JP3465947B2 - 三ツ折れ中留の長さ調整構造 - Google Patents
三ツ折れ中留の長さ調整構造Info
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- JP3465947B2 JP3465947B2 JP01617694A JP1617694A JP3465947B2 JP 3465947 B2 JP3465947 B2 JP 3465947B2 JP 01617694 A JP01617694 A JP 01617694A JP 1617694 A JP1617694 A JP 1617694A JP 3465947 B2 JP3465947 B2 JP 3465947B2
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44C—PERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
- A44C5/00—Bracelets; Wrist-watch straps; Fastenings for bracelets or wrist-watch straps
- A44C5/18—Fasteners for straps, chains or the like
- A44C5/22—Fasteners for straps, chains or the like for closed straps
- A44C5/24—Fasteners for straps, chains or the like for closed straps with folding devices
- A44C5/246—Fasteners for straps, chains or the like for closed straps with folding devices having size adjusting means
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腕時計バンドなどに於
る三つ折れ中留の長さ調整構造に関するものである。
る三つ折れ中留の長さ調整構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】三つ折れ中留のバンド長さ調整構造の従
来技術としては、本願出願人が先に出願した実開平4ー
107612号公報に開示されたものがある。この構造
は、図6の斜視図に示す様に、一端部に中板2と連結し
た表カバー1と、前記表カバー1内を摺動し且つ一端部
が時計バンド3に連結されると共に、他端部が二股状で
内側に対向するように形成されたノコ刃状の歯を有する
スライドコマ4と、前記スライドコマ4の歯に係脱する
案内突起5を備えた2つのプッシュボタン6と、前記プ
ッシュボタン6が内部で摺動すると共に、プッシュボタ
ン6の裏面をカバーし且つ2つのプッシュボタン6を外
方へ拡開するスプリングを配設したプッシュボタン裏カ
バー7とより構成されている。前記表カバー1は表部と
両側部とよりなり、前記両側部に形成された窓穴8に、
前記プッシュボタン裏カバー7に取付けたプッシュボタ
ン6を配設すると共に、前記スライドコマ4の歯に前記
プッシュボタン6の案内突起5を係合させたものであ
る。この構造により、バンドの長さ調整をする場合は、
必要長さだけスライドコマ4を表カバー1内に押し込む
ことでなされ、元の長さに戻す場合は、2つのプッシュ
ボタン6を押した状態(矢印の方向)でスライドコマ4
を表カバー1内から引き出すことでなされる。
来技術としては、本願出願人が先に出願した実開平4ー
107612号公報に開示されたものがある。この構造
は、図6の斜視図に示す様に、一端部に中板2と連結し
た表カバー1と、前記表カバー1内を摺動し且つ一端部
が時計バンド3に連結されると共に、他端部が二股状で
内側に対向するように形成されたノコ刃状の歯を有する
スライドコマ4と、前記スライドコマ4の歯に係脱する
案内突起5を備えた2つのプッシュボタン6と、前記プ
ッシュボタン6が内部で摺動すると共に、プッシュボタ
ン6の裏面をカバーし且つ2つのプッシュボタン6を外
方へ拡開するスプリングを配設したプッシュボタン裏カ
バー7とより構成されている。前記表カバー1は表部と
両側部とよりなり、前記両側部に形成された窓穴8に、
前記プッシュボタン裏カバー7に取付けたプッシュボタ
ン6を配設すると共に、前記スライドコマ4の歯に前記
プッシュボタン6の案内突起5を係合させたものであ
る。この構造により、バンドの長さ調整をする場合は、
必要長さだけスライドコマ4を表カバー1内に押し込む
ことでなされ、元の長さに戻す場合は、2つのプッシュ
ボタン6を押した状態(矢印の方向)でスライドコマ4
を表カバー1内から引き出すことでなされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造においては、プッシュボタン6が表カバー1の窓穴8
内とプッシュボタン裏カバー7内でスライドするように
なっているため、プッシュボタン6の外周が窓穴8とプ
ッシュボタン裏カバー7内との間でそれぞれスキができ
るに設計されている。更に、表カバー1の内面とプッシ
ュボタン裏カバー7の上面とでつくられているスライド
コマ挿入部もスライドコマ4がスライドするようになっ
ているため、スライドコマ4の外周とスライドコマ挿入
部との間にスキができるように設計されている。このよ
うな設計と製作上の加工精度等の関係よりスライドコマ
挿入部にスライドコマ4を挿入した時、スライドコマ挿
入部内でスライドコマ4にガタが生じてしまう。このた
め、スライドコマ挿入部内からスライドコマ4が抜ける
方向に力が加わった場合、ガタのためプッシュボタン6
のプッシュ操作を行わずスライドコマ4のノコ刃状の歯
からプッシュボタン6の案内突起5の係合が外れる問題
があった。また、スライドコマ挿入部内にスライドコマ
4を挿入する時もガタのため、スライドコマ4をスムー
ズに挿入できず操作性に問題があった。
造においては、プッシュボタン6が表カバー1の窓穴8
内とプッシュボタン裏カバー7内でスライドするように
なっているため、プッシュボタン6の外周が窓穴8とプ
ッシュボタン裏カバー7内との間でそれぞれスキができ
るに設計されている。更に、表カバー1の内面とプッシ
ュボタン裏カバー7の上面とでつくられているスライド
コマ挿入部もスライドコマ4がスライドするようになっ
ているため、スライドコマ4の外周とスライドコマ挿入
部との間にスキができるように設計されている。このよ
うな設計と製作上の加工精度等の関係よりスライドコマ
挿入部にスライドコマ4を挿入した時、スライドコマ挿
入部内でスライドコマ4にガタが生じてしまう。このた
め、スライドコマ挿入部内からスライドコマ4が抜ける
方向に力が加わった場合、ガタのためプッシュボタン6
のプッシュ操作を行わずスライドコマ4のノコ刃状の歯
からプッシュボタン6の案内突起5の係合が外れる問題
があった。また、スライドコマ挿入部内にスライドコマ
4を挿入する時もガタのため、スライドコマ4をスムー
ズに挿入できず操作性に問題があった。
【0004】本発明の目的は、上記の問題を解決し、ス
ライドコマ挿入部とスライドコマ4とのガタを極めて少
なくし、ノコ刃状の歯と案内突起との係合を確実なもの
とすると共に、スライドコマ挿入部内でスライドコマが
スムーズにスライドできるようにし、操作性の向上を図
った三つ折れ中留の長さ調整構造を提供することにあ
る。
ライドコマ挿入部とスライドコマ4とのガタを極めて少
なくし、ノコ刃状の歯と案内突起との係合を確実なもの
とすると共に、スライドコマ挿入部内でスライドコマが
スムーズにスライドできるようにし、操作性の向上を図
った三つ折れ中留の長さ調整構造を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、以下の
通りである。すなわち、請求項1に記載された通り、
「三ツ折れ中留の表カバーに備えられる長さ調整構造で
あり、一端部が時計バンドに連結され、ノコ刃状の歯を
有するスライドコマと、スライドコマの歯に係脱する案
内突起を備えるプッシュボタンと、プッシュボタンを外
方へ拡開するスプリングと、プッシュボタンとスプリン
グとを収納し、プッシュボタンの裏面をカバーするプッ
シュボタン裏カバーと、を備え、表カバー内面で、かつ
プッシュボタン裏カバーの少なくとも一端近傍に回転可
能に取り付けられるスライドコマ押さえ部材をさらに含
み、このスライドコマ押さえ部材は、スライドコマと接
触する略円筒状の基部と、この基部内に配設したスプリ
ングと、この基部の両端に配置されると共にスプリング
により外側に押圧されて表カバーに取り付けられる軸部
と、を備えており、スライドコマ押さえ部材と表カバー
内面とでできたスライドコマ挿入部に、スライドコマが
入出できるようにしたものである。さらに、本発明は、
請求項2に記載された通り、請求項1に記載されたスラ
イドコマ押さえ部材に代えて、「スライドコマと接触す
る略円筒状の基部と、この基部の両端に配置されて表カ
バーに取り付けられる軸部と、さらにこの基部の中央部
に形成された径小部と、」を備えたスライドコマ押さえ
部材を用いることができる。
通りである。すなわち、請求項1に記載された通り、
「三ツ折れ中留の表カバーに備えられる長さ調整構造で
あり、一端部が時計バンドに連結され、ノコ刃状の歯を
有するスライドコマと、スライドコマの歯に係脱する案
内突起を備えるプッシュボタンと、プッシュボタンを外
方へ拡開するスプリングと、プッシュボタンとスプリン
グとを収納し、プッシュボタンの裏面をカバーするプッ
シュボタン裏カバーと、を備え、表カバー内面で、かつ
プッシュボタン裏カバーの少なくとも一端近傍に回転可
能に取り付けられるスライドコマ押さえ部材をさらに含
み、このスライドコマ押さえ部材は、スライドコマと接
触する略円筒状の基部と、この基部内に配設したスプリ
ングと、この基部の両端に配置されると共にスプリング
により外側に押圧されて表カバーに取り付けられる軸部
と、を備えており、スライドコマ押さえ部材と表カバー
内面とでできたスライドコマ挿入部に、スライドコマが
入出できるようにしたものである。さらに、本発明は、
請求項2に記載された通り、請求項1に記載されたスラ
イドコマ押さえ部材に代えて、「スライドコマと接触す
る略円筒状の基部と、この基部の両端に配置されて表カ
バーに取り付けられる軸部と、さらにこの基部の中央部
に形成された径小部と、」を備えたスライドコマ押さえ
部材を用いることができる。
【0006】
【実施例】以下本発明を図面に基づいて詳細に説明す
る。図1から図5は、本発明の一実施例を示し、図1は
中留装置の全体を示す斜視図、図2は中留装置の断面
図、図3は中留装置の分解斜視図、図4及び図5はそれ
ぞれ形状が異なったスライドコマ押さえ部材の斜視図で
ある。
る。図1から図5は、本発明の一実施例を示し、図1は
中留装置の全体を示す斜視図、図2は中留装置の断面
図、図3は中留装置の分解斜視図、図4及び図5はそれ
ぞれ形状が異なったスライドコマ押さえ部材の斜視図で
ある。
【0007】三ツ折れ中留装置は、時計バンドと連結す
る裏板と、前記裏板と軸支する中板と、前記中板と軸支
し、バンド長さ調整機構を備えた表カバー20とからな
っており、裏板と中板は、公知の三ツ折れ中留のものと
同じである。
る裏板と、前記裏板と軸支する中板と、前記中板と軸支
し、バンド長さ調整機構を備えた表カバー20とからな
っており、裏板と中板は、公知の三ツ折れ中留のものと
同じである。
【0008】次に、バンド長さ調整機構を備えた三ツ折
れ中留の表カバー20について説明する。前記表カバー
20は、略コの字型で表部20aと両側部20bとより
なり、前記両側部20bの一端側には、後述するプッシ
ュボタン25,26のボタン部29が配設される窓穴3
0とスライドコマ押さえ部材32が取り付けられる穴3
1とがそれぞれ形成されている。
れ中留の表カバー20について説明する。前記表カバー
20は、略コの字型で表部20aと両側部20bとより
なり、前記両側部20bの一端側には、後述するプッシ
ュボタン25,26のボタン部29が配設される窓穴3
0とスライドコマ押さえ部材32が取り付けられる穴3
1とがそれぞれ形成されている。
【0009】表カバー20内のバンド長さ調整機構は、
一端部が時計バンド21に連結されると共に、他端部の
内面が二股状で内側に対向するように形成されたノコ刃
状の歯22を有するスライドコマ23と、前記スライド
コマ23の歯22に係脱する案内突起24を備え、前記
表カバー20の前記窓穴30に取り付けられた2つのプ
ッシュボタン25,26と、前記プッシュボタン25,
26が内部で摺動すると共に、プッシュボタン25,2
6の裏面をカバーし且つ2つのプッシュボタン25,2
6を外方へ拡開するスプリング27を配設したプッシュ
ボタン裏カバー28と、前記プッシュボタン裏カバー2
8の一端の近傍または両端の近傍で前記穴31に取り付
けられたスライドコマ押さえ部材32とよりなり、前記
スライドコマ23の歯22に前記プッシュボタン25,
26の案内突起24を係合させるようになっている。ま
た、前記スライドコマ23内面の歯22の形状は、斜面
となった案内面32と直角となったストップ面33から
できている。
一端部が時計バンド21に連結されると共に、他端部の
内面が二股状で内側に対向するように形成されたノコ刃
状の歯22を有するスライドコマ23と、前記スライド
コマ23の歯22に係脱する案内突起24を備え、前記
表カバー20の前記窓穴30に取り付けられた2つのプ
ッシュボタン25,26と、前記プッシュボタン25,
26が内部で摺動すると共に、プッシュボタン25,2
6の裏面をカバーし且つ2つのプッシュボタン25,2
6を外方へ拡開するスプリング27を配設したプッシュ
ボタン裏カバー28と、前記プッシュボタン裏カバー2
8の一端の近傍または両端の近傍で前記穴31に取り付
けられたスライドコマ押さえ部材32とよりなり、前記
スライドコマ23の歯22に前記プッシュボタン25,
26の案内突起24を係合させるようになっている。ま
た、前記スライドコマ23内面の歯22の形状は、斜面
となった案内面32と直角となったストップ面33から
できている。
【0010】図3においてスライドコマ押さえ部材32
は、プッシュボタン裏カバー28の両端の近傍にそれぞ
れ一つ回転可能に取り付けられて、スライドコマ23の
ガタをなくし、スライドコマ23がスムーズに入出でき
るようになっているが、プッシュボタン裏カバー28一
端の近傍に一つだけ取り付けても同様の効果が得られ
る。また、スライドコマ押さえ部材32の形状は、表カ
バー20に回転可能に取り付けられる径小の軸部34が
両端に、スライドコマ23の下面と接触する径大で円筒
状の基部33とからなっている。(図4参照)
は、プッシュボタン裏カバー28の両端の近傍にそれぞ
れ一つ回転可能に取り付けられて、スライドコマ23の
ガタをなくし、スライドコマ23がスムーズに入出でき
るようになっているが、プッシュボタン裏カバー28一
端の近傍に一つだけ取り付けても同様の効果が得られ
る。また、スライドコマ押さえ部材32の形状は、表カ
バー20に回転可能に取り付けられる径小の軸部34が
両端に、スライドコマ23の下面と接触する径大で円筒
状の基部33とからなっている。(図4参照)
【0011】また、スライドコマ押さえ部材32の他の
形状としては、図4に示したスライドコマ押さえ部材3
2の基部36の中央部に径小部35部を形成し、スライ
ドコマ23との接触面積を少なくし、表カバー20内に
よりスムーズにスライドコマ23の入出できるようにし
たものや(図5参照)、両端の軸部をピボットにし、基
部内に配設したスプリングによりピボットを外側に押圧
させ、ピボットを基部より出没自在で若干の偏芯回転が
できるようにし、表カバー20内にスライドコマ23の
入出を更にスムーズにできるようにしたものもある。
(図示せず)
形状としては、図4に示したスライドコマ押さえ部材3
2の基部36の中央部に径小部35部を形成し、スライ
ドコマ23との接触面積を少なくし、表カバー20内に
よりスムーズにスライドコマ23の入出できるようにし
たものや(図5参照)、両端の軸部をピボットにし、基
部内に配設したスプリングによりピボットを外側に押圧
させ、ピボットを基部より出没自在で若干の偏芯回転が
できるようにし、表カバー20内にスライドコマ23の
入出を更にスムーズにできるようにしたものもある。
(図示せず)
【0012】次に時計バンド21の長さ調整の方法につ
いて説明する。前記表カバー20の内面と前記スライド
コマ押さえ部材32とでつくられているスライドコマ挿
入部に挿入されているスライドコマ23は、歯22にプ
ッシュボタン25,26の案内突起24が係合されてい
る。時計バンド21の長さを短く調整するには、スライ
ドコマ23を表カバー20内に押し込むことで所定の長
さにすることが出来る。この時、スライドコマ23に形
成された歯22の案内面32をプッシュボタン25に形
成されている案内突起24が摺動し、所定の長さになっ
たところでスライドコマ23の押し込みを中止すると案
内突起24が歯22のストップ面33に係合し、スライ
ドコマ23が表カバー20より抜けなくなる。また、長
さを短く調整した時計バンド21を再び長くする場合
は、歯22のストップ面33と案内突起24の係合を解
除すればよいのであるから、両方のプッシュボタン2
5,26のボタン部29を押しながらスライドコマ23
を表カバー20から引き抜く方向に力を加えることでな
される。
いて説明する。前記表カバー20の内面と前記スライド
コマ押さえ部材32とでつくられているスライドコマ挿
入部に挿入されているスライドコマ23は、歯22にプ
ッシュボタン25,26の案内突起24が係合されてい
る。時計バンド21の長さを短く調整するには、スライ
ドコマ23を表カバー20内に押し込むことで所定の長
さにすることが出来る。この時、スライドコマ23に形
成された歯22の案内面32をプッシュボタン25に形
成されている案内突起24が摺動し、所定の長さになっ
たところでスライドコマ23の押し込みを中止すると案
内突起24が歯22のストップ面33に係合し、スライ
ドコマ23が表カバー20より抜けなくなる。また、長
さを短く調整した時計バンド21を再び長くする場合
は、歯22のストップ面33と案内突起24の係合を解
除すればよいのであるから、両方のプッシュボタン2
5,26のボタン部29を押しながらスライドコマ23
を表カバー20から引き抜く方向に力を加えることでな
される。
【0013】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よればプッシュボタン裏カバーの近傍にスライドコマ押
さえ部材が配設されているので、スライドコマをスムー
ズに挿することができ、腕に時計を装着したままで自由
自在に時計バンドの長さ調整が、スライドコマを押すこ
とで簡単に且つ確実に短くすることができると共に、誤
ってスライドコマに引っ張りの力が加わっても案内突起
と歯の係合が解除されることがない。また、時計バンド
を長くする際は、プッシュボタンのボタン部を押しなが
らスライドコマを表カバーから引き抜く方向に力を加え
ることで、簡単に且つ確実に長く出来る。その上、構造
が簡単であるので、組立性や外観品質も優れている。
よればプッシュボタン裏カバーの近傍にスライドコマ押
さえ部材が配設されているので、スライドコマをスムー
ズに挿することができ、腕に時計を装着したままで自由
自在に時計バンドの長さ調整が、スライドコマを押すこ
とで簡単に且つ確実に短くすることができると共に、誤
ってスライドコマに引っ張りの力が加わっても案内突起
と歯の係合が解除されることがない。また、時計バンド
を長くする際は、プッシュボタンのボタン部を押しなが
らスライドコマを表カバーから引き抜く方向に力を加え
ることで、簡単に且つ確実に長く出来る。その上、構造
が簡単であるので、組立性や外観品質も優れている。
【図1】本発明の一実施例を示す中留装置の全体を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本発明の中留装置の断面図である。
【図3】本発明の中留装置の分解斜視図である。
【図4】本発明のスライドコマ押さえ部材の斜視図であ
る。
る。
【図5】本発明のスライドコマ押さえ部材の斜視図であ
る。
る。
【図6】従来例の中留装置の全体を示す斜視図である。
20 表カバー
20a 表部
20b 側部
21 時計バンド
22 歯
23 スライドコマ
24 案内突起
25 プッシュボタン
26 プッシュボタン
27 スプリング
28 プッシュボタン裏カバー
29 ボタン部
30 窓穴
31 穴
32 スライドコマ押さえ部材
33 基部
34 軸部
35 径小部
Claims (3)
- 【請求項1】 三ツ折れ中留の表カバーに備えられる長
さ調整構造であり、 一端部が時計バンドに連結され、ノコ刃状の歯を有する
スライドコマと、 スライドコマの歯に係脱する案内突起を備えるプッシュ
ボタンと、 プッシュボタンを外方へ拡開するスプリングと、 プッシュボタンとスプリングとを収納し、プッシュボタ
ンの裏面をカバーするプッシュボタン裏カバーと、 を備え、 表カバー内面で、かつプッシュボタン裏カバーの少なく
とも一端近傍に回転可能に取り付けられるスライドコマ
押さえ部材をさらに含み、 このスライドコマ押さえ部材は、 スライドコマと接触する略円筒状の基部と、 この基部内に配設したスプリングと、 この基部の両端に配置され、スプリングにより外側に押
圧され、基部より出没自在であって、表カバーに取り付
けられる軸部と、 を備え、 スライドコマ押さえ部材と表カバー内面とでできたスラ
イドコマ挿入部に、スライドコマが入出できるようにし
た 三ツ折れ中留の長さ調整構造。 - 【請求項2】 三ツ折れ中留の表カバーに備えられる長
さ調整構造であり、 一端部が時計バンドに連結され、ノコ刃状の歯を有する
スライドコマと、 スライドコマの歯に係脱する案内突起を備えるプッシュ
ボタンと、 プッシュボタンを外方へ拡開するスプリングと、 プッシュボタンとスプリングとを収納し、プッシュボタ
ンの裏面をカバーするプッシュボタン裏カバーと、 を備え、 表カバー内面で、かつプッシュボタン裏カバーの少なく
とも一端近傍に回転可能に取り付けられるスライドコマ
押さえ部材をさらに含み、 このスライドコマ押さえ部材は、 スライドコマと接触する略円筒状の基部と、 この基部の両端に配置されて表カバーに取り付けられる
軸部と、 さらにこの基部の中央部に形成された径小部と、 を備えており、 スライドコマ押さえ部材と表カバー内面とでできたスラ
イドコマ挿入部に、スライドコマが入出できるようにし
た三ツ折れ中留の長さ調整構造。 - 【請求項3】 請求項1、あるいは2のいずれかに記載
の三ツ折れ中留の長さ調整構造であって、 スライドコマ押さえ部材が、プッシュボタン裏カバーの
両端の近傍に取り付けられる三ツ折れ中留の長さ調整構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01617694A JP3465947B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 三ツ折れ中留の長さ調整構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01617694A JP3465947B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 三ツ折れ中留の長さ調整構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07222611A JPH07222611A (ja) | 1995-08-22 |
JP3465947B2 true JP3465947B2 (ja) | 2003-11-10 |
Family
ID=11909206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01617694A Expired - Fee Related JP3465947B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 三ツ折れ中留の長さ調整構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3465947B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103976529A (zh) * | 2013-02-13 | 2014-08-13 | 奥米加股份有限公司 | 用于表链的扣钩 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002074124A1 (fr) | 2001-03-19 | 2002-09-26 | Citizen Watch Co., Ltd. | Dispositif de reglage de la longueur d'une parure en forme de bande |
EP1920673A1 (fr) * | 2006-11-09 | 2008-05-14 | Cornu & Cie Sa | Fermoir de bracelet à boucle déployante |
CN107692417B (zh) * | 2017-09-30 | 2023-11-07 | 天王电子(深圳)有限公司 | 表扣和手表 |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP01617694A patent/JP3465947B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103976529A (zh) * | 2013-02-13 | 2014-08-13 | 奥米加股份有限公司 | 用于表链的扣钩 |
CN105029841A (zh) * | 2013-02-13 | 2015-11-11 | 奥米加股份有限公司 | 用于表链的扣钩 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07222611A (ja) | 1995-08-22 |
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