JPH07506419A - 歯車間の縁部接触を制限した平行軸差動歯車装置 - Google Patents

歯車間の縁部接触を制限した平行軸差動歯車装置

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JPH07506419A
JPH07506419A JP6519173A JP51917394A JPH07506419A JP H07506419 A JPH07506419 A JP H07506419A JP 6519173 A JP6519173 A JP 6519173A JP 51917394 A JP51917394 A JP 51917394A JP H07506419 A JPH07506419 A JP H07506419A
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クライスラー・ダニエル・イー
オステルターグ・スティーブン・イー
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ゼクセル・トルセン・インク
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/20Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
    • F16H48/28Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using self-locking gears or self-braking gears
    • F16H48/285Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using self-locking gears or self-braking gears with self-braking intermeshing gears having parallel axes and having worms or helical teeth

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 歯車間の縁部接触を制■した平行軸差動歯車装置発明の技術分野 この発明は、ハウジング内に設けられた遊星歯車機構を有し、エンジンの駆動力 を二つの出力軸に分けることができる自動車用差動歯車装置に関する。
発明の背景 差動歯車装置は、ハウジング内に設けられた一組の複合遊星歯車機構を有してい る。遊星歯車機構は、一対の出力軸をハウジングに関して互いに逆方向へ回転し 得るように連結する。ハウジングは、エンジンの駆動力により、出力軸によって 共有される共通回転軸の回りに回転することができる。
通常、遊星歯車機構は、一対の出力軸がハウジングに関して互いに逆方向へ、か つ等しい量だけ回転することができるように配置される。それ故、ハウジングは 、出力軸の共通軸の回りを二つの出力軸の平均速度で回転する。駆動トルクは、 相対回転する二つの出力軸間に遊星歯車機構の能力に応じて分配される。
遊星歯車機構のサイドギヤとも称される太陽歯車は、二つの出力軸の内側の端部 にそれぞれ連結される。同遊星歯車機構の遊星歯車は、二つのサイトギヤを逆方 向へ回転し得るように作用的に連結する。時には、同遊星歯車機構の太陽歯車と 遊星歯車とは、平行な軸の回りにそれぞれ回転し得るようにハウジング内に設け られる。このタイプの歯車列を有する差動歯車装置は、平行軸差動歯車装置と称 される。
一般に、平行軸差動歯車装置の遊星歯車は、ハウシング内に対をなして設けられ る。各遊星歯車の一部は一方のサイドギヤと噛み合い、各遊星歯車の他の部分は その遊星歯車と対をなす遊星歯車と噛み合う。しかしながら、各遊星歯車は、軸 により、あるいはハウシングに形成された円筒状のポケット内にそれぞれ回転可 能に支持される。
共有の米国特許第5122101号には、遊星歯車がステムによって分けられた 主歯車部と移送歯車部とを有する平行軸差動歯車装置の一例が開示されている。
対をなす遊星歯車のうちの第1の遊星歯車の主歯車部は、一方のサイドギヤと噛 み合うとともに、対をなす遊星歯車のうちの第2の遊星歯車の移転歯車部と噛み 合う。第2の遊星歯車の主歯車部は、他方のサイドギヤと噛み合うとともに、第 1の遊星歯車の移転歯車部と噛み合う。対をなす遊星歯車間の二つの噛み合い部 は、遊星歯車とサイドギヤとの間の二つの噛み合い部を跨ぐ。
跨ぐタイプの遊星歯車の噛み合いは、ポケット内の遊星歯車の傾斜を減少させる が、歯車の噛み合い間のある種の調整不良は、正常範囲内の寸法差や負荷が作用 しているときのハウジングの歪のために未だ発生する可能性がある。調整不良は 、噛み合う歯の間の接触を歯の端部に移動させる可能性がある。歯の端部に大き い荷重が集中すると、へこんだり、筋が入ったり、破損したりすることより、歯 車が使用に耐えないほど破損する可能性がある。また、調整が不良である歯車の 端面は、これと接触するハウシングの支持面に大きな摩耗を引き起こす可能性が ある。
遊星歯車およびサイドギヤの半加工品には、歯車の相対する端部の歯先を斜めに 切り取ることによって小さい面取りがしばしば形成される。面取りは、通常は歯 車の端部に対して45°傾斜しており、歯先からほぼ歯のピッチ線まで延びてい る。公知の面取りは、歯車の端面とそれらの支持面との間の摩耗を減少させるが 、噛み合う歯の縁部での接触を防止することはない。事実、公知の面取りは、縁 部接触に起因するチッピングを発生させ易い屈曲した歯の縁部を作り出す。欠損 によって生じた破片は、差動歯車装置の他の箇所にさらに大きな損傷を引き起こ す可能性があるため、どのような欠損も大きな損傷であると見なされる。
発明の要約 我々の発明は、跨ぐタイプの遊星歯車の噛み合いを有する平行軸差動歯車装置を 、歯車の僅かの調整不良をより良(吸収することによって改良する。歯の端部の 欠損は、噛み合い相手歯車との間の縁部での接触を回避することによって減少さ せられる。
この発明の一つの実施例は、一対の出力軸の回りに回転可能であるハウジングを 有する平行軸差動歯車装置である。ハウジング内に設けられる一対のサイトギヤ は、共通軸の回りに回転し得るよう、各出力軸の端部をそれぞれ受容するように 配置される。各対の遊星歯車は、サイドギヤの共通軸と平行であるそれぞれの軸 の回りに回転し得るよう、ハウジングのポケット内に設けられる。
各遊星歯車は、ステム部によって相互に連結された主歯車部と移送歯車部とを含 む。対をなす遊星歯車の第1の遊星歯車の主歯車部は、一方のサイドギヤと噛み 合うとともに、対をなす遊星歯車の第2の遊星歯車の移送歯車部と噛み合う。
同様に、第2の遊星歯車の主歯車部は、他方のサイトギヤと噛み合うとともに、 第1の遊星歯車の移送歯車部と噛み合う。
二つのサイドギヤは、共通軸に沿う逃げ空間によって離される歯をそれぞれ有し ている。第1および第2の遊星歯車の主歯車部の歯は、それぞれの噛み合い相手 たるサイドギヤの歯に重なるとともに、逃げ空間の範囲内においてそれらの歯か ら突出する。遊星歯車の主歯車部とサイドギヤとの開の突出は、噛み合う歯どう しの縁部接触を回避する。
同様に、逃げ空間は、第1および第2の遊星歯車の主歯車部の間に共通軸の方向 に沿って形成することができる。主歯車部間の逃げ空間内においては、二つのサ イドギヤの歯を噛み合い相手たる主歯車部の歯から突出するように配置すること ができる。突出量は、噛み合う歯車間の歯の縁部における接触を回避することに より、遊星歯車とサイドギヤとの調整不良を吸収するのに十分である。
遊星歯車およびサイドギヤの各々は、それぞれの軸を含む合軸平面とそれぞれの 軸と直交する軸直角平面とによってさらに明瞭に定められる。各遊星歯車の歯車 部およびサイドギヤは、合軸平面においては歯の内側および外側の端部によって 縁取りされ、かつ軸直角平面においては歯先面および歯底面によって縁取りされ る歯を有している。歯の端部は、歯先面から歯底面までの間の全体にわたる部分 を軸直角平面に対して傾斜させるのが望ましい。この長い傾斜部は、欠損の可能 性を少なくし、かつ歯の縁部でのパリ取り動作をより良く吸収する面取りを形成 する。
主歯車部および移送歯車部の外側の端部は、遊星歯車の外側の端部を形成する。
第1の遊星歯車の外側の端部は、第2の遊星歯車の外側の端部と異なる角度で傾 斜させるのが望ましい。傾斜の差は、噛み合う遊星歯車の歯どうしの縁部接触を 回避することによって通常の調整不良を吸収するのに十分な大きさである。
サイトギヤおよび遊星歯車の歯は、それぞれの軸に沿う軸方向推力を発生させる よう捩れ歯にするのが望ましい。歯の一方の側面(すなわち、駆動面または従動 面)は歯車の端面と鋭角部を形成し、他方の側面は同端面と鈍角部を形成する。
例えば、サイドギヤの歯の一方の側面は、サイドギヤの外側の端面と鋭角部を形 成し、内側の端面と鈍角部を形成するように設定することができる。同サイドギ ヤの歯の他方の側面は、サイドギヤの外側の端面と鈍角部を形成し、内側の端面 と鋭角部を形成する。
ハスバ歯車の歯の鋭角部は、鈍角部より欠損を発生させ易く、歯の駆動面の鋭角 部は歯の従動面の鋭角部より欠損を発生させ易い。我々の発明は、サイドギヤお よび遊星歯車の歯の駆動面の鋭角部に対する特別の保護を提供する。
例えば、サイドギヤは、駆動モード時には二つのサイドギヤを一緒に軸方向へ押 すような捩れ歯を有するように設定するのが望ましい。二つのサイドギヤの駆動 面の鋭角部は、両方の歯車の内側の両端部に形成される。逆に、遊星歯車の主歯 車部の駆動面のの鋭角部は、遊星歯車の外側の両端部に形成される。逃げ空間は 、遊星歯車の主歯車部間に形成されており、サイドギヤの捩れ歯は、遊星歯車の 主歯車部から逃げ空間の範囲内において突出する。これにより、二つのサイドギ ヤの駆動面の鋭角部は、遊星歯車の主歯車部と噛み合わないように配置される。
二つの遊星歯車の主歯車部の駆動面の鋭角部も二つのサイドギヤと噛み合わない 。
図面 図1は、改良された平行軸差動歯車装置の回転軸に沿った合軸断面図である。
図2は、同差動歯車装置の図1における2−2線に沿う軸直角断面図である。
図3は、平行軸差動歯車装置内の歯車列の一部を示す図であり、この図において は各歯車がそれぞれの正規の組み付は位置がら−っの合軸平面に展開されている 。
図4は、図3に示す歯車列のうちのサイドギヤの拡大自軸断面図である。
図5は、図4に示す歯車列のうちの二つの遊星歯車の拡大自軸断面図である。
図6は、同様の平行軸差動歯車装置において用いられる他の歯車列を示す図3と 同様の図である。
図7は、図3に示す遊星歯車とサイドギヤとの一方の対を示す拡大図であり、各 捩れ歯が断面で示されている。
図8は、図6に示す遊星歯車とサイドギヤとの対を示す拡大図であり、各捩れ歯 が断面で示されている。
詳細な説明 我々の発明の一実施例が、共有の米国特許第5122101号に開示された平行 軸差動歯車装置の改良として最初の二つの図に描かれている。ここでは、この共 有の特許の開示内容が参照として取り入れられている。
図示の差動歯車装置は、主体12と端蓋14とがら構成されたハウジング1゜を 有している。ボルト16は、端蓋14を主体12に確実に締結している。生体1 2および端蓋14にそれぞれ形成されたトラニオン部18.20は、二つの出力 軸22.24の各端部を共通軸26の回りに回転可能に支持している。主体12 に形成されたフランジ28は、駆動力をハウジング1oに伝達するためのリング ギヤ(図示せず)を支持するように形成されている。
出力軸22.24の各端部には、遊星歯車機構の太陽歯車として機能するトップ およびボトムサイドギヤ30.32が連結されている。慣習により、トップサイ ドギヤ30は、端蓋14を含むハウジング1oの端部に隣接して配置されており 、ボトムサイドギヤ32はフランジ28を含むハウジング1oの端部に隣接して 配置されている。
三対のトップおよびボトム遊星歯車38.40;42.44:46.48は、ト ップおよびボトムサイドギヤ30,32を共通軸26の回りに逆方向へ回転させ るための別々の歯車列を構成している。トップ遊星歯車38.42および46は 、トップサイドギヤ30と噛み合い、ボトム遊星歯車40. 44.および48 は、ボトムサイドギヤ32と噛み合っている。
個々の遊星歯車38.40.42.44.46および48は、ポケット50゜5 2.54.56.58および6o内にそれぞれ回転可能に設けられている。各ポ ケットは、遊星歯車の円筒状の外周面を支持する支持面をハウ/フグ1o内に形 成する。ポケット50.52.54.56.58および6oは、遊星歯車38. 40:42.44:46.48を共通軸26と平行に延びるそれぞれの軸62. 64.66.68.70および72の回りに回転可能に支持し得るようにハウジ ング内に配置されている。
トップおよびボトムサイドギヤ30.32を連結するトップおよびボトム遊星歯 車34.36からなる一つの歯車列の噛み合い関係が図3に示されている。単純 化するために、歯車列は、全ての軸26.62および64が同一の平面上に位置 するように展開されており、共通軸26は図示のように二分されている。図3に は図示されていないが、他の二つの対の遊星歯車42.44:46.48は、サ イドギヤ30.32を連結する同様の歯車列を構成する。
トップ遊星歯車34は、ステム部78によって相互に連結された主歯車部74と 移送歯車部76とを有している。同様に、ボトム遊星歯車36は、ステム部84 によって相互に連結される主歯車部80と移送歯車部82とを有してI、Xる。
トップ遊星歯車の主歯車部74は、トップサイドギヤ30の歯86およびボトム 遊星歯車の移送歯車部82の歯96と噛み合う歯90を有している。ボトム遊星 歯車の主歯車部80は、ボトムサイドギヤ32の歯88およびトップ遊星歯車の 移送歯車部76の歯92と噛み合う歯94を有している。ステム部78.84は 、ボトムおよびトップサイドギヤ32.30のための逃げ部を提供する。
ハブ98は、トップおよびボトムサイドギヤの歯86.88を共通軸26に沿っ て逃げ空間100の分だけ離すために、ボトムサイドギヤ32の内側の端面に形 成されている。トップおよびボトム遊星歯車の主歯車部の歯90.94は、トッ プおよびボトムサイドギヤの歯86.88と重なるとともに、逃げ空間の範囲内 においてそれらの歯から突出する。突出量は、互いに噛み合う歯86.90;8 8.94間の縁部接触を防止することにより、サイドギヤと遊星歯車との間の通 常の調整不良を吸収するのに十分な量である。
図4において、トップサイドギヤ30は、断面が図3と同一の金輪平面上に描か れているが、歯86のより一層の詳細を示すために拡大されている。例えば、サ イドギヤの歯86は、トップサイドギヤ30の音軸平面(すなわち、図4の平面 )においては、内側および外側の端部102.104によって縁取られており、 トップサイドギヤの軸直角断面(すなわち、図2の平面)においては、歯先面1 06および歯底面108によって縁取られている。
サイドギヤの内側および外側の両端部102,104は、軸直角平面110゜1 12に対して面取り角度への分だけ傾斜させられている。傾斜部は、歯86の歯 先面106と歯底面108との間の全体にわたって延びている。この長い傾斜は 部、従来の面取りの鋭い角に取って代わるものであり、歯の縁をパリ取り手段に よりよく曝して、歯の縁の欠損の可能性をさらに減少させる。望ましい面取り角 度Aは20°である。しかしながら、歯先面106の長さを角度が大きく長さが 短い従来の面取りによる短縮を越えて大幅に短くしない範囲であれば、30゜ま たはそれより小さい面取り角度を用いてもよい。
図5を参照するに、トップおよびボトム遊星歯車の移送歯車部の歯92.96の 内側の端部114.116には同様の面取りが形成されている。しかしながら、 トップ遊星歯車の主歯車部90および移送歯車部92の歯90.92の外側の端 部118.120は、ボトム遊星歯車の主歯車部および移送歯車部の歯94゜9 6の外側の端部122.124と異なる角度で傾斜させるのが望ましい。例えば 、トップ遊星歯車の歯の外側の端部118.120は、ボトム遊星歯車の歯の外 側の端部122.124の傾斜角度A2より小さい角度A1で傾斜させられてい る。角度A、、A2間の差は、各歯の歯形のうちの有効噛み合い範囲内において トップおよびボトム遊星歯車の端部どうしが接触するのを防止するのに十分な大 きさである。
歯車列の池の実施例が図6に示されている。この実施例においては、一対のトッ プおよびボトムサイドギヤ130.132が一対のトップおよびボトム遊星歯車 134.136によって連結されている。図3に示す歯車列とは対照的に、トッ プおよびボトム遊星歯車の主歯車部138.140は、逃げ空間46の分だけ離 された歯142.144を有している。歯142.144は、ステム部152. 154を延ばすことにより、トップおよびボトム遊星歯車の軸148.150の 方向に短縮されている。
トップおよびボトムサイドギヤ130.132の歯156.158は、それらの 噛み合い相手たる遊星歯車の歯142.144と重なるとともに、逃げ空間の範 囲内においてそれらの歯から突出している。前述した実施例と同様に、突出量は 、噛み合う歯どうしの間の縁部接触を正常な動作状管の下で防止するのに十分な 量である。しかしながら、遊星歯車の歯142.144の内側の端部160゜1 62は、歯の縁の欠損の可能性をさらに減少させるために、歯先面と歯底面との 間の全体にわたって同一の傾斜角度で傾斜させられている。
図7は、図3に示す歯車列のサイドギヤ32と遊星歯車36との全体を示す図で ある。サイドギヤ32の歯88と遊星歯車の主歯車部80の歯車94とは、捩れ 歯の形状を表す断面で示されている。サイドギヤの歯88の駆動面170は、遊 星歯車の主歯車部の歯94の駆動面172と接触するものと仮定する。結果とし て生じる端部推力は、サイドギヤ30.32を離す方向に作用する。
サイドギヤの歯の駆動面170は、サイドギヤの外側の端面178と鋭角部17 6を形成し、サイドギヤの内側の端面182と鈍角部180を形成する。遊星歯 車の主歯車部の駆動面172は、遊星歯車36の外側の端面186と鈍角部を形 成し、主歯車部の内側の端面190と鋭角部188を形成する。
遊星歯車の主歯車部の鋭角部188は、遊星歯車の主歯車部の内側の端面190 をサイドギヤの内側の端面182から突出するように配置することによって保護 される。遊星歯車の主歯車部には、サイドギヤの鋭角部176を欠損から保護す るために、サイドギヤの外側の端面178と一直線上に位置する箇所に溝192 が形成されている。サイドギヤ30とその噛み合い相手たる遊星歯車34の対応 する鋭角部は、各歯車を図3に示すように配置し、かつ遊星歯車34に同様の溝 を形成することによって同様に保護することができる。
図8は、捩れ歯の欠損を避けるために図6に示す歯車列をどのようにして用いる ことができるかを示している。サイドギヤ132は捩れ歯162を有しており、 遊星歯車136の主歯車部140は捩れ歯144を有している。サイドギヤの歯 162の駆動面200は、遊星歯車の主歯車部の歯144の駆動面202と噛み 合っており、二つのサイドギヤ130.132を方向204へ一緒に移動させる 軸方向推力を発生させる。
サイドギヤの歯の駆動面200は、サイドギヤの外側の端面208と鈍角部20 6を形成し、サイドギヤの内側の端面212と鋭角部210を形成する。遊星歯 車の主歯車部の駆動面202は、遊星歯車136の外側の端面216と鋭角部2 14を形成し、遊星歯車の主歯車部の内側の端面220と鈍角部218を形成す る。
サイドギヤ132の鋭角部210は、サイドギヤの内側の端面212を遊星歯車 の主歯車部の内側の端面220から突出するように配置することによって保護さ れる。遊星歯車の主歯車部の鋭角部214を形成する外側の端面216は、サイ ドギヤの外側の端面208から突出している。図5に示す個々の面取り角度と同 様の面取り角度を用いることにより、鋭角部214が対をなす遊星歯車と噛み合 わないようにすることができる。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.一対の駆動軸の回転の共通軸の回りに回転可能な(ウジングと、上記ハウジ ング内に配置され、上記共通軸の回りを回転し得るように各駆動軸の端部をそれ ぞれ受答するトップおよびボトムサイドギヤと、上記ハウジング内に、上記サイ ドギヤと噛み合った状態で上記共通軸と平行に延びるそれぞれの軸の回りを回転 し得るように配置された少なくとも一対のトップおよびボトム遊星歯車とを備え 、 上記トップおよびボトム遊星歯車の各々が、ステム部によって相互に連結された 主歯車部と移送歯軍部とを有し、 上記トップ遊星歯車の上記主歯車部が上記トップサイドギヤと上記ボトム遊星歯 車の上記移送歯車部との両者と噛み合い、上記ボトム遊星歯車の上記主歯車部が 上記ボトムサイドギヤと上記トップ遊星歯車の上記移送歯車部との両者と噛み合 い、、(a)上記トップおよびボトムサイドギヤと(b)上記トップおよびボト ム遊星歯車の上記主歯車部とのうちの一方が、上記共通軸に沿う方向の逃げ空間 によって離された歯を有し、 (a)上記トップおよびボトムサイドギヤと(b)上記トップおよびボトム遊星 歯車の上記主歯車部とのうちの他方が、(a)上記トップおよびボトムサイドギ ヤと(b)上記トップおよびボトム遊星歯車の上記主歯車部とのうちの上記一方 の上記歯と重なるとともにその歯から上記逃げ空間の範囲内において突出する歯 をそれぞれ有している平行軸差動歯車装置。
  2. 2.遊星歯車の上記歯車部と上記サイドギヤとの各々が、上記遊星歯車の軸と上 記共通軸とのうちの一方を含む含軸平面と、上記一方の軸と直交する軸直角平面 とによって形状をさらに明瞭に定められ、遊星歯車の上記歯車部と上記サイドギ ヤとの各々か、上記含軸平面においては内側および外側の端部によって縁取りさ れ、かつ上記軸直角平面においては歯先面および歯底面によって縁取りされる歯 を有し、遊星歯車の各歯車部の歯の外側の端部が上記各遊星歯車の端面に形成さ れている請求項1の差動歯車装置。
  3. 3.第1の遊星歯車の歯車部の歯の外側の端部が、上記軸直角平面に対し第2の 遊星歯車の歯車部の歯の外側の端部と異なる角度で傾斜させられている請求項2 の差動歯車装置。
  4. 4.各遊星歯車の移送歯車部の歯の内側の端部が、上記軸直角平面に対し移送歯 車部の歯の歯先面と歯底面との間の全体にわたって傾斜させられている請求項2 の差動歯車装置。
  5. 5.各サイドギヤの歯の上記外側の端部が、上記軸直角平面に対し上記サイドギ ヤの歯の歯先面と歯底面との間の全体にわたって傾斜させられている請求項4の 差動歯車装置。
  6. 6.上記トップおよびボトムサイドギヤの歯が上記逃げ空間によって離されてお り、上記トップおよびボトム遊星歯車の主歯車部の上記歯がトップおよびボトム サイドギヤの上記歯と重なるとともにその歯から上記逃げ空間の範囲内において 突出する請求項5の差動歯車装置。
  7. 7.各サイドギヤの歯の上記内側の端部が、上記軸直角平面に対し上記サイドギ ヤの歯の歯先面と歯底面との間の全体にわたって傾斜させられている請求項6の 差動歯車装置。
  8. 8.トップおよびボトム遊星歯車の主歯車部の上記歯が上記逃げ空間によって離 されており、トップおよびボトムサイドギヤの上記歯がトップおよびボトム遊星 歯車の主歯車部の上記歯と重なるとともにその歯から上記逃げ空間の範囲内にお いて突出する請求項5の差動歯車装置。
  9. 9.各遊星歯車の主歯車部の歯の上記内側の端部が、上記軸直角平面に対し主歯 車部の歯の歯先面と歯底面との間の全体にわたって傾斜させられている請求項8 の差動歯車装置。
  10. 10.一対の駆動軸の回転の共通軸の回りに駆動方向へ回転可能なハウジングと 上記ハウジング内に配置され、上記共通軸の回りに回転し得るように上記駆動軸 の端部をそれぞれ受容する、捩れ歯を有する第1および第2のサイドギヤと、上 記ハウジング内に、上記サイドギヤと噛み合うとともに互いに噛み合った状態で 上記共通軸と平行に延びるそれぞれの軸の回りに回転可能に配置された捩れ歯を 有する第1および第2の遊星歯車とを備え、上記第1の遊星歯車が、ステム部に よって分けられた主歯軍部と移送歯車部とを有し、 第1の遊星歯車の上記主歯車部が上記第1のサイドギヤと噛み合い、第1の遊星 歯車の上記移送歯車部が上記第2の遊星歯車と噛み合い、上記第1のサイドギヤ が外側および内側の端面間を延ひる捩れ歯を有し、上記第1の遊星歯車の上記主 歯車部が外側および内側の端面間を延びる涙れ歯を有し、 第1のサイドギヤと第1の遊星歯車の主歯車部との上記内側の端面が、上記第2 のサイドギヤ側を向き、 上記第1のサイドギヤの歯の駆動面が、上記サイドギヤの外側の端面と鈍角部を 形成するとともに、上記サイドギヤの内剛の端面と鋭角部を形成し、第1の遊星 歯車の上記主歯車部の歯の駆動面が、上記主歯車部の外側の端面と鋭角部を形成 するとともに、上記主歯車部の内側の端面と鈍角部を形成し、第1のサイドギヤ の上記内側の端面が、第1のサイドギヤの上記鋭角部を欠損から保護するために 、第1の遊星歯車の主歯車部の上記内側の端面から突出している平行軸差動歯車 装置。
  11. 11.第1の遊星歯車の主歯車部の上記外側の端面が、第1の遊星歯車の主歯車 部の鋭角部を欠損から防止するために、上記第1のサイドギヤの上記外側の端面 から突出している請求項10の差動歯車装置。
  12. 12.一対の駆動軸の回転の共通軸の回りに駆動方向へ回転可能なハウジングと 上記ハウジング内に配置され、上記共通軸の回りを回転し得るように上記駆動軸 の端部を受容する、捩れ歯を有する第1および第2のサイドギヤと、上記ハウジ ング内に、上記サイドギヤと噛み合うとともに互いに噛み合った状態で上記共通 軸と平行に延びるそれぞれの軸の回りに回転可能に配置された、捩れ歯を有する 第1および第2の遊星歯車とを備え、上記第1の遊星歯車か、ステム部によって 分けられた主歯車部と移送歯車部とを有し、 第1の遊星歯車の上記主歯車部が上記第1のサイドギヤと噛み合い、第1の遊星 歯車の上記移送歯車部が上記第2の遊星歯車と噛み合い、上記第1のサイドギヤ が外側および内側の端面間を延びる捩れ歯を有し、上記第1の遊星歯車の上記主 歯車部が外側および内側の端面間を延びる捩れ歯を有し、 第1のサイドギヤと第1の遊星歯車の主歯車部との上記内側の端面が、上記第2 のサイドギヤ側を向き、 上記第1のサイドギヤの駆動面が、上記サイドギヤの外側の端面と鋭角部を形成 するとともに、上記サイドギヤの内側の端面と鈍角部を形成し、第1の遊星歯車 の上記主歯車部の歯の駆動面か、上記主歯車部の外側の端面と鈍角部を形成する とともに、上記主歯車部の内側の端面と鋭角部を形成し、第1の遊星歯車の主歯 車部の上記内側の端面が、第1の遊星歯車の主歯車部の上記鋭角部を欠損から保 護するために、第1のサイドギヤの上記内側の端面から突出している平行軸差動 歯車装置。
  13. 13.第1の遊星歯車の上記主歯車部が、上記第1のサイドギヤと噛み合う第1 の部分と、上記第2の遊星歯車と噛み合う第2の部分とを含む請求項12の差動 歯車装置。
  14. 14.一つの溝が第1の遊星歯車の主歯車部の上記第1および第2の部分を分離 し、上記溝が第1のサイドギヤの鋭角部を欠損から保護するために、第1のサイ ドギヤの上記外側の端面と一列に並んでいる請求項13の差動歯車装置。
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