワックスよりなる群 から選択される請求項３１に記載の製品。