JPH07505462A - 内燃機関の動弁機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 内燃機関の動弁機構 この発明は、請求項１の前提部に記載された内燃機関の動弁機構に関する。

この種の公知の動弁機構（ヨーロッパ特許出願公開第２１３７５９号）において は、高回転数領域における第１と第２の引張レバーどうしの間の結合が、油圧で 移動できるピストンを用いて行われる。

これらのピストンは、引張レバーの旋回軸に平行になるようにこの引張レバーに 形成された穿孔の中に配置されている。これらの穿孔は、引張レバーがカムの基 礎円上にあるときは、互いに一直線上に並んでいる。低回転数領域では、第１の 引張レバーに対応するカムによって弁が作動されることになり、ピストンどうし の互いの突き当たり端面が、引張レバーどうしの間の分割面に存在する。このた め、弁は第１の引張レバーによってのみ作動され、第２の引張レバーは自由に揺 動することができる。高回転数領域では、ピストンが分割面を貫通するように移 動し、これによって第２の引張レバーが第１の引張レバーと連結し、弁は第２の 引張レバーに対応するカムの輪郭に応じて作動される。その結果、低速および高 速の回転数領域で、種々の午リフトや種々の開口時間を実現できる。この公知の 構造においては、低回転数領域でピストンの端面どうしが常に互い摺動すること と、ピストンおよび穿孔の製造の際に非常な高精度を要することとか不利な点で ある。

この発明の根底となる課題は、磨耗か減少してしかも製造が容易化される同種の 動弁機構を創り出すことにある。

この課題は、この発明にしたがい、請求項１の特徴部に記載の特徴によって解決 される。

この発明による提案にあっては、ピストンは低回転数領域においてはスプリング によって引き戻されるため、第２の引張レバーとの接触が生じない。第２の引張 レバーには、弁がこの第２の引張レバーによって作動されるべき場合に第１の引 張レバーの穿孔と一直線に並ばなければならない穿孔を形成する必要がないため 、その製造は著しく容易化される。この発明では、横部材の下側に平坦加工が必 要であるにすぎない。

第１の引張レバーに設けられた穿孔とピストンとは、製造上の理由から円形の断 面を有している。この場合、高回転数領域で横部材の下部と共働するピストンの 先端部分は平坦面を有しており、これによってピストンと横部材との間で平坦な 接触が得られ、これに応じて面圧か減少する。先端部分の平坦面が常に横部材の 下部と平行になることを確実にするためには、ピストンの捩じれを防止する部材 を設けることが適切であり、この部材は同時にピストンの外向き運動を制限する ことができる。

以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。

図１は、３つの吸気弁のためのこの発明による動弁機構を備えた弁駆動部であっ て、図２における１−１に沿った垂直断面図を示し、図２は、図１における矢印 ２の方向ての矢視図を示す。

図面には３つの吸気弁Ｅのため弁駆動装置が描かれている。答弁Ｅは閉鎖方向に スプリングｌの力を受けている。これらの弁は、カム軸５の独自のカム２．３． ４によって、第１の引張レバー６を通じて作動され、これらの引張レバーは共通 の固定軸７に旋回可能に支持されている。カム２．３．４は好ましくはカム輪郭 が異なり、これは個々の吸気弁のために種々の弁リフトや種々の開口時間や種々 の制（社）時間を得て、内燃機関の低回転数領域と中間転数領域とにおける最適 の前提条件を達成するためである。隣接するカム２．３．４どうじの間における カム軸５上には、互いに同一のカム輪郭を有する第２の力Ａ８が設けられている 。この第２のカムは内燃機関の高回転数領域のために設計されており、したがっ て例えばより大さシ・弁リフトとより長い開弁時間とを生じる。第２のカム８と 第２の引張（７・バー９とが共働し、これらは高回転数領域において第１の引張 レバー６ど連結できるため、この回転数領域ては弁Ｅはカム８の輪郭に従−）で 作動する。第２の引張］ツバ−９の先端は横部材１０によって互いに結合されて おり、この横部材ｌＯは第１の引張レバー６の先端から僅かな間隔をおいて配置 されている。第１の引張レバー６には旋回中心軸７への半径方向の穿孔１１が形 成されており、これらの穿孔の中にそれぞれ一つのピストン１２が配置されてお り、これらピストンは第１の内部位置と第２の外部位置との間を移動することか でき、第２の外部位置ではピストンはその引張レバー６から突出する。この図１ に示した第２の位置で、ピストン１２は横部材１０の平坦な下部１０ａと共働す るため、第２の引張しせることがてきる。外側へ向かうピストン１２の移動は圧 力媒体を用いて行われ、この媒体は穿孔１１と連通する軸７内の通路１４を通っ て供給される。圧力媒体の供給が中断されると、ピストン１２はスプリング１３ によって穿孔１１の中へ戻されるため、第２の引張レバー９は自由に揺動するこ とができ、また弁の作動は、第１の引張レバー６によりカム２．３．４の輪郭に したがって行われる。

スプリング１３は、穿孔１１に固定された挿入体１５に一端が支持されるととも に、スリーブ１６の端部に他端か支持されている。このスリーブ１６はピストン 】２に固定されており、挿入体１５を貫通して延びている。

各引張レバー６．９は滑り面１７を備えており、この滑り面によってカム２．３ ．４または８に密接している。第２の引張レバー９は、スプリングｊ８によって カムとの接触か保たれる。この実施例においではスプリング１８は点火プラグド ーム１９の外周に装着されており、固定式のスプリングキャップ２０にその一端 が支持されるとともに、移動可能なスプリングキャップ２１にその他端が支持さ れており、このギャップ２１は、点火プラグドーム１９を部分的に囲む第２の引 張レバー９の延長部２２と共動する。

ピストン１２の先端部分には平坦面２３か形成されており、ピストン１２か図示 のような外に出た位置にあるときに、この面２３に横部材１０の平坦な下部１０ ａか接する。これによって横部材１０とピストン１２との間の面圧が減少する。

ピストン１２の捩じれを避けるため、また平坦面２３が常に横部材１０の下部１ ０ａに平行であることを確保するため、ビン２４の形での捩じれ保護手段が設け られている。このビン２４は、引張レバー６の中に設けられており、その下側部 分がピストンの平坦面２３に接している。ピストン１２か外に突出した位置て、 平坦面２３によって生じるショルダー２５はビン２４に接し、これによってピス トン１２の外向き運動が規制されている。

補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）平成　６年　８月２４１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 内燃機関の動弁機構 １． −各シリンダあたり少なくとも２つの吸気弁（Ｅ）と、−共通の軸（７）の周囲 を旋回でき、第１の回転数領域のためにそれぞれ吸気弁（Ｅ）およびカム軸（５ ）のカム（２、３、４）と共働する第１の引張レバー（６）と、 −二つの第１の引張レバー（６）の間にそれぞれ配置されて、共通の軸（７）の 周囲を旋回でき、かつ第２の回転数領域のためにカム（８）と共働する第２の引 張レバー（９）と、−第２の引張レバー（９）とそのカム（８）との接触を保つ スプリング手段（１８）と、 −第１の引張レバー（６）を第２の回転数領域において第２の引張レバー（９） によって作動させるための手段と、を備えた内燃機関の動弁機構であって、−第 ２の引張レバー（９）の先端が横部材（１０）によって互いに連結されるととも に、この横部材（１０）が第１の引張レバー（６）の先端の前側に僅かな間隔を おいて配置され、−第１の引張レバー（６）の内部に旋回軸（７）の半径方向の 穿孔（１１）が形成されるとともに、この穿孔（１１）の内部にピストン（１２ ）が配置されていて、このピストン（１２）は油圧によりスプリング（１３）の 力に抗して外向きに移動できるように構成され、 −横部材（１０）が平坦な下部（１０ａ）を有していて、ピストン（１２）が外 向きに移動したときに、この下部（１０ａ）とピストン（１２）とが共働するよ うに構成されていることを特徴とする内燃機関の動弁機構。 ２．ピストン（１２）が円形の断面を有して、その先端部分に平坦面（２３）が 形成されることで、このピストン（１２）は、外向きに移動したときに横部材（ １０）の下部（１０ａ）と共働するように構成されていることを特徴とする請求 項１記載の内燃機関の動弁機構。 ３．ピストン（１２）のための捩じれ防止部材（２４）が設けられており、この 部材が好ましくは同時にピストンの外向き運動を制限するように構成されている ことを特徴とする請求項２記載の内燃機関の動弁機構。 ４．引張レバー（６、９）の軸（７）め中に、第１の引張レバー（６）の穿孔（ １１）と連通するオイル供給管路（１４）が設けられていることを特徴とする請 求項１から３までのいずれか１項記載の内燃機関の動弁機構。