JP2589222Y2 - 三ツ折れ中留の長さ調整構造 - Google Patents

三ツ折れ中留の長さ調整構造

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JP2589222Y2
JP2589222Y2 JP1998001971U JP197198U JP2589222Y2 JP 2589222 Y2 JP2589222 Y2 JP 2589222Y2 JP 1998001971 U JP1998001971 U JP 1998001971U JP 197198 U JP197198 U JP 197198U JP 2589222 Y2 JP2589222 Y2 JP 2589222Y2
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JP1998001971U
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正明 久保田
淳輔 炊江
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、腕時計バンドなど
に於る三ツ折れ中留の長さ調整構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】三ツ折れ中留のバンド長さ調整構造の従
来技術としては、実開昭52−110873号公報に開
示されている。この構造は、図6の断面図に示す様に表
カバー1と中板(図示せず)の間に補助金具2と摺動片
5を配置し、補助金具2と表カバー1とを周知のバネ棒
6によって連結し、同じく摺動片5と中板とをピン(図
示せず)にて連結している。補助金具2と摺動片5と
は、補助金具2の底面に形成した複数個の止め穴7に摺
動片5に固定されたコ形バネ4、係止爪3を係合するこ
とにより連結している。バンドの長さを調整するには、
係止爪3を複数の止め穴7に順次移動させることで行な
い、補助金具2のストッパー8に当たるまで移動するこ
とができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造は補助金具2と摺動片5は、係止爪3と止め穴7によ
る弾性係合であるため、バンドに僅かな力が作用しても
係合が外れてしまう欠点があった。したがって、バンド
が緩むことが多く装着性に劣る。本考案は、上記問題点
を解決し、バンド長さ調整を簡単に行ない、且つ確実に
ロック出来、その上、簡単構造で外観品質の優れた三ツ
折れ中留の長さ調整構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の構成は、実用新
案登録請求の範囲に記載された通り、以下の特徴を備え
る。 (1) すなわち、本考案は、請求項1に記載された通
り、プッシュボタン裏カバーを筒状とし、スライドコマ
と隣接させた、という構成上の特徴を備える。かかる構
成により、案内突起の係合を除き、プッシュボタンが、
隣接するスライドコマと接触して擦れ合うことが無い。
また、スプリングが、隣接するスライドコマと接触し
て、スライドコマの滑動を妨げることが無い。よって、
常に円滑に滑動するプッシュボタンとスライドコマを得
ることができる。これは、長さ調整機構の円滑な操作を
保証する。 (2) さらに、本考案は、請求項2に記載された通
り、筒状のプッシュボタン裏カバーに、プッシュボタン
の案内突起を通過させる開口部が形成されることが好ま
しい。かかる構成により、プッシュボタンとスライドコ
マとの接触を防ぎつつ、プッシュボタンの案内突起とス
ライドコマのノコ歯状の歯とを確実に係合させることが
できる。また、案内突起が開口部に案内されるため、プ
ッシュボタンが蛇行することなく円滑に滑動する。 (3) さらに、本考案は、請求項3に記載された通
り、スプリングは、切り欠けより抜脱できないようにプ
ッシュボタン裏カバー内に収納されることが好ましい。
かかる構成により、プッシュボタンを押圧した時、撓め
られたスプリングが蛇行してスライドコマに引っ掛かる
ことがない。よって、常に円滑に滑動するプッシュボタ
ンとスライドコマを得ることができる。 (4) さらに、本考案は、請求項4に記載された通
り、一対のプッシュボタンと、一対のノコ歯状の歯とを
備えていても良い。かかる場合、一対のノコ歯状の歯
は、他端部に向けて分離した2股状で、互いに内側に対
向するように形成されていても良い。
【0005】
【考案の実施の形態】以下本考案を図面に基づいて詳細
に説明する。図1から図5は、本考案の一実施例を示
し、図1は中留装置の全体を示す斜視図、図2は中留装
置の分解斜視図、図3、図4、図5は本考案の実施例に
関する各部品の斜視図である。
【0006】図1において、三ツ折れ中留装置は時計バ
ンド21と連結する裏板22と前記裏板22と軸支する
中板23と前記中板23と軸支し、バンド長さ調整機構
を備えた表カバーユニット24からなっており、裏板2
2と中板23は、公知の三ツ折れ中留のものと同じであ
り、又、25はバネ棒穴で時計バンド26を接続する。
【0007】次に、表カバーユニット24について説明
する。表カバーユニット24は、一端部に前記中板23
と連結した表カバー30と、前記表カバー30内を摺動
し且つ一端部が時計バンド26に連結されると共に、他
端部が2股状で内側に対向するように形成されたノコ刃
状の歯43を有するスライドコマ31と、前記スライド
コマ31の歯43に係脱する案内突起36及びボタン部
27を備えた2つのプッシュボタン33と、前記プッシ
ュボタン33が内部で摺動すると共に、プッシュボタン
33の裏面をカバーし且つ2つのプッシュボタン33を
外方へ拡開するスプリング35を配設したプッシュボタ
ン裏カバー34とで構成されており、前記表カバー30
は表部30aと両端部30bとよりなり、前記両端部3
0bに前記プッシュボタン33のボタン部27が配設さ
れる窓穴37が設けられている。また、前記プッシュボ
タン裏カバー34は図2及び図3に示すように、中央に
開口部を有する表部34aと底部34bとの間に設けら
れた2つの側部34cとからなっている。
【0008】表カバーユニット24を組み立てる手段に
ついて説明する。図3に見るように、プッシュボタン裏
カバー34は、断面形状が略矩形を成す中空の筒状体で
ある。その表部34aに、プッシュボタン33の滑動方
向に沿って、内部に貫通するように切り欠けられた開口
部が設けられる。筒状のプッシュボタン裏カバー34の
内部に、2つのプッシュボタン33とスプリング35が
挿入される。スプリング35は、2つのプッシュボタン
33の間に介在され、2つのプッシュボタン33を外方
に付勢する。そして、2つのプッシュボタン33のボタ
ン部27それぞれが、プッシュボタン裏カバー34より
外方に突出する。また、2つのプッシュボタン33の案
内突起36それぞれが、表部34aの開口部より外方に
突出する。よって、案内突起36が開口部に案内される
ため、プッシュボタン33が蛇行することなく円滑に滑
動する。このとき、図2に見るように、スプリング35
の幅(スプリング35の伸縮方向に対して垂直な方向に
沿った長さ)は、プッシュボタン裏カバー34の側部3
4C間の距離にほぼ等しい寸法を有する。よって、プッ
シュボタン裏カバー34内部でのスプリング35の伸縮
は、側部34Cにより案内される。また、図2に見るよ
うに、スプリング35の幅は、プッシュボタン裏カバー
34の開口部より広い寸法を有する。よって、スプリン
グ35が、プッシュボタン裏カバー34の開口部より抜
脱することが阻止される。かつ、圧縮されて蛇行したス
プリング35が、開口部より突出することが阻止され
る。プッシュボタン裏カバー34の表側上方に、板状の
スライドコマ31が配置される。スライドコマ31の裏
面には、該裏面に添って一連の歯43が形成される。歯
43の形状は、案内面41とストップ面42が交互に繰
り返されて成る。かかる歯43に、プッシュボタン33
の案内突起36を係合させる。プッシュボタン33とス
ライドコマ31は、プッシュボタン裏カバー34の表部
34aを介して隣接される。よって、案内突起36を除
き、プッシュボタン33とスライドコマ31は接触しな
い。次いで、表カバー30の窓穴37に、プッシュボタ
ン33のボタン部27それぞれを挿入させる。よって、
表カバー30の外方からのボタン操作を可能とさせる。
ボタン部27が窓穴37に係合するため、プッシュボタ
ン裏カバー34は、表カバー30の内部に定着される。
このとき、図1に見るように、スライドコマ33は、筒
状のプッシュボタン裏カバー34と表カバー30の間に
挿入支承された状態となる。以上で、表カバーユニット
24が完成する。ただし、後述の長さ調整機構の操作を
可能せしめるには、プッシュボタン33は1つであって
も良い。かかる場合、歯43は、並列する2股状である
必要は無い。単列のノコ歯に案内突起36を係合させれ
ば良い。
【0009】前記内容から、時計バンドの長さを短く調
整するには、スライドコマ31を第1図の矢印の方向に
作動させる事により前記スライドコマ31の案内面28
とプッシュボタン33の案内突起36とが摺動し、所定
の長さにすることが出来る。又、前記スライドコマ31
のストップ面29で逆行防止の役目が出来、再び、バン
ドを長く調整するにはプッシュボタン33のボタン部2
7を押し、案内突起36を歯43から外せば良い。
【0010】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
よれば、腕に時計を装着したままで自由自在にバンドの
長さ調整が、スライドコマを押すことで簡単に短く出来
る。又、バンドを長くする際は、操作部材のボタン部を
押してやることにより簡単に長く出来る。その上、構造
が簡単であるので、組立性や外観品質も優れている。
【0011】尚、誤って一方の操作部材のボタン部に触
れて押しても安易にバンドは、長くならないなどの効果
が上げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す中留装置の全体を示す
斜視図である。
【図2】本考案の中留装置の分解斜視図である。
【図3】本考案の中留装置の部品の斜視図である。
【図4】本考案の中留装置の部品の斜視図である。
【図5】本考案の中留装置の部品の斜視図である。
【図6】従来例の中留装置の断面図である。
【符号の説明】
21 時計バンド 22 裏板 23 中板 24 表カバーユニット 25 バネ棒穴 26 時計バンド 27 ボタン部 28 案内面 29 ストップ面 30 表カバー 30a 表部 30b 側部 31 スライドコマ 33 プッシュボタン 34 プッシュボタン裏カバー 34a 表部 34b 底部 34c 側部 35 スプリング 36 案内突起 37 窓穴 43 歯

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計バンドと連結する裏板と、前記裏板
    に軸止される中板と、前記中板に軸止される表カバーユ
    ニットから成り、該表カバーユニットにバンド長さ調整
    機構が備えられる時計バンドの三ツ折れ中留装置におい
    て、前記表カバーユニットは、 表カバーと、 該表カバー内を摺動し、その一端が時計バンドに連結さ
    れるスライドコマと、 該スライドコマに形成されたノコ歯状の歯と、 該ノコ歯状の歯に係脱する案内突起を備えるプッシュボ
    タンと、 該プッシュボタンがその内部を摺動するプッシュボタン
    裏カバーと、 該プッシュボタン裏カバーに配設され、前記プッシュボ
    タンを外方に拡開させるスプリングと、 前記表カバーの側部に穿設計され、前記プッシュボタン
    が配設される窓穴と、を具備し、前記窓穴に前記プッシ
    ュボタン裏カバーに取り付けられた前記プッシュボタン
    を配設すると共に、前記スライドコマの歯に前記プッシ
    ュボタンの案内突起を係合させて構成されており、かつ
    前記プッシュボタン裏カバーを筒状とし、前記スライド
    コマと隣接させたことを特徴とする三ツ折れ中留装置の
    長さ調整機構の構造。
  2. 【請求項2】 筒状の前記プッシュボタン裏カバーに、
    前記プッシュボタンの案内突起を通過させる開口部が形
    成される請求項1に記載の三ツ折れ中留装置の長さ調整
    機構の構造。
  3. 【請求項3】 前記スプリングは、前記開口部より抜脱
    できないようにプッシュボタン裏カバー内に収納される
    請求項2に記載の三ツ折れ中留装置の長さ調整機構の構
    造。
  4. 【請求項4】 前記表カバーユニットが、前記案内突起
    を備える一対の前記プッシュボタンと、前記案内突起そ
    れぞれが係脱する一対の前記ノコ歯状の歯とを備え、一
    対の前記ノコ歯状の歯は、他端部に向けて分離した2股
    状で、互いに内側に対向するように形成される請求項1
    に記載の三ツ折れ中留装置の長さ調整機構の構造。
JP1998001971U 1998-03-31 1998-03-31 三ツ折れ中留の長さ調整構造 Expired - Lifetime JP2589222Y2 (ja)

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WO2002074124A1 (fr) * 2001-03-19 2002-09-26 Citizen Watch Co., Ltd. Dispositif de reglage de la longueur d'une parure en forme de bande

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