JPH075031U - 流量検出スイッチの磁石内蔵式浮子 - Google Patents

流量検出スイッチの磁石内蔵式浮子

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JPH075031U
JPH075031U JP3422893U JP3422893U JPH075031U JP H075031 U JPH075031 U JP H075031U JP 3422893 U JP3422893 U JP 3422893U JP 3422893 U JP3422893 U JP 3422893U JP H075031 U JPH075031 U JP H075031U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで耐食性に優れた流量検出スイッチ
の磁石内蔵式浮子を提供する。 【構成】 浮子ボディ22と、この浮子ボディ22の磁
石収納部24に装填する永久磁石28と、前記浮子ボデ
ィ22をその内部に永久磁石28を装填した状態で施蓋
する浮子キャップ23とからなる流量検出スイッチの磁
石内蔵式浮子21である。浮子ボディ22と浮子キャッ
プ23とを溶接により接合した。浮子ボディ22と浮子
キャップ23とを溶接により接合するので、磁石収納部
24を確実に密封することができ、耐食性が向上する。
さらにパッキンが不要になり、部品点数及び作業工数が
減少してコスト低減を図ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は流量検出スイッチの磁石内蔵式浮子に関し、特に医療用具、理化学機 器、医化学薬品製造機器、食品製造機器等の清潔でかつ耐腐食性が高いことを要 求される分野に用いられる流量検出スイッチの磁石内蔵式浮子に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に流量検出スイッチは図6に示す構成を有する。図中の1はプラスチック または非磁性金属製のテーパ管で、その下端部と上端部にそれぞれ流入口2と流 出口3を有する。4は磁石内蔵式浮子である。流体は流入口2からテーパ管1内 に流入し上方へ流れながら流出口3から外部に流出する。この際、テーパ管1内 では流体が上方へ流れるときに磁石内蔵式浮子4が上方へ押しやられて上下動す る。
【0003】 テーパ管1の外周にはリードスイッチ5が配設されている。リードスイッチ5 は磁石内蔵式浮子4がこのリードスイッチ5の近傍を通過するときにこの浮子4 内の磁石でオン,オフされて流量の一定値を検出する。
【0004】 そして、従来の磁石内蔵式浮子4は図7に示す構成を有する。
【0005】 この磁石内蔵式浮子4は主に浮子ボディ6と浮子キャップ7とから構成されて いる。浮子ボディ6は全体を有底円筒状に形成され、内部に永久磁石8を内蔵す るための磁石収納部9が形成されている。浮子ボディ6の先端(図中の下端)は 円錐状に形成され、基端は磁石収納部9の開口となっている。浮子ボディ6の基 端部外周には浮子キャップ7を螺着するための雄ネジ部10が形成されている。
【0006】 浮子キャップ7は袋ナット状に形成されている。この浮子キャップ7の外径は 浮子ボディ6の外径より大きく設定され、流体の流れに対して抵抗部となり磁石 内蔵式浮子4を流体内で浮遊させる。浮子キャップ7の内周面には雌ネジ部11 が形成され、浮子ボディ6基端の雄ネジ部10に螺着される。浮子キャップ7の 底面部(図中の上面部)には浮子ボディ6の磁石収納部9内を密封するためにガ スケットパッキン12が設けられている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記構成の磁石内蔵式浮子4は浮子ボディ6と浮子キャップ7との 間にネジ隙間があるため以下の問題点がある。
【0008】 (1) 磁石内蔵式浮子4を長期に亘って流体に浸漬すると、前記ネジ隙間に腐食 が生じてしまう。特に薬品や生理食塩水等に浸漬されると腐食の進行が早い。
【0009】 (2) この腐食を防止する手段としてネジ隙間に接着剤を塗布することがあるが 、この場合薬品等に長期間浸漬されることで、接着剤が薬品等に冒される。また 、接着剤の塗布量が過剰だと浮子キャップ7が最後まで締らなくなり、寸法精度 が悪化する。
【0010】 (3) テフロンコーティングを施すことも考えられるが、このコーティング自体 のコストが嵩む。さらに、磁石内蔵式浮子4はその外径寸法を正確に設定して流 体に対する抵抗を調整しているが、テフロンコーティングはその寸法管理が難し く、製造コストが嵩む。
【0011】 (4) プラスチックモールドの場合は成形型に対するコストが嵩むと共に、軽量 のため寸法設定も難しい。
【0012】 (5) また、永久磁石8の入った磁石収納部9を密封するためにパッキン12が 必要となり、部品点数が増えてコストが嵩む。
【0013】 本考案は以上の問題点を考慮してなされたものであり、低コストで耐食性に優 れた流量検出スイッチの磁石内蔵式浮子を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本考案は、浮子ボディと、当該浮子ボディ内の磁石 収納部に装填された永久磁石と、前記浮子ボディをその内部に永久磁石が装填さ れた状態で施蓋する浮子キャップとからなる流量検出スイッチの磁石内蔵式浮子 において、前記浮子ボディが、有底円筒状本体と、当該有底円筒状本体に一体的 に形成された抵抗部とからなると共に、前記磁石収納部に連続してキャップ装着 部が形成され、前記浮子キャップが前記キャップ装着部に整合して装着されるよ うに肉厚の円盤状に形成され、前記浮子ボディと浮子キャップとが溶接により接 合されたことを特徴とする。
【0015】
【作用】
浮子ボディと浮子キャップとを溶接により接合するので、磁石収納部を確実に 密封することができ、耐食性が向上する。
【0016】 パッキンが不要になり、部品点数が減少してコスト低減を図ることができる。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の流量検出スイッチの磁石内蔵式浮子の一実施例を図1から図5 を参照しながら詳述する。図1は本実施例に係る磁石内蔵式浮子を示す正面断面 図、図2は磁石内蔵式浮子の浮子ボディを示す一部破断正面図、図3は図2の浮 子ボディの平面図、図4は図2の浮子ボディの底面図、図5は浮子キャップの正 面断面図である。なお、本実施例に係る流量検出スイッチの全体構成は前記従来 技術の流量検出スイッチと同様である。
【0018】 本実施例の磁石内蔵式浮子21の全体形状は従来の磁石内蔵式浮子4と同様で あるが、浮子ボディ22と浮子キャップ23の形状がそれぞれ異なる。浮子ボデ ィ22は有底円筒状本体22aと、この円筒状本体22aに一体的に形成され流 体の流れに対して抵抗となる抵抗部22bとから構成されている。抵抗部22b の外周面には流体の流れによって磁石内蔵式浮子21を回転させこの浮子21の 挙動を安定させるための回転溝22cが形成されている。浮子ボディ22の内部 には磁石収納部24が形成されている。浮子ボディ22の上端部(下流側端部) には磁石収納部24の開口を拡径してキャップ装着部25が形成されている。
【0019】 浮子キャップ23は肉厚の円盤状に形成され、キャップ装着部25内に装着さ れた状態で浮子ボディ22の外側表面(図中の上側表面)と面一になるようにそ の外径及び厚さが設定されている。この浮子キャップ23の外側表面(上側表面 )の周縁部には円環状に隆起したキャップ側環状突起部26が形成されている。 さらに、浮子ボディ22のキャップ装着部25の周縁部にも環状突起部26に対 応したボディ側環状突起部27が形成されている。そして、互いに当接された環 状突起部26,27が溶接部となる。なお、浮子ボディ22及び浮子キャップ2 3は非磁性の耐食性の金属材料で構成されている。
【0020】 磁石収納部24内には永久磁石28が装着されている。この永久磁石28は4 個に分割されて縦に配設されている。4個の磁石により永久磁石28を構成する のは、浮子21を流量検出スイッチに使用する際にこの浮子21からの漏洩磁束 の高さを調整すると共に、仮に最上側の磁石が後述する溶接の熱により減磁して も外部漏洩磁束密度がほとんど変化しない性質を利用するためである。
【0021】 以上の構成の磁石内蔵式浮子21は次のようにして製作する。
【0022】 まず、浮子ボディ22の磁石収納部24に永久磁石28を装填し、浮子キャッ プ23をキャップ装着部25にはめ込む。次いで、浮子ボディ22を回転チャッ クにくわえて回転させながら互いに当接した環状突起部26,27を溶接する。
【0023】 この溶接の際には熱がこの環状突起部26,27に集中するため、少ない溶接 電流で確実に接合させることができる。さらに、溶接時の熱は環状突起部26, 27に集中して浮子ボディ22及び浮子キャップ23側へ伝達しづらく、さらに 浮子ボディ22側へ伝達する熱は回転チャックを伝って放散するので、永久磁石 28に熱的な減磁影響を発生させるこも少ない。
【0024】 最後に、色焼けのときは脱色作業を施す。
【0025】 以上のように、浮子ボディ22と浮子キャップ23とを溶接により接合したの で、寸法精度がよいと共にネジ隙間ができずに磁石収納部24を確実に密封する ことができる。この結果、耐食性が向上する。
【0026】 従来のようなガスケットパッキンが不要になり、部品点数が減少してコスト低 減を図ることができる。
【0027】 主要組立作業は、浮子ボディ22内への永久磁石28の挿入と、浮子ボディ2 2への浮子キャップ23の挿入と、その後の溶接であるため、作業工数が減少し て組立コストを低減することができる。
【0028】 なお、磁石内蔵式浮子4のネジ隙間を溶接することも考えられるが、この場合 、溶接部分が断面直角に窪んだ部分であり、その作業が難しい。これに対して前 記実施例は溶接作業が容易である。
【0029】 さらに、回転溝22cは、従来構造の場合肉薄の浮子キャップ7の外周に形成 しなければらないのに対し、本実施例では肉厚な浮子ボディ22の抵抗部22b に形成することができ、作成が容易になる。
【0030】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、浮子ボディと浮子キャップとを溶接により接 合するので、寸法精度がよいと共にネジ隙間等ができずに磁石収納部を確実に密 封することができ、耐食性が向上する。
【0031】 さらに、部品点数及び作業工数が減少し、コスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る流量検出スイッチの磁石内蔵式浮
子を示す正面断面図である。
【図2】図1の磁石内蔵式浮子の浮子ボディを示す一部
破断正面図である。
【図3】図2の浮子ボディの平面図である。
【図4】図2の浮子ボディの底面図である。
【図5】図1の磁石内蔵式浮子の浮子キャップの正面断
面図である。
【図6】流量検出スイッチを示す概略構成図である。
【図7】従来の流量検出スイッチの磁石内蔵式浮子を示
す正面断面図である。
【符号の説明】
21…磁石内蔵式浮子、22…浮子ボディ、22a…有
底円筒状本体、22b…抵抗部、22c…回転溝、23
…浮子キャップ、24…磁石収納部、25…キャップ装
着部、26…キャップ側環状突起部、27…ボディ側環
状突起部、28…永久磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮子ボディと、当該浮子ボディ内の磁石
    収納部に装填された永久磁石と、前記浮子ボディをその
    内部に永久磁石が装填された状態で施蓋する浮子キャッ
    プとからなる流量検出スイッチの磁石内蔵式浮子におい
    て、 前記浮子ボディが、有底円筒状本体と、当該有底円筒状
    本体に一体的に形成された抵抗部とからなると共に、前
    記磁石収納部に連続してキャップ装着部が形成され、前
    記浮子キャップが前記キャップ装着部に整合して装着さ
    れるように肉厚の円盤状に形成され、前記浮子ボディと
    浮子キャップとが溶接により接合されたことを特徴とす
    る流量検出スイッチの磁石内蔵式浮子。
JP1993034228U 1993-06-24 1993-06-24 流量検出スイッチの磁石内蔵式浮子 Expired - Lifetime JP2600869Y2 (ja)

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