JP3710887B2 - 装身具の中留構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、腕時計バンド、ブレスレット等の手首に巻回されて装着される装身具に使用される中留構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の装身具の中留構造として、一方及び他方のプッシュボタンの押圧部を内側に押すことにより一方及び他方のプッシュボタンのそれぞれの係合部間を開いて係合部材との係合を解除するプッシュボタン機構部を有する中留本体を備えた構造が一般的である。尚、一つのプッシュボタンを有し、このプッシュボタンを内側に押すことにより、プッシュボタンの係合部と係合部材との係合を解除するプッシュボタン機構部を有する中留本体を備えたものもある。
【0003】
このような装身具の中留構造の場合、中留本体の装身具短手方向の両端部にボタン導出口を形成して、これらボタン導出口より一方及び他方のプッシュボタンの前記押圧部を突出させていた。
【0004】
しかしながら、一方及び他方のプッシュボタンの押圧部が、中留本体の装身具短手方向の両端部から突出(出っ張る)していると、装身具の携帯時に、プッシュボタンの押圧部が物に当たって、一方及び他方のプッシュボタンが押されることがあり、装身具が知らぬ間に手首から脱落して紛失してしまうことがあった。
【0005】
このような脱落紛失事故を防ぐために、例えば、実公昭61−42405号公報に開示されているように中留本体の外側に枠体をばね棒により回転自在に装着し、枠体の下辺の内側に凹部を設け、この枠体を中留本体に重ねることにより、凹部に一方及び他方のプッシュボタンの押圧部を挿入して、装身具の携帯時に、物に当たっても一方及び他方のプッシュボタンが押し込まれないようにしたものがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の中留構造にあっては、装身具を外すときに、枠体を手動によって引き起こさなければならないので、操作が面倒であって、係合部材と一方及び他方のプッシュボタンの係合部との係合をワンタッチで解除できるようにしても余り意味がない。また、使用中に枠体が振動等により回動してプッシュボタンに対する規制がなくなってしまう虞があったし、外観意匠上の問題もあった。
【0007】
本発明は上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とするところは、従来例の装身具の中留構造が備える枠体が不要になって、部品点数が少なくなるばかりか、デザインを向上させることができるし、必要量のボタン操作が可能になる装身具の中留構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明に係わる装身具の中留構造は、係合部材とこの係合部材に係脱可能に係合する中留本体とを坦持する中留坦持手段と、前記中留本体に設けられたプッシュボタンの押圧部を内側に押すことにより前記係合部材との係合を解除するプッシュボタン機構部とを備えた装身具の中留構造において、前記中留本体の装身具長手方向に沿う側壁部の外面に、前記中留本体の表面部と接する角部側から前記側壁部の端部側に向かって装身具長手方向にスカートのように末広がりに広がり、且つ前記角部側から前記側壁部の端部側に向かって装身具短手方向に傾斜する三次元の傾斜凹部を形成し、前記中留本体の前記側壁部に、前記傾斜凹部内に位置するボタン導出口を形成して、前記ボタン導出口より前記プッシュボタンの前記押圧部を突出させたことを特徴とする。
【0009】
かかる構成により、プッシュボタンの押圧部は傾斜凹部内に位置するために、これらプッシュボタンの押圧部が中留本体の側壁部から出っ張ることがない。したがって、装身具の携帯時に、プッシュボタンの押圧部が物に当たって、プッシュボタンが押されるという事故を防ぐことができる。このために、従来例の装身具の中留構造が備える枠体が不要になって、部品点数が少なくなるばかりか、デザインを向上させることができる。
【0010】
しかも、傾斜凹部は、前記中留本体の表面部と接する角部側から前記側壁部の端部側に向かって装身具短手方向に傾斜する凹部であるために、押圧部を指で押すと、傾斜凹部の傾斜に沿って押圧部を押すことができるため、必要量のボタン操作が可能になる。更に、前記傾斜凹部が、上記した三次元の凹部であることにより、押圧部を指で押すと、三次元の傾斜凹部の傾斜に沿って押圧部を押すことができるため、より確実に必要量のボタン操作が可能になる。
【0011】
また、上記の目的を達成するために、請求項2の発明に係わる装身具の中留構造は、請求項1記載の装身具の中留構造において、前記三次元の傾斜凹部は、前記中留本体の装身具長手方向に沿う両側壁部の外面に設けられている。
【0012】
かかる構成により、上記した請求項1の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、前記中留本体の装身具長手方向に沿う両側壁部の外面に前記三次元の傾斜凹部が形成されているので、腕時計を手首から外す場合、一方及び他方のプッシュボタンの押圧部を親指と人差し指で挟んで内側に押すことがより安定して三次元の傾斜凹部の傾斜に沿って押圧部を押すことができるため、より確実に必要量のボタン操作が可能になる。
【0013】
また、上記の目的を達成するために、請求項3の発明に係わる装身具の中留構造は、請求項1又は請求項2記載の装身具の中留構造において、前記プッシュボタンの前記押圧部が、前記中留本体の前記側壁部の外面より突出していない。
【0014】
かかる構成により、上記した請求項1の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、プッシュボタンの押圧部の、中留本体の側壁部から出っ張る量は皆無であり、装身具の携帯時に、プッシュボタンの押圧部が物に当たって、プッシュボタンが押されるという事故をより確実に防ぐことができる。このために、従来例の装身具の中留構造が備える枠体が不要になって、部品点数が少なくなるばかりか、デザインを向上させることができる。
【0015】
また、上記の目的を達成するために、請求項4の発明に係わる装身具の中留構造は、請求項1又は請求項2又は請求項3記載の装身具の中留構造において、前記中留坦持手段が、シングルプッシュ中留、二つ折れプッシュ中留、三つ折れプッシュ中留、観音開きプッシュ中留のいずれかである。
【0016】
かかる構成により、上記した請求項1の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、従来の中留構造とほぼ同じ製品化が可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
(第1の実施例)
図1は本発明に係わる装身具の中留構造(第1の実施例)の斜視図、図2同中留構造の断面図、図3は図2のX−X線に沿う断面図、図4は図3のY−Y線に沿う断面図である。
【0019】
本発明に係わる中留構造を組み付けた装身具である時計バンド構造は、中留坦持手段としての観音開きタイプの中折れ部材1と、プッシュ中留機構Aと、時計ケース(図示せず)の一方のバンド取付部(図示せず)に連結された一方の装飾帯であるバンド部材50と、時計ケースの他方のバンド取付部(図示せず)に連結された他方の装飾帯であるバンド部材51とから大略構成してある。
【0020】
前記中折れ部材1は、下板部材2と一方の中板部材3と他方の中板部材4とから構成してある。すなわち、下板部材2は手首の曲面に沿うて湾曲した短冊状の部材本体2Aを有しており、この部材本体2Aには、その中央部位2Bを挾んだ左右に中板挿入用孔部5A、5Bが形成してあり、中央部位2Bにはその中央に係合手段である係合ピン6が設けてある。この係合ピン6は軸部6aの先端に傘部6bを形成したものである。下板部材2の右端部には一方の中板部材3の左端部が連結ピン7により折曲可能に連結してあり、下板部材2の左端部には他方の中板部材4の右端部が連結ピン8により折曲可能に連結してある。
【0021】
そして、他方の中板部材4の左端部には連結部9が形成してあり、この連結部9に連結ピン9Aで前記バンド部材51の先かん駒51Aに折曲可能に連結してある。
【0022】
前記プッシュ中留機構Aは、表カバーを兼用する中留本体10と、プッシュボタン機構部15とを有している。中留本体10には、図5乃至図7に示すように四角形状の表面部11のバンド短手方向の両側部に、バンド長手方向に沿う側壁部12が形成してあり、これらの側壁部12の外面には、表面部11との角部12a側から側壁部12の端部12b側に向かってバンド長手方向にスカートのように末広がりに広がり、且つ前記角部12a側から側壁部12の端部12b側に向かってバンド短手方向に傾斜する三次元的な傾斜凹部13が形成してある。この傾斜凹部13により前記角部12aは平面視で円弧状に抉れて円弧部13aが形成してある。そして、中留本体10の側壁部12に矩形状のボタン導出口14が形成してある。
【0023】
そして、中留本体10の側壁部12間にはボックス状のケース16が装着してある。このケース16は、そのバンド短手方向の両端部が開口しており、このケース16の内部がプッシュボタン装入部17に成されていて、図3に示すようにケース16の両端部の開口部17aがボタン導出口14に一致している。また、ケース16の裏面部に中央には図2に示すように挿入孔18が設けてある。
【0024】
前記プッシュボタン機構部15は一方及び他方のプッシュボタン19、20と、2個のスプリング21とを備えており、一方及び他方のプッシュボタン19、20は、端部には押圧部22が、先部の一端側には切欠き部23がそれぞれ形成してあって、この切欠き部23の先側に円弧形状の係合部24が、切欠き部23の元側にはストッパ用孔部25がそれぞれ形成してあり、また、一方及び他方のプッシュボタン19、20には、一端側に位置する元側ばね受け部26と他端側に位置する先側ばね受け部27とが形成してある。
【0025】
そして、プッシュボタン装入部17には、一端側から一方のプッシュボタン19が、他端側から他方のプッシュボタン20がそれぞれ挿入してあって、一方のプッシュボタン19のストッパ用孔部25には、前記プッシュボタン装入部17に設けられた一方のストッパピン25Aが挿入してあり、他方のプッシュボタン20のストッパ用孔部25には、前記プッシュボタン装入部17に設けられた他方のストッパピン25Aが挿入してある。
【0026】
そして、一方のプッシュボタン19の元側ばね受け部26と他方のプッシュボタン20の先側ばね受け部27との間及び一方のプッシュボタン19の先側ばね受け部27と他方のプッシュボタン20の元側ばね受け部26との間に、それぞれ前記スプリング21が介装してあり、これらのスプリング21の付勢力により一方及び他方のプッシュボタン19、20は互いに離間されていて、一方及び他方のプッシュボタン19、20の押圧部22が前記ボタン導出口14から外方に突出していて、押圧部22が傾斜凹部13内に位置している。そして、一方及び他方のプッシュボタン19、20の係合部24は互いに対向していて、これらでボタン側係合部Kを構成している。
【0027】
また、中留本体10の側壁部12のバンド長手方向に沿う一端部(右端部)にはピン孔28が形成してあり、中留本体10の側壁部12には図2に示すように先かん駒29と連結駒30とがピン孔28に取り付けたピン31により回動可能に取り付けてあり、連結駒30には前記中折れ部材1の一方の中板部材3の右端部がピン32により取り付けてある。そして、先かん駒29にはバンド部材50が連結してある。
【0028】
次に、上記のように構成されたプッシュ中留構造を備えた時計バンド構造を有する腕時計の装着及びこの装着の解除を説明する。
【0029】
まず、装身具である腕時計を手首に沿わせた後に、他方の中板部材4を、これの下板部材2との連結部を支点にして、この下板部材2に重ね合わせることにより、この中板部材4を中板挿入用孔部5Aに嵌合する。
【0030】
そして、一方の中板部材3を、これの下板部材2との連結部を支点にして、この下板部材2に重ね合わせることにより、この中板部材3を下板部材2の中板挿入用孔部5Bに嵌合して、下板部材2に設けた係合ピン6を、ケースの挿入孔18に挿入し、この係合ピン6を前記ボタン側係合部K、すなわち一方及び他方の前記プッシュボタン19、20の互いに対向する係合部24に係合して、前記腕時計を手首に装着する。
【0031】
前記係合ピン6の係合部24への係合は、この係合ピン6の端部の傘部6bで、一方及び他方の前記プッシュボタン19、20の係合部24間をバンド短手方向に互いに離間するように押し開き、係合ピン6の軸部6aが挿入されると一方及び他方の前記プッシュボタン19、20の係合部24が前記スプリング21の付勢力により閉じて係合ピン6の軸部6aに係合することで行われる。
【0032】
また、前記腕時計を手首から外す場合には、一方及び他方のプッシュボタン19、20の押圧部22を親指と人差し指で挟んで内側に押すことにより、一方及び他方のプッシュボタン19、20を前記スプリング21に抗して移動させることにより前記係合部24間を開いて係合ピン6との係合を解除し、一方の中板部材3を外に開いて前記係合ピン6を挿入孔18より抜き出し、他方の中板部材4を外に開いて、携帯者の手首から外す。
【0033】
一方及び他方のプッシュボタン19、20の押圧部22は傾斜凹部13内に位置しており、この傾斜凹部13は、表面部11との角部12a側から側壁部12の端部12b側に向かってバンド長手方向にスカートのように末広がりに広がり、且つ前記角部12a側から側壁部12の端部12b側に向かってバンド短手方向に傾斜する三次元的な凹部であるために、押圧部22を指で押すと、傾斜凹部13の傾斜に沿って押圧部22を押すことができるため、必要量のボタン操作が可能になる。
【0034】
また、一方及び他方のプッシュボタン19、20の押圧部22は傾斜凹部13内に位置するために、これらプッシュボタン19、20の押圧部22が、中留本体10の両側の側壁部12から出っ張ることがない。したがって、装身具の携帯時に、プッシュボタン19、20の押圧部22が物に当たって、プッシュボタン19、20が押されるという事故を防ぐことができる。このために、従来例の装身具の中留構造が備える枠体が不要になって、部品点数が少なくなるばかりか、デザインを向上させることができる。
【0035】
(第2の実施例)
本発明の第2の実施例を図8及び図9に示す。この本発明の第2の実施例にあっては、時計バンド構造に、中留坦持手段としてのシングル・ロックタイプのプッシュ中留を使用している。このシングル・ロックタイプの中留構造におけるプッシュ中留機構Aは、中留本体40と、プッシュボタン機構部41と、表板43とから大略構成してある。
【0036】
そして、中留本体40の両側壁部44の外面には、中留本体40の表面部46との角部44a側から側壁部44の端部44b側に向かってバンド長手方向にスカートのように末広がりに広がり、且つ前記角部44a側から側壁部44の端部44b側に向かってバンド短手方向に傾斜する三次元的な傾斜凹部47が形成してある。中留本体40にはバンド短手方向にプッシュボタン装入部45が形成してあり、このプッシュボタン装入部45は両側壁部44に開口している。
【0037】
そして、中留本体40の表面部46には凹部48が形成してあり、この凹部48には、プッシュボタン装入部45に抜ける孔部49が設けてあり、プッシュボタン装入部45内には対角位置にストッパピン57、58が設けてある。
【0038】
プッシュボタン機構部41は一方及び他方のプッシュボタン54、55と、2個のスプリング56とを備えており、一方及び他方のプッシュボタン54、55は、端部には押圧部54Aが、先部の一端側には切欠き部63がそれぞれ形成してあって、この切欠き部63の先側に円弧形状の係合部59とストッパピン受部60とがそれぞれ形成してあり、また、一方及び他方のプッシュボタン54、55には、一端側に位置する元側ばね受け部61と他端側に位置する先側ばね受け部62とが形成してある。
【0039】
プッシュボタン装入部45には、一端側から一方のプッシュボタン54が、他端側から他方のプッシュボタン55がそれぞれ挿入してあって、一方のプッシュボタン54の元側ばね受け部61と他方のプッシュボタン55の先側ばね受け部62との間及び一方のプッシュボタン56の先側ばね受け部62と他方のプッシュボタン55の元側ばね受け部51との間に、それぞれ前記スプリング56が介装してあり、これらのスプリング56の付勢力により一方及び他方のプッシュボタン54、55は互いに離間されていて、一方のプッシュボタン54は、そのストッパー受部60でストッパピン57に、他方のプッシュボタン55は、そのストッパー受部60でストッパピン58にそれぞれ当接している。
【0040】
そして、一方及び他方のプッシュボタン54、55の押圧部54Aが前記プッシュボタン装入部45の、両側壁部44への開口45aから外方に突出していて、押圧部54Aが傾斜凹部47内に位置している。そして、一方及び他方のプッシュボタン54、55の係合部59は互いに対向していて、これらでボタン側係合部Kを構成している。
【0041】
そして、中留本体40のバンド長手方向の左端部には駒取付部66が、右端部には表板取付部67がそれぞれ形成してあり、駒取付部66には取付用ピン孔66Aが形成してある。また、表板取付部67には取付用ピン孔67Aが形成してあり、この取付用ピン孔67Aの端部にはばね装着部65が形成してある。このばね装着部65には捩じりばね68が設けてあり、この捩じりばね68の一端部がばね装着部65に係止してある。
【0042】
そして、表板取付部67には、その取付用ピン孔67Aに挿入された取付ピン69により表板43の基端部が枢着してあり、この表板43に捩じりばね68の他端部が係止してあって、この表板43は捩じりばね68により開く方向に付勢されている。そして、表板43の裏側の先寄りには係合ピン70が設けてある。この係合ピン70は軸部70aの先端に傘部70bを形成したものである。そして、中留本体40の駒取付部66にはバンド部材51の先かん駒71が連結ピン69Aにより連結してある。また、一方のバンド部材50の先かん駒72には引掛け棒73が設けてある。
【0043】
次に、上記のように構成されたプッシュ中留構造を備えた時計バンド構造を有する腕時計の装着及びこの装着の解除を説明する。
【0044】
まず、装身具である腕時計を手首に沿わせた後に、前記表板43に引掛け棒73を引掛けて、この表板43を捩じりばね68に抗して中留本体40の表面部46側に折り畳み、この表板43を凹部48に嵌合する。
【0045】
そして、表板43に設けた係合ピン70を孔部49に挿入し、この係合ピン70を前記ボタン側係合部K、すなわち一方及び他方の前記プッシュボタン54、55の互いに対向する係合部59に係合して、前記腕時計を手首に装着する。
【0046】
また、前記腕時計を手首から外す場合には、一方及び他方のプッシュボタン54、55の押圧部54Aを親指と人差し指で挟んで内側に押すことにより、一方及び他方のプッシュボタン54、55を前記スプリング56に抗して移動させることにより前記係合部59間を開いて係合を解除し、表板43を外に開いて前記係合ピン70を孔部49より抜き出して携帯者の手首から外す。
【0047】
一方及び他方のプッシュボタン54、55の押圧部54Aは傾斜凹部47内に位置しており、この傾斜凹部47は、中留本体40の表面部46との角部44a側から側壁部44の端部44b側に向かってバンド長手方向にスカートのように末広がりに広がり、且つ前記角部44a側から側壁部44の端部44b側に向かってバンド短手方向に傾斜する三次元的な凹部であるために、押圧部54Aを指で押すと、傾斜凹部47の傾斜に沿って押圧部54Aを押すことができるため、必要量のボタン操作が可能になる。
【0048】
また、一方及び他方のプッシュボタン54、55の押圧部54Aは傾斜凹部47内に位置するために、これらプッシュボタン54、55の押圧部54Aが、中留本体40の両側の側壁部44から出っ張ることがない。したがって、装身具の携帯時に、プッシュボタン54、55の押圧部54Aが物に当たって、プッシュボタン54、55が押されるという事故を防ぐことができる。このために、従来例の装身具の中留構造が備える枠体が不要になって、部品点数が少なくなるばかりか、デザインを向上させることができる。
【0049】
(第3の実施例)
本発明の第3の実施例を図10乃至図12に示す。この本発明の第3の実施例にあっては、時計バンド構造に中留坦持手段としの二つ折れタイプのプッシュ中留を使用している。すなわち、本発明に係わる中留構造を組み付けた装身具である時計バンド構造は、二つ折れタイプの中折れ部材31と、プッシュ中留機構Aと、時計ケース(図示せず)の一方のバンド取付部(図示せず)に連結された一方の装飾帯であるバンド部材50と、時計ケースの他方のバンド取付部(図示せず)に連結された他方の装飾帯であるバンド部材51とから大略構成してある。
【0050】
前記中折れ部材31は、下板部材32と、中板部材33とから構成してある。すなわち、下板部材32は手首の曲面に沿うて湾曲した短冊状の部材本体32Aを有しており、この部材本体32Aには、その表側に中板挿入用凹部34が形成してあり、その表側に係合ピン36が設けてある。この係合ピン36は軸部36aの先端に傘部36bを形成したものである。そして、下板部材32の他方の端部には中板部材33の他方の端部が連結ピン37により折曲可能に連結してあり、下板部材32の右端部には連結駒99がピン100で取り付けてあり、この連結駒99に一方のバンド部材50が連結してある。
【0051】
前記プッシュ中留機構Aは、表カバーを兼用する中留本体35と、プッシュボタン機構部38とを有している。中留本体35には、四角形状の表面部80のバンド短手方向の両側部に、バンド長手方向に沿う側壁部81が形成してあり、これらの側壁部81の外面には、その中央部において表面部80との角部81a側から側壁部81の端部81b側に向かってバンド長手方向にスカートのように末広がりに広がり、且つ前記角部81a側から側壁部81の端部81b側に向かってバンド短手方向に傾斜する三次元的な傾斜凹部82が形成してある。この傾斜凹部82により前記角部81aは平面視で円弧状に抉れて円弧部82aが形成してある。そして、中留本体35の側壁部81に矩形状のボタン導出口83が形成してある。
【0052】
そして、中留本体35の側壁部81間にはボックス状のケース84が装着してある。このケース84は、そのバンド短手方向の両端部が開口しており、このケース84の内部がプッシュボタン装入部85に成されていて、ケース84の両端部の開口部84aがボタン導出口83に一致している。また、ケース84の裏面部には挿入孔86が設けてある。そして、前記中留本体35の内部は、この内部へのケース84の装着によりバンド長手方向に抜けるバンド挿通空間Hが形成されている。
【0053】
前記プッシュボタン機構部38は一方及び他方のプッシュボタン87、88と、2個のスプリング89とを備えており、一方及び他方のプッシュボタン87、88は、端部には押圧部90が、先部の一端側には切欠き部91がそれぞれ形成してあって、この切欠き部91の先側に円弧形状の係合部92が、切欠き部91の元側にはストッパ部93がそれぞれ形成してあり、また、一方及び他方のプッシュボタン87、88には、一端側に位置する元側ばね受け部94と他端側に位置する先側ばね受け部95とが形成してある。
【0054】
そして、プッシュボタン装入部85には、一端側から一方のプッシュボタン87が、他端側から他方のプッシュボタン88がそれぞれ挿入してあって、一方のプッシュボタン87の元側ばね受け部94と他方のプッシュボタン88の先側ばね受け部95との間及び一方のプッシュボタン87の先側ばね受け部95と他方のプッシュボタン88の元側ばね受け部94との間に、それぞれ前記スプリング89が介装してあり、これらのスプリング89の付勢力により一方及び他方のプッシュボタン87、88は互いに離間されていて、一方及び他方のプッシュボタン87、88の押圧部90が前記ボタン導出口83から外方に突出していて、押圧部90が傾斜凹部82内に位置している。
【0055】
そして、一方及び他方のプッシュボタン87、88のストッパ部93は、前記ケース84の両端部の開口部84aの絞り縁部84bに当接している。そして、一方及び他方のプッシュボタン87、88の係合部92は互いに対向していて、これらでボタン側係合部Kを構成している。
【0056】
また、中留本体35の両側壁部81にはピン孔96が形成してあり、この中留本体35の側壁部81には、中折れ部材31の中板部材33の一方の端部がピン97により取り付けてある。また、中板部材33の一方の端部にはピン97により突棒98が揺動可能に取り付けてあり、この突棒98は前記バンド挿通空間H内に位置している。
【0057】
次に、上記のように構成されたプッシュ中留構造を備えた時計バンド構造を有する腕時計の装着及びこの装着の解除を説明する。
【0058】
まず、他方のバンド部材51を前記バンド挿通空間Hに挿通して、このバンド部材51の所定の係止孔51Bに突棒98を挿入係止し、この状態で、装身具である腕時計が成す環に手首を挿入して、下板部材32を手首に沿わせた後に、中板部材33を、これの下板部材32との連結部を支点にして、下板部材32に重ね合わせることにより、この中板部材33を中板挿入用凹部34に嵌合する。
【0059】
そして、下板部材32に設けた係合ピン70を、ケースの挿入孔86に挿入し、この係合ピン70を前記ボタン側係合部K、すなわち一方及び他方の前記プッシュボタン87、88の互いに対向する係合部92に係合して、前記腕時計を手首に装着する。
【0060】
また、前記腕時計を手首から外す場合には、一方及び他方のプッシュボタン87、88の押圧部90を親指と人差し指で挟んで内側に押すことにより、一方及び他方のプッシュボタン87、88を前記スプリング89に抗して移動させることにより前記係合部92間を開いて係合ピン36との係合を解除し、中板部材33を外に開いて前記係合ピン36を挿入孔86より抜き出し、中板部材33を外に開いて、携帯者の手首から外す。
【0061】
一方及び他方のプッシュボタン87、88の押圧部90は傾斜凹部82内に位置しており、この傾斜凹部82は、表面部80との角部81a側から側壁部81の端部81b側に向かってバンド長手方向にスカートのように末広がりに広がり、且つ前記角部81a側から側壁部81の端部81b側に向かってバンド短手方向に傾斜する三次元的な凹部であるために、押圧部90を指で押すと、傾斜凹部82の傾斜に沿って押圧部90を押すことができるため、必要量のボタン操作が可能になる。
【0062】
また、一方及び他方のプッシュボタン87、88の押圧部90は傾斜凹部82内に位置するために、これらプッシュボタン87、88の押圧部90が、中留本体35の両側の側壁部81から出っ張ることがない。したがって、装身具の携帯時に、プッシュボタン87、88の押圧部90が物に当たって、プッシュボタン87、88が押されるという事故を防ぐことができる。このために、従来例の装身具の中留構造が備える枠体が不要になって、部品点数が少なくなるばかりか、デザインを向上させることができる。
【0063】
(第4の実施例)
本発明の第4の実施例を図13に示す。この本発明の第4の実施例にあっては、時計バンド構造に、中留坦持手段として三つ折れタイプのプッシュ中留を使用している。すなわち、本発明に係わる中留構造を組み付けた装身具である時計バンド構造は、三つ折れタイプの中折れ部材101と、プッシュ中留機構Aと、時計ケース(図示せず)の一方のバンド取付部(図示せず)に連結された一方の装飾帯であるバンド部材50と、時計ケースの他方のバンド取付部(図示せず)に連結された他方の装飾帯であるバンド部材51とから大略構成してある。
【0064】
前記中折れ部材101は、下板部材102と、中板部材103とから構成してある。すなわち、下板部材102は手首の曲面に沿うて湾曲した短冊状の部材本体102Aを有しており、この部材本体102Aには、その表側に中板挿入用凹部104が形成してあり、その表側の左寄りに係合ピン106が設けてある。この係合ピン106は軸部106aの先端に傘部106bを形成したものである。そして、下板部材102の右端部には中板部材103の左端部が連結ピン107により折曲可能に連結してあり、下板部材102の左端部には連結駒109がピン110で取り付けてあり、この連結駒109に一方のバンド部材50が連結してある。
【0065】
前記プッシュ中留機構Aは、上記した本発明の第1の実施例におけるプッシュ中留機構Aと大略同構成であるので、プッシュ中留機構Aを表示した図3乃至図7を参照して、同じ部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0066】
そして、前記プッシュ中留機構Aの表カバーを兼用する中留本体10の側壁部12の外面には、その中央部において表面部11との角部12a側から側壁部12の端部12b側に向かってバンド長手方向にスカートのように末広がりに広がり、且つ前記角部12a側から側壁部12の端部12b側に向かってバンド短手方向に傾斜する三次元的な傾斜凹部13が形成してある。この傾斜凹部13により前記角部12aは平面視で円弧状に抉れて円弧部13aが形成してある。そして、中留本体10の側壁部12の中央部に矩形状のボタン導出口14が形成してある。
【0067】
そして、中留本体10の側壁部12のバンド長手方向の両端部(左、右端部)にはピン孔111、112が形成してあり、中留本体10の側壁部12の左端部には、前記中折れ部材101の中板部材103の右端部が、ピン孔111に挿通したピン113により取り付けてあり、中留本体10の側壁部12の右端部には、連結駒109Aがピン孔112に挿通したピン114により回動可能に取り付けてあり、この連結駒109Aにはバンド部材51が連結してある。
【0068】
次に、上記のように構成されたプッシュ中留構造を備えた時計バンド構造を有する腕時計の装着及びこの装着の解除を説明する。
【0069】
まず、装身具である腕時計を手首に沿わせた後に、中板部材103を、これの下板部材102との連結部を支点にして、この下板部材102に重ね合わせることにより、この中板部材103を中板挿入用凹部104に嵌合する。
【0070】
そして、下板部材102に設けた係合ピン106を、ケースの挿入孔18に挿入し、この係合ピン106を前記ボタン側係合部K、すなわち一方及び他方の前記プッシュボタン19、20の互いに対向する係合部24に係合して、前記腕時計を手首に装着する。
【0071】
また、前記腕時計を手首から外す場合には、一方及び他方のプッシュボタン19、20の押圧部22を親指と人差し指で挟んで内側に押すことにより、一方及び他方のプッシュボタン19、20を前記スプリング21に抗して移動させることにより前記係合部24間を開いて係合を解除し、中板部材103を外に開いて前記係合ピン106を挿入孔18より抜き出し、携帯者の手首から外す。
【0072】
一方及び他方のプッシュボタン19、20の押圧部22は傾斜凹部13内に位置しており、この傾斜凹部13は、表面部11との角部12a側から側壁部12の端部12b側に向かってバンド長手方向にスカートのように末広がりに広がり、且つ前記角部12a側から側壁部12の端部12b側に向かってバンド短手方向に傾斜する三次元的な凹部であるために、押圧部22を指で押すと、傾斜凹部13の傾斜に沿って押圧部22を押すことができるため、必要量のボタン操作が可能になる。
【0073】
また、一方及び他方のプッシュボタン19、20の押圧部22は傾斜凹部13内に位置するために、これらプッシュボタン19、20の押圧部22が、中留本体10の両側の側壁部12から出っ張ることがない。したがって、装身具の携帯時に、プッシュボタン19、20の押圧部22が物に当たって、プッシュボタン19、20が押されるという事故を防ぐことができる。このために、従来例の装身具の中留構造が備える枠体が不要になって、部品点数が少なくなるばかりか、デザインを向上させることができる。
【0074】
なお、上記した第1〜第4実施例における装身具の中留構造においては、そのプッシュボタン機構部15、41、38が、一方及び他方のプッシュボタン(19、20)、(54、55)、(87、88)を有する両プッシュ構成であるが、プッシュボタン機構部を、片方のみにプッシュボタンを有する片プッシュ構成にしてもよい。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明に係わる装身具の中留構造によれば、係合部材とこの係合部材に係脱可能に係合する中留本体とを坦持する中留坦持手段と、前記中留本体に設けられたプッシュボタンの押圧部を内側に押すことにより前記係合部材との係合を解除するプッシュボタン機構部とを備えた装身具の中留構造において、前記中留本体の装身具長手方向に沿う側壁部の外面に、前記中留本体の表面部と接する角部側から前記側壁部の端部側に向かって装身具長手方向にスカートのように末広がりに広がり、且つ前記角部側から前記側壁部の端部側に向かって装身具短手方向に傾斜する三次元の傾斜凹部を形成し、前記中留本体の前記側壁部に、前記傾斜凹部内に位置するボタン導出口を形成して、前記ボタン導出口より前記プッシュボタンの前記押圧部を突出させたことにより、プッシュボタンの押圧部は傾斜凹部内に位置するために、これらプッシュボタンの押圧部が中留本体の側壁部から出っ張ることがない。したがって、装身具の携帯時に、プッシュボタンの押圧部が物に当たって、プッシュボタンが押されるという事故を防ぐことができる。このために、従来例の装身具の中留構造が備える枠体が不要になって、部品点数が少なくなるばかりか、デザインを向上させることができる。
【0076】
しかも、傾斜凹部は、前記中留本体の表面部と接する角部側から前記側壁部の端部側に向かって装身具短手方向に傾斜する凹部であるために、押圧部を指で押すと、傾斜凹部の傾斜に沿って押圧部を押すことができるため、必要量のボタン操作が可能になる。更に、前記傾斜凹部が、上記した三次元の凹部であることにより、押圧部を指で押すと、三次元の傾斜凹部の傾斜に沿って押圧部を押すことができるため、より確実に必要量のボタン操作が可能になる。
【0077】
また、請求項2の発明に係わる装身具の中留構造によれば、請求項1記載の装身具の中留構造において、前記三次元の傾斜凹部は、前記中留本体の装身具長手方向に沿う両側壁部の外面に設けられているので、腕時計を手首から外す場合、一方及び他方のプッシュボタンの押圧部を親指と人差し指で挟んで内側に押すことがより安定して三次元の傾斜凹部の傾斜に沿って押圧部を押すことができるため、より確実に必要量のボタン操作が可能になる。
【0078】
また、請求項3の発明に係わる装身具の中留構造によれば、請求項1又は請求項2記載の装身具の中留構造において、前記プッシュボタンの前記押圧部が、前記中留本体の前記側壁部の外面より突出していないことにより、上記した請求項1の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、プッシュボタンの押圧部の、中留本体の側壁部から出っ張る量は皆無であり、装身具の携帯時に、プッシュボタンの押圧部が物に当たって、プッシュボタンが押されるという事故をより確実に防ぐことができる。このために、従来例の装身具の中留構造が備える枠体が不要になって、部品点数が少なくなるばかりか、デザインを向上させることができる。
【0079】
また、請求項4の発明に係わる装身具の中留構造によれば、請求項1又は請求項2又は請求項3記載の装身具の中留構造において、前記中留坦持手段が、シングルプッシュ中留、二つ折れプッシュ中留、三つ折れプッシュ中留、観音開きプッシュ中留のいずれかであることにより、上記した請求項1の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、従来の中留構造とほぼ同じ製品化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる装身具の中留構造の第1の実施例の斜視図である。
【図2】同中留構造の断面図である。
【図3】図3のX−X線に沿う断面図である。
【図4】図3のY−Y線に沿う断面図である。
【図5】同中留構造の中留本体の平面図である。
【図6】同中留本体の正面図である。
【図7】図5のZ−Z線に沿う断面図である。
【図8】本発明に係わる装身具の中留構造の第2の実施例の斜視図である。
【図9】同中留構造のプッシュ中留構造の横断面図である。
【図10】本発明に係わる装身具の中留構造の第3の実施例の斜視図である。
【図11】本発明に係わる装身具の中留構造の第3の実施例の横断面図である。
【図12】同中留構造の縦断面図である。
【図13】本発明に係わる装身具の中留構造の第4の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
10 中留本体
11 表面部
12 側壁部
12a 角部
12b 端部
13 傾斜凹部
14 ボタン導出口
19、20 プッシュボタン
22 押圧部

Claims (4)

  1. 係合部材とこの係合部材に係脱可能に係合する中留本体とを坦持する中留坦持手段と、前記中留本体に設けられたプッシュボタンの押圧部を内側に押すことにより前記係合部材との係合を解除するプッシュボタン機構部とを備えた装身具の中留構造において、前記中留本体の装身具長手方向に沿う側壁部の外面に、前記中留本体の表面部と接する角部側から前記側壁部の端部側に向かって装身具長手方向にスカートのように末広がりに広がり、且つ前記角部側から前記側壁部の端部側に向かって装身具短手方向に傾斜する三次元の傾斜凹部を形成し、前記中留本体の前記側壁部に、前記傾斜凹部内に位置するボタン導出口を形成して、前記ボタン導出口より前記プッシュボタンの前記押圧部を突出させたことを特徴とする装身具の中留構造。
  2. 前記三次元の傾斜凹部は、前記中留本体の装身具長手方向に沿う両側壁部の外面に設けられている請求項1記載の装身具の中留構造。
  3. 前記プッシュボタンの前記押圧部が、前記中留本体の両側の前記側壁部の外面より突出していない請求項1又は請求項2記載の装身具の中留構造。
  4. 前記中留坦持手段が、シングルプッシュ中留、二つ折れプッシュ中留、三つ折れプッシュ中留、観音開きプッシュ中留のいずれかである請求項1記載又は請求項2又は請求項3記載の装身具の中留構造。
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