JPH05211912A - 時計バンド、ブレスレット、他の装身具などのための閉鎖装置 - Google Patents

時計バンド、ブレスレット、他の装身具などのための閉鎖装置

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JPH05211912A
JPH05211912A JP4158855A JP15885592A JPH05211912A JP H05211912 A JPH05211912 A JP H05211912A JP 4158855 A JP4158855 A JP 4158855A JP 15885592 A JP15885592 A JP 15885592A JP H05211912 A JPH05211912 A JP H05211912A
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JP
Japan
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closure device
movable plate
latch
frame
spring
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JP4158855A
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Fernando Fontana
フェルナンド・フォンターナ
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GTF Srl
JI T F SARL
Original Assignee
GTF Srl
JI T F SARL
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Publication date
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    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44CPERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
    • A44C5/00Bracelets; Wrist-watch straps; Fastenings for bracelets or wrist-watch straps
    • A44C5/18Fasteners for straps, chains or the like
    • A44C5/22Fasteners for straps, chains or the like for closed straps
    • A44C5/24Fasteners for straps, chains or the like for closed straps with folding devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/21Strap tighteners
    • Y10T24/2143Strap-attached folding lever
    • Y10T24/2155Jewelry-watch straps
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/21Strap tighteners
    • Y10T24/2166Jewelry

Abstract

(57)【要約】 【目的】 時計を手首の部分から迅速に取り外すことが
できるように、閉鎖装置を開くと同時に、バンドの枝を
解放できるようにする。 【構成】 閉鎖装置10は、アーム12と、中央掛け金
20に挿入できるように設計したフック18を有する2
つの対向するアーム14とから成る。掛け金20は、下
側がベースによってまた上側が横片30によって制限さ
れる。そして、この掛け金20の中には、両側開口3
2,36と中央開口とを有する可動板28が滑動できる
方法で配置される。中央開口はばねを受け入れ、一方両
側開口32,36はアーム14のフック18と係合され
る。可動板28の端28′は外向きに人為的に引っ張ら
れ、これとほとんど同時にバンドの枝に結合されている
アーム14の解放が生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、時計バンド,ブレスレット,他
の装身具などのためのジョイントポケットブック型閉鎖
装置に関する。
【0002】例えば、腕時計には異なる材料で作られて
種々の構造とされている多くのバンドが関連して用いら
れる。金属バンド(高価な時計に用いられる金属バンド
は時計の価格をさらに高くする要素として企てられてい
る)は、バンドの2つの対向する枝のための接続手段に
おいて、基本的に異なる2つの型式に区別される。すな
わち、一方の型式は、バンドにおいて、バンドを開く時
にその枝の完全な分離を要求する。また、他方の型式
は、バンドの2つの枝が常に一緒に接続されているが、
しかし、手首の部分から時計を取り外すことができるよ
うに部分的に開くことを要求する。
【0003】この後者の型式のバンドを用いれば、時計
を手首の部分に取り付けたり又は時計を手首の部分から
取り外す時に、時計が思いがけなく落下して、時計が損
傷する危険性をなくすことができる。
【0004】このような型式のすでに知られているバン
ドの接続手段は、一般に、“ポケットブッグ”型と呼ば
れている閉鎖装置を構成するようにバンドの2つの対向
する枝にヒンジ止めされている2つの対向するアーチ型
薄板から作られている。そして、これらアーチ形薄板
は、従来、閉鎖装置を実質的に構成する主要構体に特別
に形成した座部に、バンドの閉じにより係合するように
設計されたフックを具備している。
【0005】これらの閉鎖装置は、しかし、一般に、バ
ンドを開くにあたって、使用者にバンド枝の各端を別々
に操作して、これら枝の端を前記した座部から離すよう
にすることを要求する欠点を有する。このような操作
は、通常容易でなくて時間がかかり、したがって好まし
いものではない。
【0006】それ故、本発明の目的は、このような従来
の欠点を除去することにある。すなわち、本発明は、時
計バンド,ブレスレット,他の装身具などのためのジョ
イントポケットブック型閉鎖装置に生じる問題を解決
し、バンドの両枝を閉鎖装置に効果的な方法で接続し
て、例えば時計を手首の部分から迅速に取り外すことが
できるように閉鎖装置を開くと同時に、バンドの枝を解
放することができるようにしたことを特徴とする。
【0007】特に、本発明の利点は、一対の締付け部材
が同時に駆動されて、バンドの2つの対向する枝を正確
に整列させ、これら枝を製作及び組立が容易な中央掛け
金に結合することにある。
【0008】以下添付図面を参照して、本発明の幾つか
の実施例について詳述する。
【0009】図1〜図5は本発明の一実施例を示す。図
1において、時計バンド,ブレスレット,他の装身具な
どのためのジョイントポケットブック型閉鎖装置は、参
照符号10によって総括的に示されている。この閉鎖装
置10は、基本的に、アーチ形の支持フレーム12と2
つの対向するアーム14とを包含し、2つのアーム14
はフレーム12の両端に符号16及び16′で示す支点
の所でピン(図示せず)によって接続される。これらア
ーム14は、実質的にさしがねの形のフック18と好適
にはフレーム12の中央部に設けられている掛け金20
とを具備している。図1及び図3には、2つの対向する
アーム14のうち、一方のアーム14のみしか示されて
いないが、フレーム12の反対側の端に符号16′で示
す支点の所で図示していない他方のアーム(14)がピ
ンによって接続されるものである。フレーム12は、手
首の部分に良好にかつ最適に適合できるようにアーチ形
とされている。
【0010】後で詳細に説明する閉鎖装置10の作用を
明らかにするために、アーム14は、図3に破線でも示
されており、この位置はアーム14がフレーム12に組
合わされて、そのフック18が掛け金20に掛止される
位置に近い位置である。各アーム14は、フレーム12
と同様なアーチ形の薄板に作られていると共に、フレー
ム12の幅よりも小さい幅を有し、これにより各アーム
14をフレーム12の内方部分に部分的に重なることな
しに収容することができるようになっている。フック1
8が取り付けられるアーム14の端において、フック1
8と反対面側の位置のアーム14の部分には円筒形要素
22が取り付けられており、この円筒形要素20はアー
ム14を金属バンドの対応する枝(図示せず)に接続す
るピンを受け入れるように設計されている。
【0011】上記した中央掛け金20は、手首の部分が
接触する側であるフレーム12の片側で、フレーム12
の中央部分に一体的に設けられたベース24から成る。
このベース24は、フレーム12に例えば溶接によって
取り付けることもできる。以上述べた手段によれば、使
用者にうるさがられないような最小の寸法で、手首の部
分が接触する側に突出する箱形容器が形成される。
【0012】図3に示されているように、フレーム12
を構成するブランチ12′には開口26が穿設されてお
り、この開口26を通して、図4及び図5に示すように
さしがねのような形状とされた可動板28が箱形容器に
挿入される。この可動板28は箱形容器にいったん挿入
されると、ベース24によって下方が制限され、またフ
レーム12に一体に設けた横片30によって上方が制限
される。
【0013】上記可動板28は3つの平行な貫通開口3
2,34及び36を有し、これら開口は例えばひし形と
されるが、これに限定されるものではない。同一の開口
32と36とは、可動板28の両側に配列され、また可
動板28の中央に配列されている開口34よりも長く、
さらに後述するように閉鎖装置を閉じるときにアーム1
4の端のフック18を引っ掛けるのを助けるように設計
されている、座ぐりをしたベベル38を有している。
【0014】可動板28を箱形容器に挿入する前に、可
動板28の開口34にはばね42が収容される。この開
口34内のばね42を具備する可動板28は、それか
ら、箱形容器に挿入され、その後、その座部に、ベース
24に貫通して設けたねじ切り部に挿入したねじ40又
はピンなどの他の同等の保持要素により止められる。
【0015】箱形容器から突出する可動板28の端部分
28′は、この可動板28を滑動させるためのつかみ部
を構成し、開口34内に配置したばね42の抵抗力に打
ち勝って可動板28を制限した距離だけ外側に引張るこ
とができる。前記ばね42は、可動板28の端部分2
8′をつかむのを止めて解放した後は、可動板28をそ
の元の位置に戻す。上記したベース24のねじ切り部に
挿入したねじ40は、可動板28を箱形容器内に保持す
るに加え、開口34内に配置したばね42のためのバリ
ヤを構成する。
【0016】閉鎖装置10の開きによりバンドの枝を同
時に解放することができる閉鎖装置10の作用につい
て、以下に詳述する。図3は、符号16,16′で示す
所に支点を持つ2つの対向するアーム14の一方を矢印
Aで示す方向に回転移動させた状態を示し、該アーム1
4は完全な閉鎖位置に近い位置にもたらされている状態
を破線で示されている。
【0017】前記アーム14がフレーム12内に折り畳
みされると、各アーム14の一端に設けられているフッ
ク18は、可動板28に形成されている、対応するひし
形の開口32又は36と対面する。例えば、図1及び図
3に示されている一方のアーム14のフック18は、図
4及び図5に拡大して詳細に示されている可動板28の
開口32と対面する。
【0018】そして、フック18のところでアーム14
にわずかな力を及ぼすことにより、可動板28は一時的
に外向きにちょっとだけ露出される。なぜなら、開口3
4に配置されているばね42の抵抗力が該力に負かされ
るからである。その結果、開口32及び36も、また、
外向きに動き、フック18の端18′を座ぐりをしたベ
ベル38によって助けられながら前記開口32,36に
収容させることができる。
【0019】その後すぐに、開口34に配置されている
ばね42が可動板28を引っ込め、これにより可動板2
8はその元の位置に戻される。したがって、フック18
の端18′が可動板28の下に配置されるように導びか
れるので、フレーム12へのアーム14の確実な掛止が
行われる。
【0020】一方、閉鎖装置10及びそれ故バンドの開
放は、非常に簡単にかつ迅速に行われる。すなわち、可
動板28の露出している部分28′を引っ込めるだけ
で、開口32及び36が引っ込み、これによりフック1
8が自由にされるので、アーム14の即座の解放が生じ
る。
【0021】次に、図6,図7,図8及び図9は、本発
明による閉鎖装置の他の実施例を示す。前述した閉鎖装
置10と同様に、図6に符号50によって総括的に示さ
れている本実施例による閉鎖装置は、基本的に、アーチ
形の支持フレーム52と、それぞれフック58を有する
2つの対向するアーム54とから成り、これらアーム5
4はフレーム52に符号56及び56′で示されている
支点の所のピンにより及び中央掛け金60により接続さ
れる。フック58が設けられているアーム54の端にお
いて、該フック58と反対面側の部分に設けられている
円筒形要素62には、図示していない金属バンドの枝に
アーム54を接続するためのピンが挿入される。
【0022】掛け金60は、好適にはフレーム52の中
央部分に設けられている。この掛け金60はベース64
から成り、ベース64は多少曲がった後縁を有して、一
側部及び上方頭部に開口する箱形容器を作る。このベー
ス64は、フレーム52に、手首の部分が接触する側で
溶接又は他の同等の手段によって一体に設けられてい
る。前記溶接はフレーム52に接触するベース64の部
分の全体又は一部分のみに施すことができる。
【0023】前記箱形容器内には実質的に矩形状の可動
板66が挿入され、この可動板66の端68は箱形容器
から露出している。可動板66の端68は、後述するよ
うに、閉鎖装置50を開くときに、閉鎖装置の操作押し
ボタンを構成する。可動板66は2つの平行な開口7
0,70′を有し、これら開口70,70′は好適には
ひし形のような形状とされて、フレーム52の上側部と
面する。いったん可動板66が箱形容器内に挿入される
と、前記可動板66は、ベース64によって下側が制限
されると共に、フレーム52に一体に設けられた横片7
2によって上側が制限される。
【0024】箱形容器の内側の底部には、弾性薄板のば
ね(図示せず)が収容され、このばねは可動板66に、
その端部分68と反対側の端で対面する。可動板66が
箱形容器の座部からすべるのを防止するために、可動板
66には、内側からフレーム52に接するように設計さ
れた適当な突出部が設けられる。
【0025】図6に示されるように開口70と70′と
の間の可動板66の部分に形成した適当な空どう部に接
するピン74の手段によって、又は横片72に形成した
貫通座部、空どうの形の可動板66及びベース64に挿
入したねじ又は同種の要素の手段により、前述した突出
部の場合と同様な結果が有効に成し遂げられる。
【0026】バンドの枝を安全に閉鎖することができ、
また閉鎖装置50の開きによりバンドの枝を同時に解放
することができる閉鎖装置50の作用について、以下に
述べる。図7は、2つの対向するアーム54の一方を矢
印Aで示す方向に回転移動させた状態を示し、該アーム
54は完全な閉鎖位置に近い位置にもたらされている状
態を破線で示されている。アーム54が後方に折り畳ま
れることにより各アーム54の端に設けられているフッ
ク58は、可動板66に設けられている、対応する開口
70又は70′に対面するように導かれる。
【0027】そして、アーム54にわずかな力を及ぼす
ことにより、箱形容器の底部に配置されているばねの抵
抗力に打ち勝って、フック58でもって可動板66の引
っ込みを生じさせ、これにより可動板66は箱形容器内
に制限した範囲でさらに挿入される。このような方法に
よって、開口70及び70′はほとんどその全体が露出
される。図6において、開口70,70′がこの状態に
もたらされている状態が破線で示されている。フック5
8の端58′は、それ故、開口70及び70′に収容さ
れる。以上述べた作用は、フック58の端58′の放射
状構造によって、一層容易とされる。その後すぐに、前
記開口70,70′の開きは元の大きさに戻される。ば
ねが再び可動板66を外向きに押し、可動板66をフッ
ク58の下に部分的に挿入する。
【0028】反対の作用,すなわち閉鎖装置50を開く
作用は、非常に容易にかつ即座に行われる。すなわち、
可動板66の押しボタンである、露出している端68に
ちょっとした力を及ぼすことにより、ひし形の開口70
及び70′が瞬間的に広げられ、その結果2つの対向す
るアーム54の解放が瞬間的に生じ、フック58がそれ
から自由にになって、再び立ち上がる。
【0029】次に、図10、図11及び図12は本発明
による閉鎖装置の更に他の実施例を示す。図10に符号
80によって総括的に示されている本実施例による閉鎖
装置は、前述した閉鎖装置10,50と同様に、アーチ
形の支持フレーム82と2つの対向するアーム84とか
ら成り、これらアーム84はフレーム82の両端に符号
86,86′で示す支点の所で接続されている。各アー
ム84は、また、一部分を断面にした平面図である図1
2に詳細に示されている中央掛け金90に加えて、実質
的にさしがねの形のフック88を一端に具備している。
【0030】図10及び図12は種々の部材を具備する
閉鎖装置80の側面図及び平面図であり、これら図には
2つの対向するアーム84の一方が一例として示されて
いるが、フレーム82の反対側端に図示していない他方
のアーム(84)が符号86′の支点の所で接続される
ものであることを理解すべきである。図示されている前
記アーム84は、また、図10では、前述した閉鎖装置
80の閉鎖作用を明らかにするために、ほぼ完全にひっ
くり返った状態を破線で示されている。各アーム84
は、その一端92に、バンドの一対の金属枝(図示せ
ず)の各々に各アーム84を接続するピンを挿入するた
めの適当な円筒形要素を具備している。
【0031】制限された高さを有すると共に一側部が開
口し、かつ好適には実質的に平行六面体の形の中央掛け
金90は、フレーム82の上部分に溶接又は他の同等の
手段によって設けられている。この掛け金90は、フレ
ーム82の、手首の部分が接触する側と反対の側に位置
される。掛け金90は、また、その内部に一対の正反対
の形状にした板94,94′と、これら板94,94′
間に配置したばね96と、押しボタン98とを有する。
押しボタン98は、容器112の開口正面側から一部分
が露出して、掛け金90の駆動部材を構成する。
【0032】前記容器112の両側面部の各々にはスリ
ットが形成されており、各スリットを通して各板94,
94′の一部分100,102が露出している。各板9
4,94′の、前記一部分100,102の位置と反対
側の位置には、それぞれ凹面座部104が設けられてお
り、各凹面座部104の中には好適にはV字のような形
状にしたばね96の開放端が収容される。
【0033】容器112は、また、ねじ又は他の同等の
手段でもって該容器112に取り付けられたカバー(図
示せず)を具備している。そして、このカバーの内側に
は押しボタン98のためのストライカが具備されてお
り、それ故押しボタン98は容器112から滑り出るこ
とはできない。押しボタン98は、その結果、ばね96
及び一対の板94,94′を適所に正確に保持すること
ができる。この場合、板94,94′は容器112内で
すでにかなり安定して保持されている。なぜなら、これ
ら板94,94′の一部分100,102が、ばね96
によって容器112の両側面部に形成されているスリッ
トを通して外向きに押されているからである。
【0034】以上述べた掛け金90を作る種々の部材の
配置は、掛け金90を迅速に組立てることができる点
で、特に利益があるものである。板94,94′は押し
ボタン98と接触する区域106を有し、これら区域1
06は押しボタン98の内側に設けた傾斜部分と整合す
る傾斜部分とされている。
【0035】次に、以上述べた閉鎖装置80の作用につ
いて説明する。図10及び図11に示されているよう
な、閉鎖装置80が開いている状態から説明を開始する
と、閉鎖装置80は、2つの対向するアーム84を回転
させて内向きに後方に折り畳むだけで、迅速に閉じ状態
にもたらされる。図10は、アーム84が矢印Aによっ
て示す方向にしだいに回転されている状態を破線で示し
ている。
【0036】そして、2つの対向するアーム84が掛け
金90に接触すると、各アーム84のフック88が一対
の正反対の形状とされた板94,94′の、容器112
から露出した対応する一部分100及び102と対面す
る。そして、わずかな力を及ぼして、この力がばね96
の抵抗力に打ち勝つことにより、ばね96が圧縮され
て、板94,94′が容器112内に瞬間的に戻され
る。その後すぐに、ばね96は解放されるので、板9
4,94′の一部分100,102は容器112から露
出して、フック88の上に横たわるように動き、フック
88の座部88′に挿入される。
【0037】アーム84とフレーム82との間の正確な
組合せを助けるために、フレーム82に、板94,9
4′の一部分100,102より上方又は下方にして、
アーム84の端部分110のためのストライカ座部又は
ベース108を設けることができる。
【0038】このようにして閉じられた閉鎖装置80
は、容器112から突出している押しボタン98によっ
て開かれる。すなわち、押しボタン98を押すことによ
り、同時に板94,94′の一部分100,102は一
時的に内方に戻される。この作用は、押しボタン98の
内側部分と、板94,94′に設けた部分106との補
足し合う形状によって、容易に行われる。すなわち、前
記押しボタン98は板94,94′の部分106のとこ
ろで滑動し、これにより容器112から露出していた板
94,94′の一部分100,102が瞬間的に容器1
12内に戻る。その結果、フック88は自由となって上
方に戻り、閉鎖装置80が開かれる。
【0039】前述した説明から、本発明の多くの利益が
明らかになったであろう。掛け金から露出する押しボタ
ンの圧縮又は部分的な露出という単一な作用によって、
バンドの2つの対向する枝に接続されている2つの対向
するアームのフックを同時に解放し、その結果閉鎖装置
の迅速な開放が成し遂げられる。そして、前述したすべ
ての実施例における閉鎖装置の閉じも、有効に行われ
る。一例として最後に提案した中央掛け金は、構造が簡
単であること及び組立が迅速に行えるという特徴もあ
る。
【0040】以上本発明を添付図面に例示した実施例に
基づいて詳述したが、これら実施例は本発明を決して限
定するものではなく、種々の変形が本発明の範囲を逸脱
することなしに行うことができることを理解すべきであ
る。特に、本発明による閉鎖装置は、主として時計金属
バンドのために適用されるけれども、他の物品例えばブ
レスレット、その他の装身具などにも適用することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る閉鎖装置の平面図であ
る。
【図2】図2の矢印Cから見た図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図1に示した閉鎖装置に備えられる可動板の平
面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】本発明の他の実施例に係る閉鎖装置における掛
け金用支持フレームの平面図である。
【図7】図6の支持フレームとこのフレームにヒンジ止
めしたアームを示す側面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】図8のA−A線断面図である。
【図10】本発明の更に他の実施例に係る閉鎖装置の側
面図である。
【図11】図10の平面図である。
【図12】図10に示した閉鎖装置に備えられる掛け金
を、一部を断面にして示す平面図である。
【符号の説明】
10 閉鎖装置 12 支持フレーム 14 アーム 16,16′ 支点 18 フック 18′ フック18の延長部 20 掛け金 22 円筒形要素 24 ベース 26 開口 28 可動板 28′ 可動板28の端部分 30 横片 32,34,36 開口 38 ベベル 40 ねじ 42 ばね 44 開口 50 閉鎖装置 52 支持フレーム 54 アーム 56,56′ 支点 58 フック 60 掛け金 62 円筒形要素 64 ベース 66 可動板 68 可動板66の端 70,70′ 開口 72 横片 80 閉鎖装置 82 支持フレーム 84 アーム 86,86′ 支点 88 フック 90 掛け金 92 アーム84の端 94,94′ 板 96 ばね 98 押しボタン 100 板94の一部分 102 板94′の一部分 104 凹面座部 106 板94,94′の一部分 108 ベース 110 アーム84の端部分

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掛け金用の支持フレームと、この支持フレ
    ームにヒンジ止めした2つの対向するアームとを包含す
    る時計バンド,ブレスレット,他の装身具などのための
    閉鎖装置において、前記掛け金(20又は60)は箱形
    容器を形成するように前記フレーム(12又は52)の
    一方の側部に一体に設けたベース(24又は52)から
    成り、前記箱形容器の中には少なくとも2つの開口(3
    2,36又は70,70′)を備えかつ駆動用突出端
    (28′又は68)を有する可動板(28又は66)が
    配置され、前記開口は前記フレームの一方の側部に面す
    ると共に、その中には前記アーム(14又は54)のフ
    ック(18又は58)が挿入され、これらフックは、そ
    の延長部(18′又は58′)を越えずにそれ自体が配
    置されるように前記可動板(28又は66)により作っ
    た、それらの座部に保持されると共に、前記箱形容器内
    で一方の側部から滑動できることを特徴とする閉鎖装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の閉鎖装置において、前記可
    動板(28又は66)は下側がベース(24又は64)
    により制限されると共に上側が横片(30又は72)に
    より制限され、またこの可動板はねじ又はピン(40又
    は74)によって前記箱形容器内に保持され、前記ねじ
    又はピンはフレーム(12又は52)を通して挿入され
    て、対応するねじ切り部を具備したベース(24又は6
    4)に挿入されることを特徴とする閉鎖装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の閉鎖装置において、
    前記可動板(28)は、座ぐりをしたベベル(38)を
    備えた2つの開口(32,36)と、これら開口に平行
    に配置されてこれら開口よりも長さの短い中央開口(3
    4)とを有し、かつこの中央開口にはばね(42)が配
    置され、このばねはねじ又はピン(40)に接して前記
    可動板を弾性張力で保持することを特徴とする閉鎖装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか一項記載の閉鎖装
    置において、前記可動板(66)と前記掛け金(60)
    の箱形容器の端部分との間に配置した少なくともひとつ
    のばね又は他の同等の部材を包含し、前記可動板(6
    6)は空どう部を有し、この空どう部内でフレーム(5
    2)の上側から挿入したねじ又はピン(74)を滑動で
    きることを特徴とする閉鎖装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか一項記載の閉鎖装
    置において、前記掛け金(20又は60)内に押付けた
    可動板(28又は66)の軸方向移動による可動板の掛
    け金からの部分的な退出は、フレーム(12又は52)
    とバンドの対応する枝とに接続したアーム(14又は5
    4)の解放を同時に導びくことを特徴とする閉鎖装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか一項記載の閉鎖装
    置において、掛け金(90)は上側でフレーム(82)
    に結合され、また制限された高さを有すると共にカバー
    を具備する一方の側部で開口する容器(112)から成
    り、この容器(112)の内部には、一対の正反対の形
    状にした板(94,94′)と、これら板間に配置した
    ばね(96)と、前記容器(112)から部分的に露出
    すると共に外側から人為的に動かすことができる押しボ
    タン(98)とが配置され、かつ前記容器(112)の
    両側部の各々にはスリットが設けられ、これらスリット
    から前記一対の板(94,94′)の一部分(100,
    102)が露出し、またこれら板(94,94′)は前
    記ばね(96)の開放端を収容する凹面座部(104)
    を具備することを特徴とする閉鎖装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の閉鎖装置において、前記容
    器(112)のカバーは、一対の板(94,94′)と
    ばね(96)とを保持する、押しボタン(98)用の少
    なくともひとつのストライカを具備し、前記ばね(9
    6)はV字の形状とされて、前記一対の板(94,9
    4′)の一部分(100,102)を、前記容器(11
    2)の各側部に設けたスリットを通して外向きに弾性的
    に押圧することを特徴とする閉鎖装置。
  8. 【請求項8】請求項6又は7記載の閉鎖装置において、
    前記一対の板(94,94′)は、押しボタン(98)
    と接触する部分(106)に、傾斜して押しボタン(9
    8)の形状と整合する部分を有することを特徴とする閉
    鎖装置。
  9. 【請求項9】請求項6〜8のいずれか一項記載の閉鎖装
    置において、前記フック(88)の端(88′)が閉鎖
    により前記一対の板(94,94′)の一部分(10
    0,102)と接し、ばね(96)を一時的に圧縮し
    て、これら一部分(100,102)を下に座らせるこ
    とを特徴とする閉鎖装置。
JP4158855A 1991-12-23 1992-05-27 時計バンド、ブレスレット、他の装身具などのための閉鎖装置 Withdrawn JPH05211912A (ja)

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