JPH10178U - 三ツ折れ中留の長さ調整構造 - Google Patents

三ツ折れ中留の長さ調整構造

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JPH10178U
JPH10178U JP001971U JP197198U JPH10178U JP H10178 U JPH10178 U JP H10178U JP 001971 U JP001971 U JP 001971U JP 197198 U JP197198 U JP 197198U JP H10178 U JPH10178 U JP H10178U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腕時計のバンドの長さの調整を簡単にできる
ようにする。 【解決手段】 腕時計の三ツ折れ中留において、表カバ
ーユニット24の内部に摺動するスライドコマ31と前
記スライドコマ31の歯と係合する案内突起を設けたプ
ッシュボタン33と、前記プッシュボタン33の裏面を
カバーし且つ2つのプッシュボタン33を外方へ拡開す
るスプリングを配設したプッシュボタン裏カバーで構成
し、プッシュボタン33とスライドコマ31の操作でバ
ンドの長さを調整できる様に構成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、腕時計バンドなどに於る三ツ折れ中留の長さ調整構造に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
三ツ折れ中留のバンド長さ調整構造の従来技術としては、実開昭52−110 873号公報に開示されている。この構造は、図6の断面図に示す様に表カバー 1と中板(図示せず)の間に補助金具2と摺動片5を配置し、補助金具2と表カ バー1とを周知のバネ棒6によって連結し、同じく摺動片5と中板とをピン(図 示せず)にて連結している。補助金具2と摺動片5とは、補助金具2の底面に形 成した複数個の止め穴7に摺動片5に固定されたコ形バネ4、係止爪3を係合す ることにより連結している。バンドの長さを調整するには、係止爪3を複数の止 め穴7に順次移動させることで行ない、補助金具2のストッパー8に当たるまで 移動することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この構造は補助金具2と摺動片5は、係止爪3と止め穴7によ る弾性係合であるため、バンドに僅かな力が作用しても係合が外れてしまう欠点 があった。したがって、バンドが緩むことが多く装着性に劣る。本考案は、上記 問題点を解決し、バンド長さ調整を簡単に行ない、且つ確実にロック出来、その 上、簡単構造で外観品質の優れた三ツ折れ中留の長さ調整構造を提供することを 目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の構成は、実用新案登録請求の範囲に記載された通り、以下の特徴を備 える。 (1) すなわち、本考案は、請求項1に記載された通り、プッシュボタン裏カ バーを筒状とし、スライドコマと隣接させた、という構成上の特徴を備える。 かかる構成により、案内突起の係合を除き、プッシュボタンが、隣接するスラ イドコマと接触して擦れ合うことが無い。また、スプリングが、隣接するスライ ドコマと接触して、スライドコマの滑動を妨げることが無い。よって、常に円滑 に滑動するプッシュボタンとスライドコマを得ることができる。これは、長さ調 整機構の円滑な操作を保証する。 (2) さらに、本考案は、請求項2に記載された通り、筒状のプッシュボタン 裏カバーに、プッシュボタンの案内突起を通過させる開口部が形成されることが 好ましい。 かかる構成により、プッシュボタンとスライドコマとの接触を防ぎつつ、プッ シュボタンの案内突起とスライドコマのノコ歯状の歯とを確実に係合させること ができる。 また、案内突起が開口部に案内されるため、プッシュボタンが蛇行することな く円滑に滑動する。 (3) さらに、本考案は、請求項3に記載された通り、スプリングは、切り欠 けより抜脱できないようにプッシュボタン裏カバー内に収納されることが好まし い。 かかる構成により、プッシュボタンを押圧した時、撓められたスプリングが蛇 行してスライドコマに引っ掛かることがない。よって、常に円滑に滑動するプッ シュボタンとスライドコマを得ることができる。 (4) さらに、本考案は、請求項4に記載された通り、一対のプッシュボタン と、一対のノコ歯状の歯とを備えていても良い。 かかる場合、一対のノコ歯状の歯は、他端部に向けて分離した2股状で、互い に内側に対向するように形成されていても良い。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下本考案を図面に基づいて詳細に説明する。図1から図5は、本考案の一実 施例を示し、図1は中留装置の全体を示す斜視図、図2は中留装置の分解斜視図 、図3、図4、図5は本考案の実施例に関する各部品の斜視図である。
【0006】 図1において、三ツ折れ中留装置は時計バンド21と連結する裏板22と前記 裏板22と軸支する中板23と前記中板23と軸支し、バンド長さ調整機構を備 えた表カバーユニット24からなっており、裏板22と中板23は、公知の三ツ 折れ中留のものと同じであり、又、25はバネ棒穴で時計バンド26を接続する 。
【0007】 次に、表カバーユニット24について説明する。表カバーユニット24は、一 端部に前記中板23と連結した表カバー30と、前記表カバー30内を摺動し且 つ一端部が時計バンド26に連結されると共に、他端部が2股状で内側に対向す るように形成されたノコ刃状の歯43を有するスライドコマ31と、前記スライ ドコマ31の歯43に係脱する案内突起36及びボタン部27を備えた2つのプ ッシュボタン33と、前記プッシュボタン33が内部で摺動すると共に、プッシ ュボタン33の裏面をカバーし且つ2つのプッシュボタン33を外方へ拡開する スプリング35を配設したプッシュボタン裏カバー34とで構成されており、前 記表カバー30は表部30aと両端部30bとよりなり、前記両端部30bに前 記プッシュボタン33のボタン部27が配設される窓穴37が設けられている。 また、前記プッシュボタン裏カバー34は図2及び図3に示すように、中央に開 口部を有する表部34aと底部34bとの間に設けられた2つの側部34cとか らなっている。
【0008】 表カバーユニット24を組み立てる手段について説明する。 図3に見るように、プッシュボタン裏カバー34は、断面形状が略矩形を成す 中空の筒状体である。その表部34aに、プッシュボタン33の滑動方向に沿っ て、内部に貫通するように切り欠けられた開口部が設けられる。 筒状のプッシュボタン裏カバー34の内部に、2つのプッシュボタン33とス プリング35が挿入される。スプリング35は、2つのプッシュボタン33の間 に介在され、2つのプッシュボタン33を外方に付勢する。そして、2つのプッ シュボタン33のボタン部27それぞれが、プッシュボタン裏カバー34より外 方に突出する。また、2つのプッシュボタン33の案内突起36それぞれが、表 部34aの開口部より外方に突出する。よって、案内突起36が開口部に案内さ れるため、プッシュボタン33が蛇行することなく円滑に滑動する。 このとき、図2に見るように、スプリング35の幅(スプリング35の伸縮方 向に対して垂直な方向に沿った長さ)は、プッシュボタン裏カバー34の側部3 4C間の距離にほぼ等しい寸法を有する。よって、プッシュボタン裏カバー34 内部でのスプリング35の伸縮は、側部34Cにより案内される。 また、図2に見るように、スプリング35の幅は、プッシュボタン裏カバー3 4の開口部より広い寸法を有する。よって、スプリング35が、プッシュボタン 裏カバー34の開口部より抜脱することが阻止される。かつ、圧縮されて蛇行し たスプリング35が、開口部より突出することが阻止される。 プッシュボタン裏カバー34の表側上方に、板状のスライドコマ31が配置さ れる。スライドコマ31の裏面には、該裏面に添って一連の歯43が形成される 。歯43の形状は、案内面41とストップ面42が交互に繰り返されて成る。 かかる歯43に、プッシュボタン33の案内突起36を係合させる。プッシュ ボタン33とスライドコマ31は、プッシュボタン裏カバー34の表部34aを 介して隣接される。よって、案内突起36を除き、プッシュボタン33とスライ ドコマ31は接触しない。 次いで、表カバー30の窓穴37に、プッシュボタン33のボタン部27それ ぞれを挿入させる。よって、表カバー30の外方からのボタン操作を可能とさせ る。ボタン部27が窓穴37に係合するため、プッシュボタン裏カバー34は、 表カバー30の内部に定着される。 このとき、図1に見るように、スライドコマ33は、筒状のプッシュボタン裏 カバー34と表カバー30の間に挿入支承された状態となる。 以上で、表カバーユニット24が完成する。 ただし、後述の長さ調整機構の操作を可能せしめるには、プッシュボタン33 は1つであっても良い。かかる場合、歯43は、並列する2股状である必要は無 い。単列のノコ歯に案内突起36を係合させれば良い。
【0009】 前記内容から、時計バンドの長さを短く調整するには、スライドコマ31を第 1図の矢印の方向に作動させる事により前記スライドコマ31の案内面28とプ ッシュボタン33の案内突起36とが摺動し、所定の長さにすることが出来る。 又、前記スライドコマ31のストップ面29で逆行防止の役目が出来、再び、バ ンドを長く調整するにはプッシュボタン33のボタン部27を押し、案内突起3 6を歯43から外せば良い。
【0010】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案によれば、腕に時計を装着したままで自 由自在にバンドの長さ調整が、スライドコマを押すことで簡単に短く出来る。又 、バンドを長くする際は、操作部材のボタン部を押してやることにより簡単に長 く出来る。その上、構造が簡単であるので、組立性や外観品質も優れている。
【0011】 尚、誤って一方の操作部材のボタン部に触れて押しても安易にバンドは、長く ならないなどの効果が上げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す中留装置の全体を示す
斜視図である。
【図2】本考案の中留装置の分解斜視図である。
【図3】本考案の中留装置の部品の斜視図である。
【図4】本考案の中留装置の部品の斜視図である。
【図5】本考案の中留装置の部品の斜視図である。
【図6】従来例の中留装置の断面図である。
【符号の説明】
21 時計バンド 22 裏板 23 中板 24 表カバーユニット 25 バネ棒穴 26 時計バンド 27 ボタン部 28 案内面 29 ストップ面 30 表カバー 30a 表部 30b 側部 31 スライドコマ 33 プッシュボタン 34 プッシュボタン裏カバー 34a 表部 34b 底部 34c 側部 35 スプリング 36 案内突起 37 窓穴 43 歯

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計バンドと連結する裏板と、前記裏板
    に軸止される中板と、前記中板に軸止される表カバーユ
    ニットから成り、該表カバーユニットにバンド長さ調整
    機構が備えられる時計バンドの三ツ折れ中留装置におい
    て、前記表カバーユニットは、 表カバーと、 該表カバー内を摺動し、その一端が時計バンドに連結さ
    れるスライドコマと、 該スライドコマに形成されたノコ歯状の歯と、 該ノコ歯状の歯に係脱する案内突起を備えるプッシュボ
    タンと、 該プッシュボタンがその内部を摺動するプッシュボタン
    裏カバーと、 該プッシュボタン裏カバーに配設され、前記プッシュボ
    タンを外方に拡開させるスプリングと、 前記表カバーの側部に穿設計され、前記プッシュボタン
    が配設される窓穴と、を具備し、前記窓穴に前記プッシ
    ュボタン裏カバーに取り付けられた前記プッシュボタン
    を配設すると共に、前記スライドコマの歯に前記プッシ
    ュボタンの案内突起を係合させて構成されており、かつ
    前記プッシュボタン裏カバーを筒状とし、前記スライド
    コマと隣接させたことを特徴とする三ツ折れ中留装置の
    長さ調整機構の構造。
  2. 【請求項2】 筒状の前記プッシュボタン裏カバーに、
    前記プッシュボタンの案内突起を通過させる開口部が形
    成される請求項1に記載の三ツ折れ中留装置の長さ調整
    機構の構造。
  3. 【請求項3】 前記スプリングは、前記開口部より抜脱
    できないようにプッシュボタン裏カバー内に収納される
    請求項2に記載の三ツ折れ中留装置の長さ調整機構の構
    造。
  4. 【請求項4】 前記表カバーユニットが、前記案内突起
    を備える一対の前記プッシュボタンと、前記案内突起そ
    れぞれが係脱する一対の前記ノコ歯状の歯とを備え、一
    対の前記ノコ歯状の歯は、他端部に向けて分離した2股
    状で、互いに内側に対向するように形成される請求項1
    に記載の三ツ折れ中留装置の長さ調整機構の構造。
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