JPH07505720A - 時計バンドの迅速取付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 時計バンドの迅速取付は装置 本発明は時計バンド用の迅速取付は装置に関するものであり、特に、伸縮バーの １つの要素に時計バンドの下側に配置された操作ボタンが一体化されていて、こ の操作示タンを操作することによって時計ケースの一方の突起に形成された開口 の中に伸縮バーを導入したり、そこから外すことができる迅速取付は装置に関す るものである。

時計バンドの取付は装置は時計バンドの交換を容易にするためのものである。こ れまでは磨耗、老化等の理由で時計バンドは交換されており、その交換頻度はそ れほど高くはなく、迅速取付は装置を用いる必要はなかった。しかし、最近では メーカーが１つの時計に対して複数のタイプのバンドを提案しており、用途、色 または流行等の好みに応じてバンドを合わせるための交換頻度が高くなりつつあ る。そのため、ユーザが自分自身で実際に且つ迅速にバンド交換が行えることが 必要になってきている。

時計バンド取付は装置は種々公知であるが、それらは全て欠点を有する。最も良 く知られ且つ普及している形態は簡単な伸縮バー（ｂａｒｒｅｔｔｅ　ｅｌａｓ ｔｉｑｕｅ）を用いたものである。しかし、この基本的欠点は、伸縮バーの挿入 時と取外し時に一般に道具を必要とするため実用的でないという点にある。公知 の形態でも爪を使って伸縮バーの挿入・取外しを行うことはできるが、部材の寸 法が小さいため、実際にはほぼ不可能であり、頻繁な交換には不適当である。ま た、公知の装置は導入用開口や位置決め用開口を有していないため、伸縮バーの 取付けを何度も試みなければならないという欠点がある。

本発明の目的は公知の装置の上記欠点を克服することにある。

この目的は請求項１に記載の本発明の原理によって達成される。

本発明による時計バンドの迅速取付は装置の伸縮バーは圧縮弾性部材の力を受け る互いに相対摺動する２つの部材で構成されている。この伸縮バーの端部は使用 状態において時計ケースの突起に形成された穴と係合するようになっている。伸 縮バーの一方の部材には操作ロッドが一体に取付けられている。この形態には多 くの利点がある。最も基本的な利点は操作ボタンの簡単な作用によって簡単且つ 実用的に伸縮バーの導入および取外しが可能になり、その結果、全てのユーザが 時計バンド部材の交換作業を簡単に行えるようになる点にある。これは時計バン ドの交換を頻繁に行う場合には特に重要である。もう１つの重要な利点は、操作 ボタン碧寺計バンドの下側すなわち時計バンドと使用者の腕との間に配置される ので、無意識のうちに操作ボタンが作動する危険が無い点にある。本発明では伸 縮バーの位置決め・導入を容易にするような形状の開口が突起に形成されている 。本発明の他の利点は、外装（ｈａｂｉｌｌａｇｅ）の簡単な変更で本発明装置 を伸縮バーの導入・取外しが容易なロックとして使用することもできる点にある 。

添付図面は本発明の原理を概念的に例示したものである。

図１はバンド迅速取付は装置の閉鎖状態での断面図。

図２は上記取付は装置の閉鎖状態での底面図。

図３は上記取付は装置の位置決め状態での断面図。

図４は上記取付は装置の中間の導入状態での断面図。

図５は上記取付は装置を構成する突起の１方の側面詳細図。

先ず最初に図１と図２を参照する。伸縮バーはシャフトと、このシャフト１に形 成された円筒形の穴３の中を摺動自在に収容されたロッド２との２つの主要部材 で構成されている。円筒形の穴３の中に収容された弾性部材４は円筒形の穴の底 とロッド２の内側末端との間で圧縮力を加えている。弾性性部材４はバネで構成 することができる。シャフト１は時計バンド部材５の要素の１つの一方の端部に 取付けられている。シャフト１は末端が半球形のビン１０を有しでいる。このビ ン１０は時計ケース１８の穴付き突起１２の内側垂直面に形成された穴１１と係 合する。

ロッド２の外側部分１４は、閉鎖状態において、穴付き突起１５の内側垂直面に 形成された穴１３と係合する。突起１５の下側水平面には半円筒形の位置決め用 開口１７が形成されている。ロッド２の末端１４は位置決め時に位置決め用開口 １７と係合するようになっている。突起１５の内側垂直面には半円筒形の導入用 開口１６が形成されている。この導入用開口１６は突起１５の下側水平面から穴 １３の所まで形成されている。操作ロッド８はロッド２に直角に固定されている 。この操作ロッド８はシャフト１に形成された開口６および時計バンド５に形成 された開ロアを通っている。

操作ロッド８の末端に設けられた操作ボタン９は時計バンド５の下側に配置され 、例えば使用者が指で操作するようになっている。

図３は位置決め状態、すなわら使用者が時計バンド面材の端部を時計ケースの突 起に嵌込む時の状態を示している。第１の段階はビン１０を突起１２の穴１１に 導入する段階である。時計バンド５または操作ボタン９に指の圧力を加えてロッ ド２の末端１４を突起１５の下側水平面に形成された位置決め用開口１７の内部 に入れる。使用者はこの位置決め用開口１７があるので目で見なくても正しい導 入位置を容易に兇付けることができる。

図４は導入状態を示している。この位置ではビン１０が突起１２の穴１１の中に 入ったままになっている。操作ボタン９を指で操作して口・ｌド２を穴の内部に 滑り込ませる。この際、円筒形の穴３の内部に収容された弾性部材４は圧縮され る。これと同時に操作ボタンに加わる上向きの力でロッド２の末端は導入用開口 １６の内部に入り且つそれが穴１３に導入されるまで、すなわち図１、図２に示 す閉鎖状態になるまでその位置に維持される。

図１、図２から分かるように、時計バンドを外す場合には、ロッド２の端Ｒ１４ を穴１３から外すように操作ボタン９を操作すればよいう。

図５は時計ケース１８と一体な突起１５の下側水平面に形成された位置決め用開 口１７と、突起１５の内側垂直面に形成された突起１５の下側水平面から穴１３ まで延びた導入用開口１６との詳細図である。

本発明の取付は装置の材料は本発明の原理とは無関係である。

シャフト、ロッド、突起および時計ケースは例えば鉄または非鉄材料、金等の貴 金属やプラスチック材料または複合材料さらにはセラミック材料で作ることがで きる。

時計バンドの材料も本発明の原理とは無関係であり、本発明の取付は装置は、時 計バンドが変形しない材料で作られているならば種々の材料で作られた任意の時 計バンドに適用することができる。なお、時計バンドと突起との間に機能上の遊 びを残す点を考慮する必要がある。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．時計ケースの穴付き突起（１２）の内側垂直面に形成された穴（１１）と係 合するピン（１０）を有するシャフト（１）と、このシャフト（１）に形成され た円筒形の穴（３）の内部に摺動自在に取付けられたロッド（２）との２つの主 要部材で構成され、円筒形の穴（３）の底とロッド（２）の内側表面とに力を加 えるように円筒形の穴（３）の内部には圧縮弾性部材（４）が配置されている、 時計バンド部材（５）の一端部に取付けられる弾性パーを有する時計バンドの迅 速取付け装置において、 ロッド（２）に操作ロッド（８）が直角に取付けられ、この操作ロッド（８）は シャフト（１）および時計バンド部材（５）の一端に形成された開口（６、７） を通り、時計バンド部材の下側に配置された操作ボタン（９）と一体になってお り、操作ボタン（９）を各種の位置へ動かした時にロッド（２）の末端（１４） が位置調節状態では位置決め用開口（１７）と、導入状態では導入用開口（１６ ）と、さらに閉鎖状態では穴（１３）とそれぞれ係合するようになっており、上 記の開口（１６，１７）および穴（１３）が時計ケースの穴付き突起（１５）に 形成されていることを特徴とする装置。
2. ２．ロッド（２）の端部（１４）とシャフト（１）のピン（１０）の端部とが半 球形をしている請求項１に記載の装置。
3. ３．位置決め用開口（１７）が穴付き突起（１５）の下側水平面に形成されてお り、この開口が半円筒形をしている請求項１に記載の装置。
4. ４．穴付き突起（１５）の内側垂直面に、下側水平面から穴（１３）まで延びた 導入用開口（１６）が形成されており、この開口が半円筒形をしている請求項１ に記載の装置。