JPH0448611Y2 - - Google Patents

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JPH0448611Y2
JPH0448611Y2 JP1987118767U JP11876787U JPH0448611Y2 JP H0448611 Y2 JPH0448611 Y2 JP H0448611Y2 JP 1987118767 U JP1987118767 U JP 1987118767U JP 11876787 U JP11876787 U JP 11876787U JP H0448611 Y2 JPH0448611 Y2 JP H0448611Y2
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cylindrical core
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本考案はフロート式レベルスイツチの改良に関
するものである。
従来技術: 液面のレベルを検知してフロートの動きを、フ
ロートに直結したロツド上端部に付設のマグネツ
トスリーブと、永久磁石とを用いて、容器の外部
へ信号を伝達し、設定液位にてスイツチを作動さ
せる型式のレベルスイツチがある。
このような型式のレベルスイツチでは、そのフ
ロートによる液位を外部に検知伝達するために用
いているマグネツトスリーブが、永久磁石の磁気
吸引力を利用するものであるから、通常鉄系磁性
材を使用している。しかしながら、この鉄系磁性
材料は被測定液の雰囲気中に曝されると腐食し、
検知機能上の障害が生じる。
そこで一般にこの耐蝕のための対策としてマグ
ネツトスリーブの腐蝕防止のために、耐蝕性を有
する金属のメツキが施されている。しかし被測定
液の腐蝕性によつて、耐用年数が大きく異なり、
信頼性に乏しい欠点があつた。
解決しようとする問題点: このように従来のフロート式レベルスイツチに
あつては、取り扱い液側の影響を受けて腐蝕し、
その機能の低下が不可避的であつた外部へのレベ
ル検知伝達用マグネツトスリーブを、本来の機能
を損うことなく、安定性を維持して長期使用がで
きる構成としたものを目的とする。
問題点を解決するための手段: かかる目的を解決するために、本考案は、閉鎖
構造のフロート式レベルスイツチにおいて、フロ
ートステムの上端に取り付けられるマグネツトス
リーブは、鉄系磁性材にてなる円筒芯材の内外
に、非磁性高耐蝕材で形成された被覆筒を密着嵌
合させて、その内外両被覆筒の両端または一端を
溶接あるいは圧着により接合されて前記円筒芯材
が封止され、その内側の被覆筒の上部にて同心軸
線上で設けられた取付孔を介して前記フロートス
テムの上端に取り付けられる構成としたのであ
る。
非磁性高耐蝕被覆層としては、たとえば金属を
使用する場合にステンレス鋼を、非金属材の場合
に取り扱う液によつて塩化ビニル、ポリエステル
など合成樹脂が選択使用できる。
実施例: 以下本考案を一実施例について図面により詳述
すれば、次の通りである。
第1図に示すのは本考案の対象となる閉鎖構造
型のフロート式レベルスイツチの全体構造を一部
切断して示す図であり、1は本体、2は液レベル
検出室、3は液出入口、4はオーバーフロー接続
口、5は蓋体、6はラビリンス溝付きシール片、
7はスイツチカバー、8はフロート、9はフロー
トステムである。
本体1の蓋体5上方に、接続金具11によつて
取り付くスイツチ取り付け台10上には、第2図
に示すようマイクロスイツチ15と、このマイク
ロスイツチ15を操作するスイツチ作動レバー1
6とが配設してある。そのスイツチ作動レバー1
6の可動先端部には永久磁石片17が固着してあ
り、該磁石片17がマグネツトスリーブ20(後
述)の近接によつて中央側へ引き寄せられると、
作動レバー16に付属の押しねじ片16′によつ
て、スイツチ操作片15′を介してスイツチ15
を作動させるようにしてある。
接続金具11内からスイツチ取り付け台10の
中心を通り、スイツチカバー7で囲まれたその内
部中心に、上端を封止した薄肉の非磁性耐蝕材に
てなる封止管18が配してある。この封止管18
内にはフロートステム9上端部にマグネツトスリ
ーブ20が固着してある。このマグネツトスリー
ブ20がフロート8の浮上で作動設定位置に上昇
すると、前記永久磁石片17の磁界に入つて、該
永久磁石片17がこのマグネツトスリーブ20側
に引き寄せられて封止管18外周面に当接した状
態となる(吸着する)。この動作によつてマイク
ロスイツチ15が操作されて作動し、液位が上限
であることを検知できるようになつている。もち
ろんフロート8が下降することにより、マグネツ
トスリーブ20もともに下降して永久磁石片17
の磁界から脱すると、該磁石片17の封止管18
外周面側への吸着力が消滅して、レバー16の枢
支側に付される戻しばね19力により、後退させ
られ、レバー16が戻されることによつて、マイ
クロスイツチ15の作動が停止する。
このような作動をするためのマグネツトスリー
ブ20は、フロートステム9端に固着して正確に
封止管18内を移動できるように、第3図に示す
如く一端内部に取付孔となる段孔部21を形成さ
れてフロートステム9に被嵌して固定できる円筒
形になつており、たとえばパーマロイ(商品名)
のような誘磁性の高い鉄系合金(これに限定され
るものではなく、必要に応じ炭素鋼であつてもよ
い)の磁性材にてなる円筒芯材22の内周と、外
周とに、該芯材22より薄肉のステンレス鋼製被
覆筒23,23′を、それぞれ密接させて嵌め合
わせ、両被覆筒23,23′の上端と下端とに、
いずれか一方の端が円筒芯材22の端面を覆うよ
う有段形状にして、これら被覆筒23,23′の
端部の嵌合部分で溶接封止した構造のものとして
おく。
このマグネツトスリーブ20の円筒芯材22を
被覆する筒体については、これを内部に円筒芯材
が嵌挿可能な一端を開放した形状の二重筒に一体
成形したものを用い、円筒芯材を内挿した後開口
部を封止するような方法で形成することも可能で
ある。もちろん被覆する筒体としては、非磁性材
により作られる。
このように構成しておくことにより、前記した
ようなフロート8による液位の上下による封止管
18内外での永久磁石片17による磁界内にこの
マグネツトスリーブ20が出入りする際磁性材に
てなる円筒芯材22の磁化が損われず、したがつ
てスイツチの作動は確実に行われる。そしてこの
マグネツトスリーブ20は、ステンレス鋼製被覆
筒23,23′によつて磁性材の円筒芯材22を
内外から密接被覆されているので、例え高圧状態
であつても取り扱い液の雰囲気ガスなどによる腐
蝕作用に対して保護され、長期にわたつて安全に
保たれる高耐圧性及び耐蝕性が得られるのであ
る。しかも、このように構成することで、比較的
高価である前記のような誘磁性の高い鉄系合金を
材料とする磁性材を単純な円筒体に加工形成し
て、フロートステム9の先端に対する取付孔部と
なる段孔部21を内側の被覆筒23′に設けるよ
うにして、製品コストを低減させるのに役立たせ
ることができる。
なお、マグネツトスリーブ20を上記したよう
に薄肉筒の嵌め合い構造にして、両端または一端
で被覆筒のみを溶接するようにしたことで製作を
容易にし、確実な磁性筒材の密封被覆効果が得ら
れた。
この考案におけるマグネツトスリーブの被覆筒
としては、金属(ステンレス鋼)のほかに、たと
えば塩化ビニル樹脂で上記と同様に形成すること
もできる。
またはポリエステル、ナイロン等の樹脂にても
同様に形成でき、取り扱い液の物性に応じ耐蝕効
果を高め得る。
考案の効果: このように本考案によれば、従来マグネツトス
リーブが使用中に腐蝕することで、検知機能が低
下し、不具合が生じたのを、簡単な構成で長期安
定性を維持できて耐用性の高いレベルスイツチが
得られるようになつた。しかも要部の製作が容易
であるからコストアツプにならず、経済性も高め
られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を組み込んだフロート式レベル
スイツチの一部切断全体構造図、第2図はスイツ
チ要部の概要図、第3図はマグネツトスリーブの
一部拡大縦断面図である。 1……本体、2……液レベル検出室、3……液
出入口、5……蓋体、8……フロート、9……フ
ロートステム、10……スイツチ取り付け台、1
1……接続金具、15……マイクロスイツチ、1
5′……スイツチ操作片、16……スイツチ作動
レバー、17……永久磁石片、18……封止管、
19……戻しばね、20……マグネツトスリー
ブ、22……磁性材にてなる円筒芯材、23,2
3′……被覆筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 閉鎖構造のフロート式レベルスイツチにおい
    て、フロートステムの上端に取り付けられるマグ
    ネツトスリーブは、鉄系磁性材にてなる円筒芯材
    の内外に、非磁性高耐蝕材で形成された被覆筒を
    密着嵌合させて、その内外両被覆筒の両端または
    一端を溶接あるいは圧着により接合されて前記円
    筒芯材が封止され、その内側の被覆筒の上部にて
    同心軸線上で設けられた取付孔を介して前記フロ
    ートステムの上端に取り付けられる構成であるフ
    ロート式レベルスイツチ。
JP1987118767U 1987-07-31 1987-07-31 Expired JPH0448611Y2 (ja)

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JP1987118767U JPH0448611Y2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31

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JP1987118767U JPH0448611Y2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31

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Publication Number Publication Date
JPS6423850U JPS6423850U (ja) 1989-02-08
JPH0448611Y2 true JPH0448611Y2 (ja) 1992-11-16

Family

ID=31363401

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4808208B2 (ja) * 2007-12-13 2011-11-02 中国電力株式会社 復水器水室レベルスイッチ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6161735B2 (ja) * 1980-08-21 1986-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS64674Y2 (ja) * 1984-09-27 1989-01-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6161735B2 (ja) * 1980-08-21 1986-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd

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JPS6423850U (ja) 1989-02-08

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