JPH0750633Y2 - ガス管接続装置 - Google Patents

ガス管接続装置

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JPH0750633Y2
JPH0750633Y2 JP8396190U JP8396190U JPH0750633Y2 JP H0750633 Y2 JPH0750633 Y2 JP H0750633Y2 JP 8396190 U JP8396190 U JP 8396190U JP 8396190 U JP8396190 U JP 8396190U JP H0750633 Y2 JPH0750633 Y2 JP H0750633Y2
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正博 小川
裕雄 木下
稔秋 坂本
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Osaka Gas Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野及び考案の概要] 本考案は、ガス器具に接続したガスゴム管が外れた場合
等のガス漏れ時に自動的にガス回路を遮断するガス漏れ
安全弁を組込んだガス管接続装置に関するもので、プラ
グに装着したガスソケットを直接摘まんで取外すだけ
で、上記安全弁を初期状態にリセットできるようにし、
これにより、該安全弁をリセットさせる為の特別な操作
を不要ならしめたものである。
[従来技術及び課題] ガス器具に接続したガスゴム管の外れ等に起因するガス
漏れが発生した場合に安全弁を動作させてガス回路を自
動遮断するガス管接続装置として実開平1−89679号公
報に記載のものを既に提案した。
第12図に示すように、上流側から供給されるガスは、流
入筒(78)から安全弁(1)等を収容する弁室(19)に
入り、更に、弁座口(14)からその下流側のプラグ
(5)に流入するようになっている。
プラグ(5)には、これに接続するソケット(74)の先
端中心部に配設された突出棒(79)で押込み開弁される
スライド栓(50)が内挿されている。そして、該スライ
ド片(50)はバネ(51)で下流側に付勢され且つ外周気
密状態でプラグ(5)内を摺動し得るように構成してあ
る。
上記プラグ(5)の上流側対向部には、リフト弁式の安
全弁(1)が配設されていると共に、該安全弁(1)に
はリーク孔(21)が穿設されており、該リーク孔(21)
は、上記安全弁(1)の下流側中央面に当接するように
配設されたリフト弁式のリーク弁(22)で開閉されるよ
うになっている。
上記リーク弁(22)の弁軸(23)は、安全弁(1)の中
心部を上流側に向けて摺動自在に貫通しており、上記弁
軸(23)の上流側には、これと同軸上に配設され且つ操
作ボタン(40)の操作で移動せしめられる進退軸(17)
が配設されている。又、該進退軸(17)は、引張りバネ
(18)で上流側に引っ張られた状態になっている。
上記進退軸(17)の先端部には、第13図に示すように、
180度間隔で突出する鉄片(33)(33)が設けられてい
ると共に、該進退軸(17)の先端部に対向配設された安
全弁(1)には、上記鉄片(33)(33)に対応するよう
に180度間隔で位置する磁石(36)(36)が設けられて
いる。
上記安全弁(1)の下流側流路は連絡流路(42)で蛇腹
筒(43)に繋がっており、該蛇腹筒(43)と、その上面
に突設され且つ上記した進退軸(17)の側壁のロック溝
(91)に嵌入する嵌入子(92)とによって、上記進退軸
(17)を回り止め状態に保持するロック機構(9)が構
成されている。
更に、第14図に示すように、上記ロック機構(9)を構
成する蛇腹筒(43)は、圧力開放弁(83)を介して大気
に連通するように構成されており、該圧力開放弁(83)
は解除ボタン(81)の押込み操作に連動して開放操作さ
れるようになっている。又、該解除ボタン(81)には、
プラグ(5)に装着したワンタッチカップリング式のソ
ケット(74)を強制的に取外す為のソケット取外しレバ
ー(85)が連設されており、該ソケット取外しレバー
(85)の軸支部(86)にはキックバネ(87)が配設され
ている。
第12図の状態において、ソケット(74)をプラグ(5)
部分に装着すると、該ソケット(74)の先端に突出する
突出軸(79)がプラグ(5)内のスライド栓(50)を押
し込む。すると、該スライド栓(50)は、プラグ(5)
内を気密摺動してその上流側の拡大空所(55)に脱出し
て開弁状態になる。この状態で操作ボタン(40)を押込
むと、該操作ボタン(40)に形成したテーパー面(47)
とカム機構(8)の作用によって進退軸(17)が回転し
ながら進出せしめられ、該進退軸(17)の側壁に形成し
た軸線方向に長いロック溝(91)が蛇腹筒(43)から突
出する嵌入子(92)に対向することとなる。又、進退軸
(17)が回転しながら進出移動した時には進退軸(17)
と装置本体(6)の間に設けられた引張りバネ(18)が
伸ばされながら巻き締められる。
又、上記進退軸(17)によてリーク弁(22)が開かれて
リーク孔(21)から漏れたガスで蛇腹筒(43)の内圧が
上昇してこれが伸張状態になる。これにより、蛇腹筒
(43)の上面に突出させた嵌入子(92)が進退軸(17)
のロック溝(91)に嵌入してこれを回り止め状態にロッ
クする。即ち、蛇腹筒(43)等から成るロック機構
(9)がロック動作をするのである。
更に、進退軸(17)が最進出状態になったときには、そ
の先端部に配設した鉄製平板(34)の鉄片(33)(33)
が安全弁(1)側の磁石(36)(36)に吸着された状態
になり、この状態で操作ボタン(40)に附与した押込み
力を解除すると、引張りバネ(18)の張力によって進退
軸(17)が安全弁(1)を吸着したまま初期位置まで後
退する。又、この後退動作時に於ける進退軸(17)は、
これに形成したロック溝(91)と蛇腹筒(43)側の嵌入
子(92)の係合案内作用によって、直線的に後退移動す
る。これにより、安全弁(1)が開放動作して下流側に
ガス供給された状態になる(第15図参照)。
上記ガス供給時に下流でガスゴム管の外れ等が発生する
と、ロック機構(9)を構成する蛇腹筒(43)の内圧が
低下して進退軸(17)のロック溝(91)と嵌入子(92)
の嵌合状態が解除される。すると、該進退軸(17)は、
ソケット(74)の接続操作時に巻き締められた引張りバ
ネ(18)の復帰回動力によって回動せしめられる。する
と、進退軸(17)の先端の鉄製平板(34)とこれに対応
する安全弁(1)側の磁石(36)(36)が相対回動して
互いに外れた状態になってこれらの吸着状態が解除され
ることとなる。これにより、安全弁(1)が閉弁動作し
てガス回路を強制遮断する。即ち、ガス漏れ防止して安
全状態を確保するのである。
このものでは、解除ボタン(81)を押し込むことによっ
てソケット(74)が取外せるようになっている。
ガス漏れが発生せず下流側に正常なガス供給が成された
後に前記解除ボタン(81)を押し込むと、ソケット取外
しレバー(85)が揺動してその先端揺動部でソケット
(74)をプラグ(5)から押し出してこれを取外す。
又、このときには、解除ボタン(81)の下に連設された
軸(88)の下端部は、第14図に示すように、圧力開放弁
(83)を開弁動作させ、これにより、蛇腹筒(43)の内
圧を低下させる。すると、既述したガス漏れ時と同様
に、上記蛇腹筒(43)等から成るロック機構(9)がロ
ック解除動作をし、これにより、安全弁(1)が開弁動
作して各部が初期状態にリセットせしめられる。
ところが、上記従来のものでは、ソケット(74)の取外
しと安全弁(1)のリセットの両動作を行わせる為に解
除ボタン(81)を設けていることから、ソケット(74)
の先端部を指先で摘まんでこれをプラグ(5)から直接
に取外す形式のガス管接続装置に上記従来のものを適用
しようとすると、上記解除ボタン(81)等から成るロッ
ク解除機構は専ら装置本体(6)内の安全弁(1)等を
初期状態にリセットさせる機能を果たすだけのものとな
る。従って、係る場合には、ソケット(74)を取外した
後にわざわざ解除ボタン(81)を操作する特別なリセッ
ト操作を行わなければならなくなり、その分だけ操作性
が悪くなると言う問題があった。
本考案は、上記の点に鑑みて成されたもので、『一定範
囲で気密摺動し且つ下流側に付勢されたスライド栓(5
0)を内挿したプラグ(5)と、上記スライド栓(50)
の上流側に配設され且つ閉弁方向に付勢された安全弁
(1)と、該安全弁(1)をこれに附与した閉弁付勢力
に抗して強制開弁させた状態にロックするロック機構
(9)を設け、該ロック機構は、上記安全弁(1)とそ
の下流側のスライド栓(50)の間の流路内ガス圧の低下
を検知してロック解除動作を行うように構成すると共
に、上記スライド栓(50)を前記気密摺動域から上流側
に押し出して該スライド栓(50)を開弁するようにした
ガス管接続装置』に於いて、ソケット(74)を指先で摘
まんでこれをプラグ(5)から直接取外す形式の接続装
置であっても、これに組込まれた安全弁(1)が、特別
な操作をすることなくリセットできるようにしてその操
作性を向上させることをその課題とする。
[手段] 上記課題を解決する為の本考案の技術的手段は、『プラ
グ(5)に内挿した上記スライド栓(50)の上流側対向
部に位置し且つ安全弁(1)の下流側に形成された弁座
口(53)を設けると共に該弁座口(53)を常閉のリフト
弁(52)で上流側から閉塞し、軸心が上記リフト弁(5
2)とスライド栓(50)を繋ぐ方向に一致し且つこの方
向に移動し得る開弁軸をこれら両者間に配設し、最下流
部に位置するスライド栓(50)と閉弁状態にある上記リ
フト弁(52)の間隔より短くなるように上記開弁軸の長
さを設定すると共に、該リフト弁(52)の下流側の流路
内圧をロック機構(9)に導くようにした』ことであ
る。
[作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
プラグ(5)にソケット(74)を装着すると、既述従来
のものと同様に、該ソケット(74)に具備させた突出軸
(79)がプラグ(5)内のスライド栓(50)を上流側に
押し込む。
スライド栓(50)が上流側に押し込まれると、該スライ
ド栓(50)は、既述従来のものと同様に、プラグ(5)
内に於ける気密摺動域からその上流側に押し込まれて開
弁状態に維持される。又、上記スライド栓(50)に上流
側から対向するリフト弁(52)は、該リフト弁(52)と
上記スライド栓(50)との間に配設され且つこれらの方
向への移動が可能となった開弁軸で上流側に押し出さ
れ、これにより、該リフト弁(52)が弁座口(53)から
離れて開弁状態になる。
そして、この状態で既述従来のものと同様の操作をする
等して安全弁(1)を開放状態にすると共に、この状態
で下流側のガスゴム管が外れる等して装置本体(6)の
ガス回路内圧力が低下すると、該圧力低下が既述従来の
ものと同様にロック機構(9)で検知されて安全弁
(1)が閉弁せしめられる。
他方、上記ガスゴム管の外れ等の異常が発生せずに正常
にガス器具等の使用がされた後にソケット(74)をプラ
グ(5)部分から抜き取る操作を行なうと開弁状態にあ
ったスライド栓(50)が上記ソケット(74)の抜き取り
動作に追随して下流側に移動し、該スライド栓(50)
は、プラグ(5)に於ける該スライド栓(50)の気密摺
動域に侵入して該部分でプラグ(5)の先端に向けて気
密摺動する。
又、開弁軸を介して上記スライド栓(50)に当接状態に
なっているリフト弁(52)も閉弁方向に移動して弁座口
(53)に着座して閉弁状態になる。
上記リフト弁(52)とその下流側に位置するスライド栓
(50)の間に位置する開弁軸の長さは、最下流端に位置
するスライド栓(50)と閉弁状態にあるリフト弁(52)
の距離より短く設定されていることから、上記リフト弁
(52)が閉弁した後にも、スライド栓(50)がプラグ
(5)内の摺動域で気密摺動して最下流部に向けて移動
することとなる。即ち、上記閉弁状態にあるリフト弁
(52)と下流側に移動する前記スライド栓(50)間の空
間が広くなって該空間が圧力低下を起すのである。
すると、リフト弁(52)の下流側の流路内圧力の低下が
ロック機構(9)の部分に伝わってこれがロック解除動
作を行ない、これにより、安全弁(1)が閉て初期状態
にリセットせしめられる。
このように、本考案によれば、安全弁(1)を初期状態
にリセットする為の特別な操作をしないでも、ソケット
(74)を取外すだけで上記安全弁(1)をリセット状態
に復帰させることができる。
[効果] 本考案は次の特有の効果を有する。
ソケット(74)をプラグ(5)から引抜く操作を行うだ
けで安全弁(1)をリセット状態に復帰させることがで
きるから、既述従来のもののように特別に手動操作する
必要のある解除ボタン(81)等を設けなくても上記安全
弁(1)を初期状態にリセットすることができ、その操
作性の向上が図れることとなる。
[実施例] 次に、上記した本考案の実施例を図面に従って詳述す
る。
第1図,第2図に示すように、本考案実施例のガス管接
続装置は、操作ボタン(40)の押込み方向と直交する方
向に配設された進退軸(17)と、該進退軸(17)の先端
部に下流側から対向するリフト弁式の安全弁(1)と、
該安全弁(1)に装着されたリフト弁式のリーク弁(2
2)と、該リーク弁(22)の下流側対向部に配設された
リフト弁(52)と、該リフト弁(52)の下流側流路の圧
力変化で動作するロック機構(9)とから構成されてお
り、更に、上記リフト弁(52)の下流側対向部にはプラ
グ(5)内を気密状態で摺動するスライド栓(50)が配
設されている。又、ガスは、流入筒(78)→安全弁
(1)→リフト弁(52)→スライド栓(50)と通過して
プラグ(5)から取出せるようになっている。
上記各構成部分について更に詳述すると、円柱状の操作
ボタン(40)には、進退軸(17)側に面する側面に開放
するガイド溝(49)が開削されており、該ガイド溝(4
9)は、操作ボタン(40)の先端操作部からその反対に
向けて深くなるテーパー面(48)が形成されている。そ
して、該テーパー面(48)には、装置本体(6)に装填
した進退軸(17)の先端部が当接するようになってい
る。
上記進退軸(17)の外側には、第1図,第3図及び第8
図,第9図に示すように、中間筒(46)と更にその外側
の外筒(45)が外嵌しており、該外筒(45)の側壁に
は、蛇腹筒(43)の先端部に突出する嵌入子(92)を挿
通させる為の透孔(37)が穿設されていると共に、該透
孔(37)に挿通状態になった上記嵌入子(92)は、上記
進退軸(17)に外挿した中間筒(46)の側壁に臨んでい
る。又、上記中間筒(46)の側壁には、軸線方向に走行
するロック溝(91)が設けられていると共に、第10図に
示すように、180度間隔で位置する軸線方向の一対のス
リット(41)(41)が形成されている。そして、該スリ
ット(41)(41)には、進退軸(17)の側壁に貫通させ
且つ復帰バネ(28)で操作ボタン(40)側に付勢された
ピン(30)が係合するようになっている。
又、上記中間筒(46)に外挿される外筒(45)には、第
4図に示すように、上記ピン(30)の移動軌跡を規制す
る三角形状の切欠(63)が形成されており、該切欠(6
3)の斜辺をカム斜面(62)として利用するようにして
いる。そして、進退軸(17)を第4図の矢印で示す方向
(同図に於ける下方向)に移動させたときには、該進退
軸(17)及びこれとピン(30)を介して結合された中間
筒(46)が上記カム斜面(62)の作用によって回転しつ
つ同図の下方に向けて移動する。更に、上記外筒(45)
の上部に連設された蓋体(44)と中間筒(46)との間に
は、両端部がこれら蓋体(44)と中間筒(46)に各別に
係合状態になったバネ(39)が介装されており、後述す
るように進退軸(17)を移動させて中間筒(46)が回転
せしめられたときには、上記バネ(39)が巻き締めら
れ、これにより、上記中間筒(46)を初期位置まで回転
させる為の復帰力が蓄えられるようになっている。
又、第3図に示すように、進退軸(17)の一端外周には
互いに反対方向に突出する一対の突片(10)(10)が設
けられていると共に、該突片(10)(10)の配設部の下
流側に設けられた安全弁(1)の外周には、上記突片
(10)(10)に係合する逆L字状の係合腕(12)(12)
が180度間隔で起立配設されている。又、上記安全弁
(1)の外側面にはリブ(13)(13)が突設されてお
り、該リブ(13)(13)は、装置本体(6)に於ける安
全弁(1)を収容する弁室に形成された案内溝(15)
(15)に入り込んで上記安全弁(1)の回動を阻止して
いる(第1図参照)。
又、上記安全弁(1)は、その上流側から対向する進退
軸(17)の先端部との間に介装されたバネ(59)によっ
て弁座口(38)に押し付けられていると共に、更に、該
安全弁(1)の中央部にはバネ(24)で閉弁方向に付勢
されたリーク弁(22)が設けられており、第5図に示す
ように、上記リーク弁(22)によって、安全弁(1)に
穿設したリーク孔(21)が開閉されるようになってい
る。
次に、上記安全弁(1)の下流側には、バネ(54)でそ
の下流側の弁座口(53)に向けて付勢されたリフト弁
(52)が配設されており、該リフト弁(52)の更に下流
側には、装置本体(6)に穿設した保持孔(57)に遊挿
された開弁軸(56)が設けられている。そして、該開弁
軸(56)の下流端は、プラグ(5)内を気密摺動するス
ライド栓(50)に臨んでおり、該開弁軸(56)の長さ
は、最下流部に位置するスライド栓(50)と閉弁状態に
あるリフト弁(52)の間の距離より短く設定してある。
又、該スライド栓(50)はバネ(58)によって下流側に
押し出されている。
更に、上記リフト弁(52)の下流側の流路は、連絡管
(67)を介して蛇腹筒(43)に連結されている。
ソケット(74)をプラグ(5)に接続すると、該ソケッ
ト(74)の先端の突出軸(79)がスライド栓(50)を押
し込むと共に、該スライド栓(50)がその上流側の開弁
軸(56)を介してリフト弁(52)を開弁させる。
次に、操作ボタン(40)を押し込むと、該操作ボタン
(40)に形成したテーパー面(48)によって進退軸(1
7)が押し込まれ、該進退軸(17)の側部に貫通配設し
たピン(30)の先端は、外筒(45)に形成されたカム斜
面(62)に案内されて螺旋移動する。即ち、上記進退軸
(17)は回転しながら安全弁(1)側に押し出されるの
である。又、該進退軸(17)と上記外筒(45)の間に位
置する中間筒(46)は、これに形成したスリット(41)
と上記ピン(30)の係合によって前記進退軸(17)と一
体回動し、該中間筒(46)の側壁に形成した軸線方向に
走行するロック溝(91)がロック機構(9)を構成する
蛇腹筒(43)に突設した嵌入子(92)に面することとな
る。即ち、第8図から嵌入子(92)が嵌入動作する前の
第9図に示す状態に変化するのである。更に、上記中間
筒(46)が進退軸(17)と一体回動したときには、両端
部が上記中間筒(46)と蓋体(44)に各別に係合状態に
なったバネ(39)が巻き締められ、これにより、上記中
間筒(46)に対して復帰回動力を附与した状態になる。
他方、進退軸(17)が回転しながら安全弁(1)側に押
出されると、その先端部に設けられた突片(10)(10)
が安全弁(1)の係合腕(12)(12)に係合すると共
に、第5図の想像線で示すように、進退軸(17)の先端
がリーク弁(22)を押し下げ、これにより、リーク孔
(21)からその下流側にガスが漏れて該下流側流路の圧
力が上昇せしめられ、該上昇した圧力が連絡管(67)を
介して蛇腹筒(43)に伝わる。すると、該蛇腹筒(43)
の先端部に突設された嵌入子(92)の先端は、これに対
向している上記中間筒(46)のロック溝(91)内に入り
込み、上記巻き締められたバネ(39)から復帰回動力が
附与されている前記中間筒(46)を回り止め状態にロッ
クする(第9図参照)。これにより、進退軸(17)の先
端部に設けた突片(10)(10)と安全弁(1)の係合腕
(12)(12)との係合が外れない状態になり、この状態
で操作ボタン(40)の押込み力を解除すると、上記突片
(10)(10)と係合腕(12)(12)が係合したまま、進
退軸(17)が復帰バネ(28)の付勢力で初期位置まで移
動すると共に、この移動時には、蛇腹筒(43)から突出
する嵌入子(92)と中間筒(46)のロック溝(91)の係
合していることから、該中間筒(46)のスリット(41)
内をピン(30)が摺動しながら進退軸(17)が直線的に
操作ボタン(40)側に移動する。
即ち、進退軸(17)は安全弁(1)と共に移動し、これ
により、上記安全弁(1)に対応する弁座口(38)が開
かれて下流側へのガス供給が行える(第6図参照)。
次に、上記ガス供給状態において下流側でガスゴム管が
外れるなどした場合には、装置本体(6)のガス回路内
の圧力が低下し、該圧力低下が連絡管(67)を介して蛇
腹筒(43)に伝わってその先端の嵌入子(92)がロック
溝(91)内に押し込まれないようになる。すると、該ロ
ック溝(91)を具備する中間筒(46)は、操作ボタン
(40)の操作で進退軸(17)を下方に押し出した際に巻
き締められたバネ(39)の付勢力で初期方向に回動し、
これにより、進退軸(17)の先端の突片(10)(10)と
安全弁(1)の係合腕(12)(12)との係合が解除さ
れ、該安全弁(1)がバネ(59)の付勢力によって弁座
口(38)に当接せしめられてこれを閉鎖した状態にな
る。即ち、下流側へのガス供給を強制遮断して安全状態
に確保するのである。
さて、下流側におけるガスゴム管の外れ等が発生せずに
適正に器具使用が成された後にソケット(74)をプラグ
(5)から引抜くと、該引抜き動作に伴なってスライド
栓(50)がプラグ(5)内に気密状態で侵入し始めると
共に、リフト弁(52)が閉弁した状態になる。
この状態で更にソケット(74)を引抜いてプラグ(5)
の先端に向けてスライド栓(50)を移動させると、該ス
ライド栓(50)と上記リフト弁(52)で挟まれた空間の
体積が膨張させられることから、該空間の圧力が低下
し、該圧力低下が連絡管(67)を介して蛇腹筒(43)に
伝達される。すると、上記ガス漏れ発生時と同様にロッ
ク機構(9)がロック解除動作をして安全弁(1)が閉
弁し、これにより、安全弁(1)がリセット状態にな
る。即ち、各部が初期状態に復帰するのである。
このように、上記のものによれば、ソケット(74)をプ
ラグ(5)から引抜くだけで安全弁(1)をリセットさ
せることができ、該リセットの為の特別な操作をしなく
ても良くなる。
第11図に示す第2実施例のものは、プラグ(5)(5)
の中心軸と進退軸(17)の中心軸が直交する態様で該進
退軸(17)を配設したもので、各プラグ(5)(5)と
これらに各別に対応するリフト弁(52)(52)の間の流
路内圧力を共通の蛇腹筒(43)内に伝えるようにし、該
蛇腹筒(43)の先端部に突設した嵌入子(92)と中間筒
(46)の係脱によって、上記第1実施例のものと同様に
安全弁(1)を開閉するようにしたものである。
このものでは、プラグ(5)(5)に接続したガスゴム
管のいずれか一方が外れる等してガス漏れが生じた場合
でも、上記両プラグ(5)(5)に対応する両ガスゴム
管へのガス供給を画一的に強制遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の一部横断面にした状態を示す説
明図,第2図は本考案実施例の縦断面図,第3図は進退
軸(17)及びその近傍の一部切欠状態を示す斜視図,第
4図はカム斜面(62)部分の拡大図,第5図はリーク弁
(22)部分の拡大断面図,第6図はガス供給状態を示す
断面図,第7図はソケット(74)の取外し時に於けるス
ライド栓(50)とリフト弁(52)の関係を示す要部説明
図,第8図,第9図は進退軸(17)部分の要部断面図,
第10図は中間筒(46)部分の側面図,第11図は第2実施
例の断面図,第12図〜第15図は従来例の説明図であり、
図中、 (1)……安全弁 (5)……プラグ (9)……ロック機構 (50)……スライド栓 (52)……リフト弁 (53)……弁座口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定範囲で気密摺動し且つ下流側に付勢さ
    れたスライド栓(50)を内挿したプラグ(5)と、上記
    スライド栓(50)の上流側に配設され且つ閉弁方向に付
    勢された安全弁(1)と、該安全弁(1)をこれに附与
    した閉弁付勢力に抗して強制開弁させた状態にロックす
    るロック機構(9)を設け、該ロック機構は、上記安全
    弁(1)とその下流側のスライド栓(50)の間の流路内
    ガス圧の低下を検知してロック解除動作を行うように構
    成すると共に、上記スライド栓(50)を前記気密摺動域
    から上流側に押し出して該スライド栓(50)を開弁する
    ようにしたガス管接続装置に於いて、プラグ(5)に内
    挿した上記スライド栓(50)の上流側対向部に位置し且
    つ安全弁(1)の下流側に形成された弁座口(53)を設
    けると共に該弁座口(53)を常閉のリフト弁(52)で上
    流側から閉塞し、軸心が上記リフト弁(52)とスライド
    栓(50)を繋ぐ方向に一致し且つこの方向に移動し得る
    開弁軸をこれら両者間に配設し、最下流部に位置するス
    ライド栓(50)と閉弁状態にある上記リフト弁(52)の
    間隔より短くなるように上記開弁軸の長さを設定すると
    共に、該リフト弁(52)の下流側の流路内圧をロック機
    構(9)に導くようにしたガス管接続装置。
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