JPH07508258A - モノシアロガングリオシドgm↓1またはその誘導体を含有する,パーキンソン病の治療に適する医薬組成物 - Google Patents
モノシアロガングリオシドgm↓1またはその誘導体を含有する,パーキンソン病の治療に適する医薬組成物Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
モノシアロガングリオシドG M +またはその誘導体を含有する、パーキンソ
ン病の治療に適する医薬組成物技術分野
本発明は、モノンアロガングリオシドGM、またはその誘導体を含有する、パー
キンソン病の治療に適する医薬組成物に関する。
先行技術
パーキンソン病は神経変性性の疾患で、高い発症率を有しく米国では100.0
00人につき20人)、一般的には45才以上の人間に発症する。
パーキンソン病はドーパミン作動性欠乏によって特徴づけられ、これは一連のニ
ューロン異変をもたらし、その結果、運動不能症、筋肉の硬直、および振せんが
起こる。
総体的症状は、黒質および緻密層部におけるDA(ドーパミン)産生ニューロン
の変性により、線条体のドーパミン作動性神経支配の最低85%が失われると発
現すると考えられている(Kish S、J、ら、The New Engla
nd J、of Med、、318. 876、 1988)。
パーキンソン病の薬理学的治療が25年以上も研究されてきたが、この疾患が特
にドーパミン作動系の緩慢で進行性の変性ゆえにいまだに重大な問題であること
は強調されるべきである(McGeer P、L、ら、Ann、Neurol、
、24. 574. 1988)。
公知のように、L−ドーパと末梢デカルボキシラーゼ阻害剤(カルビドパまたは
ペンセラシト)やモノアミンオキシダーゼ阻害剤(5houlson I、ら、
“EffeCt of Depreny[on theprogression
of disability in early Parkinson’s
disease″。
The New England J、 of Med、、 16.1364−
1371.1989)の併用に基づく治療、並びに長期作用性直接ドーパミン作
動性アゴニスト(ペルゴリド、カベルゴリン)に基づく治療は、初期症例の大多
数において臨床状態を相当改善し、またい(つかの症例においては症状の完全な
制御をもたらしている。
しかし、治療後数年たつと(すなわち最低2〜3年から一般には最大10年また
はそれ以上)、臨床的には主として種々の振せんおよび運動障害により特徴づけ
られる諸症状がほとんどの患者(80〜90%)にまた現われる。
この動的振せん[特にオンオフ(on−off)現象コおよび過剰な筋活動は、
治療によって病気がおさまり数年間安寧に過ごした後に悪化状態に逆戻りする患
者をひどく狼狽させ、彼/彼女が十分な家族生活、社会生活および職業生活を享
受するのを妨げる。
パーキンソン病の治療が直面する主な問題、すなわち病勢悪化期、を解決するた
めに、現在臨床的実践ではレボドーパとペンセラシトまたはカルビドーパの併用
に基づく徐放性組成物、長期作用性直接ドーパミン作動性アゴニスト(ペルゴリ
ド、カベルゴリン)および注射法(リスリドおよびアポモルフインの皮下注射)
を採用している。しかし、現在にいたるまでいかなる治療も、この病気の進行期
に起こるすべての合併症の根本にある異変の進行を遅くする、または止めるのに
有効であるとは実証されていない。
公知のように、L−ドーパとそのヒドロキシル化された代謝物(T OP A)
は神経毒性作用を生じ、患者の能力を損なう神経変性性病状の進行を悪化させる
可能性がある(Only J、W、ら、“Excitotoxicity of
L−dopa and 6−0H−dopa: implications
forParkinson’ s and Huntington’ s di
seases″、 Ezp、 Neurol、、 108゜268−272.
1990; Rosenberg P、A、ら、 2.4.5−Trihydr
oxyphenylalanine in 5olution forms a
non−N−methyl−D−aspartateglutamaterg
ic agonist and neurotoxin”、 Proc、 Na
tl、 Acad。
Sci、USA、88. 4865−4869. 1991; Newcome
r T、A、ら、 “Detection of TOPA (6−OH−DO
PA) and TOPA quinone by HPLCreveals
a 5pontaneous DOPA to TOPA conversio
n in aqueoussolutions”、l!xcitatory A
m1no Ac1ds: Exeito−toxicity Ip、 83)。
パーキンソン病の進行を遅くするまたは抑制することによりこの病気の進展を緩
和することが可能な新しい薬理学的治療法を開発するために、動物を用いた実験
的研究がいくつかなされた。それらは特にパーキンソン病において細胞の死、と
りわけ点質細胞の死、を引き起こす神経生物学的メカニズムの同定を目的とする
ものであった。
パーキンソン病の症状と酷似した神経病理学的および神経薬理学的症状を作り出
すことができる毒性物質であるメチルフェニルテトラヒドロピリジン(MPTP
)を用いて得た情報は非常に重要なものである(Langston J、W、、
”MPTP and Parkinson’5disease″、 Tren
ds in Neurosciences、 8.2.79−83.1985)
。
MPTPO神経毒性は、モノアミンオキシダーゼBの触媒作用により、酸化して
MPP+イオンになることに起因するとされていた。MPP+はドーパミン作動
性細胞末端によって積極的に取り込まれ、NADH依存性基質のミトコンドリア
での酸化に対して抑制作用を及ぼす。これは、点質および緻密層部のドーパミン
作動性ニューロンの喪失、および線条体を神経支配するドーパミン作動性線維の
喪失に帰着し、その結果生化学的および行動的欠陥をもたらす。
ガングリオシド類、すなわちニューロン膜に存在する複合シアログリコスフィン
ゴ脂質(Ando S、、 ”Gangliosides in thener
vous system″、 Neuroch、In5t、、 5.507−5
37.1983)が、いくつかの急性疾患障害実験モデルの中枢神経系において
神経病的経過を改善することも知られている。この結果に基づき、GM、は臨床
に適用され、大脳虚血発作の治療(U、 S、 4.940.694 date
dloth July、1990; Argentino C,ら、”GMI
gangliosidetherapy in acute ischemic
5troke″、 5troke、 20.1143−1149゜1989)
および外傷性を髄損傷の治療(1991年12月23日付特許出願PD 910
00234 : Ge1sler F、H,、Recovery of mor
tarfunction after 5pinal−cord 1njury
−a randomized placebo−controlled tr
ial with GMI ganglioside″、 The New E
ngland J。
or Med、、 324. 1829−1838. 1991)がなされた。
GM、の内部エステル誘導体(AGF2)と、低用量で迅速に作用するその治療
効果、特に急性虚血モデルに対する治療効果もまた公知である( Cahn R
,ら、”Influence ofmonosialoganglioside
1nner ester on neurologic recoverya
fter global cerebral ischemia in mon
keys”、 5troke 20゜652−656.1989)。
さらに、GM、エステル誘導体がその前駆体であるGM、より薬物速度論的に有
利であることはすでに記述されている(Bellato P、ら、 Dispo
sttion of exogenous tritium labelled
GMI 1actone in the rat″、 Neurochem、、
pp、1−6.1991; EPpatent 85401291.1)。
要旨
驚くべきことに、モノシアロガングリオシド(GM、 )、その内部エステル誘
導体(AGF2)、およびそのメチルエステル(AGF4)よりなる群より選ば
れた化合物は、慢性パーキンソン病の治療に効果的に使用し得ることが判明した
。
さらに、上記の化合物は、TOPA等のL−ドーパ代謝物の神経毒性に対し中和
作用を及ぼすので、L−ドーパおよび/またはBDNF (悩由来神経栄養因子
)との併用治療において有効に活用し得る。
よって、本発明はパーキンソン病の治療に有効な医薬組成物の製造における上記
化合物の使用、および当該治療方法に関するもモノシアロガングリオンドGM、
、その内部エステル誘導体へ〇F2、およびそのメチルエステルAGF4を用
いたパーキンソン病の治療の特徴および有利な点を、以下にサルを使ったテスト
および試験管テストに言及しながらより詳細に説明する。
上記の実験的テストは、本発明の化合物をパーキンソン病の治療に有効に使用し
得ることを示した。
また、上記化合物およびN−ジクロロアセチルリソGM、(LIGA20)は、
パーキンソン病の治療に使用される他の医薬品、たとえばL−ドーパやBDNF
(脳由来神経栄養因子)などと有利に併用し得ることが判明した。
これから報告する実験は、特に以下のことを示したニー MPTP (1−メチ
ル−4−フェニル−12,3,6−チトラヒドロピリジン)投与により誘発され
た深刻な/<−キンラン病の全症状を示すサルを、GMI 、その誘導体AGF
2およびAGF4で治療すると、パーキンソン病に特徴的な運動障害諸症状から
有意に回復しく運動不能症および筋肉硬直のほぼ完全な治癒)、また同時に認識
欠陥からも回復した。
−GM、、その誘導体AGF2、AGF4およびLIGA20は、ドーパミン作
動性中脳ニューロンおよび小脳ニューロンの培養物において、TOPA (L−
ドーパ酸化物)によって誘発される神経毒性を防止した。
GM、を用いた生体実験を、リスザル15匹(雄または雌)およびマカクザル4
匹を使って実施した。
サルの筋肉内に塩酸ケタミン5mg/kgを注射して麻酔した後、MPTP生理
食塩水溶液を以下のように投与したニー 0.35mg/kg/用量、静脈注射
(マカクザル)−zmg/kg/用量、筋肉注射(リスザル)パーキンソン病運
動障害の全症状、すなわち運動不能症、刺激への反応欠如、および登ること・自
律的に食べること・毛づくろいができない、が完全に出現するまでMPTPを3
日ごとに投与した。最後のMPTP投与から48〜60時間のうちに最低30ポ
イント(図1の説明中に定義されている)が獲得されなければならなかった。次
に、2種類のサルを無作為に2つの治療グループ、すなわちGM、による治療グ
ループと生理食塩水による治療グループに分けた。
MPTPの投与回数と最初の全症状評価は、両グループについて同一であった。
GM、を長期にわたって以下の投与量で筋肉内に投与したニー マカクザルには
15mg/kg/日−リスザルには30mg/kg/日。
対照グループには生理食塩水水を投与した。
実験第1週には、サルは集中的食物療法も受けた。
サルの神経学的および行動的機能の記録は調査開始の1〜2週間前からスタート
し、調査の全期間を通して継続した。
特に以下の機能を記録した:全般的活動、登る能力、移行7歩きぶり、上下肢の
動き、細かい運動能力、運動緩徐/運動不能症、運動異状症(ジスキネジー)/
失調症(シストニー)、姿勢、振せん、バランス、毛づくろい能力、運動中の突
然のすくみ、及び食べる能力。
マカクザルの試験では、顔の表情変化および防御反応も調べた。
リスザルの試験は単純な運動機能(例えば深い容器の中にいれた食物をつかむ)
に関するもので、反応時間の測定と手足の機能的使用の評価を目的としたもので
あった。具体的には、サルは直径9.5mmの窪みをもつプレキシガラス製プラ
ットフォームからレーズンをつかみ取る訓練を受けた。つかみ取り開始までに要
した時間と6分の制限時間内につかんだレーズンの数を記録した。
上記の試験はすべて1日の最初の食事の前に実施した。
マカクザルの行動的および神経学的機能の試験も行なった。マカクザルにもまた
物体をつかむ訓練をしたが、これはMPTPを投与されたサルの運動および認識
機能の指標となることが実証されたものである(Taylor J、R,ら、
Brain、 113.617.1990)。
つかみ取り試験はDiamond A、、 ”The development
and neuralbases of higher cognitive
functions″、 Annals of the NewYork A
cademy of 5ciences、 vol、608. A、Diamo
nd Ed、 (The NewYork Academy of 5cien
ces、 New York、 637−676、1990)にしたがって実施
した。
要約すると、サルは檻の外に腕を伸ばして、左右に動きまた回転するプラットフ
ォームに固定された、片側が開いているプレキシガラス製の箱(15cmx 1
5 cmx 5 am)から食物(レーズンまたはリンゴ)をつかみ取るよう訓
練された。
箱の開いた側はサルの正面にくることも左側か右側にくることもあった。各実験
は30回のテストからなった。次の事柄が記録された:成功した腕伸ばしく最初
の試みで食物をつかんだ)、正しい腕伸ばしくいろいろ試みてから食物をつかん
だ)、および「障害」への腕伸ばしくすなわち、開いている側に届くまで箱の回
りに腕を伸すのではなく、閉まっている側に伸ばす)。5分以内に全く食物がつ
かめない場合は、そのテストは「反応なし」と判定された。
ドーパミン(D A)とその代謝物、例えばホモバニリン酸(HVA)や3,4
−ジヒドロフェニル酢酸(DOPAC)などを測定するため、死後、線条体組織
の神経化学的検査を行なった。DAとその代謝物の線条体におけるレベルは、電
気化学的検出器を用いた高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により定量し
た(Schneider J、S、、 Brain Res、、 24.534
.1990)。
さらに、MPTPを投与したリスザル(6匹)に、AGF2とAGF4を20m
g/Ig/日の用量で6週間筋肉的投与した後の運動行動を評価する目的で、予
備テストを実施した(実験条件および運動指数評価は上述のものと同じ)。
行動および神経学的テストの結果、ならびに神経免疫組織化学的検査の結果を以
下に報告する。
行動的・神経学的テストは次のことを示したニー MPTP投与は深刻なパーキ
ンソン病の全症状を引き起こす:運動行動の変化(図1参照)および顕著な認識
欠陥(図2参照)。
−6〜8週間の調査の終了時には、GM、の長期間投与はパーキンソン病の全症
状を、はとんど完全に(86〜89%)回復した運動行動にまで戻すことができ
る。GM、の効果は3〜4週間治療した時点ですでに明らかである(図1参照)
。同様の結果が、リスザルを用いた予備テストでも、AFG2とAFG4の投与
の後に得られた[第6週における運動行動平均ポイント:生理食塩水=40(2
匹);AGF2=7 (2匹);AGF4=9 (2匹)]。
G M +は、運動認識欠陥の回復にも効果がある(「物体つかみ取り」テスト
により決定される一図2参照)。
ここで図1および図2を詳細に検討する。図IはMPTPおよびGM、が運動行
動に及ぼした影響を示す。リスザルの行動/運動ポイント(A)およびマカクザ
ルのそれ(B)は縦軸に示しである。棒は平均ポイント[士標準偏差(S、 D
、 ) ]を表わす;正常ポイントは0で、MPTPポイントは最後のMPTP
注射の後であってGM、と生理食塩水の投与が始まる前に記録されたポイントで
ある。治療開始後3〜4週間以内にGM、で治療したサルは、生理食塩水で治療
したサルに比較すると、改善された運動機能を示すようになった。調査終了時に
は、GM、で治療したサルはほぼ正常な行動を示したが、生理食塩水で治療した
サルは深刻なパーキンソン病全症状を示した[*p<0.01 (A);*pr
0.05 (B)、7ンーウイツト二−(Mann −Wh i tney)
テストコ 。
図1/Cは、リスザルの食物つかみ取りテストにおける反応開始時間を示す。正
常なサルは食物容器を見るとすぐ反応を開始した。MPTP投与後の初期状態で
は、すべてのサルが反応開始に遅れを示した。しかし、治療後3週間以内に、G
M、で治療したサルは、生理食塩水で治療したサルよりも先に反応を開始するよ
うになった(*p<0.0 O5)。調査終了時には、前者はほどんどすぐに反
応を開始したが、後者はまだ運動不能症的で運動緩徐的てあった(*p<0.0
02)。
図1/Dは、テスト中につかみ取られた食物の百分率を示す。
正常なリスザルは、100%の食物をつかみ取ることに成功した。
MPTP投与の直後には、すべてのサルが危機にさらされ、約15%の食物しか
つかみ取れなかった。治療開始3週間目にGM。
で治療したサルは、生理食塩水で治療したサルに比較すると、より大量の食物を
つかみ取るようになった。調査終了時には、前者は100%の食物をつかみ取っ
たが、後者は25%の食物をつかみ取るだけであった(*p<0.05)。
図2は、MPTPおよびGM、が「物体つかみ取り」テストにおいてマカクザル
に及ぼした影響を示す。
図2/Aは、正しい反応(物体が結果的にサルによってつかみ取られる)の百分
率を、図2/Bは成功した試み(最初の試みで食物がつかみ取られる)の百分率
を示す。若干の訓練の後、正常なサルはこの課題をほぼ完全にこなせるようにな
った。何ら深刻な運動障害を引き起こさない低用量MPTPの実験的な長期間投
与においては、サルがこの課題をこなすのは非常に困難であった。
対照的に、GM、で治療したパーキンソン病のサルは調査終了時に上記の課題を
ほぼ完全にこなすことができた。他方、生理食塩水で治療したパーキンソン病の
サルは、主として深刻な運動障害が原因で、これをこなすことが非常に困難であ
った。
図2/Cは、反応阻害の徴候である「障害」への試み(箱のしまっている側に腕
を伸ばす)を示す。治療の初期段階では、GMlで治療したサルも(彼らが実際
に反応を示したテストの中で)この種の試みを数回行なった。
神経免疫組織化学的検査は以下のことを示したニー MPTP投与は、検査した
種々の線条体サブ領域におけるドーパミンおよびその代謝物のレベルを著しく低
下させる(表1参照)。
−GM、を使用した長期治療は、ドーパミンおよびその代謝物(HVAおよびD
OPAC)のレベルを有意に上昇させ(表1参照)、この上昇は神経脱落のより
少ない領域、例えば腹側正中領域においてより高い。
以下に記述するように、ニューロン培養物に及ぼすTOPAの神経毒性作用に対
するGMI 、AGF2、AGF4およびLIGA20の保護作用に関する研究
を行なった。
公知のように、ドーパミンの天然に存在する前駆体であるL−ドーパに基づく治
療は、パーキンソン病の全症状に幾分効果的な作用をもたらしはするが、長期的
には副作用を生じる。実際、L−ドーパおよびその代謝物、例えば6−ヒトロキ
シードーパ(TOPA)もまたニューロンに対して毒性となりうるちので、その
ため患者の能力を損なう神経変性性の病状進行を悪化させる。
本出願人が実施したテストは、ガングリオシド類が、L−ドーパのヒドロキシル
化した代謝物によって引き起こされる神経毒性の予防および/または抑制に効果
的であることを明らかにした。
それゆえ、この結果は該化合物をパーキンソン病の治療に適用することによって
もたらされる非常に有利な点を示すものである。
したがって患者は、パーキンソン病、特にL−ドーパ等のドーパミン作動性医薬
品で治療された患者に見られる神経の変性を予防および/または抑制するという
利点を提供する、ガングリオシドとL−ドーパの組み合わせによる治療を受ける
ことができる。
テストは、2種類のニューロン培養物、すなわち中脳ドーパミン作動性ニューロ
ンと小脳ニューロンについて実施した。
中脳ニューロン培養物はDal Tosoらにしたがって(Dal Tosoら
。
Development and 5urvival of neurons
in dissociated fetalmessencephalic s
erum−free cell cultures: 1. Effects
ofcell density and of an adult mamma
lian 5triatal−derivedneuronotrophic
factor (SDNF)”、 J、 Neurosci、、 8 (3)
733−745゜1988)、日齢14.5〜15日のラットの胎児の中脳被蓋
より調製した。
ニューロン(0,75xlO’)をポリーL−オルニチン基質上に12穴(それ
ぞれ直径25mm)の群としてプレートした。
培養物は、培地を変えずに、第4日から6日のあいだに使用した。
顆粒細胞培養物は5kaperら(Skaper S、D、ら、“Cu1tur
e anduse of primary and clonal neura
l cells”、Methods 1nNeurosciences、Bd、
by P、M、Conn、Val、2. pp、17−33゜Acaden+j
c Press、 0rlando、 1990)にしたがって、日齢4日のラ
ットの小脳から得て、ポリーL−リシン基質を塗布したプレート上で培養(3x
lO’細胞)した。
24時間後に、非ニューロンの増殖を抑制するため、シトシンアラビノシド(1
0μM)を添加した。小脳顆粒細胞は、培地を変えずに10〜12日後に使用し
た。
細胞は、TOPAとともに40分間(100μM急性暴露)または24時間(1
0μM長期暴露)インキュベートした。
GM、 、AGF2、AFG4(100μM)およびLIGA20(1〜30μ
M)による処理は、以下のように行なったニー TOPAとの急性インキュベー
ションの前に、2時間の前処理
−TOPAとの急性インキュベーションの前に、LIGA20のみによる共処理
−TOPAとの(100μM2時間)インキュベーションの前および/またはT
OPAとの(100μM24時間)長期インキュベーションの間における共処理
あり/なしの前処理TOPAの細胞毒性は細胞生残率の評価により決定した。よ
り詳細には、以下の方法で決定したニ
ー 中脳ドーパミン作動性ニューロンについては、Bargerらが記述するT
H蛍光抗体法(チロシンヒドロキシラーゼ特異性)(Berger B、ら、
Long−term development of mesencephal
icdopaminergic netlrons of mouse emb
ryos in dissociatedprimary cultures″
: morphological and histochemicalcha
racteristics’、 Neurosci、、 7.193−205.
1982)−Mosmannが記述する小脳ニューロンのMTT比色分析(Mo
smann T、、”Rapid colorimetric assay f
or cellular growthand 5urvival: appl
ication to proliferation andcytotoxi
city assays”、 J、 Immunol、 Meth、、 65.
55−63.1983)。
細胞毒性は細胞生残率(%)で表わしている。
2つの試験(3回の繰り返し実験による)は、ダンカン試験(Duncan’s
test)にしたがって統計的に分析した。その要約を以下に報告するニ
ー GMl (100μMx24時間)は、毒性レベルのTOPAに暴露された
(10MMx24時間、共インキュベーション)中脳ドーパミン作動性ニューロ
ンに対し、神経保護効果を奏する。
−TH免疫陽性ニューロンは、TOPAとGM、の共インキュベーションにかけ
ても無傷のままである(表2参照)。
− また、GM、誘導体(AGF2およびAGF4)は、TOPAによって引き
起される神経毒性に対し保護的効果を奏する(表2参照)。
表4=中脳細胞培養物におけるTOPAによって誘発されるドー−GM、は、T
OPAへの急性または長期暴露(100μMx40分またはlOμMx24時間
)後の小脳ニューロンに対して保護的作用を及ぼす。
特に、細胞が組み合わせ処理、すなわち前処理および共処理(TOPAの不在下
で100μM G M t x 2時間+10μMTOPAの存在化で100μ
MGM+ x24時間)を受けていると、長期インキュベーションの後、GM、
は更に効果を発揮する(表3参照)。
−さらにLIGA20は、共処理において、小脳顆粒細胞をTOPAの急性毒性
(ED50・9μM)から保護するのに用量依存的に効果的である。共処理のこ
のような条件下では、200μMまでのGM、は効果がない(図3参照)。
図3には、TOPAによって誘発される培養小脳顆粒細胞の死に対するLIGA
20の用量依存的保護効果が示されている。細胞は、100μMのTOPAおよ
び1〜30MMのLIGA20または200μMのGMIに同時にロック液中で
45分間暴露しく24℃)、洗浄して、もとの培地へ戻した。24時間後に、M
TT法により生残率を評価した。平均値±S、E、 M、(n=9゜3実験)。
TOPA (ロ)、LIGA20 (・)、GM、(○)。
−LIGA20 (30MM)による共処理は、急性毒性レベルのTOPAに暴
露された(100μMx45分)中脳ドーパミン作動性ニューロンに対し、神経
保護的効果を奏するが、他方、GM、(200μM)は共処理に用いるだけでは
効果がない(表4参照)。
表2:TOPAによって誘発される中脳ドーパミン作動性ニューパミン作動性ニ
ューロンの喪失に対する、LIGA20およびGMlの保護的効果
5DIVの培養物を、30MMのLIGA20または200μMのGM、ととも
に、100μMI7)TOPAを含有するロック液中で45分間インキュベート
しく22℃)、十分洗浄し、もとの培地に戻した。ある場合には、細胞をロック
液中で200μMのGM、によって2時間処理しく37°C)、洗浄し、その後
上記のようにTOPAに暴露した。すべての培養物は、TOPAへの暴露終了の
24時間後に、TH免疫細胞学用に処理され、TH+細胞数を計測した。平均値
±S、E、 M、(n=8.4実験)。対照(100%)=偽薬品で洗浄したT
OPAに暴露していない姉妹培養物。
LIGA20 83.9±4.2
GM、 5.6±0.7
GM、(前処理) 79.1±4.0
”p<0.OOI Vs、 TOPA
ロンへの神経毒性に対するGM、およびその誘導体(AGF2ならびにAGF4
)の効果
処理 TH+細胞数
対照 244±20
TOPA (10μM) 62± 8(a)TOPA (10μM)
+GM、 (100μM) 187±to(b)+AGF2 (l O08M)
225±15(c)+AGF2 (l O08M) 219±11(c)(a
)=p<0.02vs対照
(b)=p<0.05vsTOPA
(C)=p(Q、05VSGMl
血清を含まない中脳細胞を5日間培養し、次にこれをGMI 、AGF2、AG
F4(100μM)、およびTOPA (10μM)とともに24時間インキュ
ベートした。固定化およびチロシンヒドロキンラーゼ抗体による免疫染色の後、
TH−ニューロンの数を計測した。数値は3回の測定による平均値(±S、D、
’)である。
表3:TOPAによって誘発される小脳顆粒細胞への神経毒性に対するGM、の
効果
培養物の処理 ニューロン生残率(%)40分暴露:
TOPA (100μM) 22 上2゜0TOPA (100μM)+GM、
72.4±5.8 (a)24時間暴露・
TOPA (10μM) 17.1±1.4TOPA+GM、(前処理) 57
.0±6.5 (a)TOPA+GM、(前および共処理) 75.4±5.5
(b)11日口の試験管内顆粒細胞を上記のようにインキュベートした。To
PAへの40分暴露においては、GMl (100μM)を2時間の前処理にの
み使用した。TOPAへの24時間暴露においては、GMT(100μM)を2
時間の前処理にのみ、または2時間の前処理およびTOPAとの共処理に使用し
た。数値は、対応の対照培養物を100%ととして表わしてあり、それぞれ3回
繰り返し測定して得た2個の定量の平均値(±S、D、)である。
(a) −p<O,Olvsアゴニスト単独(b) −p<0,05vsGM1
前処理群L−ドーパの存在下または不在下で、GM、 、AGF2、およびAG
F4をBDNF (脳由来神経栄養因子)と併用して、中脳ドーパミン作動性ニ
ューロンの研究を行なった。GMI 、AGF2、およびAGF4のBDNFと
の併用は、中脳ドーパミン作動性ニューロンをTOPAによる神経毒性から保護
する上で相乗効果を有することが判明した。この相乗効果は、GM、、AGF2
、およびAGF4 (1〜10μM)ならびにBDNF (1n g/mI)が
極めて低い濃度、つまり個々の濃度においては全く神経保護作用がないような濃
度においても、かなり認められる。特にある実験で中脳ドーパミン作動性ニュー
ロンをlng/mlのBDNFおよび10μMのGMIと一緒にしたところ、T
OPAによって誘発された毒性障害から生き残ったニューロン数は、飽和濃度(
50ng/ml)のBDNFを単独で使用して得たニューロン生残数と有意差が
なかった。これらの結果から、G M + とその誘導体AGF2、AGF4お
よびLIGA20は、T OP A +:よって引き起こされる毒性から神経細
胞を保護するという結論に達した。この効果は、中脳ニューロン(ドーパミン作
動性のものも、そうでないものも)についてばかりでなく他の神経集団、例えば
小脳ニューロンについても明らかである。これらの結果は、常用のドーパミン作
動性医薬品(L−ドーパ等)で治療されているパーキンソン病患者に、GMl及
びその誘導体を適用する新しい治療方法を予言する。特にG M +誘導体であ
るLIGA20は、GMl自体またはその誘導体AGF2およびAGF4より強
力でかつより即効性であり、共処理のみに使用しても効果的で、経口使用の可能
性を示唆している。
ガングリオシド+L−ドーパおよび/またはBDNFを併用する新しい治療は、
L−ドーパによる長期治療がもたらす神経変性を予防しおよび/または停止させ
るという大きな利点を提供する。
したがって、モノガングリオシドGM、 、その内部エステル誘導体AGF2、
およびそのメチルエステル誘導体AGF4は、薬学上許容される賦形剤および希
釈剤と混合された、薬学上有効な量の上記化合物を含有する、パーキンソン病の
治療に適した医薬組成物の製造に使用することできる。
さらに、上記の化合物およびN−ジクロロアセチルリソGM。
(LIGA20)は、パーキンソン病の全症状を緩和しドーパミン作動性機能を
回復するための医薬品またはその組み合わせとの併用治療にも活用し得る。特に
便利なのは、上記化合物とL−ドーパと併用し、かつBDNFまたは他のデカル
ボキシラーゼまたはモノアミンオキシダーゼ阻害剤も共に使用することである。
本発明による医薬組成物は、1回の投与量あたり10から200 m gの有効
成分を、1種類またはそれ以上の薬学上許容される賦形剤または希釈剤と共に含
有することができ、上述のように経口的または非経口的に(すなわち筋肉内、静
脈内または皮下への注射により)ヒトに投与することができる。
投与されるべき有効成分の量は、所望の効果および投与方法によって左右される
であろう。非経口的注入の場合は、有効成分の投与量は0.1〜30mg/kg
/日の範囲となろう。経口投与の場合は、0. 5〜Jsomg/kg/日の範
囲となろう。
本発明にしたがって調製された医薬組成物を以下に例として示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
ケース1
2m1バイアル1個が下記のものを含有するニー モノシアロガングリオシド(
GM、)ナトリウム塩20、OOmg
−二環基リン酸ナトリウム12 HzO6,00mg−−塩基リン酸ナトリウム
2H200,50mg−塩化ナトリウム 16.oOmg
−注射用水 適量
ケース2
2m1バイアル1個が下記のものを含有するニー モノシアロガングリオシド(
GM、 )ナトリウム塩40.00mg
−二環基リン酸ナトリウム12 H2O6,OOmg−−塩基リン酸ナトリウム
2 HgOO,50mg−塩化ナトリウム 16.00mg
−注射用水 適量
ケース3
5m1バイアル1個が下記のものを含有するニー モノシアロガングリオシド(
GM、)ナトリウム塩100.00mg
−二環基リン酸ナトリウム12H2015,OOmg−−塩基リン酸ナトリウム
2H201,25mg−塩化ナトリウム 40.OOmg
−注射用水 適量
ケース4
2mlアンプル1個が下記のものを含有する・−GM、メチルエステル 5.o
omg−塩化ナトリウム 16.OOmg
−非発熱性蒸留水中のpH6のクエン酸緩衝液 適量ケース5
2m1アンプル1個が下記のものを含有する:G M +メチルエステル 5o
、oomg−塩化ナトリウム 16.oOmg
−非発熱性蒸留水中のpH6のクエン酸緩衝液 適量ケース6
4m1バイアル1個が下記のものを含有する:G M + メチルエステ/l/
100.00mg−塩化ナトリウム 32.00mg
−非発熱性蒸留水中のpH6のクエン酸緩衝液 適量ケース7
2m1バイアル1個が下記のものを含有する。
−N−ジクooアセチルリソGM1 5.00mg−塩化ナトリウム 16.o
omg
= 非発熱性蒸留水中のpH6のクエン酸緩衝液2.00m1まで
ケース8
2個のバイアルに調製する医薬組成物
このケースに記載する組成物は、2個のバイアルに調製される。
片方のバイアルは薬学上許容される賦形剤であるグリシンまたはマンニトールと
混合した凍結乾燥粉末形態の有効成分(重量で10%〜90%)を含有する。他
方のバイアルは溶剤として塩化ナトリウム溶液およびクエン酸緩衝液を含有する
。システム6のバイアルが有効成分のみを含有する時は、その粉末は注射用水ま
たは他の溶剤(例:第三級ブタノール)を用いて凍結乾燥するか、または滅菌粉
末を無菌条件下で直接分割して得られる。
システムNo、1
a、2mlの凍結乾燥粉末バイアル1個が下記のものを含有する。
−モノシアロガングリオシド(GM、)内部エステル5.00mg
−グリシン 30.OOmg
b、2mlの溶剤アンプル1個が下記のものを含有するニー 塩化ナトリウム
16.00mg
−非発熱性蒸留水中のクエン酸緩衝液 適量システムNo、2
a、3mlの凍結乾燥粉末バイアル1個が下記のものを含有する。
−モノシアロガングリオシド(GMI)内部エステル5、OOmg
−マンニトール 40.OOmg
b、2mlの溶剤アンプル1個が下記のものを含有するニー 塩化ナトリウム
16.00mg
−非発熱性蒸留水中のクエン酸緩衝液 適量システムNo、3
a、3mlの凍結乾燥粉末バイアル1個が下記のものを含有する。
−モノシアロガングリオシド(GMI)内部エステル50、OOmg
−マンニトール 20.OOmg
b、3mlの溶剤アンプル1個が下記のものを含有するニー 塩化ナトリウム
24.OOmg
−非発熱性蒸留水中のクエン酸緩衝液 適量システムNo、4
a、5mlの凍結乾燥粉末バイアル1個が下記のものを含有する。
−モノシアロガングリオシド(GM、)内部エステル100、OOmg
−グリシン 50.OOmg
b、4mlの溶剤アンプル1個が下記のものを含有するニー 塩化ナトリウム
32.OOmg
−非発熱性蒸留水中のクエン酸緩衝液 適量システムNo、5
a、5mlの凍結乾燥粉末バイアル1個が下記のものを含有する。
−モノシアロガングリオシド(GM、)内部エステル100、OOmg
−マンニトール 40.OOmg
b、4mlの溶剤アンプル1個が下記のものを含有するニー 塩化ナトリウム
32.OOmg
−非発熱性蒸留水中のクエン酸緩衝液 適量システムNo、6
a、5mlの凍結乾燥粉末バイアル1個が下記のものを含何する。
−モノンアロガングリオンド(CAM、)内部エステル100.00mg
b、4mlの溶剤アンプル1個が下記のものを含有するニー −塩基リン酸ナト
リウム2H201,OOmg−二塩基リン酸ナトリウム1.2 H2O12,O
Omg−マンニトール 160.00mg
−注射用水 適量
システムNo、7
a、2mlの凍結乾燥粉末バイアル1個が下記のものを含有する。
−GM、メチルエステル 5.00mg−グリシン 30.OOmg
b、2mlの溶剤アンプル1個が下記のものを含有するニー 塩化ナトリウム
16.00mg
−非発熱性蒸留水中のクエン酸緩衝液 適量システムN018
a、5mlの凍結乾燥粉末バイアル1個が下記のものを含有する。
G M + メチルエステル 150.00mg−グリシン 50.OOmg
b、4mlの溶剤アンプル1個が下記のものを含有するニー 塩化ナトリウム
32.OOmg
−非発熱性蒸留水中のクエン酸緩衝液 適量システムN099
a、3mlの凍結乾燥粉末バイアル1個が下記のものを含有する。
G M +メチルエステル 50.00mg− グリシン 25.OOmg
b、3rnlの溶剤アンプル1個が下記のものを含有するニー 塩化ナトリウム
24.00mg
−非発熱性蒸留水中のクエン酸緩衝液 適量ケース9
腸溶性錠剤1個が下記のものを含有する: mg mg−モノシアロガングリオ
シド(GM、)内部エステル 100 200
賦形剤ニ
ー ラクトース 50 100
− 微小結晶セルロース 25 5〇
−ナトリウムカルボキシメチルセルロース 10 2〇−ポリビニルピロリドン
6 12
− メタクリル酸コポリマー 10 20= ポリエチレングリコール 24
− ステアリン酸マグネシウム 24
− タルク 10 20
ケースlO
腸溶性錠剤1個が下記のものを含有する: mgmg−モノシアロガングリオン
ド(GM、 )内部エステル 100 200
賦形剤ニ
ー ヒドロキシプロピルメチルセルロース 30 60− ラクトース 103
206
− 微小結晶セルロース 30 60
− メタクリル酸コポリマー 16 32− ポリエチレングリコール 36
− ステアリン酸マグネシウム 36
− タルク 15 3〇
−モノシアロガングリオシド(G!VL)ケース11
即成性錠剤1個が下記のものを含有する: mg mg−モノシアロガングリオ
シド(GM、)内部エステル 100 200
賦形剤ニ
ー ラクトース 50 100
− 微小結晶セル口・−ス 25 5〇−ナトリウムカルボキシメチルセルロー
ス 10 2〇−ポリビニルピロリドン 6 12
− ステアリン酸マグネシウム 24
放出制御錠剤1個が下記のものを含有する: mg mg−モノシアロガングリ
オシド(GM、)内部エステル 100 200
賦形剤ニ
ー ヒドロキシプロピルメチルセルロース 30 6〇−ラクトース 120
240
− 微小結晶セルロース 30 60
− ステアリン酸マグネシウム 36
腸溶性顆粒剤を封入した固形ゼラチンカプセル1個が下記のものを含有する:
mg mg
内部エステル 100 200
条件
補正書の写しく翻訳文)提出書
(特許法 第184条の8)
平成6年9月13日
Claims (12)
- 1.パーキンソン病の治療に適する医薬組成物の製造に、モノジアロガングリオ シドGM1またはその誘導体を有効成分として使用する方法。
- 2.該モノジアロガングリオシドGM1誘導体が、内部エステルAGF2および メチルエステルAGF4よりなる群から選ばれる、請求項1に記載の使用方法。
- 3.該医薬組成物が、薬学的に許容される賦形剤および希釈剤と混合された、治 療上有効な量の該有効成分を含有する、請求項1に記載の使用方法。
- 4.薬学的に許容される賦形剤および希釈剤と混合された、薬学的に有効な量の モノジアロガングリオシドGMlまたはその誘導体を含有する、パーキンソン病 の治療に適する医薬組成物。
- 5.該モノジアロガングリオシドGM1誘導体が、内部エステルAGF2、メチ ルエステルAGF4およびN−ジクロロアセチルリソGMlよりなる群から選ば れる請求項4に記載の医薬組成物。
- 6.経口薬品として調製される請求項4に記載の医薬組成物。
- 7.非経口薬品として調製される請求項4に記載の医薬組成物。
- 8.モノジアロガングリオシドの内部エステルAGF2、そのメチルエステルA GF4およびN−ジクロロアセチルリソGM1よりなる群から選ばれるモノジア ロガングリオシドまたはその誘導体の薬学的に有効な量を、単独でまたは他の薬 品と併用して投与することからなるパーキンソン病の治療方法。
- 9.該投与が経口的に行なわれる請求項8に記載の治療方法。
- 10.該投与が非経口的に行なわれる請求項8に記載の治療方法。
- 11.該投与が、パーキンソン病の全症状の緩和とドーパミン作動性機能の回復 のために用いられる医薬品または医薬品の組み合わせを併用する、請求項8に記 載の治療方法。
- 12.該投与が、L−ドーパ、BDNF,およびそれらとデカルボキシラーゼま たはモノアミンオキシダーゼ阻害剤の組み合わせからなる群より選ばれる医薬品 を併用する、請求項8に記載の治療方法。
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Legal Events
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