JPH0750518B2

JPH0750518B2 - 自動レンタル機

Info

Publication number: JPH0750518B2
Application number: JP62269033A
Authority: JP
Inventors: 昌典伊藤; 浩鹿住
Original assignee: 株式会社日本ティ−エムアイ
Priority date: 1987-10-24
Filing date: 1987-10-24
Publication date: 1995-05-31
Anticipated expiration: 2010-05-31
Also published as: JPH01111296A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はコンパクトディスク、ビデオテープ等のレンタ
ル品を自動で貸出すことができる自動レンタル機に関す
る。

〔従来の技術〕

従来、コンパクトディスク（以下、CDと記す）やビデオ
テープ等のレンタル品（又は物品）を自動で借りる（又
は購入する）ことができるようにした自動レンタル機
（又は自動販売機）は知られている。

例えば特開昭57−168393号公報では、所有者が、各々そ
れ自体のコードによって確認可能な複数個の物品を貯蔵
部に充填し、借り主は、この借り主を特定し得るハイヤ
ートークンを機械に提供し、このハイヤートークンのデ
ータは機械によって自動的に記憶され、借り主が貯蔵部
内の複数個の物品から特定の物品を選択し、機械が、借
り主によって選択された物品のコードのデータを自動的
に記録し、これによって機械が物品を借り主に送り出す
機能を備えた賃貸機械が開示される。

また、特開昭59−212991号公報には、販売されている複
数種類のソフトウェアーの内容を展示した展示部と、展
示部に展示された各ソフトウェアーのプログラムデータ
を記憶する記憶装置と、複数種類のソフトウェアー中よ
り希望するソフトウェアーを選択するためのソフトウェ
アー選択手段と、選択されたソフトウェアーの内容を表
示するための可視表示装置と、ソフトウェアー選択手段
によりソフトウェアーが選択されたとき、その選択され
たソフトウェアーに対応する記憶装置に記憶されたプロ
グラムデータを実行させて可視表示装置上にそのソフト
ウェアーの内容を表示するように制御する中央処理装置
とを有するソフトウェアー販売機が開示される。

なお、この種の賃貸機械或は販売機はいずれも単一のキ
ャビネットを用いた機体の中にあらゆる機能を内蔵する
とともに、物品の種類やその内容は機体における前面パ
ネルを利用することにより表示していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、このような従来の賃貸機械或は販売機は次のよ
うな解決すべき課題が存在した。

第一に、CDやビデオテープ等の陳列数量は通常数百本前
後となるが、大きさの限られた機体における前面パネル
を用いた表示では、表示できる種類やその内容が限ら
れ、利用する人にとって極めて不便であった。

第二に、利用する人の中には、その場において何を借り
ようか或は購入しようか思案して利用する人も少なくな
いが、従来の賃貸機械及び販売機は単一キャビネットの
中に物品の選択手段も内蔵するため、次に利用する人は
前の人が全て終了するまで待っている必要があり、きわ
めて非効率的であった。

本発明はこのような従来の技術に存在する課題を解決し
たもので、展示の種類及び内容を飛躍的に高め、利用者
の利便性を飛躍的に高め得るとともに、効率的な貸出を
行うことができる自動レンタル機の提供を目的とするも
のである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る自動レンタル機１は、レンタル品の貸出し
を自動で行う自動レンタル機において、特に、（ａ）会員カードの会員番号を読取るカードリーダ25
と、レンタル品の内容及び対応するコード番号をバーコ
ード表示した多数の検索カード23…を備えるアルバム21
を用いた表示部４と、この表示部４から選択した検索カ
ード23…のコード番号を読取るバーコードリーダ24を有
する選択部５と、読取ったコード番号をカードリーダ25
を介して前記会員カードに記憶させる機能を備える複数
の検索装置3a、3b…、（ｂ）検索装置3a、3b…で検索したコード番号を、内
蔵した記憶部により記憶して自動レンタル機本体２に伝
達する伝達機能を備える会員カード、（ｃ）会員カードの会員番号を読取るカードリーダ16
と、金銭を投入する投入口17を有する金銭処理機能部
と、前記会員カードにより伝達されたコード番号及び投
入口17に投入された金銭に基づいて対応するレンタル品
の貸出機能を作動させるカード処理機能部を備えてなる
自動レンタル機本体２、を具備することを特徴とする。

〔作用〕

次に、本発明に係る自動レンタル機１の作用について説
明する。

まず、検索装置3a、3b…は自動レンタル機本体２とは別
体に構成され、検索装置3a、3b…では借りるレンタル品
の選択のみを行うことができる。この場合、利用者は検
索装置3a…におけるカードリーダ25に会員カードをセッ
トすることにより、会員カードから読出された会員番号
（IDコード）が自動レンタル機本体２に送信され、同本
体２は照合結果、即ち、使用可又は使用不可を検索装置
3a…に送信する。

一方、表示部４はレンタル品の内容を表示するアルバム
21により構成するため、自動レンタル機本体２に制約さ
れることなく、多数の種類及び内容のレンタル品が実物
に近い形態で表示される。また、アルバム21を見て選択
したレンタル品に対しては、選択部５によってそのコー
ド番号を読取ることができる。

そして、当該コード番号は、カードリーダ25を介して記
憶部を有する会員カードに記憶される。

したがって、利用者は選択情報であるコード番号が記憶
された会員カードを自動レンタル機本体２に持って行
き、次の操作を行うことにより、目的のレンタル品を受
取ることができる。なお、検索装置3a…の使用終了によ
り、この時点で次の利用者は検索装置3a、3b…を利用で
きる。

よって、自動レンタル機本体２では、利用者の操作に基
づき、会員カードに記憶されたコード番号が、カード処
理機能部におけるカードリーダ16を介して読出され、こ
れにより、例えばレンタル料金請求金額が表示されるた
め、利用者は所定の金銭を投入口17に投入すれば、これ
に基づいて対応するレンタル品の貸出機構が作動する。

〔実施例〕

以下には本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づ
き詳細に説明する。

第１図は本発明の実施例に係る自動レンタル機の外観斜
視図、第２図は同レンタル機の検索装置におけるガイド
パネルの拡大図、第３図は同検索装置におけるカードリ
ーダ付近の拡大図、第４図は同レンタル機の機能を示す
フローチャートである。

まず、自動レンタル機１の構成について、第１図〜第３
図を参照して説明する。

実施例の自動レンタル機１はCDレンタル用を例示する。
第１図に示すように、同レンタル機１は一台の自動レン
タル機本体２と、このレンタル機本体２に対し情報通信
可能に接続した複数台の検索装置3a、3b…から構成す
る。

自動レンタル機本体２はキャビネット11を有し、内蔵し
た複数のCDから自動検索により貸出しを行うことがで
き、貸出機能部、返却処理機能部、金銭処理機能部、帳
簿機能部等を備えている。キャビネット11の前面には必
要により設けられるCDの陳列窓12と、操作部13と、貸出
されるCDを受取る受取口14と、さらに不図示の返却口等
の必要な機能部を備える。操作部13は操作手順及び必要
な説明等を表示する表示部15と、会員カードをセットす
るカードリーダ16を有するカード処理機能部と、お金を
投入する投入口17等を備える。なお、お金の投入口17を
自動レンタル機本体２側に設ける理由は次の通りであ
る。即ち、投入口17は検索装置3a…側に設けることも可
能であるが、この種のレンタル機では、レンタル品を貸
し出す前にレンタル品を返却した場合、貸し出し期間の
超過による延滞金を発生する場合があり、この際に、自
動レンタル機本体２において、再度お金を投入する必要
があること、また、自動レンタル機本体２にレンタル品
をセットする際のミスにより、レンタル品の在庫データ
と実際のレンタル品が一致せず、利用者が自動レンタル
機本体２に行ってもレンタル品が無い場合なども生ず
る。したがって、投入口17は最終的に金額が確定する自
動レンタル機本体２側に設けることが望ましい。

一方、任意の検索装置3aはレンタル品の内容を表示する
表示部４と、レンタル品のコード番号を選択する選択部
５と、選択したコード番号を記憶する記憶部を備えてな
る。表示部４はアルバム21により構成できる。アルバム
21は例えばジャンル別、歌手別等に分類された多数の検
索カード23…を備え、この検索カード23…には個々のレ
ンタル品に関する内容を詳細に表示し、また、対応する
コード番号をバーコード22で表示して差替式に構成す
る。選択部５は当該アルバム21の近傍に設けることによ
り、前記バーコード22を読み取れるバーコードリーダ24
によって構成する。また、記憶部としては磁気カード、
ICカード等のデータ記憶機能を備えた会員カードを利用
できる。なお、検索装置3aには会員カードをセットする
カードリーダ25を有するカード処理機能部を備えてい
る。

また、検索装置3aには、操作手順を表示するガイドパネ
ル26を備える。ガイドパネル26は第２図のように、個々
に選択されて点灯する複数の表示パネルP1、P2、P3…の
組合わせにより構成する。また、操作の段階によって順
次点灯するランプL1、L2、L3…を第３図のようにカード
リーダ25の上側に設ける。

さらにまた、自動レンタル機本体２及び各検索装置3a、
3b…には相互通信可能なコンピュータ機能を内蔵し、情
報の通信、例えば、各検索装置3a…から自動レンタル機
本体２には、会員のIDコードのチェック（問合わせ）、
レンタル品の予約データ（選択したコード番号）、レン
タル品の予約取消データ等を送信するとともに、自動レ
ンタル機本体２から各検索装置3a…には、レンタル品の
在庫状況、会員のIDコードの照会回答、会員のレンタル
状況（既に借りている会員に対する貸し出し規制）、レ
ンタル品の在庫状況変更データ等を送信する。

次に、自動レンタル機１の機能及び使用方法を第２図及
び第４図を参照して説明する。

本レンタル機１ではCDを１回にＣ枚まで借りることがで
きる。

まず、借りる人は空いている検索装置3aへ行き、自分の
会員カードをカードリーダ25へ挿入する。この際、ガイ
ドパネル26ではパネルP1、P2、P3が選択的に表示される
（ステップ50）。また、検索装置3aでは当該会員カード
から現在既に借りているCDの枚数Ｂを読取り、借りられ
る枚数Ａ（＝Ｃ−Ｂ）を数値で表示する（ステップ51、
52、53、パネルP8）。なお、既にＣ枚借りているときは
借りられる枚数は０枚である旨を表示し、同時にブザー
音を鳴らして会員カードを返却する（ステップ54、55、
パネルP8、P7）。

次いで、アルバム21をめくり、借りたいCDを探し、目当
てのCDがあったら、該当する検索カード23…に表示され
るバーコード22をバーコードリーダ24で読み取る（ステ
ップ56、パネルP4）。読み取ったバーコード22のコード
番号は通信機能によって検索装置3aから自動レンタル機
本体２へ送信され、在庫の有無を確認する。在庫が在る
場合にはコード番号を内部メモリへ書込むとともに、表
示を行う（ステップ57、58、59）。なお、貸出中であっ
て、在庫がない場合にはその旨を表示する（ステップ6
0、パネルP6）。

また、選択ミスを生じた場合には所定の取消キーを押
し、既に記憶した会員カードにおける直前の記憶データ
を消去する（ステップ61、62、パネルP5）。なお、繰返
して押すと、順次さかのぼって消去できる。

次に、二枚目における操作を同様に繰り返して行う（ス
テップ53〜62）。

そして、目当てのCDを全て選択し、所定の終了キーを押
すか、或は選択した合計枚数ＡがＣ枚に達したなら、内
部メモリのデータを会員カードの所定の記憶エリアへ記
憶せしめるとともに、会員カードを返却する（ステップ
63、64、65、55）。

他方、借りる人は返却された会員カードを自動レンタル
機本体２へ持って行き、会員カードをカードリーダ16へ
挿入する。自動レンタル機本体２では、CDの選択操作以
外は通常の自動レンタル機における手順に従って進行す
る。即ち、必要な金額を投入口17へ投入することによ
り、既に選択したコード番号を会員カードから読み取
り、レンタルするCDを受取口14へ供給する。なお、一定
時間内に金額が投入されない場合には、会員カードのデ
ータを消去して返却する。また、検索装置3a…で検索を
行ったにも拘わらず、自動レンタル機本体２にレンタル
品を受け取りに来ない場合には、一定時間経過した後
に、予約データは自動的に取消される。

以上、実施例について詳細に説明したが、本発明はこの
ような実施例に限定されるものではない。例えばレンタ
ル品としてCDを例示したが、ビデオテープ、ビデオディ
スク、本等の任意のレンタル品に関する自動レンタル機
に利用できる。その他、細部の構成、形状、配列、数量
等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変
更実施できる。

〔発明の効果〕

このように、本発明に係る自動レンタル機は自動レンタ
ル機本体に対して、アルバムを用いた表示部を有する検
索装置を別途設けてなるため、次のような著効を得る。

検索を容易に行うことができるとともに、特に、情
報量（曲目等）の多いCDのようなレンタル品であっても
内容を十分に確認して選択できるため、借りる人の利便
性を著しく向上させることができる。

特に、レンタル品自身を陳列しなくても実物に近い
十分な情報を得れるため、自動レンタル機本体自体の小
型化を図れ、しかも、内蔵するレンタル品の種類及び数
量を飛躍的に増加できる。

通常、CRT等を用いた表示部の場合、レンタル品の
選択は操作ボタンを複数回押して画面を切換えるなど、
選択操作自体にかなりの時間が費やされる。しかし、本
機の場合、貸出機能と選択機能が分離し、しかも複数の
利用者が同時に選択操作できるため、選択に時間が費や
されて貸出機能が停止するという従来の不具合が解消さ
れ、待ち時間を大幅に低減し、効率的な貸出しを行うこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図：本発明の実施例に係る自動レンタル機の外観斜
視図、第２図：同レンタル機の検索装置におけるガイドパネル
の拡大図、第３図：同検索装置におけるカードリーダ付近の拡大
図、第４図：同レンタル機の機能を示すフローチャート。尚図面中、 1:自動レンタル機 2:自動レンタル機本体 3a,3b:検索装置、4:表示部 5:選択部

フロントページの続き (56)参考文献特開昭57−168893（ＪＰ，Ａ) 特開昭56−161202（ＪＰ，Ａ) 特開昭59−212991（ＪＰ，Ａ) 特開昭56−74769（ＪＰ，Ａ)

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】レンタル品の貸出しを自動で行う自動レン
タル機において、（ａ）会員カードの会員番号を読取るカードリーダ
（25）と、レンタル品の内容及び対応するコード番号を
バーコード表示した多数の検索カード（23…）を備える
アルバム（21）を用いた表示部（４）と、この表示部
（４）から選択した検索カード（23…）のコード番号を
読取るバーコードリーダ（24）を有する選択部（５）
と、読取ったコード番号をカードリーダ（25）を介して
前記会員カードに記憶させる機能を備える複数の検索装
置（3a、3b…）、（ｂ）検索装置（3a、3b…）で検索したコード番号
を、内蔵した記憶部により記憶して自動レンタル機本体
（２）に伝達する伝達機能を備える会員カード、（ｃ）会員カードの会員番号を読取るカードリーダ
（16）と、金銭を投入する投入口（17）を有する金銭処
理機能部と、前記会員カードにより伝達されたコード番
号及び投入口（17）に投入された金銭に基づいて対応す
るレンタル品の貸出機能を作動させるカード処理機能部
を備えてなる自動レンタル機本体（２）、を具備することを特徴とする自動レンタル機。