JPH07507425A - ポインタを含むフレーム構造を分解及び組立する方法 - Google Patents

ポインタを含むフレーム構造を分解及び組立する方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ポインタを含むフレーム構造を分解及び組立する方法発明の分野 本発明は、請求項1及び3の序文に記載したポインタを含むフレーム構造を分解 及び組立する方法に係る。
先行技術 現在のデジタル送信ネットワークは、近同期式であり、即ち、例えば各2Mビッ ト/秒の基本的なマルチブレクスシステムは、他のシステムとは独立した専用ク ロックを有している。それ故、単一の2Mビット/秒の信号を上位システムのビ ット流に配置することは不可能であり、高いレベルの信号は、各中間レベルを経 て2Mビット/秒レベルまでデマルチプレクスして、2Mビット/秒の信号を抽 出しなければならない。このため、特に、多数のマルチプレクサ及びデマルチプ レクサを必要とする分岐接続の構造は、高価なものとなっている。近同期送信ネ ットワークの別の欠点は、2つの異なる製造者からの装置が通常は適合しないこ とである。
他のものの中でもとりわけ上記の欠点から、例えば、CCITT規格G、707 、G708及びG、709に規定された新たな同期デジタルハイアラーキSDH か導入されるに至った。同期デジタルハイアラーキは、多数のハイアラーキレベ ルN(N=L4.16・・・)に配置されたSTM−N転送フレーム(同期搬送 モジュール)をベースとするものである。2.8及び32Mビット/秒システム のような既存のPCMシステムは、SDRの最低レベル(N=1)の同期的15 5.520Mビット/秒フレームへとマルチプレクサされる。これにより、この フレームは、STM−1フレームと称する。ハイアラーキのより高いレベルでは 、ビットレートが最低レベルのビットレートの倍数である。
図1はSTM−Nフレームの構造を示しており、そして図2は単一のSTM−■ フレームを示している。STM−Nフレームは、9行及びNx270列のマトリ クスより成り、各行と列との間の接合点に1バイトが存在する。最初のNx9列 の行1−3及び行5−9は、セクションオーバーヘッドSOHを含み、そして行 4は、AUポインタを含む。このフレーム構造の残り部分は、長さがNx261 列のセクションで構成され、STM−Nフレームのペイロードセクションを含む 。
図2は、上記したように長さが270バイトの単一のSTM−1フレームを示し ている。ペイロードセクションは、1つ以上の管理ユニットAUを含む。図示さ れた特定の場合には、ペイロードセクションは、管理ユニットAU−4より成り 、これに仮想コンテナVC−4が挿入される。(或いは又、STM−1転送フレ ームが多数の低レベル管理ユニット(AU−3)を含んでいて、その各々がそれ に対応する低レベル仮想コンテナ(VC−3)を含んでもよい。)次いで、VC −4は、各行の始めに配置された長さ1バイト(全部で9バイト)の経路オーバ ーヘッドPOHと、マツプされるべき情報信号のレートがその公称値からある程 度ずれたときにインターフェイスの調整をマツプに関して行えるようにするバイ トを含む低レベルフレームが存在するペイロードセクションとで構成される。
情報信号をSTM−1フレームにマツプすることは、例えば、特許出願へU−B −34689/89及びFl−914746に開示されている。
AU−4ユニツトの各バイトは、それ自身の位置番号を有している。上記AUポ インタは、AU−4ユニツトにおけるVC−4コンテナの第1バイトの位置を含 んでいる。これらポインタは、SDHネットワークの種々の点において正又は負 のポインタ調整を行えるようにする。あるクロック周波数を有する仮想コンテナ が、該仮想コンテナのクロック周波数より低いクロック周波数で動作するネット ワークノードに付与された場合には、データバッファがいっばいになる。これは 、負の調整を必要とし、即ち受け取られた仮想コンテナからオーバーヘッドセク ションへ1バイトが転送される一方、ポインタ値が1だけ減少される。受は取ら れた仮想コンテナのレートがノードのクロックレートより低い場合には、データ バッファが空になる傾向となり、これは正の調整を必要とする。即ち、受は取ら れる仮想コンテナにスタフバイトが追加され、そしてポインタ値が1だけ増加さ れる。
図3は、STM−Nフレームを既存の非同期ビット流でいかに形成できるかを示 している。これらビット流(図の右側に示された1、5.2.6.8.34.4 5又は140Mビット/秒)は、第1の段において、CCITTで規定されたコ ンテナCにパックされる。第2の段では、制御データを含むオーバーヘッドバイ トがコンテナに挿入され、従って、上記の仮想コンテナVC−I L VC−1 2、VC−2、VC−3又はVC−4が得られる(省略形における第1のサフィ ックスはハイアラーキのレベルを表し、そして第2のサフィックスはビットレー トを表す)。この仮想コンテナは、同期ネットワークを経てその供給点まで送ら れる間、そのままの状態に保たれる。ハイアラーキのレベルに基づいて、仮想コ ンテナは、更に、従属ユニットTUへと形成されるか、又はポインタを設けるこ とにより上記のAUユニット(八U−3及びAU−4)へと形成される。AUユ ニットは、STM−1フレームへと直接マツプすることができるが、TUユニッ トは、従属ユニットグループTUG並びにVC−3及びVC−4ユニツトを介し てAUユニットを形成するよう組み立て、これをSTM−1フレームへとマツプ しなければならない。図3において、マツピングは連続する細い線で示されてお り、整列は破線で示されており、そしてマルチプレクサは連続する太い線で示さ れている。
図3から明らかなように、STM−1フレームは多数の別々の方法で組み立てる ことができ、そして例えば、最大レベルの仮想コンテナVC−4の内容は、組み 立てをスタートしたレベル及び組み立てを行う方法に基づいて変化する。従って 、STM−1信号は、例えば、3個のTU−3ユニツト、21個のTU−2ユニ ツト又は63個のTU−12ユニツトを含んでいる。高レベルユニットが多数の 低レベルユニットを含み、例えば、VC−4ユニツトがTU−12ユニツトを含 む(63個のこのようなユニットが単一のVC−4ユニツトにある二図3を参照 )ときには、低レベルユニットがインターリーブにより高レベルフレームへとマ ツプされ、従って、第1のバイトが最初に低レベルユニットの各々から連続的に 取り出され、次いで、第2のバイトが、等々となる。従って、VC−4信号が例 えば上記の63個のTU−12信号を含むときには、これら信号か図2に示すよ うにVC−4フレームに配置され、即ち最初のTU−12信号の第1バイトが最 初に配置され、次いで、第2のTU−12信号の第1バイトが、等々となる。
最後の信号、即ち63番目のTU−12信号の第1バイトの後に、最初のTU− 12信号の第2バイトか続き、等々となる。従って、各TU−12信号の4つの バイトがSTM−1フレームの各行に配置され、全STM−1フレームは4x9 =36バイトで、構成される。基本的な場合には、長さ500μsの1つの完全 なTU−12フレームが4つの連続するSTM−1フレームに分割される。TU −12フレームは4つのポインタバイトVl−V4を含み、TU−12フレーム の第1の1/4はポインタバイトVlを含み、第2の1/4はポインタバイトv 2を含み、等々となる。最初の2バイトv1及びv2は、実際のTUポインタ値 を形成し、バイトv3は調整に使用され、そしてバイトv4は他の目的に指定さ れる。バイトVl及びv2より成るTU−12ポインタは、VC−12ユニツト の第」バイトを指す。この第1バイトは、一般にレファレンスV5によって指示 される。TU−12フレームの構造は、図8及び13に明確に示されており、こ れを参照して以下に詳細に述べる。
上記のSDHフレーム構造及びこのような構造の組立は、詳細な説明で参照する 参照文献(1)及び〔2〕に述べられている(これら参照文献は、本明細書の末 尾にリストする)。
例えば、上記のTU−1,TU−2又はTU−3レベル信号が、例えば図4に示 すSDH交差接続装置41において切り換えられるときには、その切り換えられ るべきハイアラーキの同じレベルの全ての信号が互いに完全に同期しなければな らず、即ち同じクロック信号の縁によってクロックされねばならない。更に、切 り換えられるべき信号のフレームは、位相か同じでなければならない。
上記の同期は、各到来するラインの同期ユニット42において得られ、交差接続 装置41へ到来する信号のペイロードは、その到来信号から抽出されるクロック 信号と同期してエラスティックバッファに記憶され、そして交差接続装置のクロ ック信号と同期してエラスティックバッファから読み取られる。エラステインク バッファへ書き込まれるべきペイロード及びそのペイロードの位相を決定するた めに、高レベルフレームに含まれた制御データ、例えば、ポインタを分解しなけ ればならない。これに対応して、高レベルのSDHフレー14構造及びそれに関 連した制御データを、エラスティックバッファから読み取られるべきペイロード に加えることかできねばならない。
SDHフレーム構造及びポインタ情報の組立及び分解は、あるハイアラーキレベ ルの各信号ごとに個別に行わねばならない複雑な動作である。例えば、単一のS TM−1フレームに含まれた63個のVC−12信号が上記したように同期され るときには、STM−1フレームに含まれるAU−4レベルのポインタは、その 目的のために設けられたAU−4処理ユニツトによって最初に処理されねばなら ないが、次いで、フレーム構造を分解し、そしてポインタ情報を各TU−12チ ャンネル(全部で63個)において独立して解読しなければならない。これに対 応して、各TU−12チヤンネルのフレーム構造及びポインタ情報を独立して再 組立しなければならない。
上記の分解及び組立動作は、所望のハイアラーキレベルにおいてフレーム構造及 び制御データを分解/組立する単一のユニットを構成することにより実現されて いる。このユニットは、次いで、所要数で再現される。この構成を示す概略ブロ ック図か図5に示されており、上記と同様の例として63個のTU−12チヤン ネルより成るフレームの分解及び組立使用される。STM−1フレーム構造をも つ信号は、最初に共通の解読ユニット51へ送られ、該ユニットは、VC−4コ ンテナの経路オーバーヘッド(OPH)におけるAUポインタデータ及びH4バ イトを解読して、そのフレーム構造に含まれたTU−12フレームを位置決めす る。次いで、解読ユニット51は、各TU12チャンネルのバイトを専用の解読 ユニット52へ送り、従って、この特定の場合はそれが全部で63個になる。
解読ユニットは、各TU−12チヤンネルのポインタを解読し、VC−12信号 の位相を決定する。フレーム構造ではTU−12ユニツトがインターリーブされ るために、各解読ユニットは、使用可能な時間の約1/63Lか動作しない。各 VC−12信号は、専用のエラスティックバッファ53に記憶される。それに対 応して、最高レベルのフレーム構造が再組立されるときは、各折たなTU−12 ユニツトのポインタ情報か専用のジェネレータユニット54において発生さね、 その後、エラスティックバッファメモリからのペイロードを新たなポインタ及び 新たな制御データと組み合わせることにより共通のジェネレ−タユニット55に おいて最終フレーム構造が組み立てられる。各エラスティックバッファ53の充 填率は、専用のモニタユニット56によって監視される。
AU及びTUポインタ並びにそれらの発生及び解読は、参照文献〔1〕に述べら れており、詳細についてはこれを参照されたい。
実際には、上記の分解及び組立動作は、例えば、ASIC回路(アプリケーショ ン指向の集積回路)によって実現される。しかしながら、これに伴う問題は、ハ ードウェアか著しく要求され、より詳細には、大きなシリコン領域が要求される ことであり、これは、多数の部品、大きな集積回路板面積、及び多数のプラグイ ンユニットを装置に必要とすることになる。例えば、63個のTU−12チヤン ネルでは、これは、単一のマイクロ回路で単一の分解及び組立回路を実現するこ とを不可能にする(現在の設計方法及びマイクロ回路技術では制約が課せられる ために)。公知の構成では、ポインタ処理の中間結果を記憶するためのメモリ手 段(例えば、D型フリップ−フロップ、ラッチ等)は、ハードウェアを最も必要 とするものである。近代的なマイクロ回路技術は、小さなスペースに集積された RAMメモリを使用できるようにするが、シリコン領域の節減が達せられるのは 、100ビット以上のサイズをもつメモリ手段を構成する場合だけである。RA Mメモリの使用は公知構成においては利点を与えない。というのは、必要なメモ リ手段のサイズが100ビツトよりかなり低いからである。
発明の要旨 本発明の目的は、上記問題を解消し、ハードウェアの要求を従来より少なくでき ると共に、RAMメモリブロックを明らかに効果的な仕方で使用できるようにし てフレーム構造を分解又は組立ることのできる方法を提供することである。これ は、分解については、請求項1の特徴部分に規定し、そして組立については、請 求項3の特徴部分に規定した本発明の方法によって達成される。
本発明の基本的な考え方は、時分割アーキテクチャを用いて、フレームの分解又 は組立(或いはその両方)において、同じハイアラーキレベルの少なくとも2つ の信号のポインタの処理を、これら信号に共通の処理ユニットにおいて時分割ベ ースで少なくとも1つの処理段で行うことである。
本発明による時分割処理を用いるときには、処理中に得た中間結果を記憶するの に必要なメモリ手段だけを各チャンネルごとに個別に実現すればよい。しかしな がら、今や、これら中間結果を記憶するのに小さなスペースに集積されたRAM メモリブロックを使用することができる。というのは、所要メモリブロックのサ イズか明らかに100ビット以上だからである。従って、必要なシリコン領域も 相当に減少され、l/10にも減少される。シリコン領域の減少は、部品のサイ ズ、ひいては、装置全体のサイズも減少し、他方、装置のサイズを不変に保ちな がらその容量を増加することができる。
以下、添付図面の図6ないしlOを参照し、本発明を一例として詳細に説明する 。
図面の簡単な説明 図4は、単一のSTM−Nフレームの基本的な構造を示す図である。
図2は、単一のSTM−1フレームの構造を示す図である。
図3は、既存のPCMCメソムからSTM−Nフレームを組み立てるところを示 す図である。
図4は、本発明によるフレーム分解及び組立方法を用いた同期ユニットを育する SDR交差接続装置を示すブロック図である。
図5は、公知のフレーム分解及び組立方法におけるポインタ処理の原理を示すブ ロック図である。
図6は、本発明によるフレーム分解及び組立方法を用いた同期ユニットにおいて ポインタ処理の原理を示すブロック図である。
図7は、図6に示した同期ユニットの本発明の方法を用いたフレーム分解ユニッ トを示す詳細な図である。
図8は、単一のTU−12信号の単一フレームに対する図7の分解ユニットの動 作を示す図である。
図9は、同期ユニットのエラスティックバッファ及び該バッファの動作を詳細に 示す図である。
図1Oは、エラスティックバッファの充填率の監視を示す図である。
図11は、エラスティックバッファの充填率を監視するのに用いる差の値の変化 の範囲を示す図である。
図12は、図6に示す同期ユニットの本発明の方法を用いた組立ユニ・ントを詳 細に示す図である。
図13は、単一のTU−12信号の単一フレームに対する図12の組立二二ツト の動作を示す図である。
好ましい実施例の詳細な説明 図6は、本発明によるポインタ処理原理を用いた単一の時分割同期ユニットを示 す図である。この時分割の原理は、エラスティックバッファ作用、及び同期ユニ ット42において行われるバッファメモリの充填率の監視にも適用され、これら は、別の並列な特許出願の要旨である。同期ユニット42は、TU−12チヤン ネルに対して順次に構成された分解及び組立ユニット61及び62を備えている 。全てのTU−12チヤンネルに共通のエラスティックバッファメモリ63がこ れら分解ユニットと組立ユニットとの間に設けられ、そしてバッファメモリの充 填率が共通のモニタユニット64によって監視される。同期ユニット42は、到 来するAU−4信号を別のAU−4レベルクロツクと同期させる。STM−1信 号は先ず共通のAU解読ユニット51に送られ、該ユニットは、AU−4ポイン タデータを既知のやり方(参照文献(1)のC(jTT使用に合致する)で解読 し、AU−4フレームからTU−12信号を抽出し、そしてそのTU−12信号 を分解ユニット61へ送って更に処理する。分解ユニット61は、TU−12ポ インタを解読し、そしてTU−12フレ一ム構造体からVC−12データを抽出 する。本発明によれば、これらポインタは、時分割ベースで1つ以上の処理段に おいて処理され、即ち同じハイアラーキレベルにおける少なくとも2つの信号の 処理が同じ物理ラインを経て実行される。従って、分解ユニット61は、少なく とも1つのサブプロセッサ65及び一時メモリ66で形成されたサブ処理ユニッ ト67を備えている。このサブ処理ユニットは、同じハイアラーキレベルにある 少なくとも2つの信号のフレーム構造のポインタを処理する。ここに述べる例で は、63個のTU−12チャンネル全部が同じ分解ユニットで処理されるが、こ れは必要ではない。というのは、多数の分解ユニットを並列に又は順次に配置で きるからである。
TU分解ユニット61に到来するVC−12ペイロードは、該ユニットを経て不 変のまま伝播され、そして共通のバッファメモリ63に記憶される。バッファメ モリ63の充填率は、共通のモニタユニット64によって監視される。TU−1 2ポインタ及びフレームの再組立は、組立ユニット62の1つ以上の処理段にお いて時分割ベースで行われ、即ち少なくとも2つのチャンネルの信号が同じ物理 ラインを経て処理される。同様に、TU組立ユニット62は、少なくとも1つの サブプロセッサ65及び一時メモリ66より成るサブ処理ユニット67を備えて いる。該サブ処理ユニット67は、同じハイアラーキレベルにある少な(とも2 つの信号のフレーム構造のポインタを処理する。ここに示す例では、全部で63 個のチャンネルが同じ組立ユニットにおいて処理されるが、これは必要ではない 。というのは、多数の組立ユニットを並列又は順次に配置することが等しく可能 であるからである。
図7は、単一の分解ユニット61を詳細に示しており、該ユニットは、Vtメモ リ71と、TU−12状態メモリ73及びポインタ読み取りユニット72で形成 されたサブ処理ユニットと、v5位置メモリ74とを備えている。以下の説明に おいて、分解ユニットの動作は、図8を参照しながら単一のTU−12信号の単 一フレームについて述べる。図8には、単一のTU−12フレームが左側の欄に 示されており、それ自体良く知られたように、TU−12フレームは、140個 のデータバイト(フレームの横に番号付けされている)と、4つのポインタバイ トVl−V4とを備えている。1つのTU−12フレームの長さは500μsで あり、従って、基本的な場合に、4つのSTM−1フレームにおいて送信される 。図8の他の欄は、Vtメモリ71.TU−12状態メモリ73及びv5位置メ モリ74に関連した読み取り及び書き込み事象を示している。この手順は、他の いずれのTU−12信号についても同様であり、2つの連続する信号を処理する 際には、信号間の時間ドメインにおいてlクロック周期のシフトがあるだけであ る(これは、以下に述べるTU組立ユニットにも適用する)。
TU分解ユニットに送られるTU−12フレームの第4バイト、即ちVlバイト は、最初にvlメモリ71に記憶される。Vlバイトの後に到来するデータバイ トは、他の全てのデータバイトと同様に、バッファメモリ63に記憶される。
図8において、VC−12データがバッファメモリに記憶される周期が矢印Aで 示されている。TU−12フレームの第2の1/4がV2バイトから始まるとき には、■1バイトかメモリから読み取られ、そしてVl及び■2バイトの結合に よって新たなポインタワードがポインタ読み取りユニット72に対して発生され る。新たなポインタワードが発生される僅かに前に、ポインタの古い状態が状態 メモリ73から読み取りユニットへ読み取られる。古い状態は、手前の(有効) ポインタの値に基づくデータより成る。ポインタ読み取りユニット72は、これ が受け取ったデータを処理し、その結果、新たな状態データが発生されて状態メ モリ73に記憶される。更に、その新たな状態によって決定されたアドレスに対 し、v5フラグ(lビット)がv5位置メモリ74に同時に書き込まれる。位置 メモリ74は、長さが1ビツトの63x140メモリ位置を備え、即ち各チャン ネルは、TU−12フレームの各データバイトごとにメモリ位置を存する。新た なポインタが指すデータバイトに対応するアドレスにはV5フラグ、即ち論理l が書き込まれる。他の139個のメモリ位置は、論理0を含む。v5位置メモリ は、TU−12フレームのデータバイト中に読み取られ、ある点においてゼロか らずれる値が得られる(V5バイトの位置を示す)。■5バイトの位置に関する 情報(V5 1oc、信号、図7)がバッファメモリに記憶される。
到来するVl及びV2バイトは、上記のポインタ調整が必要かどうかも指示する 。負の調整では、■3バイトの内容がバッファメモリに書き込まれ、正の調整で は、■3バイトに続くデータバイトがバッファメモリに書き込まれない。
図9は、例えば、VC−12データが記憶されるエラスティックバッファ63を 詳細に示している。このバッファは、バッファメモ1月01それ自体と、該バッ ファメモリを制御するカウンタユニットとを備えている。これらカウンタユニッ トは、その入力側において、第1チヤンネルカウンタ102及び第1アドレスカ ウンタユニツト103を備え、そしてその出力側では、第2チヤンネルカウンタ 104及び第2アドレスカウンタユニツト+05を備えている。入力側のユニッ トは、メモリへのデータの書き込みを制御し、一方、出力側のユニットは、メモ リからの読み取りを制御する。入力側では、書き込みがクロック及び同期信号c lockl及び5ynclにより同期され、モして出力側では、入力側の対応信 号と独立したクロック及び同期信号clock2及び5ync2により同期され る。バッファメモリ101は、63個のメモリユニット+06を備え(各チャン ネルに1つづつ)、その各々は(この特定の場合は)、8ビツトの巾(即ち、1 バイトの巾)の10個の連続するメモリ位置106aを含む。(この特定の場合 には、メモリ位ito個のメモリスペースか各メモリユニットに指定されて、と りわけ、SDHフレーム構造のギャップ及び種々の遅延を考慮しているが、メモ リ位置の数は、lOではなくて、例えば16でもよい。)アドレスカウンタユニ ット103は、63個のアドレスカウンタを備え、その各々は1からlOまでを カウントし、1つのメモリユニットの対応するメモリ位置をアドレスする。バッ ファの各チャンネルの充填率が変化するので、各アドレスカウンタの位相は異な る。第1チヤンネルカウンタ102は、lから63まで連続的にカウントし、同 期信号5ynclによって同期がとられる。チャンネルカウンタ102は、時分 割ベースで第1アドレスカウンタの1つを選択し、それに対応するバイトが、各 メモリユニットの選択されたアドレスカウンタによってアドレスされたメモリ位 置lないし10に書き込まれる。
出力側では、読み取られるべきバイトのアドレスが、!¥2チャンネルカウンタ 104及び第2アト1/スカウンタユニツト105によって対応的に発生され、 チャンネルカウンタ104は、第2のアドレスカウンタの1つを選択し、そして その選択されたアドレスカウンタによりアドレスされたメモリ位置(1−10) からバッファメモリの出力107ヘバイトが読み取られる。
図1O及び11は、共通のモニタユニット64により実行されるエラスティック バッファの充填率の監視を示す詳細な図である。各メモリユニット106(即ち 、各TU−12チャンネルの)充填率は、各チャンネルごとに別々にモニタユニ ット64の入力に第1及び第2のアドレスカウンタ(読み取り及び書き込みカウ ンタ)の値を与えることによって監視される。モニタユニットは、読み取りカウ ンタの値から書き込みカウンタの値を減算し、そしてそれにより生じた差の値E を、図11の場合は例えば2及び8である所定の限界値と比較する。理想的な状 態においては、差の値Eは、約5(中間値)である。
充填率の監視は、出力側(読み取り側)と同期して行われる。モニタユニット6 4か同じチャンネルの値を互いに比較できるようにするためには、書き込みカウ ンタ103から得たアドレスデータが、読み取りカウンタ105からのアドレス データと同相でなければならず、即ちカウンタは同じチャンネルに対応しなけれ ばならない(書き込み側において選択されるべきチャンネルは、データが書き込 まれているチャンネルではない)。
差の値に基づいて、充填率モニタユニットは、2ビツトで示される3つの異なる 状fi(いっばい/空/適度)を用いることにより各チャンネルの充填率に関す るデータを出力し、データはTU組立ユニットへ送られる。
図12及び13は、図7及び8に示された分解ユニットの動作と同様に、同期ユ ニット42のTU組立ユニット62の構造及び動作を示している。組立ユニット 62は、上記のVバイトを発生し、¥A!1が必要かどうかを判断する。フレー ム構造体の組立側における唯一の相違は、TU−12ポインタである。フレーム が組み立てられるときには、上記のv5バイトがTU−12フレームのいずれか の位置にあり、この位置を、vl及びv2バイトによって指示しなければならな い(バッファメモリから得たV5フラグの時間をポインタ数に変換しなければな らない)。組立側(図9)に対するクロック及び同期信号clock2及び5y nc2は、分解ユニットの各信号とは独立しているが、バッファの読み取り側で 使用されるものに等しい。
レファレンスカウンタ92及びこれに接続されたバッファ状態メモリ91が組立 ユニットの入力に設けられている。バッファ状態メモリ91は、次いで、TU− 12ポインタジエネレータ93に接続され、該ジェネレータは、出力の状態メモ リ94と共にそれ自身のサブ処理ユニット67を構成する。状態メモリの出力は 、マルチプレクサ95に接続され、その別の入力には、バッファメモリ63から のデータバイトが直接接続される。
レファレンスカウンタ92は、VC−12フレームのバイト0−139をカウン トする(図13の左側のfll)。V5位置データ信号(V5 1oc、)は組 立ユニットの入力に送られる。この信号は、分解ユニットで発生された信号に対 応する。■5フラグを受け取ったときには、レファレンスカウンタの現在値がバ ッファの状態メモリ91に記憶される。ポインタバイトを送信する前の所定の時 間に(V4バイトにおいて)、TU−12ポインタジエネレータ93が処理を実 行する。処理のために、バッファの状態メモリ91からのレファレンスカウンタ の値と、出力の状態メモリ94からのTU−12ポインタの古い状態データがポ インタジェネレータに読み込まれる。この処理により、例えば、Vl及びv2バ イトの値を含む新たなポインタ状態データが発生される。この新たな状態データ は出力の状態メモリに古いデータに代わって記憶される。ポインタの状態データ とバッファメモリからのデータは、マルチプレクサ95において結合され、再組 み立てされたTU−12チヤンネルが出力される。
ポインタ調整は、バッファの充填率に関するデータをモニタ64からTU−12 ポインタジエネレータ93へ送ることにより組立ユニットにおいて行われる。
3つの考えられる状態(上記したようにいっばい、空、適当)の1つを指示する データが2つのビットで表される。ポインタジェネレータ93は、充填率を解読 し、調整が必要かどうか判断する。
TU組立ユニットの出力に得られた信号は、上記AUジェネレータユニット55 (図5及び6)へ送られ、そこで最終的なAU−4信号が良く知られた方法で発 生される。
添付図面に示された幾つかの例を参照して本発明を説明したが、本発明は、もち ろん、これらに限定されるものではなく、上記及び請求の範囲に開示した本発明 の考え方において種々のやり方で変更できる。SDRに特定の用語を一例として 上記で使用したが、本発明は、それに対応するアメリカン5ONETシステムに も等しく適用できるし、又はフレーム構造体が固定長さの所定数のバイトと、フ レーム構造体内のペイロードの位相を指示するポインタとを備えた池の同様のシ ステムにも等しく適用できる。同様に、本発明は、上記システムの異なるハイア ラーキレベルでのフレーム分解及び組立にも適用できる。上記のTU−12フレ ームに加えて、TU−11,TU−21,TU−22、TU−31%TU−32 、TUG−2L TUG−22、TUG−31、TUC;−32、AU−3及び AU−4のようなフレームをSDHシステムにおいて分解及び組立することがで キルト共に、VT−1,5、VT−2、VT−3、VT−4、VT−6又はAU −3のようなフレームを5ONETシステムにおいて分解及び組立することがで きる。エラスティックバッファ作用及びバッファメモリの充填率の監視は、必ず しも上記したように時分割でなくてもよく、例えば、図5に示す公知技術によっ て実施してもよい。
(1)CCITTブルーブック、推奨規?3G、709 : r同期マルチプレ クス構造(Synchronous UuLtipley:ing 5truc ture)J、1990年5月(2) SDH−Ny digital hie rarkS置E 2/ 90QxN列 26I x N列 FIG、 1 FIG、 9 FIG、10 平成 年 月 日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.SDH又はSONETシステムのような同期デジタルデータ通信システムで 指定されたフレーム構造を分解する方法であって、上記フレーム構造は、固定長 さの所定数のバイトと、フレーム構造内のペイロードの位相を指示するポインタ とを備え、受け取られるべき上記フレーム構造に含まれたポインタデータを解読 するような方法において、同じハイアラーキレベルの少なくとも2つの信号のポ インタの解読プロセスを、上記信号に共通の分解ユニット(61)において時分 割ベースで少なくとも1つの処理段で実行することを特徴とする方法。
  2. 2.同じハイアラーキレベルの全ての信号のポインタの解読プロセスを、上記信 号に共通の分解ユニット(61)において時分割ベースで少なくとも1つの処理 段で実行する請求項1に記載の方法。
  3. 3.SDH又はSONETシステムのような同期デジタルデータ通信システムで 指定されたフレーム構造を組立する方法であって、上記フレーム構造は、固定長 さの所定数のバイトと、フレーム構造内のペイロードの位相を指示するポインタ とを備え、ペイロードと結合されるポインタバイトを発生するような方法におい て、同じハイアラーキレベルの少なくとも2つの信号のポインタの発生プロセス を、上記信号に共通の組立ユニット(62)において時分割ベースで少なくとも 1つの処理段で実行することを特徴とする方法。
  4. 4.同じハイアラーキレベルの全ての信号のポインタの発生プロセスを、上記信 号に共通の組立ユニット(62)において時分割ベースで少なくとも1つの処理 段で実行する請求項3に記載の方法。
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