JP7322685B2 - バンドおよび時計 - Google Patents
バンドおよび時計 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7322685B2 JP7322685B2 JP2019221007A JP2019221007A JP7322685B2 JP 7322685 B2 JP7322685 B2 JP 7322685B2 JP 2019221007 A JP2019221007 A JP 2019221007A JP 2019221007 A JP2019221007 A JP 2019221007A JP 7322685 B2 JP7322685 B2 JP 7322685B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- middle piece
- piece
- arm
- insertion hole
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44C—PERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
- A44C5/00—Bracelets; Wrist-watch straps; Fastenings for bracelets or wrist-watch straps
- A44C5/14—Bracelets; Wrist-watch straps; Fastenings for bracelets or wrist-watch straps characterised by the way of fastening to a wrist-watch or the like
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44C—PERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
- A44C5/00—Bracelets; Wrist-watch straps; Fastenings for bracelets or wrist-watch straps
- A44C5/02—Link constructions
- A44C5/10—Link constructions not extensible
- A44C5/105—Link constructions not extensible with links made of one piece and linked together by one connecting element
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44C—PERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
- A44C5/00—Bracelets; Wrist-watch straps; Fastenings for bracelets or wrist-watch straps
- A44C5/18—Fasteners for straps, chains or the like
- A44C5/20—Fasteners for straps, chains or the like for open straps, chains or the like
- A44C5/2057—Fasteners locked by sliding or rotating of the male element of the fastener; Turn-button fasteners
- A44C5/2061—Fasteners locked by sliding or rotating of the male element of the fastener; Turn-button fasteners combined with spring means
Description
しかしながら、このようなばね棒の取り付け構造を採用すると、バンド端部の部品の一部を折り曲げ可能に構成する必要がある。このため、このようなばね棒の脱落防止構造を、部品を折り曲げることなく加工すること、例えば、無垢の金属材料を加工して達成することが困難であるといった問題がある。
バンド端部の部品を無垢の金属材料を加工して製造すれば、意匠性に優れ高級感が得られることから、無垢の金属材料から製造可能で、かつ、操作端子を有するばね棒を組み込み可能なバンドの部品が望まれていた。
以下、本開示の第1実施形態に係る時計100について、図面に基づいて説明する。
図1は、第1実施形態の時計100の要部を示す斜視図である。
図1に示すように、時計100は、時計本体110と、バンド1とを有する。
ケース111は、胴113と、ガラス縁114と、カバーガラス115と、裏蓋116とを備える。
胴113は、金属で形成された円筒状の部材であり、内部に図示略の文字板やムーブメント等が配置されている。
ガラス縁114は、金属で形成された円環状の部材であり、胴113の上部に配置されている。カバーガラス115は、胴113の上部側の開口を覆うように配置され、ガラス縁114により固定されており、図示略の文字板を覆っている。裏蓋116は金属で形成された部材であり、胴113の下部側の開口を覆うように配置されている。
図2は、バンド1を示す斜視図であり、図3、4は、連結具10を示す分解斜視図である。なお、図3と図4とでは、異なる方向から連結具10を見ている。また、連結具10は、時計本体110に対して、バンド1を取り付けるための所謂エンドピースである。
図1~4に示すように、バンド1は、金属製の複数の駒2が組み合わされて構成されるバンド本体3と、バンド本体3の両端部に連結され、一対の保持片部112A、112Bに取り付けられる連結具10とを有する。なお、図1には、時計100の6時方向の保持片部112A、112Bに取り付けられる連結具10のみを図示している。
連結具10は、バネ棒20と、外駒30と、中駒40、固定部材50とを有する。
バネ棒20は、連結具10を一対の保持片部112A、112Bに着脱可能に連結させるための部材である。本実施形態では、バネ棒20は、軸部材21と、操作部22と、第1突出部材23と、第2突出部材24と、バネ部材25とを有する。また、バネ棒20は、後述する第1腕凹部311、中駒挿通孔42、中駒凹部41、第2腕凹部321、第2腕挿通孔322に挿通される。
また、操作部22は、バネ棒20が外駒30および中駒40に収納された際に、後述する中駒凹部41の開口47から突出して配置される。これにより、バネ棒20が外駒30および中駒40に収納された状態で、操作部22は中駒凹部41および第2腕凹部321内を軸部材21の軸方向Oに沿って移動可能とされている。
また、第1突出部材23は、バネ部材25によって、軸部材21の軸方向Oに沿って先端部が突出するように付勢されている。この際、第1突出部材23は、大径とされた基端部が、軸部材21の端部と係合した状態となっている。
さらに、第1突出部材23は、バネ棒20が外駒30および中駒40に収納された状態で、先端部が外駒30から軸方向Oに沿って突出するように配置されている。
また、第2突出部材24は、バネ部材25によって、軸部材21の軸方向Oに沿って突出するように付勢されている。この際、第2突出部材24は、大径とされた基端部が、軸部材21の端部と係合した状態となっている。
さらに、第2突出部材24は、バネ棒20が外駒30および中駒40に収納された状態で、先端部が外駒30から突出するように配置されている。なお、第1突出部材23および第2突出部材24は、本開示の突出部材の一例である。
外駒30は、中駒40と連結してバネ棒20を収納するための部材である。本実施形態では、外駒30は、無垢の金属材料に切削等の加工を施すことにより形成されている。
外駒30は、第1腕部31と、第2腕部32と、胴部33とを有する。
第1腕凹部311は、バネ棒20の軸部材21が配置される凹部であり、軸部材21の軸方向Oに沿って設けられている。本実施形態では、第1腕凹部311は、第1腕部31の一方の側面313から他方の側面314にわたって設けられている。また、第1腕凹部311は、バンド1が時計100に取り付けられた際に、時計100の裏面側に開口するように設けられている。なお、第1腕凹部311は、本開示の第1凹部の一例である。
第1腕固定孔312は、固定部材50が挿入される孔であり、後述する固定部材50のピン51の軸方向に沿って設けられている。本実施形態では、第1腕固定孔312は、一方の側面313から他方の側面314にかけて、第1腕部31を貫通している。
第2腕部32には、第2腕凹部321と、第2腕挿通孔322と、第2腕固定孔323とが設けられている。
中駒40は、外駒30と連結してバネ棒20を収納するための部材であり、固定部材50によって、第1腕部31と第2腕部32との間に配置されている。本実施形態では、中駒40は、無垢の金属材料に切削等の加工を施すことにより形成されている。
中駒40には、中駒凹部41と、中駒挿通孔42と、中駒固定孔43と、中駒連結孔44とが設けられている。
このように、本実施形態では、第1腕凹部311、中駒挿通孔42、中駒凹部41、第2腕凹部321、および、第2腕挿通孔322は、軸方向Oに沿って、この順に配置されている。なお、中駒挿通孔42は、本開示の第2挿通孔の一例である。
中駒連結孔44は、中駒40と駒2とを連結させる図示略の連結部材が挿通される孔である。本実施形態では、中駒連結孔44は、一方の側面45から他方の側面46にかけて、中駒40を貫通している。
固定部材50は、中駒40を外駒30の第1腕部31と第2腕部32との間に固定させるための部材である。本実施形態では、固定部材50は、ピン51と、Cリング52とを有する。
ピン51は、金属製であり、第1腕固定孔312、中駒固定孔43、および、第2腕固定孔323に挿入される。また、ピン51は、外径が、第1腕固定孔312、中駒固定孔43の小径部432、および、第2腕固定孔323の内径と略等しくなるように構成されている。
Cリング52は、ステンレス鋼等の金属で構成されており、前述したように、中駒固定孔43の大径部431に配置される。そして、Cリング52の内側に、ピン51が挿入されている。
図5~7は、連結具10の組み立て方法を示す斜視図である。
まず、図5に示すように、バネ棒20の軸部材21を、中駒40の中駒挿通孔42に挿通させる。これにより、バネ棒20を、中駒40の中駒凹部41および中駒挿通孔42に配置する。この際、バネ棒20を、操作部22が中駒凹部41の開口47から突出するように配置する。
この状態で、中駒40を、外駒30の第1腕部31と第2腕部32との間に配置させる。この際、バネ棒20の軸部材21は、第1腕部31の第1腕凹部311に配置される。
また、この際、第1突出部材23は、第2腕凹部321に配置される。すなわち、中駒凹部41は、操作部22が中駒40に係合した状態で、第1突出部材23の先端部が中駒40の側面46から突出するように形成されている。
このため、第1突出部材23が中駒40の側面46から突出した状態で、当該第1突出部材23が第2腕部32と干渉しないので、中駒40を第1腕部31と第2腕部32との間に配置することができる。
最後に、ピン51を第1腕固定孔312、中駒固定孔43、および、第2腕固定孔323に挿入する。そうすると、中駒固定孔43の大径部431に配置されたCリング52の内側にピン51が圧入され、当該Cリング52が外周側に変形する。これにより、Cリング52が大径部431に係合され、ピン51が第1腕固定孔312、中駒固定孔43、および、第2腕固定孔323から脱落しなくなる。そのため、固定部材50によって中駒40が外駒30に固定される。
このような第1実施形態では、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、バネ棒20は、第1腕凹部311、中駒挿通孔42、中駒凹部41、および、第2腕挿通孔322を貫通し、かつ、操作部22が中駒凹部41の開口47から突出するように配置される。また、バネ棒20は、外駒30および中駒40に収納された状態で、操作部22が軸方向Oに移動可能に構成されている。
これにより、操作部22を軸方向Oに沿って移動させた場合に、バネ棒20が外駒30および中駒40から脱落してしまうことを抑制できる。
また、金属部品の一部を折り曲げることなく、バネ棒20の脱落防止構造を達成できるので、脱落防止構造を構成する外駒30および中駒40を、無垢の金属材料から製造することができる。そのため、操作部22を有するバネ棒20を組み込み可能で、かつ、意匠性に優れ高級感が得られるバンド1を得ることができる。
次に、本開示の第2実施形態に係るバンド1Aを図面に基づいて説明する。
第2実施形態のバンド1Aは、中駒40Aが複数の中駒部品410A、420A、430Aを備えて構成される点で前述した第1実施形態と相違する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同一または同様の構成には同一符号を付し、説明を省略する。
図8、9に示すように、バンド1Aは、前述した第1実施形態と同様に、金属製の複数の駒2Aが組み合わされて構成されるバンド本体3Aと、バンド本体3Aの両端部に連結される連結具10Aとを有する。
図10、11は、連結具10Aを示す分解斜視図である。なお、図10と図11とでは、異なる方向から連結具10Aを見ている。
図8~11に示すように、連結具10Aは、前述した第1実施形態と同様に所謂エンドピースであり、バネ棒20と、外駒30Aと、中駒40Aと、固定部材50とを有する。
外駒30Aは、前述した第1実施形態と同様に、第1腕部31Aと、第2腕部32Aと、胴部33Aとを有する。
第1腕部31Aには、前述した第1実施形態と同様に、第1腕凹部311Aと、第1腕固定孔312Aとが設けられている。
また、第2腕部32Aには、前述した第1実施形態と同様に、第2腕凹部321Aと、第2腕挿通孔322Aと、第2腕固定孔323Aとが設けられている。
胴部33Aは、前述した第1実施形態と同様に、第1腕部31Aと第2腕部32Aとを連結している。なお、本実施形態では、第1腕部31Aおよび第2腕部32Aは、胴部33Aから駒2Aが配置される側と反対側に向かって延出している。
本実施形態では、中駒40Aは、第1中駒部品410A、第2中駒部品420A、および、第3中駒部品430Aの3つの部品を備えて構成されている。また、本実施形態では、中駒部品410A、420A、430Aは、無垢の金属材料に切削等の加工を施すことにより形成されている。さらに、本実施形態では、第1腕部31Aと第2腕部32Aとの間において、中駒部品410A、420A、430Aは、軸部材21の軸方向Oに沿って並んで配置されている。
また、第3中駒凹部431Aは、バンド1Aが時計100に取り付けられた際に、時計100の裏面側に開口するように設けられている。
さらに、第3中駒凹部431Aは、第2中駒凹部421Aとともに、中駒凹部41Aを構成する。なお、中駒凹部41Aは、本開示の第2凹部の一例である。
また、前述の第1実施形態と同様に、バネ棒20の操作部22は、中駒凹部41Aの開口47Aから突出するように配置されている。
また、第3中駒係合凹部433Aは、バンド1Aが時計100に取り付けられた際に、時計100の裏面側に開口するように設けられている。なお、第3中駒係合凹部433Aは、本開示の係合凹部の一例である。
第3中駒連結孔434Aは、第3中駒部品430Aと駒2Aとを連結させる図示略の連結部材が挿通される孔である。
図12~14は、連結具10Aの組み立て方法を示す斜視図である。
まず、図12に示すように、バネ棒20の軸部材21を、第1中駒部品410Aの第1中駒挿通孔411Aに挿通させる。そして、操作部22を軸方向Oに沿って移動させて、操作部22を第1中駒部品410Aに係合させる。次に、第1中駒固定孔412Aに、Cリング52を配置する。
この状態で、第1中駒部品410Aを、外駒30Aの第1腕部31Aの内側に隣接するように配置し、軸部材21を第1腕凹部311Aに係合させる。
次に、第2中駒部品420Aおよび第3中駒部品430Aを、第1中駒部品410Aと第2腕部32Aとの間に配置して、バネ棒20の軸部材21に係合させる。具体的には、第2中駒部品420Aの第2中駒凹部421Aを軸部材21に係合させ、第3中駒部品430Aの第3中駒凹部431Aを軸部材21に係合させる。
そして、ピン51を、第1腕固定孔312A、第1中駒固定孔412A、第2中駒固定孔、第3中駒固定孔432A、および、第2腕固定孔323Aに挿入する。これにより、第1中駒部品410A、第2中駒部品420A、および、第3中駒部品430Aを備えて構成される中駒40Aを、外駒30Aの第1腕部31Aと第2腕部32Aとの間に固定させる。
このような第2実施形態では、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、中駒40Aは、複数の中駒部品410A、420A、430Aを備えて構成される。
これにより、バンド1Aを構成する中駒40Aのデザインのバリエーションを増やすことができる。そのため、バンド1Aの意匠性をより高めることができる。
これにより、係合凹部413A、433Aと胴部33Aとを係合させた上で、中駒40Aを外駒30Aに固定させるので、外駒30Aに対する中駒40Aの固定をより確実にすることができる。また、係合凹部413A、433Aを胴部33Aに係合させることにより、中駒固定孔412A、432Aの位置決めをできるので、連結具10Aの組み立てを容易にできる。
次に、本開示の第3実施形態に係るバンド1Bを図面に基づいて説明する。
第3実施形態のバンド1Bは、外駒30Bが複数の外駒部品310B、320Bを備えて構成される点で前述した第1、2実施形態と異なる。なお、第3実施形態において、第1、2実施形態と同一または同様の構成には同一符号を付し、説明を省略する。
図15、16に示すように、バンド1Bは、前述した第1、2実施形態と同様に、金属製の複数の駒2Bが組み合わされて構成されるバンド本体3Bと、バンド本体3Bの両端部に連結される連結具10Bとを有する。
図17は、連結具10Bを示す分解斜視図である。
図15~17に示すように、連結具10Bは、前述した第1、2実施形態と同様に所謂エンドピースであり、バネ棒20と、外駒30Bと、中駒40Bと、固定部材50とを有する。
本実施形態では、外駒30Bは、第1外駒部品310Bと、第2外駒部品320Bとの2つの部品を備えて構成されている。また、本実施形態では、外駒部品310B、320Bは、無垢の金属材料に切削等の加工を施すことにより形成されている。さらに、本実施形態では、第1外駒部品310Bと第2外駒部品320Bとは、軸部材21の軸方向Oに沿って並んで配置されている。
第1腕部311Bには、バネ棒20の軸部材21が配置される第1腕凹部3111Bと、固定部材50が挿入される第1腕固定孔3112Bとが設けられている。
第2腕部312Bには、バネ棒20の軸部材21が配置される第2腕凹部3121Bが設けられている。また、図示は省略するが、第2腕部312Bには、軸部材21が挿通され、第2腕凹部3121Bと連通する第2腕挿通孔が設けられている。さらに、図示は省略するが、第2腕部312Bには、固定部材50が挿入される第2腕固定孔が設けられている。
第1胴部313Bは、第1腕部311Bと第2腕部312Bとを連結している。本実施形態では、第1腕部311Bおよび第2腕部312Bは、第1胴部313Bから駒2Bが配置される側と反対側に向かって延出している。
第3腕部321Bには、バネ棒20の軸部材21が挿通される第3腕挿通孔3211Bと、固定部材50が挿入される第3腕固定孔3212Bが設けられている。
第4腕部322Bには、バネ棒20の軸部材21が挿通される第4腕挿通孔3221Bが設けられている。また、図示は省略するが、第4腕部322Bには、固定部材50が挿入される第4腕固定孔が設けられている。
第2胴部323Bは、第3腕部321Bと第4腕部322Bとを連結している。本実施形態では、第3腕部321Bおよび第4腕部322Bは、第2胴部323Bから駒2Bが配置される側と反対側に向かって延出している。
本実施形態では、中駒40Bは、第1中駒部品410Bと、第2中駒部品420Bと、第3中駒部品430Bとの3つの部品を備えて構成されている。また、本実施形態では、中駒部品410B、420B、430Bは、無垢の金属材料に切削等の加工を施すことにより形成されている。さらに、本実施形態では、中駒部品410B、420B、430Bは、軸部材21の軸方向Oに沿って並んで配置されている。
このような第3実施形態では、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、外駒30Bは、複数の外駒部品310B、320Bを備えて構成される。
これにより、バンド1Bを構成する外駒30Bのデザインのバリエーションを増やすことができる。そのため、バンド1Bの意匠性をより高めることができる。
次に本開示の第4実施形態に係る連結具10Cを図面に基づいて説明する。
第4実施形態の連結具10Cは、中駒40Cが5つの中駒部品410C、420C、430C、440C、450Cを備えて構成される点で前述した第1~3実施形態と異なる。なお、なお、第4実施形態において、第1~3実施形態と同一または同様の構成には同一符号を付し、説明を省略する。
図18は、第4実施形態の連結具10Cを示す斜視図である。
図18に示すように、本実施形態の連結具10Cは、バネ棒20と、外駒30Cと、中駒40Cと、固定部材50とを有する。
外駒30Cは、第1腕部31Cと、第2腕部32Cと、胴部33Cとを有し、前述した第2実施形態と同様に構成されている。
第1腕部31Cには、第1腕凹部311Cと、第1腕固定孔312Cとが設けられている。第2腕部32Cには、第2腕凹部321Cと、図示略の第2腕挿通孔と、図示略の第2腕固定孔とが設けられている。胴部33Cは、第1腕部31Cと第2腕部32Cとを連結している。
本実施形態では、中駒40Cは、第1中駒部品410Cと、第2中駒部品420Cと、第3中駒部品430Cと、第4中駒部品440Cと、第5中駒部品450Cとの5つの部品を備えて構成されている。また、本実施形態では、中駒部品410C、420C、430C、440C、450Cは、無垢の金属材料に切削等の加工を施すことにより形成されている。さらに、本実施形態では、第1腕部31Cと第2腕部32Cとの間において、中駒部品410C、420C、430C、440C、450Cは、軸部材21の軸方向Oに沿って並んで配置されている。
このような第4実施形態では、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、中駒40Cは、複数の中駒部品410C、420C、430C、440C、450Cを備えて構成される。
そのため、中駒40Cのデザインのバリエーションをより増やすことができる。
次に、本開示の第5実施形態に係るバンド1Dを図面に基づいて説明する。
第5実施形態のバンド1Dは、外駒30Dが、第1外駒部品310Dおよび第2外駒部品320Dで構成され、各外駒部品310D、320Dには、第1腕部、第2腕部、胴部が設けられない点で前述した第1~4実施形態と異なる。なお、第5実施形態において、第1~4実施形態と同一または同様の構成には同一符号を付し、説明を省略する。
図19に示すように、バンド1Dは、前述した第1~4実施形態と同様に、金属製の複数の駒2Dが組み合わされて構成されるバンド本体3Dと、バンド本体3Dの両端部に連結される連結具10Dとを有する。
図20、21は、連結具10Dを示す分解斜視図である。なお、図20と図21とでは、異なる方向から連結具10Dを見ている。
図20、21に示すように、連結具10Dは、バネ棒20と、外駒30Dと、中駒40Dと、固定部材50Dとを有する。なお、本実施形態では、固定部材50Dのピン51Dは、一方の端部が大径の段部とされている。
本実施形態では、外駒30Dは、第1外駒部品310Dと、第2外駒部品320Dとの2つの部品を備えて構成される。
また、本実施形態では、外駒部品310D、320Dは、無垢の金属材料に切削等の加工を施すことにより形成されている。
本実施形態では、前述した第1実施形態と同様に、中駒40Dは1つの部品から構成されている。そして、中駒40Dは、第1外駒部品310Dと第2外駒部品320Dとの間に配置されている。
また、中駒40Dには、中駒凹部41Dと、中駒挿通孔42Dと、中駒固定孔43Dと、中駒連結孔44Dとが設けられている。
このように、本実施形態では、第1外駒挿通孔311D、中駒挿通孔42D、中駒凹部41D、および、第2外駒挿通孔321Dは、軸方向Oに沿って、この順に配置されている。
中駒連結孔44Dは、中駒40Dと駒2Dとを連結させる図示略の連結部材が挿通される孔である。
このような第5実施形態では、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、外駒30Dは、第1外駒部品310Dと第2外駒部品320Dとを備えて構成される。そして、第1外駒部品310Dおよび第2外駒部品320Dには、前述した第1~4実施形態のような第1腕部、第2腕部、胴部が設けられていない。
これにより、バンド1Dを構成する外駒30Dの設計の自由度を高くすることができるので、デザインのバリエーションを増やすことができる。そのため、バンド1Dの意匠性をより高めることができる。
なお、本開示は前述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれるものである。
また、前記第5実施形態では、中駒40Dに中駒凹部41Dが設けられていたが、これに限定されない。例えば、バネ棒の操作部が突出する凹部は、第2外駒部品に設けられていてもよい。この場合、中駒の中駒挿通孔でバネ棒の軸部材を保持し、第2外駒部品に設けた第2外駒凹部と、中駒の側面とによりバネ棒の操作部を規制するようにしてもよい。
このように構成することで、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
本開示のバンドは、軸部材と、操作部と、突出部材と、を有するバネ棒と、第1腕部、第2腕部、および、前記第1腕部と前記第2腕部とを連結する胴部を有する外駒と、前記第1腕部と前記第2腕部との間に配置される中駒とを備え、前記第1腕部には、第1凹部が前記軸部材の軸方向に沿って設けられ、前記第2腕部には、第1挿通孔が前記軸方向に沿って設けられ、前記中駒には、第2挿通孔が前記軸方向に沿って設けられ、前記第2挿通孔と連通する第2凹部が前記軸方向に沿って設けられ、前記軸方向に沿って、前記第1凹部、前記第2挿通孔、前記第2凹部、前記第1挿通孔は、この順に配置され、前記バネ棒は、前記第1凹部、前記第2挿通孔、前記第2凹部、および、前記第1挿通孔に挿通され、かつ、前記操作部が前記第2凹部の開口から突出するように配置され、この状態で、前記操作部が前記軸方向に移動可能に構成される。
これにより、操作部を軸方向に沿って移動させた場合に、バネ棒が外駒および中駒から脱落してしまうことを抑制できる。
また、金属部品の一部を折り曲げることなく、バネ棒の脱落防止構造を達成できるので、脱落防止構造を構成する外駒および中駒を、無垢の金属材料から製造することができる。そのため、意匠性に優れ高級感が得られるバンドを得ることができる。
これにより、中駒を第1腕部と第2腕部との間に容易に配置することができるので、バンドの組み立てを容易にすることができる。
これにより、簡単な構造で中駒を外駒に固定することができる。また、ピンを抜き出せば、中駒を外駒から取り外すことができるので、例えば、中駒に傷が生じた際等に、中駒を交換することができる。
これにより、バンドを構成する中駒のデザインのバリエーションを増やすことができる。そのため、バンドの意匠性をより高めることができる。
これにより、係合凹部と胴部とを係合させた上で、中駒を外駒に固定させるので、外駒に対する中駒の固定をより確実にすることができる。
Claims (7)
- 軸部材と、操作部と、突出部材と、を有するバネ棒と、
第1腕部、第2腕部、および、前記第1腕部と前記第2腕部とを連結する胴部を有する外駒と、
前記第1腕部と前記第2腕部との間に配置される中駒とを備え、
前記第1腕部には、第1凹部が前記軸部材の軸方向に沿って設けられ、
前記第2腕部には、第1挿通孔が前記軸方向に沿って設けられ、
前記中駒には、第2挿通孔が前記軸方向に沿って設けられ、前記第2挿通孔と連通する第2凹部が前記軸方向に沿って設けられ、
前記軸方向に沿って、前記第1凹部、前記第2挿通孔、前記第2凹部、前記第1挿通孔は、この順に配置され、
前記バネ棒は、前記第1凹部、前記第2挿通孔、前記第2凹部、および、前記第1挿通孔に挿通され、かつ、前記操作部が前記第2凹部の開口から突出するように配置され、この状態で、前記操作部が前記軸方向に移動可能に構成される
ことを特徴とするバンド。 - 請求項1に記載のバンドにおいて、
前記第2腕部には、第3凹部が前記第2凹部に連続して前記軸方向に沿って設けられる
ことを特徴とするバンド。 - 請求項1または請求項2に記載のバンドにおいて、
前記中駒は、Cリングおよびピンにより、前記第1腕部と前記第2腕部との間に固定される
ことを特徴とするバンド。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のバンドにおいて、
前記中駒は、複数の中駒部品を備えて構成される
ことを特徴とするバンド。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のバンドにおいて、
前記中駒には、前記胴部と係合する係合凹部が設けられる
ことを特徴とするバンド。 - 軸部材と、操作部と、突出部材と、を有するバネ棒と、
第1外駒部品および第2外駒部品を有する外駒と、
前記第1外駒部品と前記第2外駒部品との間に配置される中駒とを備え、
前記第1外駒部品には、第1外駒挿通孔が前記軸部材の軸方向に沿って設けられ、
前記第2外駒部品には、第2外駒挿通孔が前記軸方向に沿って設けられ、
前記中駒には、中駒挿通孔が前記軸方向に沿って設けられ、前記中駒挿通孔と連通する中駒凹部が前記軸方向に沿って設けられ、
前記軸方向に沿って、前記第1外駒挿通孔、前記中駒挿通孔、前記中駒凹部、前記第2外駒挿通孔は、この順に配置され、
前記バネ棒は、前記第1外駒挿通孔、前記中駒挿通孔、前記中駒凹部、前記第2外駒挿通孔に挿通され、かつ、前記操作部が前記中駒凹部の開口から突出するように配置され、この状態で、前記操作部が前記軸方向に移動可能に構成される
ことを特徴とするバンド。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のバンドを備える時計。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019221007A JP7322685B2 (ja) | 2019-12-06 | 2019-12-06 | バンドおよび時計 |
US17/111,600 US11419395B2 (en) | 2019-12-06 | 2020-12-04 | Band and watch |
CN202011404970.XA CN112914211A (zh) | 2019-12-06 | 2020-12-04 | 表带以及钟表 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019221007A JP7322685B2 (ja) | 2019-12-06 | 2019-12-06 | バンドおよび時計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021087745A JP2021087745A (ja) | 2021-06-10 |
JP7322685B2 true JP7322685B2 (ja) | 2023-08-08 |
Family
ID=76162643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019221007A Active JP7322685B2 (ja) | 2019-12-06 | 2019-12-06 | バンドおよび時計 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11419395B2 (ja) |
JP (1) | JP7322685B2 (ja) |
CN (1) | CN112914211A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022054042A (ja) * | 2020-09-25 | 2022-04-06 | セイコーエプソン株式会社 | バンドおよび時計 |
JP2022168423A (ja) * | 2021-04-26 | 2022-11-08 | セイコーエプソン株式会社 | バンドおよび時計 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004141608A (ja) | 2002-08-30 | 2004-05-20 | Seiko Epson Corp | 連設体、時計用バンド及び時計 |
US20110197400A1 (en) | 2010-02-17 | 2011-08-18 | Paul Hartzband | Device for fastening interchangeable watchstraps with sliding lock mechanism |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3550893A (en) * | 1968-10-23 | 1970-12-29 | Abe Waitzkin | Reel holder |
US3824783A (en) * | 1973-07-05 | 1974-07-23 | C Nadeau | Manually operable pivot pin for a wrist watch band |
US4564308A (en) * | 1982-03-08 | 1986-01-14 | Tooru Mashida | Spring rod for strap |
US4935996A (en) * | 1989-04-25 | 1990-06-26 | Ferrara Carl J | Combination hinge and clasp for jewelry |
CH684728B5 (fr) * | 1992-12-15 | 1995-06-15 | Mauboussin Sa | Dispositif de fixation rapide d'un bracelet. |
JP2002142812A (ja) * | 2000-11-13 | 2002-05-21 | Seiko Instruments Inc | 装着用バンドのひんじユニット |
JP2004187978A (ja) | 2002-12-12 | 2004-07-08 | Citizen Watch Co Ltd | 帯状装身具 |
US9092012B2 (en) * | 2012-10-15 | 2015-07-28 | Timex Group Usa, Inc. | Coupling assembly for coupling a wristworn device to a strap |
EP2759222B1 (fr) * | 2013-01-24 | 2015-12-09 | Omega SA | Maillon réglable |
US20140250637A1 (en) * | 2013-03-08 | 2014-09-11 | Timex Group Usa, Inc. | Spring Bar with Radial Pin |
EP2813907B1 (en) * | 2013-06-11 | 2018-08-01 | LG Electronics, Inc. | Watch type mobile terminal |
US9314071B2 (en) * | 2014-04-15 | 2016-04-19 | Roberto Rivera | Universal reversible watch band device |
US9612075B1 (en) * | 2015-05-29 | 2017-04-04 | Loki Weapons Systems, LLC | Selectively engageable and removable dust cover for a firearm |
EP3473126B1 (fr) * | 2017-10-19 | 2020-07-01 | Montres Breguet S.A. | Dispositif de fixation d'un bracelet |
EP3561608B1 (fr) * | 2018-04-23 | 2021-03-10 | The Swatch Group Research and Development Ltd | Barrette de fixation d'un bracelet a une montre munie de deux pivots retractables |
-
2019
- 2019-12-06 JP JP2019221007A patent/JP7322685B2/ja active Active
-
2020
- 2020-12-04 US US17/111,600 patent/US11419395B2/en active Active
- 2020-12-04 CN CN202011404970.XA patent/CN112914211A/zh active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004141608A (ja) | 2002-08-30 | 2004-05-20 | Seiko Epson Corp | 連設体、時計用バンド及び時計 |
US20110197400A1 (en) | 2010-02-17 | 2011-08-18 | Paul Hartzband | Device for fastening interchangeable watchstraps with sliding lock mechanism |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021087745A (ja) | 2021-06-10 |
US20210169182A1 (en) | 2021-06-10 |
US11419395B2 (en) | 2022-08-23 |
CN112914211A (zh) | 2021-06-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7322685B2 (ja) | バンドおよび時計 | |
US6408889B1 (en) | Bendable tube and method for manufacturing the same | |
US20060261106A1 (en) | Band for timepiece and wristwatch | |
US20200405016A1 (en) | Device for attaching a bracelet | |
JP6688362B2 (ja) | ブレスレットを取り付けるための装置 | |
JP6650968B2 (ja) | 腕輪を取り付けるためのデバイス | |
US11779087B2 (en) | Band and timepiece | |
EP3130248A1 (en) | Ceramic watch chain | |
CN104416323A (zh) | 用于保持高硬度销的轴承销镦粗方法 | |
JP5430219B2 (ja) | アクセサリ用クラスプ | |
JP5398386B2 (ja) | 装身具用止め具 | |
JP2022054042A (ja) | バンドおよび時計 | |
JP2019017438A (ja) | クラスプ | |
JP5712272B2 (ja) | アクセサリ用クラスプ | |
JP3224941U (ja) | 携帯時計 | |
JP3168936U (ja) | バンドの中留構造 | |
CN114384785B (zh) | 具有可拆卸表耳的表 | |
JP2006288814A (ja) | ケース本体とバンドの連結構造 | |
JP4791171B2 (ja) | 先端ノブ | |
JP3148748U (ja) | 可変式シリンダ錠用の変換鍵 | |
JP2023145058A (ja) | バンドおよび時計 | |
JP2013165867A (ja) | 連結装置、バンド及びバンドを備える電子機器 | |
JP2006154183A (ja) | 光コネクタの固定部材 | |
JP2003079410A (ja) | バンド | |
KR200173070Y1 (ko) | 액세서리용 링크장식부재의 연결구조 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD07 | Notification of extinguishment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427 Effective date: 20200821 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20210914 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20211101 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221021 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230623 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230627 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230710 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7322685 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |