JPH0750486Y2 - 横架材と壁面との空隙密封カバー - Google Patents

横架材と壁面との空隙密封カバー

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JPH0750486Y2
JPH0750486Y2 JP1990015772U JP1577290U JPH0750486Y2 JP H0750486 Y2 JPH0750486 Y2 JP H0750486Y2 JP 1990015772 U JP1990015772 U JP 1990015772U JP 1577290 U JP1577290 U JP 1577290U JP H0750486 Y2 JPH0750486 Y2 JP H0750486Y2
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JP
Japan
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wall surface
horizontal member
sealing cover
wall
mounting piece
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JP1990015772U
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JPH03108109U (ja
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力 田中
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、集合住宅などの小屋裏界壁における横架材
と塗壁若しくは石膏ボードなどからなる壁面との空隙部
分を密封するために使用する横架材と壁面との空隙密封
カバーに関する。
〔従来の技術〕
集合住宅などの建築物における小屋裏壁は、隣室への延
焼を防止する為に、塗壁もしくは石膏ボード等の不燃材
からなる壁面で完全に密閉することが必要とされてい
る。ところが、第5図において示されるように、小屋裏
界壁Aにおけるモヤ等の横架材Bは、建物の構造上、壁
面Cの上端部分に食い込んで位置することとなる。従っ
て、その施行に際しては、壁面Cが塗壁である場合に
は、横架材Bに密着するように壁面Cを塗るものの塗壁
が乾燥して収縮すると、第6図に示すように、横架材B
の周囲に空隙Eが形成されることになる。又、壁面Cが
石膏ボードである場合には、第7図に示すように、横架
材Bを収納する部分にあらかじめ切り込み加工を施して
おくが、少し大き目にしておかなければ後作業が困難と
なるために、施工後には横架材Bの周囲に空隙Eが形成
されることになる。このような空隙Eは火災の際には隣
室への延焼の原因となるので、第8図に示すように、こ
の空隙Eをモルタルや石膏パテDを金ごてFで埋めてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上述した従来技術によると、モルタルや石膏
パテDを狭い空隙Eに金ごてFなどで埋める作業が手間
取ると共に、建築物の振動あるいは乾燥による収縮によ
ってモルタルや、石膏パテDが脱落することが多く、補
修作業が再度必要となるなどの問題点がある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記課題を解決するため、その手段として、
横架材と壁面との空隙を密封するものであって、前記横
架材の面に密着する立ち上がり部と、前記壁面に密着す
る末広がり部とを有する断面形状が末広がりな円弧状と
なった3つの取付け片を有する略コの字型形状に一体成
形されると共に、前記取付け片の立上がり部に釘孔を設
け、更に、前記取付け片の壁面に向い合う部分をモルタ
ル又は石膏パテの盛り付けるところとしたことにある。
〔作用〕
上記手段によると、横架材と壁面との空隙部分を密封す
るには、まず、略コの字型形状となった3つの取付け片
の壁面に向い合う部分にモルタルまたは石膏パテ等を盛
り付けた後に、このモルタルまたは石膏パテ等を介して
取付け片の立ち上がり部を横架材の面に密着させると共
に、末広がり部を壁面に密着させる。そして、取付け片
の立ち上がり部に設けた釘孔から横架材まで釘を打ち込
んで固定するようにすればよい。これによって、横架材
と壁面との空隙密封カバー全体が脱落することもなく簡
単に空隙を密封することができる。
〔実施例〕
この考案の実施例を第1図乃至第4図に基づいて説明す
る。
この実施例の横架材と壁面の空隙密封カバー1は、横架
材Bの面に密着する立ち上がり部2aと、壁面Cに密着す
る末広がり部2bとを有する断面形状が末広がりな円弧状
となった3つの取付け片2を有する略コの字型形状に一
体成形されると共に、前記の取付け片2の立上がり部2a
に釘孔3を設け、更に、取付け片2の壁面Cに向い合う
部分をモルタル又は石膏パテの盛り付けるところとした
ものである。各々の取付片2は耐火性を有する金属製の
薄板をプレス加工して一体成形したものであっても、各
取付片2を接合したものであってもよい。又、その断面
形状は末広がりとなる円弧状に形成され、相向い合う2
つの取付片2の両端付近の立上がり部2aにはそれぞれ釘
穴3が形成されると共に、これら2つの取付片2に挟ま
れるもう一つの取付片2の立上がり部2aにも必要に応じ
て釘穴3が形成されている。これら3つの取付片2のそ
れぞれの長さは、相向い合う2つの取付片2の横架材B
の高さ方向の長さと、2つの取付片2に挟まれたもう一
つの取付片2の長さが横架材Bの横の長さとそれぞれほ
ぼ同じになるように形成するのが望ましいが、多少の長
さの相違は、取付片2が金属製の薄板であることから使
用時に曲折して調整される。又、立上がり部2aからこれ
と連続している末広がり部2bの端までの高さ方向の長さ
はとくに限定されるものではない。
以上のような構成からなるこの空隙密封カバー1を使用
する際には、第3図に示すように、取付片2の壁面Cに
向い合う部分にモルタル又は石膏パテDを横架材Bと壁
面Cの間に形成されている空隙に見合った量だけ分を金
ごてFなどで盛り付けてから、壁面Cより突出している
横架材Bの3面に3つの取付片2の立上がり部2aをそれ
ぞれ密着させながら空隙を塞ぐ。これによって、取付片
2の立上がり部2aが横架材Bに、末広がり部2bが壁面C
に密着する。そして、取付片2の釘穴3から釘4を差し
込んで横架材Bに打ち込んで固定する。取付片2からは
み出したモルタル又は石膏パテDは適宜拭き取って清掃
する。
〔考案の効果〕
この考案の空隙密封カバーによると、建築物の小屋裏界
壁における横架材と壁面との空隙部分を一枚のカバーで
もって極めて簡単に密封することができるので、作業能
率が著るしく向上するのに加えて、密封後においても釘
止めしていることから脱落の心配がなく、補修作業も全
く必要でない利点がある。更に、モルタルや石膏パテが
カバーで見えなくなるので仕上りも美しくなる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の全体斜視図、第2図は第1
図のII-II線断面図、第3図及び第4図は使用説明図、
第5図乃至第8図は従来例の説明図を示す。 1……空隙密封カバー、2……取付け片 2a……立ち上がり部 2b……末広がり部 3……釘孔 B……横架材 C……壁面 D……モルタルまたは石膏パテ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横架材と壁面との空隙を密封するものであ
    って、前記横架材の面に密着する立ち上がり部と、前記
    壁面に密着する末広がり部とを有する断面形状が末広が
    りな円弧状となった3つの取付け片を有する略コの字型
    形状に一体成形されると共に、前記取付け片の立上がり
    部に釘孔を設け、更に、前記取付け片の壁面に向い合う
    部分をモルタル又は石膏パテの盛り付けるところとした
    横架材と壁面との空隙密封カバー。
JP1990015772U 1990-02-19 1990-02-19 横架材と壁面との空隙密封カバー Expired - Lifetime JPH0750486Y2 (ja)

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JP1990015772U JPH0750486Y2 (ja) 1990-02-19 1990-02-19 横架材と壁面との空隙密封カバー

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JPH03108109U JPH03108109U (ja) 1991-11-07
JPH0750486Y2 true JPH0750486Y2 (ja) 1995-11-15

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ID=31519063

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6051208U (ja) * 1983-09-16 1985-04-10 日立電線株式会社 構造物を貫通する絶縁バスダクトの防火気密シ−ル

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JPH03108109U (ja) 1991-11-07

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