JPH07506128A - 耐水性の除去可能なアクリル系乳化感圧接着剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 耐水性の除去可能なアクリル系乳化感圧接着剤免肛立ユ１ 本発明は、除去可能な感圧接着剤に関し、特に、可塑化ポリ塩化ビニル及びその 他のフィルム表面素材と共に使用するための耐水性の除去可能なアクリル系乳化 感圧接着剤に関する。

肛ユ旦１Ｊ 除去可能な感圧接着剤は、ラベル、テープ、フィルムなどを含めて各種の製品に ついて、これらの製品を基材に付着させ、次いでこれを後に困難もなく且つ汚れ 又は残渣も残さずに基材から除去できるように使用される。

しかし、現在では、市販の除去可能なアクリル系乳化感圧接着剤は、屋外の用途 に使用されている可塑化ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）のようなフィルム表面素材と 共に使用することができない、このような屋外の用途には、ガラスのような基材 に適用される装飾用デカルコマニアが含まれる。このような装飾用デカルコマニ アを基材に適用するための典型的な方法は、水を接着剤及び（又は）基材に、デ カルコマニアが位置決めを容易にするために基材上を滑動自在に動けるように噴 霧することである。

しかし、不幸にも、このような技術においては、アクリル乳化接着剤フィルムが 、水と接触して乳状になってしまう。これは、透明なフィルム素材に対しては、 望ましくない外観を生じる。

除去可能なアクリル系乳化感圧接着剤を屋外の用途において装飾用フィルム及び デカルコマニアと共に首尾よく使用するためには、接着剤は、基材から奇麗に除 去可能であるようにするためにフィルム表面素材に接着剤を良好に定着させると 共に良好な耐水性を示すべきである。良好な耐水性を示す現在市販されている唯 一のアクリル系乳化感圧接着剤は、永久接着剤、即ち、表面素材を除去したなら ば基材上に接着剤残渣を残すようなものである。フィルムに対して良好な定着を 示す現在市販されている除去可能なアクリル系乳化感圧接着剤は、やはり劣った 耐水性も示す。従って、良好な耐水性とフィルム表面素材に対する良好な定着と を併有する除去可能なアクリル系乳化感圧接着剤に対する要望が存在する。

肛豆立１１ 本発明は、良好な耐水性とフィルム表面素材に対する良好な定着とを示す除去可 能なアクリル系乳化感圧接着剤を提供する。本発明の接着剤は、プラスチックフ ィルム表面素材、特にＰＶＣに対して使用するのに特に適している。

本発明の感圧接着剤は、アルキル鎖中に１〜約１２個の炭素原子、好ましくは約 ４〜約８個の炭素原子を有するアクリル酸アルキル単量体を約８５〜約９７重量 ％含有するアクリル系乳化重合体からなる。アクリル酸アルキル単量体の１５重 量％までを酢酸ビニル又はその他の”硬質゛単量体、即ち、少なくとも５℃のガ ラス転移温度（Ｔｇ）を有する単量体によって置換することができる。

また、重合体は、約３重量％までのなにがしがの量の極性性単量体、好ましくは メタクリル酸及び（又は）アクリル酸をさらに含む、さらに、重合体は、内部架 橋剤、好ましくは、多官能性アクリル酸エステル単量体又はマレイン酸ジアリル を約１重量％までの量で含む。

また、重合体は、外部架橋剤、好ましくは金属塩、さらに好ましくは炭酸又は酢 酸金属アンモニウムを約２重量％までの量で含む、現状では炭酸ジルコニウムア ンモニウムが好ましい。

好ましくは、重合体は、約２重量％以下の量の界面活性剤の存在下に合成される 。

しかして１本発明は、耐水性の除去可能なアクリル系乳化感圧接着剤の製造法を 包含する。この方法では、まず、アクリル酸アルキル単量体、極性単量体、内部 架橋剤及び界面活性剤からなる水性予備乳化供給物が調製される。この予備乳化 供給物を遊離ラジカル発生供給物、好ましくはレドックス乳化重合触媒と混合す る。好ましいレドックス触媒は、過酸化物又はヒドロペルオキシド開始剤を含有 する供給物と、該開始剤を活性化させるための還元剤、例えばアスコルビン酸を 含む別の供給物とからなる。重合反応が完了し且つ反応混合物を冷却した後、外 部架橋剤が添加される。

得られた感圧接着剤は次いでフィルム表面素材に適用されて良好な耐水性を示す 除去可能な感圧接着剤が提供される。

注ｌ」ＬＩ朋 本発明によれば、透明な可塑化Ｐｖｃ、ポリウレタン、ポリエステル、ポリオレ フィンのようなフィルム表面素材と特に併用できるアクリル系乳化重合体からな る耐水性の除去可能な感圧接着剤（ＰＳＡ）組成物が提供される。除去可能なＰ ＳＡ組成物は、このようなフィルム表面素材に塗布すると、好ましくは、ステン レス鋼の上で約５０〜約３００　Ｎ／ｍ程度の低い剥離付着性を示すアクリル系 乳化重合体は、約８５〜約９７重量％のアクリル酸アルキル単量体を含む、８５ 重量％未満のアクリル酸アルキル単量体量は、得られる接着剤のガラス転移温度 が高くなり過ぎる傾向があり且つ接着剤が粘着性を失うために現状では好ましく ない、約９７重量％よりも多いアクリル酸アルキル単量体を有する重合体は、そ れが不十分な凝集強さを示し且つ基材がらはがすときに汚れ又は残渣を残す傾向 があるから好ましくない、約９０重量％〜約９７重量％の量のアクリル酸アルキ ル単量体が現状では好ましい。

アクリル酸アルキル単量体は、好ましくは、アルキル鎖中に１〜約１２個の炭素 原子を有し、さらに好ましくはアクリル酸アルキル単量体の大部分はアルキル鎖 中に約４〜約８個の炭素原子を有する。アクリル酸低級アルキル、即ち、アルキ ル鎖中に１〜３個の炭素原子を有するものは、少な（ともなんらかの基材に対す るＰＳＡ組成物の付着性に影響を及ぼす傾向があるので、即ち、余りにも低い付 着性を付与する傾向があるので好ましくない、アルキル鎖中に１２個よりも多い 炭素原子を有するアクリル酸アルキルのホモ重合体は結晶性になりがちであり、 好ましくない、しかし、アルキル鎖中に１２個よりも多い炭素原子を有するアク リル酸アルキルを含む非結晶性の共重合体は所望ならば使用することができる。

また、α、β−不飽和ジカルボン酸のジエステルも有利に使用することができる 。

アクリル酸アルキル単量体の少なくとも大部分がアルキル鎖中に約４〜約８個の 炭素原子を有するような重合体が、硬度、付着性及び除去性の最適なバランスを 与え得るので現状では好ましい０本発明で使用するのに好ましいアクリル酸アル キルの例としては、アクリル酸２−エチルヘキシル、アクリル酸ブチル、アクリ ル酸ヘプチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸イソオクチル及びアクリル酸イ ソブチルが挙げれる。アクリル酸ブチル及びアクリル酸２−エチルヘキシルが現 状では好ましい。

アクリル酸アルキル単量体の約１５％までを硬質単量体で置き換えることができ る。好ましい硬質単量体は、酢酸ビニル、スチレン、メタクリル酸メチル及びビ ニルピロリドンを包含する。

重合体組成物は、重合体に様械的安定性及び凝集強さを付与するために約３％ま での極性単量体又は極性単量体のブレンドを含む、ここで、用語”極性”単量体 とは、有機酸、アミド及びアルコールを包含することを意味する。極性単量体の 例としては、メタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、アクリルア ミド、メタクリルアミド、アクリル酸２−エチルヘキシルなどが含まれる。約３ ％よりも多い極性単量体量は、製品を非除去性にさせるようなあまりにも大きい 付着性を接着剤に付与する傾向があるので好ましくない。

さらに、重合体組成物は、約１重量％までの内部架橋剤を含む、用語”内部架橋 剤”とは、１分子当たり少なくとも２個の非共役炭素−炭素二重結合を有する多 官能性化合物であって、重合中に重合体の一部になるようなものを意味する。内 部架橋剤の量は約１％を越えてはならないことがわかった。なぜならば、１％よ りも多い量は重合体が製造されるアクリル酸エステルを主体とした乳化物の安定 性を低下させる傾向があるからである。これは製造中に乳化物粒子の凝固を生じ させることになる。約０．３％よりも多い内部架橋剤量は、一般にさらなる利益 が認められないので現状では好ましくない、好適な内部架橋剤の例としては、マ レイン酸ジアリル、フタル酸ジアリル、多官能性アクリル酸エステル及びメタク リル酸エステルが挙げられ、後者にはポリエチレングリコールジアクリレート、 ヘキサンジオールジアクリレート、エトキシル化トリメチロールプロパントリア クリレート、ペンタエリスリットトリアクリレート、プロピレングリコールジア クリレート及びトリメチロールプロパントリメタクリレートなどが含まれる。マ レイン酸ジアリルが現状では好ましい。

単量体の重合を誘発させるために開始剤が使用される。好適な開始剤のどれも使 用することができる。好ましい開始剤は、過酸化物及びヒドロペルオキシドを包 含する。開始剤は、一般に、単量体について約０．０５〜約０．３重量％の量で 存在する。現状で好ましい開始剤は酸化剤としての有機又は無機過酸化物と適当 な還元剤とからなるレドックス系である。過酸化水素が、還元剤としてのアスコ ルビン酸又はナトリウムホルムアルデヒドスルホネートと併用される好ましい酸 化剤である。酸化剤対還元剤の重量比は、好ましくは約０．５〜３である。この ような組合せは、これが開始速度及び転化率、即ち所定の時間で形成される重合 体の量の最適な制御を与えるので好ましい。

重合体組成物は、後重合架橋を起こさせる外部架橋剤を約２重量％まで、好まし くは約０．１〜約０．７重量％の量で含む。外部架橋剤には、金属塩、例えば炭 酸ジルコニウムアンモニウム、炭酸亜鉛アンモニウム、酢酸アルミニウム、酢酸 亜鉛、酢酸クロムなどが含まれる。

現状で好ましい外部架橋剤は、炭酸ジルコニウムアンモニウムである。約２％よ りも多い外部架橋剤量は、付着性を失わせるので現状では好ましくない。

好ましくは、単量体は、界面活性剤又は界面活性剤の混合物の存在下に重合され る。界面活性剤の総量は、重合体について約２重量％以下であるのが好ましい、 好ましい界面活性剤には、ディスボニルＦＥＳ７７　（アルキルエーテル硫酸ナ トリウム、ヘンケル社製の界面活性剤）、エーロゾル０Ｔ７５　（スルホこはく 酸ジオクチルナトリウム、アメリカンシアナミド社製の界面活性剤）、トリトン Ｘ−１００（オクチルフェノキシポリエトキシエタノール、ロームアンドハース 社製）、そしてスチレンスルホン酸ナトリウム、ビニルスルホン酸ナトリウム（ Ｅ、ヘキスト社製）、アルキルエーテルスルホン酸ナトリウム（アルコレース社 製）、２−メタクリロイルオキシエチルスルホン酸ナトリウム（ダウ社製）のよ うな共重合性の界面活性剤が含まれる。現状ではスチレンスルホン酵ナトリウム 塩が特に好ましい共重合性の界面活性剤である。

本発明のアクリル系乳化重合体の製造法は、まず、遊離ラジカル発生供給物、好 ましくは、酸化剤供給物と還元剤供給物とからなるレドックス乳化重合触媒及び 予備乳化供給物を調製することからなる。酸化剤供給物は、水と酸化剤、例えば 過酸化水素又はｔ−ブチルヒドロペルオキシドとからなる。還元剤供給物は水と 還元剤、例えばアスコルビン酸又はナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレー トとからなる。予備乳化供給物は、アクリル酸アルキル単量体、極性単量体、内 部架橋剤、界面活性剤及び水からなる。所望ならば開始剤と予備乳化供給物は一 緒にすることができる。

好ましい方法では、開始剤、触媒及び予備乳化供給物が適当な反応器に同時に添 加され１重合が起こる。

重合反応混合物を例えば３０〜５０℃に冷却した後、この組成物に外部架橋剤を 含有する水溶液が添加される。架橋剤の２０％水溶液を使用するのが好ましい。

本発明の除去可能な感圧接着剤は、ある種のユニークな利点を提供する０例えば 、その耐水性のために、それらは、接着剤か基材のいずれかを使用前に水で湿潤 させるような場合に透明なプラスチックフィルム表面素材と併用するのに特に有 用である。このような用途においては、所定の時間及び（又は）温度にわたって 剥離付着性の増加があるかどうかは重要ではない、即ち、接＠削が奇麗に除去可 能であることのみが重要である。事実、剥離付着性の増大と奇麗に除去可能であ ることが一般に望ましい。さらに、本発明の接着剤は、毒性の溶媒を使用する技 術というよりはむしろ水を主体とした乳化技術に基づいている。

叉」Ｌ廻 憇ユニニュ 下記の表１に示すように、例１〜３は市販の感圧接着剤製品である。例１は、ア ベリーデニソン社から称呼ＡＥ２６０５として市販されている除去可能な感圧接 着剤である。この感圧接着剤は、米国特許第４９７５９０８号の実施例１に従っ て製造した（この特許はここで参照することによって本願明細書に組み入れるも のとする）。例２は、初期重合が完了した後に外部架橋剤として０．５％の炭酸 ジルコニウムアンモニウムを添加したことを除いて例１と同じである０例３は、 アベリーデニソン社から称呼ｔＪＶＲ−１５０として市販されている除去可能な 感圧接着剤である。

■ 熱電対、還流凝縮器、ステンレス鋼製羽根型攪拌機及び窒素流入管を備えた４リ ツトルの四ロジャケット付き反応器に４６８．７５ｇの脱塩水、０．１２５ｇの ＮａＦｅＥＤＴＡ、１．０ｇのアスコルビン酸及び０．６ｇのディスボニルＦＥ Ｓ７７　（ヘンケル社製の界面活性剤）を装入した。また、１２４５ｇのアクリ ル酸ブチル、２３２．５ｇのアクリル酸２−エチルヘキシル、３０゜７５ｇのメ タクリル酸及び３３．５ｇのアクリル酸よりなる単量体混合物を、４０ｇのディ スボニルＦＥＳ７７．１．０３ｇの重炭酸ナトリウム及び５．８ｇのエーロゾル ０Ｔ７５　（アメリカンサイアナミド社製の界面活性剤）を含有する１９０ｇの 水に添加し、安定な予備乳化供給物が形成されるまで十分な時間にわたり撹拌し た。

さらに、１３０ｇの水中に４．３５ｇの過酸化水素を含有する開始剤供給物を調 製した。また、１３０ｇの水中に２．５ｇのアスコルビン酸を含有する還元剤供 給物を調製した。フラスコの内容物を窒素でパージしながら１５〜２０分間撹拌 し、次いで４５℃に加熱した。４５℃において、４３．２ｇの水中に１．７ｇの 過酸化水素を含有する開始剤溶液を添加した０次いで、予備乳化供給物、開始剤 供給物及び触媒供給物の添加を同時に開始した。予備乳化供給物の添加は開始か ら３０分間は６．８７ｇ／ｍｉｎの割合で行い、次いで全体で３．５時間の供給 期間は８．８６ｇ／ｍｉｎの割合に増加させた。開始剤供給物及び触媒供給物の 添加は４時間にわたり０゜５６　ｇ　／　ｍ　ｉ　ｎの割合に保持した。供給物 の全部を添加した後、混合物を遊離単量体の存在について試験した。

試験結果に基づいて、５．９４ｇの水に０．２３ｇのｔ−ブチルヒドロペルオキ シド（８０％）、０．０６３ｇのアスコルビン酸及びＯ，０１５ｇのディスボニ ルＦＥＳ７７を添加することにより第二の開始剤溶液を調製し、反応混合物に添 加した。３０分後に、別の第二開始剤溶液を添加した。１時間後に、組成物を冷 却し、アンモニアで中和し、次いで３００メツシユのナイロン製篩により濾過し た。得られた組成物は、５８％の固形分、０．０１％以下の凝塊量、ブルックフ ィールド粘度計により測定して約２５０センチボイスの粘度及び６．６のｐＨを 有した。

４二 予備乳化混合物が１３４５．２５ｇのアクリル酸ブチル、１５５ｇの酢酸ビニル 、１５．５ｇのメタクリル酸、１５．５ｇのアクリル酸、０．８ｇのマレイン酸 ジアリル及び８ｇのｐ−スチレンスルホン酸ナトリウム（東洋ソーダ製の共重合 性界面活性剤）を含有したことを除いて、例４を繰り返した。

医」。

初期重合が完了し、そして重合体組成物を約３０℃に冷却した後に重合体組成物 に０．７重量％（重合体の重量を基にして）の炭酸ジルコニウムアンモニウム（ マグネシウムエレクトロン社製）外部架橋剤を添加したことを除いて、例５を縁 り返した。

例４において、予備乳化混合物が１２６０．３８ｇのアクリル酸ブチル、２３２ ．５ｇのアクリル酸２−エチルヘキシル、２３．１３ｇのメタクリル酸、２３． １３ｇのアクリル酸及び０．５２ｇのマレイン酸ジアリルを含有し、さらに、初 期重合が完了し、そして重合体組成物を約３０℃に冷却した後に重合体組成物に ０．５重量％の炭酸ジルコニウムアンモニウムを添加したことを除いて、例４を 繰り返した。

■ 予備乳化混合物が１５．５ｇのメタクリル酸、１５゜５ｇのアクリル酸及び１５ ．４５８ｇのｐ−スチレンスルホン酸ナトリウムを含有し、そして０．７重量％ の炭酸ジルコニウムアンモニウムを使用したことを除いて、例７を繰り返した。

匠ユ 予備乳化混合物が７．７２ｇのｐ−スチレンスルホン酸ナトリウムを含有したこ とを除いて、例８を繰り返した。

遡」一旦 予備乳化混合物が５．１ｇのｐ−スチレンスルホン酸ナトリウムを含有し、そし て０．５重量％の炭酸ジルコニウムアンモニウムを使用したことを除いて、例８ を線予備乳化混合物がマレイン酸ジアリルの代わりに０゜５４ｇの１，６−ヘキ サンジオールジアクリレートを含有したことを除いて、例１０を繰り返した。

九上ユ 予備乳化混合物がマレイン酸ジアリルを含有しなかったことを除いて、例１０を 繰り返した。

九エユ １．４ｇのｔ−ブチルヒドロペルオキシドを開始剤供給物に使用し、そして１． ４５ｇのアスコルビン酸を触媒供給物に使用したことを除いて、例１０を繰り返 した前記の例１〜１３の感圧接着剤を１００ミクロンの厚さを有する、低分子量 可塑剤で可塑化したラベル等級のポリ塩化ビニル表面素材に塗布した。得られた 感圧接着剤フィルムを剪断付着性、ガラス及びＨＤＰＥ上でのループ粘着性、剥 離付着性、収縮率、除去性及び耐水性について試験した。塗布重態及び試験結果 を下記の表１に示す。

剪断付着性試験をＰＳＴＣＮｏ、７に従って実施したが、ただし試験範囲は０． ５ｉｎＸ０．５ｉｎであり、荷重は５００ｇであった。

ループ粘着性／ガラス試験は、Ｆｉｎａｔ　ＦＴＭ９に従って実施した。ループ 粘着性／ＨＤＰＥ試験は、Ｆｉｎａｔ　ＦＴＭ９に従って実施したが、ただしガ ラスの代わりに高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）パネルを使用した。

９０°剥離／　Ｓ　Ｓ　／　２０　Ｍ　（ｍ　ｉ　ｎ　）及び９０”剥離／　Ｓ 　Ｓ　／　２０　Ｈ（ｈ　ｒ　）試験は、Ｆｉｎａｔ　ＦＴＭ２に従って実施し たが、ただしガラスではなくてステンレス鋼について行った。

収縮試験においては、感圧接着剤フィルム構造物のＩＱｘｌＯｃｍ試料をガラス 板に適用し、真ん中で両方向に十字を切った。室温で２０分間保持した後、試料 のついた試験板を７０℃で７２時間老化させた１次いで板を室温に冷却し、試験 フィルムの二つの半分の間の距離を測定し、縦方向及び横方向の双方について元 の寸法の％として表した。

転写又は除去性試験においては、感圧接着剤フイルムの２５ｍｍ試験片をガラス 板に適用し、室温で２０分間保持し、次いで７０℃で１週間貯蔵した０次いでガ ラス板を室温に冷却し、試験片を手で除去した０次いでガラス板を汚れ又は残渣 について肉眼で観察した。

耐水性試験は、ドラフトにより保護した作業所において乾燥接着剤フィルムの上 に水滴を！くことにより実施した。水滴の下の接着剤の部分を曇り又はその他の 変色の発生について２４時間にわたり観察する。接着剤を下記の意味を有する記 号”３＋”即ち”＋＋＋”と　”３−”即ち　”−ｍ−”の間でランク付けする 。

３＋＝フイルムは３０分間以上透明のままである。

２＋＝フイルムは少な（とも３０分間透明のままである（又は非常にわずかに青 みがかった曇りを発生する）１＋＝フイルムは少なくとも５分間透明のままであ る（又は非常にわずかに青みがかった量りを発生する）。

０　＝フィルムは５分間以内にわずかに青みがかった曇りを発生する。

１−＝フィルムは２〜５分間以内に乳白色の量りを発生する。

２−＝フィルムは２分間以内に乳白色の曇りを発生する。

３−：フィルムは３０秒以内に完全に白色に変わる。

フロントページの続き （８１）指定回　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＥ、ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、　ＰＴ、ＳＥ ）、０Ａ（ＢＦ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧＪ　Ｐ、　ＫＰ、　ＫＲ，ＬＫ、　ＭＧ、　 ＭＮ、　ＭＷ、　Ｎｏ、　ＰＬ、ＲＯ，ＲＵ、ＳＤ

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. １．ａ．約８５重量％〜約９７重量％のアクリル酸アルキル単量体、 ｂ．約３重量％までの極性単量体、及びｃ．約２重量％までの外部架橋剤 を含む乳化重合体からなる耐水性のアクリル系乳化感圧接着剤。
2. ２．約２重量％までの界面活性剤をさらに含有する請求項１記載の感圧接着剤。
3. ３．アクリル酸アルキルがアクリル酸２−エチルヘキシル、アクリル酸ブチル、 アクリル酸へブチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸イソオクチル、アクリル 酸イソブチル又はこれらの混合物である請求項１又は２記載の感圧接着剤。
4. ４．極性単量体がメタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、アクリ ルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸２−ヒドロキシエチル又はこれらの混 合物である請求項１〜３のいずれかに記載の感圧接着剤。
5. ５．外部架橋剤が存在し、これが炭酸ジルコニウムアンモニウム、炭酸亜鉛アン モニウム、酢酸アルミニウム、酢酸亜鉛又はこれらの混合物である請求項１〜４ のいずれかに記載の感圧接着剤。
6. ６．内部架橋剤が約１重量％までの量で存在する請求項１〜５のいずれかに記載 の感圧接着剤。
7. ７．内部架橋剤がポリエチレンクリコールジアクリレート、ヘキサンジオールジ アクリレート、エトキシル化トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタ エリスリットトリアクリレート、プロピレンクリコールジアクリレート、マレイ ン酸ジアリル、フタル酸ジアリル、トリメチロールプロバントリメタクリレート 又はこれらの混合物である請求項１〜６のいずれかに記載の感圧接着剤。
8. ８．アクリル酸アルキルの約１５％までを硬質単量体により置き換えた請求項１ 〜７のいずれかに記載の感圧接着剤。
9. ９．硬質単量体が酢酸ビニル、スチレン、メタクリル酸メチル、ビニルビロリド ン又はこれらの混合物である請求項１〜８のいずれかに記載の感圧接着剤。
10. １０．接着剤がレドックス乳化重合触媒の存在下に乳化重合により形成される請 求項１〜９のいずれかに記載の感圧接着剤。
11. １１．レドックス乳化重合触媒が過酸化物である酸化剤とアスコルビン酸文はナ トリウムホルムアルデヒドスルホキシレートである還元剤とからなる請求項１０ 記載の感圧接着剤。
12. １２．過酸化物が過酸化水素又はヒドロペルオキシドである請求項１１記載の感 圧接着剤。
13. １３．フィルム表面素材と組合せた請求項１〜１２のいずれかに記載の耐水性の 除去可能な感圧接着剤。