JPH07504414A - 芳香族化合物のポリフルオロアルキル化 - Google Patents

芳香族化合物のポリフルオロアルキル化

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JPH07504414A JP5514955A JP51495593A JPH07504414A JP H07504414 A JPH07504414 A JP H07504414A JP 5514955 A JP5514955 A JP 5514955A JP 51495593 A JP51495593 A JP 51495593A JP H07504414 A JPH07504414 A JP H07504414A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 芳香族化合物のポリフルオロアルキル化発明の分野 本発明は芳香族化合物およびポリマーのフルオロアルキル化方法に関する。本発 明はまたこの方法によって製造される新規な製品に関する。とりわけ、本発明は パーフルオロアルキル沃化物を芳香族化合物と金属接触反応させることによるポ リフルオロアルキル芳香族化合物およびポリマーの製造に関する。
発明の背景 芳香族化合物の接触パーフルオロアルキル化は、当該技術で知られている。当該 技術で教示されるごと(本方法は、非官能性化芳香族基がパーフルオロアルキル 基で置換され、沃化水素が同時に生成する方法を提供する。炭素上のルテニウム 触媒を用い、そして沃化水素受容体として固体炭酸カリウムを使用するパーフル オロアルキル沃化物をベンゼンに接触的に付加する方法が、Vernetのヨー ロッパ特許出願第0.114.359号に開示されている。パーフルオロアルキ ルベンゼンの良好な収率が報告されているが、これは多量の触媒を使用する場合 のみである。
発明の概要 本発明は、水性の塩基の存在下で、支持された金属触媒によってフルオロアルキ ル化反応を実施することからなる芳香族化合物の接触フルオロアルキル化の方法 における改良である。実際には、この改良は芳香族化合物の接触フルオロアルキ ル化に際して反応速度を増大する方法である。好ましい塩基は水性の水酸化カリ ウムまたは水性の炭酸カリウムであり、また好ましい触媒は、1990年9月2 5日に出願され、共通に譲渡された同時係属中の出願USSN 071587. 879号中に記載のごとく製造されたシリカ上のパラジウムおよび(または)白 金である。この出願の開示は参照によって本明細書に組み入れられている。水性 の塩基の存在でフルオロアルキル化反応を実施すると、上記したヨーロッパ特許 出願においてfernerによって達成された反応速度に比べて、約20=1ま での倍率で反応速度が予想外に増大する。さらにまた、上記の同時係属中の米国 特許出願中に記載の種類の触媒を用いてフルオロアルキル化を実施する、炭素上 のPd触媒を使用した場合に本発明に従って達成される反応速度と比べて、約9 =1までの倍率で反応速度を増大するであろう。これらの二つの特質を組合わせ て用いることによって、フルオロアルキル化の速度はおそら〈従来技術の約36 倍の倍率で増大するであろう。
発明の詳細 な説明の方法は、以下の反応によって表すことができる。
XArH+ YRfI + 11011(水溶液)触媒 XArYRf十訂+l ’llO芳香族化合物(XArB) 芳香族化合物は少くとも一つの置換されてない位置(「H」によって表される) を有すべきでありまた一個またはそれ以上の置換基(「X」によつて表される) を含んでよい。本発明においては広範囲な芳香族化合物が使用できる。一般に、 親電子性侵攻をうけ易い、ポリマーを含めての任意の炭素環または複素環式化合 物は本発明の方法において使用するのに適している。このような化合物は一般に 、Huckel法則によって規定されるごときものであろう。本出願において用 いられる「芳香族化合物」なる用語は、すべてのこのような化合物が含まれると 考えるべきである。ベンゼン、ナフタレンおよびアントラセンのような未置換の 芳香族化合物は本発明で使用するのに好適である。アルキル、ハロ(特にクロロ およびブロモ)、シアノ、スルホネート、ヒドロキシル、ニトロ、アルキルオキ シおよびアミノ置換基は反応を阻止しない。置換基の本性は反応速度に影響を与 えつる。例えばトルエンはベンゼンより速(反応するが、ニトロベンゼンはベン ゼンよりゆっ(りと反応する。しかしながら置換基そのものが反応することもあ る。例えばベンゾニトリルは本発明に従ってすっかり反応して対応するニトリル ではなくてパーフルオロアルキル安息香酸の混合物を生成する。多置換された芳 香族化合物もまた反応する。ピリジン、チオフェンおよびフランのような複素芳 香族化合物もまた反応する。これらの複素芳香族物質もまた置換基を有してよい 。
ポリマー、例えばポリスチレン、ポリスチレンスルホネートおよびスチレン/マ レイン酸コポリマーもまた反応する。パーフルオロアルキル化基を導入すると、 ポリマーに撥油特性および撥水特性が付与される傾向がある。スチレン/マレイ ン酸またはその無水物のコポリマーの場合、パーフルオロアルキル化誘導体は、 布および織物に撥油性および撥水性を付与するための処理の際のドライソイル( dry 5oil)剤として役立つ新規の組成物である。好ましいスチレン/マ レイン酸のコポリマーには約7〜8個の反復単位と3〜4個のスチレン基とがあ る。上記のポリマーおよびコポリマーのスチレン基は一般にバラ位置においてパ ーフルオロアルキル化される。
加えて、本発明のパーフルオロアルキル化芳香族化合物は、薬品、染料および農 業用化学品の製造において中間体として有用である。
塩基(won) 有用な塩基は、得られる沃化物(II)が反応条件下で安定である塩基である。
塩基は望ましくは無機塩基であり、一層望ましくは第1A族または第mA族の金 属の水酸化物、炭酸塩または重炭酸塩、例えばカリウム、ナトリウムまたはリチ ウムの水酸化物、炭酸塩または重炭酸塩である。最も好ましい塩基は、強い無機 塩基例えば、水酸化カリウムおよび炭酸カリウムのようなアルカリ金属の水酸化 物、炭酸塩および重炭酸塩である。塩基の濃厚な水溶液、例えば少くとも約30 重量%、典型的には約50重量%の水溶液を使用するのが望ましい。パーフルオ ロアルキル沃化物1モルあたり少くとも1モルの塩基を用いるのもまた好ましい 。沃化物1モルあたり数モルの塩基を使用しても顕著な不都合は何ら認められな い。
フルオロアルキル沃化物(YRfl) 単独のフルオロアルキル沃化物または沃化物の混合物が使用できる。Rf基は典 型的には、炭素原子1〜20個を含む直鎖フルオロアルキル残基であり、あるい はこのような沃化物の混合物を用いることができる。Rf基は約4〜16個の炭 素原子を含むのが好ましい。前記の反応式において示されるごとく、沃化物は置 換基Yを有することができるが、これはF、 CI、 BrまたはHであってよ <、Fであるのが好ましい。パーフルオロアルキル臭化物は、200℃および1 8時間においてはほとんど反応がしないことが偶然発見されている。過剰の芳香 族化合物を使用するのが好ましい。これによって、複数のパーフルオロアルキル 化副反応が減少する。典型的には、芳香族化合物対パーフルオロアルキル沃化物 のモル比は、2:1〜4:1の範囲にある。一層好ましい態様においては式%式 %) (式中aは主として6.8および10である)を有するパーフルオロアルキル沃 化物の混合物が使用される。典型的な混合物において化合物は、F(CFz)a 基に関して下記のおおよその組成を有するであろう。
aが4である場合、0〜3% aが6である場合、27〜37% aが8である場合、28〜32% aが10である場合、14〜20% aが12である場合、8〜13% aが14である場合、3〜6% aが16である場合、0〜2% aが18である場合、0〜1%、そしてaが20である場合、0〜1% 使用できる池のフルオロケミカル試薬には、aが主として8、lOおよび12で ある下記に示す式のパーフルオロアルキル沃化物の混合物(FNI)が含まれる 。このようなフルオロアルコールの典型的な混合物において、化合物はそのF( CFz)a基に関して下記のおおよその組成を有するであろう。
aが6である場合、0〜3% aが8である場合、45〜52% aが10である場合、26〜32% aが12である場合、10〜14% aが16である場合、0〜2% aが18である場合、0〜1%、そしてaが20である場合、0〜1% 本 正確な水の量というのは、本発明にとって重大なことではない。
しかしながら、水は反応生成物であるので、水性塩基の初期濃度は一般に高い。
典型的には、水および塩基は塩基の濃厚な、例えば約50%の水溶液の形で添加 される。塩基は、それを他の反応体に導入する前に水中に溶解されることを必要 としない。
練輝 ある範囲の貴金属触媒および遷移金属触媒が使用できる。その例には、好ましく は炭素、アルミナ、チタニア、シリカ、炭酸バリウム、硫酸バリウムまたは炭酸 カルシウムのような不活性支持体上にあるロジウム、パラジウム、白金、ルテニ ウム、コバルト、ニッケルおよびレニウムが含まれる。支持体は、大きい表面積 例えば約100m”/ダラムまたはそれ以上のものであるのが好ましい。ラニー ニッケル、ラニー銅またはラニーコバルト組成物の触媒もまた使用可能である。
炭素上のニッケルおよび炭素上のコバルトもまた有効な触媒である。好ましい触 媒は、前述した同時係属中の出願USSN 071587,879号中に記載の 種類のシリカ上のパラジウムおよび(または)白金の触媒であり、この出願の開 示は参照として本記載に組み入れである。典型的な触媒の量はパーフルオロ沃化 物に基づき約0.05〜約0.5重量%である。触媒金属は、モル基準で表示す ると、パーフルオロアルキル沃化物1モルあたり触媒金属約10−8〜1モル、 望ましくはパーフルオロアルキル沃化物1モルあたり触媒金属約10−S〜10 −”モルの量で通常使用される。
これらの好ましい触媒は、本記載において「方法1」または「方法2」と称する 二つの方法のいずれかによって製造できる。方法1は、 (a) 接触金属例えば白金および(または)パラジウムの一つまたはそれ以上 の金属塩の水溶液を調製し、(b) この溶液中にクエン酸アンモニウム添加剤 を溶解し、力粒子の水性ゾルを添加し、 (d) この混合物を噴霧乾燥して金属塩とクエン酸アンモニウムまたは尿素と が全体に分散している状態のもとのシリカ粒子の凝集物(conglomera te)からなる微小球シリカ粒子からなる粉末とし、(e) 微小球を集塊物に 溶融することなく、揮発性成分を除去しそして微小球内のコロイド状シリカ粒子 を焼結するためにか焼し、そして (f) 水素雰囲気中で加熱する 工程を含む。
方法1は工程(c)に尿素添加剤を加えることにより工程(b)を削除して変更 することができる。
方法2は、 (a) 5〜100n■の範囲の直径を有するコロイド状粒子の水性ゾルを、ク エン酸アンモニウムまたは尿素から選択する有効量の可溶性添加剤と混合し、 (b) この混合物を噴霧乾燥してもとのコロイド状シリカ粒子と上記の添加剤 との凝集物からなる微小球シリカ粒子とクエン酸アンモニウムまたは尿素とから なる粉末とし、−(c) 微小球を集塊物に溶融することなく、揮発性成分を除 去しそして微小球内のコロイド状シリカ粒子を焼結するために、噴霧した上記粉 末をか焼し、 (d) 一つまたはそれ以上の金属塩をこのようにして生成されたシリカ微小球 に添加し、次いでこの微小球を水素雰囲気中で加熱する 工程を含む。
方法1および方法2の製品は、微小球全体に分散された触媒金属の微晶を有する シリカの耐摩耗性の多孔性微小球である。
反応は、有機溶媒を用いずにあるいは溶媒として芳香族化合物XArBを用いる ことにより実施できる。この場合、典型的には2相系が得られるであろう。テト ラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、メタノールまたは他のアルコールのよ うな不活性の水溶性共溶媒が使用できる。好ましい方法は溶媒としてXArHを 使用することであるが、これを使用することによりポリパーフルオロアルキル化 が減少するがためである。勿論、芳香族化合物が固体である場合、実質的に不活 性の有機溶媒を用いるべきである。
代表的な反応温度は約150〜約250℃の範囲にある。反応圧力は決定的では ないが、圧力が増大すると反応速度が増大する。反応は密封された「ボンベ」内 で行うのが便利であろう。加熱に際して圧力は、典型的には約200℃において 35バ一ル程度の圧力まで上昇する。
反応速度は相間移動剤(phase transfer agent)の使用に よりさらに改善される。何故ならばこれによって反応の無機沃化物生成物の除去 が容易になるからである。本発明の反応条件(例えば温度)の下で分解されない 任意の相間移動剤例えばアルコキシアルキルアミンが好適である。反応体の効率 的で連続的な撹拌もまた有益であり、また反応は連続的撹拌条件下で実施される のが好ましい。
以下の実施例は本発明を例示するのに役立つ。特記しない限りすべての百分率は 重量基準である。接触パーフルオロアルキル化は、磁気撹拌棒および温度を測定 するための内部熱電対、圧力を読むための計器および圧力逃がし手段を装備した 125m1の圧力槽内で実施される。加熱は外部にある恒温油浴によって行う。
この装置は本記載においては反応器■と称する。
実施例1 以下の反応器を反応器I内に装入した。
ベンゼン 20g パーフルオロブチル沃化物(PFBI) 36 ti炭酸カリウムの50%水溶 液 109 この混合物にシリカ支持体上の2%のパラジウムと0.1%の白金とからなる触 媒(方法1に従って製造した)を0.5g添加した。この混合物を170℃で3 0時間撹拌しつつ加熱した。反応後、内容物を排出し、水洗し、そして内部標準 と実験的に決定した応答係数を用いるガスクロマトグラフィー(GC)によって 有機層を分析した。未反応のPFBrはなく、またパーフルオロブチルベンゼン の収率は93%でありまた混合シバ−フルオロブチルベンゼン異性体の収率は5 %で以下の反応体を反応器Iに装入した。
ベンゼン 20y 無水の炭酸カリウム 5g この混合物に、実施例1において使用したのと同じ触媒を0.59添加した。内 容物を170℃で30時間加熱した。反応後、内容物を混合しそして上述のよう に分析してパーフルオロブチルベンゼンの収率4%を得た。この実験は、実施例 1と比較すると、反応系に水を添加することにより、水を添加しないで同じ反応 時間について達成された場合の23倍まで(93%/4%)収率が改善されるこ とを示す。
以下の二つの実施例は炭素上のルテニウムを触媒として使用する反応を例示する 。
実施例2 二重ピッチのあるタービン撹拌機(540rp■)、反応槽の全長にわたって巻 かれた内部冷却コイルが装備され、そして外部にある電気抵抗加熱器により加熱 されるモネル製の1リツトルの高圧オートクレーブ(本記載においては反応器■ と称する)内に以下のものを装入した。
ベンゼン 234g PFBI 1949 炭酸カリウムの50%水溶液 100g炭素上の5%Ruの触媒 25g 内容物を撹拌しそして170℃(内部の温度)で30時間加熱した。
反応後、−相をとり出しそして内部標準を用いる定量的ガスクロマトグラフィー (QGC)により有機相を分析した。分析によりパーフルオロブチルベンゼンの 収率は55%であり混合シバ−フルオロブチルベンゼン異性体の収率は1%であ ることが示された。パーフルオロブチル沃化物の残り(43%)が未反応のまま だった。
比較例2 反応器■に以下の成分を装入した。
ベンゼン 234g PFBI 194 y 無水炭酸カリウム 509 炭素上の5%Ruの触媒 25q この混合物を実施例2と同じ反応条件に付した。実施例2で用いたのと同じ容器 から各成分を取り出した。反応後、前記と同様に内容物を混合しそして有機相は 収率1o%のパーフルオロブチルベンゼンを含有した。パーフルオロブチル沃化 物の残り(96%)は未反応であった。
実施例2およびその比較例は、反応系に水を添加すると収率が、水を添加しない で得られる収率の5.5倍(55%/10%)まで改善する反応器工に以下の反 応体を装入した。
炭酸カリウムの50%水溶液 159 上記の反応体に、USSN 071587,879中に記載のごとく製造された シリカ微小球上の2%Pdからなる触媒を0.5g添加した。反応器を窒素でパ ージしそして14時間200℃まで加熱した。規定の反応時間の後、内容物を冷 却し、濾過して触媒を除去し、そして相分離を行った。次に内部標準と既知の応 答係数とを用いる。GCによって有機層を分析した。パーフルオロブチルベンゼ ン(I)の収率は88%であり、シバ−フルオロベンゼン異性体(III)の収 率は4%であった。有機層を蒸留塔に装入しそして大気圧下で蒸留した。沸点が 149〜151℃の留分を得た。これを分析すると、98%がパーフルオロブチ ルベンゼン(m/ e =296、ペースビーク= 127)であり、残りの2 %はシバ−フルオロブチルベンゼン異性体を含有した。この留分の全重量は24 9であった。
実施例4 実施例3に記載の反応を反復したが、ただしパーフルオロブチル沃化物の代わり に混合04〜Cl1lパーフルオロアルキル沃化物(テロマー沃化物)609を 添加した。パーフルオロアルキルベンゼンの収率は出発のパーフルオロアルキル 沃化物に基づき85%であった。
実施例5 0.1モルのPFBIと0.2モルのナフタレンとを用い200℃で14時間実 施例1に記載の反応を反復した。PFBIの転化は定量的であり、またナフタレ ン上のフルオロアルキル置換は53%がアルファ、17%がベータでありそして 残りは30%の分布であった。
実施例6 ナフタレンの代わりに当量のアントラセンを用いて実施例5を反復した。PFB Iの10%がパーフルオロブチルアントラセンに転化された。
実施例7 ナフタレンの代わりにベンゾニトリルを用いて実施例5の反応を繰り返した。P FBIの転化は定量的であった。反応に際してニトリルが加水分解してパーフル オロブチル安息香酸の二つの異性体が生成した。
実施例8 ナフタレンの代わりにトルエンを用いて実施例5を反復した。
PFBIの転化は定量的であり、メチル(パーフルオロブチル)ベンゼンの異性 体が生成した。
実施例9 ナフタレンの代わりにフェノールを用いて実施例5を反復した。
PFBIの転化は定量的であり、予期したパーフルオロブチルフェノールが20 %生成しそして残りは二つの未確認の化合物であった。
実施例1q ナフタレンの代わりにアセトフェノンを用いて実施例5を反復した。PFB I の転化は定量的であり、予期した異性体の三つがすべて生ナフタレンの代わりに メトキシベンゼン(アニソール)を用いて実施例5を反復した。PFBIの転化 率は96%であり、メトキシ()(−フルオロブチル)ベンゼンの異性体が生成 した。
実施例12 PFBI (0,1モル)とp−クロロアニリン(モル)とを用い170℃で1 2時間実施例1を反復した。l’FBIの転化は定量的であった。二つの主な生 成物は1−クロロ−2−(パーフルオロブチル)−4−アミノベンゼンと4−ク ロロ−2−(パーフルオロブチル)−1−アミノベンゼンであった。
実施例13 反応器Iに下記を装入した。
アニリン 309 PFBI 409 炭酸カリウムの50%水溶液 409 上記の反応体に、方法1に従って製造したシリカ微小球上に支持された2%のP dと0.1%のptとからなる触媒を0.19添加した。
内容物を180℃に数時間加熱した。反応後、内容物を取り出して水を加え、そ して底にある有機層を収集し、ガスクロマトグラフィー−質量スペクトル分光分 析(GC−MS)によって分析した。未反応のPFBIはなく、また有機層はパ ーフルオロブチルアニリンの三つの異性体(全体で40%)、パーフルオロプロ ピルアニリノケトン(NH3−C6114−CO−C3FT) 40.6%およ びこのケトンとアニリンとの反応から生成するイミン20%からなっていた。
実施例14 反応器Iに下記を装入した。
水中の25%の、平均分子量が1600である 40gスチレン/マレイン酸コ ポリマー 04〜C4゜混合パーフルオロアルキル沃化物 309固体の水酸化カリウム  89 実施例1で用いたのと同じ触媒0.5gを、反応器の内容物に添加した。内容物 を170℃に14時間加熱し、冷却し、そして100m/の水を加え、この溶液 を濾過して触媒を除去した。生成物を含有する濾液を硫酸によってpH2まで酸 性化して、黄褐色の沈殿を生成した。この沈殿を遠心分離によって分離し、水で スラリー化しそして遠心分離し、次いで乾燥した。赤外線スペクトル分光分析に よって固形物を分析した。1200および700cm−’ Hこおける新たな2 本のストレッチ(stretch)からパーフルオロアルキル基を含むことが示 された。
固形物を弗素の重量百分率についても分析し、それが25.4%の弗素を含有す ることが判った。
実施例15 反応器■に下記を装入した。
1.2−ジクロロベンゼン 409 ポリスチレン(平均分子量45.000) 10 y04〜CI・混合パーフル オロアルキル沃化物 209水酸化カリウムの30%水溶液 20g反応器の内 容物に、方法1に従って製造したシリカ微小球上の2%パラジウムからなる触媒 0,39を添加した。内容物を加熱して200℃で12時間撹拌した。反応後、 内容物を50■lの水で洗浄しそして底部にある有機層を分離した。触媒を除去 するために濾過した後、有機層をフラスコにいれ、70℃で撹拌下に加熱しなが ら30m1のメタノールを添加した。内容物をゆっ(りと室温まで冷却し、そし て沈殿を濾過しそして乾燥し灰白色の固形物18gを得た。元素分析によるとこ のものは25.7%の弗素を含有した。
実施例16 反応器■に下記を装入した。
ポリスチレンスルホネートのナトリウム塩 209(平均分子量70.000) C1〜C+ a混合パーフルオロアルキル沃化物 409固体の水酸化カリウム  8g 水 409 実施例15の触媒 0.2g 内容物を6時間200℃まで加熱した。反応後、内容物を濾過して触媒を除去し 、そして室温で50m1のメタノールを溶液に添加した。
濾過により褐−黒色の沈殿を収集しそして乾燥し299の物質を得た。
これは元素分析によると26,4%の弗素を含有していた。
以下の二つの実施例は相間移動剤を使用した場合の効果を例示する。
実施例17 反応器Iに下記の成分を装入した。
ベンゼン 209 PFBI 36 tt 炭酸カリウムの50%水溶液 409 炭素上の2%パラジウム触媒 0.259トリス−(2−(2−メトキシエトキ シ) 0.05gエチル〕アミン(相間移動剤) 反応器内容物を撹拌しかつ3時間170℃まで加熱した。この3時間の後、−相 をとり出しそして有機相を内部標準を使用するQGCを用いて分析した。分析に より、パーフルオロブチルベンゼン(PFBB)の収率が4.5%であることが 示された。
実施例18 相間移動剤を省くことを除いて、実施例17を反復した。分析によりPFBHの 収率が2.5%であることが判った。これらの二つの実施例は相間移動剤が反応 速度をさらに増大することを示す。
実施例19 実施例3を反復したが、ただし触媒は、シリカ上のパラジウムの代わりに、高表 面積炭素(表面積が2000m”/ y )上の5%パラジウム0.1gであっ た。パーフルオロブチルベンゼンの収率は87%であり、(m)の収率は4%で あった。
実施例20 実施例3を反復したが、ただし触媒は、シリカ上のパラジウムの代わりに、実施 例19におけるのと同じ高表面積炭素上の1%コバルト0.19であった。(I )の収率は88%であり、(m)の収率は4%であった。
田腔謹審報告 国際調査報告 フロントページの続き (51) Int、 C1,’ 識別記号 庁内整理番号C07C41/30 43/225 7419−4H CO8F 8/24 MGV 7308−4J// B 01 J 27/23 2 9342−4GCO7B 61100 300 DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE) 、AU、CA、FI、JP、KR,N。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(a)親電子的侵攻をうける芳香族化合物または芳香族ポリマーを、(b) 炭素原子1〜20個を含むポリフルオロアルキル沃化物と、(c)(i)周期律 表のIAおよびIIAの金属の水酸化物、炭酸塩および重炭酸塩から選択される 水性の無機塩基および(ii)ロジウム、パラジウム、白金、ルテニウム、銅、 ニッケル、レニウムおよびコバルトから選択される少くとも一つの金属を含有す る触媒の存在下に反応させることからなる、ポリフルオロアルキル化芳香族化合 物またはポリマーを製造する方法。
  2. 2.金属が高表面積の不活性担体上に支持されている請求項1記載の方法。
  3. 3.担体が高表面積のシリカ、アルミナまたは炭素である請求項1記載の方法。
  4. 4.担体が多孔性シリカ微小球である請求項1記載の方法。
  5. 5.ポリフルオロアルキル沃化物に対する芳香族化合物または芳香族ポリマーの モル比がこの沃化物1モルあたりポリマー2〜4モルであり、そして水性の塩基 がアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩または重炭酸塩の濃厚な水溶液である、請求 項1記載の方法。
  6. 6.ポリフルオロアルキル沃化物が、アルキル基に約4〜約14個の炭素原子が 含まれるパーフルオロアルキル沃化物の混合物である請求項1記載の方法。
  7. 7.触媒が多孔性シリカ上に支持された白金および(または)パラジウムである 請求項6記載の方法。
  8. 8.ポリマーがスチレンポリマーである、請求項1から7のいずれか1項に記載 の方法。
  9. 9.ポリマーがスチレン/無水マレイン酸コポリマーである請求項8記載の方法 。
  10. 10.請求項1から9のいずれか1項に記載の方法によって生成されるポリフル オロアルキル化芳香族の化合物またはポリマー。
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